JP4250484B2 - シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシート積載手段に積載されたシートをレバー操作によりシート給送手段に圧接させるようにしたものに関する。
従来、プリンタや複写機等の画像形成装置においては、シートを画像形成部に給送するシート給送装置を備えている。そして、このようなシート給送装置としては、画像形成装置本体の底部に装填されたカセットに収納されたシートを給送するカセット給送部の他、画像形成装置本体に引き出し、或は開閉可能に設けたトレイにシートを積載し、このシートを給送ローラにより給送するようにした手差し給紙部である、マルチ給送部を備えたものがある(特許文献1参照。)。
図20は、このようなマルチ給送部を備えた従来の画像形成装置の概略構成を示す図であり、同図において、140はマルチ給送部であり、このマルチ給送部140は、画像形成装置本体100に開閉自在に設けられ、シートPを積載するトレイ145、画像形成時には画像形成動作に応じて回転してトレイ145上からシートPを給送する給送ローラ143を備えている。
また、116はカセット給送部であり、このカセット給送部116は画像形成装置本体100の底部に装填されたカセット117と、このカセット117に収納されたシートPを給送する給送ローラ118とを備えている。
そして、シートPをマルチ給送部140から画像形成部101に給送する場合には、給送ローラ143によりトレイ145上からシートPを1枚ずつ給送するようにしている。また、シートPをカセット給送部116から画像形成部101に給送する場合には、給送ローラ118及びリタードローラ対119により、カセット内に収納されたシートPを1枚ずつ分離して給送するようにしている。なお、このようにマルチ給送部140又はカセット給送部116から給送されたシートPは、この後、画像形成部101に搬送されて画像が形成される。
図21は、このようなマルチ給送部140の構成を示す図であり、同図において、146は給送ローラ143の下方に上下方向に回動自在に設けられた中板であり、この中板146は、シートをトレイ145にセットする際は、図22に示すように下方回動しており、このように中板146が回動することにより、給送ローラ143と中板146との間にはセットするシート厚以上のギャップaが形成される。
そして、このように給送ローラ143と中板146との間にギャップaを形成することにより、シートPを給送ローラ143と中板146との間に押し込むことができる。そして、この後、図23に示すように中板146を上方回動させることにより、シートPを給送ローラ143に圧接させることができ、これにより給送ローラ143が回転するとシートPが送り出されるようになる。なお、147は給送ローラ143に圧接する摩擦パッドであり、この摩擦パッド147によりシートPを一枚ずつ分離することができるようになっている。
ところで、このような中板は、図20に示すようにカセット給紙部116のカセット117にも設けられている。そして、カセット給紙部116では、カセット117にシートPをセットした後、カセット117を画像形成装置本体内へ収納すると、自動的に中板117aが同図に示す位置まで回動するようになっている。
一方、マルチ給送部140では、カセット給紙部116と同様の構成を採ることも可能であるが、トレイ145を開いた状態で給紙動作が可能なため、さらに製造コストやランニングコスト等の経済性を考慮して図24に示す手動移動手段であるレバー148を上下方向に手動操作することにより、中板146を上下方向に回動させるようにしている。
特開2000−118769号公報
ところが、このようなレバー操作により中板146を回動させるようにしたマルチ給送部140を備えた従来の画像形成装置において、このレバー148が図21及び図24に示すようにトレイ145のシート搬送方向と直交する方向(以下、幅方向という)に対向して配され、シートの幅方向の位置を規制するサイド規制板149に隠れる位置にあるため、ユーザがレバー148を見落とす場合がある。
そして、このようにレバー148を見落とした場合、ユーザがレバー操作を忘れ、このようにレバー操作を忘れた場合、例えばレバー148の上方回動操作を忘れた場合には、シートを給送ローラ2の下方に押し込むことができないので給送不良となる。
また、下方回動操作を忘れた場合には、シートを給送ローラ143に圧接させることができないので給送ローラ143が回転してもシートを送り出すことができない、或は所定のタイミングで画像形成部101に送り出すことができない。
