JPH08119340A - 複合容器及びそれを用いた除湿器 - Google Patents
複合容器及びそれを用いた除湿器Info
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- JPH08119340A JPH08119340A JP6284532A JP28453294A JPH08119340A JP H08119340 A JPH08119340 A JP H08119340A JP 6284532 A JP6284532 A JP 6284532A JP 28453294 A JP28453294 A JP 28453294A JP H08119340 A JPH08119340 A JP H08119340A
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Abstract
形体からなる内容器2と、内容器2を接着剤により部分
的に固定して収容する紙製の外筒3からなることを特徴
とする複合容器。 【効果】 外筒3によって剛性を補うことができるた
め、内容器2の樹脂使用量を低減できると共に、容易に
折り畳むことができ、廃棄時のゴミ嵩を減らすことがで
きる。
Description
ミ容器等の多種多様の容器として用いられる容器、及び
これを用いた除湿器に関するものである。
属,木材,紙,合成樹脂等が使われており、中でも合成
樹脂は成形が容易で、比較的小さな容器では十分な強度
を容易に持たせることができることから、特に日用品に
盛んに用いられている。
紙コップ,紙パック等の紙製容器も盛んに用いられるよ
うになった。
強度を持たせた厚肉の樹脂容器は、逆に言うと容器が硬
く折り畳むことができず、捨てる時にゴミを多く出すこ
とになり、また、厚肉の樹脂容器は使用樹脂量が多く資
源を多量に使用することから、環境保全の面で問題があ
る。
型や筒型のように比較的簡単な形状の容器は造れても、
複雑な凹凸を有するもの等を一体形成することは極めて
困難である。
されたもので、環境に優しく、用途に応じた複雑な形状
にも対応し得る、新規な構成を有する容器を提供するこ
とを目的とする。
された本発明は、薄肉の樹脂成形体からなる内容器と、
該内容器を固定して収容する紙製の外筒からなることを
特徴とする複合容器にある。
用いた除湿器であって、容器の開口部に湿気を通過させ
ることのできる半透膜が被覆され、前記内容器に吸湿剤
が収納されることを特徴とする除湿器にある。
に説明する。
成例を示す図である。同図中2は薄肉の樹脂成形体から
なる内容器、3は紙製の外筒であり、内容器2が外筒3
の内表面の一部あるいは全面に接着剤等によって固定さ
れて外筒3内に収容され複合容器1を構成している。内
容器2は上げ底となっており、外筒3の下方開口縁が接
地部分となる。
接機能する内容器2に成形が容易な樹脂を用いること
で、要求される広範囲の容器形状に対応できる事、且つ
内容器2を薄肉とすることで、省資源化、及び折り畳み
容易性に配慮し、環境対応型容器とした事である。更に
は、内容器2を紙製の外筒3内に固定して収容すること
で、薄肉の内容器2の剛性を補う事である。この点につ
いて簡単に説明する。
周に凹凸の無い簡単な形状であるため、外筒3のほぼ全
内面が内容器2に接して同様の形状となっているが、本
発明において、外筒3は内容器2と同様の形状にする必
要はなく、例えば内容器2にリブ等の凹凸部がある場合
にも、外筒3はこの内容器2を包み込むような簡単な形
状とすることができる。このため、紙を用いても容易に
外筒3を成形でき、且つ十分な強度を持たせることもで
きる。
好ましい肉厚の範囲は、その用途や樹脂材料によっても
若干変動するものであるが、本発明者らが、PP(ポリ
プロピレン)を用いて成形した様々な肉厚の内容器につ
いて、本発明の目的に直接関与すると思われる評価項目
を挙げ、十分広く利用できる肉厚の範囲の検討を行った
結果を表1に示す。尚、最適範囲を特定し得るよう、特
に薄い範囲及び特に厚い範囲のものから順に検討を行っ
た。
し、その使用に際し、容器の形が崩れなく自立できる十
分な剛性を持たせるためには、通常1.0mm〜1.2
mm以上の肉厚が必要であるが、本発明の複合容器の剛
性は外筒によって補われ、内容器は収容物の荷重に耐え
られる強度を有していれば良く、表1に示したように、
本発明に係る樹脂成形体からなる内容器の肉厚は、好ま
しくは0.1mm〜0.5mm、特に好ましくは0.2
mm〜0.4mmである。
ているコートボール紙が使用でき、重量200〜500
g/m2 のものが好ましい。重量200g/m2 未満だ
と、機械的に加工できず、また、外筒として強度がでな
い。一方、500g/m2 を超えると、円筒にしずら
く、ジッパー等で容易に切断できない。また、必要に応
じて、樹脂コートした加工紙も外筒として使用できる。
の表面材が無いダンボール紙を用いた場合の実施態様を
図2に示す。図2に示すように、外筒3として片ダンボ
ール紙を用いた場合には、片ダンボールの波状の面を内
側にして筒状に形成し、この外筒3の波状面の凸部と内
容器2とが当接する部分にて接着剤4によりこれらを部
分的に接着固定できる。このように部分的に接着する
と、外筒3と内容器2とを比較的簡単に分離することが
でき、紙と樹脂とに分けて捨てること、即ちゴミの分別
を容易に行うことができ、廃棄や焼却面で環境問題に対
応できる容器となる。また、ダンボール紙の場合、上記
コートボール紙と比較して少ない量で同程度の強度が得
られるため、廃棄や焼却の際に嵩ばることがない。
との分離を容易にするために、図3に示すように、切断
部であるジッパー5を外筒3に設けておくことも好まし
い。このジッパー5は、下端部を上方に引っ張ることで
容易に外筒3を開筒することのできるものであり、複合
容器1の形状を考慮して適切な位置に形成すれば良く、
その数も複数とすることもでき、切断始端には予めノッ
チ5aを設けておく。なお、外筒3の下方開口縁が接地
部分となり、該開口縁が外筒の分離作業をする場合の指
掛け部となるため、外筒3の開筒が簡便となる。また、
切断部は図示のようなジッパーではなくても、一本のミ
シン線でもよいし、上下方向ではなく螺旋状に設けても
よい。
体や、洗剤などの粉体を収容するためのものである場合
には、図4に示すように、外筒3の一部にその高さ方向
に沿った細長い開口からなる覗き窓6を設けておくこと
