JP2009298550A - 用紙搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジャム処理に際し、残留した用紙の破損をより確実に防止することが可能な用紙搬送装置及びその用紙搬送装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】印刷用紙を収容すると共に装置本体1Aに対して引き出し自在な給紙カセット11と、給紙カセット11から搬出される印刷用紙を搬送すると共に、一方のローラ23Aが装置本体1Aに設けられ、他方のローラ23Bが装置本体1Aに対して開閉自在な垂直搬送カバー部1Bに設けられるレジストローラ対23とを備える用紙搬送装置10であって、垂直搬送カバー部1Bが閉状態にあるときに給紙カセット11の引き出しに連動して、レジストローラ対23を、印刷用紙を搬送可能な接触状態の接触位置と、上記接触状態を解除させる解除位置との間を移動させる解除装置30を有するという構成を採用する。
【選択図】図4
【解決手段】印刷用紙を収容すると共に装置本体1Aに対して引き出し自在な給紙カセット11と、給紙カセット11から搬出される印刷用紙を搬送すると共に、一方のローラ23Aが装置本体1Aに設けられ、他方のローラ23Bが装置本体1Aに対して開閉自在な垂直搬送カバー部1Bに設けられるレジストローラ対23とを備える用紙搬送装置10であって、垂直搬送カバー部1Bが閉状態にあるときに給紙カセット11の引き出しに連動して、レジストローラ対23を、印刷用紙を搬送可能な接触状態の接触位置と、上記接触状態を解除させる解除位置との間を移動させる解除装置30を有するという構成を採用する。
【選択図】図4
Description
本発明は、用紙搬送装置及びその用紙搬送装置を備えた複写機、プリンタ、またはファクシミリ装置等の画像形成装置に関するものである。
特許文献1及び特許文献2には、給紙された用紙がジャムを起こした場合に、用紙搬送経路上に残留した用紙の破損を抑制しつつ迅速にジャム処理を施すことが可能な画像形成装置及びジャム紙除去機構が開示されている。これらは、装置本体に対して開閉自在な開閉ガイドもしくは外装カバー等の開閉部の開放に連動して、用紙を搬送可能な接触状態にあるローラ対の離間あるいは搬送ガイドの開放をさせることでジャム処理を施す構成となっている。
特開平11−143156号公報
実開平5−25455号公報
ところで、ジャム処理は、残留した用紙の破損を防止しつつ除去する所定の手順が決められており、例えば、画像形成装置において、給紙カセットから搬出された用紙が搬送経路の下流で、給紙カセットと開閉部とに跨ってジャムを起こした場合は、先に開閉部を開放して、次に給紙カセットを開放するようラベルや表示パネル等に表示されている。このような表示に従うことで、残留した用紙が開閉部においてローラ対に挟持された状態で給紙カセットを引き出すことによる用紙の破損を防止し、当該破損した一部が装置内に残留してしまう不具合を抑止することが可能となる。
しかしながら、上記の様にジャム処理の手順を表示していても、ユーザーの人的要因により、どうしても開閉部の開放より先に給紙カセットを引き出して、残留した用紙が破損してしまうことが多々あり、確実性に欠けるという問題がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、ジャム処理に際し、残留した用紙の破損をより確実に防止することが可能な用紙搬送装置及びその用紙搬送装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、用紙を収容すると共に装置本体に対して引き出し自在な給紙カセットと、上記給紙カセットから搬出される上記用紙を搬送すると共に、一方が上記装置本体に設けられ、他方が上記装置本体に対して開閉自在な開閉部に設けられるローラ対とを備える用紙搬送装置であって、上記開閉部が閉状態にあるときに上記給紙カセットの引き出しに連動して、上記ローラ対を、上記用紙を搬送可能な接触状態の接触位置と、上記接触状態を解除させる解除位置との間を移動させる解除装置を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、給紙カセットの引き出し動作に連動して、開閉部におけるローラ対の接触状態を解除することが可能となる。
このような構成を採用することによって、本発明では、給紙カセットの引き出し動作に連動して、開閉部におけるローラ対の接触状態を解除することが可能となる。
