JPH08116543A - 量子化装置および量子化方法 - Google Patents
量子化装置および量子化方法Info
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- JPH08116543A JPH08116543A JP27709794A JP27709794A JPH08116543A JP H08116543 A JPH08116543 A JP H08116543A JP 27709794 A JP27709794 A JP 27709794A JP 27709794 A JP27709794 A JP 27709794A JP H08116543 A JPH08116543 A JP H08116543A
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Abstract
化を防ぐことができる。 【構成】 入力信号値L(i)が入力端子11を介し
て、量子化器12、判定部15、メモリ部16へ供給さ
れる。量子化器12において、線形量子化がなされた入
力信号値が線形量子化値d1として、判定部15へ供給
される。判定部15では、供給された線形量子化値d1
からリセット処理を行うか否かが判定され、リセット処
理を行う場合、供給された線形量子化が出力端子14か
ら取り出される。また、判定部15では、リセット処理
を行わない場合、メモリ部16から記憶データd0が供
給され、入力信号値L(i)、線形量子化値d1、記憶
データd0とから、最終的な線形量子化値が出力端子1
4から取り出される。
Description
像信号を量子化する場合に入力信号値と量子化復号値と
で定義される量子化誤差最小規範に対して、さらに視覚
特性を考慮した空間変動規範、および/または、時間変
動規範を加味するようにした量子化装置および量子化方
法に関する。
ィジタル画像信号が入力され、各画素を8ビットより少
ないビット数で量子化(再量子化)することによって、
データ量を圧縮することが行われる。従来この量子化と
しては、入力信号値と量子化復号値との量子化誤差が最
小となるように量子化値が選択されていた。この量子化
装置において、入力信号レベルの分布に極端な偏りがな
い場合、その量子化誤差の積算値は最小となりS/N
(Signal/Noise)比は、最良となる。そのため、従来の
量子化装置は、S/N規範に基づいて量子化値が決定さ
れている。この規範とは、のっとるべき規則を言い、す
なわちS/N規範とは、量子化誤差を最小とする量子化
値を選択する規則を意味する。
れる。L(i)は入力信号値を表し、L(i)^は量子
化復号値を表し、q(i)は量子化値を表し、nは量子
化ビット数を表す。また、一般的な8ビット量子化の入
力ディジタル画像信号に対する量子化式と復号式を式
(2)、(3)に示す。
内の値が最小値となる量子化値を選択することを意味す
る。入力信号値に対する各量子化値の量子化復号値の量
子化誤差を比較し、S/N規範Q1に基づいて量子化値
が選択される。図6に3ビット量子化の例を示す。従来
のS/N規範量子化装置は、入力信号を8階調に量子化
し、各量子化区間の中央値を量子化復号値として出力す
る。
る平坦領域において画質劣化が認められる。つまり、入
力信号が領域境界レベルを挟み僅かに変動しているにも
拘らず、量子化復号値においては、量子化ステップ幅に
相当する信号変動に拡大されることになる。このような
画質劣化は空間方向と時間方向の両者に発生し、画像の
エッジ部分がザラザラと見える、すなわちエッジビジネ
スや時間的劣化の原因となる。このように、人間の視覚
特性を考慮すると、必ずしもS/N規範による量子化が
最適とは言えない。特に人間の視覚特性は、入力信号の
空間的、あるいは時間的な信号変化に対する感度が高い
と考えられるにも拘らず、従来の量子化装置は、入力信
号値そのものを基準として量子化を行うため、信号変化
に伴う画質劣化が目立つという欠点があった。
量子化装置の欠点を克服するため、本出願人は、上述の
ような人間の視覚特性を考慮した新規範Q2を用いた量
子化装置を先に提案している(特開平6−169257
号公報参照)。新規範Q2を式(4)に示す。 Q2=MIN〔α〔S/N〕+β〔ΔS〕+γ〔ΔT〕〕 (4)
し、〔ΔS〕は空間変動評価値を表し、〔ΔT〕は時間
変動評価値を表し、さらにα、β、γはそれぞれの重み
を表している。この式(4)で表される新規範Q2は、
複数の量子化値候補に関して、S/N評価値、空間変動
評価値および時間変動評価値を重み付け加算した新規範
評価値を求め、この評価値を最小とする量子化値候補を
出力量子化値として選択する規則である。図7には空間
