JPH0811701B2 - 耐火被覆材 - Google Patents

耐火被覆材

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JPH0811701B2
JPH0811701B2 JP5080335A JP8033593A JPH0811701B2 JP H0811701 B2 JPH0811701 B2 JP H0811701B2 JP 5080335 A JP5080335 A JP 5080335A JP 8033593 A JP8033593 A JP 8033593A JP H0811701 B2 JPH0811701 B2 JP H0811701B2
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JP
Japan
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endothermic
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JP5080335A
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猛雄 岡野
志郎 川内
和郎 岩崎
徹浩 林
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恒和化学工業株式会社
林ロザイ株式会社
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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    • C04B2111/00474Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/00482Coating or impregnation materials
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層ビル、駐車場等の
鉄骨構造物を火災等から保護するための耐火被覆材に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来鉄骨構造の高層ビル、駐車場等の鉄
骨等は、火災時高温により、軟化変形し、建物が崩壊す
るのを防ぐため、鉄骨の温度が高くならないように、耐
火被覆材で被覆することが規定されている。
【0003】日本工業規格(JIS)では、耐火試験法
を定めており、例えば1時間耐火試験法の場合、約10
00℃に近い温度の炉中で1時間加熱し、被覆材で覆わ
れた鉄骨の温度が平均350℃以下、最高でも450℃
以下となるように規定されている。
【0004】耐火被覆材として、単に断熱効果を奏する
材料、例えばロックウールを主体とする被覆材を用いた
場合には、定められた温度以下に鋼材を保つためには、
施工厚みを厚くせざるを得ないので、最近では、高温で
吸熱分解する材料を併用して、施工厚みを薄くする方法
が検討されている。
【0005】一般に耐火被覆材としては、次のような組
成のものが用いられている。 (1)無機結合材及び有機結合材 (2)吸熱分解する炭酸塩及び水酸化物 (3)断熱性を与えるための軽量骨材 (4)その他 無機結合材としては、ポルトランドセメント等の水硬性
セメントが、有機結合材としては高分子エマルジョン
が、吸熱分解する水酸化物としては水酸化アルミニウム
粉末が、炭酸塩としては、CaCO3 、MgCO3 、F
eCO3 、MnCO3 、CaMg(CO3 2 等が、軽
量骨材としてはバーミキュライトやパーライトが用いら
れており、また、その他の成分としてはガラス繊維等が
用いられている(特公平2−28555号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、吸熱材とし
てMg(OH)2 を配合することにより耐火性に優れた
耐火被覆材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、水硬性セメン
ト、水酸化マグネシウム及びセメントの硬化遅延剤を必
須成分とし、必要に応じ軽量骨材、有機結合材及び繊維
状物質を加えてなる鉄骨構造物用耐火被覆材である。本
発明者等は、工業的に比較的安価に入手しうる吸熱材
(吸熱分解される物質)の分解温度と発生ガス及びその
発生割合について調査したところ、表1及び表2に示す
とおりであった。
【0008】
【表1】
【0009】
【表2】
【0010】ところで、被覆材1の表面を1000℃に
加熱した場合鋼材面2が350℃に達したときの温度勾
配は、図1に示すような形となるものと解される。図1
において1は耐火被覆材を2は鋼材を示す。一方、被覆
材中に吸熱材を配合した場合温度勾配は図2に示す如く
変化するものと考えられる。図2において、1は耐火被
覆材を2は鋼材を、3は吸熱材の分解温度を示す。即
ち、分解により発生したガスは、被覆材の高温の加熱面
を冷却しながら加熱面から吹き出すが吸熱分解の効果を
発揮する900℃以上の部分は、図2の温度勾配から判
るように加熱面側の極く僅かな厚みだけであって、大部
分の炭酸カルシウムは900℃以下、即ち吸熱分解を生
起する温度以下にあり、温度勾配は熱伝導率に支配さ
れ、鋼材温度は短時間に350℃に達してしまい、吸熱
効果を発揮することができない。従って吸熱材の分解温
度は、350℃に出来るだけ近いものが好ましいことと
なる。
【0011】また、吸熱分解により発生するガスの量の
面から考えた場合、発生するガスの量が多い程好ましい
こととなるが、同じ重量のガスを発生する場合、H2
の分子量はCO2 の半分以下であるところから容量とし
てH2 Oが約2倍以上の量発生することになるので、吸
熱材としては水酸化物が好ましいことになる。このよう
な考えに基いて、吸熱材を選択すると表2に示す水酸化
物は分解温度が低くかつH2 Oガスを発生するので有利
である。
【0012】水酸化物の中ではAl2 3 ・3H2
は、250℃で2/3が分解し、500℃で1/3が分
解するが250℃の温度は低過ぎ、また500℃の温度
は高過ぎる。Ca(OH)2 は空気中の炭酸ガスと反応
し、CaCO3 に変化してしまうので好ましくなく、結
局水酸化マグネシウムが最も好ましいと考えられる。
【0013】そこで次に示す配合割合で混合し適当量の
水を加えてペースト状にしたもので厚さ20mmの小試
験片を作成し、片面をJIS A1304に定められた
