JPH08118697A - 熱転写プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 １回の印字で複数枚の記録紙に容易に印字可
能な熱転写プリンタを提供すること。 【構成】 キャリッジ５に搭載されたサーマルヘッド６
をプラテン２に当接した状態で駆動し記録紙に印字を行
う熱転写プリンタであって、前記記録紙として感熱紙に
対して印字するための第１印字モードと、普通紙に対し
てインクリボンを用いて印字するための第２印字モード
と、複数枚重ねられた記録紙に対して印字するための第
３印字モードとを選択的に切換え可能な制御部１１を有
していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、熱転写プリンタに係
り、特に複数枚重ねた記録紙に対して印字を行う熱転写
プリンタに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、一般の熱転写プリンタは感熱紙を
直接発色させて印字を行う感熱紙印字モードと、インク
リボンのインクを溶融・転写して普通紙に記録を行う熱
転写印字モードとの２つの印字モードに切換えることが
できる。このような従来の熱転写プリンタの構成は、図
２に示すようにフレーム１の前後方向におけるほぼ中央
には長尺平板状のプラテン２がその印字面をほぼ垂直と
なるようにして左右に延在するように配設されており、
前記フレーム１とプラテン２の前面下方にはキャリッジ
シャフト３が前記プラテン２と平行に配設されている。
また、前記フレーム１の前端縁にはフランジ状のガイド
部４が形成されており、前記キャリッジシャフト３およ
びガイド部４には、キャリッジ５がこのキャリッジシャ
フト３およびガイド部４に沿って往復動自在に取着され
ている。そして、このキャリッジ６にはキャリッジ６を
駆動するためのモータ（図示せず）が搭載されており、
また、前記キャリッジ５の先端部には前記プラテン２に
対して接離可能なサーマルヘッド６が前記プラテン２に
対向するように取着されている。そして、前記キャリッ
ジ５の上面には図示しないインクリボンカセットの内部
に収納されたインクリボンを前記プラテン２とサーマル
ヘッド６との間に案内しながら巻取る巻取りボビン７が
配設されている。

【０００３】さらに、プラテン２の後方には記録紙（図
示せず）をプラテン２の前方に送る導入部となる記録紙
挿入口８が形成されており、この記録紙挿入口８内に
は、図示しないステッピングモータにより伝達機構を介
して回転駆動され所定速度で前記記録紙を搬送する紙送
りローラ９が配設されている。この紙送りローラ９の下
方には、この紙送りローラ９に圧接される圧接ローラ１
０が回転自在に配設されており、前記紙送りローラ９と
この圧接ローラ１０との間に前記記録紙挿入口８から挿
入される記録紙を挟持して印字位置まで搬送するように
なされている。

【０００４】つぎに従来の熱転写プリンタの作用につい
て説明する。

【０００５】前記従来の熱転写プリンタにおいては、前
記記録紙挿入口８から記録紙を挿入し、この記録紙を紙
送りローラ９と圧接ローラ１０との間に挟持して、前記
紙送りローラ９を回転駆動することにより前記記録紙を
キャリッジ５の移動方向と直交方向に搬送し、記録紙の
印字開始位置がプラテン２に対向したときに、紙送りロ
ーラ９の駆動を停止して記録紙の搬送を停止する。この
状態において、サーマルヘッド６を前記インクリボンお
よび前記記録紙に対して所定の圧接力で圧接させた上
で、前記キャリッジ５を移動させるとともに前記巻取り
ボビン７を回転させてリボンカセットのインクリボンを
巻取りながら、前記サーマルヘッド６の発熱素子を所望
の印字信号に基づいて選択的に発熱することにより、前
記記録紙に所望の印字を行うものである。

【０００６】このとき、記録紙として感熱紙を直接発色
させて印字を行う場合には、インクリボンカセットは搭
載されずに直接前記感熱紙を介して前記サーマルヘッド
６が前記プラテン２に当接される。この状態で前記キャ
リッジ５を移動させながら前記サーマルヘッド６を選択
的に駆動して感熱紙を発色させ所望の印字を行う。