また、本発明においては、上記ローラ対は、上記用紙の搬送経路に沿って複数設けられ、上記解除装置は、上記搬送経路上であって、上記給紙カセットと上記開閉部とに跨って上記用紙が残留する残留位置にある上記ローラ対に設けられているという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、給紙カセットと開閉部とに跨って残留した用紙に対する給紙カセットの引き出しによる破損を防止することが可能となる。
このような構成を採用することによって、本発明では、給紙カセットと開閉部とに跨って残留した用紙に対する給紙カセットの引き出しによる破損を防止することが可能となる。
また、本発明においては、上記解除装置は、上記ローラ対のうち一方を他方に対して長さ方向の一端側において離間させることで上記接触状態を解除させるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、ローラ対の一端側を離間させることで、ローラ対が用紙を挟み込むことを不可とさせることができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、ローラ対の一端側を離間させることで、ローラ対が用紙を挟み込むことを不可とさせることができる。
また、本発明においては、上記ローラ対には、上記一方を上記他方に向けて付勢する付勢装置が設けられており、上記解除装置は、一端側が、上記ローラ対の上記一方の一端側に連結すると共に、他端側が、上記給紙カセットに設けられて上記引き出し方向と逆方向に向かうに従って上記給紙カセットから上記付勢方向と逆方向に漸次突出する傾斜形状を有するガイド部に当接する梃子部材を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、給紙カセットの引き出しに連動して梃子部材の他端側を付勢方向と逆方向に移動させ、その移動により梃子部材の一端側が連結したローラ対の一方を付勢力に抗して付勢方向と逆方向に移動させることが可能となる。
このような構成を採用することによって、本発明では、給紙カセットの引き出しに連動して梃子部材の他端側を付勢方向と逆方向に移動させ、その移動により梃子部材の一端側が連結したローラ対の一方を付勢力に抗して付勢方向と逆方向に移動させることが可能となる。
また、本発明においては、上記構成の用紙搬送装置が設けられている画像形成装置を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、上記用紙搬送装置が設けられた画像形成装置が得られる。
このような構成を採用することによって、本発明では、上記用紙搬送装置が設けられた画像形成装置が得られる。
本発明によれば、用紙を収容すると共に装置本体に対して引き出し自在な給紙カセットと、上記給紙カセットから搬出される上記用紙を搬送すると共に、一方が上記装置本体に設けられ、他方が上記装置本体に対して開閉自在な開閉部に設けられるローラ対とを備える用紙搬送装置であって、上記開閉部が閉状態にあるときに上記給紙カセットの引き出しに連動して、上記ローラ対を、上記用紙を搬送可能な接触状態の接触位置と、上記接触状態を解除させる解除位置との間を移動させる解除装置を有するという構成を採用することによって、給紙カセットの引き出し動作に連動して、開閉部におけるローラ対の接触状態を解除することが可能となり、ユーザーが開閉部を開放する前に給紙カセットを引き出した場合であっても、残留した用紙の破損が防止される。
したがって、本発明では、ジャム処理に際し、残留した用紙の破損をより確実に防止することが可能な用紙搬送装置を提供することができる効果がある。
したがって、本発明では、ジャム処理に際し、残留した用紙の破損をより確実に防止することが可能な用紙搬送装置を提供することができる効果がある。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明においては、本発明の用紙搬送装置を複写機(画像形成装置)に適応した場合の例について説明する。また、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
先ず、図1を参照して、本実施形態における複写機1の構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態における複写機1の概略構成を示す正面図である。
