JPH08119668A - 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナー及び画像形成方法Info
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- JPH08119668A JPH08119668A JP6255391A JP25539194A JPH08119668A JP H08119668 A JPH08119668 A JP H08119668A JP 6255391 A JP6255391 A JP 6255391A JP 25539194 A JP25539194 A JP 25539194A JP H08119668 A JPH08119668 A JP H08119668A
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Abstract
にセラミック板上へ画像を形成する方法を提案すること
にある。 【構成】 像担持体上の静電潜像を少なくとも結着樹脂
と窯業用顔料とからなる静電荷像現像用トナーで現像し
て顕像化し、当該トナー顕像をセラミック体上に転写
後、加熱して焼き付け窯業用顔料を固着するためのトナ
ー及び画像形成方法。
Description
セラミック等に着色する新しい技術に関する。
固着し画像を形成する方法は古くから陶磁器等で知られ
ている。また、近年になり板上のセラミック板上へスク
リーン印刷により顔料を含有するインクを用いて印刷し
その後に焼き付けを行い画像を形成する方法が知られて
きた。しかし、本方法では画像を形成する際にスクリー
ン印刷を用いることから4色の版が必要となる。このた
めに印刷の工程が複雑となり画像の乱れを発生すること
がある。
ナーを用いてカラー画像を形成する方法が知られてい
る。この方法では4色のトナーを用いてフルカラー画像
を容易に形成することが可能である。しかし、本画像形
成方法で形成された画像は、例えばフタロシアニン顔
料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料等の有機顔料やカ
ーボンブラック等を使用していることから、セラミック
板上へ画像を形成した後に焼き付けを行った場合では、
高温度のため顔料の変色等が発生し目的とする画像を形
成することができない。色彩のみについて言えば無機顔
料を用いることにより改善を行うことは可能であるが、
トナーバインダー自体も焼き付けの熱で分解されてしま
うことから、無機顔料をセラミック板へ定着することが
できない。この様に簡便にセラミック板上へカラー画像
を形成する方法については種々の問題により実現されて
いないのが現状である。
な静電荷像現像用トナーを開発し、簡便にセラミック体
上へ画像を形成する方法を提案することにある。さらに
別の目的は、色の変化が無く、接着性に優れ耐久性の高
い画像を形成することにある。さらに、上記顔料の発色
性の極めて高い静電荷像現像用トナーを開発することに
ある。
とも結着樹脂及び窯業用顔料を含有することを特徴とす
る静電荷像現像用トナー(以下本発明のトナーと称す
る)によって達成される。
含有することが好ましく、ガラス質の物質は上記窯業用
顔料と高温溶融して得た溶融物として含有されているこ
とが好ましい。
潜像を現像して顕像化し、当該トナー顕像をセラミック
体上に転写後、加熱して焼き付け窯業用顔料を固着する
ことを特徴とする画像形成方法に好適に使用される。
ことがないため、簡易に色ずれの無い画像を形成するこ
とが出来る。又、窯業用顔料を色材として用いることか
ら、焼き付けにより容易にセラミック板にたいして接着
させ、画像形成後も熱などによる変色の問題を生じな
い。
用顔料とを均一に溶融させて使用すれば、窯業用顔料の
セラミック体に対する定着性及び発色性を改良すること
ができ、環境変動に於けるセラミック体に対する接着性
の向上を達成することができる。
にセラミックと呼ばれる物質の範囲よりは広く、400〜1
200℃にて焼き付け可能な物質をいい、例えば通常板状
の土器や陶器等があり、素地が密のものとして炉器、磁
器などがある。さらに、ガラス、琺瑯鉄器等があげられ
る。
は、いわゆる陶磁器に対する着色をするための顔料示
