JPH08118307A - 手押かんな盤における安全カバー機構 - Google Patents
手押かんな盤における安全カバー機構Info
- Publication number
- JPH08118307A JPH08118307A JP27842794A JP27842794A JPH08118307A JP H08118307 A JPH08118307 A JP H08118307A JP 27842794 A JP27842794 A JP 27842794A JP 27842794 A JP27842794 A JP 27842794A JP H08118307 A JPH08118307 A JP H08118307A
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- JP
- Japan
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- guide
- safety cover
- cover
- cover plate
- safety
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- Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、手押かんな盤のガイドの後部の安
全カバーに関するもので、ガイドを戻すとき自動的に折
りたたまれる安全カバーを提供することである。 【構成】 ガイド9とガイド支持部1a間に蝶番16で
2分割したカバープレート14,15を取付け、カバー
プレート15をガイド支持部1aに取付け、ガイド9の
背面は平滑な案内面9aと円弧状の傾斜面9bで構成
し、カバープレート14,15の一端には円弧部14
a,15aが形成されている。ガイド9を戻すと、案内
面9aに接触した円弧部14aでカバープレート14は
上方へ回動し、傾斜面9bに到達すると、カバープレー
ト14がカバープレート15上に折りたたまれる。さら
に、ガイド9を戻すと円弧部15aは案内面9aに接触
した円弧部15aでカバープレート15は上方へ回動
し、ガイド9とベース1のガイド支持部1a間に格納さ
れる。
全カバーに関するもので、ガイドを戻すとき自動的に折
りたたまれる安全カバーを提供することである。 【構成】 ガイド9とガイド支持部1a間に蝶番16で
2分割したカバープレート14,15を取付け、カバー
プレート15をガイド支持部1aに取付け、ガイド9の
背面は平滑な案内面9aと円弧状の傾斜面9bで構成
し、カバープレート14,15の一端には円弧部14
a,15aが形成されている。ガイド9を戻すと、案内
面9aに接触した円弧部14aでカバープレート14は
上方へ回動し、傾斜面9bに到達すると、カバープレー
ト14がカバープレート15上に折りたたまれる。さら
に、ガイド9を戻すと円弧部15aは案内面9aに接触
した円弧部15aでカバープレート15は上方へ回動
し、ガイド9とベース1のガイド支持部1a間に格納さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手押かんな盤のガイド
を移動した際のガイド後部の安全カバーの折りたたみ機
構に関するものである。
を移動した際のガイド後部の安全カバーの折りたたみ機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガイドの背面から露出したかんな
刃を覆う安全カバーに、例えば、実公昭57−9048
号公報がある。以下、図11〜図13を用いて説明す
る。2枚に分割したカバープレート21,22を折り曲
げ自在になるよう互いに蝶番23で連結し、カバープレ
ート21を蝶番24を介してガイド9の背面と連結して
いる。通常、カバープレート21,22はガイド9上に
設けた板ばね25にカバープレート21,22の一端が
支持され、ガイド9の背面に格納されている。(図1
1)ガイド9を図11において左方向へ移動すると、ガ
イド9の背面から露出する切削に使用しないかんな刃が
露出する。板ばね25の支持を解除した安全カバープレ
ート21を安全カバープレート22と重なったまま倒す
ことにより、前記かんな刃の露出部が覆われる。(図1
2)さらに、ガイド9を左方向に大きく移動したとき
は、カバープレート21からカバープレート22を開く
ことにより、さらに露出したかんな刃を覆う。(図1
3) また、ガイド9をもとの位置(図11において右方向)
へ戻す場合は、カバープレート22をカバープレート2
1へ折りたたんで板ばね24でカバープレート21,2
2を支持し、ガイド9の背面に格納する。
刃を覆う安全カバーに、例えば、実公昭57−9048
号公報がある。以下、図11〜図13を用いて説明す