複写機1は、図1に示すように、原稿の画像を読み取る画像読取部2と、画像読取部2で読み取った画像データを基に印刷処理をする印刷部3と、印刷部3に印刷用紙(用紙)を搬送する用紙搬送装置10と、複写機1の動作を統括的に制御する不図示の制御部とを有する構成となっている。
なお、本実施形態における複写機1は、装置本体1Aの左側面を形成する垂直搬送カバー部(開閉部)1Bが、装置本体1Aに対し開閉自在な構成となっている(図1(a)及び図1(b)参照)。
図1は、本発明の実施形態における複写機1の概略構成を示す正面図である。
複写機1は、図1に示すように、原稿の画像を読み取る画像読取部2と、画像読取部2で読み取った画像データを基に印刷処理をする印刷部3と、印刷部3に印刷用紙(用紙)を搬送する用紙搬送装置10と、複写機1の動作を統括的に制御する不図示の制御部とを有する構成となっている。
なお、本実施形態における複写機1は、装置本体1Aの左側面を形成する垂直搬送カバー部(開閉部)1Bが、装置本体1Aに対し開閉自在な構成となっている(図1(a)及び図1(b)参照)。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の内部メモリから成る電子部品及び電子回路等、並びに画像読取部2、印刷部3、用紙搬送装置10とのデータ授受を行う各種入出力インターフェース回路等から構成されている。このような構成の制御部は、各構成機器を統括して制御する構成となっている。
画像読取部2は、例えば、ADF(Auto Document Feeder)等の原稿自動送り装置と、原稿の画像を読み取るスキャナ等とを備える構成となっており、制御部から入力される制御指令に基づいて、原稿自動送り装置から供給された原稿の画像をスキャナで読み取り、原稿画像の形状や色彩等の画像データを出力する構成となっている。
印刷部3は、制御部から入力される制御指令に基づいて、搬送される印刷用紙にトナーを付着させることにより、入力された画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成するものであり、例えば、感光ドラム52、露光装置53、帯電装置54、現像装置55、トナーコンテナ56、定着装置57等を備える構成となっている。
感光ドラム52は、円柱に形状設定されると共に図1において紙面垂直方向に延在して配置されており、その周面に静電潜像及び当該静電潜像に基づくトナー像が形成されるものである。
帯電装置54は、感光ドラム52に対して対向配置されており、感光ドラム52の周面を帯電状態とするものである。
露光装置53は、感光ドラム52の上方に配置されており、印刷形式の画像データに基づいて射出されるレーザ光を感光ドラム52の周面において走査するものである。
そして、帯電装置54によって感光ドラム52の周面が帯電され、露光装置53によって帯電された感光ドラム52にレーザ光が走査されることで、感光ドラム52の周面に印刷形式の画像データに基づく静電潜像が形成される。
帯電装置54は、感光ドラム52に対して対向配置されており、感光ドラム52の周面を帯電状態とするものである。
露光装置53は、感光ドラム52の上方に配置されており、印刷形式の画像データに基づいて射出されるレーザ光を感光ドラム52の周面において走査するものである。
そして、帯電装置54によって感光ドラム52の周面が帯電され、露光装置53によって帯電された感光ドラム52にレーザ光が走査されることで、感光ドラム52の周面に印刷形式の画像データに基づく静電潜像が形成される。
現像装置55は、感光ドラム52の周面に対してトナーを供給することによって感光ドラム52の周面上に静電潜像に基づく画像を現像するものであり、感光ドラム52に対向配置される。また、現像装置55は、トナーコンテナ56と接続され、トナーコンテナ56からトナーの供給を受ける構成となっている。
定着装置57は、感光ドラム52と転写ローラ24とで形成されるローラ対の転写部24aの間を通過し静電潜像に基づく画像が転写された印刷用紙を、加圧・加熱することによりトナーを定着させるものであり、加熱ローラを備えるローラ対57aを有する構成となっている。
定着装置57は、感光ドラム52と転写ローラ24とで形成されるローラ対の転写部24aの間を通過し静電潜像に基づく画像が転写された印刷用紙を、加圧・加熱することによりトナーを定着させるものであり、加熱ローラを備えるローラ対57aを有する構成となっている。
