JPH08119093A - 倍力装置 - Google Patents

倍力装置

Info

Publication number
JPH08119093A
JPH08119093A JP6282576A JP28257694A JPH08119093A JP H08119093 A JPH08119093 A JP H08119093A JP 6282576 A JP6282576 A JP 6282576A JP 28257694 A JP28257694 A JP 28257694A JP H08119093 A JPH08119093 A JP H08119093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input shaft
dust cover
valve body
closing
shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6282576A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Kawaguchi
能輝 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Kiki Co Ltd filed Critical Jidosha Kiki Co Ltd
Priority to JP6282576A priority Critical patent/JPH08119093A/ja
Publication of JPH08119093A publication Critical patent/JPH08119093A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 バルブボデイ6の末端筒状部6aを覆うダス
トカバー30は、そのリヤ側末端部から半径方向内方に
伸びてバルブボデイ6内の圧力通路23を閉鎖する閉鎖
部30cと、この閉鎖部に形成されて圧力通路23と外
部とを連通するエア導入孔30dとを有している。さら
に上記閉鎖部30cの内周部に該閉鎖部の厚さよりも厚
い固定部30eを形成してあり、外周面に凹凸面25A
を形成した入力軸25を上記固定部に圧入することによ
り、固定部と入力軸とを密着固定させている。 【効果】 上記固定部30eに対して入力軸25が前進
してしまうとダストカバー30をシェルから引き外すこ
とがあるが、これを防止することができ、しかも固定部
30eや凹凸面25Aは安価に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のブレーキ等に用
いられる倍力装置に関し、より詳しくは、バルブボデイ
の末端筒状部を埃等から保護するダストカバーの改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、自動車のブレーキ等に用い
られる倍力装置は、シェル内に往復動自在に設けられ、
末端筒状部がシェルの開口から軸方向リヤ側に突出され
たバルブボデイと、このバルブボデイ内に収容されて流
体通路を開閉制御する弁機構と、上記末端筒状部内に挿
通されて上記弁機構に連動する入力軸と、この入力軸と
末端筒状部との間に形成した圧力通路と、上記シェルの
開口からリヤ側に突出された末端筒状部を覆うダストカ
バーとを備えている。そして上記ダストカバーは、通常
は、蛇腹状に形成された蛇腹状部分のフロント側端部に
肉厚なビード部を備え、該ビード部をシェルの開口部に
嵌装してシェルに連結し、また他端は、上記シェルの開
口からリヤ側に突出されたバルブボデイの末端筒状部に
リテーナによって連結している。またその他の構成のダ
ストカバーとして、ダストカバーのリヤ側末端部に半径
方向内方に伸びて上記バルブボデイ内の圧力通路を閉鎖
する閉鎖部を形成するとともに、該閉鎖部に圧力通路と
外部とを連通するエア導入孔を形成して消音効果を図っ
たものも知られている。この場合、ブレーキペダルが踏
込まれて入力軸が閉鎖部を残して前進した後、ブレーキ
ペダルの踏込みが解除されて入力軸が後退した際に、閉
鎖部が入力軸に引っ掛かって一体的に後退されると、上
記ダストカバーのビード部がシェルの開口部から外れて
しまい、ダストカバーの機能が失われてしまう虞があ
る。このため、従来は上記入力軸に形成した環状溝内に
リテーナを係合させ、該リテーナを上記閉鎖部の外側に
当接させることにより、入力軸の前進時にはリテーナを
介してダストカバーを一体的に前進させるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記リ
テーナを閉鎖部の外側に当接させる構成とした場合に
は、リテーナが必要となるとともに該リテーナを係合さ
せる環状溝を入力軸に形成する必要があるので、その分
コスト高となっていた。本発明はそのような事情に鑑
み、上記リテーナと入力軸の外周の環状溝とを省略して
コストを低減することができる倍力装置を提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、上述
したダストカバーに閉鎖部とエア導入孔とを設けた倍力
装置において、上記入力軸の外周面に凹凸面を形成する
とともに、上記閉鎖部の内周部に該閉鎖部の厚さよりも
厚い固定部を形成し、かつ上記入力軸を固定部に圧入し
て該固定部を入力軸の凹凸面に密着固定させたものであ
る。
【0005】
【作用】上記構成によれば、上記閉鎖部に形成した固定
部は該閉鎖部よりも肉厚となっており、しかも入力軸に
は凹凸面が形成されているので、入力軸を固定部に圧入
して該固定部を入力軸の凹凸面に密着させることによっ
て、両者を確実に固定することができる。そして入力軸
に凹凸面を形成するのは入力軸に環状溝を形成するより
も安価なものとすることができ、しかも閉鎖部に厚肉の
固定部を形成する方がリテーナを設けるよりも安価なも
のとすることができるので、従来よりも安価な構成によ
って、上記閉鎖部に対して入力軸が移動してダストカバ
ーをシェルから離脱させてしまうといった事態を確実に
防止することができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、フロントシェル1とリヤシェル2と
で構成した密封容器内は、その中央部に設けたセンター
プレート3によって前後のフロント室4とリヤ室5との
2室に区画してあり、かつ、上記リヤシェル2およびセ
ンタープレート3の軸部に概略筒状のバルブボデイ6を
それぞれ環状シール部材7、8により気密を保って摺動
自在に貫通させている。上記バルブボデイには、上記フ
ロント室4とリヤ室5とに収納したフロントパワーピス
トン9とリヤパワーピストン10とをそれぞれ連結する
とともに、各パワーピストン9、10の後面にフロント
ダイヤフラム11とリヤダイヤフラム12とをそれぞれ
張設し、フロントダイヤフラム11の前後に定圧室Aと
変圧室Bを、またリヤダイヤフラム12の前後にも定圧
室Cと変圧室Dを形成している。上記2つの定圧室A、
Cと2つの変圧室B、Dとの間の流体回路を切換える弁
機構13は、バルブボデイ6に形成した環状の第1弁座
14と、この環状の第1弁座14よりも内側で上記バル
ブボデイ6に摺動自在に設けた弁プランジャ15の右端
部に形成した環状の第2弁座16と、さらに両弁座の右
方からばね17の弾撥力によって着座される弁体18と
を備えている。上記第1弁座14と弁体18とが接触す
