JPH08117692A - 混合物選別分離装置 - Google Patents

混合物選別分離装置

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JPH08117692A
JPH08117692A JP6281222A JP28122294A JPH08117692A JP H08117692 A JPH08117692 A JP H08117692A JP 6281222 A JP6281222 A JP 6281222A JP 28122294 A JP28122294 A JP 28122294A JP H08117692 A JPH08117692 A JP H08117692A
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belt
belt conveyor
trough
ascending
mixture
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JP6281222A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takeda
雅宏 武田
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 重量の異なる成分からなる混合系を成分毎に
選別分離する混合物選別分離装置を提供すること。 [構成] 第1ベルトコンベヤ111に直交して減圧ボ
ックス121と傾斜トラフ124とからなる振動トラフ
120を配設する。減圧ボックス121は吸気口123
を形成させた天井板122を上行ベルト111aの下面
に接触させており、吸気ブロア127によって減圧とさ
れる。直線振動させる上行ベルト111a上のガラスビ
ンGは上行ベルト111aの側縁部へ移送され、ガラス
ビンGの有する運動量又は運動エネルギでは屈曲される
暖簾131を通過することにより、第1ベルトコンベヤ
111上の資源ゴミからガラスビンGが選別分離され
る。以下同様にして金属缶C、残渣類Rが分離され、第
3ベルトコンベヤ311の下流端からフィルム・シート
屑Fが排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重量の異なる成分からな
る混合系を成分毎に分離する選別装置に関するものであ
り、更に詳しくは混合系に振動を与えて成分毎に分離す
る選別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】ガラスビン、金属缶は主
としてプラスチックフィルムからなる袋に入った状態で
収集され選別処理工場で破袋された後、破袋されたフィ
ルム・シート類と選別分離されてリサイクルの工程へ送
られるが、選別分離されたガラスビン、金属缶になお残
る小片のフィルム・シート屑やガラス破片、砂、その他
の残渣類を可及的に除去し、選別純度を高めて次のリサ
イクル工程へ送ることが望まれている。
【0003】この要望に対して、ガラスビン、金属缶を
搬送するベルトコンベヤのベルトを搬送方向の一側方へ
傾斜させることにより重量の大きいガラスビン、金属缶
をフィルム・シート屑や残渣類から分離せんとする試み
がある。しかし、この方法は単に傾斜によってガラスビ
ン、金属缶を他から分離させようとするものであるが故
に選別純度が低く、当初の要望を満足させるものではな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、重量の異なる成分からなる混合系を成
分毎に分離し得る選別分離装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、重量の
大きい成分と重量の小さい成分との混合系を搬送するベ
ルトコンベヤと、振動トラフが前記ベルトコンベヤの上
行ベルトの下面に接触し搬送方向とは交差して配設され
て前記上行ベルトに直線振動を与える振動コンベヤと、
