JPH08116501A

JPH08116501A - テレビジョン受像機

Info

Publication number: JPH08116501A
Application number: JP27458394A
Authority: JP
Inventors: Kazuhisa Maruoka; 一寿丸岡; Osamu Sugiyama; 治杉山; Kunio Hakamata; 邦夫袴田; Kenichi Konuma; 健一小沼; Sunao Fujimoto; 直藤本; Sakae Fujita; 栄藤田
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1994-10-13
Filing date: 1994-10-13
Publication date: 1996-05-07

Abstract

(57)【要約】【目的】２画面表示時に、ノイズ等によって主映像信
号の画像が乱れても副映像信号の画像は乱れなく表示す
ることができるテレビジョン受像機を提供しようとする
ものである。【構成】ＣＲＴ１２に２画面が表示されている時に、
主Ｙ／Ｃ信号（主映像信号）の画像にノイズまたは無信
号または非標準信号が入力されて主Ｙ／Ｃ信号の画像に
乱れがあると、メインマイコン１９は切り替えスイッチ
１３に制御信号を出力して、主Ｙ／Ｃ信号（主映像信
号）と副Ｖ信号（副映像信号）を切り替え、副Ｖ信号を
基準として同期信号発生部１４から同期信号をＣＲＴ１
２の偏向系１２ｂに出力させ、且つP in P，P and P ブ
ロック１１に制御信号を出力して合成処理される２つの
画面を入れ替えさせてＣＲＴ１２に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機に
係わり、特にＵ／Ｖチューナ、ＢＳチューナ、ビデオ入
力等の複数の入力ソースからの映像信号を入力して複数
画面として表示することができるテレビジョン受像機に
関する。

【０００２】

【従来の技術】周知のように、現行のテレビジョン標準
方式（ＮＴＳＣ方式など）では、アスペクト比（受像管
（ＣＲＴなど）の画面の横対縦の比）が４：３に規格化
されている。ところで、近年、実用化されてきた走査線
数が１１２５本と現行のテレビジョンのほぼ２倍である
高品位テレビジョン（ハイビジョンテレビジョン）で
は、アスペクト比が１６：９に規格化されているので、
現行のＮＴＳＣ方式のテレビジョンよりも横長の画面と
なっている。また、近年ではハイビジョンテレビと同じ
アスペクト比（１６：９）の横長の画面で走査線数が現
行のＮＴＳＣ方式と同じ５２５本である、いわゆるワイ
ドテレビジョン受像機が登場してきた。このワイトテレ
ビジョン受像機は、ＭＵＳＥ−ＮＴＳＣコンバータを介
することによりハイビジョン放送を現行のＮＴＳＣ方式
とほぼ同じ画像品質で表示することができる。

【０００３】近年、特に上記したワイドテレビには、２
つのＵ／Ｖチューナー、ＢＳチューナー、ビデオ入力等
のいずれか２つ以上の入力ソースを有し、任意に選択し
た複数の入力ソースからそれぞれ映像信号を取り込み、
これらの映像信号を同時に表示する、いわゆるピクチャ
ー・イン・ピクチャー（以下、P in Pという）やピクチ
ャー・アンド・ピクチャー（以下、P and P という）の
機能を備えたものがある。P in Pや P and P機能を備え
たテレビジョン受像機は、例えば本願出願人が以前出願
した特開平５−３１６４４７号公報に開示されている。
P in Pは、例えば図１１（ａ）に示すように、最初に選
択されている入力ソース（例えば２つある内の一方側の
Ｕ／Ｖチューナー）からの映像信号（主映像信号）が表
示されている親画面１００内の任意の位置に、別の入力
ソース（例えばＢＳチューナー）からの映像信号（副映
像信号）を小画面１０１として表示する機能である。