る。2枚に分割したカバープレート21,22を折り曲
げ自在になるよう互いに蝶番23で連結し、カバープレ
ート21を蝶番24を介してガイド9の背面と連結して
いる。通常、カバープレート21,22はガイド9上に
設けた板ばね25にカバープレート21,22の一端が
支持され、ガイド9の背面に格納されている。(図1
1)ガイド9を図11において左方向へ移動すると、ガ
イド9の背面から露出する切削に使用しないかんな刃が
露出する。板ばね25の支持を解除した安全カバープレ
ート21を安全カバープレート22と重なったまま倒す
ことにより、前記かんな刃の露出部が覆われる。(図1
2)さらに、ガイド9を左方向に大きく移動したとき
は、カバープレート21からカバープレート22を開く
ことにより、さらに露出したかんな刃を覆う。(図1
3) また、ガイド9をもとの位置(図11において右方向)
へ戻す場合は、カバープレート22をカバープレート2
1へ折りたたんで板ばね24でカバープレート21,2
2を支持し、ガイド9の背面に格納する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の安全カバーで
は、ガイド9を戻す際、手でカバープレート21,22
を折りたたんでいるため、その都度、手で折りたたまな
ければならない不便さがある。また、かんな胴の露出部
に作業者が手を近づけたときにガイド9に手を挾む可能
性もあった。さらに、カバープレート21,22を折り
たたまずにガイド9を戻すと、カバープレート21,2
2が変形してしまう問題もあった。
は、ガイド9を戻す際、手でカバープレート21,22
を折りたたんでいるため、その都度、手で折りたたまな
ければならない不便さがある。また、かんな胴の露出部
に作業者が手を近づけたときにガイド9に手を挾む可能
性もあった。さらに、カバープレート21,22を折り
たたまずにガイド9を戻すと、カバープレート21,2
2が変形してしまう問題もあった。
【0004】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解消し、ガイドを戻す際、自動的に安全カバーを折
りたためるようにすることである。
点を解消し、ガイドを戻す際、自動的に安全カバーを折
りたためるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、ベース上にかんな刃を有するかんな
胴と前後テーブルを載置し、該テーブル上にかんな胴の
軸方向へ移動自在なガイドを有する手押かんな盤におい
て、複数個に分割した安全カバーを互いに回動自在に連
結し、該安全カバーの一端を前記ベースに取付け、前記
ガイド背面に接触する安全カバーの先端をそれぞれの円
弧状とし、前記ガイドの背面は平滑な案内面と、該案内
面上方に位置し安全カバーをベース側へ折り込む傾斜面
とし、ガイドの戻し動作の際、前記安全カバーの円弧部
がガイドの安全カバー当接面に当接したとき、安全カバ
ーが上方へ回動するようにしたものである。
ために、本発明は、ベース上にかんな刃を有するかんな
胴と前後テーブルを載置し、該テーブル上にかんな胴の
軸方向へ移動自在なガイドを有する手押かんな盤におい
て、複数個に分割した安全カバーを互いに回動自在に連
結し、該安全カバーの一端を前記ベースに取付け、前記
ガイド背面に接触する安全カバーの先端をそれぞれの円
弧状とし、前記ガイドの背面は平滑な案内面と、該案内
面上方に位置し安全カバーをベース側へ折り込む傾斜面
とし、ガイドの戻し動作の際、前記安全カバーの円弧部
がガイドの安全カバー当接面に当接したとき、安全カバ
ーが上方へ回動するようにしたものである。
【0006】
【作用】上記のように構成された安全カバーにおいて、
ガイドを手前に移動させ、安全カバーが開いた状態から
ガイドを戻すと、分割した安全カバーのうち、ガイド側
の安全カバーの円弧部がガイドの案内面を滑りながら上
方へ移動するため、ガイド側の安全カバーが上方へ回動
する。前記円弧部がガイドの傾斜面に到達すると、ガイ
ド側の安全カバーは、ベース側の安全カバー側へ倒さ
れ、ベース側の安全カバー上に折りたたまれる。さら
に、ガイドを押すと、今度はベース側の安全カバーの円
弧部が案内面を滑りながら上方へ移動し、傾斜面に到達
した付近で安全カバーが垂直になり安全カバーは折り重
なった状態でガイドとベースの間に格納される。
ガイドを手前に移動させ、安全カバーが開いた状態から
ガイドを戻すと、分割した安全カバーのうち、ガイド側
の安全カバーの円弧部がガイドの案内面を滑りながら上
方へ移動するため、ガイド側の安全カバーが上方へ回動
する。前記円弧部がガイドの傾斜面に到達すると、ガイ
ド側の安全カバーは、ベース側の安全カバー側へ倒さ
れ、ベース側の安全カバー上に折りたたまれる。さら
に、ガイドを押すと、今度はベース側の安全カバーの円
