JPH08117412A - 遊技機の画像表示装置 - Google Patents

遊技機の画像表示装置

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JPH08117412A
JPH08117412A JP6265670A JP26567094A JPH08117412A JP H08117412 A JPH08117412 A JP H08117412A JP 6265670 A JP6265670 A JP 6265670A JP 26567094 A JP26567094 A JP 26567094A JP H08117412 A JPH08117412 A JP H08117412A
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JP
Japan
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screen
scroll
color
display
character
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Application number
JP6265670A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Osawa
均 大沢
Masatoshi Takizawa
昌利 滝沢
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ量が少ない疑似立体画の表示を可能と
し、遊技性を高める。 【構成】 遊技機からのスクロール情報に応じ、コント
ロール部5bがメモリ4よりスクロール画面4aを抽出
して液晶カラーパネル3の表示面3aにスクロールキャ
ラクタとそれの周囲にミドルグランド画面4bで色付け
をした表示画面を可変表示し、遊技機からの確率変動情
報に応じ、コントロール部5bが上記スクロールキャラ
クタ周囲の色を寒色から暖色に変化する。スプライト画
面4cでは、点滅したり、飛び蹴りしたり、徐々に大き
くなるなどのアニメーションキャラクタを表現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ機、スロッ
トマシンなどの遊技機において、遊技状況に応じた画像
を遊技板の前面に設けられた液晶カラーパネルに疑似3
次元的に可変表示する画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような遊技機では音や光による表
示を行うことでその遊技性を高めている。例えば、パチ
ンコ機の画像表示装置では、液晶カラーパネルの表示面
に表示された画像のパターンや色彩を遊技状況に応じて
多様に変化させることによって、その遊技性を高めてい
る。具体的には、電源投入後にスクロールキャラクタを
3行3列の9区分または3行2列の6区分の配置を以て
液晶カラーパネルの表示面に表示し、遊技球の入賞始動
口への入賞でスクロールキャラクタを縦方向にあたかも
回転しているように可変表示し、スクロールキャラクタ
を所定時間の経過後に各行間に数秒程度の時間差を以て
順に停止する。そして、残りの行が停止する以前に、既
に停止したスクロールキャラクタ(停止キャラクタ)の
パターンが一列方向または斜め方向などの特定方向で2
個揃うとリーチ状態となる。このリーチ状態では、残り
の行の停止キャラクタの種類によっては、停止キャラク
タのパターンが特定方向に3個揃う可能性があるので、
例えばリーチ状態のきっかけとなった2個の停止キャラ
クタを囲む枠図形を液晶カラーパネルの表示面に表示
し、リーチ状態を遊技者に知らせる。引き続き、残りの
行でのスクロールキャラクタの停止により、停止キャラ
クタのパターンが特定方向で3個揃うと大当たりとな
る。大当たり状態では動画を物語り風に液晶カラーパネ
ルの表示面に可変表示して遊技性を高める。つまり、遊
技者への視覚に訴える表示機能は遊技機の遊技性を高め
る上で重要な点である。
【0003】このような要望から、例えば特開平5−1
61759号公報、特開平5−228245号公報、特
開平5−293245号公報および特開平5−3051
73号公報に開示された遊技機の画像表示装置が知られ
ている。この画像表示装置は、表示制御装置を遊技制御
装置と分別構成し、この表示制御装置が遊技制御装置か
ら遊技状況を表す一つの情報を受け取ると、その遊技情
報に応じたグラフィック仕様を表示制御装置中のメモリ
に記憶された表示時間や図柄の組み合わせなどを示す変
換規則にもとづき解釈して複数の画像データを上記メモ
リより抽出し、これらの画像データを遊技板の前面中央
に設置された液晶カラーパネルの表示面に可変表示する
ことによって、画像表示に必要なデータの格納から遊技
制御装置中のメモリを解放し、遊技制御装置中のメモリ
の不正防止用データに対する記憶容量を確保し、アニメ
ーションキャラクタの動きの自由度や背景画の種類を増
やすようになっている。
【0004】また、特開平6−39111号公報には、
遊技機と画像表示との両方を制御する制御装置が複数の
フレームメモリを有し、これらのフレームメモリにRO