用紙搬送装置10は、印刷用紙を収容すると共に、装置本体1Aに対して引き出し自在な給紙カセット11と、給紙カセット11から印刷部3を経て排紙部1Cに至る略垂直な搬送経路を形成するローラ機構20と、ジャム処理のための解除装置30(後述)とを有する構成となっている。
ローラ機構20は、搬送経路上流側(給紙カセット11が設けられる側)から順にピックアップローラ21、給紙ローラ対22、レジストローラ対(ローラ対)23、転写部24a、ローラ対57a、排紙ローラ対25等が配設されて形成される。
ローラ機構20は、搬送経路上流側(給紙カセット11が設けられる側)から順にピックアップローラ21、給紙ローラ対22、レジストローラ対(ローラ対)23、転写部24a、ローラ対57a、排紙ローラ対25等が配設されて形成される。
ピックアップローラ21は、給紙カセット11に収容されている印刷用紙を一枚ずつ搬出するものであり、図1において給紙カセット11の左端側上部であって装置本体1Aに設けられる。
給紙ローラ対22は、ピックアップローラ21の下流に設けられ、ピックアップローラ21により搬出された印刷用紙をレジストローラ対23に搬送するものである。給紙ローラ対22は、不図示の駆動機構と接続され印刷用紙がジャムを発生させた場合に、制御部から入力される制御指令に基づいて互いに離間する構成となっている。このような、給紙ローラ対22は、装置本体1Aに設けられる。
給紙ローラ対22は、ピックアップローラ21の下流に設けられ、ピックアップローラ21により搬出された印刷用紙をレジストローラ対23に搬送するものである。給紙ローラ対22は、不図示の駆動機構と接続され印刷用紙がジャムを発生させた場合に、制御部から入力される制御指令に基づいて互いに離間する構成となっている。このような、給紙ローラ対22は、装置本体1Aに設けられる。
レジストローラ対23は、給紙ローラ対22の下流に設けられ、印刷用紙を位置決め及び紙伸ばしして転写部24aに搬送するものである。レジストローラ対23は、レジストローラ対23の一方のローラ23Aが装置本体1Aに設けられ、他方のローラ23Bが垂直搬送カバー部1Bに設けられる。ローラ23Bには、ローラ23Aに向けて付勢する押圧バネ(付勢装置)40がその長さ方向の両端に設けられている(図1において不図示、図3及び図4参照)。このような、レジストローラ対23は、図1(a)に示す垂直搬送カバー部1Bが閉状態にあるときに、所望の圧力で印刷用紙を押圧して搬送可能な接触状態となる構成となっている。
転写部24aにおいては、転写ローラ24が垂直搬送カバー部1Bに設けられ、感光ドラム52が装置本体1Aに設けられる。
排紙ローラ対25は、転写部24a及びローラ対57aを経て画像が定着した印刷用紙を排紙部1Cに排出するものであり、装置本体1Aに設けられる。
排紙ローラ対25は、転写部24a及びローラ対57aを経て画像が定着した印刷用紙を排紙部1Cに排出するものであり、装置本体1Aに設けられる。
上記構成の用紙搬送装置10において印刷用紙がジャムを起こし、印刷用紙が上記搬送経路上であって、給紙カセット11と垂直搬送カバー部1Bとに跨って残留する残留位置(本実施形態では、印刷用紙の一端が接触状態にあるレジストローラ対23に押圧・挟持される位置にあり、印刷用紙の他端が給紙カセット11内に位置する位置)にあるときは、通常では図1(b)に示すように先ず垂直搬送カバー部1Bを開状態とさせることで、ローラ23Bをローラ23Aに対して離間させて、レジストローラ対23の接触状態を解除し、ジャム処理を施すこととなる。
しかし、ユーザーが、間違って垂直搬送カバー部1Bが閉状態にある場合に先に給紙カセット11を引き出すと残留した用紙が破損する虞があるため、本実施形態では、以下に説明する解除装置30を残留位置にあるレジストローラ対23に設けている。
しかし、ユーザーが、間違って垂直搬送カバー部1Bが閉状態にある場合に先に給紙カセット11を引き出すと残留した用紙が破損する虞があるため、本実施形態では、以下に説明する解除装置30を残留位置にあるレジストローラ対23に設けている。
続いて、本実施形態における解除装置30の構成について図2及び図3を参照して説明する。
図2は、本発明の実施形態における給紙カセット11を示す平面図である。
図3は、本発明の実施形態における解除装置30を示す要部拡大正面図である。
解除装置30は、給紙カセット11に設けられるガイド部31と、レジストローラ対23の接触状態を解除可能な解除レバー(梃子部材)35とを有する。
図2は、本発明の実施形態における給紙カセット11を示す平面図である。
図3は、本発明の実施形態における解除装置30を示す要部拡大正面図である。
