JPH08115361A - オンライン・サービス方法及びシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】オンライン・サービスシステムにおいて、サー
ビス提供者が、それぞれのサービス利用者に応じたきめ
細かなサービスが提供できるようにすることにある。 【構成】サーバとクライアントとが、通信ネットワーク
で連結されたオンライン・サービスシステムにおいて、
クライアント２０１は、入力装置２０１２から、ユーザ
識別子とサービス識別子を入力し、ユーザ識別子とサー
ビス識別子を、通信ネットワーク２０３を介して、サー
バ２０２に送信する。サーバは、クライアント２０１か
ら送信されたユーザ識別子とサービス識別子を受信し、
受信したサービス識別子を検索キーにして、共通サービ
ス情報を、記憶装置２０２２から検索する。サービス識
別子とユーザ識別子を検索キーにして、ユーザ固有のサ
ービス情報を、記憶装置２０２２から検索し、検索した
共通サービス情報にユーザ固有のサービス情報を付加し
てサービス情報を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パソコン通信や双方向
ＣＡＴＶなどの通信ネットワークを介したオンライン・
サービスシステムに関わり、特にＣＡＴＶショッピング
における商品提案機能、情報提供機能のようなサービス
を、サービス利用者に応じてきめ細かく自動的に提供す
る方法及びシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】通信ネットワークを介したオンライン・
サービスシステムの代表例としては、「ＯＡビジネスパ
ソコン」（電波新聞社、９４年８月号）のＰ６３〜６６
に記載の通り、パソコン通信を利用したオンラインショ
ッピングがある。オンラインショッピングは、パソコン
通信ネットのユーザがパソコン通信ネット内のショッピ
ングメニューを呼び出し、商品リスト（商品番号、価
格、商品名など）の中から、気に入った商品があれば、
その注文情報（商品番号、注文数）を、ネットワークを
介して小売業者に伝達することで売買契約を成立させ
る。その他の例としては、通信ネットワークとしてＣＡ
ＴＶの双方向性を利用したオンラインショッピングがあ
る（「よくわかる流通」日本実業出版社 平成４年）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】一般に、オンラインシ
ョッピングでは、サービス利用者が、ショッピングサー
ビスメニューを呼び出して、購入対象である商品のリス
トを検索する。しかし、この方法では、サービス提供者
は、全てのサービス利用者に常に同じサービスを提供す
ることになり、それぞれのサービス利用者に応じたきめ
細かなサービスが提供できないという問題点がある。ま
た、商品購入の潜在欲求を刺激するような商品提案がで
きないという問題点がある。

【０００４】そこで、本発明の目的は、サービス利用者
の利用情報をもとに、サービス利用者に応じたオンライ
ン・サービスを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的は、サービスを
提供するサービス提供システム（サーバ）と、サービス
を利用するサービス利用システム（クライアント）と
が、通信ネットワークで連結されたオンライン・サービ
スシステムにおいて、クライアントは、入力装置からユ
ーザ識別子とサービス識別子を入力して、サーバに送信
し、サーバは、送信されたユーザ識別子とサービス識別
子を受信して、サービス識別子を検索キーにして、共通
サービス情報を記憶装置から検索し、サービス識別子と
ユーザ識別子を検索キーにして、ユーザの固有サービス
情報を、記憶装置から検索し、共通サービス情報にユー
ザ固有サービス情報を付加してサービス情報を生成し
て、クライアントに送信し、クライアントは、サービス
識別子に対応するサービス情報を、サーバから受信し
て、出力装置から出力し、入力装置からサービス情報に
対する要求を入力して、サーバに送信し、サーバは、ク
ライアントから送信された要求を受信することにより達
成される。

