JPH08118313A - 化粧単板、化粧単板の製造方法、及び床表面材 - Google Patents

化粧単板、化粧単板の製造方法、及び床表面材

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JPH08118313A
JPH08118313A JP6255897A JP25589794A JPH08118313A JP H08118313 A JPH08118313 A JP H08118313A JP 6255897 A JP6255897 A JP 6255897A JP 25589794 A JP25589794 A JP 25589794A JP H08118313 A JPH08118313 A JP H08118313A
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JP
Japan
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tatami
pattern
decorative veneer
shaped
flitch
Prior art date
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Pending
Application number
JP6255897A
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English (en)
Inventor
Shigeto Kawabata
成人 川畑
Morio Hayashi
守男 林
Akira Imai
章 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の畳に近いより自然な畳状模様を有する
化粧単板、化粧単板の製造方法、この化粧単板を用いて
なる床表面材を提供する。 【構成】 対向する二縁辺部に形成された帯状の畳縁状
模様21と、この畳縁状模様21,21の間に木目で形
成された畳表状模様22とからなる畳状模様面12を上
下に備えている化粧単板。この化粧単板は、薄肉の板材
1を集成して表面に柾目面を備えた第一のフリッチ2を
形成し、この第一のフリッチ2を板材1,1の接合面と
交差する切断面でカットして薄肉の板材3とし、この板
材3を集成して上下面に畳表状模様22を有する集成体
4を形成し、さらにこの集成体4の対向する二側面に板
材5を接合して、上下面の対向する二縁辺部に帯状の畳
縁状模様21を備えた畳状模様面12が形成された第二
のフリッチ6を形成し、この第二のフリッチ6を板材
1,1の接合面及び板材3,3の接合面の両方と交差す
る切断面でスライスして製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床面の仕上げに用いら
れる床表面材の化粧面に使用される化粧単板と、この化
粧単板の製造方法と、この化粧単板を用いてなる床表面
材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に、床面の仕上げに用いら
れる床表面材の化粧面には、様々な木質模様を有する化
粧単板が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、畳状模様を有
する化粧単板を所望する場合、単板の表面に畳状模様を
塗料で描く、あるいは印刷するという手法で得られるも
のである。しかしながら、このようにして得られた化粧
単板の畳状模様は、平面的で写実性が欠けた不自然なも
のであった。
【0004】本発明は、実際の畳に近いより自然な畳状
模様を有する化粧単板と、この化粧単板の製造方法と、
この化粧単板を用いてなる床表面材を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の化粧単板は、対
向する二縁辺部に形成された帯状の畳縁状模様21と、
この畳縁状模様21,21の間に木目で形成された畳表
状模様22とからなる畳状模様面12を上下に備えてい
ることを特徴とするものである。
【0006】本発明の化粧単板の製造方法は、薄肉の板
材1を集成して表面に柾目面を備えた第一のフリッチ2
を形成し、この第一のフリッチ2を板材1,1の接合面
と交差する切断面でカットして薄肉の板材3とし、この
板材3を集成して上下面に畳表状模様22を有する集成
体4を形成し、さらにこの集成体4の対向する二側面に
板材5を接合して、上下面の対向する二縁辺部に帯状の
畳縁状模様21を備えた畳状模様面12が形成された第
二のフリッチ6を形成し、この第二のフリッチ6を板材
1,1の接合面及び板材3,3の接合面の両方と交差す
る切断面でスライスすることを特徴とするものである。
【0007】ここで、集成体4の上下面の畳表状模様2
2とは、板材1,1の接合部と板材3,3の接合部とが
それぞれ筋状の木目となって集成体4の上下面に現れ、
この木目が互いに交差して形成された畳表の如き模様の
ことである。また、第二のフリッチ6の上下面の畳縁状
模様21とは、畳表状模様22を挟んで対向する、板材
5の色が帯状に現れた畳縁の如き模様のことである。板
材5の色は、少なくとも板材1と異なる色であることが
好ましく、より好ましくは、実際の畳縁の一般的な色、
すなわち、黒、紺、グレー、茶色等の濃色系である。
【0008】本発明の床表面材は、本発明の化粧単板を
最上面に接合してなる床表面材であって、上面外周縁に
R面を形成してなることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の化粧単板によると、畳表状模様22が
木目で形成されているので、この畳表状模様22は実物
の畳表に近い自然な模様となり、したがって、この畳表
状模様22を間に挟んで二縁辺部に帯状の畳縁状模様2
1が形成されてなる畳状模様面12は、実際の畳に近い
自然な感じの模様となる。
【0010】本発明の化粧単板の製造方法によると、第
二のフリッチ6を板材1,1の接合面及び板材3,3の
接合面の両方と交差する切断面でスライスするので、上
下面に畳状模様面12を備えた化粧単板が得られる。
【0011】本発明の床表面材によると、本発明の化粧
単板が最上面に接合されているので、該床表面材を用い