弧部が案内面を滑りながら上方へ移動し、傾斜面に到達
した付近で安全カバーが垂直になり安全カバーは折り重
なった状態でガイドとベースの間に格納される。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図9を用いて説明す
る。図1は本発明の実施例を示す手押かんな盤の右側面
図、図2は図1の平面図、図3は図1の正面図、図7は
図6のA部拡大図、図8は安全カバーの平面図、図9は
図8のB−B線断面図である。
る。図1は本発明の実施例を示す手押かんな盤の右側面
図、図2は図1の平面図、図3は図1の正面図、図7は
図6のA部拡大図、図8は安全カバーの平面図、図9は
図8のB−B線断面図である。
【0008】図において、ベース1の上部中央にかんな
刃2を有するかんな胴3を回転自在に軸支し、同じくベ
ース1上のかんな胴3の前後に前テーブル4と後テーブ
ル5を載置している。ベース1内に収納されているモー
タ6と、かんな胴3の一端に固着したプーリ7間をベル
ト8で連結することでモータ6の動力がかんな胴3に伝
達され回転する。
刃2を有するかんな胴3を回転自在に軸支し、同じくベ
ース1上のかんな胴3の前後に前テーブル4と後テーブ
ル5を載置している。ベース1内に収納されているモー
タ6と、かんな胴3の一端に固着したプーリ7間をベル
ト8で連結することでモータ6の動力がかんな胴3に伝
達され回転する。
【0009】ベース1後方上部にガイド支持部1aを形
成し、ガイド支持部1aに水平方向に形成した図示しな
い貫通孔にかんな胴3の軸線に対し平行な2本のガイド
バー11,11を揺動自在に挿通し、このガイドバー1
1の一端にのかんな胴3の軸線に対し直交したガイド9
を設けている。ガイド9はガイドバー11を介してかん
な胴3の軸線と平行に移動する。前テーブル4の側面か
ら突設した取付部4aには、シャフト12を軸に回動自
在な安全カバー10を設け、安全カバー10は、シャフ
ト12に取付けた図示しないスプリングで図2において
右回りに付勢され、通常、図示しないストッパでガイド
9の正面側に位置するかんな刃2上に位置し、かんな刃
2を覆っている。
成し、ガイド支持部1aに水平方向に形成した図示しな
い貫通孔にかんな胴3の軸線に対し平行な2本のガイド
バー11,11を揺動自在に挿通し、このガイドバー1
1の一端にのかんな胴3の軸線に対し直交したガイド9
を設けている。ガイド9はガイドバー11を介してかん
な胴3の軸線と平行に移動する。前テーブル4の側面か
ら突設した取付部4aには、シャフト12を軸に回動自
在な安全カバー10を設け、安全カバー10は、シャフ
ト12に取付けた図示しないスプリングで図2において
右回りに付勢され、通常、図示しないストッパでガイド
9の正面側に位置するかんな刃2上に位置し、かんな刃
2を覆っている。
【0010】ガイド9の背面とガイド支持部1a間に
は、ガイド9を安全カバー10側へ移動させたときにガ
イド9の背面から露出するかんな刃2を覆う安全カバー
13が取付けられている。安全カバー13は、2分割し
たガイド9側のカバープレート14とガイド支持部1a
側のカバープレート15とからなり、カバープレート1
4,15は、互いの上面が折り重なるように蝶番16で
連結され、カバープレート15の右端は、蝶番17でガ
イド支持部1aに取付けられている。
は、ガイド9を安全カバー10側へ移動させたときにガ
イド9の背面から露出するかんな刃2を覆う安全カバー
13が取付けられている。安全カバー13は、2分割し
たガイド9側のカバープレート14とガイド支持部1a
側のカバープレート15とからなり、カバープレート1
4,15は、互いの上面が折り重なるように蝶番16で
連結され、カバープレート15の右端は、蝶番17でガ
イド支持部1aに取付けられている。
【0011】ガイド9をガイド支持部1a側へ戻したと
き、カバープレート14がガイド9の背面を上がるよう
に、カバープレート14の先端とガイド9の背面が接触
する位置に対し、蝶番16の回転支点を低くするととも
に、図9に示すようにカバープレート14がカバープレ
ート15に対し下側へ回転しないようカバープレート1
4にカバープレート15の下面に接触する係止部14b
を設ける。
き、カバープレート14がガイド9の背面を上がるよう
に、カバープレート14の先端とガイド9の背面が接触
する位置に対し、蝶番16の回転支点を低くするととも
に、図9に示すようにカバープレート14がカバープレ
ート15に対し下側へ回転しないようカバープレート1
4にカバープレート15の下面に接触する係止部14b
を設ける。
【0012】ガイド9を安全カバー10側(図1におい
て右方向)へ引き出し、安全カバー13でかんな刃2を
覆ったとき、カバープレート14,15の下面とかんな