Mから背景画や複数のキャラクタごとの画像データを個
別に格納し、これらの画像データを重ね合わせて遊技板
の液晶ディスプレイに可変表示する遊技機が開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記各公開公報に開示
された遊技機の画像表示装置は、遊技情報に応じ、メモ
リまたはフレームメモリより抽出したスクロールキャラ
クタ、背景画、アニメーションキャラクタおよび枠図形
など個々の画像データを、液晶カラーパネルの表示面に
点在配置するように平面的に組み合わせる構成であるた
め、多数のフレーム単位の画像を描くためのデータおよ
びそれを短時間に差し替えるためのデータなどが膨大な
量となる問題が内在する。
【0006】ところで、特開平5−317501号公報
には、確率変動発生時に、可変表示部の図柄停止順序を
変更するか、または可変表示部の背景色を変化するか、
あるいは所定の音を出すことによって、確率変動の発生
を遊技者に知らせる遊技機が開示されているが、これは
上記個々の画像データを液晶カラーパネルの表示面に点
在配置するように平面的に組み合わせる遊技機の画像表
示装置の範疇において、確率変動発生時に、図柄停止順
序または背景色を変化するか、あるいは所定の音を出す
構成であるので、例えば図柄停止順序または背景色を変
化するには、フレーム構成を多数入れ替える必要があ
り、画像データ量および色データ量が極端に増える割に
は遊技者が確率変動を理解しづらいものであるうえ、音
で確率変動を知らせるのは、遊技店に多数設置された他
の遊技機や遊技店内で発せられる遊技性を醸す音と区別
しずらいもので、にわかに採用しがたいものである。
【0007】そこで、この発明は上記課題を解決するた
めになされたもので、その目的は可変表示のためのデー
タをできるだけ少なくしつつ、疑似立体画面を可変表示
することが可能であり、スクロール時にはスクロール画
面とミドルグランド画面およびスプライト画面で構成し
た表示画面を可変表示し、大当たり後の低確率と高確率
との確率変動時には上記ミドルグランド画面またはスプ
ライト画面の色または図形の形状を変化させて遊技性を
高めることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る遊技機の
画像表示装置はメモリと合成表示手段および特定表示手
段を備え、メモリにはスクロール画面とミドルグランド
画面およびスプライト画面からなる仮想画面を構成する
ための画面データを予め格納しておき、合成表示手段が
スクロール情報に応じメモリよりスクロール画面・ミド
ルグランド画面・スプライト画面を抽出して液晶カラー
パネルの表示面に複数のスクロールキャラクタやアニメ
ーションキャラクタなどを表示し、複数のスクロールキ
ャラクタが確率変動図柄で揃うことで、大当たり遊技が
終了し、確率変動が起こると、特定表示手段がそれまで
のスクロール画面の手前に位置する画面における一部の
色または図形の形状を変化するように構成されたもので
ある。上記画面の変化する色としては暖色および寒色を
用いることも可能である。また、上記画面の変化する色
としては、暖色を高確率時に用い、寒色を低確率時に用
いるようにしてもよい。
【0009】
【作用】この発明によれば、スクロール情報により、ス
プライト画面およびミドルグランド画面がスクロール画
面の手前に配置するように重ね合わせられ、ミドルグラ
ンド画面またはスプライト画面がスクロール画面で表現
されるスクロールキャラクタの周囲を例えば青色などの
寒色で色付けしつつ、スクロールキャラクタが液晶カラ
ーパネルの表示面に可変表示され、次いでリーチ情報に
より、スプライト画面によるアニメーションキャラクタ
が液晶カラーパネルの表示面に可変表示され、これらス
プライト画面およびミドルグランド画面を通して上記ス
クロール画面のスクロールキャラクタおよびミドルグラ
ンド画面の寒色が視認される。そして、上記リーチ後に
おいて停止したスクロールキャラクタの図柄が全部揃
い、大当たりの遊技が終了した時点のおいて、大当たり
のきっかけとなった上記全部揃った図柄が確率変動図柄
であると、確率が低確率から高確率に変動する。この確
率変動情報により、それまでスクロール画面で表現され
るスクロールキャラクタの周囲を色付けしていたミドル
グランド画面またはスプライト画面の寒色が例えば橙色
などの暖色に変化するように色付けされてスクロールキ
ャラクタとともに液晶カラーパネルの表示面に可変表示
される。したがって、確率変動時に、透明領域の多いミ
ドルグランド画面またはスプライト画面の一部の色また
は図形の形を変化することによって、画像データ量や色
データ量の多いスクロール画面を入れ替えることなく、
低確率から高確率への確率変動の臨場感を出す遊技性の
高い表示画面が液晶カラーパネルに可変表示される。し
かも、上記アニメーションキャラクタの大きさを時間の
経過に伴い変化させることによって、上記臨場感を出す
画面が疑似立体画面に構成される。また、上記画面の変
化する色として暖色および寒色を用いた場合には、遊技
者が色の変化を即座に認識することが可能である。ま
た、上記画面の変化する色として、寒色を低確率時に用
い、暖色を高確率時に用いた場合には、低確率時には低