的に対応するkフレームと(k−1)フレームの画素配
置図を示す。kフレームのLx(k)の値を有する画素
の量子化を行う場合、新量子化規範Q2で用いられる各
評価値は次式で表される。
S4 〕は、次式で定義される。
装置で評価されるのと同様の量子化誤差である。空間変
動評価値〔ΔS〕は、空間内の量子化復号値の信号変化
量(すなわち、空間内の量子化復号値の傾き)と入力信
号の信号変化量(すなわち、空間内の入力信号値の傾
き)との比較を行うものである。量子化復号値の信号変
化量を算出する場合、既に新規範Q2により決定済み
の、過去の画素の量子化値を使用して比較するという処
理上の制約がある。図7においては、量子化対象画素L
x(k)に関し、処理済み画素は近傍4画素La
(k)、Lb(k)、Lc(k)、Ld(k)であり、
これらを使用して〔ΔS1 〕、〔ΔS2 〕、〔Δ
S 3 〕、〔ΔS4 〕がそれぞれ求められる。
素Lx(k)と同一位置にある前フレームの画素Lx
(k−1)とに関し、入力信号のフレーム間の変化量と
量子化復号値のフレーム間の信号変化量とを比較するも
のである。上述のように式(4)のMIN〔 〕は、
〔 〕内の評価値を最小とする量子化値候補が最終的な
量子化値として選択されることを意味する。その結果、
従来の量子化装置で問題となる画質劣化が低減される。
量子化装置では、入力信号が量子化境界レベル近傍で僅
かに変動している場合、量子化復号値においては量子化
ステップ幅に相当する信号変動に拡大されていたが、上
述の式(4)に基づく新規範量子化装置においては、こ
の信号変動は抑圧され安定した量子化復号化値が得られ
る。こうして新規範量子化装置によって、意図した画質
改善が達成できる。
置と従来の量子化装置とを比較すると、画質劣化はかな
り低減される。しかしながら、新規範量子化の構造に起
因する独特な画像劣化が発生することがある。新規範量
子化装置において量子化される信号は、時空間の入力信
号の信号変化量と量子化復号値に基づき決定されるた
め、過去の量子化復号値の影響により独特な画像パター
ンが発生する場合がある。この画像パターンは、過去の
量子化値決定済み画素から処理方向に伝播するので『斜
め縞』となり、図7の画素配置図においては、左上コー
ナー部から右下方向に進行する独特な画像パターンとな
る。
リセットを行い、従来の量子化装置においてなされる量
子化処理を行うことにより画質劣化を低減することがで
きる量子化装置および量子化方法を提供することにあ
る。
化ビット数の入力信号値が供給され、量子化ビット数と
異なるnビットの量子化値を出力する量子化装置におい
て、量子化値の複数の量子化値候補に関して、入力信号
値と量子化値候補の復号値の差であるS/N評価値と、
入力信号値の空間変動と量子化値候補の復号値の空間変
動の差である空間変動評価値および/または入力信号値
の時間変動と量子化値候補の復号値の時間変動の差であ
る時間変動評価値とを重み付け加算した評価値をそれぞ
れ求め、評価値を最小とする量子化値候補を出力すべき
量子化値として選択的に出力すると共に、重み付けのた
めの重みを入力信号に応じて適応的に変化させることを
特徴とする量子化装置である。
数の入力信号値が供給され、量子化ビット数と異なるn
ビットの量子化値を出力する量子化装置において、量子
化値の複数の量子化値候補に関して、入力信号値と量子
化値候補の復号値の差であるS/N評価値と、入力信号
値の空間変動と量子化値候補の復号値の空間変動の差で
ある空間変動評価値および/または入力信号値の時間変
動と量子化値候補の復号値の時間変動の差である時間変
動評価値とを重み付け加算した評価値をそれぞれ求め、
評価値を最小とする量子化値候補を出力すべき量子化値
として選択的に出力すると共に、入力信号値と量子化ス
テップ幅から規定されるリセット区間を設けることを特
徴とする量子化装置である。
の入力信号値が供給され、量子化ビット数と異なるnビ
ットの量子化値を出力する量子化装置において、量子化
値の複数の量子化値候補に関して、入力信号値と量子化
値候補の復号値の差であるS/N評価値と、入力信号値
の空間変動と量子化値候補の復号値の空間変動の差であ
る空間変動評価値および/または入力信号値の時間変動
と量子化値候補の復号値の時間変動の差である時間変動
評価値とを重み付け加算した評価値をそれぞれ求めるス
テップと、評価値を最小とする量子化値候補を出力すべ
き量子化値として選択的に出力すると共に、重み付けの
ための重みを入力信号に応じて適応的に変化させるステ
ップとを有することを特徴とする量子化方法である。
ット数の入力信号値が供給され、量子化ビット数と異な
るnビットの量子化値を出力する量子化装置において、
量子化値の複数の量子化値候補に関して、入力信号値と