上記上行ベルトの直線振動による移送の下流側の側縁部
の表面に垂下されて前記重量の大きい成分が直線振動力
を受けて与えられる運動量又は運動エネルギでは屈曲さ
れる剛性を持たせた可撓性の材質で成る暖簾とからなる
少なくとも一つのユニットで成る混合物選別分離装置に
おいて、前記ベルトコンベヤへ供給される前記混合系中
の前記重量の大きい成分が直線振動される前記上行ベル
ト面上でより大きい運動量又は運動エネルギを与えられ
て前記上行ベルトの前記側縁部へ移送され、かつ前記暖
簾を通過することによって、前記重量の小さい成分と選
別分離されることを特徴とする混合物選別分離装置、に
よって達成される。
【0006】
【作用】重量の大きい成分と小さい成分との混合系を搬
送するベルトコンベヤの上行ベルトの下面に接し、搬送
方向と交差して配設された振動コンベヤの振動トラフが
直線振動されることにより、上行ベルト上の重量の大き
い成分は直線振動によって大きい運動量又は運動エネル
ギを得て上行ベルトの側縁部へ移行され、更には上行ベ
ルトの側縁部に垂下されており、重量の大きい成分が有
する運動量又は運動エネルギで屈曲される暖簾を通過す
ることにより、重量の大きい成分と小さい成分とが選別
分離される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例による混合物選別分離
装置について、図面を参照して説明する。
【0008】図1は資源ゴミの回収プロセスで使用され
る本実施例の可燃物不燃物選別分離装置1の斜視図であ
り、図2はその平面図、図3は図2における[3]−
[3]線方向の部分破断側面図である。図1、図2、図
3を参照し、主としてガラスビンG、金属缶Cを含む資
源ゴミは、ホッパ110から水平な第1ベルトコンベヤ
111の上流端部へ供給される。第1ベルトコンベヤ1
11は支柱10に軸支された駆動ロール112と支柱2
0に軸支された従動ロール113に巻装されており、資
源ゴミを矢印aで示す方向に搬送する。第1ベルトコン
ベヤ111の下流端部の直下方には水平な第2ベルトコ
ンベヤ211の上流端部が配設されている。第2ベルト
コンベヤ211は支柱20に軸支された駆動ロール21
2と支柱30に軸支された従動ロール213に巻装され
ており、第1ベルトコンベヤ111と同じく矢印aの方
向に搬送する。上述と同じく、第2ベルトコンベヤ21
1の下流端部の直下方には水平な第3ベルトコンベヤ3
11の上流端部が配設され、支柱30に軸支された駆動
ロール312と支柱40に軸支された従動ロールに巻装
されて、矢印aの方向に搬送する。すなわち、第1ベル
トコンベヤ111、第2ベルトコンベヤ211、第3ベ
ルトコンベヤ311が直列にカスケード状に3段に接続
されている。なお、支柱10、20、30、40は床面
上の共通ベース板50に固定されている。
【0009】第1ベルトコンベヤ111、第2ベルトコ
ンベヤ211、第3ベルトコンベヤ311にはそれぞれ
同様に他の装置機器が付加配設されているが、第1ベル
トコンベヤ111について、これらを説明するに、図2
における[4]−[4]線方向の断面を示す図4も参照
して、第1ベルトコンベヤ111の上行ベルト111a
と下行ベルト111bとの間に、減圧ボックス121と
傾斜トラフ124とを一体的に連結して形成された振動
トラフ120が第1ベルトコンベヤ111の搬送方向と
は直交して挿通されている。
【0010】振動トラフ120の一部を構成する減圧ボ
ックス121は第1ベルトコンベヤ111の搬送方向を
向いて右側(図2において下方、図4において左方)へ
若干下向き傾斜の天井板122を上行ベルト111aの
下面に接しており、その接触領域において上行ベルト1
11aに同一の傾斜を与えている。更には減圧ボックス
121の天井板122の接触領域には、その領域の拡大
平面図である図5を参照して、複数枚の吸気口123が
形成されている。又、図4に見られるように減圧ボック
ス121の底面にはフレキシブルジョイント125を挟