【０００７】また、記録紙として普通紙に印字を行う場
合には、インクリボンカセットを前記キャリッジ５上に
搭載し、このインクリボンのインクを溶融・転写するこ
とで印字を行うようになっている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の熱転写プリンタにおいては、感熱紙ある
いは普通紙に対して１枚ずつ印字することは可能であっ
たが、複数枚重ねた記録紙に複写印字を行うことはでき
なかった。したがって、同じ内容の印字物を複数枚必要
とする場合には、同じデータを複数回に分けて必要枚数
分の記録紙に印字したり、あるいは複数のキャリッジを
平行に並べておいてキャリッジの数だけ並べられた記録
紙にそれぞれのキャリッジごとに同じ内容の印字をしな
ければならなかった。

【０００９】このため、同じデータを複数回に分けて必
要枚数分の記録紙に印字する場合には印字を終えるまで
にかなりの時間が必要となってしまうし、複数のキャリ
ッジを平行に並べて同じ内容の印字を必要枚数分行う場
合には熱転写プリンタの装置自体の大きさが１枚のみ印
字する場合の装置よりもかなり大型化してしまうという
問題があった。

【００１０】そこで、本発明は、これらの従来のものに
おける問題点を克服し、１回の印字で複数枚の記録紙に
容易に印字可能な熱転写プリンタを提供することを目的
とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項１に記載の熱転写プリンタは、
キャリッジに搭載されたサーマルヘッドをプラテンに当
接した状態で駆動し記録紙に印字を行う熱転写プリンタ
であって、前記記録紙として感熱紙に対して印字するた
めの第１印字モードと、普通紙に対してインクリボンを
用いて印字するための第２印字モードと、複数枚重ねら
れた記録紙に対して印字するための第３印字モードとを
選択的に切換え可能な制御部を有していることを特徴と
している。

【００１２】また、請求項２に記載の本発明の熱転写プ
リンタは、請求項１において、制御部は、第３印字モー
ドにおけるサーマルヘッドへの通電時間を、第１印字モ
ードおよび第２印字モードにおける通電時間よりも長く
なるように制御することを特徴としている。

【００１３】また、請求項３に記載の本発明の熱転写プ
リンタは、請求項１において、制御部は、第３印字モー
ドにおけるキャリッジの移動速度を、第１印字モードお
よび第２印字モードにおけるキャリッジの移動速度より
も遅くし、サーマルヘッドへの通電時間を長くなるよう
に制御することを特徴としている。

【００１４】また、請求項４に記載の本発明の熱転写プ
リンタは、請求項３において、制御部は、第３印字モー
ドにおけるキャリッジの移動速度を、第１印字モードお
よび第２印字モードにおけるキャリッジの移動速度より
も遅くするとともに、このキャリッジの移動の間にサー
マルヘッドへ複数回通電するようにして１ドットあたり
の印字を行うように制御することを特徴としている。

【００１５】

【作用】本発明の熱転写プリンタは、サーマルヘッドに
対向する位置に搬送されて印字される記録紙が、感熱紙
である場合には第１印字モードへ、普通紙である場合に
は第２印字モードへ、複数枚重ねた記録紙の場合には第
３印字モードへとそれぞれの記録紙に応じた切換え制御
を制御部により行う。そして、この制御部が第３印字モ
ードで制御を行う場合には、複数枚重ねた記録紙の印字
に必要なサーマルヘッドの発熱温度を確保するため、前
記制御部が前記サーマルヘッドへの通電時間を長くし、
あるいはキャリッジの移動速度を遅くするように制御す
る。したがって、１回の印字で複数枚の記録紙への印字
が可能となり記録紙の種類や枚数に応じて印字すること
ができる。

【００１６】

【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。なお、前述した従来のものと同一の構成について
は、図２において用いた符号と同一の符号を付して再度
の説明は省略する。