【０００４】P and P は、例えば図１１（ｂ）に示すよ
うに、最初に選択されている入力ソース（例えばＵ／Ｖ
チューナー）からの映像信号（主映像信号）と、別の入
力ソース（例えばＢＳチューナー）からの映像信号（副
映像信号）とが、それぞれ表示画面１００上に同一サイ
ズで、且つ各入力ソースの元の映像信号とほぼ同じアス
ペクト比を保持して、それぞれの映像信号を２画面１０
２，１０３に表示する機能である。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】前記したP in PやP an
d P 機能を備えたテレビジョン受像機では、P and P モ
ード時には主映像信号と副映像信号を同時に取り込ん
で、２画面１０２，１０３が表示されている時、一方の
画面には、P and P モード前に表示されていた主映像信
号の画像が表示されるので、画面表示を行うＣＲＴの偏
向系は、この画像の主映像信号を垂直、水平の同期信号
の基準としていた。そのため、主映像信号に外部等から
ノイズが混入した場合、ＣＲＴの偏向系の垂直、水平の
同期信号にもこのノイズが混入して同期がずれることに
より、乱れた主映像信号の画像が表示されることにな
る。このため、他方の画面に入力される副映像信号の画
像も同様に乱れた画像となって表示される。また、２画
面が表示されている時に、一方の画面の主映像信号がノ
ンインタレースなど非標準信号の時も同様にＣＲＴの偏
向系の同期がずれるので、他方の画面に表示される副映
像信号の画像も同期が乱れて表示されることになる。本
発明は上記した課題を解決する目的でなされ、２画面表
示時に、主映像信号にノイズが混入した時や、主映像信
号に無信号、非標準信号が入力された時でも、副映像信
号の画像が乱れることなく表示することができるテレビ
ジョン受像機を提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために本発明は、内蔵または別体とされている複数の映
像信号入力手段と、該複数の映像信号入力手段から入力
される映像信号を選択する選択手段と、該選択手段で選
択されて出力される主映像信号と副映像信号の２つの映
像信号を同時に入力し２つの画面としてデジタル合成処
理する合成処理手段と、該合成処理手段で生成された合
成映像信号により２つの画面を表示手段に表示するため
の信号処理を行う信号処理手段と、前記選択手段で選択
されて出力される主映像信号と副映像信号を切り替えて
前記合成処理手段と信号処理手段に出力する切り替え手
段と、該切り替え手段を介して前記信号処理手段に入力
される映像信号を基準にして前記表示手段の偏向系に同
期信号を出力する同期信号出力手段と、前記表示手段に
主映像信号と副映像信号の各画像が２つの画面にそれぞ
れ表示されている時に、前記主映像信号にノイズまたは
無信号または非標準信号が入力されて前記主映像信号の
画像に乱れがある場合には、前記切り替え手段で前記主
映像信号と副映像信号を切り替えて副映像信号を基準と
して前記同期信号出力手段から垂直、水平の同期信号を
前記表示手段の偏向系に出力させ、更に前記合成処理手
段で合成処理される２つの画面を入れ替えて前記表示手
段に表示するように制御を行う制御手段とを具備したこ
とを特徴としている。

【０００７】

【作用】本発明によれば、主映像信号と副映像信号を同
時に取り込んで２画面表示している時に、主映像信号に
ノイズが混入した時や無信号、非標準信号が入力される
と、主映像信号と副映像信号を入れ替えてノイズのない
副映像信号を垂直、水平の同期信号の基準とし、且つ２
画面を入れ替えて表示することにより、主映像信号の画
像は乱れていても副映像信号の画像は乱れることなく表
示される。