【０００６】なお、ユーザ識別子とは、ユーザＩＤのよ
うにサービス利用者を特定できるものを意味するもので
ある。

【０００７】

【作用】本発明のオンライン・サービス方法及びシステ
ムでは、サービスを提供するサービス提供システム（サ
ーバ）と、サービスを利用するサービス利用システム
（クライアント）とが、通信ネットワークで連結された
オンライン・サービスシステムにおいて、クライアント
は、ユーザ識別子とサービス識別子を入力して、サーバ
に送信し、サーバは、送信されたユーザ識別子とサービ
ス識別子を受信して、サービス識別子を検索キーにし
て、共通サービス情報を検索し、ユーザ識別子とサービ
ス識別子をもとにユーザ固有のサービス情報を検索し
て、共通サービス情報にユーザ固有のサービス情報を付
加してサービス情報を生成して、クライアントに送信
し、クライアントは、サーバから受信したサービス識別
子に対応するサービス情報を出力し、サービス情報に対
する要求を入力してサーバに送信し、サーバは、クライ
アントから送信された要求を受信する。

【０００８】このように、ユーザ識別子により、ユーザ
に関するデータに対応したサービスを提供することで、
サービス提供者は、それぞれのサービス利用者に応じた
きめ細かなサービスが提供できるようになる。逆にサー
ビス利用者にとっては、利用状況などに応じて、きめこ
まかなサービスを利用できるようになる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。

【００１０】図１は本発明の第１の実施例を示す処理フ
ロー図である。図２は、本実施例を実現するための装置
構成を含むオンライン・サービスシステムの全体イメー
ジ図である。

【００１１】まず、図２に示すオンライン・サービスシ
ステムの全体イメージ図に関して説明する。オンライン
・サービスシステムは、サービス利用システム（クライ
アント）２０１とサービス提供システム（サーバ）２０
２が、高速の通信ネットワーク２０３で接続されたシス
テムである。

【００１２】（１）クライアント２０１の装置構成 クライアント２０１の装置構成としては、計算機２０１
１に、入力装置２０１２、出力装置２０１３、通信ケー
ブル２０１４を接続したものである。一般に、通信ネッ
トワークに接続できる計算機システムと呼ばれるもので
あればよい。具体的には、パーソナルコンピュータや、
テレビに双方向通信機能を備えた装置を付加したもので
あればよい。

【００１３】（２）サーバ２０２の装置構成 サーバ２０２の装置構成は、計算機２０２１に、記憶装
置２０２２、通信ケーブル２０２３を接続したものであ
る。サーバ２０２は、同時に多数のユーザへサービスを
提供するため、高速・大容量の計算機システムであるこ
とが望ましい。具体的には大型計算機、高性能ワークス
テーションがよい。

【００１４】（３）通信ネットワーク２０３の装置構成 通信ネットワーク２０３の装置構成としては、ＣＡＴ
Ｖ、Ｂ−ＩＳＤＮのような通信ネットワークのそれと同
等な構成であればよい。

【００１５】次に、図２を引用しながら、図１の処理フ
ロー図に従って、本実施例における処理フローを説明す
る。

【００１６】クライアント２０１は、入力装置２０１２
から、ユーザ識別子とサービス識別子を入力する（ステ
ップ１１１）。ユーザ識別子とサービス識別子を、通信
ネットワーク２０３を介して、サーバ２０２に送信する
（ステップ１１２）。サーバは、通信ネットワーク２０
３を介して、クライアント２０１から送信されたユーザ
識別子とサービス識別子を受信する（ステップ１２
１）。受信したサービス識別子を検索キーにして、共通
サービス情報を、記憶装置２０２２から検索する（ステ
ップ１２２）。サービス識別子とユーザ識別子を検索キ
ーにして、ユーザ固有のサービス情報を、記憶装置２０
２２から検索する（ステップ１２３）。検索した共通サ
ービス情報にユーザ固有のサービス情報を付加してサー
ビス情報を生成する（ステップ１２４）。通信ネットワ
ーク２０３を介して、サービス情報を、クライアント２
０１に送信する（ステップ１２５）。クライアント２０
１は、サービス識別子に対応するサービス情報を、通信
ネットワーク２０３を介して、サーバ２０２から受信す
る（ステップ１１３）。受信したサービス情報を、出力
装置２０１３から出力する（ステップ１１４）。前記入
力装置２０１２から、出力したサービス情報に対する要
求を入力する（ステップ１１５）。要求を通信ネットワ
ーク２０３を介して、サーバ２０２に送信する（ステッ
プ１１６）。サーバ２０２は、要求を、通信ネットワー
ク２０３を介して、クライアント２０１から受信する
（ステップ１２６）。