確率時の無念さを寒色の持つクールさで遊技者に伝え、
高確率時には高確率時の喜志を暖色の持つ暖かさで遊技
者に伝えられる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1乃至図9を
用いて説明する。図1は実施例の遊技機としてのパチン
コ機における遊技制御装置と画像表示装置とを示す構成
図、図2は実施例の画像表示装置における仮想画面から
表示画面への過程を示す図、図3は実施例におけるスク
ロール画面のエリア構成を示す図、図4は実施例のスク
ロールから高確率変動終了までの表示画面の変化の過程
を示す図、図5は実施例のリーチでの初期段階の画面構
成を示す図、図6は同リーチでの最終スクロールキャラ
クタの停止直前における画面構成を示す図、図7は同リ
ーチでの最終スクロールキャラクタの停止直後における
画面構成を示す図、図8は同リーチでの大当たり終了後
の確率変動により高確率になったときの画面構成を示す
図、図9は実施例のパチンコ機を示す正面図である。
【0011】図9において、パチンコ機はパチンコ店の
島に据え付けるための外枠11を備え、外枠11の前面
には前枠12が図外のヒンジにより開閉可能に取り付け
られ、前枠12の内周縁には金枠13が固定され、金枠
13内にはガラス枠14が図外のヒンジにより開閉可能
に取り付けられ、ガラス枠14内には透明なガラス15
が嵌め殺しに装着され、ガラス枠14の下縁部には上皿
セット16が取り付けられ、前枠12の一側縁部には施
錠装置17が組み付けられ、この施錠装置17の施錠・
解錠動作により前枠12が外枠11に対し開閉可能とな
るとともにガラス枠14が前枠12に対し開閉可能とな
る。また、前枠12の下縁部には打球発射装置のハンド
ルグリップ18および下皿セット19が組み付けられ、
前枠12の内部には遊技板20がガラス15に対面する
ように装着される。遊技板20のセンタには液晶カラー
パネル3を有する画像表示装置2が取り付けられ、遊技
板20の画像表示装置2の周囲に位置する部分にはバン
ド21、遊技釘22、ランプ風車23、風車24、始動
入賞口25,26、入賞口27、開閉体28を有する可
変入賞球装置(アタッカー)29およびアウト口30な
どが設けられる。よって、このパチンコ機は、上皿セッ
ト16に図外の遊技球を入れ、ハンドルグリップ18を
一方向に回転操作すると、図外の発射装置が遊技球を一
球づつ上皿セット16よりバンド21内に発射する。こ
の発射された遊技球はバンド21内における遊技領域の
上部にバンド21に沿い導かれ、その遊技球の上向きの
推力がその遊技球の重力よりも小さくなることによっ
て、遊技球は遊技領域を下方に向けて転がり、その転が
る途中で遊技釘22やランプ風車23または風車24な
どに当たりながら始動入賞口25,26に入って画像表
示装置2を動かす始動球となったり、入賞口27に入っ
て定数の遊技球を上皿セット16に当たり球として供給
する定数供給球となったり、始動入賞口25,26や入
賞口に27入らなかった遊技球はアウト口30に入って
アウト球となる。また、画像表示装置2がその可変表示
動作後の停止図柄の組み合わせにより大当たり表示にな
ると、可変入賞球装置29の開閉板28が開閉動作し、
遊技領域内に打ち込まれた遊技球に対する当たり球とな
る確率が高くなる。この可変入賞球装置29における開
閉動作、入賞口27への入賞による定数供給動作、ラン
プ風車23の点滅などは遊技板の裏面に組み付けられた
図1に示す遊技制御装置1にて制御される。
【0012】図1において、遊技制御装置1および画像
表示装置2について詳述する。この遊技制御装置1は予
め設定されたプログラムにしたがって動作するマイクロ
コンピュータに構成され、遊技開始情報、スクロール情
報、リーチ情報、大当たり情報および確率変動情報など
の各種の遊技情報を画像表示装置2に出力する。遊技開
始情報は、遊技制御装置1が例えばハンドルグリップ1
8の回転操作を検出した図外のセンサからの遊技開始検
出信号を受信することによって出力する信号である。ス
クロール情報は、遊技制御装置1が始動入賞口25,2
6に遊技球の入賞したことを検出した図外のセンサから
の入賞検出信号を受信することによって出力する信号で
ある。リーチ情報は、遊技制御装置1に内蔵された図外
の乱数を用いる停止図柄組み合わせ決定手段が上記入賞
検出信号に起因する後述のスクロールキャラクタの停止
以前に3つのスクロールキャラクタのうちの先に停止す
る2つのスクロールキャラクタの図柄が同一となる組み
合わせ停止の決定にもとづき出力する信号であり、この
リーチ情報にはノーマルリーチ情報と、これよりも大当
たり状態となる確率を高く設定したスーパーリーチ情報
とがある。大当たり情報は、上記停止図柄組み合わせ決
定手段が入賞検出信号に起因してスクロールキャラクタ
の停止以前に3つのスクロールキャラクタの全部が停止
した場合に同一図柄となる組み合わせ停止の決定にもと
づき出力する信号である。確率変動情報は、遊技制御装
置1に内蔵された図外の確率変動決定手段が上記大当た
りの決定にもとづく同一図柄が予め設定された例えば
「7」あるいは「0」のような確率変動図柄の場合に出
力する信号である。遊技制御装置1が確率変動情報を出
力し、画像表示装置2の液晶カラーパネル3の表示面3
