JP2007215082A - 動画像データ伝送装置、伝送システムおよび伝送方法 - Google Patents

動画像データ伝送装置、伝送システムおよび伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 車両内で動画像データ受信中に、車両が停止して動画像を表示開始する場合に、表示開始直後から高画質の動画像を表示することが可能な「動画像データ伝送装置、伝送システムおよび伝送方法」を提供することである。
【解決手段】 送信伝送装置CP1と受信伝送装置CP2間でMPEG−4を利用して車両内で無線TV電話通信を行っている途中に、受信伝送装置CP2において車両停止を検出した場合に、受信伝送装置CP2から送信伝送装置CP1に向けてIフレーム送信要求を行う。そして、この送信要求を受信した送信伝送装置CP1がPフレームに代えてIフレームを受信伝送装置CP2に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像データ伝送装置、伝送システムおよび伝送方法に係わり、特に、送信側より動画像データとして独立に意味をなす絶対値情報と独立に意味をなさない差分情報を順次伝送する動画像データ伝送装置、伝送システムおよび伝送方法に関する。
近年、携帯電話や携帯情報端末ではカメラを搭載し、画像データ付き電子メールサービスやTV電話サービス等の種々の画像データ伝送サービスが使用できるようになっている。しかしこのようなシステムにおいて、動画像データのような情報量が大きいデータを伝送しようとすると、伝送帯域が問題となりそのままの動画像データでは伝送することはできない。
そこで、動画像データを伝送する場合には、動画像の符号化/復号処理が必要であり、携帯電話や携帯情報端末では現在MPEG−4と呼ばれる動画像の符号化/復号方式が採用されている。
MPEG−4は、動画像データとして独立に意味をなす絶対値情報としてのフレーム(以後Iフレームとする)と、1フレーム前の動画像データとの差分情報であり動画像データとして独立に意味をなさないフレーム(以後Pフレームとする)で構成される。また、Iフレームは静止画として符号化した1画面の全画像情報を含む動画像データであり、Pフレームは1フレーム前の動画像データとの差分情報であり、1画面の全画像情報ではない。そのため、IフレームはPフレームと比較して高画質という特徴を持つ。
図6は上記MPEG−4を使用した動画像データの伝送システムの動作例を模式的に表したものである。同図において、例えば送信伝送装置CP1においてV1、V2、V3、・・に示す動画像データがカメラにより順次撮影されたとする。まず、送信伝送装置CP1は上記動画像データV1を静止画として符号化しIフレームとして送信する。これに対し受信伝送装置CP2は、上記Iフレームを基に1画面データV1′を復号して表示する。
次に送信伝送装置CP1は、上記動画像データV2、V3、・・が得られるごとに、これらの動画像データV2、V3、・・とその1フレーム前の動画像データV1、V2、・・との差分を検出し、この差分情報をそれぞれ符号化し、Pフレームとして送信する。これに対し受信伝送装置CP2は、上記Pフレームを受信するごとにそれぞれ、そのデータを1画面前に表示した動画像データV1′、V2′・・に加算して画像データを復号して表示する。
これにより例えば数Mbpsの情報量を持つ動画像データが数十Kbpsの情報量として伝送することを可能としている。
しかし、車両内で動画像データを受信する場合、受信伝送装置CP2は送信伝送装置CP1より符号化された動画像データを順次受信しているが、安全走行を行うため車両停止時のみ動画像を表示するようにしている。
そのため、車両内で動画像データ受信中に車両が停止し、動画像を表示開始する際に、送信伝送装置CP1より差分情報であるPフレームが送信された場合、PフレームはIフレームが送信された場合と比較して画質が劣化するため、動画像の表示開始直後の画像の画質に問題が生じる。
また、図7に示すように、送信伝送装置CP1より動画像データ受信中に、送信伝送装置CP1で撮影した動画像データV2と動画像データV1との差分情報であるPフレームを伝送する際に通信障害等により伝送エラーが発生したとする。そうすると、伝送エラーの影響により、受信伝送装置CP2で表示される動画像データV2″は正確な画像として表示されない。また、次フレームである画像データV3″は1画面前に表示した動画像データV2″と送信伝送装置CP1により送信されるPフレームで構成されるため、正確な画像として表示することはできない。