刃2との接触を防止するために、カバープレート14,
15の下面にはそれぞれ前テーブル4上面に当接する凸
部18、後テーブル5上面に当接する凸部19が設けら
れている。
て右方向)へ引き出し、安全カバー13でかんな刃2を
覆ったとき、カバープレート14,15の下面とかんな
刃2との接触を防止するために、カバープレート14,
15の下面にはそれぞれ前テーブル4上面に当接する凸
部18、後テーブル5上面に当接する凸部19が設けら
れている。
【0013】ガイド9をガイド支持部1a側へ戻し、カ
バープレート14,15を折りたたむ際、安全カバー1
3の先端と当接するガイド9の安全カバー当接面となる
背面は、平滑な案内面9aと、案内面9a上方の傾斜面
9bで構成されている。傾斜面9bはカバープレート1
4がカバープレート15側へ案内させるような円弧状の
形状をしている。カバープレート14,15の一端(ガ
イド9側)には、それぞれ案内面9a、傾斜面9bに接
触、案内される際、滑りやすいように円弧部14a,1
5aが形成されている。
バープレート14,15を折りたたむ際、安全カバー1
3の先端と当接するガイド9の安全カバー当接面となる
背面は、平滑な案内面9aと、案内面9a上方の傾斜面
9bで構成されている。傾斜面9bはカバープレート1
4がカバープレート15側へ案内させるような円弧状の
形状をしている。カバープレート14,15の一端(ガ
イド9側)には、それぞれ案内面9a、傾斜面9bに接
触、案内される際、滑りやすいように円弧部14a,1
5aが形成されている。
【0014】かんな刃2で図示しない木材を切削するに
は、まず、切削しようとする木材の加工幅よりわずかに
広い間隔までガイド9を移動させてガイド9の位置を調
整する。これにより、ガイド9背面から露出する切削に
使用しないかんな刃2は、安全カバー13で覆われる。
次に、モータ6を回転駆動させ、ベルト8、プーリ7を
介してかんな胴3を回転させる。この状態で前記木材の
側面をガイド9の押し付けながら、前テーブル4上から
かんな刃2側へ送ると、木材の先端が安全カバー10を
押し、安全カバー10は前記スプリングの付勢力に抗し
てシャフト12を中心に左回りに回動し、かんな胴3の
切削部分が露出し、この部分のかんな刃2で木材の下面
を切削する。切削後、安全カバー10から木材が離れれ
ば、安全カバー10はスプリングの付勢力でもとの位置
へ戻り、かんな刃2は再び安全カバー10に覆われる。
は、まず、切削しようとする木材の加工幅よりわずかに
広い間隔までガイド9を移動させてガイド9の位置を調
整する。これにより、ガイド9背面から露出する切削に
使用しないかんな刃2は、安全カバー13で覆われる。
次に、モータ6を回転駆動させ、ベルト8、プーリ7を
介してかんな胴3を回転させる。この状態で前記木材の
側面をガイド9の押し付けながら、前テーブル4上から
かんな刃2側へ送ると、木材の先端が安全カバー10を
押し、安全カバー10は前記スプリングの付勢力に抗し
てシャフト12を中心に左回りに回動し、かんな胴3の
切削部分が露出し、この部分のかんな刃2で木材の下面
を切削する。切削後、安全カバー10から木材が離れれ
ば、安全カバー10はスプリングの付勢力でもとの位置
へ戻り、かんな刃2は再び安全カバー10に覆われる。
【0015】次に、ガイド9を移動した際のカバープレ
ートの動作を図4〜図6を用いて説明する。図4は図1
のベースを省略した部分拡大図、図5はガイドを移動し
たときの状態図、図6はガイドを移動し安全カバーをガ
イドとガイド支持部間に格納したときの状態図である。
ートの動作を図4〜図6を用いて説明する。図4は図1
のベースを省略した部分拡大図、図5はガイドを移動し
たときの状態図、図6はガイドを移動し安全カバーをガ
イドとガイド支持部間に格納したときの状態図である。
【0016】ガイド9を前に(安全カバー10側)位置
させ、2つに開いたカバープレート14,15の凸部1
8を前テーブル4,凸部19を後テーブル5の上面にそ
れぞれ接触させ、カバープレート14,15で露出した
切削しないかんな刃2を覆った状態からガイド9を戻す
(ガイド支持部1a側)と、カバープレート14の円弧
部14aが左上がりの傾斜状態でガイド9の案内面9a
と接触する。このとき、ガイド9と円弧部14aとの接
触位置に対し、蝶番16の回転支点の位置のほうが低い
ため、円弧部14aはガイド9の案内面9aを滑りなが
ら上方へ移動し(図4)、カバープレート14は蝶番1
6を介し上方へ回動する。
させ、2つに開いたカバープレート14,15の凸部1
8を前テーブル4,凸部19を後テーブル5の上面にそ
れぞれ接触させ、カバープレート14,15で露出した
切削しないかんな刃2を覆った状態からガイド9を戻す
(ガイド支持部1a側)と、カバープレート14の円弧