し、更には陶磁器に使用される釉薬に対して溶解或いは
反応して発色するものを示す。ここで釉薬とは、陶磁器
表面に施すガラス質をさす。
ニウム、ウラン酸ウラン、酸化鉄、酸化マンガン、酸化
モリブデン、酸化ニッケル、酸化トリウム、酸化コバル
ト、酸化銅、酸化クロム、酸化チタン、酸化タングステ
ン、酸化バナジン、金、酸化アンチモン、酸化スズ、硫
化カドミウム、セレニウムなどが本発明の窯業用顔料と
して使用される。本発明では、これら顔料を用いて高温
で焼き付けを行い発色させるものである。例えば、セラ
ミック板が陶磁器の場合、白は酸化ジルコニウム、黒は
ウラン酸ウラン(還元焔)、青は酸化鉄、酸化マンガン
(酸化焔)、酸化モリブデン(酸化焔)、酸化ニッケ
ル、(酸化焔)、酸化トリウム、酸化コバルト、酸化
銅、酸化クロム(還元焔)、酸化チタン、酸化タングス
テン、酸化バナジンなどがあり、緑は酸化鉄(還元
焔)、酸化マンガン、酸化ニッケル、酸化トリウム(還
元焔)、酸化コバルト(酸化焔)、酸化銅、酸化チタ
ン、酸化クロム、酸化バナジンなどがあり、黄色は酸化
鉄、酸化マンガン、酸化ニッケル、酸化銅(酸化焔)、
酸化クロム、酸化バナジン(酸化焔)などがあり、赤は
酸化鉄(酸化焔)、酸化マンガン、酸化ニッケル、酸化
銅(還元焔)、酸化クロム、酸化チタン、酸化タングス
テン、酸化バナジン、金(還元焔)などがあり、紫は酸
化マンガン、酸化モリブデン、酸化ニッケル、酸化クロ
ム、酸化チタン、酸化タングステン、金などがあり、茶
は酸化ニッケル(還元焔)、酸化マンガン、桃色は酸化
コバルト(還元焔)、橙色は酸化クロムなどがある。
珪酸、アルミナなどと反応し珪酸塩、アルミ酸塩、アル
ミ珪酸塩などを形成し発色し定着され、組み合わせて使
用することもできる。なお、発色の色は加熱する際の条
件、即ち、還元雰囲気或いは酸化雰囲気によっても変化
する。
を添加し、色調を調整してもよい。
白色にする場合は酸化チタン、酸化アンチモン、酸化ジ
ルコニウム、酸化スズなどがあり、黒は酸化鉄と二酸化
マンガンと酸化コバルトの混合物を高温下に焼成したも
のがあげられ、赤はセレニウムに少量の硫化カドミウム
を加えたものがあげられ、紺色は酸化コバルト、黄色は
硫化カドミウム、橙色は硫化カドミウムに少量のセレニ
ウムを加えたものなどがあげられる。
ため特にガラス質の物質を添加する必要が無いが、添加
する場合にはホウ珪酸ガラスがよい。
される色ガラス自体の発色性に影響を与える。即ち、色
ガラスを形成する時点で粒径の大きいものを用いた場合
には窯業用顔料の色ガラス中の分散及び発色性が不均一
となり、色の再現性が低下する。また、窯業用顔料の粒
径が小さい場合には均一性は高くなるが、発色に於ける
色の濃度が低下する問題を発生する。このため、顔料の
粒径は、数平均粒子径で0.1〜8μmであることが好まし
い。
式の粒度分布測定装置「HELOS」(SIMPATI
C社製)により測定された数平均粒径を示す。なお、試
料は測定の前に超音波により界面活性剤を含有した水溶
液に分散させたものを用いる。
は、5〜60重量%であることが好ましい。この理由は、
添加量が過小であると画像濃度が低下する問題を発生
し、添加量が過多であると、顔料がトナー粒子表面に露
出することが発生し、帯電性に影響をあたえ好ましくな
い。
は特に限定されるものではないが、ホウ珪酸ガラス、鉛
ガラス、アルカリガラスなどがよい。特に酸化鉛を添加
するとガラス質の融点が低下し、接着性が向上し良好な
皮膜を形成し、好適である。
び色調の調整の観点で添加される。
物質と窯業用顔料を所定の割合で混合した後に加熱し、
ガラス質の物質を溶融させ、均一ないわゆる色ガラスを
形成し、そのものを粉砕し使用することがよい。この場
合、窯業用顔料とガラス質とが混合されたいわゆる色ガ
ラス自体を粉砕し、体積平均粒径で0.1〜10μm、好まし
くは0.2〜8.0μmのものがよい。粉砕する場合には、通
常の粉砕法では困難であり、ボールミルを用いて粉砕す
る方法がよい。
が発生し、粒径が大きい場合には画像の色再現性が低下
する問題や遊離する色ガラス粒子の発生を引き起こし、
画像欠陥の問題が発生する。
は、上記のレーザー散乱方式の粒度分布測定装置を用
い、測定用試料は測定の前に超音波により界面活性剤を
含有した水溶液に分散させたものである。