【００１７】本発明の第１実施例としての熱転写プリン
タは、キャリッジ５に搭載されたサーマルヘッド６をプ
ラテン２に当接した状態で駆動し記録紙に印字を行う熱
転写プリンタであって、記録紙の種類に応じて、あるい
は記録紙の枚数が１枚であるのか複数枚であるのかに応
じて３種類の印字モードを選択的に切換えられる制御部
１１を有している。つまり、図１の要部ブロック構成図
に示すように第１実施例の熱転写プリンタの制御部１１
は、記録紙として感熱紙を使用する場合に対応する第１
印字モードと、記録紙として普通紙を使用しインクリボ
ンにより印字する場合に対応する第２印字モードと、記
録紙を複数枚重ねて複写印字する場合に対応する第３モ
ードとを有しており、ユーザが各記録紙に応じた切換え
スイッチ１２を押すなどして指示することにより制御部
１１が前記サーマルヘッド６等を各モードに対応するよ
うに制御する。

【００１８】より具体的には、前記記録紙に感熱紙を使
用した場合に選択される第１印字モードにおいては、こ
の感熱紙を介してサーマルヘッド６がプラテン２に当接
され、この状態でキャリッジ５を移動させながら前記サ
ーマルヘッド６を駆動して感熱紙を発色させ所望の印字
が行われる。

【００１９】また、前記記録紙として普通紙を使用しイ
ンクリボンにより印字を行う場合に選択される第２モー
ドにおいては、インクリボンカセットを前記キャリッジ
５上に搭載し、このインクリボンのインクを前記普通紙
に溶融・転写することで所望の印字が行われる。これら
の第１印字モードおよび第２印字モードにおいては、従
来の熱転写プリンタと同様の制御がなされることにな
る。

【００２０】つぎに、本発明の特徴部分である第３印字
モードについて詳説する。

【００２１】第３モードは１回の印字で複数枚の記録紙
に印字する、いわゆる複写印字を行う場合に選択される
モードである。つまり、前記制御部１１が前記サーマル
ヘッド６の発熱により１枚目の記録紙だけでなく、２枚
目以降の記録紙にも熱を伝えて同じ印字内容を複写して
１回の印字で複数枚の記録紙に印字を行うよう制御する
印字モードである。

【００２２】そして、前述した複数の記録紙は、たとえ
ば２枚で構成されているものとすると、まず、最上位の
記録紙の表面には前記感熱紙の原理と同様に熱により発
色する感熱インクが塗布されており、一方、その裏面に
はインクリボンの原理と同様に熱溶融性のインクが塗布
されており、この記録紙の下に２枚目として通常の普通
紙が重ねられるような構成となっている。

【００２３】したがって、前記制御部１１の制御により
前記サーマルヘッド６が発熱されると、まず、最上位の
用紙がその熱により直接発色し、さらにその熱が２枚目
の普通紙まで伝達されると、前記最上位の用紙の裏面に
塗布された熱溶融性インクが溶融して普通紙に転写され
ることとなる。

【００２４】このため、前記制御部１１が第３印字モー
ド下において前記サーマルヘッド６を制御する場合に
は、２枚目以降の用紙に熱エネルギが十分伝達されるよ
うに、前記サーマルヘッド６への通電時間を第１印字モ
ードおよび第２印字モードのときよりも長くしている。