【０００８】

【実施例】以下、本発明を図示の一実施例に基づいて詳
細に説明する。図１は、本発明の一実施例に係るテレビ
ジョン受像機の構成を示すブロック図である。尚、本実
施例に係るテレビジョン受像機は、現行のテレビジョン
標準方式（ＮＴＳＣ方式）でアスペクト比が１６：９の
画面を備え、P in PとP and P機能を有している。この
図において、Ｕ／Ｖチューナー１，２はＵ／Ｖアンテナ
４を介して入力される地上放送電波を選択し、ＣＳ／Ｂ
Ｓチューナー３は衛星アンテナ５を介して入力されるＣ
Ｓ／ＢＳ衛星電波を選択する。Ｕ／Ｖチューナー１は、
入力されるＲＦ信号を取り込んで映像信号（Ｖ）とステ
レオ音声信号（Ｌ，Ｒ）に分離可能な主チューナーであ
り、Ｕ／Ｖチューナー２は、入力されるＲＦ信号を取り
込んで映像信号（Ｖ）とモノラル音声信号（Ｓ）に分離
可能な副チューナーである。また、ＣＳ／ＢＳチューナ
ー３は、ＣＳ／ＢＳマイコン６の制御によって取り込ま
れたＣＳ／ＢＳの衛星信号を選択し、映像信号（Ｖ）と
ステレオ音声信号（Ｌ，Ｒ）に分離する。Ｕ／Ｖチュー
ナー１，２，ＣＳ／ＢＳチューナー３でそれぞれ分離さ
れた映像信号（Ｖ），音声信号（Ｌ，Ｒ），（Ｓ）は、
オーディオ・ビデオスイッチ（ＡＶ−ＳＷ）７に入力さ
れる。また、ＶＴＲ等から外部ビデオ入力端子８を介し
て取り込まれる映像信号（Ｖ）とステレオ音声信号
（Ｌ，Ｒ）も、オーディオ・ビデオスイッチ７に入力さ
れる。

【０００９】Ｕ／Ｖチューナー１，２，ＣＳ／ＢＳチュ
ーナー３、及び外部ビデオ入力端子８からそれぞれオー
ディオ・ビデオスイッチ７に入力される映像信号（Ｖ）
は、３次元コムフィルター９に取り込まれて輝度信号
（Ｙ）、色信号（Ｃ）に分離された後、再びオーディオ
・ビデオスイッチ７に入力される。３次元コムフィルタ
ー９によってクロスカラーやドット妨害を低減できる。
オーディオ・ビデオスイッチ７は、Ｕ／Ｖチューナー
１，２、ＣＳ／ＢＳチューナー３、又は外部ビデオ入力
端子８からそれぞれ入力される映像信号のうちから任意
の２つの映像信号（３次元コムフィルター９で分離され
た主映像として表示するための主Ｙ／Ｃ信号と、３次元
コムフィルター９に取り込まれないP in PやP and P モ
ード時に副映像として表示するための映像信号（副Ｖ信
号））を選択し、主Ｙ／Ｃ信号は、ビデオプロセッサー
（Ｖ．Ｐ）１０およびP in P，P and P ブロック１１に
出力され、副Ｖ信号はP in P，P and P ブロック１１に
出力される。

【００１０】P in P，P and P ブロック１１は、P in P
やP and P モード時に子画面や２画面等の複数の画面を
アスペクト比が１６：９のＣＲＴ１２の表示画面に表示
するための合成、位置合わせの画像合成等の映像処理を
行い、Ｙ／Ｃ信号をビデオプロセッサー１０に入力する
（詳細は後述する）。ビデオプロセッサー１０は、オー
ディオ・ビデオスイッチ７を介して入力される主Ｙ／Ｃ
信号を取り込み、この主Ｙ／Ｃ信号からＣＲＴ１２を駆
動するためのＲ，Ｇ，Ｂ信号を生成すると共に、P in P
やP and P モード時にP in P，P andP ブロック１１か
ら取り込まれるP in P，P and P モードで画面表示する
ためのＹ／Ｃ信号を取り込み、このＹ／Ｃ信号からＣＲ
Ｔ１２を駆動するためのＲ，Ｇ，Ｂ信号を生成する。オ
ーディオ・ビデオスイッチ７とビデオプロセッサー１
０、P in P，P and Pブロック１１間には、主Ｙ／Ｃ信
号（主映像信号）と副Ｖ信号（副映像信号）を切り替え
可能な切り替えスイッチ１３が配設されており、主Ｙ／
Ｃ信号と副Ｖ信号を切り替えてビデオプロセッサー１０
とP in P，P and P ブロック１１に出力する。

