JPH08116964A - L−アスコルビン酸含有バイオマス - Google Patents

L−アスコルビン酸含有バイオマス

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JPH08116964A
JPH08116964A JP7077857A JP7785795A JPH08116964A JP H08116964 A JPH08116964 A JP H08116964A JP 7077857 A JP7077857 A JP 7077857A JP 7785795 A JP7785795 A JP 7785795A JP H08116964 A JPH08116964 A JP H08116964A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 L−アスコルビン酸含有バイオマスに関す
る。 【構成】 クロレラピレノイドサ中のL−アスコルビン
酸含有率がその細胞の3.5乾量%よりも高い細胞を含
んで成るバイオマスに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】L−アスコルビン酸は重要な栄養
補給物であり、そしてこれはビタミンカプセルにおい
て、並びにヒト及び他のビタミンC要求動物の両者のた
めの食物中の栄養補給物として広い用途を有する。L−
アスコルビン酸は、基本的に大量に製造される化学物質
であり、そしてこれは、ひじょうに価格不安定であり、
そして市場性を有するためには経済的且つ能率的な生産
を必要とする。従って、L−アスコルビン酸の能率的な
生産をもたらす、栄養物の能率的転換を提供する微生物
を用いる方法を開発することができることに実質的な興
味が持たれる。
【0002】野生型の微生物は、少量のL−アスコルビ
ン酸を産生するに過ぎない。L−アスコルビン酸の実質
的に増強された製造を微生物により達成することができ
るかどうかは、予測できない。消費される栄養物に対す
る、L−アスコルビン酸の増強された製造が、L−アス
コルビン酸経路に関与する酵素の増大された発現により
可能であるかも知れない場合でも、微生物の生存及び代
謝に対するL−アスコルビン酸の上昇した濃度の効果は
予測できない。従って、微生物がL−アスコルビン酸を
産生することは知られているが、経済的に能率的な方法
を達成することができるという確実性はない。
【0003】
【従来の技術】Loewus, F. A. は、L-Ascorbic Acid :
Metabolism, Biosynthesis, Function, The Biochemist
ry of Plants, 第3巻,Academic Press, Inc., 77〜
99ページ、1980において、L−アスコルビン酸の
源及び生合成の総説を提供する。藻類におけるアスコル
ビン酸の製造の説明を、Vaidyaなど.,Science and Cult
ure (1971)37:383〜384;Subbulakshmi
など.,Nutrition Reports International (1976)
14:581〜591;Aarunsonなど.,Arch Microbio
l. (1977)112:57〜59;Shigeokaなど.,
J. Nutr. Sci. Vitaminol. (1979)25:229
〜307;Shigeokaなど., Agric. Biol. Chem. (19
79)43:2053〜2058;Bayanora及び Truba
chev, Prikladnaya Biokhimiya ; Mikrobiologyia (1
981) 17:400〜407(UDC 582.2
6:577.16);及び Ciferri, Microbiological
Reviews(1983)47:551〜578に見出すこ
とができる。
【0004】
【発明の要約】クロレラ藻類を用いるL−アスコルビン
酸の製造のための改良方法を提供し、その方法において
は、該クロレラを初期の間、中間的な細胞密度に増殖せ
しめ、そして制限レベルで炭素源の逐次的又は連続的添
加によって増殖を続ける。炭素源の改良された利用性
が、高められた収率を伴って、L−アスコルビン酸の製
造に関して観察される。
【0005】
【特定の態様の記載】微生物細胞によるL−アスコルビ
ン酸の能率的な製造のための新規な方法が提供される。
その方法は、中間的な密度に細胞を増殖するために十分
である炭素源を含む発酵器中における藻類の初期増殖を
含む。炭素源を消耗した段階で、追加量の炭素源を逐次
的に又は連続的に添加し、その添加を停止するまで、予
定したレベル以下に炭素源の濃度を維持する。停止は、
微生物によるL−アスコルビン酸生産の実質的な消耗に
よって決定されるであろう。
【0006】対象の微生物を、過剰生産体(Overp
roducer)である株についてランダムにスクリー
ンすることができる。有望な微生物を選択し、そして物
理的又は化学的突然変異誘発物、たとえば紫外線、X
線、ニトロソ尿素、硫酸ジメチル、等を用いて突然変異
を誘発することができる。過剰生産体及び排出体の検出
をレドックス色素により有利に決定することができる。
アスコルビン酸への代謝中間体に対する類似体又はアス
コルビン酸合成の阻害剤を用いることによって、化学的
妨害の存在の中で、L−アスコルビン酸生産を維持し又
は増大することができる微生物を選択することができ
る。
【0007】上の生産体の子孫を、グラム細胞当りミリ
グラムにより測定されるL−アスコルビン酸の改良され
た比生産性について選択する。次に、これらの子孫を個
々のクローンにさらに分離することができ、そして上の
方法にさらにゆだねることができる。選択される藻類
は、クロレラ、特にクロレラピレノイドサの株である。
C.ピレノイドサ、UTEX1663株又は他の同等の
株が特別な興味の対象である。
【0008】この方法を行なう場合、約0.15〜0.