持する配管126を介して吸気ブロア127が接続され
ている。従って、上行ベルト111aは減圧ボックス1
21との接触領域において吸引されて天井板122に密
着される。減圧ボックス121と一体的な傾斜トラフ1
24はその移送面を減圧ボックス121の天井板122
と同一面とされ、移送方向の両側に側壁128を有して
いる。
【0011】減圧ボックス121の傾斜トラフ124と
反対側の端面には電磁バイブレータ129が取り付けら
れている。電磁バイブレータ129はその側面の支持部
材141に係止されているコイルバネ142を介して支
柱143に支持され、傾斜トラフ124はその底面の係
止部材144に係止されたコイルバネ145を介して支
柱146に支持されている。そして、電磁バイブレータ
129に交流が通電されることにより、減圧ボックス1
21を含む振動トラフ120に矢印bで示す方向の直線
振動が与えられ、接触領域において天井板122に吸引
密着されて直線振動される上行ベルト111a上の資源
ゴミは第1ベルトコンベヤ111の搬送方向とは直角な
方向の直線振動を受けて、その重量に応じた運動量又は
運動エネルギを獲得しつつ矢印eで示す方向へ移送され
る。なお、この直線振動の振巾、振動周波数は電磁バイ
ブレータ129を調整することによって適宜変更され得
る。
【0012】更には、図1、図3、図4のほか、特に図
5を参照して、減圧ボックス121の天井板122との
接触領域における上行ベルト111aの搬送方向を向い
て右側、振動トラフ120の直線振動による移送の下流
側の側縁部の表面にゴムシートによる暖簾131が垂下
されている。この暖簾131は共通ベース板50上の架
台134に固定された枠体133に暖簾131の上部1
31aが3本のボルト132で取り付けられており、所
定の巾に縦方向に切り揃えられた垂下部131bの先端
が上行ベルト111aの表面に接している。すなわち、
暖簾131は第1ベルトコンベヤ111、及び振動トラ
フ120とは独立して設けられている。
【0013】この暖簾131の剛性Y1 はゴムシートの
剛性率を考慮し、ゴムシートの厚さ、垂下部131bの
切り巾を調整して設定され、ガラスビンGが直線振動を
受けて獲得する運動量又は運動エネルギでは屈曲されて
ガラスビンGを傾斜トラフ124の方へ通過させ、ガラ
スビンGより重量の小さい金属缶Cは勿論、残渣類Rや
フィルム・シート屑Fの有する運動エネルギでは屈曲さ
れない。そして、この暖簾131と同様に、第2ベルト
コンベヤ211には暖簾231が設けられ、第3ベルト
コンベヤ311には暖簾331が設けられているが、暖
簾131の剛性Y1 、暖簾231の剛性Y2 、暖簾33
1の剛性Y3 はこれらの間にY1 >Y2>Y3 の関係が
あるように設定され、暖簾131は上述したようにガラ
スビンGのみを通過させ、暖簾231は金属缶Cを通過
させ、残渣類Rを通過させるようになっている。
【0014】傾斜トラフ124の下流端の直下方には図
2、図3、図4を参照して傾斜トラフ124と直交し
て、水平なガラスビン用ベルトコンベヤ151の上流端
部が配設されている。ガラスビン用ベルトコンベヤ15
1は架台158上の支柱153に軸支された駆動ロール
152と図示しない従動ロールに巻装され、その中間部
には架台158上の支柱155に軸支されたアイドラ1
54が複数設けられ、ガラスビンGを矢印dで示す方向
へ搬送する。又、図1、図4を参照して、傾斜トラフ1
24の下流端近傍において、ガラスビン用ベルトコンベ
ヤ151の搬送方向を向いて右側縁部の表面にはガラス
ビンGのオーバーランを防止するための邪魔板156が
架台158上の支持体157に固定して設けられてい
る。
【0015】以上は第1ベルトコンベヤ111に付加配
設されている装置機器であるが、第2ベルトコンベヤ2
11についても、減圧ボックス221と傾斜トラフ22
4とからなる振動トラフ220とその電磁バイブレータ
229、吸気ブロア227、暖簾231が設けられてい
