JPH08116453A - 静止画無線伝送方式 - Google Patents

静止画無線伝送方式

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JPH08116453A
JPH08116453A JP6276037A JP27603794A JPH08116453A JP H08116453 A JPH08116453 A JP H08116453A JP 6276037 A JP6276037 A JP 6276037A JP 27603794 A JP27603794 A JP 27603794A JP H08116453 A JPH08116453 A JP H08116453A
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JP
Japan
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image
processing
error correction
wireless transmission
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP6276037A
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English (en)
Inventor
Hantai Yamaguchi
範泰 山口
Yoshihiro Shinkawa
美浩 新川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KEISATSU UNIV
Original Assignee
KEISATSU UNIV
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィールドメモリの使用、圧縮率約1/2
0、リスタートインターバル長4の画像圧縮、伸張処理
を行い、所要時間を20秒程度に短縮する。また、誤り
訂正は、FEC方式とし符号長が8ビットの整数倍の誤
り訂正符号を付加して、制作、変更が容易で、適切なサ
ービスエリアを確保する。 【構成】 A/D変換1の後、送信側画像メモリ(フィ
ールドメモリ)2に蓄積し、画像圧縮処理(圧縮率は約
1/20、リスタートインターバル長4)3の後、送信
側誤り訂正処理(本符号の長さを8ビットの整数倍とす
る)4のち画像送信5し、フェージング路6を介して画
像受信7し、受信側誤り訂正処理8の後、画像伸張処理
9をして受信画像メモリ(フィールドメモリ)10に蓄
積し、D/A変換11し、出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静止画伝送方式に関
し、とくに、自動車のような移動体に無線機と静止画伝
送用付加装置を搭載し、静止画像の送受を短時間で行う
場合に好適な静止画無線伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】突然発生する事件や事故に対しては、移
動無線車が直ちに現場に派遣され、幹部の待機する場所
に対策本部が設置される場合が多い。このような場合
に、現場の状況を対策本部で把握することが最も重要で
あるが、無線通話では細部まで伝えることは困難であ
る。そこで現場の写真をスチールカメラで撮って伝送写
真として、あるいはビデオカメラで撮った画像情報を、
静止画像として公衆電話回線や専用回線などを介して送
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の静止画像伝送は
専ら有線回線によって伝送しているので、現場付近に有
線の回線端末が無いときは役に立たないし、近くにあっ
ても静止画像伝送用の装置が固定設置形であるため、た
とえ臨時設置であっても、その設置や接続その他に手間
取って、一刻を争うときに十分な効果が発揮できない場
合が多い。そこで現場に直行する移動無線車に無線機に
付加する静止画像伝送用の装置を搭載し、短時間で画像
情報の伝送が行え、しかも適当なサービスエリア内で必
要最低限の画質評価が得られるような静止画像伝送方式
が期待されている。しかし、未だこのような期待に応え
るものはない。なお、公衆電話回線による既存の携帯電
話を使用しても伝送は可能であるが、所要時間が長く掛
かり過ぎ、緊急時などには適しがたいという問題点があ
った。
【0004】本考案の目的は、このような問題点を解決
し、伝送に使用する移動体の無線機の適当なサービスエ
リア内で必要最低限の画質評価が得られ、短時間で画像
情報の伝送が行えるような静止画像伝送方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前期の目的を達成するた
め本発明の静止画像伝送方式は、画像情報入力をアナロ
グからディジタルへ変換して送信画像メモリに蓄積し、
その蓄積した画像情報を圧縮し送信側誤り訂正処理のの
ち無線伝送回線に送出し、無線伝送回線を介して受信し
た情報の受信側誤り訂正処理ののち画像伸張処理をして
受信画像メモリに蓄積し、その蓄積した画像情報を取り
出してディジタルからアナログへ変換し出力する静止画
無線伝送において、前記画像圧縮における圧縮率を1/
18ないし1/23とし、前記圧縮に伴う直流成分の予
測符号化処理で、前記無線伝送回線におけるフェージン
グ路の発生誤りに対処するための成分値自身を符号化す