【００１１】ＣＲＴ１２の偏向系１２ｂに垂直、水平の
同期信号を出力する同期信号発生部１４は、通常時はビ
デオプロセッサー１０に入力するオーディオ・ビデオス
イッチ７で選択された主Ｙ／Ｃ信号を垂直、水平の同期
信号の基準にしている。また、切り替えスイッチ１３で
主Ｙ／Ｃ信号と副Ｖ信号を切り替えることにより、ビデ
オプロセッサー１０に入力する副Ｖ信号が同期信号発生
部１４で発生される同期信号の基準になる。オーディオ
プロセッサ（Ａ・Ｐ）１５は、Ｕ／Ｖチューナー１，
２、ＣＳ／ＢＳチューナー３、または外部ビデオ入力端
子８からオーディオ・ビデオスイッチ７により選択され
る任意のオーディオ（音声）信号を取り込んで、音量、
バランス、音質等を調整し、アンプ（ＡＭＰ）１６で増
幅してスピーカー１７ａ，１７ｂから音声出力する。

【００１２】ノイズ、無信号＆非標準信号検出部１８
は、オーディオ・ビデオスイッチ７から出力される主Ｙ
／Ｃ信号の有無の検出や、主Ｙ／Ｃ信号にノイズが混入
していないかを検出する。メインマイコン１９は、ユー
ザによって決定される入力ソースの選局や映像、音量等
の各種設定情報を、本体キー２０やリモコンキー本体
（図示省略）によって情報入力されるリモコン信号受光
部２１を介して取り込み、ＩＩＣ（Ｉ² Ｃ）バス等のコ
ントロールバスを介してＵ／Ｖチューナー１，２、ＣＳ
／ＢＳチューナー３、ＣＳ／ＢＳマイコン６、オーディ
オ・ビデオスイッチ７、ビデオプロセッサ１０、P in
P，P and P ブロック１１、同期信号発生部１４、オー
ディオプロセッサ１５等に制御信号を送り、所定の動作
を実行させる。メインマイコン１９は、メモリ２２に格
納されている情報に基づいて各種の制御を行う。

【００１３】また、メインマイコン１９は、ＣＲＴ１２
に表示される映像、音量等の各種設定情報を表示マイコ
ン２３に送り、表示マイコン２３は、メインマイコン１
９から入力された各種設定情報を画面表示ＩＣ用に整形
して画面表示ＩＣ２４に出力する。画面表示ＩＣ２４
は、入力される情報に基づいてＣＲＴ１２を駆動するた
めの画面表示用Ｒ，Ｇ，Ｂ信号を、ビデオプロセッサ１
０に出力する。また、メインマイコン１９は、ノイズ、
無信号＆非標準信号検出部１８からオーディオ・ビデオ
スイッチ７で選択された主Ｙ／Ｃ信号へのノイズ混入検
出情報や、主Ｙ／Ｃ信号が無信号あるいは非標準信号か
の検出情報を取り込んで、主Ｙ／Ｃ信号にノイズが混入
していると判断したり、主Ｙ／Ｃ信号が無信号あるいは
非標準信号であるとの判断を行い、このような判定を行
った時は、切り替えスイッチ１３に主Ｙ／Ｃ信号と副Ｖ
信号を切り替えるような制御信号を出力する（詳細は後
述する）。

【００１４】図２は、P in P，P and P １１の構成を示
すブロック図である。P in P，P and P ブロック１１
は、オーディオ・ビデオスイッチ７から入力される主Ｙ
／Ｃ信号と副Ｖ信号をＡ／Ｄ変換するＡ／Ｄ変換器３
０，３１，３２，３３と、Ａ／Ｄ変換された主Ｙ／Ｃ信
号、副Ｖ信号をそれぞれ格納する第１メモリ３４，第２
メモリ３５と、メインマイコン１９からの制御信号に基
づいて第１メモリ３４，第２メモリ３５にそれぞれ書き
込みと読み出しのアドレス信号を出力する書き込みアド
レス部３６、読み出しアドレス部３７と、第１メモリ３
４，第２メモリ３５からそれぞれ出力される映像情報を
合成する合成部３８と、合成部３８で合成された映像情
報をＤ／Ａ変換してビデオプロセッサ１０にＹ／Ｃ信号
を出力するＤ／Ａ変換器３９等を備えている。主Ｙ／Ｃ
信号と副Ｖ信号は、Ａ／Ｄ変換器３０，３１，３２，３
３で入力選択することにより、それぞれ第１メモリ３
４、第２メモリ３５に選択して入力される。