4g/lの乾量の細胞の初期細胞密度を提供するのに十
分な量で、活発に増殖している微生物株の培養物を栄養
培地に接種する。その培地は炭素源、種々の塩及び微量
金属を含むであろう。炭素源は通常、グルコースを含む
グルコース源であろう。グルコース源は、グルコースに
転換され得る任意のサッカリド又はポリサッカリド、た
とえばスクロース、アミロースであることができる。使
用されるグルコース源の合計量は、代謝されるとすれ
ば、約65〜90、より普通には約75〜85そして好
ましくは約80g/lの濃度を提供するであろう。普
通、全グルコースの約15〜30%、普通には全グルコ
ースの約20%〜25%が初めに添加されるであろう。
グルコースは、通常、他の添加物と共に最初に及び発酵
の過程で添加されるであろう。グルコース源は、一般的
に制限されない増殖の期間中15〜30g/lの範囲で
維持されるであろう。この量は、増殖期間中グルコース
制限を避けるのに十分であることが見出される。
【0009】所望により、いくらかの添加物が最初に発
酵器中に存在し、そしてグルコース源の添加と一緒に同
じ添加物の逐次的添加によって連続的に添加されるであ
ろう。
【0010】発酵器に添加される全量と比較する場合、
少しづつ添加される量のグルコースに対して異なった割
合を有するであろう添加物の中に、アルカリ金属のリン
酸塩、すなわちリン酸ナトリウム及びリン酸カリウム
が、特に二塩基性リン酸ナトリウム及び一塩基性リン酸
カリウムとして存在する。二塩基性リン酸ナトリウムの
合計量は、1l当り合計約1〜2g、普通1l当り合計
約1〜1.5g、そして好ましくは1l当り合計約1.
3gであろう。発酵器中に初めに存在する二塩基性リン
酸ナトリウムの量は、添加される二塩基性リン酸ナトリ
ウムの全量の約35%〜50%、より普通には約40%
〜45%であろう。一塩基性リン酸カリウムの全量は、
1l当り約1.5〜3g、より普通には1l当り約2〜
2.5gであろう。最初に存在する量は、一般的に、全
量の約40%〜50%、より普通には、全量の約45%
〜50%であろう。
【0011】上の添加物の他に、生物学的に許容される
キレート剤を添加する。便利には、クエン酸三ナトリウ
ムが、1l当り約0.8〜1.2gの合計量、普通1l
当り約1.0gの合計量で使用されるであろう。一塩基
性リン酸ナトリウムは、約0.8〜1g/l、好ましく
は約0.95〜1g/lで存在するであろう。生物学的
に許容される鉱酸は、溶液中に微量金属を保持し、そし
てまた、窒素源として普通使用されるアンモニアを中和
するために添加される。便利には、濃硫酸が、1l当り
約1〜2ml、より普通には1l当り約1.2〜1.5ml
の量で使用される。金属の中で、特に生理的に許容され
る塩、たとえば硫酸塩として、マグネシウムが約0.1
〜0.2g/l、好ましくは約0.1〜0.15g/l
で存在するであろう。使用される鉄及び銅の量は限定さ
れる。なぜならば、これらの金属は、アスコルビン酸形
成を抑制するからである。鉄(第一鉄)は、初めに約5
〜7mg/l、好ましくは約5.5〜6mg/lで存在し、
そしてその後のいづれの添加中にも含まれないであろ
う。銅は、比較的少量、一般的にグルコース1g当り約
1〜50μgで存在するであろう。
【0012】次の実験の部分に記載されるであろう微量
金属の溶液は、1l当り約10〜15ml、より普通には
1l当り約12〜14mlで存在するであろう。グルコー
スに基づいて、微量金属の溶液は0.1〜0.2ml/g
グルコースで使用されるであろう。便利には、発酵の過
程の間に添加される溶液を調製する。この溶液は、多く
の場合、次の組成物を有するであろう。
【0013】
【表1】
【0014】供給される窒素は無水アンモニアによって
である。これはまた、pH調節として使用される。培地中
の実際の窒素レベルは、培地の酸性度及び培地の緩衝能
によって決定される。
【0015】微量金属組成物は次の金属を有するであろ
う。
【表2】
【0016】微量のHClを含む蒸留水中に溶解されて
いる上の表に示された種々の化合物の適切な量を蒸留水
に添加することによって微量金属の原液を調製し、そし
てここで最終体積は1lであり、そして濃塩酸20mlを
含む。蒸留水を用いて、成分の微量金属の適切な割合を
確保する。
【0017】多くの塩が一又は二塩基性塩として言及さ
れているけれども、これは便宜上であり、そして必要で