aに確率変動図柄が一列方向または斜め方向などの特定
方向に全部揃って停止して表示されると、例えばスクロ
ールキャラクタの図柄が全部揃い易くなるなどのよう
に、遊技者にとって有利な遊技状態となる高確率状態が
或る時間だけ設定される。
【0013】図1に示す画像表示装置2は大まかには液
晶カラーパネル3、キャラクタジェネレータROM(以
下、CGROMと称する)4および表示制御装置5を備
える。液晶カラーパネル3は遊技板20(図9参照)の
前面に配置される表示面3a、Xドライブ回路3b、Y
ドライブ回路3cおよびX−Y制御回路3dを有し、X
−Y制御回路3dが表示制御装置5からの出力を受け取
ってXドライブ回路3bおよびYドライブ回路3cを制
御し、これらXドライブ回路3bおよびYドライブ回路
3cが走査動作によって表示面3aに画像を表示する。
CGROM4には、スクロール画面4a、ミドルグラン
ド画面4bおよび複数のスプライト画面4cからなる仮
想画面を構成するための画面データに加え、その画面デ
ータを読み出すためのアドレスおよびカラーパレットR
AM5cを指定するためのアドレスが予め格納されてい
る。表示制御装置5はラインRAM5a、予め設定され
たプログラムにしたがって動作する1チップマイクロプ
ロセッサに構成されたコントロール部5bおよびカラー
パレットRAM5cを備え、コントロール部5bは合成
表示手段5dおよび特定表示手段5eを内蔵し、このコ
ントロール部5bが遊技制御装置1からの遊技開始情
報、入賞情報、リーチ情報、大当たり情報および確率変
動情報などの遊技情報に応じCGROM4から図2のA
図に示すスクロール画面4a、ミドルグランド画面4b
およびスプライト画面4cを抽出し、これらの抽出した
スクロール画面4a、ミドルグランド画面4bおよびス
プライト画面4cそれぞれにカラーパレットRAM5c
から抽出した色信号を付加するとともに、これらの色信
号の付加されたスクロール画面4a、ミドルグランド画
面4bおよびスプライト画面4cそれぞれを重ね合わせ
た図2のB図に示す表示画面6を液晶カラーパネル3の
表示面3aに可変表示するように液晶カラーパネル3を
表示制御する。上記合成表示手段5dは、遊技制御装置
1からコントロール部5bに送られてくる遊技情報中の
スクロール情報に応じ、例えば図4に示すような画面構
成を有する表示画面6を液晶カラーパネルの表示面に可
変表示する。上記表示画面6はスクロール情報に応じC
GROM4より抽出されたスクロール画面4a、ミドル
グランド画面4bおよびスプライト画面4cが重ね合わ
されたものである。特定表示手段5eは、遊技制御装置
1からコントロール部5bに送られてくる遊技情報中の
確率変動の高確率情報および低確率情報により、合成表
示手段5dで液晶カラーパネルの表示面に可変表示され
た表示画面6を構成するミドルグランド画面4bにおけ
る上記一部の色を変化させる。つまり、この特定表示手
段5eは、低確率情報によりミドルグランド画面4bの
一部に青色やそれに近い色で見る人にクールさや冷たさ
あるいは寒さなどを感じさせる寒色の色付けを行い、高
確率情報により上記ミドルグランド画面4bの寒色を赤
色、橙色、黄色など見る人に喜びや穏やかさあるいは暖
かさなどを感じさせる暖色に変化させる色付けを行う。
【0014】上記スクロール画面4aは、液晶カラーパ
ネル3の表示面3aにもとづき複数行複数列に区分され
たスクロールエリアにスクロールキャラクタを表示する
ための仮想画面である。複数行複数列中の行は縦方向と
し、列は横方向とする。スクロールエリアはパチンコ機
では3×2の6区分または3×3の9区分に設定される
のが一般的であり、この実施例では9区分を例として掲
げ、例えば、図3に示すように、スクロール画面4aは
その上部1/3の領域にスクロールキャラクタを有する
とともに、下部2/3の領域に疑似スクロールキャラク
タを有する。つまり、スクロール画面4aにおいて、上
部第1列目を構成する3つのスクロールエリア(第1エ
リア、第2エリア、第3エリア)ぞれぞれにはスクロー
ルキャラクタが可変表示される。これら3つの第1エリ
ア、第2エリアおよび第3エリアに可変表示されるスク
ロールキャラクタそれぞれは、例えば数字の「0」、
「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、
「7」、「8」、「9」およびアルファベットの
「A」、「B」、「C」、「D」、「E」の合計15種
類の図柄である。また、上記スクロール画面4aにおい
て、中間部第2列目および下部第3列目の二列を構成す
る6つのスクロールエリアそれぞれには、疑似スクロー
ルキャラクタが可変表示される。疑似スクロールキャラ
クタは、上記スクロールキャラクタと上下方向で関連し
た図柄であることから、上記6つのスクロールエリアの
うち、第4エリアおよび第7エリアの組、第5エリアお
よび第8エリアの組、第6エリアおよび第9エリアの組
それぞれに可変表示される。疑似スクロールキャラクタ
のうちで、スクロールキャラクタの図柄中の「0」〜
「9」それぞれに対応する疑似スクロールキャラクタ
は、スクロールキャラクタと同一数で大きな外形を有す
る数字に図案化した足と耳および手を付加したした図柄