て床面の施工を行うと、畳状模様を有する木質フロアー
を形成できる。また、該床表面材の上面外周縁にR面が
形成されているので、該床表面材を用いて施工された木
質フロアーにおいて、畳と畳の境界の如く、該床表面材
の境界に窪みを形成することができ、より自然な感じの
畳状模様を表現できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例として示した図面に基
づいて説明する。
【0013】図1(a)(b)(c)(d)(e)は、
この順に本発明の一実施例に係る化粧単板を形成する製
造工程の一例を示す斜視図である。以下、該実施例に係
る化粧単板を化粧単板7とする。
【0014】該化粧単板7は、図1(e)に示す如く、
対向する二縁辺部に形成された帯状の畳縁状模様21
と、この畳縁状模様21,21の間に木目で形成された
畳表状模様22とからなる畳状模様面12を上下に備え
てなるものである。
【0015】この化粧単板7の製造方法を、その製造手
順に従って説明する。まず図1(a)に示す如く、薄肉
矩形の板材1をその薄肉方向に接着剤で接合し、集成し
て図1(b)に示す如く、表面に柾目面を備えた第一の
フリッチ2が形成される。上記板材1として用いられる
木質材としては特に限定されないが、例えば楢、栓、た
も、柾樹等の木質材が用いられる。
【0016】次にこの第一のフリッチ2を、板材1,1
の接合面と交差する切断面でカット(例えば図1(b)
に示すX−X切断線で矢印方向にカット)して、図1
(c)に示す如く、薄肉の板材3が形成される。
【0017】そしてこの板材3を接着剤で薄肉方向に接
合し、集成して図1(d)に示す如く、上下面に畳表状
模様22を有する集成体4が形成される。この畳表状模
様22は板材1,1の接合部と板材3,3の接合部とが
それぞれ筋状の木目となって集成体4の上下面に現れ、
この木目が互いに交差して形成された畳表の如き模様で
ある。この畳表状模様22を構成する、上記木目によっ
て囲まれた枡目の形状は、畳表を表現するためには畳の
目とほぼ同等の形状となるように形成されるのが好まし
く、そうなるように、使用される板材1の厚みと第一の
フリッチ2をカットする幅(板材3の厚み)とを調節す
ればよいものである。
【0018】さらに上記集成体4の対向する二側面にや
や厚手の板材5を接合して、第二のフリッチ6が形成さ
れる。この第二のフリッチ6の上下面には、畳表状模様
22を挟んで対向する二縁辺部に板材5の色が帯状に現
れた畳縁状模様21を有する畳状模様面12が形成され
る。上記板材5は、厚みが畳縁の幅とほぼ同等であるこ
とが好ましい。また板材5の材質としては、畳縁を表現
できる様な濃色を有する木質材であれば好ましく、例え
ば、ウォールナット、チーク、ペンシル等が用いられ
る。あるいは、板材1と同様の木質材を用いて、後で着
色するようにしても構わないものである。
【0019】そして第二のフリッチ6を板材1,1の接
合面及び板材3,3の接合面の両方と交差する切断面で
スライス(図1(d)に示すY−Y切断線で矢印方向に
スライス)して、図1(e)に示す如く、上下面に畳状
模様面12を備えた化粧単板7が形成される。
【0020】この化粧単板7において、畳状模様面12
における畳表状模様22が木目で形成されているので、
この畳表状模様22は実物の畳表に近い自然な模様とな
り、したがって、この畳表状模様22を間に挟んで二縁
辺部に帯状の畳縁状模様21が形成されてなる畳状模様
面12は、実際の畳に近い自然な感じの模様となる。
【0021】図2は化粧単板7を用いて形成された床表
面材の一例を示す斜視図であり、図3は図2に示す床表
面材の要部側面図である。
【0022】図示の如く、該床表面材は、基材13の上
面に化粧単板7が接合されて、最上面に化粧単板7を備
えているものである。また、該床表面材の上面外周縁に
は、R面11が設けられている。したがって、該床表面
材を用いて床面の施工を行うと、畳状模様を有する木質
フロアーを形成できる。この木質フロアーは、該床表面
材のR面11によって該床表面材の境界に窪みが形成さ
れ、畳と畳の境界が表現されるので、より本物の畳に近
い自然な感じの畳状模様となる。
【0023】該床表面材には、その他いろいろな機能が
具備されている。すなわち、基材13の下面には、格子
状に裏溝14が形成されており、該床表面材に柔軟性が
付与されている。また、基材13の下面には遮音シート
10が貼着されており、遮音効果を奏する。さらに、該
床表面材の側端外周部には雄実8と雌実9が形成されて
おり、該床表面材を施工すると、雄実8と雌実9が係合
して本実構造を形成し、該床表面材の接合が強固とな
る。
【0024】
【発明の効果】本発明の化粧単板によると、畳表状模様
22が木目で形成されているので、この畳表状模様22
は実物の畳表に近い自然な模様となり、したがって、こ
の畳表状模様22を間に挟んで二縁辺部に帯状の畳縁状
模様21が形成されてなる畳状模様面12は、実際の畳
に近い自然な感じの模様となる。
【0025】本発明の化粧単板の製造方法によると、第
二のフリッチ6を板材1,1の接合面及び板材3,3の
接合面の両方と交差する切断面でスライスするので、上
下面に畳状模様面12を備えた化粧単板が得られる。
【0026】本発明の床表面材によると、本発明の化粧
単板が最上面に接合されているので、該床表面材を用い
て床面の施工を行うと、畳状模様を有する木質フロアー
を形成できる。また、該床表面材の上面外周縁にR面が
形成されているので、該床表面材を用いて施工された木
質フロアーにおいて、畳と畳の境界の如く、該床表面材
の境界に窪みを形成することができ、より自然な感じの
畳状模様を表現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)(d)(e)は、この順に
本発明の一実施例に係る化粧単板を形成する製造工程の
一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の床表面材の一例を示す斜視図である。
【図3】図2に示す床表面材の要部側面図である。
【符号の説明】
1 板材 2 第一のフリッチ 3 板材 4 集成体 5 濃色板材 6 第二のフリッチ 12 畳状模様面 21 畳縁状模様 22 畳表状模様