部14aが左上がりの傾斜状態でガイド9の案内面9a
と接触する。このとき、ガイド9と円弧部14aとの接
触位置に対し、蝶番16の回転支点の位置のほうが低い
ため、円弧部14aはガイド9の案内面9aを滑りなが
ら上方へ移動し(図4)、カバープレート14は蝶番1
6を介し上方へ回動する。
【0017】円弧部14aがガイド9の傾斜面9bに到
達すると、円弧部14aが傾斜面9bに沿ってカバープ
レート15側に移動し、最後はカバープレート14がカ
バープレート15側に倒され、カバープレート15上で
折りたたまれる。(図5)このとき、安全カバー10は
ガイド9の戻り動作に追従し、スプリングの付勢力で再
びかんな刃2を覆っていく。
達すると、円弧部14aが傾斜面9bに沿ってカバープ
レート15側に移動し、最後はカバープレート14がカ
バープレート15側に倒され、カバープレート15上で
折りたたまれる。(図5)このとき、安全カバー10は
ガイド9の戻り動作に追従し、スプリングの付勢力で再
びかんな刃2を覆っていく。
【0018】さらに、ガイド9を戻すとカバープレート
15の円弧部15aが左上がりの傾斜状態でガイド9の
案内面9aに接触し、カバープレート14同様案内面9
aを滑りながら上方へ移動し、傾斜面9bに到達した付
近でガイド9の最後端となりカバープレート14,15
は垂直状態でガイド9とベース1のガイド支持部1a間
に格納される。(図6)
15の円弧部15aが左上がりの傾斜状態でガイド9の
案内面9aに接触し、カバープレート14同様案内面9
aを滑りながら上方へ移動し、傾斜面9bに到達した付
近でガイド9の最後端となりカバープレート14,15
は垂直状態でガイド9とベース1のガイド支持部1a間
に格納される。(図6)
【0019】ガイド9を前に移動させると、カバープレ
ート15はカバープレート14重なりあったまま、蝶番
17を介しカバープレート15の円弧部15aがガイド
9の案内面9aに接触して下方へ移動し、最後は自重で
倒れ、カバープレート15の凸部18が前テーブル4,
凸部19が後テーブル5の上面に接触する。このとき、
安全カバー10は、ガイド9に押され、かんな刃2が露
出される方向(左回り)に回動し、露出した切削しない
かんな刃2が露出するが、カバープレート15で覆われ
る。さらに、ガイド9を前に移動する場合は、手で蝶番
16を介しカバープレート14をガイド9側へ開き、カ
バープレート14の凸部18,19をそれぞれ前テーブ
ル4,後テーブル5の上面に接触させ、さらに露出した
切削しないかんな刃2を覆う。
ート15はカバープレート14重なりあったまま、蝶番
17を介しカバープレート15の円弧部15aがガイド
9の案内面9aに接触して下方へ移動し、最後は自重で
倒れ、カバープレート15の凸部18が前テーブル4,
凸部19が後テーブル5の上面に接触する。このとき、
安全カバー10は、ガイド9に押され、かんな刃2が露
出される方向(左回り)に回動し、露出した切削しない
かんな刃2が露出するが、カバープレート15で覆われ
る。さらに、ガイド9を前に移動する場合は、手で蝶番
16を介しカバープレート14をガイド9側へ開き、カ
バープレート14の凸部18,19をそれぞれ前テーブ
ル4,後テーブル5の上面に接触させ、さらに露出した
切削しないかんな刃2を覆う。
【0020】また、図10に示すように、ガイド9の案
内面9aに接触するカバープレート14,15の先端に
それぞれ板ばね20を用いると、カバープレート14,
15の回転動作がさらに良くなる。
内面9aに接触するカバープレート14,15の先端に
それぞれ板ばね20を用いると、カバープレート14,
15の回転動作がさらに良くなる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ガイドを戻す際、手を
介さずに自動的に安全カバーを折りたたむことができる
ので、折りたたむときにガイドで手をはさむようなこと
がなくなるとともに、従来、手で折りたたまずに無理に
ガイドを戻したときに生じる安全カバーの変形も防止で
き、極力安全カバーに手を触れない安全で操作性の良い
安全カバーを提供することができる。
介さずに自動的に安全カバーを折りたたむことができる
ので、折りたたむときにガイドで手をはさむようなこと
がなくなるとともに、従来、手で折りたたまずに無理に
ガイドを戻したときに生じる安全カバーの変形も防止で
き、極力安全カバーに手を触れない安全で操作性の良い
安全カバーを提供することができる。
【図1】本発明の実施例を示す手押かんな盤の右側面図
である。
である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】図1の部分拡大図である。
【図5】図4でガイドを移動したときの状態図である。