業用顔料とガラス質の物質の比率は窯業用顔料:ガラス
質の物質=1:0.1〜5.0が好ましい。さらに好ましく
は、窯業用顔料:ガラス質=1:0.2〜4.0である。この
比率が過小であると窯業用顔料の接着性が低下し、過多
であると発色性が低下する。さらに、本発明に於いて、
窯業用顔料自体はトナー中に5〜60重量%添加されてい
ることが好ましい。即ち、この量が過小であると発色性
が低下し、色再現性が低下する。一方過多であると窯業
用顔料の遊離が発生し、感光体に対する傷の付きやすさ
等の問題を発生する。
着樹脂としては特に限定されず、従来公知の種々の樹脂
が用いることができる。しかし、焼き付けを行う工程が
必須であることから、熱分解により残留するものが無い
樹脂を用いることがよい。このためには、例えば、スチ
レン系樹脂・アクリル酸エステル系樹脂・スチレン-ア
クリル酸エステル系樹脂・ポリエステル樹脂等が挙げら
れる。
と望ましくはガラス質の物質とを溶融して得られた粒子
と必要に応じて使用されるその他の添加剤とを含有した
トナーである。
m、好ましくは5〜15μmである。
誘導体・アゾ系金属錯体等の荷電制御剤、低分子量ポリ
オレフィン・カルナウバワックス等の定着性改良剤等が
挙げられる。また、流動性の向上や帯電性の向上のため
に、無機微粒子を添加してもよい。無機微粒子としては
シリカ、酸化チタン、酸化アルミニウム、チタン酸バリ
ウム、チタン酸ストロンチウム等の数平均一次粒子径が
5〜1000nmのものが使用され、これらは疎水化されてい
てもよい。
て数平均一次粒子径が0.1〜2.0μmのスチレン-アクリル
樹脂微粒子やステアリン酸亜鉛の如き高級脂肪酸金属塩
を添加してもよい。
て0.1〜5.0重量%添加するとよい。また、クリーニング
助剤は着色粒子に対して0.01〜1.0重量%程度がよい。
を構成するキャリアとしては鉄・フェライト等の磁性材
料粒子表面を樹脂等によって被覆した樹脂被覆キャリア
或いは、樹脂と磁性粉とを混合して得られる樹脂分散型
キャリアの何れを使用してもよい。このキャリアの平均
粒径は体積平均粒径で20〜150μmが好ましく、さらに好
ましくは30〜100μmである。また、本発明で使用される
キャリアは体積抵抗が1010Ωcm以上のものが好適に使用
される。即ち、交番電界を作用して現像する方式であ
り、キャリアの抵抗の低い場合には抵抗の低い磁性粒子
と同様に画像欠陥を発生する原因となり、ある抵抗値以
上のものが必要となる。
成方法は、通常の電子写真方式で感光体上或いは感光体
上から中間転写体等へフルカラー画像を形成し、その画
像を転写紙上へ転写し、定着する。ついで、セラミック
体上へ転写紙を張り付け、その後に焼き付けを行い転写
紙及びトナーバインダーを除去し、無機の窒素用顔料を
ガラス質の物質を用いてセラミック体へ定着するもので
ある。
は現像剤を接触状態で現像してもよく、カラー画像を形
成する場合には、非接触状態で感光体上へ繰り返し画像
を形成し、フルカラー画像を形成する方式でもよい。さ
らに接触或いは非接触状態で1色ずつ感光体上へ色画像
を形成し逐次感光体より中間転写体へ転写し、その中間
転写体でフルカラー画像を形成する方法でもよい。
カラー画像は転写紙へ転写され、ついで転写紙へ定着さ
れる。この定着は通常の熱ロール定着等現在知られてい
る定着方式の何れでもよく、転写紙へ一時的に接着させ
る。また、トナーのガラス転移温度以上、軟化点以下に
加熱して一時的に転写紙へ付着させる方法でもよい。こ
の場合にはトナーが転写された転写紙をオーブンなどに
いれ、加熱する方法などを用いることができる。その後
にフルカラー画像が接着或いは付着した状態で画像が形
成された転写紙をセラミック体上へ張り付け、その後に
焼き付けを行う。或いは予め転写紙より画像部分を剥離
可能な如く、特殊な層を転写紙上に形成しておき、画像
を剥離後、セラミック体上に張り付けてもよい。
100℃程度に保持した後に200〜400℃までゆっくり昇
温、ついで400〜1200℃の温度にて焼き付けを行い、セ
ラミック体上へ定着させるものである。この時点でガラ
ス質の物質が熔解し、窯業用顔料が発色すると同時にガ
ラス質の物質によりセラミック板へ定着させることがで
きる。
いない場合には、焼き付け作業を行う前に、これらをセ