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する二縁辺部に形成された帯状の畳
    縁状模様21と、この畳縁状模様21,21の間に木目
    で形成された畳表状模様22とからなる畳状模様面12
    を上下に備えていることを特徴とする化粧単板。
  2. 【請求項2】 薄肉の板材1を集成して表面に柾目面を
    備えた第一のフリッチ2を形成し、この第一のフリッチ
    2を板材1,1の接合面と交差する切断面でカットして
    薄肉の板材3とし、この板材3を集成して上下面に畳表
    状模様22を有する集成体4を形成し、さらにこの集成
    体4の対向する二側面に板材5を接合して、上下面の対
    向する二縁辺部に帯状の畳縁状模様21を備えた畳状模
    様面12が形成された第二のフリッチ6を形成し、この
    第二のフリッチ6を板材1,1の接合面及び板材3,3
    の接合面の両方と交差する切断面でスライスすることを
    特徴とする化粧単板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の化粧単板を最上面に接合
    してなる床表面材であって、上面外周縁にR面が形成さ
    れていることを特徴とする床表面材。
JP6255897A 1994-10-21 1994-10-21 化粧単板、化粧単板の製造方法、及び床表面材 Pending JPH08118313A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100336646C (zh) * 2005-08-22 2007-09-12 胡敏浩 一种竖排列复合地板的制造方法

Cited By (1)

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