【図6】図4でガイドを移動し安全カバーを格納したと
きの状態図である。
きの状態図である。
【図7】図6のA部拡大図である。
【図8】安全カバーの平面図である。
【図9】図8のB−B線断面図である。
【図10】安全カバーの応用例を示す平面図である。
【図11】従来の安全カバーを収納した状態を示す右側
面図である。
面図である。
【図12】図11でガイドを右方向に移動させた状態を
示す右側面図である。
示す右側面図である。
【図13】図12でさらにガイドを右方向に移動させた
状態を示す右側面図である。
状態を示す右側面図である。
1a…ガイド支持部、2…かんな刃、9…ガイド、9a
…案内面、9b…傾斜面、10,13…安全カバー、1
4,15…カバープレート、14a,15a…円弧部、
14b…係止部、16,17…蝶番、18,19…凸
部、20…板ばね。
…案内面、9b…傾斜面、10,13…安全カバー、1
4,15…カバープレート、14a,15a…円弧部、
14b…係止部、16,17…蝶番、18,19…凸
部、20…板ばね。
Claims (2)
- 【請求項1】 ベース上にかんな刃を有するかんな胴と
前後テーブルを載置し、該テーブル上にかんな胴の軸方
向へ移動自在なガイドを有する手押かんな盤において、
複数個に分割した安全カバーを互いに回動自在に連結
し、該安全カバーの一端を前記ベースに取付け、前記ガ
イド背面に接触する安全カバーの先端をそれぞれの円弧
状とし、前記ガイドの背面は平滑な案内面と、該案内面
上方に位置し安全カバーをベース側へ折り込む傾斜面と
し、ガイドの戻し動作の際、前記安全カバーの円弧部が
ガイドの安全カバー当接面に当接したとき、安全カバー
が上方へ回動するようにしたことを特徴とする手押かん
な盤における安全カバー機構。 - 【請求項2】 前記安全カバーが前記ガイド背面を上が
るように、安全カバーの先端とガイドの背面が接触する
位置に対し、分割した安全カバー間の回転支点を低くす
るとともに、一方の安全カバーが他方の安全カバーに対
し下側へ回転しないよう安全カバー間に係止部を設けた
ことを特徴とする請求項1記載の手押かんな盤における
安全カバー機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27842794A JPH08118307A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 手押かんな盤における安全カバー機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27842794A JPH08118307A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 手押かんな盤における安全カバー機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08118307A true JPH08118307A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17597200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27842794A Pending JPH08118307A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 手押かんな盤における安全カバー機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08118307A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT1593U1 (de) * | 1996-09-27 | 1997-08-25 | Hinkel Maschinenbau | Schutzvorrichtung für ein rotierendes werkzeug einer bearbeitungsmaschine |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP27842794A patent/JPH08118307A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AT1593U1 (de) * | 1996-09-27 | 1997-08-25 | Hinkel Maschinenbau | Schutzvorrichtung für ein rotierendes werkzeug einer bearbeitungsmaschine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020820 |