量子化値候補の復号値の差であるS/N評価値と、入力
信号値の空間変動と量子化値候補の復号値の空間変動の
差である空間変動評価値および/または入力信号値の時
間変動と量子化値候補の復号値の時間変動の差である時
間変動評価値とを重み付け加算した評価値をそれぞれ求
めるステップと、評価値を最小とする量子化値候補を出
力すべき量子化値として選択的に出力すると共に、入力
信号値と量子化ステップ幅から規定されるリセット区間
を設けるステップとを有することを特徴とする量子化方
法である。
装置を用いることにより、独特な画像パターンが発生す
ることがあり、従来の量子化装置とは異なる画質劣化が
ある。入力信号に応じて従来の量子化装置の量子化処理
を施すためのリセット処理を行うことにより、この新た
な画質劣化を低減することができる。
について、図面を参照しながら説明する。この発明に係
る入力信号値とS/N規範量子化復号値と新規範量子化
復号値との一例を図1に示す。この図1は、縦軸に信号
レベルを表し、横軸に座標を表す。座標方向に入力信号
値がL0〜L6のように変化するとき、従来の量子化装
置では、式(1)で定義されるS/N規範Q1により量
子化値q(i)が決定される。従来の量子化装置による
画質劣化の典型例は、画素L1のように、その量子化復
号値L(i)^では信号変化が拡大することである。こ
のようにS/N規範Q1による量子化復号値L(i)^
では、入力信号値L(i)が量子化境界近傍であると、
入力信号の微小変化が量子化ステップ幅により拡大さ
れ、エッジビジネスや時間変動などの画質劣化が発生す
る。
規範量子化装置においては、図1において、破線で示す
ように安定した新量子化復号値を得ることが可能とな
る。説明のため、新たにS/N評価値と空間変動評価値
とからなる新規範Q3が式(12)で定義され、入力信
号値をLi(k)で表し、量子化復号値をLi(k)^
で表す。
想的に機能しているが、上述のような独特な画像パター
ンによる画質劣化が発生することがある。そこで、上述
の式(13)で定義されているS/N評価値を用いて、
しきい値THの処理を導入する。以下、しきい値THの
処理を導入した新規範Q3を示す。
N規範の量子化による量子化誤差がしきい値TH以下の
場合は、リセット処理として、独立した画素としてS/
N規範の量子化処理を行う。すなわち、このリセット処
理とは、上述した空間内の量子化復号値の信号変化量
(すなわち、空間内の量子化復号値の傾き)と入力信号
の信号変化量(すなわち、空間内の入力信号の傾き)と
の比較を行う空間変動評価値〔ΔS〕が量子化規範に影
響を及ぼさないようにしたものである。
の一例を図2を用いて説明する。しきい値THで定義さ
れるリセット区間は、図2中の破線で示される両矢印区
間に対応する。入力信号値Li(k)が量子化復号値L
i(k)^に近い場合は、先ず強制的にS/N規範によ
る判定を行うため、量子化処理のリセットが行われる。
このリセット処理を導入することにより、新規範量子化
装置に特有の画像パターンの発生を抑圧することが可能
となり、視覚特性に合致した新規範量子化の実行が可能
となった。
判定値表を表1に示す。
形は、図1に示す入力信号値L0〜L6の波形である。
また、この例は、簡単のため、時間変動評価値について
は省略されており、S/N評価値と1次元空間変動評価
値とが用いられる。入力信号レベルは、図1中の量子化
値Qの復号値(中央のレベル)を `0' として、この量
子化復号値に対する差分値が表示されている。この例で
は、入力信号レベルが全てQの復号値より大きいので、
入力信号レベルが全て正の値となっている。
小とする量子化値(S/N規範コード)と、その上下の
量子化値(Q+1)および(Q−1)のそれぞれのS/
N評価値が示されている。例えば 入力信号レベルL0は、 `+0.25' であるため、量
子化値候補QのS/N評価値は、 |0−0.25|=0.25 となる。また、量子化値候補(Q+1)の復号値は `
1' となるため、S/N評価値は、 |1−0.25|=0.75 となる。さらに、量子化値候補(Q−1)の復号値は `
−1' となるため、S/N評価値は、 |−1−0.25|=1.25 となる。このS/N評価値の中の最小値を生じさせる量
子化値候補QがS/N規範コードとして選択される。以
下、同様にS/N規範に基づく量子化値が選択される。
このS/N規範に基づく量子化値が図1中で、○で表さ
れている。
レベルに関して、S/N規範で選択された量子化値とそ
の上下の量子化値に関する新評価値と、新評価値を最小
とする量子化値(新規範コード)とが示されている。こ
の場合では、S/N規範コードが(Q+1)となる入力
信号値の量子化値がQに変更されている。
新規範量子化装置の優位性が判る。しかしながら、上述