なお、ユーザがレバー148に気づいても操作を忘れてしまうことがないようレバー148の近傍、例えばトレイ145のシート積載部の外側に注意書き150を設けているが、このような位置に注意書き150を設けても視認性が悪く、ユーザが気づかない場合がある。そして、このようにレバー148に気づいてもレバー操作を忘れた場合には、シートを給送することができない。
そこで、本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、レバー(手動移動手段)を確実に操作させ、シートを確実に給送することのできるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを給送するシート給送手段と、前記シート給送手段の下方に設けられ、上下方向に移動可能なシート積載手段と、前記シート積載手段を、前記シート積載手段に積載されたシートを前記シート給送手段に圧接させる第1位置、又は前記シートを前記シート給送手段から離間させる第2位置に選択的に手動操作で移動させる手動移動部材と、を備え、前記手動移動部材を前記シート積載手段のシート積載部の上方で、かつシート給送方向と直交する方向に配し、前記手動移動部材に、前記手動移動部材が前記シート積載手段を前記第1位置に移動させた状態にあるときには前記シートの前記シート給送手段と前記シート積載手段との間への挿入を妨げる位置に移動し、前記手動移動部材が前記シート積載手段を前記第2位置に移動させた状態にあるときには前記シートの挿入を妨げない位置に移動するストッパ部材を設けたことを特徴とするものである。
以上説明したように本発明によれば、シート積載手段を手動操作で上下方向に移動させる手動移動部材をシート積載手段のシート積載面の上方に配して視認性を向上させ、かつ手動移動部材をシート給送方向と直交する方向に配して手動移動部材を大きくすることができるようにすることにより、手動移動部材の視認性を向上させることができる。これにより、手動移動部材を確実に操作させることができ、シートを確実に給送することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例である複写機の概略構成を示す図である。
同図において、200は複写機、200Aは複写機本体(以下、装置本体という)であり、この装置本体200Aの上部には画像読取部であるスキャナ部30が、中央部にはシートPに画像を形成する画像形成部40が、更に下部には画像形成部40にシートPを給紙するカセット給送部16及びマルチ給送部50がそれぞれ配置されている。
ここで、画像形成部40は、電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラムという)41、現像器42等を有している。そして、感光体ドラム41の表面に、レーザスキャナ43から射出された画像情報に対応するレーザ光が走査されると感光体ドラム表面には潜像が形成され、さらにこの潜像を現像器42によって現像することにより、感光体ドラム表面にトナー画像が形成されるようになっている。
またこの後、感光体ドラム41と転写帯電器44とにより構成される転写部に後述するようにシートが搬送されると、感光体ドラム41に形成されたトナー画像がシートに転写されるようになっている。
一方、カセット給送部16は転写部ヘシートPを給送するためのものであり、装置本体200Aの底部に装填されたカセット17と、このカセット17に収納されたシートPを給送する給送ローラ18とを備えている。そして、画像形成時には画像形成動作に応じて給送ローラ18及びリタードローラ対19が回転し、カセット17内からシートPを1枚ずつ分離して給送するようになっている。
また、マルチ給送部50も転写部ヘシートPを給送するためのものであり、装置本体200Aに開閉自在に設けられたシート積載手段であるトレイ4と、このトレイ4に積載されたシートPを給送するシート給送手段である給送ローラ2とを備えている。そして、画像形成時には画像形成動作に応じて給送ローラ2が回転し、トレイ上からシートPを1枚ずつ給送するようになっている。
一方、スキャナ部30は、原稿台ガラス301上に載置された原稿画像を読み取るためのものであり、原稿画像を読み取った後は、画像情報を電気的な画像信号に変換し、この電気的な画像信号に変換された画像情報を既述した画像形成部40のレーザスキャナ43に入力するようにしている。
次に、このように構成された複写機200の画像形成動作について説明する。
まず、原稿の画像情報をスキャナ部30によって読み取ると、この画像情報は画像処理された後、電気信号に変換されて画像形成部40のレーザスキャナ43に伝送される。なお、画像情報は不図示のパソコン等の外部機器から画像形成部40に入力される場合もある。