【００２５】つぎに、前述した第１実施例の作用につい
て説明する。

【００２６】まず、記録紙挿入口８に挿入される記録紙
の種類に応じて、感熱紙であれば第１印字モードへ、普
通紙であれば第２印字モードへ、複数枚の記録紙であれ
ば第３モードへと各印字モードを選択して切換える。そ
して、第１印字モードおよび第２印字モードに切換えた
場合には従来と同様の制御となり、第３印字モードに切
換えた場合、たとえば前述の２枚重ねの記録紙に印字す
る場合には、以下のような制御を行う。つまり、この２
枚重ねの記録紙を熱転写プリンタの記録紙挿入口８に挿
入し、前記紙送りローラと前記圧接ローラに挟持させて
印字部まで搬送させる。そして、前記制御部１１により
前記サーマルヘッド６を駆動させて印字を行う。この
際、前記記録紙は感熱紙と普通紙とを２枚重ねた構成と
されているため、前記制御部１１は前記サーマルヘッド
６の発熱による熱エネルギが２枚目の記録紙にも十分伝
達されるよう、前記サーマルヘッド６への通電時間を第
１印字モードおよび第２印字モードのときよりも長くし
て発熱素子に付与する熱エネルギが増加するように制御
する。そして、この熱エネルギが前記最上位の用紙の裏
に塗布した熱溶融性インクを溶融し、２枚目の普通紙に
転写されると印字が完了する。

【００２７】したがって、このように制御を行う制御部
１１を有する第１実施例によれば、サーマルヘッド６へ
の通電時間を長くすることのみで１回の印字により複数
枚の用紙に印字することができる。

【００２８】したがって、装置の大型化の必要もない
し、印字に要する時間も節約できることとなる。

【００２９】つぎに、本発明の第２実施例について説明
する。

【００３０】前述したように、前記制御部１１が前記サ
ーマルヘッド６への通電時間を長くするように制御すれ
ば、サーマルヘッド６の発熱温度が上昇し複数枚重ねた
記録紙であっても印字が可能である。

【００３１】しかし、１ドットあたりの前記サーマルヘ
ッド６に通電できる時間は印字速度により上限が決まっ
てしまう。たとえば、１００ＣＰＳで印字するときの１
ドットあたりの最大通電時間を仮に１００μ秒とすれ
ば、前記記録紙の重ねられる枚数がさらに増加する場合
には、１００μ秒程度の通電時間では複写に必要な前記
サーマルヘッド６の発熱温度が十分得られない場合も生
じる。

【００３２】そこで、第２実施例では前記キャリッジ５
の移動速度、つまり前記サーマルヘッド６の印字速度を
遅くしてサーマルヘッド６への通電時間を十分確保でき
るようにしている。

【００３３】たとえば、印字速度を５０ＣＰＳに遅らせ
ると、１ドットあたりのサーマルヘッド６に通電できる
時間は２００μ秒まで拡大することができ、前例の印字
速度が１００ＣＰＳで印字するときに得られる通電時間
の２倍の通電時間を確保でき、前記サーマルヘッド６の
発熱温度を十分高めることができる。

【００３４】したがって、第２実施例の熱転写プリンタ
によれば、サーマルヘッド６の印字速度を遅くするだけ
でその発熱温度を高められ、記録紙に付与する熱エネル
ギを十分確保できるため、複数枚重ねた記録紙の枚数が
増加されたとしても十分印字することができる。

【００３５】つぎに、本発明の第３実施例について説明
する。

【００３６】前述のように複数枚重ねられた記録紙の枚
数が増加される場合には、サーマルヘッド６の印字速度
を遅くすれば発熱温度を高めるのに十分な通電時間を確
保できる。

【００３７】しかし、サーマルヘッド６によっては、通
電時間をあまりに長くしすぎると発熱温度が高くなりす
ぎるために発熱素子が破損したり、寿命が短くなったり
してしまうおそれがある。

【００３８】そこで、第３実施例の熱転写プリンタは発
熱温度が高すぎることにより生じる発熱素子の破損を未
然に防止するため、前記キャリッジ５の移動速度をさら
に遅くして、サーマルヘッド６への通電を複数回繰返せ
る時間を確保することで、サーマルヘッド６の発熱温度
は破損限度内におさえた温度のまま１度に複数枚の印字
が可能な熱エネルギを得られるようにしたものである。