る間隔を示すリスタートインターバル長を4とする。
【0006】さらに、前期の目的を達成するため本発明
の静止画像伝送方式は、送信側誤り訂正処理は、受信側
からの自動再送要求を行わない自動誤り訂正処理とし、
該処理における本符号の長さを8ビットの整数倍とす
る。さらに、前期の目的を達成するため本発明の静止画
像伝送方式は、前記送信画像メモリおよび受信画像メモ
リは、メモリに記憶される画像情報の水平方向の走査線
数が、入力画像情報に対し2分の1であるフィールドメ
モリとする。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳しく説明する。図1は、本発明の一実施手順例を示す
系統図である。図1に示すように、本実施例では、送信
側の処理として、A/D変換1、送信側メモリ2、画像
圧縮処理3、送信側誤り訂正処理4、画像信号送信5が
あり、受信側の処理として、画像信号受信7、受信側誤
り訂正処理8、画像伸張処理9、受信側メモリ10、D
/A変換11がある。なお、6は、画像信号送信5と画
像信号受信7の間に挿入されている無線伝送路などのフ
ェーディング現象を含む経路(以下フェーディング路と
いう。)である。
【0008】このうち、A/D変換1および送信側メモ
リ2は、送信側で行われる前処理であり、スチルビデオ
カメラ等で入力された画像情報を、A/D変換1によっ
てアナログ信号からディジタル信号に変換し、この情報
を送信側メモリ2に一旦蓄積する。また、受信側で行わ
れる後処理は、蓄積された受信側メモリ10から画像情
報を取り出し、D/A変換11によってディジタル信号
からアナログ信号に変換し、モニタ表示やカラープリン
タ印刷に出力される。
【0009】この前処理および後処理では、本実施例で
は、伝送時間を15秒程度とするため、メモリ内のデー
タ量が少ない程よいので、水平方向の走査線数が少ない
フィールドメモリを用いている。例えば、入力画像情報
の水平方向の走査線数は、フレームメモリでは512
本、フィールドメモリでは256本とすれば、垂直方向
の走査線数は両メモリとも同じであるので、データ量は
フィールドメモリはフレームメモリの場合に比べて、半
分で済む。なお、送信側メモリと受信側メモリは兼用す
ることができる。
【0010】送信側の本処理は、画像圧縮処理3および
送信側誤り訂正処理4によって行われ、受信側の本処理
は、受信側誤り訂正処理8および画像伸張処理9によっ
て行われる。本実施例では、このうちの画像圧縮処理3
と画像伸張処理9に要する時間を5秒程度とするため、
ハードウェアで構築したJPEG(Joint Pho
tograph Expert Group)方式の内
の基本システムを用いる。そして、細かい文字情報が多
く含まれる画像でも、ユーザの主観評価(5段階評価)
のMos値が3.5(この数値の4は良い、3は普通を
示す。)となるよう、圧縮率として約1/20(1/1
8〜1/23)とし、リスタートインターバル長を、伝
送時間の急変点である4としている。
【0011】以下その根拠について説明する。JPEG
の基本システムの量子化では、画像圧縮処理を行うた
め、量子化ステップの幅を変化させている。この幅をス
ケーリングファクタの値(以下、SF値という)とし、
予め決めておく必要がある。図2は、ユーザの主観評価
値(Mos値)とSF値との関係を調査した結果を示す
曲線図である。Mos値は5段階に分かれ、「5は、劣
化がわからない。4は、劣化がわかるが気にならない。
3は、劣化がわかるが邪魔にならない。2は、劣化が邪
魔になる。1は、劣化が非常に邪魔になる。」とされて
いる。図2の場合は、圧縮前後の劣化程度を判定するた
めの資料として、風景と免許証を使用し、図中に風景の
場合を実線で示し、免許証の場合を点線で示している。
図2によれば、たとえばMos値3.5を得るためのS
F値は、風景では1.7であり、免許証では1.2であ
る。
【0012】図3は、圧縮率とSF値との関係を示す曲
線図(風景の場合は実線、免許証の場合は点線)であ
る。圧縮率が小さいほど高い評価値が得られやすいが、
圧縮率が小さいほどデータの短縮が少なく、伝送時間が
長くなる。SF値の1.7、1.2に対応する圧縮率
は、1/29付近と、1/23であるので、風景と免許
証のいずれについてもMos値3.5以上を得るために
は、圧縮率は1/23以下にする必要がある。本実施例
では少し余裕をみて約1/20としている。
【0013】また、この圧縮処理では、ある一定の間隔
(リスタートインターバル長、以下RST長という)
で、予測値ではなく、値そのものを符号化し、その間隔
内では予測符号化している。そしてこの間隔は、長くす
ると伝送時間を短くすることができるという長所がある
が、あまり長すぎるとフェージングにより発生した誤り
に対処できず、再生画質が急激に劣化してしまうという
短所がある。そこで、本実施例では、図4に示すように
所要伝送時間とRST長の関係を調べ、設定すべきRS
T長の値を、伝送時間が急変する4としている。なお、
図4も風景の場合を実線で示し、免許証の場合を点線で
示している。
【0014】次に、誤り訂正方式には、受信側で送信側
へ帰還をかけないで、予め定められた手順により誤りを
訂正するFEC方式と、受信側で帰還をかけ、もう一度
送信側が伝送をやり直すARQ方式がある。FEC方式
は、どのようなビット誤り率の回線でも冗長ビットを付
加するので、スループットが劣化するが、ARQ方式に
比べ帰還を要しない分、制御方法が簡単になり、制作、
