JPH08115998A - 多層式プリント基板 - Google Patents

多層式プリント基板

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JPH08115998A
JPH08115998A JP6278457A JP27845794A JPH08115998A JP H08115998 A JPH08115998 A JP H08115998A JP 6278457 A JP6278457 A JP 6278457A JP 27845794 A JP27845794 A JP 27845794A JP H08115998 A JPH08115998 A JP H08115998A
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JP
Japan
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gnd
power supply
noise
noise reduction
reduction element
Prior art date
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Pending
Application number
JP6278457A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoyo Sekine
一豊 関根
Tomokazu Wakao
知一 若尾
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH08115998A publication Critical patent/JPH08115998A/ja
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、多層式プリント基板において、基板
内で生じるノイズ周波数の大きさにかかわらず低減し得
る。 【構成】同一形状でなる複数の基板上に配される複数の
領域間に境界領域を設け、電源回路及びGND回路の端
子に電源用ノイズ低減素子及びGND用ノイズ低減素子
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層式プリント基板に関
し、例えば航空機内の客席に搭載されるデイジタルオー
デイオ再生装置に適用し得る。
【0002】
【従来の技術】従来、デイジタル回路において、様々な
状況下においても電荷を一定に保持させるため、プリン
ト基板のGNDレイアウトは、全体を隙間なくGND
(以下、ベタGNDとする)にしている。各デイジタル
ICデバイスの電源端子(VCC(VDD)端子)とベタG
NDとの間にバイパスコンデンサを接続させる。
【0003】ここで図4において、1は全体としてプリ
ント基板の1例を示す。このプリント基板1は図5
(a)〜(d)に示すように4層の基板からなつてい
る。図5(a)に示す第1層は表面パターン2を示し、
(b)〜(d)に示す第2層〜第4層は内層GNDパタ
ーン3、内層電源(VCC)パターン4、裏面パターン5
を示す。第1層及び第4層はデイジタル回路6及び14
とアナログ回路7及び15とからなる実装面である。第
1層のデイジタル回路6上には高速/大電流IC8が配
設され、デイジタル回路6とアナログ回路7の両者にか
かる位置にコレクタ9が配設される。
【0004】また、第2層の内層GNDパターン3はデ
イジタルGNDエリア10及びアナログGNDエリア1
1とからなつており、共にベタGNDである。第3層の
内層電源パターン4はデイジタル電源エリア12及びア
ナログ電源エリア13とからなつている。さらに、図5
(a)〜(d)からわかるように各層2〜5のデイジタ
ル領域6、10、12、14とアナログ領域7、11、
13、15は隣合わせに配され、境界部分は完全に一致
せず若干のずれがある。
【0005】このように、回路の動作電流の変化による
動作ノイズの周波数が相対的に低い場合には、ベタGN
D10及び11とバイパスコンデンサ16を用いること
により、相応のノイズ低減効果が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な多層からなるプリント基板1を用いるものの1例とし
て、航空機内の客席に配置するデイジタルオーデイオ再
生装置がある。図6に示すデイジタルオーデイオ再生装
置20は、RF変調されたデイジタルオーデイオ信号を
チユーナ21で受信し、同期回路22を経てオーデイオ
データ圧縮、伸張処理用デイジタルシグナルプロセツサ
(以下、DSPとする)23により16〔bit 〕デイジタ
ルオーデイオデータにする。このデータをD/Aコンバ
ータ24を介し、ローパスフイルタ25によりアナログ
オーデイオ信号として乗客に提供するものである。
【0007】ところが、この高速DSP集積回路(以
下、DSP ICとする)の動作クロツクは、通常動作
時に内部クロツク24〔MHz〕で 100〔mA〕の電流を消費
する。このDSP動作時、プリント基板から外部への伝
導ノイズが発生する。このノイズ周波数は内部クロツク
24〔MHz〕の7〜11倍にエネルギピークをもつ。
【0008】DSP ICの電源端子とGND端子の動
