JPH08115096A - 音声処理装置 - Google Patents

音声処理装置

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Publication number
JPH08115096A
JPH08115096A JP6249486A JP24948694A JPH08115096A JP H08115096 A JPH08115096 A JP H08115096A JP 6249486 A JP6249486 A JP 6249486A JP 24948694 A JP24948694 A JP 24948694A JP H08115096 A JPH08115096 A JP H08115096A
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JP
Japan
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voice
input
recognition
unit
signal
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Application number
JP6249486A
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English (en)
Inventor
Akira Ishida
明 石田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08115096A publication Critical patent/JPH08115096A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、音声認識装置において、簡単操作
で音声入力が行え、認識結果を被制御機器に転送できる
ものである。 【構成】 本発明は、入力ボタン1を操作しているとき
のみ、各回路に電圧を供給し、音声認識を行う。そのと
き、誤認であれば、入力ボタン1の操作を解除し、所定
時間内に入力ボタン1を操作することで容易に訂正でき
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声よりリモコン等の
制御信号を生成し、被制御機器を制御する音声認識リモ
コンに用いられる。特に、Gコード予約のように数字を
音声入力してテレビ、VTRを制御するリモコンや、電
話番号を音声入力する音声対応電話で使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、音声認識装置に電話番号、Gコー
ド等の不特定な数字列を音声で入力する際、音声入力開
始となるボタンを押してから音声の入力を行った後に入
力終了のボタンを押すという方法で数字列の入力を行っ
ていた。
【0003】図4を用いて従来例を説明する。まず、入
力開始ボタン1aを操作すると、制御部2を制御して、
入力可能状態にするため、音声入力部3及びマイク(マ
イクロホンの略)3aに電圧を供給等の制御を行う。そ
して、入力待ち状態となる。入力された音声は認識部4
で認識処理が施される。この認識処理はあらかじめメモ
リ4aに記憶してある複数の音声パターンより、入力さ
れた音声がどのパターンであるかの判別を行い、最も近
い音声パターンを認識結果として得るものである。
【0004】そして、得られたこの認識結果はバッファ
5に蓄えられる。
【0005】次に、入力終了ボタン1bが操作されるま
で、音声入力待ちの状態を保持し、入力があれば順次処
理を行い、バッファ5に蓄える。
【0006】そして、入力終了ボタン1bが操作される
と、今までバッファ5に蓄えられてた音声認識結果はデ
コーダ6に転送される。このデコーダ6は電話であれ
ば、この結果をパルス式若しくはダイヤル式のトーンに
デコードするものであり、リモコンであれば、この結果
をリモコン信号にデコードするものである。
【0007】デコード処理がなされると、デコード結果
を入力された順序に従い出力し、被制御装置である電話
機やTV、VTR機器等の操作を行う。
【0008】しかしながら、これでは入力開始/終了の
ボタンを夫々設けることが必要となり、操作が不便とな
る。
【0009】また、認識結果が誤認の場合、別途設けた
キーを操作する必要があり、操作性が悪くなる。
【0010】さらに、マイク3aと入力部3は終了ボタ
ンが操作されるまで、入力音声がない場合も電源が入力
されており、多くの消費電力がかかってしまう。そのた
め、AC電源にて使用不可能なリモコン等ではこの消費
電力が問題となっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、音声入力を
認識する装置において、操作性を向上させるとともに、
消費電力を低減させ、しかも誤認識の時に音声の再入力
を容易にすることを目的とする。
【0012】
【発明が解決するための手段】本発明は、入力する音声
信号を受信できるようにする受信可能設定手段と、入力
する音声信号を受信する音声受信手段と、入力された音
声信号を予め記憶した音声データと比較し、入力された
音声を認識する音声認識手段と、前記音声認識手段の認
識結果を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶する
音声を使用者に知らせる報知手段と、前記報知手段の報
知情報が入力した音声信号とは異なるとき、前記認識結
果を無効にする認識無効手段と、前記認識無効手段の動
作により、音声入力が可能となることを特徴とする音声
処理装置を提供するものである。
【0013】また、本発明は、動作している間のみ入力
音声を受信する音声入力手段と、入力された音声信号を
予め記憶した音声データと比較し、入力された音声を認
識する音声認識手段と、前記音声認識手段の認識結果を
