JPH08115861A - 張り合わせ半導体基板およびその製造方法 - Google Patents

張り合わせ半導体基板およびその製造方法

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JPH08115861A
JPH08115861A JP6276004A JP27600494A JPH08115861A JP H08115861 A JPH08115861 A JP H08115861A JP 6276004 A JP6276004 A JP 6276004A JP 27600494 A JP27600494 A JP 27600494A JP H08115861 A JPH08115861 A JP H08115861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor substrate
heat treatment
manufacturing
bonded
wafer
Prior art date
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Pending
Application number
JP6276004A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Morita
悦郎 森田
Hisashi Furuya
久 降屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Silicon Corp
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Silicon Corp
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Silicon Corp, Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Silicon Corp
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Publication of JPH08115861A publication Critical patent/JPH08115861A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 欠陥、汚染等を完全に除去した高品質の活性
層を有する張り合わせ半導体基板およびその製造方法を
提供する。 【構成】 張り合わせ前の少なくとも一方のシリコンウ
ェーハ(活性層ウェーハA)に高温熱処理を施し、その
表面にDZを形成しておく。このDZを基盤ウェーハB
の表面に重ね合わせ所定の条件で張り合わせる。張り合
わせ後この張り合わせ半導体基板Cについて熱処理を行
う。そして、その表面を研削し、研磨してDZを露出さ
せる。この結果、研削、研磨によりゲッタリングされた
汚染は除去され、無欠陥のDZが張り合わせ半導体基板
の表面活性層として使用可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば2枚のシリコン
ウェーハを直接張り合わせて一体化した張り合わせ半導
体基板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シリコンウェーハ同士を直接
張り合わせて接合する技術は、例えば特開昭61−14
5839号公報、特開昭62−71215号公報等に列
挙されている。
【0003】このシリコンウェーハの張り合わせ接合技
術は、基本的には以下の工程により構成されている。
室温で2枚のシリコンウェーハを張り合わせる。80
0℃以上の温度領域でこれをアニールし、結合強度を高
める。この張り合わせ半導体基板では、張り合わせ界面
が一様に結合されてボイド等の非結合部分がないこと、
また、後工程で剥離しない程度に結合強度が高いことが
要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の張り合わせ半導体基板の製造方法にあって
は、図1の(A)に示すように、張り合わせ作業におい
ては真空ピンセット等の治具を使用してシリコンウェー
ハを保持等していたため、以下の不具合が生じていた。
すなわち、両方のシリコンウェーハの裏面には治具接触
による汚染が不可避的に生じる。熱処理前は洗浄が不可
能であるため、熱処理後においてもこの汚染は接合界
面、すなわち活性層に残存し、張り合わせ半導体基板の
品質を損なっていた。
【0005】そこで、この発明は、汚染を完全に除去し
た半導体基板およびその製造方法を提供することを、そ
の目的としている。また、この発明は、酸素濃度を考慮
する必要がなく、単結晶引き上げにおけるコストダウン
を達成することができる張り合わせ半導体基板およびそ
の製造方法を提供することを、その目的としている。さ
らに、この発明は、ドーパントの拡散を行う場合、この
拡散条件のコントロールによりDZを形成可能で、DZ
形成のための特別な熱処理を不必要とした張り合わせ半
導体基板およびその製造方法を提供することを、その目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、表面にDZ(無欠陥層)を有する張り合わせ半導体
基板である。
【0007】請求項2に記載の発明は、2枚の半導体基
板の主面同士を重ね合わせて1枚の張り合わせ半導体基
板を製造する張り合わせ半導体基板の製造方法におい
て、少なくとも一方の半導体基板の主面にDZを形成し
た後、主面同士を重ね合わせ、さらに、熱処理後、上記
DZを露出させる張り合わせ半導体基板の製造方法であ
る。
【0008】請求項3に記載の発明は、上記DZの形成
は、1200℃以上の高温において半導体基板を熱処理
することにより行う請求項2に記載の張り合わせ半導体
基板の製造方法である。
【0009】
【作用】この発明に係る張り合わせ半導体基板によれ
ば、張り合わせ半導体基板の特徴を活かし、かつ、高品
質の表面活性層を得ることができる。この場合、張り合
わせられる半導体基板としては、鏡面研磨したもの同士