作電流が非常に高速(24〔MHz〕)であるため高いノイ
ズ周波数が発生し、ノイズ軽減に効果のあつたベタGN
Dは基板回路全体に不要なノイズ電波を拡散してしまう
問題がある。
【0009】またバイパスコンデンサは、基板回路内の
配設位置の付近では電源端子とGND端子との間のイン
ピーダンスを充分小さくできるが、発生するノイズ周波
数が上昇するにつれて、効果が減衰してしまう問題があ
る。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、基板内で生じるノイズ周波数の大きさにかかわらず
ノイズを低減し得る多層式プリント基板を提案しようと
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数の基板からなり、該複数の基
板は同一形状でなる多層式プリント基板において、複数
の基板(36〜39)のうち電源回路を有する電源基板
(38)と、複数の基板(36〜39)のうちGND回
路を有するGND基板(37)と、複数の基板(36〜
39)上に配される複数の領域(40a〜40d、41
a〜41d、42a〜42d)をそれぞれ独立させる境
界領域と、電源回路の端子に配され、ノイズを低減させ
る電源用ノイズ低減素子(44)と、GND回路の端子
に配され、ノイズを低減させるGND用ノイズ低減素子
と(43)とを設ける。
【0012】
【作用】同一形状でなる複数の基板(36〜39)上に
配される複数の領域(40a〜40d、41a〜41
d、42a〜42d)間に境界領域を設け、電源回路及
びGND回路の端子に電源用ノイズ低減素子(44)及
びGND用ノイズ低減素子と(43)とを設けることに
より、基板内で生じるノイズ周波数の大きさにかかわら
ず、ノイズの発生及び周辺への拡散を防止し得る。
【0013】
【実施例】以下図面において、本発明の一実施例を詳述
する。
【0014】図1において、30は全体としてプリント
基板を示す。このプリント基板30はデイジタル回路3
1、アナログ回路32、高速/大電流IC33、コレク
タ34及びフエライト35からなつている。プリント基
板30は4層の基板からなり、この4層をそれぞれ図2
(a)〜(d)に示す。図2(a)はプリント基板30
の第1層、すなわち表の実装面である表面パターン36
を示す。同様に図2(b)〜(d)は第2層〜第4層、
すなわち内層GNDパターン37、内層電源パターン3
8、裏の実装面である裏面パターン39を示す。
【0015】図2(a)に示す第1層表面パターン36
は、デイジタル信号パターン40aとアナログ信号パタ
ーン41aとからなり、これらのパターンは 2.5〔mm〕
以上の間隔を有している。また、デイジタル信号パター
ン40aの一部に高速/大電流IC33を接続する。こ
の高速/大電流IC33が接続されているDSP IC
エリア42aは、デイジタル信号パターン40aと独立
になるように間隔を有する。コレクタ34は、デイジタ
ル信号パターン40a及びアナログ信号パターン41a
の一部にかかるように接続する。DSP ICエリア4
2aとデイジタル信号パターン40aとの間には、GN
D側フエライト43と電源側フエライト44とが並列な
位置関係になるように配設される。
【0016】第2層である内層GNDパターン37は、
デイジタルGNDエリア40b、アナログGNDエリア
41b及び独立GNDランド(DSP ICエリア)4
2bからなる。この3つの領域間にはそれぞれ 2.5〔m
m〕以上の境界領域が配されている。また、デイジタル
GNDエリア40bと独立GNDランド42bには、第
1層の表面パターン36上に配設されたGND側フエラ
イト43と対応する位置にフエライト実装用の端子が設
けられている。
【0017】同様に、第3層である内層電源パターン3
8は、デイジタル電源エリア40c、アナログ電源エリ
ア41c及び独立電源ランド(DSP ICエリア)4
2cからなつており、デイジタル電源エリア40cと独
立電源ランド42cには、第1層の表面パターン36上
に配設された電源側フエライト44と対応する位置にフ
エライト実装用の端子が設けられている。
【0018】また第4層の裏面パターン39は、デイジ
タル信号パターン40d、アナログ信号パターン41d
及びDSP ICエリア42dでなつている。この第1
層〜第4層36〜39のデイジタル領域40a〜40
d、アナログ領域41a〜41d及びDSP ICエリ
ア42a〜42dの形状は等しく、各領域の境界部分は
全て一致する。
【0019】以上の構成によれば、プリント基板1の第
1層の表面パターン36と第2層の内層GNDパターン
37、第3層の内層電源パターン38及び第4層の裏面
パターン39とを同一形状にし、デイジタル領域40a
〜40d、アナログ領域41a〜41d及びDSP I
Cエリア42a〜42dを同じ位置にレイアウトするこ
とにより、電源パターンとGNDパターンの電流分布が
平衡になり、ノイズの発生及び周辺への拡散を防止し得
る。
【0020】また、デイジタル領域40a〜40d、ア
ナログ領域41a〜41d及びDSP ICエリア42
a〜42dのレイアウトを各層36〜39において同一
形状とし、各領域の間に 2.5〔mm〕以上の境界領域を設
けることにより、ノイズの拡散を誘起させ得る他の信号
