JPH0811674B2 - エレベータかごの外装装置 - Google Patents

エレベータかごの外装装置

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JPH0811674B2
JPH0811674B2 JP20965990A JP20965990A JPH0811674B2 JP H0811674 B2 JPH0811674 B2 JP H0811674B2 JP 20965990 A JP20965990 A JP 20965990A JP 20965990 A JP20965990 A JP 20965990A JP H0811674 B2 JPH0811674 B2 JP H0811674B2
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JP
Japan
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elevator car
curved
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elevator
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喜八郎 大西
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、展望用エレベータや高速エレベータのエレ
ベータかごの昇降移動時に生じる空気流を整流するエレ
ベータかごの外装装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、建物の高層化に伴いエレベータの速度も高速化
する傾向にあり、240m毎分以上の高速エレベータも続々
設置されている。このような高速エレベータは、通常エ
レベータかごの形状が角形であるため、エレベータがご
の上下部の角部で空気流が乱れ、その部分で大きな乱れ
を誘発して圧力変動が生じる。これが風音となってエレ
ベータかごに伝達され、乗客に不快感や不安感を与えて
いた。そこで近年の高速エレベータは上記に鑑み、エレ
ベータかごの上下部に空気流を整流する外装体を装着し
ている。
第4図は実公昭57−2362号公報等に示された従来のエ
レベータかごの外装装置を示すもので、図中、(1)は
高速エレベータの昇降路で、この昇降路(1)の内部に
は、巻上機の綱車(図示せず)に巻回した主索(2)を
垂下し、この主索(2)の端部には、エレベータかご
(3)を吊着しており、このエレベータかご(3)はそ
の正面に出入口(図示せず)を開閉する戸(4)を備え
ている。
(5)・(5A)はエレベータかご(3)の上部及び下
部にそれぞれ複数の緩衝材(6)を介して装着した外装
体で、この外装体(5)・(5A)はエレベータかご
(3)の装着移動時に空気流をエレベータかご(3)の
側方及び後方に案内して整流し、空気流の乱れに伴う風
音の発生や乗客の不快感・不安感を防止する機能を有し
ている。以下、この外装体(5)について詳述すると、
(50)はエレベータかご(3)の上部の平面部に水平に
重着された基板、(51)はこの基板(50)の正面側の端
部に垂直に立設された正面カバー、(52)は該基板(5
0)の側端に湾曲して立設され上端が基板(50)の中心
寄りに位置する湾曲立面である側面カバー、そして(5
3)は該基板(50)の背面側の端部に湾曲して立設され
上端が基板(50)の中心寄りに位置する湾曲立面である
背面カバーである。尚、外装体(5A)も第4図に示す如
く、外装体(5)と同様に構成されている。
従って、エレベータかご(3)が昇降移動すると、外
装体(5)・(5A)の側面カバー(52)と背面カバー
(53)とが空気流を徐々に側方及び後方に案内して整流
し、エレベータかご(3)の近傍の空気流の乱れ(渦流
の発生)が防止されて、風音の発生や乗客の不快感・不
安感が解消される。
尚、この種の先行技術文献として上記公報の他に実開
昭52−105260号公報等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のエレベータかごの外装装置は以上のように構成
され、外装体(5)の側面カバー(52)と背面カバー
(53)とが湾曲して形成されているので、保守点検作業
の際等にエレベータかご(3)の上部に必要とする作業
スペースが狭溢であったり、作業足場の設置が困難であ
るという問題点があった。
本発明は上記に鑑みなされたもので、作業性の容易化
を図ることのできるエレベータかごの外装装置を提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、上述の目的を達成するため、エレ
ベータの昇降路を昇降移動するエレベータかごの上部及