そして、画像形成部40では、感光体ドラム41の表面をレーザスキャナ43から射出された画像情報に対応するレーザ光により走査して感光体ドラム上に潜像を形成し、この後、この潜像を現像器42により現像することにより、感光体ドラム41の表面にトナー画像を形成する。
一方、この動作に並行してシートPをマルチ給紙部50から画像形成部40に給送する場合には、給送ローラ2によりトレイ上からシートPを1枚ずつ給送する。また、シートPをカセット給送部16から給送する場合には、給送ローラ18及びリタードローラ対19により、カセット内に収納されたシートPを1枚ずつ分離して給送するようにしている。
そして、このようにマルチ給紙部50、或はカセット給送部16から給送されたシートPはレジストローラ20へと搬送される。なお、このときレジストローラ20は停止しており、これによりシートPは斜行が補正され、この位置でー旦停止して待機する。
この後、レジストローラ20が回転し、待機していたシートPがタイミングを合わせて感光体ドラム41と転写帯電器44とにより構成される転写部に給送され、このニップ部を通過する際、感光体ドラム上のトナー画像がシートPに転写される。
そして、このようにしてトナー画像が転写されたシートは定着装置45に搬送され、この定着装置45を通過する際、加熱及び加圧されることにより、トナー画像がシート表面に定着される。なお、このようにトナー像が定着されたシートPは、この後排紙ローラ46により排出トレイ47に排出される。
図2は、マルチ給送部50の構成を説明する斜視図である。
同図において、1はトレイ4の給送ローラ側端部を構成する共に、給送ローラ2の下方に上下方向に回動(移動)自在に設けられた中板であり、シートをトレイ4にセットする際は、後述する図6に示すように中板1を下方回動するようにしており、このように中板1を下方回動することにより、給送ローラ2と中板1との間にはセットするシート厚以上のギャップaが形成される。
また、シートを給送する場合は、後述する図5に示すように中板1を上方回動させるようにしており、このように中板1を上方回動させることにより、シートを給送ローラ2に圧接させることができ、これにより給送ローラ2が回転するとシートが送り出されるようになる。
8は中板1を上下方向に回動させる手動移動部材であるレバーであり、このレバー8はトレイ4のシート積載部4aの上方で、かつシート給送方向と直交する方向に設けられている。ここで、このレバー8の両端は、トレイ4の両側部に対向して設けられ、シートの両端部に当接してシートの側端位置を規制する規制部材であるサイド規制板6の近傍に設けられている。なお、このサイド規制板6はトレイ4の幅方向に、スライド可能に設けられており、一方のサイド規制板6をスライドさせると、他のサイド規制板6も連動してスライドするようになっている。
なお、本実施の形態において、レバー8はサイド規制板6を跨ぐように設けられており、このようにサイド規制板6を跨ぐようにレバー8を設けることにより、レバー8の大きさを大きくすることができ、これにより視認性を向上させることができる。
また、レバー8を、ユーザが通常操作で使用するサイド規制板6の近傍に配することにより、視認性が向上し、ユーザがレバー8の存在を見逃すのを防ぐことができる。更に、本実施の形態のように、サイド規制板6を跨ぐようにレバー8を設けることにより、レバー8を両端部で支えることができるため、レバー8の剛性を確保することができる。
さらに、レバー8の上面には、図3に示すようにユーザ操作等を指示する指標、若しくは指標ラベル等により構成される指示部8aが形成されている。なお、要すれば、この指示部8aをレバー8の裏面等にも形成しても良い。
ここで、レバー8はトレイ4のシート積載部4aの上方に位置しているため、トレイ4へシートをセットするとき、ユーザがレバー8を見ると、これに伴ってユーザは上面に形成された指示部8aを見るようになるので、指示部8aの視認性が高まり、指標としての効果が失われることがない。
図4は、このようなレバー8の動きを示す図であり、レバー8は、同図に示すようにトレイ4の側部に設けられた軸4bを介してトレイ4に上下方向に回動自在に軸支されており、レバー8を下方回動させると、図5に示すように不図示のリンク機構を介して中板1が上方回動し、これによりシートPが給送ローラ2に圧接するようになる。
また、レバー8を上方回動させると、図6に示すようにリンク機構を介して中板1が下方回動し、これにより給送ローラ2と中板1との間にはセットするシート厚以上のギャップaが形成され、シートPを給送ローラ2の下方まで押し込むことができる。なお、図5及び図6において、3Aは上端部に分離パッド3を保持した分離パッドホルダであり、この分離パッドホルダ3Aは、不図示の付勢手段により分離パッド3を給送ローラ2に圧接させる方向に付勢されている。