を有し、スクロールキャラクタの図柄中の「A」〜
「E」それぞれに対応する疑似スクロールキャラクタ
は、動作表現の異なる怪獣を図案化した図柄を有する。
上記ミドルグランド画面4bは、液晶カラーパネル3の
表示面3aにその表示面3a全体を覆う例えば空とか背
景などの図柄を表示するための仮想画面であり、このミ
ドルグランド画面4bにおいては、スクロールからリー
チを経た大当たりまでは、通常のスクロールによる低確
率情報に起因する特定表示手段5eの動作により、図5
のE図に示すようにスクロール画面4aのスクロールキ
ャラクタの周囲の部分を表す空の部分が例えば階調の異
なる複数の青色に色付けされており、上記大当たり終了
後の確率変動が高確率になると、その高確率情報に起因
する特定表示手段5eの動作により、図8のB図に示す
ようにスクロール画面4aのスクロールキャラクタの周
囲の部分を表す空の部分が例えば階調の異なる複数の橙
色に色付けされている。上記スプライト画面4cは液晶
カラーパネル3の表示面3aにアニメーションキャラク
タを表示するための仮想画面である。
【0015】実施例の動作を図1および図4乃至図9を
参照しながら説明する。図外の電源が投入されると、図
9に示す画像表示装置2が駆動し、小さなスクロールキ
ャラクタと大きな疑似スクロールキャラクタとが液晶カ
ラーパネル3の表示面3aに上下2列の配置を以て表示
され、パチンコ機が遊技開始可能な状態となる。この状
態において、遊技者が図9に示すハンドルグリップ18
を操作して打球発射装置で遊技球を弾き、弾かれた遊技
球が図9に示す入賞始動口25,26に入ると、図1に
示す遊技制御装置1が表示制御装置5にスクロール情報
を出力する。すると、表示制御装置5がCGROM4か
らスクロール画面4a、ミドルグランド画面4bおよび
スプライト画面4cの画像データを抽出するとともにカ
ラーパレットRAM5cからスクロール画面4a、ミド
ルグランド画面4bおよびスプライト画面4cそれぞれ
に対する色データを抽出する。このときのスプライト画
面4cへの色データは透明データである。そして、表示
制御装置5が上記画像データおよび色データを液晶カラ
ーパネル3のX−Y制御回路3dに出力し、X−Y制御
回路3dが表示面3aに上記スクロール画面4a、ミド
ルグランド画面4bおよびスプライト画面4cを重ね合
わされて可変表示する。この遊技球の始動口への入賞直
後における表示面3aでは、スクロール画面4aのスク
ロールキャラクタおよび疑似スクロールキャラクタがあ
たかも回転しているように可変表示される。
【0016】ここで、図4に示すスクロールからリーチ
を経た大当たり終了後の高確率になるまでの可変表示の
過程を図4乃至図8を用いて詳述する。まず、スクロー
ル状態においては、第1行目から第3行目のそれぞれの
行について上段に位置する数字の「0」〜「9」および
アルファベットの「A」〜「E」からなるスクロールキ
ャラクタと下段に位置する「不透明で鮮明な色彩の卵」
からなる疑似スクロールキャラクタが、あたかも回転し
ているように可変表示されている。その後予め定められ
た時間が経過すると、スクロールキャラクタおよび疑似
スクロールキャラクタが各行間に数秒程度の時間差を以
て、例えば第1行目から第3行目の方向に順に停止し、
残りの行としての第3行目のスクロールキャラクタおよ
び疑似スクロールキャラクタが停止する以前に、それま
でに停止した第1行目および第2行目のスクロールキャ
ラクタおよび疑似スクロールキャラクタの図柄が2つづ
つ揃ったリーチ状態となる。つまり、図4のステップ1
01に示すように、第1行目のスクロールキャラクタに
「0」が、疑似スクロールキャラクタに「擬人化0」
が、第2行目のスクロールキャラクタには「0」が、疑
似スクロールキャラクタには「擬人化0」がそれぞれ停
止表示されるとともに、アニメーションキャラクタとし
ての男児が雲に乗って第2行目のスクロールキャラクタ
と第3行目のスクロールキャラクタとの間から現れる。
そして、ステップ102では上記雲と男児の姿が徐々に
大きくなって第1行目の疑似スクロールキャラクタの所
に現れる。引き続き、ステップ103では上記雲が消え
るとともに男児が何かを始める格好となる。次に、ステ
ップ104では男児が飛び上がりながら第2疑似スクロ
ールキャラクタの所に移動して第3行目の「不透明で鮮
明な色彩で描かれた卵」なる疑似スクロールキャラクタ
を蹴って割るとともに、割れた卵の中から大当たりを表
現する小形で鮮明な「擬人化0」なる疑似スクロールキ
ャラクタが現れる一方、第1行目のスクロールキャラク
タと第1行目の疑似スクロールキャラクタとの間に掛け
声の「テヤッと2つの感嘆符」なるアニメーションキャ
ラクタが現れる。そして、ステップ105では上記「テ
ヤッと2つの感嘆符」が消えるとともに、得意満面の男
児が第1行目の疑似スクロールキャラクタと第2行目の
疑似スクロールキャラクタとの間に移動し、さらに、得
意満面を表現する文言の「ヤッタぜ」なるアニメーショ
ンキャラクタが第2行目のスクロールキャラクタと第2
行目の疑似スクロールキャラクタとの間に現れる。そし
て、上記大当たりの原因となった3つ揃った図柄が確率
変動図柄に設定された図柄であるので、大当たりの遊技
が終わると、3つのスクロールキャラクタの図柄が揃い
