JPH08119478A - 給紙トレイまたは給紙カセット - Google Patents

給紙トレイまたは給紙カセット

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JPH08119478A
JPH08119478A JP6284245A JP28424594A JPH08119478A JP H08119478 A JPH08119478 A JP H08119478A JP 6284245 A JP6284245 A JP 6284245A JP 28424594 A JP28424594 A JP 28424594A JP H08119478 A JPH08119478 A JP H08119478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
paper feed
tray
cassette
paper feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6284245A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobutaka Osada
延崇 長田
Naoya Morohoshi
直哉 諸星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP6284245A priority Critical patent/JPH08119478A/ja
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用する紙や定着装置の種類にかかわらず定
着後シワの発生が抑制される複写機用またはプリンタ用
等の給紙トレイまたは給紙カセットを得る。 【構成】 少なくとも給紙方向先端壁10とサイドフェ
ンス4とバックフェンス15とで用紙を囲むように構成
された給紙トレイまたは給紙カセットにおいて、給紙方
向先端壁10の内側に防湿材1を設ける。あるいは、ト
レイ底板上に防湿シートを設ける。また、前記手段とさ
らに押し板とエンドフェンスとの間にバネ部材を有する
用紙押し付け装置を介在させて用紙を給紙方向に押し付
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機用あるいはプリン
タ用などに用いられる給紙トレいまたはカセットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタなどでコピー紙やプリ
ント紙上のトナー像を熱定着あるいは圧力定着後に、紙
にシワが発生することがあった。従来、この定着後シワ
を改善しようとする試みは種々なされているが、定着後
シワの発生機構が不明なため有効な対策が打てず、抄紙
条件を変更するなど紙の製造方法で対策したり、定着装
置におけるローラの加圧条件やニップ幅、径などを変え
ることにより対処してきたが根本的な解決には至らなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況に鑑みてなされたもので、使用する紙や定着装置の
種類にかかわらず定着後シワの発生が抑制される複写機
用またはプリンタ用等の給紙トレイまたは給紙カセット
を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、定着後シ
ワの発生原因について検討した結果、以下のような知見
を得た。すなわち、一般に、原稿として多く使用されて
いる線画(像密度が低い)をコピーまたはプリントする
場合、トナー層が定着後シワに与える影響が少ないこと
から、定着後シワの発生要因は、紙の特性に限定でき
る。また、熱定着装置において、熱を加えないときも定
着後シワが発生することから定着装置の加圧によって定
着後シワが発生するといえる。
【0005】ここで、高湿環境下でコピーする際に用紙
を開封し机上に放置すると、上部の何枚かは定着後シワ
は発生しない。また、金網上で放置すると上部とさら
に、下部にも定着後シワは発生せず、中間部の用紙にの
み発生する。このことから、用紙中の含有水分量が中央
部より周辺部が高いために周辺部が伸長し定着後シワを
発生させていることについて、さらに検討したところ、
用紙面の給紙方向の先端部と中央部以下の含有水分量の
差(以下「先端水分差」という)による先端部と中央部
以下の寸法差(以下「先端寸法差」という)が定着後シ
ワの発生原因であることが分かった。
【0006】本発明者等は、この先端寸法差を抑制する
ために先端水分差は防止する手段を検討した結果、給紙
用トレイおよび給紙用カセットには用紙をセットする面
に多数の凹凸および穴があり(図4参照)、先端水分差
を発生させる土壌があることから、試みに給紙トレイま
たは給紙カセットの用紙の給紙方向の先端壁に防湿材を
設けたところ、定着後シワの発生が明らかに減少するこ
とが見出された。また、用紙の最下面に防湿シート(防
湿効果を有するシート)を配設したところ、効果のある
ことが認められ、これと前述した先端壁への防湿材とを
組み合わせると一層有効となることが判明した。更に、
前記防湿や防湿シートを配置するとともに用紙を給紙方
向の先端壁に適度な圧力で押しつけると、定着後シワの
発生防止効果がより向上することが分かり本発明に至っ
た。