る環状のシート部よりも外周側の空間は、バルブボデイ
6に形成した軸方向の定圧通路20Aとこの定圧通路に
連通された半径方向の定圧通路20Bを介して定圧室C
および定圧室Aに連通させ、定圧室Aを負圧導入管21
を介して図示しないエンジンのインテークマニホールド
に連通させている。また上記第1弁座14と弁体18と
が接触する環状のシート部よりも内周側で、第2弁座1
6と弁体18とが接触する環状のシート部よりも外周部
分、すなわち内外の環状シート部の中間部分の空間は、
バルブボデイ6に形成した半径方向の変圧通路22Aを
介して変圧室Dに連通させ、さらに該変圧室Dをバルブ
ボデイ6に形成した他の変圧通路22Bを介して変圧室
Bに連通させている。さらに、上記第2弁座16と弁体
18とが接触する内側の第1シート部よりも内周側の空
間は、大気に連通する圧力通路23に連通させてあり、
該圧力通路23内にフィルタ24を設けている。上記バ
ルブボデイ6に摺動自在に設けた弁プランジャ15の右
端部は、図示しないブレーキペダルに連動させた入力軸
25に連結してあり、その左端部は、プッシュロッド2
6の基部に形成した凹部内に収容したリアクションディ
スク27の右端部に対向させている。そして上記プッシ
ュロッド26の左端部は、シール部材28を介してフロ
ントシェル1の軸部から摺動自在に外部に突出させて、
図示しないマスターシリンダのピストンに連動させてい
る。また、上記バルブボデイ6は、リターンスプリング
29によって通常は図示非作動位置に保持している。次
に、上記バルブボデイ6は全体として概略筒状に形成し
てあり、その末端筒状部6Aをリヤシェル2の開口から
軸方向リヤ側に突出させてあり、上記開口から突出され
た末端筒状部6Aを蛇腹状部分30aを有するゴム製の
ダストカバー30で覆っている。上記ダストカバー30
のフロント側端部には肉厚のビード部30bを形成する
とともに、該ビード部30bをリヤシェル2の開口に形
成した筒状部の外周に嵌装してシェルに連結している。
他方、ダストカバー30のリヤ側末端部に、上記バルブ
ボデイ6のリヤ側端部を包むように半径方向内方に伸び
る閉鎖部30cを連設して上記圧力通路23の開口部分
を閉鎖するようにするとともに、該閉鎖部30cの円周
方向等間隔位置に複数個のエア導入孔30dを穿設して
上記圧力通路23を大気に開口させている。さらに図2
に示すように、上記ダストカバー30の閉鎖部30cの
内周部に、該閉鎖部30cの厚さよりも厚い固定部30
eを一体に形成するとともに、上記入力軸25の外周面
に凹凸面25Aを形成し、該入力軸25を上記固定部3
0e内に圧入することにより固定部30eを入力軸25
の凹凸面25Aに密着固定させている。図示実施例では
上記凹凸面25Aは入力軸25の外周面円周方向に沿う
セレーションとして形成してあるが、その他、ローレッ
トや梨地加工等であってもよい。また、上記閉鎖部30
cにはその半径方向中間部に湾曲部30fを形成してあ
り、該湾曲部30fによりバルブボデイ6に対して入力
軸25が滑らかに進退作動できるようにしている。以上
の構成において、ブレーキペダルが前進されて入力軸2
5が前進されると弁機構13の流路が切換えられ、それ
により大気はエア導入孔30dからフィルタ24を介し
て圧力通路23内に導入され、さらに弁機構13を介し
て変圧室B、D内に供給される。これによりバルブボデ
イ6が前進されるが、この際、上記ダストカバー30の
固定部30eが厚肉となっており、しかも入力軸25に
凹凸面25Aを形成してあるので両者は確実に一体に固
定されており、したがって入力軸25が固定部30eを
残して、該固定部30eに対して前進されてしまうこと
がない。したがってダストカバー30の固定部30eは
バルブボデイ6の前進に伴う入力軸25の前進に伴っ
て、ダストカバー30の蛇腹状部分30aを圧縮させな
がら一体的に前進されるので、ダストカバー30をリヤ
シェル2から離脱させてしまうといった事態を確実に防
止することができる。つまり、万一、固定部30eに対
して入力軸25のみが前進されると、次に入力軸25が
後退する際に固定部30eが入力軸25に引っ掛かって
一体的に後退される危険性があり、この場合にはダスト
カバー30のビード部30bがリヤシェル2の開口部か
ら引き外されてダストカバー30としての機能が失われ
てしまうことになる。そして本実施例においては、入力
軸25に凹凸面25Aを形成するのは入力軸に環状溝を
形成するよりも安価なものとすることができ、しかも閉
鎖部30cに厚肉の固定部30eを形成する方がリテー
ナを設けるよりも安価なものとすることができる。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、リテー
ナや入力軸の外周部の環状溝を設ける場合に比較して、
安価に製造することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図。
【図2】図1の要部の拡大図。
【符合の説明】
6…バルブボデイ 6a…末端筒状部 13…弁機構 25…入力軸 25A…凹凸面 30…ダストカ
バー 30c…閉鎖部 30d…エア導入
孔 30e…固定部 30f…湾曲部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル内に往復動自在に設けられ、末端
    筒状部がシェルの開口から軸方向リヤ側に突出されたバ
    ルブボデイと、このバルブボデイ内に収容されて流体通
    路を開閉制御する弁機構と、上記末端筒状部内に挿通さ
    れて上記弁機構に連動する入力軸と、この入力軸と末端
    筒状部との間に形成した圧力通路と、上記シェルの開口
    からリヤ側に突出された末端筒状部を覆うダストカバー
    とを備え、 上記ダストカバーは、リヤ側末端部から半径方向内方に
    伸びて上記圧力通路を閉鎖する閉鎖部と、この閉鎖部に
    形成されて圧力通路と外部とを連通するエア導入孔とを
    有する倍力装置において、 上記入力軸の外周面に凹凸面を形成するとともに、上記
    閉鎖部の内周部に該閉鎖部の厚さよりも厚い固定部を形
    成し、かつ上記入力軸を固定部に圧入して該固定部を入
    力軸の凹凸面に密着固定させたことを特徴とする倍力装
    置。
  2. 【請求項2】 上記閉鎖部の半径方向中間部に湾曲部が
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の倍力
    装置。
JP6282576A 1994-10-21 1994-10-21 倍力装置 Withdrawn JPH08119093A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6282576A JPH08119093A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 倍力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6282576A JPH08119093A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 倍力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08119093A true JPH08119093A (ja) 1996-05-14