【００１７】以上、第１の実施例によれば、オンライン
・サービスシステムにおいて、サービス利用者の一人一
人にあわせた、きめこまかなサービスが提供できる。

【００１８】第２の実施例として、割引情報を付加した
アパレル商品ショッピングサービスを含む双方向ＣＡＴ
Ｖショッピングシステムに、本発明を適用する場合につ
いて説明する。割引情報を付加したアパレル商品ショッ
ピングサービスは、利用者の利用状況に応じてそれぞれ
割引金額を設定して、アパレル商品に関する商品情報を
提供して、利用者の注文を受け付けるものである。

【００１９】本システムの構成は、第１の実施例と同じ
く、クライアント２０１とサーバ２０２を、ＣＡＴＶ回
線網２０３で連結した構成になっている。図３と図４
は、それぞれクライアント２０１とサーバ２０２の処理
フロー図である。両者は、互いにデータや情報を送受信
することにより、自らの処理ステップの同期をとってい
る。以下では、本システムの処理フローを、両者の処理
ステップの同期を考慮しながら、時間順に説明する。

【００２０】＜クライアント：ステップ３０１＞ユーザ
ＩＤ、アパレル商品ショッピングサービス要求の入力 予め、出力装置２０１３上に、図５に示すサービスメニ
ュー選択画面５０１を表示しておく。このとき、利用者
が項番１の「アパレル」を、入力装置２０１２で選択入
力することにより、クライアント２０１はアパレル商品
ショッピングサービス要求を入力する。さらにユーザを
特定するためのユーザＩＤを入力装置２０１２により入
力する。入力方法としては、ユーザＩＤなどのユーザ固
有の情報をＩＣカードに格納しておき、ＩＣカードリー
ダライタを用いて入力することも有効である。なお、ユ
ーザがＣＡＴＶネットワークにアクセスした時にＣＡＴ
Ｖネットワーク提供者が受信した、ユーザＩＤを、サー
バ側が取得できる場合には、このユーザＩＤの入力は不
要である。

【００２１】＜クライアント：ステップ３０２＞ユーザ
ＩＤ、アパレル商品ショッピングサービス要求の送信 入力したユーザＩＤ、アパレル商品ショッピングサービ
ス要求は、直ちにＣＡＴＶ回線網２０３を介して、サー
バ２０２に送信する。

【００２２】＜サーバ：ステップ４０１＞ユーザＩＤ、
アパレル商品ショッピングサービス要求の受信 ＣＡＴＶ回線網２０３を介して、クライアント２０１か
ら送信されてきた、アパレル商品ショッピングサービス
要求を受信する。

【００２３】＜サーバ：ステップ４０２＞共通アパレル
商品ショッピングサービスの検索 アパレル商品ショッピングサービス要求に基づき、全ユ
ーザに共通のアパレル商品ショッピングサービス４１１
を記憶装置２０２２から検索する。

【００２４】＜サーバ：ステップ４０３＞ユーザ固有の
割引金額情報の検索 図６は、ユーザ固有のサービス情報として記憶装置２０
２２に格納されているユーザ割引金額情報ファイル６０
０の例である。ユーザ割引金額情報ファイル６００はユ
ーザＩＤフィールド６０１と割引金額フィールド６０２
からなる。アパレル商品ショッピングサービス要求に基
づき、本ファイル６００を検索し、ユーザＩＤをキーと
して、ファイル中のユーザＩＤに対応する割引金額情報
６０３を記憶装置２０２２から検索する。図６の例で
は、受信したユーザＩＤが「１０−１０１２」の場合、
対応する割引金額情報は「２，８００」になる。