【0007】すなわち、本発明によれば、第一に、少な
くとも給紙方向先端壁とサイドフェンスとバックフェン
スとで用紙を囲むように構成された給紙トレイまたは給
紙カセットにおいて、前記用紙を囲む壁および/または
フェンスの内側の全面または一部に防湿材を設けること
を特徴とする給紙トレイまたは給紙カセットが提供され
る。
【0008】第二に、少なくとも給紙方向先端壁とサイ
ドフェンスとバックフェンスとで用紙を囲むように構成
された給紙トレイまたは給紙カセットにおいて、前記給
紙方向先端壁の内側に防湿材を設けることを特徴とする
給紙トレイまたは給紙カセットが提供される。
【0009】第三に、少なくとも給紙方向先端壁とサイ
ドフェンスとバックフェンスとで用紙を囲むように構成
された給紙トレイまたは給紙カセットにおいて、前記ト
レイまたはカセット底板上に防湿シートを設けることを
特徴とする給紙トレイまたは給紙カセットが提供され
る。
【0010】第四に、上記第一または第二に記載した給
紙トレイまたは給紙カセットにおいて、前記トレイまた
はカセット底板上に防湿材を設けることを特徴とする給
紙トレイまたは給紙カセットが提供される。
【0011】第五に、上記第一、第二または第四に記載
した給紙トレイまたは給紙カセットにおいて、前記バッ
クフェンスの代わりに押し板を設け、該押し板と前記ト
レイまたはカセット後部壁(以下「エンドフェンス」と
いう)との間にバネ部材を有する用紙押し付け装置を介
在させることを特徴とする給紙トレイまたは給紙カセッ
トが提供される。
【0012】
【作用】上記第一に記載した本発明の構成によれば、用
紙を囲む壁および/またはフェンスの内側の全面または
一部に防湿材が設けられていることから、用紙端面から
の吸湿が的さえられ先端水分差の抑制に有効となるもの
と思われる。上記第二に記載した構成によれば、前記給
紙方向先端壁の内側に防湿材が設けられたことから、特
に用紙先端面からの吸湿防止効果があり、先端水分差の
抑制につながるものと思われる。
【0013】上記第三に記載した構成によれば、前記ト
レイまたはカセットの底板上に防湿材が設けられたこと
から、用紙最下面からの不均一な吸湿による先端水分差
を防止するものと思われる。上記第四に記載した構成に
よれば、前記トレイまたはカセットの用紙を囲む壁およ
び/またはフェンスの内側の全面または一部に、また、
特に給紙方向先端壁に防湿材を設けたことによる効果と
さらに底板上に防湿シートを設けたことによる効果が相
俟って得られるものと思われる。上記第五に記載した構
成によれば、用紙後端壁からの押し付けによって用紙と
防湿材との強い密着などにより上記第一、第二または第
四に記載したそれぞれの構成によって得られる先端水分
差の抑制効果が助勢されるものと思われる。
【0014】
【実施例】以下に本発明を電子写真複写機の給紙カセッ
トを例にした実施例により詳細に説明する。
【0015】実施例1 図1は電子写真複写機(リコー社製FT3350)用給
紙カセットの給紙方向先端壁に防湿材を設けた例を示す
ものである。図1において、1は防湿材、4はサイドフ
ェンス、5はコーナーセパレータ、6は底板、7はエン
ドフェンス、10は給紙方向先端壁、15はバックフェ
ンスである。この例では給紙カセットの給紙方向先端壁
10に通気性を有しない発泡スポンジを設けた先端壁に
ある凹凸と穴を塞いだ。この給紙カセットに開封直後の
用紙(リコー社製スマートコピー100)を250枚積
み重ねてセットし、30℃、85%RHの環境下に12
時間放置し、片面コピー、片面多重コピー、両面コピー
を行ない、定着後シワの発生率および紙詰まり率をテス
トした。結果をまとめて表1に示す。
【0016】実施例2 図2は実施例1で用いたものと同様の給紙カセットの底
板6上(底板内面)に厚さ100μmの防湿性PETシ
ート2(東レ社製T−60)を設けた場合を示す。この
シート2の大きさは用紙の大きさと同じにした。次いで
実施例1と同様のテストを行なった。結果をまとめて表
1に示す。
【0017】実施例3 実施例1と同様に給紙方向先端壁10に通気性を有しな
い発泡スポンジを設けた給紙カセットに、さらに、実施
例2と同様に底板6上にPETシートを敷き、実施例1
と同様にテストを行なった。結果をまとめて表1に示
す。
【0018】実施例4 図3は実施例1と同様に給紙方向先端壁10に通気性を
有しない発泡スポンジを設けた給紙カセットのバックフ
ェンス15の代わりに押し板3aを設け、この押し板3
aとエンドフェンス7との間にバネ支柱3cとバネ3b
からなる用紙押し付け装置3を介在させたものである。
この用紙押し付け装置は用紙の後端部面に均一な力で押
し付けられるようにしたものである。このような用紙押
し付け装置3を設けた給紙カセット内に用紙をセット
し、用紙を用紙給紙方向に押し付け、実施例1と同様に
テストを行なった。結果をまとめて表1に示す。
【0019】実施例5 実施例4と同様に発泡スポンジおよび押し付け装置を設
けた給紙カセットに、さらに、実施例2と同様に底板6
上にPETシート2を設け、その上に用紙をセットし実
施例1と同様にテストを行なった。結果をまとめて表1
に示す。
【0020】比較例1 実施例1で用いた給紙カセットに何らの手段も加えず、
そのまま給紙カセット内に用紙をセットし、実施例1と
同様にテストを行なった。
【0021】以上の実施例及び比較例で得た結果を表1