ところで、図7に示すようにレバー8の下面には、同図に示すようにレバー8が下方回動したときにトレイ4のシート積載部4aに接する、若しくは近接するストッパ部材であるシートストッパ11が回動自在に軸支されている。ここで、このようなシートストッパ11を設けることにより、レバー8を下方回動して中板1がシートPを給送ローラ2に圧接させる第1位置に移動した状態となったとき、シートPを挿入しようとすると、同図に示すようにシートストッパ11により、給送ローラ2と中板1との間へのシートPの挿入が妨害される。
そして、このようにレバー8が下方回動した状態のとき、シートストッパ11によりシートPの挿入を妨害するようにすることにより、即ちレバー8を下方回動した状態のときにはシートPが挿入できないようにすることにより、ユーザがレバー操作を忘れた場合に、ユーザに対しレバー操作を忘れたことを認識させることができる。
一方、図6に示すようにレバー8を上方回動して中板1が給送ローラ2からシートPを離間させる第2位置に移動した状態となった場合、つまりシートPの挿入(押し込み)が可能となったとき、シートストッパ11は、トレイ4のシート積載部4aから離れ、シートPが挿入可能な状態になる。これにより、シートPを挿入することができ、シートPは給送ローラ2と中板1の間に正常にセットされる。
なお、このようにレバー8を上方回動してシートPを挿入した後、レバー8を下方回動すると、シートストッパ11は図5に示すようにシートPに当接するが、シートストッパ11は既述したようにレバー8の下面に回動自在に軸支されているので、シートPに当接した後、上方回動する。これにより、シートPを挿入(セット)した状態でレバー8を下方回動しても、シートストッパ11はシートPに接する位置で保たれ、シートPの搬送に弊害をきたすことはない。
また、このシートストッパ11の下方回動位置は、不図示の係止部材により規制されるので、図6に示すようにレバー8を上方回動した場合でも、シートストッパ11は、シートPを挿入可能な位置に保持される。
このように、シートPを挿入する際、レバー8の操作を忘れた場合、レバー8に設けられたシートストッパ11によってシートPの挿入を妨害することにより、ユーザに対してレバー8の操作が必要なことを示唆することができる。これにより、ユーザはレバー8を確実に操作し、シート給送が可能な状態及びシートPの挿入が可能な状態の切り替えを行うことができる。
図8は、中板1の構成を示す斜視図であり、同図において、13は給送ローラ2と対向する位置に設けられた中板シートであり、14は中板シート13より上流に配された補助中板シートである。
そして、このような中板シート13及び補助中板シート14を設けることにより、シートPに対して適度なバックテンションを与えることができるため、重送、特にシート束が給送ローラ2と分離パッド3へ進入することにより生じる束重送を防止することができる。
なお、中板シート13の材質としては、中板シート13はシートが積載されていないときには給送ローラ2と接するため、このような給送ローラ2との当接状態に耐えられるようコルクやウレタンなどのゴム系の材質が適している。また、中板補助シート14の材質としては、中板補助シート14は、給送ローラ2と接することはなく、またシートPを介して積極的な加圧がされていないことから、表面が毛状の材質が適している。
また、同図に示すように、中板1にはシートPの幅方向のズレを防ぐため、給送ローラ2を挟んで規制部材15が設けられている。なお、この規制部材15は、中板1に一体に形成しても良く、また中板1に貼り付けるようにしても良い。
ここで、この規制部材15は、図9に示すようにそれぞれ給送ローラ2に向った傾斜面15aを備えている。そして、このような傾斜面15aを備えることにより、図10に示すシート給送の際、シートPが給送ローラ2に対して幅方向にズレた場合でも、シートPは規制部材15によりズレが規制され、良好な搬送を行うことが可能となる。
なお、これまでの説明においては、レバー8をサイド規制板6を跨ぐように配した場合について述べてきたが、本発明は、これに限らず、少なくともレバー8の一端が、対向して設けられたサイド規制板6の一方の近傍に位置するように配すれば良い。例えば、図11に示すように、レバー12をサイド規制板6を跨がずに、一端が一方のサイド規制板6の近傍に位置するように配しても良い。
そして、このように一端が一方のサイド規制板6の近傍に位置するように配して片持ち状態でレバー12を支持するようにしても、レバー12はトレイ4のシート積載部4aの上に存在するため、同様の効果を得ることができる。
また、これまでの説明においては、中板1を上下方向に回動自在としたトレイ4を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、トレイ4自体(全体)が上下方向に回動自在なものでも適用することができる。