のように入力信号の組合せによっては、『斜め縞』のよ
うな画質劣化が発生し得る。そこで、上述のリセット処
理付きの新規範量子化装置を導入した場合の例も表1お
よび図3に示す。すなわち、表1の下段には、最上段の
入力信号レベルに関して、S/N規範で選択された量子
化値とその上下の量子化値に関するリセット処理付き新
評価値と、リセット処理付き新評価値を最小とする量子
化値(リセット処理付き新規範コード)とが示されてい
る。
ト処理において、しきい値THが例えば `0.25' と
される。この例では、入力信号値L4、L5、およびL
6に関する最小のS/N評価値が `0.25' 以下とな
る。従って、これらの量子化値(新規範コードでは、
Q)がS/N規範コードと同様に(Q+1)に変更され
ている。このように、S/N評価値が `0.25' 以下
の場合は強制的にS/N規範に基づいた量子化を行う。
このリセット処理付き新規範に基づく量子化復号値が図
3中で◎で表されている。なお、表1中の*は、初期設
定される値を意味している。
ドは、新規範コードと比べると、上述したように入力信
号値L4〜L6の量子化値が異なる。上述のリセット処
理付きの新規範量子化復号値においては、図1の画素L
1に代表されるようなエッジビジネスや時間変動といっ
た信号劣化は抑圧され、画素L4に対し従来のS/N規
範を採用することにより入力信号レベルと新規範量子化
復号値との乖離を減らすことが可能となる。こうして入
力信号レベルに依存したリセット処理が実現され、不要
な画像パターンの発生、すなわち『斜め縞』のような画
質劣化の発生を防止することが可能となる。
の量子化値決定の一例を図4のフローチャートに示す。
基本的には、設定された量子化ビット数nで生成可能な
全ての線形量子化値q(i)に関し、式(4)、または
式(12)で定義される新規範評価値を算出し、その最
小値を有する量子化コードを出力値とする。この図4の
フローチャートにおいては、全ての量子化コードを調査
するため、量子化コード用のカウンタqを用いる。ま
ず、ステップ1の初期化において、カウンタqに`0'
が設定される。次にステップ2のS/N評価値算出で
は、式(13)で定義されるS/N評価値が算出され
る。
て、しきい値THによるS/N評価値のしきい値判定が
行われ、〔S/N〕≦しきい値THと判定された場合ス
テップ8へ制御が移り、〔S/N〕>しきい値THと判
定れた場合ステップ4へ制御が移る。すなわち、ステッ
プ3(〔S/N〕≦TH)では、S/N評価値のレベル
がリセット領域に入っているか否かが判断され、リセッ
ト領域に入っていると判断された場合、新規範量子化の
ループから抜け出し、そのときの量子化コードqが出力
される。
おいて、対象となる全ての量子化コードに関し、新規範
Q2、またはQ3が算出され、登録される。すなわち、
式(4)の新規範評価値α〔S/N〕+β〔ΔS〕+γ
〔ΔT〕、または式(12)の新規範評価値α〔S/
N〕+β〔ΔS〕により評価値が定義される。ステップ
5のインクリメントでは、カウンタqに `+1' が加算
され、ステップ6へ制御が移る。ステップ6のq=Qで
は、ステップ5(インクリメント)において加算された
カウンタqが量子化ビット数で定義されるQと等しいか
否かが判別され、q≠Qの場合、ステップ2(S/N評
価値算出)へ制御が移り、q=Qの場合、ステップ7へ
制御が移る。すなわち、このQで定義される回数、ステ
ップ2〜ステップ5の制御が行われ、カウンタqがQに
等しくなるとき、ループは終了する。
おいて、各量子化コードの新規範Q2、またはQ3のう
ち最小となる量子化コードqが最終結果として出力され
る。ステップ8の量子化値q登録において、出力された
量子化コードqが登録され、このフローチャートは終了
する。基本的には以上のフローチャートに従うが、実際
には式(4)、または式(12)の新規範評価値におい
て、量子化コードQと上下の量子化コード(Q−1)、
(Q+1)を含めた3種類のコードの中から最終的な量
子化コードqは選択される。よって、必ずしも全ての量
子化コードの新規範量子化値を算出する必要はないの
で、実際のループは短くなる。
する一実施例のブロック図を図5に示す。入力端子11
から供給される入力信号値L(i)、例えば各画素が8
ビットに量子化されたディジタル画像信号は、量子化器
12、処理部13へ供給される。この処理部13は、判
定部15、メモリ部16から構成され、入力端子11か
ら供給された入力信号値L(i)は、判定部15、およ
びメモリ部16へ供給される。量子化器12において、
供給された入力信号値L(i)は、8ビットより少ない
nビットの線形量子化が行われる。この量子化器12で
は、S/N規範に基づく線形量子化がなされる。量子化