に示す。
【表1】 (注)表1中、「シワ」は「定着後シワ」を表す。
【0022】表1より明らかなように、実施例のものは
いずれも定着後シワ発生率および紙詰まり率の抑制効果
を有する。その有効性は、(a)底板上に防湿性PET
シートを設ける場合に比べて、(b)給紙方向先端壁の
内面に防湿材を設ける方が高い。さらに、(b)手段に
(c)用紙押し付け手段を加えた場合は(b)手段のみ
に比べてはるかに有効であり、また、(a)手段と
(b)手段を併用した場合はこれに匹敵する効果を有す
る。そして最も有効であるのは(a)、(b)、(c)
の3手段を併用したときであり、これによれば定着後シ
ワも紙詰まりも起きない。
【0023】
【発明の効果】以上のように、給紙トレイまたは給紙カ
セットの用紙を囲む壁および/またはフェンスの内側の
全面または一部に防湿材を設けることにより定着後シワ
の発生を抑制することができる。また、底板上に防湿効
果を有するシートを設ける場合も有効であるが、給紙方
向先端壁の内面に防湿材を設ける場合はより有効とな
る。また、これら給紙方向先端壁の内面と底板上の両方
に、特に前者には防湿材を、後者には防湿シートを設け
ることにより定着後シワの発生を一層抑制することがで
きる。
【0024】また、給紙方向先端壁の内面に防湿材を設
けるとともに用紙押し付け装置により用紙後端面から用
紙を押し付けることにより上述の給紙方向先端壁の内面
および底板上の両方に設ける場合に匹敵する効果を有す
る。さらに、給紙方向先端壁の内面に防湿材および底板
上に防湿シートを設け、これにさらに用紙押し付け装置
を設けて用紙を給紙方向に押し付けるときは定着後シワ
を発生させない。
【0025】以上、本発明の各構成による定着後シワ発
生の抑制効果のみ述べたが、表1から明らかなように本
発明によれば紙詰まり防止効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による給紙カセットの例を示す概略図。
【図2】本発明による給紙カセットの例を示す概略図。
【図3】本発明による給紙カセットの例を示す概略図。
【図4】従来の給紙カセットを示す概略図。
【符号の簡単な説明】
1 防湿材 2 防湿性PETシート 3 用紙押し付け装置 3a 押し板 3b バネ 3c バネ支柱 4 サイドフェンス 5 コーナーセパレータ 6 底板 7 エンドフェンス 10 給紙方向先端壁 11 穴 12 凹凸 15 バックフェンス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも給紙方向先端壁とサイドフェ
    ンスとバックフェンスとで用紙を囲むように構成された
    給紙トレイまたは給紙カセットにおいて、前記用紙を囲
    む壁および/またはフェンスの内側の全面または一部に
    防湿材を設けることを特徴とする給紙トレイまたは給紙
    カセット。
  2. 【請求項2】 少なくとも給紙方向先端壁とサイドフェ
    ンスとバックフェンスとで用紙を囲むように構成された
    給紙トレイまたは給紙カセットにおいて、前記給紙方向
    先端壁の内側に防湿材を設けることを特徴とする給紙ト
    レイまたは給紙カセット。
  3. 【請求項3】 少なくとも給紙方向先端壁とサイドフェ
    ンスとバックフェンスとで用紙を囲むように構成された
    給紙トレイまたは給紙カセットにおいて、前記トレイま
    たはカセット底板上に防湿シートを設けることを特徴と
    する給紙トレイまたは給紙カセット。
  4. 【請求項4】 請求項1または2の給紙トレイまたは給
    紙カセットにおいて、前記トレイまたはカセット底板上
    に防湿材を設けることを特徴とする給紙トレイまたは給
    紙カセット。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または4の給紙トレイまた
    は給紙カセットにおいて、前記バックフェンスの代わり
    に押し板を設け、該押し板と前記トレイまたはカセット
    後部壁(以下、エンドフェンス)との間にバネ部材を有
    する用紙押し付け装置を介在させることを特徴とする給
    紙トレイまたは給紙カセット。
JP6284245A 1994-10-25 1994-10-25 給紙トレイまたは給紙カセット Pending JPH08119478A (ja)

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JP6284245A JPH08119478A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 給紙トレイまたは給紙カセット

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JP (1) JPH08119478A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109865861A (zh) * 2019-03-06 2019-06-11 明园园 一种用于船体板件加工的开槽机构及其使用方法

Cited By (1)

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