【００１５】次に、本発明に係るテレビジョン受像機の
動作について説明する。オーディオ・ビデオスイッチ７
を介してＵ／Ｖチュナー１，２、ＣＳ／ＢＳチューナー
３、又は外部ビデオ入力端子８から選択された１つの映
像信号が入力される通常時は、入力されるこの主映像信
号（主Ｙ／Ｃ信号）からビデオプロセッサ１０で、Ｒ，
Ｇ，Ｂ信号を生成し、例えば図３に示すような画像がＣ
ＲＴ１２の表示画面１２ａに表示される。次に、例えば
図４に示すようにP and P モードに切り替えた場合、Ｃ
ＲＴ１２の表示画面（アスペクト比が１６：９の表示画
面）１２ａ上に同一サイズで、且つ元の映像信号とほぼ
同一アスペクト比を保持して２画面４０，４１が表示さ
れる。

【００１６】P and P モードの設定は、ユーザが本体キ
ー２０やリモコン本体（図示省略）に表示されている
“２画面”キーを入力操作することにより、メインマイ
コン１８からＩＩＣバスを介してオーディオ・ビデオス
イッチ７、ビデオプロセッサ１０、P in P，P and P ブ
ロック１１等に出力される制御信号によって実行され
る。この場合、オーディオ・ビデオスイッチ７で選択さ
れる２つの入力ソースは、例えばＵ／Ｖチューナー１に
入力される任意の放送局からの映像信号と、外部ビデオ
端子８を介して入力されたＶＴＲからの映像信号とし、
放送局の映像信号（主Ｙ／Ｃ信号）はビデオプロセッサ
１０とP in P，P and P ブロック１１に取り込まれ、Ｖ
ＴＲの映像信号（副Ｖ信号）はP in P，P and P ブロッ
ク１１に取り込まれる。

【００１７】P in P，P and P ブロック１１に入力され
た主Ｙ／Ｃ信号は、Ａ／Ｄ変換器３１でデジタル信号に
変換されて、書き込みと読み出しを同時にできる第１メ
モリ３４に格納され、副Ｖ信号は、Ａ／Ｄ変換器３３で
デジタル信号に変換されて書き込みと読み出しを同時に
できる第２メモリ３５に格納される。第１メモリ３４，
第２メモリ３５への書き込みは、書き込みアドレス部３
６から出力されるアドレス信号によって実行され、読み
出しは、読み出しアドレス部３７から出力されるアドレ
ス信号によって実行される。第１，第２メモリからの読
み出し速度は任意に設定できる。そして、第１メモリ３
４，第２メモリ３５にそれぞれ書き込まれたデジタル信
号化されている映像情報を、書き込み時のほぼ２倍のク
ロック周波数で読み出し、合成部３８でこれらの映像情
報を合成してＤ／Ａ変替器３９でアナログ変換する。そ
して、Ｄ／Ａ変換器３９でアナログ変換されたＹ／Ｃ信
号をビデオプロセッサ１０に取り込んでＲ，Ｇ，Ｂ信号
をＣＲＴ１２に出力することにより、図４に示したよう
に、同一サイズで、且つ元の映像信号とほぼ同一アスペ
クト比で保持された例えば放送局からの映像信号とＶＴ
Ｒの映像信号の２画面４０，４１が、ＣＲＴ１２の表示
画面１２ａ上に表示される。