つまり、動画像データ受信中に伝送エラーが発生した場合、その影響は現フレームだけではなく次のフレーム以降にまで波及する。
この伝送エラー発生による受信画像への影響は、送信伝送装置CP1により再びIフレームが送信されることにより解消できる。しかし、送信伝送装置CP1がIフレームを送信するタイミングは送信伝送装置CP1に依存されるため、Iフレームの送信タイミングが長くなることがある。したがって、送信伝送装置CP1によっては通信終了時まで伝送エラー発生による受信画像への影響が続く可能性がある。
したがって、車両内で送信伝送装置CP1より動画像データ受信中に伝送エラーが発生し、受信画像へ影響が波及し続けていた場合、車両が停止して動画像を表示開始させた際にはエラー画像が始めに表示され、運転者に違和感を与えてしまう。
従来技術として、動画像データ受信途中で動画像データを記録開始する場合において、記録指示が入力された場合に受信側から送信側へIフレームの送信要求を行い、受信側からの送信要求に応じて、送信側から受信側にIフレームを伝送する伝送システムが提案されている(特許文献1参照)。この技術によれば、動画像データ受信途中で記録を開始する場合でも、記録指示の入力直後から高画質のデータを記録できる。
特開2001−251631号公報
しかしながら、従来技術では車両が停止して動画像を表示開始する時の画像の画質を向上することはできない。
従って、本発明の目的は、車両内で動画像データ受信中に、車両が停止して動画像を表示開始する場合に、表示開始直後から高画質の動画像を表示することが可能な動画像データ伝送装置、伝送システムおよび伝送方法を提供することである。
上記課題は本発明によれば、送信側より動画像データとして独立に意味をなす絶対値情報と独立に意味をなさない差分情報を順次受信し、この受信した絶対値情報及び差分情報を基に動画像を復号する動画像データ伝送装置において、車両が停止したことを検出する車両停止検出部と、前記情報受信中に前記車両停止検出部により車両が停止したことが検出された場合、前記送信側へ前記絶対値情報の送信要求を行う送信要求部と、前記送信側より受信した絶対値情報及び差分情報を基に復号した動画像を表示する表示部とを備える動画像データ伝送装置により達成される。
前記表示部は車載機の表示部あるいは携帯電話または携帯情報端末の表示部を用いることができる。
上記課題は本発明によれば、送信側から受信側へ動画像を伝送する際に、動画像データとして独立に意味をなす絶対値情報と独立に意味をなさない差分情報を順次伝送する動画像データ伝送システムにおいて、前記受信側は、車両が停止したことを検出する車両停止検出部と、前記情報受信中に前記車両停止検出部により車両が停止したことが検出された場合、前記送信側へ前記絶対値情報の送信要求を行う送信要求部と、前記送信側より受信した絶対値情報及び差分情報を基に復号した動画像を表示する表示部とを備え、前記送信側は、前記受信側から要求された前記送信要求に応じて、前記受信側へ少なくとも1フレーム分の絶対値情報を伝送する伝送制御部を備える動画像データ伝送システムにより達成される。
前記表示部は車載機の表示部あるいは携帯電話または携帯情報端末の表示部を用いることができる。
上記課題は本発明によれば、送信側から動画像データとして独立に意味をなす絶対値情報と独立に意味をなさない差分情報を順次受信する伝送装置の動画像データ受信方法において、前記伝送装置は、車両が停止したことを検出し、車両が停止したことが検出された場合、前記送信側へ前記絶対値情報の送信要求を行い、前記送信側より受信した絶対値情報及び差分情報を基に復号して動画像を表示する動画像データ受信方法により達成される。
上記課題は本発明によれば、送信側から受信側へ動画像を伝送する際に、動画像データとして独立に意味をなす絶対値情報と独立に意味をなさない差分情報を順次伝送する動画像データ伝送方法において、前記受信側は、車両が停止したことを検出し、車両が停止したことが検出された場合、前記送信側へ前記絶対値情報の送信要求を行い、前記送信側は、前記受信側から要求された前記送信要求に応じて、前記受信側へ少なくとも1フレーム分の絶対値情報を伝送し、前記受信側は、前記送信側より受信した絶対値情報及び差分情報を基に復号して動画像を表示する動画像データ伝送方法により達成される。