ところで、従来のマルチ給送部140のサイド規制板には、図12に示すように、シートPの幅方向の側端と当接してシートPの幅方向の移動を規制する端部規制部6bの他に、端部規制部6bの上端から水平方向に突出してシートの上方向の移動を規制する上方規制部6aが形成されている。そして、このような上方規制部6aをサイド規制板6Aに形成することにより、カールしたシート等が端部規制部6bを乗り越えてサイド規制板6Aから外れることを防ぐことができ、これにより良好な給紙性能を確保することができる。
ところで、このようなサイド規制板6Aを備えたトレイ145を有するシート給送装置の場合、上方規制部6aとトレイ145のシート積載部との間には図13に示すようにギャップKが存在する。このため、シートPをセットする際には、このギャップKの間にシートPを挿入する必要があり、この場合、シートPをセットする方向は図示の矢印のようになり、セット方向が限定される。また、このギャップKは、シート給送装置、或はこれを備えた画像形成装置の大きさに制限され、十分に確保することができない。
従って、このようにセット方向が限定され、かつギャップKを十分に確保することができない場合には、シートPのセットが容易でなく、またトレイ145にシートPをセットしようとすると、上方規制部6aにシートPが衝突し、打痕等のダメージが発生するおそれもあり、シート積載性が低下する。そして、このようにシート積載性が低下した場合には、良好な給紙性能が損なわれることがある。
一方、市場の要求としては、できる限り多くのサイズをセットできるようにするというニーズがあり、近年は、幅方向の長さの長いシートをセットできるようになっている。ここで、このように幅方向の長さの長いシートをセットできるようにした場合、例えば図14に示すように、320×450mmのサイズのシートをセットできるようにした場合、サイド規制板6Aの移動可能範囲は同図に示すように、このシートの幅(320mm)+α(2mmなど)まで移動できるようになっている。
しかし、このようにサイド規制板6Aを移動する範囲を広げ、最大幅のサイズのシートをセットすることができるようにしても、ユーザによっては、このような最大幅のシートを全く使用しないか、または使用頻度が極めて低い場合がある。そして、このような場合、サイド規制板6Aの移動範囲が広い分、サイド規制板6Aをシートのサイズに応じた距離以上に移動させてしまうことがあり、この場合、不要なユーザ操作量が増加する。
また、トレイ145には同図に示すように、サイド規制板6Aのシートサイズに応じた規制位置を表示するための表示部145cがシートサイズ毎に表示されているが、全く使用しないか、または使用頻度が極めて低いシートの規制位置が表示されていると、間違えた位置にサイド規制板6Aを移動させる場合があり、紛らわしい。
そこで、本実施の形態において、レバー8にトレイ4にセットされたシートPのカール等による上方移動を規制するため、図15に示すように上方規制部8bが下方に突設されている。ここで、この上方規制部8bは、図16に示すように幅方向に延びており、このような上方規制部8bを設けることにより、シートPをセットした後、シートPを給送するためレバー8を下げると、図15に示すように上方規制部8bがトレイ4にセットされたシートPの上方に位置するようになる。
そして、このようにレバー8を下げた際、即ちシートPを給送する際、上方規制部8bがトレイ4にセットされたシートPの上方に位置するようにすることにより、シートPがカールした状態であっても、シートPの上方移動を規制することができる。これにより、シートPがサイド規制板6から外れることがなく、良好な給紙性能を確保することができる。
また、このようにレバー8に上方規制部8bを設け、レバー8を下げたとき上方規制部8bによってシートPの上方移動を規制することにより、サイド規制板6に従来のような上方規制部6a(図12参照)を設ける必要がなくなる。そして、このようにサイド規制板6に上方規制部6aを設けないようにすることにより、従来のようなギャップK(図13参照)は存在しなくなる。
このため、シートPをセットする場合は、図17に示すようにレバー8を上方回動させた状態でシートPをセットするが、この際、ギャップKが存在しないため、シートPのセット方向に制限がなく、同図の矢印のように上方からシートPをセットすることが可能となる。これにより、シートPのセットが容易になる共にセット時にシートPにダメージを与えることもないのでシート積載性が低下することもなく、良好な給紙性能が損なわれることもない。