【００１８】この２画面４０，４１は、図５に示すよう
にオーディオ・ビデオスイッチ７で選択された主Ｙ／Ｃ
信号から生成されるＲ，Ｇ，Ｂ信号によって表示される
画面４２上に重畳して表示されるので、画面４２は見え
ない。次に、この２画面４０，４１が表示されている時
に、主Ｙ／Ｃ信号（主映像信号）にノイズが混入した
時、および主Ｙ／Ｃ信号に無信号または非標準信号が入
力された時の本発明に係る画面表示処理手順を図６に示
すフローチャートに基づいて説明する。オーディオ・ビ
デオスイッチ７で選択された主Ｙ／Ｃ信号にノイズが混
入すると同期信号発生部１４から出力される垂直、水平
の同期信号はこの主Ｙ／Ｃ信号を基準にしているので、
同期信号にもノイズが混入して同期がずれることによ
り、図７に示すように画面４０側に表示される主Ｙ／Ｃ
信号の画像が乱れ、また、画面４１側に表示される副Ｖ
信号（副映像信号）の同期も影響を受けてずれて乱れた
画像となる。

【００１９】この時、主Ｙ／Ｃ信号にノイズが混入した
ことをノイズ、無信号＆非標準信号検出部１８で検出す
ると、メインマイコン１９は、ノイズ無信号＆非標準信
号検出部１７から入力される検出信号に基づいて主Ｙ／
Ｃ信号にノイズが混入していると判断する（ステップＳ
１）。そして、この時、２画面表示になっているので、
メインマイコン１９は切り替えスイッチ１３に制御信号
を出力して、主Ｙ／Ｃ信号と副Ｖ信号を切り替えてビデ
オプロセッサー１０とP in P，P and P ブロック１１に
出力させる（ステップＳ３）。

【００２０】そして、同時に、メインマイコン１９はP
in P，P and P ブロック１１に制御信号を出力して、P
in P，P and P ブロック１１のＡ／Ｄ変換器３０に主Ｙ
／Ｃ信号を入力させ、Ａ／Ｄ変換器３２に副Ｖ信号を入
力させるように切り替えさせ、ＣＲＴ１２に表示される
２画面を入れ替える（ステップＳ４）。このように、切
り替えスイッチ１３で主Ｙ／Ｃ信号と副Ｖ信号を切り替
え、更にP in P，P and P ブロック１１で合成する２画
面を入れ替えるので、主映像信号の画像は画面４０、副
Ｖ信号の画像は画面４１の元の位置に表示される。この
時、ノイズの混入している主Ｙ／Ｃ信号から切り替えた
ノイズの混入していない副Ｖ信号を同期信号発生部１４
から出力される同期信号の基準にしているので、図８に
示すように、画面４０に表示されるノイズのある主Ｙ／
Ｃ信号の画像はノイズによって乱れていても、副Ｖ信号
の画像は乱れなく画面４１に表示される。

【００２１】また、図９に示すように、２画面表示時
に、画面４０側の主Ｙ／Ｃ信号に無信号または非標準信
号が入力された時も同期がずれて副Ｖ信号の画面４１に
乱れが生じる。この時、主Ｙ／Ｃ信号に無信号または非
標準信号が入力したことをノイズ、無信号＆非標準信号
検出部１８で検出すると、メインマイコン１９は、ノイ
ズ、無信号＆非標準信号検出部１８から入力される検出
信号に基づいて主Ｙ／Ｃ信号に無信号または非標準信号
が混入したと判断する。そして、主Ｙ／Ｃ信号が無信号
かどうかの検出方法としては、例えばノイズ、無信号＆
非標準信号検出部１８でＨ−ＳＹＮＣパルスをカウント
し、規定どうりかをメインマイコン１９で判定すること
により行うことができる。そして、前記同様メインマイ
コン１９からの制御信号によって、切り替えスイッチ１
３で主Ｙ／Ｃ信号と副Ｖ信号を切り替え、更にP in P，
P and P ブロック１１で合成される２画面を入れ替える
ことにより、図１０に示すように、副Ｖ信号の画面４１
には乱れのない画像が表示される。