やすくなるなどのように、遊技者にとって有利な遊技状
態となる確率が低確率から高確率に変動する。すると、
この確率が低確率から高確率に変動した確率変動情報に
より、ステップ106では上段に位置する3つのスクロ
ールキャラクタの周囲に表示されていた空の色、つまり
ミドルグランド画面4bにおける上部の色が「青色」か
ら「橙色」に変化して、スクロールからリーチを経た大
当たり終了後の確率変動までの可変表示の1サイクルが
終わる。
【0017】上記図4のステップ101に示す表示画面
6は図5に示す画面構成になっている。すなわち、図5
のA図に示す表示画面6は、図4のステップ101に示
す表示画面6と同一であり、図5のB図に示す第1スプ
ライト画面4c−1および図5のC図に示す第2スプラ
イト画面4c−2それぞれが手前に位置し、その次に図
5のE図に示すミドルグランド画面4bが位置し、その
下に図5のD図に示すスクロール画面4aが位置するよ
うに、スクロール画面4a、ミドルグランド画面4b、
第1スプライト画面4c−1および第2スプライト画面
4c−2が重ね合わされて構成されている。つまり、図
5のB図における第1スプライト画面4c−1は、透明
の部分7a中に例えば「不透明で鮮明な色彩の施された
男児」のアニメーションキャラクタを有する画面構成で
あり、図5のC図における第2スプライト画面4c−2
は、透明の部分7b中に例えば「薄黄色で縁取りされた
不透明で鮮明な色彩の施された雲」のアニメーションキ
ャラクタを有する画面構成であり、図5のD図における
スクロール画面4aは、上段のスクロールキャラクタの
うち第1行目と第2行目のスクロールキャラクタ
(「0」、「0」)および下段の疑似スクロールキャラ
クタのうち第1行目と第2行目の疑似スクロールキャラ
クタ(「擬人化0」、「擬人化0」)は停止しており、
上段のスクロールキャラクタのうち第3行目のスクロー
ルキャラクタ(「2」)および下段の疑似スクロールキ
ャラクタのうち第3行目の疑似スクロールキャラクタ
(「不透明で鮮明な色彩の卵」があたかも回転している
ように可変表示されている過程での一態様である。この
図5のD図におけるスクロール画面4aでは、スクロー
ルキャラクタを表す第1エリア〜第3エリアの下部の一
部7cおよびスクロールキャラクタを囲む部分7dが透
明になっている。図5のE図におけるミドルグランド画
面4bでは、図5のD図における疑似スクロールキャラ
クタを表す第4〜第9エリアに対応する下部6/9領域
7eが透明であるとともに、第1〜第3エリアと対応す
る上部3/9領域中の図5のD図における3つのスクロ
ールキャラクタと対応する部分7fが透明であり、その
他の部分7gは例えば階調の異なる複数の青色になって
いる。この図5のE図におけるミドルグランド画面4b
の画面構成は、図4のステップ101〜ステップ105
におけるスクロールから大当たりの終了までの表示画面
6の変化の過程において共通に使用される。そして、図
5のB図に示す第1スプライト画面4c−1と図5のC
図に示す第2スプライト画面4c−2と図5のE図に示
すミドルグランド画面4bと図5のD図に示すスクロー
ル画面4aとが重ね合わされることによって、図5のA
図に示すスクロールキャラクタがスクロール動作中であ
る表示画面6となる。
【0018】また、上記図4のステップ104に示す表
示画面6は図6に示す画面構成になっている。すなわ
ち、図6のA図に示す表示画面6は、図4のステップ1
04に示す表示画面6と同一であり、図6のB図に示す
第1スプライト画面4c−3、図6のC図に示す第2ス
プライト画面4c−4および図6のD図に示す第3スプ
ライト画面4c−5それぞれが手前に位置し、その次に
図5のE図に示すミドルグランド画面4bが位置し、そ
の下に図6のE図に示すスクロール画面4aが位置する
ように、スクロール画面4a、ミドルグランド画面4
b、第1〜第3スプライト画面4c−3〜4a−5が重
ね合わされて構成されている。つまり、図6のB図にお
ける第1スプライト画面4c−3は、透明の部分7h中
に例えば「不透明で鮮明な色彩の施された空手の飛び蹴
りをした男児」のアニメーションキャラクタを有する画
面構成であり、図6のC図における第2スプライト画面
4c−4は、透明の部分7i中に例えば「不透明で鮮明
な色彩の施された砕けた卵」のアニメーションキャラク
タを有する画面構成であり、図6のD図における第3ス
プライト画面4c−5は、透明の部分7j中に例えば
「不透明で鮮明な色彩の施されたテヤッと2つの感嘆
符」のアニメーションキャラクタを有する画面構成であ
る。
【0019】また、上記図4のステップ105に示す表
示画面6は図7に示す画面構成になっている。すなわ
ち、図7のA図に示す表示画面6は、図4のステップ1
05に示す表示画面6と同一であり、図7のB図に示す
スプライト画面4cが手前に位置し、その次に図7のC
図に示すミドルグランド画面4bが位置し、その下に図
7のD図に示すスクロール画面4aが位置するように、
スクロール画面4a、ミドルグランド画面4b、スプラ
イト画面4cが重ね合わされて構成されている。つま
り、図7のB図におけるスプライト画面4cは、透明の
部分7k中に例えば「得意満面に片手を上げた男児」お