本発明によれば、車載の動画像データ伝送装置において動画像データを受信中に車両が停止したことが検出された場合、受信側から送信側へ絶対値情報を送信要求するように構成したため、車両が停止して動画像を表示開始する場合に、表示開始直後から高画質な動画像を表示することができる。
本発明によれば、車載の動画像データ伝送システムにおいて動画像データを受信中に車両が停止したことが検出された場合、受信側から送信側へ絶対値情報の送信要求を行い、これに応じて送信側から受信側へ差分情報に代わって絶対値情報を伝送するよう構成したため、車両が停止して動画像を表示開始する場合に、絶対値情報を初期情報として表示することができ、動画像データ受信中に伝送エラーが発生しても受信画像への画質の影響を解消することができる。
図1は本発明の動画像データ伝送システムを模式的に表した概略図である。同図において、例えば送信伝送装置CP1においてV1、V2、V3、・・VN・・に示す動画像データがカメラにより順次撮影されたとし、動画像データVNを撮影する直前に車両が停止したものとする。
まず、送信伝送装置CP1は上記動画像データV1を静止画として符号化しIフレームとして送信する。これに対し受信伝送装置CP2は、上記Iフレームを基に1画面データW1を復号する。次に、送信伝送装置CP1は上記動画像データV2を得た後、動画像データV2とその1フレーム前の動画像データV1との差分を検出し、この差分情報を符号化し、Pフレームとして送信する。これに対し受信伝送装置CP2は、上記Pフレームを受信し、そのデータを1画面前に表示した動画像データW1に加算して動画像データW2を復号する。次いで、送信伝送装置CP1は上記動画像データV3を得た後、動画像データV3とその1フレーム前の動画像データV2との差分を検出し、この差分情報を符号化し、Pフレームとして送信する。これに対し受信伝送装置CP2は、上記Pフレームを受信し、そのデータを1画面前に表示した動画像データW2に加算して動画像データW3を復号する。これ以降、送信伝送装置CP1と受信伝送装置CP2は同様の動作を繰り返し行う。上記動作時は、受信伝送装置CP2は車両が走行中であるため、復号した動画像は非表示となるように制御している。
その後、車両が停止すると、受信伝送装置CP2は動画像を表示するように制御し、その際にIフレーム送信要求を送信伝送装置CP1に対し行う。送信伝送装置CP1は受信伝送装置CP2から送信されたIフレーム送信要求に基づき、画像データVNをIフレームとして符号化し、このIフレームをPフレームに代えて送信する。これに対し受信伝送装置CP2は、上記Iフレームを基に1画面データWNを復号して表示する。こうすることにより、車両が停止して動画像を表示開始する場合に、表示開始直後から高画質な動画像を表示することができ、動画像データ受信中に伝送エラーが発生しても、受信画像への画質の影響を解消することができる。
本発明は、移動通信システムの伝送装置間でMPEG−4による画像符号化/復号方式を使用して車両内で無線TV電話通信を行っている最中に、車両が停止した場合に、受信側の伝送装置から送信側の伝送装置に向け、Iフレームの送信要求を行うようにしたものである。
(A)無線TV電話通信の仕組み
図2は、移動通信システムの送信伝送装置CP1と受信伝送装置CP2間で動画像データ、音声データおよびコンピュータデータを多重化伝送することにより、無線TV電話通信を行う際の仕組みを示す図である。
送信伝送装置CP1と受信伝送装置CP2は物理レイヤにより相互に接続され、MUX−PDUと呼ばれるパケット単位でデータ伝送を行う。MUX−PDUは、図2に示すように先頭にフラグとヘッダを配置し、その後ろに動画像データ、音声データおよびコンピュータデータを交互に配置したものである。ヘッダにはMUX−PDUの内容を表す情報が挿入される。