【００２２】また、前記実施例でP and P モードで２画
面表示された場合であったが、P inPモードで親画面と
子画面の２画面で表示される場合でも同様にして子画面
の画像を乱れなく表示することができる。また、前記実
施例では主Ｙ／Ｃ信号信号の無信号検出をノイズ、無信
号＆非標準信号検出部１８で検出する構成であったが、
主Ｙ／Ｃ信号をコンパレータに通してメインマイコン１
９に入力し、Ｈパルスをカウントすることによっても実
現可能である。

【００２３】

【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように本発明によれば、主映像信号と副映像信号を同
時に取り込んで２画面表示している時に、主映像信号に
ノイズが混入した時や無信号、非標準信号が入力される
と、主映像信号と副映像信号を入れ替えて、副映像信号
を垂直、水平の同期信号の基準とし、且つ表示されてい
る２画面を入れ替えることによって、主映像信号の画像
は乱れていても副映像信号の画像は乱れなく正常に表示
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るテレビジョン受像機の
構成を示すブロック図である。

【図２】P in P，P and P の構成を示すブロック図であ
る。

【図３】通常時に表示される画像の一例を示す図であ
る。

【図４】P and P モード時に表示される２画面の画像の
一例を示す図である。

【図５】２画面表示における画面表示の説明図である。

【図６】本発明に係る２画面表示の画面表示処理手順を
示すフローチャートである。

【図７】両方の画像が乱れている２画面表示の説明図で
ある。

【図８】２画面表示時に乱れのある主Ｙ／Ｃ信号の画像
と、乱れのない副Ｖ信号の画像を示す図である。

【図９】主Ｙ／Ｃ信号に無信号が入力された時の２画面
表示の説明図である。

【図１０】主Ｙ／Ｃ信号に無信号が入力された時に、乱
れのない副Ｖ信号の画像が表示された２画面表示の説明
図である。

【図１１】（ａ）P in Pによって表示される２画面を示
す図である。（ｂ）P and P によって表示される２画面を示す図であ
る。

【符号の説明】

１，２Ｕ／Ｖチューナー３ＣＳ／ＢＳチューナー７オーディオ・ビデオスイッチ１０ビデオプロセッサー１１ P in P，P and P ブロック１２ＣＲＴ１３切り替えスイッチ１４同期信号発生部１８ノイズ，無信号＆非標準信号検出部１９メインマイコン

フロントページの続き (72)発明者小沼健一東京都品川区北品川６丁目７番35号ソニー株式会社内 (72)発明者藤本直東京都品川区北品川６丁目７番35号ソニー株式会社内 (72)発明者藤田栄東京都品川区北品川６丁目７番35号ソニー株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】内蔵または別体とされている複数の映像
信号入力手段と、該複数の映像信号入力手段から入力される映像信号を選
択する選択手段と、該選択手段で選択されて出力される主映像信号と副映像
信号の２つの映像信号を同時に入力し２つの画面として
デジタル合成処理する合成処理手段と、該合成処理手段で生成された合成映像信号により２つの
画面を表示手段に表示するための信号処理を行う信号処
理手段と、前記選択手段で選択されて出力される主映像信号と副映
像信号を切り替えて前記合成処理手段と信号処理手段に
出力する切り替え手段と、該切り替え手段を介して前記信号処理手段に入力される
映像信号を基準にして前記表示手段の偏向系に同期信号
を出力する同期信号出力手段と、前記表示手段に主映像信号と副映像信号の各画像が２つ
の画面にそれぞれ表示されている時に、前記主映像信号
にノイズまたは無信号または非標準信号が入力されて前
記主映像信号の画像に乱れがある場合には、前記切り替
え手段で前記主映像信号と副映像信号を切り替えて副映
像信号を基準として前記同期信号出力手段から垂直、水
平の同期信号を前記表示手段の偏向系に出力させ、更に
前記合成処理手段で合成処理される２つの画面を入れ替
えて前記表示手段に表示するように制御を行う制御手段
と、を具備したことを特徴とするテレビジョン受像機。