変更が容易なソフトウェアで構築できる。これらの事情
を勘案して本実施例ではFEC方式を採用している。
【0015】すなわち、送信側誤り訂正処理では、ビッ
ト誤り率が悪い回線でも伝送することができ、適切なサ
ービスエリアを確保するため、最悪の場合でもユーザの
主観評価のMos値が2.5となるよう、ソフトウェア
で構築した誤り訂正符号を付加している。この誤り訂正
符号が付加される本符号の長さは、制作、変更を容易と
するために、8ビットの整数倍とし、符号長が16ビッ
ト、情報長が8ビットの符号(BCH(16,8)の符
号)とする。
【0016】以下その根拠について説明する。図5は、
各ビット誤り率の回線を経た後のユーザの主観評価(M
os値)を調査した結果を示す曲線図である。図5によ
れば、一般的な受信局側の規格限界を参考にして基準値
をMos値2.5とした場合、これに対応する目標ビッ
ト誤り率(以下BERという)は、2×10-4である。
【0017】図6は、各BCH符号を付加する前後のB
ERの変化について、シミュレーションを行った結果を
示す曲線図である。図6によれば、BER10-2のサー
ビスエリアで符号付加による目標BER2×10-4が確
保できるのは、BCH(15,7)か(17,9)であ
る。そこで、本実施例ではBCH(16,8)を採用し
た。なお、図6の図中の実線はBCH(7,4)の場合
を、点線はBCH(15,7)の場合を、一点鎖線はB
CH(17,9)の場合を示し、このシミュレーション
における伝送装置の使用環境は、自動車通行量の多い道
路での停止時とした。
【0018】
【発明の効果】以上詳しく説明したように本発明は、フ
ィールドメモリの使用、圧縮率約1/20、リスタート
インターバル長4の画像圧縮、伸張処理を行うことによ
り、これに要する時間を20秒程度にすることができる
ので、従来の方式を適用した場合に比べて格段に伝送時
間を短縮することができるという効果がある。また、符
号長が8ビットの整数倍の誤り訂正符号を付加する処理
を行うことにより、制作、変更が容易で、適切なサービ
スエリアを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の処理手順例を示す系統図で
ある。
【図2】ユーザの主観評価値(Mos値)とSF値との
関係を示す曲線図である。
【図3】圧縮率とSF値との関係を示す曲線図である。
【図4】所要伝送時間とRST長の関係を示す曲線図で
ある。
【図5】各ビット誤り率の回線通過後のユーザ主観評価
値を示す曲線図である。
【図6】各BCH符号を付加する前後のBERの変化を
示す曲線図である。
【符号の説明】
1 A/D変換 2 送信側メモリ 3 画像圧縮処理 4 送信側誤り訂正処理 5 画像送信 6 フェーディング路 7 画像信号受信 8 受信側誤り訂正処理 9 画像伸張処理 10 受信側メモリ 11 D/A変換

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報入力をアナログからディジタル
    へ変換して送信画像メモリに蓄積し、その蓄積した画像
    情報を圧縮し送信側誤り訂正処理ののち無線伝送回線に
    送出し、無線伝送回線を介して受信した情報の受信側誤
    り訂正処理ののち画像伸張処理をして受信画像メモリに
    蓄積し、その蓄積した画像情報を取り出してディジタル
    からアナログへ変換し出力する静止画無線伝送におい
    て、 前記画像圧縮における圧縮率を1/18ないし1/23
    とし、 前記圧縮に伴う直流成分の予測符号化処理で、前記無線
    伝送回線におけるフェージング路の発生誤りに対処する
    ための成分値自身を符号化する間隔を示すリスタートイ
    ンターバル長を4とすることを特徴とする静止画無線伝
    送方式。
  2. 【請求項2】 送信側誤り訂正処理は、受信側からの自
    動再送要求を行わない自動誤り訂正処理とし、 該処理における本符号の長さを8ビットの整数倍とする
    請求項1に記載の静止画無線伝送方式。
  3. 【請求項3】 送信画像メモリおよび受信画像メモリ
    は、メモリに記憶される画像情報の水平方向の走査線数
    が、入力画像情報に対し2分の1である請求項1または
    2のいずれかに記載の静止画無線伝送方式。
JP6276037A 1994-10-14 1994-10-14 静止画無線伝送方式 Pending JPH08116453A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03262292A (ja) * 1990-03-12 1991-11-21 Mitsubishi Electric Corp 移動体無線テレビ電話方式
JPH05103214A (ja) * 1991-04-26 1993-04-23 Aikiyatsuto:Kk 画像データ通信装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03262292A (ja) * 1990-03-12 1991-11-21 Mitsubishi Electric Corp 移動体無線テレビ電話方式
JPH05103214A (ja) * 1991-04-26 1993-04-23 Aikiyatsuto:Kk 画像データ通信装置

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