物理レイヤの上位にはAL/MUXレイヤが配置され、このAL/MUXレイヤにおいて上記MUX−PDUが生成される。また、AL/MUXレイヤの上位には高位レイヤが配置され、ここでビデオチャネル、オーディオチャネルおよび制御・データチャネルの接続が行われる。高位レイヤは、後述する画像コーデック、音声コーデックおよびデータ通信部により実現される。
図3は、MPEG−4ストリームのデータ構造を示す図である。MPEG−4ストリームは図2に示したビデオチャネルに挿入され伝送される。このMPEG−4ストリームでは、図2に示すように1画面の全ての画像要素を含むIフレームがまず送信され、以後各フレームタイミングごとに前フレームとの差分情報からなるPフレームが順次送信される。
(B)動画像データ伝送装置の構成
図4は動画像データ伝送装置の構成を示すブロック図であり、図1の送信伝送装置CP1、受信伝送装置CP2として使用できるものである。動画像データ伝送装置は携帯端末1と、車載機システム2とから構成される。携帯端末1は無線部3と、ベースバンド部4と、入出力部5と、電源部6とから構成され、車載機システム2は車載機41と、ディスプレイ42と、車速センサー43と、操作部44とから構成される。
同図において、基地局から移動通信システム用の無線チャネルを介して到来した無線周波信号はアンテナ11で受信された後、アンテナ共用器(DUP)12を介して受信回路(RX)13に入力される。受信回路13は高周波増幅器、周波数変換器および復調器を備える。そして、上記無線信号を低雑音増幅器で低雑音増幅した後、周波数変換器において周波数シンセサイザ(SYN)14から発生された受信局部発信信号とミキシングして受信中間周波信号または受信ベースバンド信号に周波数変換し、その出力信号を復調器でディジタル復調する。復調方式としては、例えば、QPSK方式に対応した直交復調方式が用いられる。なお、上記周波数シンセサイザ14から発生される受信局部発信信号周波数は、ベースバンド部2に設けられた主制御部21から指示される
上記復調器から出力された復調信号はベースバンド部4に入力される。ベースバンド部4は、主制御部21と、多重分離部22と、音声コーデック23と、画像コーデック24と、LCD制御部25と通信インターフェース26とを備えている。
上記復調信号は主制御部21において制御情報であるか動画像データ等のマルチメディア情報であるかが識別され、マルチメディア情報であれば多重分離部22に供給されてここで音声データと動画像データに分離される。そして、音声データは音声コーデック23に供給されてここで音声復号され、これにより再生された音声信号は入出力部5のスピーカ32から拡声出力される。一方、動画像データは、画像コーデック24に供給されてここで画像復号処理され、これにより再生された動画像信号は通信インターフェース26を介して車載器41に接続されたディスプレイ42に供給され表示される。また、上記動画像信号はLCD制御部25を介してLCD34に供給して表示することもできる。
一方、入出力部5のマイク31から出力された端末使用者の送話音声信号はベースバンド部4の音声コーデック23に入力され、ここで音声符号化された後、多重分離部22に入力される。またカメラ33から出力された動画像信号は、ベースバンド部4の画像コーデック24に入力され、ここで画像符号化処理が施された後、上記多重分離部22に入力される。多重分離部22では、上記符号化された音声データと動画像データとが所定のフォーマットにより多重化され、この多重化された送信データは主制御部21から無線部3の送信回路(TX)15に入力される。
送信回路15は変調器、周波数変換器および送信電力増幅器を備える。上記送信データは変調器でディジタル変調された後、周波数変換器により周波数シンセサイザ14から発生された送信局部発振信号とミキシングされて無線周波信号に周波数変換される。変調方式としてはQPSK方式が用いられる。そして、この生成された送信無線周波信号は、送信電力増幅器で所定の送信レベルに増幅された後、アンテナ共用器12を介してアンテナ11に供給され、このアンテナ11から基地局に向け送信される。
電源部6は図示しないがリチウムイオン電池等のバッテリと、このバッテリを充電するための充電回路と、バッテリの出力電圧をもとに所定の電源電圧を生成する電圧生成回路を備えている。
また、入力部5には主制御部21から出力された本端末の操作状態を表す情報、例えば