【００２５】＜サーバ：ステップ４０４＞アパレル商品
ショッピングサービスの生成 共通のアパレル商品ショッピングサービス４１１とユー
ザ割引金額情報６０３からアパレル商品ショッピングサ
ービスを生成する。

【００２６】＜サーバ：ステップ４０５＞アパレル商品
ショッピングサービスの送信 アパレル商品ショッピングサービスを、ＣＡＴＶ回線網
２０３を介して、クライアント２０１へ送信する。

【００２７】＜クライアント：ステップ３０３＞アパレ
ル商品ショッピングサービスの受信 ＣＡＴＶ回線網２０３を介して、サーバ２０３から送信
されてきたアパレル商品ショッピングサービスを受信す
る。

【００２８】＜クライアント：ステップ３０４＞アパレ
ル商品ショッピングサービスの出力 サーバ２０２から受信したアパレル商品ショッピングサ
ービスを出力装置２０１３に出力する。図７は、アパレ
ル商品ショッピングサービスの出力方法を示すイメージ
図である。画面７０１は、４つのエリア（商品画像エリ
ア７０２、商品属性情報エリア７０３、コマンドエリア
７０４、ユーザ固有サービスエリア７０５）に分割して
いる。ユーザ固有サービスエリア７０５はユーザ割引金
額情報６０３の内容に対応して、商品画像エリア７０
２、商品属性情報エリア７０３、コマンドエリア７０４
は共通のアパレル商品ショッピングサービス４１１の内
容に対応して表示するものである。

【００２９】＜クライアント：ステップ３０５＞商品購
入意思の有無の入力 商品購入意思がある場合には、ＯＫボタン７０６を入力
装置２０１２で選択入力する。一方、購入意思が無い場
合には、ＮＧボタン７０７を入力装置２０１２で選択入
力する。

【００３０】＜クライアント：ステップ３０６＞商品購
入意思の有無による分岐判定 ステップ３０５で、ＹＥＳが入力された場合には、＜ク
ライアント：ステップ３０７＞へ、ＮＯが入力された場
合には、サービスを終了する。

【００３１】＜クライアント：ステップ３０７＞購入希
望商品に関する注文情報の入力 購入希望商品に関する注文情報を入力装置２０１２で入
力する。

【００３２】図８に、購入希望商品に関する注文情報の
入力方法を示すイメージ図を示す。画面８０１は、注文
情報を入力する２つのエリア（注文数エリア８０２、支
払方法入力エリア８０３）に分かれる。

【００３３】＜クライアント：ステップ３０８＞注文情
報の送信 入力した注文情報を、ＣＡＴＶ回線網２０３を介して、
サーバ２０２に送信する。

【００３４】＜サーバ：ステップ４０６＞注文情報の受
信 ＣＡＴＶ回線網２０３を介して、クライアント２０１か
ら送信された注文情報を受信する。

【００３５】＜サーバ：ステップ４０７＞販売処理 クライアント２０１から送信された注文情報に基づき、
所定の販売処理（クレジット与信チェック、在庫引当な
ど）を行なう。

【００３６】＜サーバ：ステップ４０８＞注文情報に基
づくユーザ割引金額情報の更新 注文情報に基づき、ユーザ割引金額情報ファイル６００
中のユーザＩＤに対応する割引金額情報６０３を購入金
額に応じて更新する。