解除装置30は、給紙カセット11に設けられるガイド部31と、レジストローラ対23の接触状態を解除可能な解除レバー(梃子部材)35とを有する。
ガイド部31は、図2及び図3に示すように、給紙カセット11の左側面から水平方向(押圧バネ40の付勢方向と逆方向)に突出する平面視で略台形形状を有している。また、ガイド部31は、引き出し方向(図2において紙面下方に向かう方向)の一端側31aが、引き出し方向と逆方向に向かうに従って給紙カセット11から水平方向に突出する傾斜形状を有している。このようなガイド部31は、給紙カセット11の奥行き方向に亘って設けられている。
解除レバー35は、図3に示すように、正面視で略レの字形状を有しており、一端部(一端側)35aがローラ23Bの長さ方向の一端側23B1に連結すると共に、他端部(他端側)35bがガイド部31に当接する構成となっている。一端部35aは、ローラ23Bの回転軸と回転自在に遊嵌する軸受部35a1が設けられ、他端部35bはその先端部に、ガイド部31との摺動を円滑にする球形状を有する。
また、解除レバー35の屈曲位置には、図3において紙面垂直方向両側に突出する支点部35cが設けられており、支点部35cは回転自在に垂直搬送カバー部1Bに接続される(図1参照)。このことから、解除レバー35は、図3に示す支点部35cを通り紙面垂直方向に延びる軸線周りに回転自在な構成となる。
また、解除レバー35の屈曲位置には、図3において紙面垂直方向両側に突出する支点部35cが設けられており、支点部35cは回転自在に垂直搬送カバー部1Bに接続される(図1参照)。このことから、解除レバー35は、図3に示す支点部35cを通り紙面垂直方向に延びる軸線周りに回転自在な構成となる。
このような構成の解除装置30は、レジストローラ対23を、解除レバー35の他端部35bがガイド部31の基端部にあるときに接触状態の接触位置(図3において実線で示す)とさせ、解除レバー35の他端部35bがガイド部31の先端部にあるときに上記接触状態を解除させる解除位置(図3において2点鎖線で示す)とさせる構成となっている。
次に、図4を参照して解除装置30の動作について説明する。
図4は、本発明の実施形態における解除装置30の動作を説明する図である。
なお、図4は、複写機1の平面図であって、図4(a)は、給紙カセット11が装置本体1Aに収容される状態を、図4(b)は、給紙カセット11が装置本体1Aから引き出される状態を示す。なお、このとき、垂直搬送カバー部1Bは閉状態にあり、ローラ23Bはローラ23Aに向かって押圧バネ40により付勢されている。
図4は、本発明の実施形態における解除装置30の動作を説明する図である。
なお、図4は、複写機1の平面図であって、図4(a)は、給紙カセット11が装置本体1Aに収容される状態を、図4(b)は、給紙カセット11が装置本体1Aから引き出される状態を示す。なお、このとき、垂直搬送カバー部1Bは閉状態にあり、ローラ23Bはローラ23Aに向かって押圧バネ40により付勢されている。
解除装置30は、図4(a)の状態では、他端部35bがガイド部31の基端部に位置しており、レジストローラ対23を接触位置に位置させる。
そして、図4(b)に示すように、給紙カセット11が装置本体1Aに対して引き出されると、ガイド部31の一端側31aに形成された傾斜形状が、給紙カセット11の引き出し動作に連動して他端部35bを付勢方向と逆方向に徐々に移動させ、ガイド部31の先端部に位置させる。
そして、図4(b)に示すように、給紙カセット11が装置本体1Aに対して引き出されると、ガイド部31の一端側31aに形成された傾斜形状が、給紙カセット11の引き出し動作に連動して他端部35bを付勢方向と逆方向に徐々に移動させ、ガイド部31の先端部に位置させる。
他端部35bがガイド部31の作用により移動すると、解除レバー35は、図3に示すように支点部35cを中心に反時計周りに回転する。そして、当該回転に応じて一端部35aが、ローラ23Bの一端側23B1を、押圧バネ40の付勢力に抗して付勢方向と逆方向に移動させる。このようにして、解除装置30は、レジストローラ対23を図4(b)に示す解除位置に位置させることとなる。
そして、解除装置30の作用により、ローラ23Bの一端側23B1がローラ23Aに対して離間することにより、レジストローラ対23が印刷用紙を挟み込むことが不可となり、給紙カセット11の引き出しにより残留した印刷用紙の破損が防止されることとなる。