【００３９】つまり、予め発熱素子が破損するおそれの
ある温度を測定しておき、この限度内で前記発熱素子が
破損せずに前記サーマルヘッド６を発熱させる通電時間
を決定しておく。そして、この通電時間で前記サーマル
ヘッド６を十分発熱させることができない場合には、こ
の通電を前記キャリッジ５の移動時間内で複数回繰返
し、前記記録紙に付与させる熱エネルギを順次増加させ
ることにより複数枚の印字に必要な熱エネルギを蓄積し
印字を行えるようにする。

【００４０】たとえば、複数枚の記録紙の印字に必要な
熱エネルギが通電時間にして４００μ秒であり、一方、
前記サーマルヘッド６の通電時間の許容値が２００μ秒
であって、このときの印字速度が５０ＣＰＳであるとす
る。この場合、前記キャリッジ５の移動速度を２５ＣＰ
Ｓ以下に遅くして４００μ秒以上の移動時間を確保す
る。そして、この間にサーマルヘッド６に対して許容通
電時間内である２００μ秒間の通電を２回繰返し、発熱
素子を破壊することなく必要な４００μ秒分の熱エネル
ギを前記記録紙に付与することとなる。

【００４１】以上のような第３実施例によれば、キャリ
ッジ５の移動速度を遅くすることにより、サーマルヘッ
ド６へ許容通電時間内の通電を複数回行うことができる
ため、発熱素子の寿命を低下させずに必要な熱エネルギ
を確保でき複数枚重ねられた記録紙の印字を確実かつ容
易に行うことができる。

【００４２】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて変更することができる。

【００４３】たとえば、前述した複数枚の記録紙の構成
を、上に配置された記録紙の裏面に熱溶融性インクを塗
布するのではなく、各記録紙の間に転写用インクシート
を挿入する構成として下位に配置された記録紙に転写を
するようにしてもよいし、熱透過性の高い感熱紙を複数
枚組合わせた記録紙としてもよい。記録紙をこのような
構成とすれば、容易に記録紙の枚数を増やすことができ
る。

【００４４】

【発明の効果】以上説明したように本発明の熱転写プリ
ンタによれば、装置を大型化することなく１回の印字で
複数枚の記録紙に容易に印字することができるし、印字
に要する時間も節約することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例の熱転写プリンタの要部ブ
ロック構成図

【図２】従来の熱転写プリンタの斜視図

【符号の説明】

２ プラテン ５ キャリッジ ６ サーマルヘッド ８ 記録紙挿入口 １１ 制御部 １２ 切換えスイッチ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 キャリッジに搭載されたサーマルヘッド
   をプラテンに当接した状態で駆動し記録紙に印字を行う
   熱転写プリンタであって、前記記録紙として感熱紙に対
   して印字するための第１印字モードと、普通紙に対して
   インクリボンを用いて印字するための第２印字モード
   と、複数枚重ねられた記録紙に対して印字するための第
   ３印字モードとを選択的に切換え可能な制御部を有して
   いることを特徴とする熱転写プリンタ。
2. 【請求項２】 前記制御部は、第３印字モードにおける
   サーマルヘッドへの通電時間を、第１印字モードおよび
   第２印字モードにおける通電時間よりも長くなるように
   制御することを特徴とする請求項１に記載の熱転写プリ
   ンタ。
3. 【請求項３】 前記制御部は、第３印字モードにおける
   キャリッジの移動速度を、第１印字モードおよび第２印
   字モードにおけるキャリッジの移動速度よりも遅くし、
   サーマルヘッドへの通電時間を長くするように制御する
   ことを特徴とする請求項１に記載の熱転写プリンタ。
4. 【請求項４】 前記制御部は、第３印字モードにおける
   キャリッジの移動速度を、第１印字モードおよび第２印
   字モードにおけるキャリッジの移動速度よりも遅くする
   とともに、このキャリッジの移動の間にサーマルヘッド
   へ複数回通電するようにして１ドットあたりの印字を行
   うように制御することを特徴とする請求項１に記載の熱
   転写プリンタ。