【００３７】以上、第２の実施例によれば、ユーザの利
用状況に応じた割引金額情報を付加したショッピングサ
ービスを提供することができ、サービス提供者は、それ
ぞれのサービス利用者に応じたきめ細かなサービスが提
供できるようになる。逆にサービス利用者にとっては、
利用回数が増すにつれて、より割引率の高いサービスを
享受することができる。これにより、ＣＡＴＶショッピ
ングに対する消費者の利用を喚起することができ、ＣＡ
ＴＶショッピングサービスの事業拡大に大きく貢献でき
る。なお、本実施例ではＣＡＴＶを例にして説明した
が、パソコン通信などを利用した他の双方向オンライン
ショッピングでも同様である。

【００３８】次に、第３の実施例として、コンサートチ
ケット販売情報提供機能を含む双方向ＣＡＴＶショッピ
ングシステムに、本発明を適用する場合について説明す
る。コンサートチケット販売情報提供機能は、利用者の
過去の利用状況に応じて、同種のチケット販売情報を優
先して提供するものである。

【００３９】本システムの構成は、第１、第２の実施例
と同じく、クライアント２０１とサーバ２０２を、ＣＡ
ＴＶ回線網２０３で連結した構成になっている。図９と
図１０は、それぞれクライアント２０１とサーバ２０２
の処理フロー図である。以下では、第２の実施例と同様
に、本システムの処理フローを、両者の処理ステップの
同期を考慮しながら、時間順に説明する。

【００４０】＜クライアント：ステップ９０１＞ユーザ
ＩＤ、チケット販売サービス要求の入力 第２の実施例と同様に予め、出力装置２０１３上に、図
５に示すサービスメニュー選択画面５０１を表示してお
く。このとき、利用者が項番２の「コンサート」を、入
力装置２０１２で選択入力することにより、クライアン
ト２０１はチケット販売サービス要求を入力する。さら
にユーザを特定するためのユーザＩＤを入力する。

【００４１】＜クライアント：ステップ９０２＞ユーザ
ＩＤ、チケット販売サービス要求の送信 入力したユーザＩＤ、チケット販売サービス要求は、直
ちにＣＡＴＶ回線網２０３を介して、サーバ２０２に送
信する。

【００４２】＜サーバ：ステップ１００１＞ユーザＩ
Ｄ、チケット販売サービス要求の受信 ＣＡＴＶ回線網２０３を介して、クライアント２０１か
ら送信されてきた、チケット販売サービス要求を受信す
る。

【００４３】＜サーバ：ステップ１００２＞共通チケッ
ト販売サービスの検索 チケット販売サービス要求に基づき、ユーザ共通のチケ
ット販売サービス９１１を記憶装置２０２２から検索す
る。

【００４４】＜サーバ：ステップ１００３＞ユーザの購
入履歴情報の検索 チケット販売サービス要求と、ユーザＩＤによりユーザ
の過去の購入履歴情報を、記憶装置２０２２から検索す
る。

【００４５】図１１は、ユーザの購入履歴情報を示すフ
ァイル１１００の例である。ユーザ購入履歴情報ファイ
ル１１００は、ユーザＩＤフィールド１１０１と購入し
たコンサートチケットの出演者コードを格納したフィー
ルド１１０２からなる。チケット販売サービス要求に基
づき、本ファイル１１００を検索し、ユーザＩＤをキー
として、ファイル中のユーザＩＤに対応する購入出演者
コード１１０３を検索する。図１１の例では、ユーザＩ
Ｄが「１０−１０１４」の場合、対応する購入出演者コ
ードは「ＡＤ−１０９」と「ＢＣ−６２６」である。

【００４６】＜サーバ：ステップ１００４＞ユーザ優先
販売情報の検索 図１２は、優先販売情報ファイル１２００の例である。
商品コードフィールド１２０１と出演者フィールド１２
０２、日時フィールド１２０３、場所フィールド１２０
４からなる。ユーザの購入履歴情報ファイル１１００中
の購入出演者コード１１０３をキーに、優先販売中のチ
ケットリストを格納したファイル１２００を検索してス
テップ１００３で検索した出演者コードとマッチすれ
ば、該当する優先販売情報１２０５を、記憶装置２０２
２から検索する。図１２の例では、図１１で検索された
購入出演者コード「ＡＤ−１０９」と「ＢＣ−６２６」
をキーに出演者フィールド１２０２を検索して、マッチ
した優先販売情報レコード１２０５を検索する。