そして、解除装置30の作用により、ローラ23Bの一端側23B1がローラ23Aに対して離間することにより、レジストローラ対23が印刷用紙を挟み込むことが不可となり、給紙カセット11の引き出しにより残留した印刷用紙の破損が防止されることとなる。
したがって、上述の本実施形態によれば、印刷用紙を収容すると共に装置本体1Aに対して引き出し自在な給紙カセット11と、給紙カセット11から搬出される印刷用紙を搬送すると共に、一方のローラ23Aが装置本体1Aに設けられ、他方のローラ23Bが装置本体1Aに対して開閉自在な垂直搬送カバー部1Bに設けられるレジストローラ対23とを備える用紙搬送装置10であって、垂直搬送カバー部1Bが閉状態にあるときに給紙カセット11の引き出しに連動して、レジストローラ対23を、印刷用紙を搬送可能な接触状態の接触位置と、上記接触状態を解除させる解除位置との間を移動させる解除装置30を有するという構成を採用することによって、給紙カセット11の引き出し動作に連動して、垂直搬送カバー部1Bにおけるレジストローラ対23の接触状態を解除することが可能となり、ユーザーが垂直搬送カバー部1Bを開放する前に給紙カセットを引き出した場合であっても、残留した印刷用紙の破損が防止される。
したがって、本実施形態では、ジャム処理に際し、残留した印刷用紙の破損をより確実に防止することが可能な用紙搬送装置10を提供することができる効果がある。
したがって、本実施形態では、ジャム処理に際し、残留した印刷用紙の破損をより確実に防止することが可能な用紙搬送装置10を提供することができる効果がある。
また、本実施形態においては、ローラ対は、印刷用紙の搬送経路に沿って複数設けられ、解除装置30は、上記搬送経路上であって、給紙カセット11と垂直搬送カバー部1Bとに跨って印刷用紙が残留する残留位置にあるレジストローラ対23に設けられているという構成を採用することによって、給紙カセットと垂直搬送カバー部1Bとに跨って残留した印刷用紙に対する給紙カセットの引き出しによる破損を防止することが可能となる。
また、本実施形態においては、解除装置30は、レジストローラ対23のうち一方のローラ23Bを他方に対して長さ方向の一端側において離間させることで接触状態を解除させるという構成を採用することによって、レジストローラ対23の一端側を離間させることで、レジストローラ対23が印刷用紙を挟み込むことを不可とさせることができる。
また、本実施形態においては、レジストローラ対23には、ローラ23Bをローラ23Aに向けて付勢する押圧バネ40が設けられており、解除装置30は、一端部35aが、レジストローラ対23のローラ23Bの一端側23B1に連結すると共に、他端部35bが、給紙カセット11に設けられて引き出し方向と逆方向に向かうに従って給紙カセット11から上記付勢方向と逆方向に漸次突出する傾斜形状を有するガイド部31に当接する解除レバー35を有するという構成を採用することによって、給紙カセット11の引き出しに連動して解除レバー35の他端部35bを付勢方向と逆方向に移動させ、その移動により解除レバー35の一端部35aが連結したレジストローラ対23のローラ23Bを付勢力に抗して付勢方向と逆方向に移動させることが可能となる。
また、本実施形態においては、ジャム処理に際し、残留した印刷用紙の破損をより確実に防止することが可能な用紙搬送装置10が設けられた複写機1が得られる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態において、解除装置30は、解除レバー35とガイド部31とを有すると説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではない。
本発明は、例えば、レジストローラ対23のローラ23Bは、ソレノイド等の電気的な駆動装置を有して、給紙カセット11の引き出しを検出する検出センサと、当該検出結果に基づいて駆動装置のソレノイド等を電気的に動作させる制御装置とを備え、レジストローラ対23を接触位置と解除位置との間を移動させる構成であっても良い。
本発明は、例えば、レジストローラ対23のローラ23Bは、ソレノイド等の電気的な駆動装置を有して、給紙カセット11の引き出しを検出する検出センサと、当該検出結果に基づいて駆動装置のソレノイド等を電気的に動作させる制御装置とを備え、レジストローラ対23を接触位置と解除位置との間を移動させる構成であっても良い。