このように、レバー8に上方規制部6aを形成し、この上方規制部6aによってシート積載部4aに積載されたシートPの上方移動を規制することにより、シート積載性を向上させることができると共にシートPを良好に給送することができる。
さらに、本実施の形態において、トレイ4には図18に示すようにサイド規制板6の移動範囲を制限する移動範囲制限部材16が着脱自在に取り付けられている。ここで、この移動範囲制限部材16は、例えば、既述した図14に示す、320×450mmのシートPの使用頻度が極めて低いような場合には、図18に示すようにサイド規制板6と、トレイ4の側端部に立設された側壁部材4dとの間に着脱自在に取り付けられるようになっている。
そして、このようにサイド規制板6と側壁部材4dとの間に移動範囲制限部材16を取り付けることにより、使用頻度が極めて低いシートPの側端を規制する位置までサイド規制板6が移動できないようにすることができる。なお、同図においては、移動範囲制限部材16により、サイド規制板6の移動範囲は所定の幅方向の長さを有するシートの一例としてのA4サイズのシートの側端を規制する位置までに制限されている。これにより、サイド規制板6の移動量が少なくなり、不要なユーザ操作量を減少させることができる。
さらに、このようにサイド規制板6の移動量を少なくすることにより、例えばA4サイズのシートの側端位置を規制する位置にあるサイド規制板6を、A4サイズよりも小さなサイズのシートPの側端位置を規制する位置へ移動することを忘れた場合でも、サイド規制板6の幅方向の移動範囲が狭いためサイド規制板6とシートPとの隙間が少なくなり、斜行などの給紙性能低下をある程度限定することができる。これにより、再度コピーなどの資源の無駄使いを減らすことも可能になる。
なお、図19は、このような移動範囲制限部材16の斜視図であり、同図に示すように、移動範囲制限部材16は、サイド規制板6と当接してサイド規制板6の移動を規制する移動規制部16aと、所定の長さを超えたシート、本実施の形態においては、A4サイズのシートよりも幅方向の長さの長いシートに対応した規制位置の表示を覆い隠す覆い部である表示マスク部16bを備えている。
そして、このように移動範囲制限部材16に表示マスク部16bを設けることにより、サイド規制板6の移動範囲のみを制限するのではなく、図18に示すようにトレイ4に設けられ、サイド規制板6のシートサイズに応じた規制位置を表示するための表示部4cのうち、移動が制限され、不要になったサイズ表示も同時に覆い隠すことができる。これにより、ユーザに与える視覚情報も制限することができ、サイド規制板6を操作する際、間違った位置にサイド規制板6をセットする等の紛らわしさを軽減することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例である複写機の概略構成を示す図。 上記複写機のマルチ給送部の構成を説明する斜視図。 上記マルチ給送部のトレイ部を説明する斜視図。 上記複写機のマルチ給送部に設けられたレバーの操作を示す図。 上記レバーを下方回動させたときの中板の位置を説明する図。 上記レバーを上方回動させたときの中板の位置を説明する図。 上記レバーに設けられたシートストッパによりシートの挿入が妨害される様子を示す図。 上記マルチ給送部の中板の構成を示す斜視図。 上記中板に設けられた規制部材を説明する図。 上記中板に設けられた規制部材を説明する他の図。 本実施の形態の他の実施例に係るレバーを説明する斜視図。 従来の画像形成装置に設けられたマルチ給送部のサイド規制板を示す拡大図。 上記従来のサイド規制板を備えたトレイにシートをセットする方法を示す図。 上記従来のサイド規制板の移動範囲を説明する斜視図。 上記レバーに設けられた上方規制部の、レバーを下げた時の位置を示す図。 上記レバーに設けられた上方規制部を示す要部斜視図。 上記レバーに設けられた上方規制部の、レバーを上げた時の位置を示す図。 上記トレイに、サイド規制板の移動範囲を制限する移動範囲制限部材が取り付けられた状態を示す斜視図。 上記移動範囲制限部材の構成を説明する斜視図。 従来の画像形成装置の概略構成を示す図。 従来の画像形成装置に設けられたマルチ給送部の構成を説明する斜視図。 上記従来のマルチ給送部のトレイに設けられた中板が下方回動したときの状態を示す図。 上記従来のマルチ給送部のトレイに設けられた中板が上方回動したときの状態を示す図。 上記従来のマルチ給送部のトレイに設けられた中板を上下方向に回動させるレバーを示す図。
符号の説明
1 中板
2 給送ローラ
4 トレイ
4a シート積載部
4c サイズ表示
6 サイド規制板
8 レバー
8a 指示部
8b 上方規制部
11 シートストッパ
12 レバー
13 中板シート
14 補助中板シート
15 規制部材
15a 傾斜面
16 移動範囲制限部材