パターンと重なることはなく、パターン間での容量性結
合を極力小さくすることができる。
【0021】なお上述の実施例においては、第1層の表
面パターン36上にGND側フエライト43及び電源側
フエライト44を並列に配設するものについて述べた
が、本発明はこれに限らず、図2と同一符号を付して示
す図3(a)〜(d)のように、第1層の表面パターン
50上にGND側フエライト43を配設し、第4層の裏
面パターン53上で且つ第1層の表面パターン50上に
配設されるGND側フエライト43と平衡に電源側フエ
ライト44を配設しても良い。
【0022】また上述の実施例においては、ノイズ周波
数を低減させるためにフエライト43及び44を実装す
るものについて述べたが、本発明はこれに限らず、フエ
ライト以外のノイズ低減用の素子を実装しても良い。
【0023】さらに上述の実施例においては、4層から
なるプリント基板1について述べたが、本発明はこれに
限らず、プリント基板はGNDと電源が別の層でなり、
かつ2層以上の多層基板であれば何層でも良い。
【0024】さらに上述の実施例においては、航空機内
の客席に搭載されるデイジタルオーデイオ再生装置に用
いるものについて述べたが、本発明はこれに限らず、高
速ICが配設された基板を有するものであれば、デイジ
タルオーデイオ再生装置以外にも適用し得る。
【0025】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、同一形状
の複数基板のレイアウトを等しくし、各領域間に境界領
域を設け、電源用とGND用のノイズ低減素子をそれぞ
れ配設することにより、基板内で生じるノイズ周波数の
大きさにかかわらず、ノイズの発生及び周辺への拡散を
防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるプリント基板を示す略
線図である。
【図2】本発明の一実施例による4層からなるプリント
基板の各層を示す略線図である。
【図3】他の実施例による4層からなるプリント基板の
各層を示す略線図である。
【図4】従来のプリント基板を示す略線図である。
【図5】従来の4層からなるプリント基板の各層を示す
略線図である。
【図6】プリント基板を用いるオーデイオ再生装置を示
すブロツク図である。
【符号の説明】
1、30……プリント基板、2、36……表面パター
ン、3、37……内層GNDパターン、4、38……内
層電源パターン、5、39……裏面パターン、6、1
0、12、14、40a〜40d……デイジタル領域、
7、11、13、15、41a〜41d……アナログ領
域、9、34……コレクタ、16……バイパスコンデン
サ、20……デイジタルオーデイオ再生装置、35、4
3、44……フエライト、42a〜42d……DSP
ICエリア。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の基板からなり、該複数の基板は同一
    形状でなる多層式プリント基板において、 上記複数の基板のうち電源回路を有する電源基板と、 上記複数の基板のうちGND回路を有するGND基板
    と、 上記複数の基板上に配される複数の領域をそれぞれ独立
    させる境界領域と、 上記電源回路の端子に配され、ノイズを低減させる電源
    用ノイズ低減素子と、 上記GND回路の端子に配され、ノイズを低減させるG
    ND用ノイズ低減素子と、 を具えることを特徴とする多層式プリント基板。
  2. 【請求項2】上記電源用ノイズ低減素子は、上記複数の
    基板のうち表裏実装面の一方の実装面上に配設され、 上記GND用ノイズ低減素子は、上記表裏実装面の他方
    の実装面上に、上記電源用ノイズ低減素子と対応する位
    置に配設されることを特徴とする請求項1に記載の多層
    式プリント基板。
  3. 【請求項3】上記電源用ノイズ低減素子と上記GND用
    ノイズ低減素子は、上記複数の基板のうち上記表裏実装
    面のいずれか一方の実装面上に、並列となるように配設
    されることを特徴とする請求項1に記載の多層式プリン
    ト基板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018032712A (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 本田技研工業株式会社 ノイズフィルタ、及び当該ノイズフィルタが形成された回路基板
JP2020509580A (ja) * 2017-02-04 2020-03-26 ▲寧▼波舜宇光▲電▼信息有限公司 撮像モジュールおよびそのモールド回路基板アセンブリ、回路基板および応用

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US11039052B2 (en) 2017-02-04 2021-06-15 Ningbo Sunny Opotech Co., Ltd. Camera module and molding circuit board assembly, circuit board and application thereof
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