も好ましい。前述したように本発明に係る内容器2は、
特に好ましくはその肉厚が0.2mm〜0.4mmの薄
肉樹脂成形体であるため、覗き窓6を形成しておくこと
により、内容物の量を容易に知ることができる。
は、内容器が複雑な形状を有する場合にも比較的簡単な
形状とすることができ、かつ内容器と別部材であるた
め、容易に全面印刷することができ、意匠的にも優れた
容器とすることができる。
する。
器の例であり、図5(a)は除湿器10上面図、図5
(b)は側面と断面を同時に表したものである。
3は紙製の外筒、5は切断部であるジッパー、6は覗き
窓、11はオーバーキャップ、12は内容器2に設けら
れたリブ、13はアルミ蓋材、14は半透膜、15は内
容器2のリブ12上に載置され、吸湿剤(不図示)を収
容する中仕切、16は中仕切の底部に適数穿設された小
孔である。
1を外し、アルミ蓋材13を剥して使用され、例えば押
入れ等の除湿を必要とする場所に静置すると、湿気を含
む空気は半透膜14を通過し、吸湿剤(不図示)の表面
に接触し、水分が吸湿・捕捉される。吸湿剤として塩化
カルシウム等のような潮解性を有するものを使用した場
合には、吸湿剤は潮解して液状となり、中仕切15の小
孔16より落下して内容器2の底部に貯溜される。
貯溜物の量は、覗き窓6から確認することができ、使用
後には、内容部を取り出した後、ジッパー5を引き上げ
て外筒3を開筒すると共に内容器2と外筒3とを容易に
分離することができる。また、内容器2は0.2mm〜
0.4mm程度の薄い樹脂成形体であるため、容易に折
り畳むことができ、その嵩を最小限にすることができ
る。
り、次の効果を奏するものである。
ことができるため、内容器に使用する樹脂量を既存品よ
りも少なくすることができると共に、容易に内容器を折
り畳むことができるため、廃棄時にゴミの嵩を最小源に
することができ、環境対応型容器とすることができた。
ボール等の紙を用いたもの、あるいは外筒に切断部であ
るジッパー等を形成したものにあっては、廃棄時に紙製
の外筒と樹脂製の内容器とを容易に分離することがで
き、分別ゴミとして捨てることができる。
も、外筒を比較的簡単な形状とすることができ、かつ内
容器と別部材であるため、容易に全面印刷することがで
き、意匠的にも優れた容器とすることができる。
及び縦断面図である。
及び横断面図である。
である。
である。
示す上面図及び側面・断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 薄肉の樹脂成形体からなる内容器と、該
内容器を固定して収容する紙製の外筒からなることを特
徴とする複合容器。 - 【請求項2】 前記樹脂成形体からなる内容器の肉厚
が、0.2mm〜0.4mmであることを特徴とする請
求項1に記載の複合容器。 - 【請求項3】 前記外筒が、重量200〜500g/m
2 の紙を筒状に形成したものであることを特徴とする請
求項1に記載の複合容器。 - 【請求項4】 前記内容器が、前記外筒と線又は点接着
で固定されていることを特徴とする請求項1に記載の複
合容器。 - 【請求項5】 前記外筒が、片ダンボールの波状の面を
内側にして筒状に形成したものであることを特徴とする
請求項1に記載の複合容器。 - 【請求項6】 前記内容器が、前記外筒の波状面の凸部
と当接する部分にて接着剤により該外筒に固定されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の複合容器。 - 【請求項7】 前記外筒には、引っ張ることで開筒する
ことのできる切断部が形成されていることを特徴とする
請求項1に記載の複合容器。 - 【請求項8】 前記外筒には、その高さ方向に沿った細
長い開口からなる覗き窓が形成されていることを特徴と
する請求項1に記載の複合容器。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の複合容
器を用いた除湿器であって、 容器の開口部に湿気を通過させることのできる半透膜が
被覆され、前記内容器に吸湿剤が収納されることを特徴
とする除湿器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6284532A JPH08119340A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 複合容器及びそれを用いた除湿器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6284532A JPH08119340A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 複合容器及びそれを用いた除湿器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08119340A true JPH08119340A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17679689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6284532A Pending JPH08119340A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 複合容器及びそれを用いた除湿器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08119340A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014221656A (ja) * | 2013-05-14 | 2014-11-27 | 郭 澤煌 | 複合コップの構造改良 |
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-
1994
- 1994-10-26 JP JP6284532A patent/JPH08119340A/ja active Pending
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040219 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041005 |