器12により生成された線形量子化値q(i)は、d1
として判定部15へ供給される。
される新規範Q2、または式(12)で定義される新規
範Q3が用いられるため、入力信号値L(i)と決定済
み量子化値d0を記憶しておく必要がある。メモリ部1
6からは、必要に応じて記憶データd0(すなわち、決
定済み量子化値)が、判定部15へ供給される。判定部
15では、上述した図4に示すフローチャートの制御が
行われ、すなわち供給された入力信号値L(i)、線形
量子化値d1、記憶データd0から式(4)、または式
(12)の判定と上述のリセット処理が実行され、最終
的な線形量子化値q(i)が出力され、出力端子14か
ら取り出される。
化装置の画質劣化を低減し、視覚特性に合致する量子化
画像を得ることができる。
ードQと上下の量子化コード(Q−1)、(Q+1)を
含めた3種類の量子化コードについて、それぞれ新規範
評価値を求め、この3個の新規範評価値の中で最小のも
のと対応する量子化コードを選択的に出力する構成とし
ても良い。
変動評価値との一方のみを使用して新規範評価値を構成
するようにしても良い。例えば、ディジタルオーディオ
信号のような場合には、S/N評価値と時間変動評価値
とを使用した評価値を使用することができる。
量子化が行えることで、量子化境界レベル近傍の入力信
号値の変化が拡大されることによる空間方向、あるいは
時間方向の画質劣化を低減することができる。
響を受けるために生じる、新規範量子化装置の特有な画
質劣化を排除することが可能となる。
ット数より少ないビット数でも良好な画像を得ることが
でき、例えばディジタル入力信号の圧縮を良好に得るこ
とができる。
線図である。
図である。
線図である。
判定部の一実施例を示すフローチャートである。
示すブロック図である。
例を示す略線図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 所定の量子化ビット数の入力信号値が供
給され、上記量子化ビット数と異なるnビットの量子化
値を出力する量子化装置において、 上記量子化値の複数の量子化値候補に関して、上記入力
信号値と上記量子化値候補の復号値の差であるS/N評
価値と、上記入力信号値の空間変動と上記量子化値候補
の復号値の空間変動の差である空間変動評価値および/
または上記入力信号値の時間変動と上記量子化値候補の
復号値の時間変動の差である時間変動評価値とを重み付
け加算した評価値をそれぞれ求め、上記評価値を最小と
する上記量子化値候補を上記出力すべき量子化値として
選択的に出力すると共に、 上記重み付けのための重みを入力信号に応じて適応的に
変化させることを特徴とする量子化装置。 - 【請求項2】 所定の量子化ビット数の入力信号値が供
給され、上記量子化ビット数と異なるnビットの量子化
値を出力する量子化装置において、 上記量子化値の複数の量子化値候補に関して、上記入力
信号値と上記量子化値候補の復号値の差であるS/N評
価値と、上記入力信号値の空間変動と上記量子化値候補
の復号値の空間変動の差である空間変動評価値および/
または上記入力信号値の時間変動と上記量子化値候補の
復号値の時間変動の差である時間変動評価値とを重み付
け加算した評価値をそれぞれ求め、上記評価値を最小と
する上記量子化値候補を上記出力すべき量子化値として
選択的に出力すると共に、 上記入力信号値と量子化ステップ幅から規定されるリセ
ット区間を設けることを特徴とする量子化装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の量子化装置において、 上記リセット区間に該当する入力信号値を画素独立の規
範に基づき量子化することを特徴とする量子化装置。 - 【請求項4】 請求項2に記載の量子化装置において、 上記リセット区間に該当する入力信号値を、S/N評価
値を最小とする量子化値候補を選択する規範に基づき量
子化することを特徴とする量子化装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の量子化装置において、 空間変動評価値および時間変動評価値は、入力信号値
と、決定済みの量子化値の復号値とを使用して求められ
ることを特徴とする量子化装置。 - 【請求項6】 請求項1に記載の量子化装置において、 入力信号がディジタルビデオ信号であって、空間変動評
価値が同一フィールドまたは同一フレーム内の入力信号
値と復号値とを用いて求められることを特徴とする量子
化装置。 - 【請求項7】 請求項1に記載の量子化装置において、 入力信号がディジタルビデオ信号であって、時間変動評
価値が現フレームの入力信号値および復号値と前フレー
ムの入力信号値と復号値とを用いて求められることを特