1…複写機(画像形成装置)、1A…装置本体、1B…垂直搬送カバー部(開閉部)、10…用紙搬送装置、11…給紙カセット、23…レジストローラ対(ローラ対)、23A…ローラ、23B…ローラ、23B1…一端側、30…解除装置、31…ガイド部、35…解除レバー(梃子部材)、40…押圧バネ(付勢装置)
Claims (5)
- 用紙を収容すると共に装置本体に対して引き出し自在な給紙カセットと、前記給紙カセットから搬出される前記用紙を搬送すると共に、一方が前記装置本体に設けられ、他方が前記装置本体に対して開閉自在な開閉部に設けられるローラ対とを備える用紙搬送装置であって、
前記開閉部が閉状態にあるときに前記給紙カセットの引き出しに連動して、前記ローラ対を、前記用紙を搬送可能な接触状態の接触位置と、前記接触状態を解除させる解除位置との間を移動させる解除装置を有することを特徴とする用紙搬送装置。 - 前記ローラ対は、前記用紙の搬送経路に沿って複数設けられ、
前記解除装置は、前記搬送経路上であって、前記給紙カセットと前記開閉部とに跨って前記用紙が残留する残留位置にある前記ローラ対に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。 - 前記解除装置は、前記ローラ対のうち一方を他方に対して長さ方向の一端側において離間させることで前記接触状態を解除させることを特徴とする請求項1または2に記載の用紙搬送装置。
- 前記ローラ対には、前記一方を前記他方に向けて付勢する付勢装置が設けられており、
前記解除装置は、一端側が、前記ローラ対の前記一方の一端側に連結すると共に、他端側が、前記給紙カセットに設けられて前記引き出し方向と逆方向に向かうに従って前記給紙カセットから前記付勢方向と逆方向に漸次突出する傾斜形状を有するガイド部に当接する梃子部材を有することを特徴とする請求項3に記載の用紙搬送装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の用紙搬送装置が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008155362A JP2009298550A (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | 用紙搬送装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008155362A JP2009298550A (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | 用紙搬送装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009298550A true JP2009298550A (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=41545865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008155362A Pending JP2009298550A (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | 用紙搬送装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009298550A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016000522A1 (zh) * | 2014-06-30 | 2016-01-07 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 纸币清分机 |
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2008
- 2008-06-13 JP JP2008155362A patent/JP2009298550A/ja active Pending
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WO2016000522A1 (zh) * | 2014-06-30 | 2016-01-07 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 纸币清分机 |
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