電話帳や受信強度やバッテリの残量などを表示するLCD34と、通信開始や終了を行うための操作部35と上記LCD34や操作部35を照明するための照明器36が備えられている。
主制御部21は、図示しないがマイクロプロセッサと、ROMおよびRAMなどからなる内部メモリとを備えたもので、無線チャネルの接続制御や通信リンクの確立、通常の制御機能に加えて、送信要求制御部21aと、Iフレーム送信制御部21bと、車両停止検出部21cとを備えている。
送信要求制御部21aはデータ受信中に、車両停止検出部21cにより車両が停止したことを検出した場合に、送信伝送装置CP1に向けIフレームの送信要求を行う。
Iフレーム送信制御部21bは動画像データ送信中に、制御・データチャネルを監視し、受信伝送装置CP2からのIフレーム送信要求を認識した場合、次のフレームタイミングにおいてIフレームを作成し、これをPフレームに代えて送信する。
車両停止検出部21cは、車載機41に接続された車速センサー43により検出される車速信号が通信インターフェース26を介して入力された際、この車速信号に基づいて、車両が停止中であるか否かを検出する。なお、車両停止検出は車速センサーだけでなく、サイドブレーキやギアポジション等を併用することができる。
また、主制御部21は、車載機41が備える操作部44で行われるハンズフリーTV電話通信設定情報が通信インターフェース26を介して入力され、車両が停止中であることを検出した場合には、送信伝送装置CP1より受信した動画像データを表示するようにし、車両が走行中であることを検出した場合には、送信伝送装置CP1より受信した動画像データを非表示するように制御されている。
(C)動画像データ伝送装置の動作
次に、以上のように構成された動画像データ伝送装置の動作を説明する。図5は、送信伝送装置CP1と受信伝送装置CP2の動作内容を示すフローチャートである。
送信伝送装置CP1と受信伝送装置CP2とが、携帯端末1の操作部35あるいは車載機41の操作部44を操作してMPEG−4を用いて無線TV電話通信を開始したとする。まず、送信伝送装置CP1はカメラ33により動画像を撮影する(ステップS1)。次に、送信伝送装置CP1は初期基準画像情報であるIフレームを画像コーデック24で作成し、このIフレームを最初のフレームタイミングで送信する(ステップS2)。また、第2フレーム以降は各フレームタイミングで1フレーム前の動画像データとの差分情報を画像コーデック24で作成し、この差分情報をPフレームとして順次送信する(ステップS3)。但し、送信伝送装置CP1は上記差分情報の情報量が大きく場合等において、適宜Iフレームを送信する。
これに対して通信相手である受信伝送装置CP2は、まず上記送信伝送装置CP1より伝送されたIフレームを受信し、このIフレームをもとに画像コーデック24で完全な1画面データを復号する(ステップS4)。そして、これ以降は送信伝送装置CP1より伝送されたPフレームを順次受信し、これらのPフレームを画像コーデック24でそれぞれ1フレーム前に復号した動画像データに加算することで1画面データを復号する(ステップS5)。しかし、この時点では、車両停止検出部21cは車速センサー43から通信インターフェース26を介して入力される車速信号により、車両が走行中であることを検出しているため、主制御部21は画像コーデック24に復号した動画像をLCD34及びディスプレイ42に出力しないように指示し、動画像が非表示となるように制御している。なお、主制御部21は車両が停止すると動画像を表示するように制御する。
以上のような無線TV電話通信を行っている途中に、例えば車両が停止したとする。そうすると受信伝送装置CP2は車両停止検出部21cで車速センサー43から通信インターフェース26を介して入力される車速信号に基づき、車両が停止したことを検出する(ステップS6)。そして、受信伝送装置CP2の送信要求制御部21aは初期基準画像の送信要求、すなわちIフレームの送信要求を送信伝送装置CP1に対して行う(ステップS7)。これに対して送信伝送装置CP1のIフレーム送信制御部21bは、動画像データ伝送中に受信伝送装置CP2の間に設定している制御・データチャネルを監視し、上記初期基準画像送信要求の受信を認識し(ステップS8)、画像コーデック24にIフレームを作成するように指示する。これにより、画像コーデック24は初期基準画像であるIフレームを作成し、Iフレーム送信制御部21bはこのIフレームをPフレームに代えて受信伝送装置CP2に送信する(ステップS9)。なお、このIフレーム以降、送信伝送装置CP1はPフレームを順次送信する(ステップS10)。