ラミック体に塗布する必要があり、通常、上記転写紙の
上から塗布する。
通常はセラミック板であり、素地の多孔質のものとして
土器や陶器等があり、素地が密のものとして炉器、磁器
などがある。さらに、ガラス、琺瑯鉄器等があげられ
る。これらは板状でもよいし、いわゆる器状、筒状等の
板状以外のものであってもよい。さらに、これらについ
ては互いに組み合わせた構成のものであってもよい。
るが、本発明の態様はこれに限定されない。尚本発明の
実施例、比較例における「部」とは、「重量部」を表
す。
ガラス15部と酸化鉛15部とを混合し、900℃で熔融した
後に粗粉砕し、ボールミルで粉砕した後に分級し、体積
平均粒径が0.8μmの熔融物を得た。これを「熔融顔料
1」とする。
ガラス25部と酸化鉛35部とを製造例1と同様に熔融し、
粉砕・分級した後に体積平均粒径が1.2μmの熔融物を得
た。これを「熔融顔料2」とする。
ガラス25部と酸化鉛35部とを製造例1と同様に熔融し
粉砕・分級した後に、体積平均粒径が1.5μmの熔融
物を得た。これを「熔融顔料3」とする。
酸ガラス25部と酸化鉛35部とを製造例1と同様に熔融し
粉砕・分級した後に、体積平均粒径が1.7μmの熔融物を
得た。これを「熔融顔料4」とする。
は同様にして体積平均粒径が1.2μmの熔融顔料を得た。
これを「熔融顔料5」とする。
同様にして体積平均粒径が1.1μmの熔融顔料を得た。こ
れを「熔融顔料6」とする。
ミニウム(数平均粒子径=2.3μm)25部とホウ珪酸ガラ
ス25部と酸化鉛35部とを製造例1と同様に熔融し粉砕・
分級した後に、体積平均粒径が2.1μmの熔融顔料を得
た。これを「熔融顔料7」とする。
セレニウム=99:1)(数平均粒子径=2.1μm)80部と
ホウ珪酸ガラス25部と酸化鉛35部とを製造例1と同様に
熔融し粉砕・分級した後に、体積平均粒径が1.7μmの熔
融顔料を得た。これを「熔融顔料8」とする。
酸ガラス25部と酸化鉛35部とを製造例1と同様に熔融し
粉砕・分級した後に、体積平均粒径が2.5μmの熔融顔料
を得た。これを「熔融顔料9」とする。
した粒子(数平均粒子径=2.4μm)60部とホウ珪酸ガラ
ス25部と酸化鉛35部とを製造例1と同様に熔融し粉砕・
分級した後に、体積平均粒径が2.3μmの熔融顔料を得
た。これを「熔融顔料10」とする。
℃)100部と「溶融顔料1」25部とを常法に従い予備混
合した後に溶融混練し、粉砕した後に体積平均粒径が1
3.1μmの着色粒子を得た。ついで、このものに、疎水性
シリカを0.5%添加し、本発明のトナーを得た。これを
「青トナー1」とする。
℃)100部と「溶融顔料2」30部とを常法に従い予備混
合した後に溶融混練し、粉砕した後に体積平均粒径が1
2.7μmの着色粒子を得た。ついで、このものに、疎水性
シリカを0.5%添加し、本発明のトナーを得た。これを
「赤トナー1」とする。
=125℃)と「熔融顔料3」40部を常法に従い予備混合
した後に溶融混練し、粉砕した後に体積平均粒径が13.1
μmの着色粒子を得た。ついで、このものに、疎水性シ
リカを0.5%添加し、本発明のトナーを得た。これを
「黄トナー1」とする。
=125℃)と「熔融顔料4」50部を常法に従い予備混合
した後に溶融混練し、粉砕した後に体積平均粒径が12.8
μmの着色粒子を得た。ついで、このものに、疎水性シ
リカを0.5%添加し、本発明のトナーを得た。これを
「黒トナー1」とする。
「熔融顔料5」を10部用いた他は同様にして体積平均粒
径が11.9μmの着色粒子を得、ついで疎水性シリカを0.8
%添加し、本発明のトナーを得た。これを「青トナー
2」とする。
「熔融顔料6」を25部用いた他は同様にして体積平均粒
径が12.8μmの着色粒子を得、ついで疎水性シリカを0.6
%添加し、本発明のトナーを得た。これを「青トナー
3」とする。
=54℃・軟化点=135℃)と「熔融顔料7」60部とを常
法に従い予備混合した後に溶融混練し、粉砕した後に体
積平均粒径が12.7μmの着色粒子を得た。ついで、この
ものに、疎水性シリカを0.5%添加し、本発明のトナー
を得た。これを「青トナー4」とする。
=54℃・軟化点=135℃)と「熔融顔料8」55部を常法
に従い予備混合した後に溶融混練し、粉砕した後に体積