【００４７】＜サーバ：ステップ１００５＞チケット販
売サービスの生成 ユーザ共通のチケット販売サービス９１１に優先販売情
報１２０５を付加してチケット販売サービスを生成す
る。

【００４８】＜サーバ：ステップ１００６＞チケット販
売サービスの送信 チケット販売サービスを、ＣＡＴＶ回線網２０３を介し
て、クライアント２０１へ送信する。

【００４９】＜クライアント：ステップ９０３＞チケッ
ト販売サービスの受信 ＣＡＴＶ回線網２０３を介して、サーバ２０３から送信
されてきたチケット販売サービスを受信する。

【００５０】＜クライアント：ステップ９０４＞チケッ
ト販売サービスの出力 サーバ２０２から受信したチケット販売サービスを出力
装置２０１３に出力する。図１３は、チケット販売サー
ビスの出力方法を示すイメージ図である。画面１３０１
は、３つのエリア（チケット選択エリア１３０２、コマ
ンドエリア７０４、ユーザ固有サービスエリア１３０
３）に分割している。

【００５１】ユーザ固有サービスエリア１３０３は、優
先販売情報１２０５に対応したメッセージが、チケット
選択エリア１３０２、コマンドエリア７０４にはユーザ
共通のチケット販売サービス９１１に対応した内容が、
それぞれ表示されている。

【００５２】＜クライアント：ステップ９０５＞チケッ
ト購入意思の有無の入力 商品購入意思がある場合には、購入希望商品を選択し、
特に優先販売情報について購入希望する場合には、これ
を選択し、コマンドエリア１３０３のＹＥＳボタン７０
６を入力装置２０１２で選択入力する。一方、購入意思
が無い場合には、ＮＯボタン７０７を入力装置２０１２
で選択入力する。

【００５３】＜クライアント：ステップ９０５＞チケッ
ト購入意思の有無による分岐判定ステップ９０５で、Ｙ
ＥＳが入力された場合には、第２の実施例の＜クライア ント：ステップ３０７＞と同様の処理へ、ＮＯが入力さ
れた場合には、サービスを終了する。

【００５４】＜クライアント：ステップ３０７＞以降＜
サーバ：ステップ４０８＞までの処理については、第２
の実施例でのアパレル商品をチケットに置き換えたもの
と同様の処理であり、詳細な説明は省略する。

【００５５】＜サーバ：ステップ１００９＞ユーザの購
入履歴情報の更新 注文情報に基づき、ユーザの購入履歴情報ファイル１１
００のユーザＩＤに対応する購入履歴情報 以上、第３の実施例によると、ユーザが過去に購入した
コンサートチケットと同種のチケットについて販売情報
を提供することで、サービス提供者は、サービス利用者
のニーズに応じた商品情報提供とこれによる販売促進が
図れる。逆にサービス利用者にとっては、チケット販売
サービスを受けるにあたり、チケットリストの検索作業
に手間をかけずに、利用者が嗜好するコンサートについ
て有益な情報を享受することができる。

【００５６】この他の応用例としては、ユーザが地域行
政の情報サービスにアクセスした際に、ユーザ固有のサ
ービス情報として、自動車免許の更新時期が近いユーザ
に対しては、更新時期を知らせる情報を合わせて出力す
ることが考えられる。また、ユーザが旅行予約サービス
にアクセスした際、スキーの道具について購入履歴のあ
るユーザについては、スキーツアーの商品情報を合わせ
て提案することが考えられる。これにより商品購入の潜
在欲求を刺激するような商品提案を図ることができる。