一方、受信伝送装置CP2は、上記送信伝送装置CP1からIフレームを受信すると、このIフレームをもとに画像コーデック24で完全な1画面データを復号し、車載機41に接続されたディスプレイ42またはLCD34に表示する(ステップS11)。それ以降は送信伝送装置CP1より伝送されたPフレームを順次受信し、これらのPフレームを画像コーデック24でそれぞれ1フレーム前に復号した動画像データに加算することで1画面データを復号し、車載機41に接続されたディスプレイ42またはLCD34に表示する(ステップS12)。
上記フローチャートの詳細を図1の動画像データ伝送システムの模式図と関連付けて説明する。同図において、送信伝送装置CP1はステップS1によりV1、V2、V3、・・VN・・に示す動画像データをカメラ33により順次撮影する。次に、送信伝送装置CP1はステップS2により上記動画像データV1を符号化し、Iフレームとして送信する。次いで、送信伝送装置CP1は上記動画像データV2を得た後、ステップ3により動画像データV2とその1フレーム前の動画像データV1との差分を検出し、この差分情報を符号化し、Pフレームとして送信する。動画像データV3以降、送信伝送装置CP1は同様の動作を繰り返す。
これに対し受信伝送装置CP2は、ステップ4により上記Iフレームを基に1画面データW1を復号する。次に、受信伝送装置CP2は、送信伝送装置CP1から送信される上記Pフレームを受信し、ステップ5によりそのデータを1画面前に表示した動画像データW1に加算して動画像データW2を復号する。動画像データW3以降、受信伝送装置CP2は同様の動作を繰り返す。上記動作時は、受信伝送装置CP2は車両停止検出部21cにより車両が走行中であることを検出しているため、上記復号した動画像は非表示となるように制御している。
その後、車両が停止すると、受信伝送装置CP2の車両停止検出部21cはステップS6より車両が停止中であることを車速信号から検出し、ステップS7において送信要求制御部21aはIフレーム送信要求を送信伝送装置CP1に対し行う。送信伝送装置CP1はステップ8により受信伝送装置CP2から送信されたIフレーム送信要求を受信し、ステップS9により画像データVNをIフレームとして符号化し、このIフレームをPフレームに代えて送信する。一方、受信伝送装置CP2は、ステップS11により上記Iフレームを基に1画面データWNを復号して表示する。
本実施例によれば、送信伝送装置CP1と受信伝送装置CP2間で車両内で無線TV電話通信を行っている途中に、受信伝送装置CP2が車両停止を検出した場合、送信伝送装置CP1に向けてIフレーム送信要求を行うように構成したため、車両が停止して動画像を表示開始する場合に、表示開始直後から高画質な動画像を表示することができ、動画像データ受信中に伝送エラーが発生しても、受信画像への画質の影響を解消することができる。
(D)動画像データ伝送装置の変形例
本実施例では、動画像データの符号化/復号方式にMPEG−4を用いているが、MPEG−4以外にH.264等のその他の方式を用いても実現できる。また、伝送データにおいても動画像データに限定されず、静止画データでもあってもよい。
本実施例では車両内で無線TV電話通信を行う場合を説明したが、車両内でネットワークを介してインターネット上のWWWサーバに接続し、このサーバから動画像データを表示させるような場合にも本発明は適用できる。
本発明の動画像データ伝送システムを模式的に表した概略図である。 無線TV電話通信を行う際の仕組みを示す図である。 MPEG−4ストリームのデータ構造を示す図である。 本発明の動画像データ伝送装置の構成を示すブロック図である。 本発明の動画像データ伝送装置の動作内容を示すフローチャートである。 MPEG−4を使用した動画像データの伝送システムの動作例を模式的に表した図である。 MPEG−4を使用した動画像データの伝送システムにおいて、伝送エラーが発生した場合の動作例を模式的に表した図である。
符号の説明
CP1…送信伝送装置
CP2…受信伝送装置