Family

ID=17654295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6282576A Withdrawn JPH08119093A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 倍力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08119093A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3854064B2 (ja) 負圧ブースタ
JPH0352600Y2 (ja)
JPH0722368Y2 (ja) ブレ−キ倍力装置
JPH0542946Y2 (ja)
GB1593079A (en) Booster for vehicle braking system
US4491056A (en) Suction pressure operated booster for automobile brake systems
JPH08119093A (ja) 倍力装置
JPH0611841Y2 (ja) 負圧ブースタ
JP3107886B2 (ja) 気圧式倍力装置
JP3785985B2 (ja) 倍力装置の弁機構
JPH0356443Y2 (ja)
JPH0357566Y2 (ja)
JP3358642B2 (ja) 倍力装置
JP2516926Y2 (ja) ブレーキ倍力装置
JP6368541B2 (ja) 負圧ブースタ
JPH077240Y2 (ja) 倍力装置
JPH0347962Y2 (ja)
JPH09202229A (ja) 逆止弁付負圧ブースタ
JPH0539978Y2 (ja)
JP4625519B2 (ja) 負圧ブースタ
JPH038983B2 (ja)
JPH0611844Y2 (ja) ブレーキ倍力装置
JP2519244Y2 (ja) タンデム型負圧ブースタ
JPH0739718Y2 (ja) 負圧ブースタ
JPH0537730Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020115