よび得意満面を表現する文言の「ヤッタぜ」のアニメー
ションキャラクタが第2行目のスクロールキャラクタと
第2行目の疑似スクロールキャラクタを有する画面構成
であり、図7のC図におけるミドルグランド画面4bは
図5のE図と同一であり、図7のD図に示すスクロール
画面4aは図6のE図と同一である。
【0020】さらに、上記図4のステップ106に示す
表示画面6は図8に示す画面構成になっている。すなわ
ち、図8のA図に示す表示画面6は、図4のステップ1
06に示す表示画面6と同一であり、図8からは図示を
省略した画面の領域が透明なスプライト画面4cが手前
に位置し、その次に図8のB図に示すミドルグランド画
面4bが位置し、その下に図8のC図に示すスクロール
画面4aが位置するように、スクロール画面4a、ミド
ルグランド画面4b、スプライト画面4cが重ね合わさ
れて構成されている。つまり、図8のB図におけるミド
ルグランド画面4bでは、図8のC図における疑似スク
ロールキャラクタを表す第4〜第9エリアに対応する下
部6/9領域7mが透明であるとともに、第1〜第3エ
リアと対応する上部3/9領域中の図5のD図における
3つのスクロールキャラクタと対応する部分7nが透明
であるのは上記図5のE図に示したミドルグランド画面
4bと同一であるものの、その他の部分7pは例えば階
調の異なる複数の橙色の画面構成である。
【0021】要するに、図4に示したスクロールからリ
ーチを経た大当たり終了後の高確率までの可変表示の過
程によれば、男児が雲に乗って空から地上に降り立ち、
その男児が気合をかけながら空手の飛び蹴りで第3行目
の疑似スクロールキャラクタである不透明で鮮明な卵を
割り、男児が文言と姿勢で得意満面を現し、最後に、空
が「青色」の寒色であるクール表現から「橙色」の暖色
である喜志表現に変化するという物語り風の可変表示の
構成であるので、アニメーションキャラクタが遠近感を
出しながら疑似スクロールキャラクタを蹴り割ってスク
ロールキャラクタと同じ疑似スクロールキャラクタを表
現することで大当たりの喜びを表現することに加え、見
る人にクールさを感じさせる寒色から見る人に暖かみを
感じさせる暖色に変化させることで、大当たり終了後の
高確率のさらなる喜びを遊技者に伝え、遊技性を高める
ことができる。
【0022】結果として、この実施例によれば、スクロ
ール時において、スプライト画面4c、ミドルグランド
画面4bおよびスクロール画面4aを組み合わることに
よって、疑似立体画面でリーチアクションを表現するこ
とができる。つまり、前述の従来例のように、メモリよ
り抽出した画面データを平面的に組み合わせた多数のフ
レームを構成し、しかも多数のフレームを紙芝居や日め
くりのように一枚一枚差し替える方式では、アニメーシ
ョンキャラクタや文字を表現するときスクロール画面の
スクロールキャラクタを入れ替える必要がある。これに
比べ、この実施例では、画像データ量および色データ量
の多いスクロール画面4aを入れ替えずに、画像データ
量および色データ量が少なくて済むミドルグランド画面
4bの色データのみを入れ替えるだけで、低確率と高確
率との確率変動を遊技者に適確に伝えることができる。
よって、可変表示のためのデータ量をできるだけ少なく
しつつ、疑似立体画面を可変表示することができる。加
えて、低確率から高確率への確率変動時には、スクロー
ルキャラクタの周囲のミドルグランド画面の色を寒色か
ら暖色に変化させることにより、高確率時の喜びを良好
に表現し、高確率から低確率への確率変動時には、スク
ロールキャラクタの周囲のミドルグランド画面の色を暖
色から寒色に変化させることにより、低確率時の無念さ
を優しく表現し、その時々の喜志や無情などを適確に表
現し、遊技性を向上することができる。また、ミドルグ
ランド画面4bおよびスプライト画面4c(4c−1〜
4c−5)がスクロール画面4aよりも可変表示のため
の画像データ量および色データ量が少なくなるのは、ミ
ドルグランド画面4bおよびスプライト画面4c(4c
−1〜4c−5)がスクロール画面4aの前側に配置さ
れることから透明領域が多く、それだけ画像データおよ
び色データが少なくなることに起因する。
【0023】この実施例では確率変動時にミドルグラン
ド画面4bのスクロールキャラクタ周囲の色を変化させ
た場合を例として図示して説明したが、この発明はスプ
ライト画面4cの一部の色を変化させたり、ミドルグラ
ンド画面4bで図柄を表示する場合の図柄の形状を変化
する構成またはスプライト画面4cのアニメーションキ
ャラクタの形状を変化する構成でも適用可能である。
【0024】この実施例ではパチンコ機を図示して説明
したが、この発明はパチンコ機以外のスロットマシンな
どの遊技機にも適用可能である。スロットマシンに適用
する場合には、上記実施例における遊技開始情報および
スクロール情報を、スロットマシンへのメダルの投入を
検出した情報と読み替えるとともに、複数行それぞれの
スクロールキャラクタの停止をスロットマシン前面のス
トップボタンの操作で行うように読み替えることによっ
て、この発明がスロットマシンなどの遊技機にも適用可
能であることは容易に理解できるであろう。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、リー