る。但し、先述したように暖簾231の剛性Y2 は暖簾
131の剛性Y1 よりは小とされている。すなわち、減
圧ボックス221との接触領域における上行ベルト21
1a上において、金属缶Cが直線振動を受けて獲得する
中程度の運動量又は運動エネルギによって屈曲されるよ
うに暖簾231の剛性Y2 が設定されている。従って傾
斜トラフ224へは暖簾231を通過した金属缶Cのみ
が移送され、その下流端の直下方に傾斜トラフ224と
直交する方向に水平な金属缶用ベルトコンベヤ251の
上流端部が配設されている。その他、第1ベルトコンベ
ヤ111に付加配設されているものと同様な装置機器に
は下2桁を同一にした200番台の符号を付して、それ
らの説明は省略する。
【0016】第3ベルトコンベヤ311についても全く
同様であり、第3ベルトコンベヤ311に直交して減圧
ボックス321と傾斜トラフ324とからなる振動トラ
フ320とその電磁バイブレータ329、吸気ブロア3
27、暖簾331が設けられている。そして、先述した
ように暖簾331の剛性Y3 は暖簾231の剛性Y2
りも小とされ、減圧ボックス321との接触領域におけ
る上行ベルト311a上において、ガラス破片、砂等か
らなる残渣類Rが直線振動を受けて獲得する程度の小さ
い運動エネルギによって屈曲されるように剛性Y3 が設
定されている。従って、可燃物としてのフィルム・シー
ト屑Fは暖簾331を通過することができず、第3ベル
トコンベヤ311の排出端まで移送され、残渣類Rのみ
が暖簾331を通過して傾斜トラフ324を下流端まで
移送される。傾斜トラフ324の下流端の直下方には傾
斜トラフ324と直交する方向に水平な残渣類用ベルト
コンベヤ351の上流端部が配設されている。その他、
第1ベルトコンベヤ111に付加配設されているものと
同様な装置機器には、下2桁を同一にした300番台の
符号を付して、それらの説明は省略する。
【0017】本発明の実施例の可燃物不燃物選別分離装
置1は以上のように構成されるが、次にその作用につい
て説明する。
【0018】資源ゴミを1次選別して得られるガラスビ
ンG、金属缶Cには、なお小片のフィルム・シート屑F
やガラス破片、砂、その他からなる残渣類Rが含まれて
いる。この主としてガラスビンG、金属缶Cからなる資
源ゴミは、図1、図2、図3を参照して、ホッパ110
から第1ベルトコンベヤ111の上流端部へ供給され矢
印aの方向へ搬送されて、直線振動されている減圧ボッ
クス121上に至る。図4、図5も参照し、減圧ボック
ス121は吸気ブロア127で減圧され、第1ベルトコ
ンベヤ111の上行ベルト111aとの接触領域におい
て天井板122に複数の吸気口123が形成されている
ので、上行ベルト111aは減圧ボックス121の天井
板122に吸引密着され、減圧ボックス121によって
第1ベルトコンベヤ111の搬送方向とは直角な矢印b
で示す方向に直線振動される。この直線振動は電磁バイ
ブレータ129を調整してガラスビンGの選別分離に適
した振巾、振動周波数とされている。すなわち、この接
触領域の上行ベルト111a上における資源ゴミ成分と
してのガラスビンG、金属缶C、残渣類R、フィルム・
シート屑Fは直線振動を受け、それぞれの重量に応じた
運動量又は運動エネルギを得て矢印eの方向へ移送され
る。その中でガラスビンGは最も重量が大であり最も大
きい運動量又は運動エネルギを得るが故に、移送される
距離も大きく最も早く暖簾131に到達する。そして暖
簾131はその剛性Y1 を大とされガラスビンGの有す
る運動エネルギでのみ屈曲するようにされているので、
ガラスビンGのみが暖簾131をくぐって傾斜トラフ1
24へ移行し、直線振動を受けつつ傾斜トラフ124の
斜面を転がって下流端に至る。
【0019】接触領域の上行ベルト111a上におい
て、金属缶Cで当初から暖簾131の近傍にあったもの
は直線振動を受けて暖簾131へ到達するが、金属缶C
が獲得している運動量又は運動エネルギでは暖簾131