び下部に、エレベータかごの昇降移動時の空気流を整流
する湾曲立面を備えた外装体を設け、しかも、外装体に
足場台を着脱自在に装着し、この足場台には、該湾曲立
面に重合する湾曲重合面を設けたことを特徴としてい
る。
〔作用〕
本発明によれば、作業者が作業する外装体に足場台を
着脱自在に装着し、この足場台には、該湾曲立面に重合
する湾曲重合面を設けているので、作業性の容易化や足
場の設置の容易化を図ることができる。
〔実施例〕 以下、第1図〜第3図に示す一実施例に基づき本発明
を詳述すると、図中(1)は高速エレベータの昇降路
で、この昇降路(1)の内部には、巻上機の綱車(図示
せず)に巻回した主索(2)を垂下し、この主索(2)
の一端には、エレベータかご(3)を吊着するととも
に、このエレベータかご(3)の上部には、L字形の複
数の補強材(54)を上部に備えた外装体(5)を装着し
ており、該主索(2)の他端には、エレベータかご
(3)の重量を補償する釣り合い錘(7)を吊着してい
る。尚、図示しないが、エレベータかご(3)の下部に
は、外装体(5A)が従来例と同様に装着されている。
(8)は保守点検作業時等に外装体(5)に着脱自在
に装着する足場台で、この足場台(8)は第1図〜第3
図に示す如く、外装体(5)の上部に水平に位置して釣
り合い錘(7)側に指向した広スペースの足場(80)
と、この足場(80)の一端にそれぞれ取着されて複数の
補強材(54)に係合する複数の金具(81)と、この金具
(81)に螺挿され補強材(54)と金具(81)とを締結す
るボルト(82)と、該足場(80)の他端に垂直に取着さ
れた側面L字形の足止め(83)と、この足止め(83)の
下部と足場(80)の一端間に湾曲して架設され背面カバ
ー(53)に密着・重合する湾曲重合面(84)とから安価
に構成されている。尚、この湾曲重合面(84)の背面カ
バー(53)に重合する重合面には、滑り止めが塗布され
ている。
従って、保守点検作業を行う場合には、足場台(8)
の湾曲重合面(84)を外装体(5)の背面カバー(53)
に重合し、金具(81)を補強材(54)に係合してボルト
(82)を螺締めすれば、保守点検作業を容易に行うこと
ができる。この作業の際、背面カバー(53)の上方に水
平で安定性の良い足場(80)が位置するため、作業者は
安全に保守点検を行うことができ、従って、作業性の向
上や作業の容易化が可能となる。また、足場(80)の他
端には、作業者の転落を防止する足止め(83)が取着さ
れているので、安全性の向上が期待できる。さらに、保
守点検作業以外の場合には、足場台(8)を外装体
(5)から外しておくことができるので、外装体(5)
の整流機能の低下を確実に防止することができる。
尚、上記実施例では、外装体(5)が足場台(8)を
ボルト(82)が締結するものを示したが、板発条や永久
磁石等を使用して固定しても上記実施例と同様の作用効
果を奏する。また、上記実施例では足場台(8)が一体
形のものを示したが、分割又は折り畳み可能な足場台
(8)としても良いのは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、作業者が作業する外装
体に足場台を着脱自在に装着し、この足場台には、該湾
曲立面に重合する湾曲重合面を設けているので、作業性
の容易化や足場の設置の容易化を図ることのできるエレ
ベータかごの外装装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエレベータかごの外装装置の一実
施例を示す側面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3
図は第2図の平面図、第4図は従来のエレベータかごの
外装装置を示す側面図である。 図中、(1)は昇降路、(3)はエレベータかご、
(5)・(5A)は外装体、(8)は足場台、(53)は背
面カバー、(80)は足場、(83)は足止め、(84)は湾
曲重合面である。 尚、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータの昇降路を昇降移動するエレベ
    ータかごの上部及び下部に、エレベータかごの昇降移動
    時の空気流を整流する湾曲立面からなる外装体を設けた
    エレベータかごの外装装置において、上記外装体に足場
    台を着脱自在に装着し、この足場台には、該湾曲立面に
    重合する湾曲重合面を設けたことを特徴とするエレベー
    タかごの外装装置。
JP20965990A 1990-08-08 1990-08-08 エレベータかごの外装装置 Expired - Fee Related JPH0811674B2 (ja)

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