はないことを理解するべきである。これらの化合物は緩
衝剤として作用し、そして従って陽子化の状態の割合
は、培地のpHにより異なるであろう。
【0018】発酵を行なう場合、二塩基性リン酸ナトリ
ウム及び一塩基性リン酸ナトリウムは、発酵器中に添加
されるべき全培地の約75%〜90%、普通約80%〜
90%中に溶解されるであろう。
【0019】次に発酵の過程の間に少しづつ添加される
べき溶液を、適切な割合で、個々の成分を混合すること
によって調製する。グルコースは、使用されるべき水の
約75%〜85%、好ましくは約80%中に溶解される
であろう。シトレート、マグネシウム及び硫酸は、使用
されるべき水の約5%〜15%、普通約10%を含む水
性培地中に混合され、他方、リン酸塩は、使用されるべ
き水の約5%〜15%、より普通には約10%中に混合
され、次に使用されるべき全量水の約5%〜15%、よ
り普通には約8%〜10%中の微量金属の溶液が混合さ
れる。リン酸塩の一部を含む発酵器に、第一鉄塩及び上
で調製されたグルコース−塩濃縮物の約20%を添加す
る。その添加は、いかなる外来性微生物の導入をも避け
るために、無菌状態で行なう。次に、栄養培地を目的と
する温度、一般的に約30℃〜40℃の範囲、好ましく
は約35℃にして、そして発酵器に接種物を接種し、約
0.15〜0.4g/lの開始細胞密度を提供する。少
量の消泡剤を発酵の進行の間に添加することができる。
【0020】発酵の第1段階において、細胞は中間的な
密度に増殖せしめられる。これは、普通、約0.1〜
0.15/時の増殖速度により、約35〜50時間、よ
り普通には約40〜45時間を必要とするであろう。約
6.5〜8.0の範囲のpHを維持するために、そのpHを
無水アンモニアを用いることによって調節することがで
きる。普通、pH調節は活発な増殖の後解除される。攪拌
は普通、約200〜1000rpm で行なわれ、そして通
気は約0.2〜0.6l/分で空気により行なわれるで
あろう。初期のための最終密度は、約35〜45g/
l、好ましくは約40g/lの細胞密度であるべきであ
る。
【0021】グルコースの利用性を、便利な方法、たと
えばグルコースオキシダーゼ酵素試験、HPLC、等に
よって上清液中においてモニターする。グルコース濃度
が下がる場合、全グルコースの濃度が約30g/l以下
に維持されることを確保しながら、グルコース−塩濃縮
物の溶液の約20%のアクコートを添加することによっ
て、グルコースを補充することができる。初期相におい
て、高い細胞密度に達し、そしてグルコースが実質的に
完全に使い尽くされた場合、その後約2〜4時間、より
普通には約3時間、そのグルコースの消耗状態が維持さ
れる。次に、その後比較的等い時間間隔で約0.005
〜0.015gグルコース/時/g細胞の添加速度をも
たらすようにグルコースを添加することができる。L−
アスコルビン酸の濃度が実質的に一定に維持され又は減
少し始める時、反応を停止し、細胞及び上清液を単離
し、そしてアスコルビン酸を細胞から分離し、そして常
法に従って集める。
【0022】本発明によれば、L−アスコルビン酸の高
い収率が、他の天然源、たとえばローズヒップス(ro
se hips)からの収量よりもはるかに高い収量が
得られる。3.5%を越えるバイオマス物質のレベルを
達成することができ、そして4.0%及びそれよりも高
いレベルも達成し得る。L−アスコルビン酸の濃度は
1.45g/lを越え、そして3.3g/l又はそれよ
りも高くなることができる。消費される基質に基づくモ
ル収率は少なくとも約0.010、普通少なくとも約
0.013である。次の例は制限的でなく例示的に示さ
れている。
【0023】
【実施例】実験 1lの発酵器中で水0.6l、二塩基性リン酸ナトリウ
ム0.23g及び一塩基性リン酸カリウム0.27gを
殺菌した。次に、そのリン酸塩溶液に、蒸留水5ml中硫
酸第一鉄(七水和物)11.2mg及び次のようにして調
製された殺菌されたグルコース−塩濃縮物20mlを添加
した。栄養物のグループをそれぞれ殺菌し、そして冷却
後混合した。 グループ1 水80ml中食品銘柄の一水和物(無水基準)グルコース
56g(80g/l) グループ2 水10ml中クエン酸三ナトリウム二水和物0.7g
(1.0g/l)、無水硫酸マグネシウム(0.66g
/l)及び硫酸1ml(1.4ml/l)
【0024】グループ3 水10ml中一塩基性リン酸ナトリウム0.65g(0.