【００５７】次に、図２に示した装置構成図上で本発明
によるオンライン・サービスを実現する実施例を図１４
を用いて説明する。装置構成の概要は図２と同様である
ので説明を省略する。なお、本実施例は図１を用いて説
明した機能に対応させて説明する。

【００５８】クライアント２０１は、入力装置２０１
２、出力装置２０１３及びこれらを制御する入出力イン
タフェース１４０１と通信インタフェース１４０２を備
えている。サーバ２０２は記憶装置２０２２、これを制
御する入出力インタフェース１４０３と通信インタフェ
ース１４０４を備えている。まず、入力装置２０１２か
ら、ユーザ識別子と利用を希望するサービスの識別子を
入力する。入力した識別子を、通信ネットワーク２０３
を介して、サーバ２０２に送信する。サーバ２０２では
識別子を受信する。受信したサービス識別子に対応する
共通サービス情報を記憶装置２０２２から検索する。ユ
ーザ識別子とサービス識別子に対応するユーザ固有サー
ビス情報を記憶装置２０２２から検索する。検索した共
通サービス情報にユーザ固有サービス情報を付加して、
サービス情報を生成する（１４０５）。生成したサービ
ス情報を通信ネットワーク２０３を介して、クライアン
ト２０１に送信する。クライアント２０１は、送信要求
に対応するサービス情報を受信する。受信したサービス
情報を出力装置２０１３に出力する。入力装置２０１２
から、出力したサービス情報に対する要求を入力する。
入力した要求を、通信ネットワーク２０３を介して、サ
ーバ２０２に送信する。サーバ２０２は、通信ネットワ
ーク２０３を介して、クライアント２０１から送信され
た要求を受信する。 以上、本実施例によれば、図１を
用いて説明した実施例と同様に、オンライン・サービス
システムにおいて、サービス提供者は、それぞれのサー
ビス利用者に応じたきめ細かなサービスが自動的に提供
できるようになる。

【００５９】さらに、本実施例は、計算機で実現する各
機能を専用的な回路で実現する場合に対して、示唆を与
えているので、回路技術者にとって専用装置を実現する
ために有用である。

【００６０】

【発明の効果】以上、詳細に述べたごとく、本発明によ
れば、オンライン・サービスシステムにおいて、サービ
ス提供者は、それぞれのサービス利用者に応じたきめ細
かなサービスが自動的に提供できるようになる。逆にサ
ービス利用者にとっては、利用状況などに応じて、きめ
こまかなサービスを利用できるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例を示す処理フロー図であ
る。