16a 移動規制部
16b 表示マスク部
40 画像形成部
50 マルチ給送部
200 複写機
200A 装置本体
P シート

Claims (12)

  1. シートを給送するシート給送手段と、
    前記シート給送手段の下方に設けられ、上下方向に移動可能なシート積載手段と、
    前記シート積載手段を、前記シート積載手段に積載されたシートを前記シート給送手段に圧接させる第1位置、又は前記シートを前記シート給送手段から離間させる第2位置に選択的に手動操作で移動させる手動移動部材と、
    を備え、
    前記手動移動部材を前記シート積載手段のシート積載部の上方で、かつシート給送方向と直交する方向に配し、前記手動移動部材に、前記手動移動部材が前記シート積載手段を前記第1位置に移動させた状態にあるときには前記シートの前記シート給送手段と前記シート積載手段との間への挿入を妨げる位置に移動し、前記手動移動部材が前記シート積載手段を前記第2位置に移動させた状態にあるときには前記シートの挿入を妨げない位置に移動するストッパ部材を設けたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記手動移動部材を前記シート積載手段の前記シート給送方向と直交する方向に、前記シート積載手段を跨ぐように設けたことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記手動移動部材を前記シート積載手段の前記シート給送方向と直交する方向の一側端に設け、前記一側端から他側端に向けて延びるように片持ち状態で支持することを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  4. 前記シート積載手段の前記シート給送方向と直交する方向の両側部に対向して設けられ、前記シートの両端部に当接して前記シートの側端位置を規制する規制部材を備え、
    前記手動移動部材を、少なくとも前記手動移動部材の前記シート給送方向と直交する方向の一端が前記対向して配された規制部材の一方の近傍に位置するように配したことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  5. 前記手動移動部材の少なくとも上面に、前記手動移動部材の操作を指示する表示部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 前記ストッパ部材は、前記シート積載手段にシートを積載した状態で前記手動移動部材が前記シート積載手段を前記第1位置に移動させた状態にあるときには、前記シート積載手段に積載されたシートに当接して上方に移動することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート給送装置。
  7. 前記手動移動部材に、前記シート積載手段に積載されたシートの上方移動を規制する上方規制部を形成したことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載のシート給送装置。
  8. 前記規制部材を前記シート給送方向と直交する方向に移動自在とし、かつ前記規制部材の移動範囲を前記シート積載手段に着脱自在に取り付けた移動範囲制限部材により制限するようにしたことを特徴とする請求項4記載のシート給送装置。
  9. 前記シート積載部に積載されるシートの前記シート給送方向と直交する方向の長さが所定長さ以下の場合に、前記移動範囲制限部材をシート積載手段に取り付けることを特徴とする請求項記載のシート給送装置。
  10. 前記シート積載手段に、前記規制部材の、異なるシート給送方向と直交する方向の長さを有するシートに対応した規制位置を表示する表示部を備え、前記移動範囲制限部材が取り付けられた際には、前記移動範囲制限部材により前記所定長さを超えたシートに対応した規制位置の表示を覆い隠すようにしたことを特徴とする請求項記載のシート給送装置。
  11. 前記移動範囲制限部材は、前記規制部材と当接して前記規制部材の移動を規制する移動規制部と、前記所定長さを超えたシートに対応した規制位置の表示を覆い隠す覆い部とを備えていることを特徴とする請求項10記載のシート給送装置。
  12. 前記請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシート給送装置と、前記シート給送装置から送り出されたシートに画像を形成するための画像形成部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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