は屈曲しないので、暖簾131を通過し得ず、第1ベル
トコンベヤ111上に残って下流端まで移送される。金
属缶Cより重量の小さい残渣類R、フィルム・シート屑
Fも同様である。
【0020】ガラスビンGは傾斜トラフ124の下流端
から、ガラスビン用ベルトコンベヤ151の上流端部へ
移行されるが、傾斜トラフ124の下流端の近傍にオー
バーラン防止用の邪魔板156が設けられているので転
落することなくガラスビン用ベルトコンベヤ151上へ
乗り移って下行へ矢印dで示す方向へ搬送され、排出端
において選別純度の高いガラスビンGとして補集され次
の回収工程へ送られる。
【0021】第1ベルトコンベヤ111の暖簾131よ
り下流側に残る金属缶C、残渣類R、フィルム・シート
屑Fはその下流端から第2ベルトコンベヤ211上へ落
下し、これによって搬送されて直線振動されている減圧
ボックス221上に至る。この減圧ボックス221と第
2ベルトコンベヤ211の上行ベルト211aとの接触
領域は先述した図5に示す接触領域と全く同様に構成さ
れているが、この接触領域においても、上行ベルト21
1a上の金属缶C、残渣類R、フィルム・シート屑Fは
第2ベルトコンベヤ211の搬送方向とは直角な方向の
直線振動を受け、それぞれの重量に応じた運動量又は運
動エネルギを獲得して暖簾231の方へ移送される。そ
の中では金属缶Cの重量が最大であり最も大きい運動量
又は運動エネルギを得るので、移送される距離も大きく
最も早く暖簾231へ到達する。そして暖簾231の剛
性Y2 は金属缶Cの有する運動量又は運動エネルギによ
って屈曲するように設定されているので、金属缶Cは暖
簾231をくぐって傾斜トラフ224へ移行し、接触領
域へ搬送されてきた時点で既に暖簾231の近傍にあ
り、直線振動によって暖簾231へ到達する残渣類R、
フィルム・シート屑Fがあっても、これらの有する運動
量又は運動エネルギでは暖簾231をくぐり得ず第2ベ
ルトコンベヤ211上に残って下流端まで移送される。
【0022】傾斜トラフ224へ移行した金属缶Cは直
線振動を受けると共に傾斜トラフ224の斜面を転がっ
て下流端から、その直下方に配設されている金属缶用ベ
ルトコンベヤ251の上流端へ移行する。そして、この
移行個所にオーバーラン節用邪魔板256が設けられて
いることもあり、金属缶Cは転がり落ちることなく金属
缶用ベルトコンベヤ251に乗り移って搬送され、排出
端から選別純度の高い金属缶Cとして次の回収工程へ送
られる。
【0023】第2ベルトコンベヤ211の暖簾231よ
り下流側に残る残渣類Rとフィルム・シート屑Fはその
下流端から第3ベルトコンベヤ311上へ落下し、これ
によって搬送されて、直線振動されている減圧ボックス
321上に至る。この減圧ボックス321と第3ベルト
コンベヤ311の上行ベルト311aとの接触領域も先
述した図5に示す接触領域と全く同様に構成されてお
り、上行ベルト311a上の残渣類Rとフィルム・シー
ト屑Fは第3ベルトコンベヤ311の搬送方向と直角な
方向の直線振動を受け、それぞれの重量に応じた運動量
又は運動エネルギを得て暖簾331の方へ移送される。
この中で残渣類Rはフィルム・シート屑Fと比較して重
量が大きく、それに見合った運動量又は運動エネルギを
得るので、残渣類Rの有する運動量又は運動エネルギに
よって屈曲される剛性Y3 を持たせた暖簾331を通過
して傾斜トラフ324へ移行する。そして、傾斜トラフ
324上の残渣類Rは直線振動と傾斜トラフ324の傾
斜によって下流端直下方の残渣類用ベルトコンベヤ35
1へ移行される。残渣用ベルトコンベヤ351の移行個
所に設けられている邪魔板356によって残渣類Rは逸
脱することなく残渣類ベルトコンベヤ351に乗り移り
排出端まで搬送される。残渣類Rからは次工程において
ガラス破片がカレットとして回収される。
【0024】一方、第3ベルトコンベヤ311上に残さ
れたフィルム・シート屑Fはそのまま下流端まで搬送さ
れ可燃物として排出される。