平均粒径が12.7μmの着色粒子を得た。ついで、このも
のに、疎水性シリカを0.5%添加し、本発明のトナーを
得た。これを「赤トナー2」とする。
=54℃・軟化点=135℃)と「熔融顔料9」80部を常法
に従い予備混合した後に溶融混練し、粉砕した後に体積
平均粒径が12.7μmの着色粒子を得た。ついで、このも
のに、疎水性シリカを0.5%添加し、本発明のトナーを
得た。これを「黄トナー2」とする。
=54℃・軟化点=135℃)と「熔融顔料10」100部を常法
に従い予備混合した後に溶融混練し、粉砕した後に体積
平均粒径が12.7μmの着色粒子を得た。ついで、このも
のに、疎水性シリカを0.5%添加し、本発明のトナーを
得た。これを「黒トナー2」とする。
コバルトを25部添加した他は同様にして製造例トナーを
得た。これを「製造例青トナー5」とする。
タロシアニンを10部用いた他は同様にして比較用トナー
を得た。これを「比較用青トナー1」とする。
酸エステル樹脂で被覆した体積平均粒径が45μmの樹脂
被覆フェライトキャリアに添加してトナー濃度が7%の
現像剤を調整した。下記表に現像剤の一覧表を示す。
写機Konica 9028を改造して使用した。条件は下記に示
す条件である。感光体としては積層型有機感光体を使用
した。
mm 現像剤層厚 =150μm 現像スリーブ =20mm また、転写紙として、シクロデキストリンを表面にコー
トした紙を用い、画像を転写した。その後に、転写紙を
120℃のオーブンへ投入し、約5分放置し、転写紙へ一
時的に付着させた。ついで、シクロデキストリン膜を水
により剥離させ、厚さ5mmのセラミック板(磁器の板
或いはガラス板)へこの膜を付着させる。
トナーを磁器板或いはガラス板へシクロデキストリン膜
に付着させた状態で接着した。
1を用いて形成されたトナー像は磁器の板へ付着させ、
現像剤7〜10についてはガラス板に対して付着させた。
なお、現像剤11では磁器の板へ付着した後にホウ珪酸鉛
ガラス微粒子を表面にまぶしたのちに焼き付けを行っ
た。
板を100℃の条件で10分間焼き、ついで0.5℃/分の条件
で300℃まで加熱する。ついで、1℃/分の昇温条件で8
50℃の温度まで昇温し、15分間焼いたのち、室温まで冷
却し画像を形成させた。この状態ではシクロデキストリ
ン膜及びトナーに用いたポリエステル樹脂及びスチレン
-アクリル酸エステル樹脂は分解して、無機顔料のみが
残留して発色した。
はフェードメーターにて30日間の紫外線の照射を行い、
色の劣化状態を目視で比較した。
は、良好なガラス板及び陶磁器などの様なセラミック板
に対する接着性及び耐候性に優れ、さらに画像欠陥を発
生することの無い画像を形成することができることが理
解される。
カラー画像を形成することができる。又、形成された画
像の耐久性の極めて高い静電荷像現像用トナーを得るこ
とができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも結着樹脂及び窯業用顔料を含
有することを特徴とする静電荷像現像用トナー。 - 【請求項2】 さらにガラス質の物質を含有することを
特徴とする請求項1記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項3】 上記窯業用顔料と上記ガラス質の物質が
高温溶融して得た溶融物として含有されていることを特
徴とする請求項2記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項4】 像担持体上の静電潜像を少なくとも結着
樹脂と窯業用顔料とからなる静電荷像現像用トナーで現
像して顕像化し、当該トナー顕像をセラミック体上に転
写後、加熱して焼き付け窯業用顔料を固着することを特
徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP25539194A JP3785645B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08119668A true JPH08119668A (ja) | 1996-05-14 |
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