徴とする量子化装置。 - 【請求項8】 所定の量子化ビット数の入力信号値が供
給され、上記量子化ビット数と異なるnビットの量子化
値を出力する量子化装置において、 上記量子化値の複数の量子化値候補に関して、上記入力
信号値と上記量子化値候補の復号値の差であるS/N評
価値と、上記入力信号値の空間変動と上記量子化値候補
の復号値の空間変動の差である空間変動評価値および/
または上記入力信号値の時間変動と上記量子化値候補の
復号値の時間変動の差である時間変動評価値とを重み付
け加算した評価値をそれぞれ求めるステップと、 上記評価値を最小とする上記量子化値候補を上記出力す
べき量子化値として選択的に出力すると共に、上記重み
付けのための重みを入力信号に応じて適応的に変化させ
るステップとを有することを特徴とする量子化方法。 - 【請求項9】 所定の量子化ビット数の入力信号値が供
給され、上記量子化ビット数と異なるnビットの量子化
値を出力する量子化装置において、 上記量子化値の複数の量子化値候補に関して、上記入力
信号値と上記量子化値候補の復号値の差であるS/N評
価値と、上記入力信号値の空間変動と上記量子化値候補
の復号値の空間変動の差である空間変動評価値および/
または上記入力信号値の時間変動と上記量子化値候補の
復号値の時間変動の差である時間変動評価値とを重み付
け加算した評価値をそれぞれ求めるステップと、 上記評価値を最小とする上記量子化値候補を上記出力す
べき量子化値として選択的に出力すると共に、上記入力
信号値と量子化ステップ幅から規定されるリセット区間
を設けるステップとを有することを特徴とする量子化方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27709794A JP3735875B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 量子化装置および量子化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27709794A JP3735875B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 量子化装置および量子化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08116543A true JPH08116543A (ja) | 1996-05-07 |
JP3735875B2 JP3735875B2 (ja) | 2006-01-18 |
Family
ID=17578740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27709794A Expired - Lifetime JP3735875B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 量子化装置および量子化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3735875B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8824789B2 (en) | 2012-03-14 | 2014-09-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image encode controller, image encoder and computer implemented method for encoding image data |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP27709794A patent/JP3735875B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8824789B2 (en) | 2012-03-14 | 2014-09-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image encode controller, image encoder and computer implemented method for encoding image data |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3735875B2 (ja) | 2006-01-18 |
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