1…携帯端末
2…車載機システム
3…無線部
4…ベースバンド部
5…入出力部
6…電源部
11…アンテナ
12…アンテナ共用器
13…受信回路
14…周波数シンセサイザ
15…送信回路
21…主制御部
21a…送信要求制御部
21b…Iフレーム送信制御部
21c…車両停止検出部
22…多重分離部
23…音声コーデック
24…画像コーデック
25…LCD制御部
26…通信インターフェース
31…マイク
32…スピーカー
33…カメラ
34…LCD
35、44…操作部
36…照明器
41…車載機
42…ディスプレイ
43…車速センサー

Claims (7)

  1. 送信側より動画像データとして独立に意味をなす絶対値情報と独立に意味をなさない差分情報を順次受信し、この受信した絶対値情報及び差分情報を基に動画像を復号する動画像データ伝送装置において、
    車両が停止したことを検出する車両停止検出部と、
    前記情報受信中に前記車両停止検出部により車両が停止したことが検出された場合、前記送信側へ前記絶対値情報の送信要求を行う送信要求部と、
    前記送信側より受信した絶対値情報及び差分情報を基に復号した動画像を表示する表示部とを備える、
    ことを特徴とする動画像データ伝送装置。
  2. 前記表示部は車載機の表示部である、
    ことを特徴とする請求項1記載の動画像データ伝送装置。
  3. 前記表示部は携帯電話または携帯情報端末の表示部である、
    ことを特徴とする請求項1記載の動画像データ伝送装置。
  4. 送信側から受信側へ動画像を伝送する際に、動画像データとして独立に意味をなす絶対値情報と独立に意味をなさない差分情報を順次伝送する動画像データ伝送システムにおいて、
    前記受信側は、
    車両が停止したことを検出する車両停止検出部と、
    前記情報受信中に前記車両停止検出部により車両が停止したことが検出された場合、前記送信側へ前記絶対値情報の送信要求を行う送信要求部と、
    前記送信側より受信した絶対値情報及び差分情報を基に復号した動画像を表示する表示部とを備え、
    前記送信側は、
    前記受信側から要求された前記送信要求に応じて、前記受信側へ少なくとも1フレーム分の絶対値情報を伝送する伝送制御部を備えた、
    ことを特徴とする動画像データ伝送システム。
  5. 前記表示部は車載機の表示部である、
    ことを特徴とする請求項1記載の動画像データ伝送システム。
  6. 送信側から動画像データとして独立に意味をなす絶対値情報と独立に意味をなさない差分情報を順次受信する伝送装置の動画像データ受信方法において、
    前記伝送装置は、車両が停止したことを検出し、
    車両が停止したことが検出された場合、前記送信側へ前記絶対値情報の送信要求を行い、
    前記送信側より受信した絶対値情報及び差分情報を基に復号して動画像を表示する、
    ことを特徴とする動画像データ受信方法。
  7. 送信側から受信側へ動画像を伝送する際に、動画像データとして独立に意味をなす絶対値情報と独立に意味をなさない差分情報を順次伝送する動画像データ伝送方法において、
    前記受信側は、車両が停止したことを検出し、
    車両が停止したことが検出された場合、前記送信側へ前記絶対値情報の送信要求を行い、
    前記送信側は、前記受信側から要求された前記送信要求に応じて、前記受信側へ少なくとも1フレーム分の絶対値情報を伝送し、
    前記受信側は、
    前記送信側より受信した絶対値情報及び差分情報を基に復号して動画像を表示する、
    ことを特徴とする動画像データ伝送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013207489A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Jvc Kenwood Corp 配信システム、配信方法、車載装置及び再生制御方法
WO2022202179A1 (ja) * 2021-03-25 2022-09-29 株式会社日立国際電気 ネットワークカメラ及び列車監視システム

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