であってもよく、または、一方の重ね合わせ面に酸化
膜、CVD膜、エピタキシャル膜を被着したものであっ
てもよい。
【0010】この発明に係る張り合わせ半導体基板の製
造方法によれば、張り合わせ半導体基板の表面活性層の
品質を高めることができる。特にDZ形成によりゲッタ
リング層(IG層)を基板内部に同時に形成することが
でき、治具汚染をゲッタリングすることができる。そし
て、このゲッタリングした汚染は、IG層を研磨、研削
等することにより半導体基板表面から取り除いている。
このため、ゲッタリングした汚染の再放出の虞は皆無と
することができ、活性層として完全な無欠陥層(DZ)
を得ることができる。また、張り合わせ用の半導体基板
についてそのドーパントの拡散条件をコントロールする
ことにより、DZを形成することもできる。この場合は
DZ形成のための特別な熱処理は不必要となる。さら
に、このDZの厚さは活性層の厚さの2倍程度に形成す
るとよい。
【0011】ここに、シリコンウェーハへのDZの形成
は、1000〜1150℃での高温熱処理により行うこ
とができる。この高温熱処理は、シリコンウェーハ表面
から酸素をアウトディフュージョンし、該ウェーハ表面
にDZを例えば20〜50μmの厚さに形成するもので
ある。
【0012】また、張り合わせ半導体基板の研磨、研削
は、例えば高精度平面研削機(PG:precisio
n grinder)により行う。または、この他の方
法、例えばエッチング等を利用してDZを露出させるよ
うにしてもよい。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は一実施例に係る張り合わせ半導体基板の
製造方法を示している。この図の(B)に示すように、
まず、鏡面研磨した基盤ウェーハB、および、同じく鏡
面研磨したこれに張り合わせられる活性層ウェーハAを
準備する。ここで、活性層ウェーハAにはDZが形成さ
れている。そして、所定の洗浄を施した後、これらのウ
ェーハA,Bを重ね合わせ、室温下所定条件にて張り合
わせる。この場合、活性層ウェーハAのDZは基盤ウェ
ーハBの表面に重ね合わされて張り合わせられる。
【0014】そして、張り合わせ後の所定の熱処理を行
う。すなわち、熱処理前の重ね合わせ段階での張り合わ
せが正常である場合は、張り合わせ後のウェーハCには
例えば1200℃,2時間,酸素雰囲気での熱処理(ア
ニール)が施される。さらに、超音波探傷法によるボイ
ド等の欠陥検査を行う。そして、良品は次工程で研削、
研磨等が施され、さらに、デバイス工程に供される。例
えばAウェーハ部分の平面研削による薄膜化およびポリ
シングによる薄膜化が施される。なお、図1にあって従
来の張り合わせを(A)として示している。
【0015】以下に、DZの形成条件の一例を示す。す
なわち、以下に示す三段熱処理によりDZを形成する。
T℃、t時間、熱処理雰囲気は窒素あるいは酸素;
550℃、6時間;1000℃、16時間の熱処理を
連続して行う。次表は、このようにして形成されたDZ
幅の熱処理条件に対する依存性を示している。
【0016】
【表】
【0017】また、図2には、1100℃、2時間、張
り合わせ熱処理後の活性層の酸素濃度のプロファイルを
示している。この場合の活性層の酸素濃度は、約1×1
17atoms/ccである。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、活性層に欠陥のない
高品質の張り合わせ半導体基板を得ることができる。ま
た、張り合わせに使用する半導体基板の酸素濃度は不問
とされるため、低コストでの張り合わせ半導体基板を得
ることができる。また、ドーパントの拡散条件をコント
ロールすることにより、DZを形成することができるた
め、DZ形成熱処理を省略することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る張り合わせ半導体基
板の製造方法を説明するための工程図である。
【図2】この発明の一実施例に係る張り合わせ半導体基
板の製造方法を説明するためのDZの酸素濃度のグラフ
である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にDZ(無欠陥層)を有する張り合
    わせ半導体基板。
  2. 【請求項2】 2枚の半導体基板の主面同士を重ね合わ
    せて1枚の張り合わせ半導体基板を製造する張り合わせ
    半導体基板の製造方法において、 少なくとも一方の半導体基板の主面にDZを形成した
    後、主面同士を重ね合わせ、 さらに、熱処理後、上記DZを露出させる張り合わせ半
    導体基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記DZは、1200℃以上の高温にお
    ける半導体基板の熱処理により形成する請求項2に記載
    の張り合わせ半導体基板の製造方法。
JP6276004A 1994-10-13 1994-10-13 張り合わせ半導体基板およびその製造方法 Pending JPH08115861A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6323109B1 (en) 1997-11-10 2001-11-27 Nec Corporation Laminated SOI substrate and producing method thereof

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04180628A (ja) * 1990-11-15 1992-06-26 Nec Yamagata Ltd 半導体ウェーハ
JPH05144824A (ja) * 1991-11-18 1993-06-11 Mitsubishi Materials Shilicon Corp 半導体基板
JPH05259013A (ja) * 1992-03-11 1993-10-08 Nec Yamagata Ltd 半導体シリコンウェーハ

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