方法で加熱し、その背面の昇温速度を比較した結果図3
に示すような結果が得られた。 バーミキュライト 10% 吸熱材 80% モビニール(樹脂粉末:ヘキスト(株)製) 9% ガラス繊維 1% 図3からわかるように水酸化マグネシウムが、背面の温
度が350℃の温度に達するまでの時間が最も長く有効
であることがわかった。
【0014】耐火被覆材は鋼材に吹付又はコテ塗りで施
工されるため結合強度と共に鋼材への接着性が必要であ
る。しかしながら耐火性を与えるために使用される主原
料である吸熱材と軽量骨材は結合強度も鋼材への接着性
も殆んど無いので結合材が使用されるが、結合材を使用
した分だけ吸熱材と軽量骨材の使用量が少なくなるので
耐火性が低下するため結合材は補助的に使用する必要が
ある。
【0015】結合材としては有機結合材と無機結合材が
用いられる。有機結合材としては合成樹脂エマルジョン
が用いられ、ポリアクリル酸エステル、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリ醋酸ビニル等の熱可塑性樹脂のエ
マジョンまたはこれらの粉末が用いられる。有機結合材
は稍弾力のある結合強度と接着性を付与するため耐火被
覆材が割れにくいという長所があるが、乾燥に伴い収縮
が大きくなることと、施工厚が厚くなる程水分が抜けに
くく硬化時間が長くなるという欠点がある。
【0016】無機結合材としては、通常、ポルトランド
セメントやアルミナセメント等の水硬性セメントが用い
られ、硬い結合強度と接着性を与えるが、加熱された時
鋼材から剥離され易いという欠点がある。しかし耐火性
もあり、水和することにより収縮を小さくし、有機結合
材の硬化を促進するので、両者を適当に配合して用いる
ことが必要である。
【0017】ところで、吸熱材としては、前に述べたよ
うに水酸化マグネシウムが最も優れているが、結合材と
して用いられるセメントに対して硬化促進材としての性
質があるため、特に夏期高温時には、硬化が早過ぎて可
使時間が十分にとれないという問題がある。特に耐火被
覆材においては、吸熱材を大量に使用するため硬化促進
材としての性質を有する水酸化マグネシウムの使用は不
可能ではないかと考えられたが、セメントに対する硬化
遅延剤を少量用いることにより可使時間を十分にとりう
ることを見い出した。
【0018】硬化遅延剤としては、グルコン酸、酒石
酸、硼酸等何れをも用い得るが硼酸の如き無機の硬化遅
延材を用いるのが好ましい。バーミキュライト10重量
部、水酸化マグネシウム60重量部、アルミナセメント
20重量部、ガラス繊維1重量部、醋酸ビニル重合体の
乳化物(モビニール)9重量部(固形分として)の割合
で混合し水を加えた耐火被覆材の可使時間は30分以下
であったが硼酸を0.5重量部配合した場合、1時間3
0分后でも施工可能であった。
【0019】また、耐火被覆材に微細な亀裂がはいるの
を防止するために、ガラス繊維、岩綿、パルプ繊維等を
少量配合するのが好ましく、また流動調節剤としての界
面活性剤等を配合してもよい。
【0020】本発明において用いる各成分の好ましい配
合割合を示すと次のとおりである。 水硬性セメント 15〜50重量% 水酸化マグネシウム 50〜85重量% の混合物に対し、 軽量骨材 5〜30重量% 繊維 1〜5 重量% 合成高分子エマルジョン 0.5〜10重量%(固形分として) セメント硬化遅延剤 0.1〜1 重量%
【0021】
【実施例】以下、実施例を記載するが本発明は以下の実
施例により何等限定されるものではない。 実施例1 次の表3に示す材料を表3に示す割合で混合した混合物
に適当量の水を加えてペースト状にしたものを鋼材上に
20mmの厚さに塗布し耐火性能及び作業性のテストを
行った。結果も表3に示す。
【0022】
【表3】
【0023】表3に示す結果から本発明の耐火被覆材は
耐火性能において優れ、かつ、可使時間も十分であるこ
とがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】耐火被覆材の表面を1000℃に加熱した場
合、鋼材表面が350℃に達するまでの温度勾配を示す
概念図。
【図2】吸熱材を配合した耐火被覆材の表面を1000
℃に加熱した場合鋼材表面が350℃に達するまでの温
度勾配を示す概念図。
【図3】吸熱材として消石灰、水酸化アルミニウム、及
び水酸化マグネシウムを用いた厚さ20mmの試験片の片
面をJIS A1304に定める方法で加熱した場合
の、各試験片の背面の昇温速度を比較した図。
【符号の説明】
1・・・耐熱被覆材、2・・・鋼材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 14:38) Z (72)発明者 林 徹浩 岡山県和気郡吉永町南方603 林ロザイ株 式会社内 (56)参考文献 特開 平4−317449(JP,A) 特開 平4−224837(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水硬性セメント、水酸化マグネシウム及
    びセメントの硬化遅延剤を必須成分とし、必要に応じ軽
    量骨材、有機結合材及び繊維状物質を加えてなる鉄骨構
    造物用耐火被覆材。
JP5080335A 1993-03-16 1993-03-16 耐火被覆材 Expired - Lifetime JPH0811701B2 (ja)

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JP5080335A JPH0811701B2 (ja) 1993-03-16 1993-03-16 耐火被覆材

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JPH06271365A JPH06271365A (ja) 1994-09-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3019418B2 (ja) * 1990-12-26 2000-03-13 日本曹達株式会社 難然剤および難然性樹脂組成物
JP3143137B2 (ja) * 1991-04-11 2001-03-07 電気化学工業株式会社 急硬材の凝結調整剤

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JPH06271365A (ja) 1994-09-27

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