【0025】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0026】例えば本実施例においては、資源ゴミの選
別分離について説明したが、一般家庭から出される生ゴ
ミも選別され得るし、これら以外の重量の異なる成分か
らなる各種の混合系、例えば収穫したコーヒ豆とそれに
含まれる小石類の選別分離など、粒径が接近しており篩
別の困難な混合系が選別分離の対象となる。
【0027】又、本実施例においては、例えば第1ベル
トコンベヤ111に減圧ボックス121と傾斜トラフ1
24とからなる振動トラフ120、その他を組み合わせ
たものをユニットとして3ユニットを接続した装置を説
明したが、選別分離の対象が2成分の混合系である場合
には1ユニットであってよく、3成分からなる場合には
2ユニットで選別分離し得る。すなわち、混合系に含ま
れる成分数によって接続するユニット数は自ら定まる。
【0028】又、本実施例においては、第1ベルトコン
ベヤ111、第2ベルトコンベヤ211、第3ベルトコ
ンベヤ311を直列に接続して一定の方向に搬送し、そ
れぞれの振動トラフ120、220、320の移送方向
を搬送方向に対して直角に左方から右方となるように配
設したが、各振動トラフ120、220、320の移送
方向は一定である必要はなく、又、選別分離が可能であ
る範囲において、各振動トラフ120、220、320
を各ベルトコンベヤ111、211、311と斜交させ
てもよい。
【0029】なお又以上の実施例では、振動トラフ12
0は減圧ボックス121と傾斜トラフ124とから成る
としたが、傾斜トラフ124は傾斜せず水平面であって
も良く、この場合には減圧ボックス121の天井も水平
となるが、振動トラフ120の斜め方向の振動bにより
直線振動による移送力で傾斜トラフ124の代わりに水
平となった移送トラフ部の下流側端部から、例えば図4
においてベルトコンベヤ124上にごみGを排出させる
ことが出来る。
【0030】又以上の実施例では、減圧ボックス121
の天井に吸気口123を設け、吸気ブロア127の吸込
により負圧にして、例えばベルト111の上方走行部1
11aを吸着させることにより効率良く振動トラフ12
0の直線振動を伝えるようにしたが、適当なテンション
を与えて振動トラフの上面に接触させておくだけでも直
線振動力を受けてこの上のごみをこの振動トラフの直線
振動による移送方向に移送させることが出来るようにし
ても良い。
【0031】又以上の実施例では、電磁バイブレータ1
29、すなわち公知のように重ね板ばねの両端部を固定
枠に取り付け、その中央部を電磁石に対向する可動コア
に取り付けて、磁気吸引力による振動で振動トラフ12
0を振動させるようにしているが、この電磁石駆動部に
代えて、振動電動機を2個用いてその同期化力により直
線振動を得て振動トラフを直線振動させるようにしても
良く、又、振巾や周波数によってはクランク駆動部を用
いる振動機を適用しても良い。
【0032】あるいは、2個のアンバランスウエイトを
相反する方向に同速度で回転させ、この同期化力で直線
振動をさせる不平衡重錘駆動部を適用した振動機にも、
本発明は適用可能である。
【0033】又以上の実施例では、可撓性のある暖簾と
してゴム材で成るとしたが、これに代えて、一般に可撓
性のある材質であれば、いかなる材質で暖簾を構成して
も良い。
【0034】又以上の実施例では、ベルト111、21
1、311に対して、それぞれ振動トラフ120、22
0、320を用いたが、この振動トラフの幅を充分に大
きく取れば、一つのベルトコンベヤの側縁部に沿って、
ある間隔をおいて実施例と同様に剛性の大なる順に暖簾
をある間隔で設け、このベルトコンベヤの走行方向にお
いて各種ごみが搬送されながら、それぞれこの1台の振
動トラフにより直線振動を受けて暖簾側に、すなわち1
側縁側に偏倚されながら移送されるが、この途上、順次
重いごみ順に側方へと選別排除されるようにしても良