97g/l)、一塩基性リン酸カリウム1.3g(1.
9g/l)及び二塩基性リン酸ナトリウム0.68g
(0.97g/l) グループ4 微量金属の溶液9.4ml
【0025】温度を35℃に上昇し、攪拌を約200rp
m で始め、そして約0.3gの細胞/lの濃度で、50
mlのクロレラピレノイドサUV 101−158を添加
した。これらの細胞を1985年6月27日にA.T.
C.C.に寄託し、そして寄託番号53170を得た。
次の図表は発酵のための条件及び分析結果を記載してい
る。
【0026】
【表3】
【0027】L−アスコルビン酸を測定するために使用
される方法は、Grun及びLoewus, Analytical Biochemis
try (1983)130:191〜198によって記載
されている。その方法は、7.8×300mmの有機酸分
析カラム、HPX−87(Bio-Rad Laboratories, リッ
チモンド,カリフォルニア)を用いるイオン交換方法で
ある。その条件は、移動相、0.013Mの硝酸、0.
8ml/分の流速、1500psigの圧力、UV 245〜
254nmでの検出である。
【0028】上の条件により、L−アスコルビン酸及び
イソアスコルビン酸の分離が可能である。1l当りの細
胞のグラム数を決定するために、次の方法を使用する。
バイオマスサンプル(5ml)を1つの秤量パンに移し、
そして上清液5mlを第2の秤量パンに移す。その上清液
を遠心分離する。そのパンを対流オーブン(105℃で
3時間)中で乾燥せしめる。デシケーター中で冷却した
後、パン内容物の重さを計る。1l当りの細胞のグラム
数を(サンプル重量−上清液重量)×200として決定
する。
【0029】上の結果に基づく場合、グラム細胞当りの
アスコルビン酸のグラムに基づく比生産性を、0.04
又はそれよりも高いレベルで達成し、そして消化される
グルコースのモル当り形成されるL−アスコルビン酸の
モルとして定義されるモル収率は少なくとも0.01又
はそれよりも高い。さらに、そのアスコルビン酸の濃度
を約1.5g/l又はそれよりも高く上昇せしめること
ができる。
【0030】アスコルビン酸の高められた収率を、グル
コースの能率的な使用及び発酵時間により達成すること
ができることが、上の結果から明らかである。微生物、
特にクロレラ株を発酵器中において増殖せしめることが
でき、そしてそこで、高レベルのL−アスコルビン酸を
安い炭素源の能率的な使用により得て、L−アスコルビ
ン酸を提供することができる。
【0031】前述の発明は、明確に理解するために例示
的及び例的にいくらか詳細に記載されているけれども、
特許請求の範囲内で変法及び変更を行なうことができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナルド ジェイ.ハス アメリカ合衆国,ウィスコンシン 54220, マニトウォック,サウス セブンス スト リート 1035

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 L−アスコルビン酸含有バイオマスであ
    って、クロレラピレノイドサ(Chlorella p
    yrenoidosa)の細胞のL−アスコルビン酸含
    有率が前記細胞の3.5乾量%よりも高い細胞を含んで
    成るバイオマス。
  2. 【請求項2】 前記細胞がA・T・C・C・寄託番号5
    3170を有するクロレラピレノイドサの細胞である請
    求項1記載のバイオマス。
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