【図２】第１の実施例を実施するための装置構成図であ
る。

【図３】第２の実施例を示すクライアント側の処理フロ
ー図である。

【図４】第２の実施例を示すサーバ側の処理フロー図で
ある。

【図５】サービスメニューの選択画面の例示図である。

【図６】ユーザ割引金額情報ファイルの例示図である。

【図７】アパレル商品ショッピングサービスの出力画面
の例示図である。

【図８】注文情報の入力画面の例示図である。

【図９】第３の実施例を示すクライアント側の処理フロ
ー図である。

【図１０】第３の実施例を示すサーバ側の処理フロー図
である。

【図１１】ユーザの購入履歴情報ファイルの例示図であ
る。

【図１２】優先販売情報ファイルの例示図である。

【図１３】チケット販売サービスの出力画面の例示図で
ある。

【図１４】本発明のオンライン・サービスシステムの一
実施例の構成図である。

【符号の説明】

２０１１…計算機、 ２０１２…入力装置、
２０１３…出力装置、２０１４…通信ケーブル、 ２０
２１…計算機、 ２０２２…記憶装置、２０２３…
通信ケーブル、 ２０３…通信ネットワーク。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】サービスを提供するサービス提供システム
   （サーバ）と、サービスを利用するサービス利用システ
   ム（クライアント）とが、通信ネットワークで連結され
   たオンライン・サービスシステムにおいて、 前記クライアントは、入力装置から、ユーザ識別子とサ
   ービス識別子を入力し、 前記ユーザ識別子とサービス識別子を、前記通信ネット
   ワークを介して、前記サーバに送信し、 前記サーバは、前記通信ネットワークを介して、前記ク
   ライアントから送信された前記ユーザ識別子とサービス
   識別子を受信し、 前記受信したサービス識別子を検索キーにして、共通サ
   ービス情報を、前記記憶装置から検索し、 前記サービス識別子とユーザ識別子を検索キーにして、
   前記ユーザの固有サービス情報を、記憶装置から検索
   し、 前記共通サービス情報に前記検索したユーザ固有サービ
   ス情報を付加してサービス情報を生成し、 前記生成したサービス情報を、前記通信ネットワークを
   介して、前記クライアントに送信し、 前記クライアントは、前記サービス識別子に対応するサ
   ービス情報を、前記通信ネットワークを介して、前記サ
   ーバから受信し、 前記受信したサービス情報を、出力装置から出力し、 前記入力装置から、前記出力したサービス情報に対する
   要求を入力し、 前記入力した要求を前記通信ネットワークを介して、前
   記サーバに送信し、 前記サーバは、前記要求を、前記通信ネットワークを介
   して、前記クライアントから受信する、ことを特徴とす
   るオンライン・サービス方法。
2. 【請求項２】請求項１記載のオンライン・サービス方法
   において、前記ユーザ固有サービス情報は、 前記ユーザについての前記サービスの利用状況に応じた
   サービス情報である、ことを特徴とするオンライン・サ
   ービス方法。
3. 【請求項３】請求項１記載のオンライン・サービス方法
   において、前記ユーザ固有サービス情報は、 商品・サービスの購入提案を含むサービス情報である、
   ことを特徴とするオンライン・サービス方法。
4. 【請求項４】請求項１記載のオンライン・サービス方法
   において、前記サーバが前記通信ネットワークを介し
   て、前記クライアントから受信したサービス情報に対す
   る要求は、 前記ユーザの固有サービス情報を更新するために使用す
   る、ことを特徴とするオンライン・サービス方法。
5. 【請求項５】サービスを提供するサービス提供システム
   （サーバ）と、サービスを利用するサービス利用システ
   ム（クライアント）とが、通信ネットワークで連結され
   たオンライン・サービスシステムにおいて、 前記クライアントは、入力装置から、ユーザ識別子とサ
   ービス識別子を入力する手段と、 前記ユーザ識別子とサービス識別子を、前記通信ネット
   ワークを介して、前記サーバに送信する手段と、 前記サーバは、前記通信ネットワークを介して、前記ク
   ライアントから送信された前記ユーザ識別子とサービス
   識別子を受信する手段と、 前記受信したサービス識別子を検索キーにして、共通サ
   ービス情報を、前記記憶装置から検索する手段と、 前記サービス識別子とユーザ識別子を検索キーにして、
   前記ユーザの固有サービス情報を、記憶装置から検索す
   る手段と、 前記共通サービス情報に前記検索したユーザ固有サービ
   ス情報を付加してサービス情報を生成する手段と、 前記生成したサービス情報を、前記通信ネットワークを
   介して、前記クライアントに送信する手段と、 前記クライアントは、前記サービス識別子に対応するサ
   ービス情報を、前記通信ネットワークを介して、前記サ
   ーバから受信する手段と、 前記受信したサービス情報を、出力装置から出力する手
   段と、 前記入力装置から、前記出力したサービス情報に対する
   要求を入力する手段と、 前記入力した要求を前記通信ネットワークを介して、前
   記サーバに送信する手段と、 前記サーバは、前記要求を、前記通信ネットワークを介
   して、前記クライアントから受信する手段とからなる、
   ことを特徴とするオンライン・サービスシステム。