い。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の混合物選別
分離装置によれば、重量の大きい成分と重量の小さい成
分との混合系を搬送するベルトコンベヤの上行ベルトが
振動トラフによって搬送方向とは交差する方向に直線振
動されるので、重量の大きい成分は上行ベルトの側縁部
へ移送され、かつ重量の大きい成分が獲得している運動
量又は運動エネルギでは屈曲される暖簾を設けているの
で、これを通過する重量の大きい成分と通過し得ない重
量の小さい成分とが選別分離される。
【図面の簡単な説明】
【図1】可燃物不燃物選別分離装置の斜視図である。
【図2】同装置の平面図である。
【図3】図2における[3]−[3]線方向の部分破断
側面図である。
【図4】図2における[4]−[4]線方向の断面図で
ある。
【図5】図2における第1ベルトコンベヤと減圧ボック
スとの接触領域部分の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 可燃物不燃物選別分離装置 111 第1ベルトコンベヤ 120 振動トラフ 121 減圧ボックス 122 天井板 123 吸気口 127 吸気ブロア 129 電磁バイブレータ 131 暖簾 151 ガラスビン用ベルトコンベヤ C 金属缶 F フィルム・シート屑 G ガラスビン R 残渣類

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量の大きい成分と重量の小さい成分と
    の混合系を搬送するベルトコンベヤと、振動トラフが前
    記ベルトコンベヤの上行ベルトの下面に接触し搬送方向
    とは交差して配設されて前記上行ベルトに直線振動を与
    える振動コンベヤと、上記上行ベルトの直線振動による
    移送の下流側の側縁部の表面に垂下されて前記重量の大
    きい成分が直線振動力を受けて与えられる運動量又は運
    動エネルギでは屈曲される剛性を持たせた可撓性の材質
    で成る暖簾とからなる少なくとも一つのユニットで成る
    混合物選別分離装置において、前記ベルトコンベヤへ供
    給される前記混合系中の前記重量の大きい成分が直線振
    動される前記上行ベルト面上でより大きい運動量又は運
    動エネルギを与えられて前記上行ベルトの前記側縁部へ
    移送され、かつ前記暖簾を通過することによって、前記
    重量の小さい成分と選別分離されることを特徴とする混
    合物選別分離装置。
  2. 【請求項2】 前記振動トラフの前記上行ベルトの下面
    に接触する部分が吸引用開口の形成された天井板を有す
    る減圧ボックスとされ、これに排気装置が接続されてお
    り、前記上行ベルトが前記振動トラフに吸着され効率よ
    く直線振動される請求項1に記載の混合物選別分離装
    置。
  3. 【請求項3】 前記振動トラフが前記減圧ボックスと、
    該減圧ボックスの下流端側に一体的に形成された移送ト
    ラフ部とからなる請求項1または請求項2に記載の混合
    物選別分離装置。
  4. 【請求項4】 前記ユニットの複数が上流側の前記ベル
    トコンベヤの下流端部の直下方に下流側の前記ベルトコ
    ンベヤの上流端部を配置するようにして接続され、複数
    の前記ユニットにおける前記暖簾の剛性が上流から順に
    小とされており、重量の異なる成分からなる混合系が重
    量の大きい成分から順に選別分離される請求項1から請
    求項3までの何れかに記載の混合物選別分離装置。
  5. 【請求項5】 前記重量の異なる成分からなる混合系が
    ガラスビン、金属缶と、これらに含まれるガラス破片、
    砂等の残渣類及びフィルム・シート類からなる資源ゴミ
    である請求項4に記載の混合物選別分離装置。
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