チ情報でスプライト画面のアニメーションキャラクタ、
ミドルグランド画面の色または図柄、スクロール画面の
スクロールキャラクタを重ね合わせた状態で構成された
表示画面が、液晶カラーパネルの表示面に可変表示され
ることにより、可変表示のためのデータをできるだけ少
なくしつつ、いままでにないリーチアクションを疑似立
体画面で表現することができ、上記液晶カラーパネルの
表示面に可変表示された表示画面を構成するスクロール
より手前に位置する画面の一部の色または図柄が、確率
変動情報で変化することにより、画像データ量や色デー
タ量の多いスクロール画面を入れ替えることなく、低確
率から高確率への確率変動の臨場感を出す遊技性の高い
表示画面が液晶カラーパネルに可変表示でき、その時の
遊技性を高めることができる新規な効果がある。また、
画面の変化に暖色および寒色を用いることにより、遊技
者が色の変化を即座に認識することができ、その時の遊
技性を高めることができる新規な効果がある。また、寒
色を低確率時に用い、暖色を高確率時に用いることによ
り、低確率時には低確率時の無念さを寒色の持つクール
さで遊技者に伝え、高確率時には高確率時の喜志を暖色
の持つ暖かさで遊技者に伝えることができ、その時の遊
技性を高めることができる新規な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機における遊技制御装置お
よび画像表示装置を示す構成図である。
【図2】 実施例の画像表示装置における仮想画面から
表示画面への過程を示す図である。
【図3】 実施例におけるスクロール画面のエリア構成
を示す図である。
【図4】 実施例のスクロールから高確率変動終了まで
の表示画面の変化の過程を示す図である。
【図5】 実施例のリーチでの初期段階の画面構成を示
す図である。
【図6】 実施例のリーチでの最終スクロールキャラク
タの停止直前における画面構成を示す図である。
【図7】 実施例のリーチでの最終スクロールキャラク
タの停止直後における画面構成を示す図である。
【図8】 実施例のリーチでの大当たり終了後の確率変
動により高確率になったときの画面構成を示す図であ
る。
【図9】 実施例のパチンコ機を示す正面図である。
【符号の説明】
2 画面表示装置 3 液晶カラーパネル 3a 液晶カラーパネルの表示面 4 CGROM(キャラクタジェネレータROM) 4a スクロール画面 4b ミドルグランド画面 4c スプライト画面 5 表示制御装置 5b コントロール部 5d 合成表示手段 5e 特定表示手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機での遊技情報に応じメモリより抽
    出した画像データを遊技板に設けられた液晶カラーパネ
    ルに可変表示する遊技機の画像表示装置において、 液晶カラーパネルの表示面にもとづき複数行複数列に区
    分された各スクロールエリアにスクロールキャラクタを
    表示するためのスクロール画面と液晶カラーパネルの表
    示面にその表示面全体を覆う図柄を表示するためのミド
    ルグランド画面および液晶カラーパネルの表示面にアニ
    メーションキャラクタを表示するためのスプライト画面
    からなる仮想画面を構成するための画面データを予め格
    納したメモリと、 遊技情報中のスクロール情報に応じメモリよりスクロー
    ル画面・ミドルグランド画面・スプライト画面を抽出し
    スクロール画面のスクロールキャラクタとミドルグラン
    ド画面の図柄およびスプライト画面のアニメーションキ
    ャラクタを重ね合わせて液晶カラーパネルの表示面に可
    変表示する合成表示手段と、 この液晶カラーパネルの表示面に可変表示された表示画
    面を構成するスクロール画面より手前に位置する画面に
    おける一部の色または図柄を遊技情報中の確率変動の高
    確率情報および低確率情報により変化させる特定表示手
    段と、を備えたことを特徴とする遊技機の画像表示装
    置。
  2. 【請求項2】 高確率情報および低確率情報により変化
    させる色に暖色および寒色を用いたことを特徴とする請
    求項1に記載された遊技機の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 高確率情報により変化する色に暖色を用
    い、低確率情報により変化する色に寒色を用いたことを
    特徴とする請求項1に記載された遊技機の画像表示装
    置。
JP6265670A 1994-10-28 1994-10-28 遊技機の画像表示装置 Pending JPH08117412A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100531664B1 (ko) * 1998-12-18 2006-05-25 가부시키가이샤 산요붓산 유기기(遊技機)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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