記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した音声を使
用者に知らせる報知手段と、前記報知手段の報知情報が
入力した音声信号とは異なるとき、前記認識結果を無効
にする認識無効手段と、前記認識無効手段の動作によ
り、音声入力が可能となることを特徴とする音声処理装
置を提供するものである。
【0014】さらに、本発明は、入力される音声信号を
検出し、その検出された際の音声信号を抜き取る音声検
出手段と、入力された音声信号を予め記憶した音声デー
タと比較し、入力された音声を認識する音声認識手段
と、前記音声認識手段の認識結果を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶した音声を使用者に知らせる報
知手段と、前記報知手段の報知情報が入力した音声信号
とは異なるとき、前記認識結果を無効にする認識無効手
段と、前記認識無効手段の動作により、音声入力が可能
となることを特徴とする音声処理装置を提供するもので
ある。
【0015】また、本発明は入力される音声の大きさを
あらかじめ決められた閾値と比較する入力検出手段を備
えるサブ部と、入力された音声信号を予め記憶した音声
データと比較し、入力された音声を認識する音声認識手
段と、前記音声認識手段の認識結果を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶した音声を使用者に知らせる報
知手段と、を備えるメイン部とからなり、前記入力検出
手段で入力音声を検出したとき、前記メイン部を動作可
能にすることを特徴とする音声処理装置を提供するもの
である。
【0016】また、本発明は、入力される音声の大きさ
をあらかじめ決められた閾値と比較する入力検出手段を
備えるサブ部と、入力された音声信号を予め記憶した音
声データと比較し、入力された音声を認識する音声認識
手段と、前記音声認識手段の認識結果を記憶する記憶手
段と、前記音声認識手段の認識結果の内、所定の音声で
あることを判別する音声判別手段と、前記記憶手段に記
憶した音声を使用者に知らせる報知手段と、を備えるメ
イン部とからなり、前記入力検出手段で入力音声を検出
したときに、前記メイン部を動作可能にするとともに、
前記音声判別手段で所定の音声を判別したときに、前記
メイン部を動作不能にすることを特徴とする音声処理装
置を提供するものである。
【0017】さらに、本発明は、入力される音声から開
始を示す音声を認識する開始検出手段を備えるサブ部
と、入力された音声信号を予め記憶した音声データと比
較し、入力された音声を認識する音声認識手段と、前記
音声認識手段の認識結果を記憶する記憶手段と、前記記
憶手段に記憶した音声を使用者に知らせる報知手段と、
を備えるメイン部とからなり、前記開始検出手段で開始
を示す音声を検出したときに、前記メイン部を動作可能
にすることを特徴とする音声処理装置を提供するもので
ある。
【0018】本発明は、入力される音声から開始を示す
音声を認識する開始検出手段を備えるサブ部と、入力さ
れた音声信号を予め記憶した音声データと比較し、入力
された音声を認識する音声認識手段と、前記音声認識手
段の認識結果を記憶する記憶手段と、前記音声認識手段
の認識結果の内、所定の音声であることを判別する音声
判別手段と、前記記憶手段に記憶した音声を使用者に知
らせる報知手段と、を備えるメイン部とからなり、前記
開始検出手段で開始を示す音声を検出したときに、前記
メイン部を動作可能にするとともに、前記音声判別手段
で所定の音声を判別したときに、前記メイン部を動作不
能にすることを特徴とする音声処理装置を提供するもの
である。
【0019】
【作用】本発明は、1ボタンで音声入力を行い、そのボ
タンが操作されているときのみ音声入力を可能とし、認
識結果を報知する音声認識装置である。
【0020】また、本発明は、音声の入力を判別し、そ
の入力が特定の時のみ入力音声の認識を行う音声認識装
置である。
【0021】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の回路ブロック図
であり、従来例と同一部分には同一符号を付け説明は省
略する。
【0022】1は音声入力ボタン、7は報知部であり、
音声によりスピーカで報知するものや、文字によりディ
スプレイで報知するものがある。
【0023】同図を用いて本発明の動作を説明する。説
明を簡単にするために、図2のタイムチャートを用いて
説明する。
【0024】ここで、図2aは音声入力ボタンの状態を
示し、同図bは音声の入力の有無を示し、同図cは入力
音声の識別処理を示し、同図dはバッファへの保存処理
を示し、同図eはデコード処理を示すものである。
【0025】まず、図2aの如く入力ボタン1が操作さ
れると、マイク3aからの音声入力が有効となるよう音
声入力部3を制御する。
【0026】そして、例えば、音声入力”3(サン)”
があるとそれに対応して”3”の認識が、メモリ4aに
記憶してある音声パターンより認識部4aで行われる。
その認識処理が行われると、認識部4から報知部7へ認
識結果が伝送されるとともに、バッファ5にも伝送され
る。
【0027】この報知部7は認識結果に基づくデータを
数字でディスプレイに表示したり、音声でスピーカより
知らせたりして、使用者に認識の正誤を判別させるもの
である。ただし、報知処理は割り込みルーチンで処理さ
れるため、報知中は音声入力を一時中断し、そして、報
知終了後、音声取り込みが再開される。ただ、ディスプ
レイで表示する場合は報知(表示)中でも割り込みルー
チンを終了し、音声取り込み可能にしてもよい。
【0028】次に、音声入力”1”を行ったとき、それ
に対応して”7”と認識されたとする。これは、誤認で
あるために、使用者が一旦入力ボタン1の操作を解除
し、その解除後、所定時間T内に再度音声入力を行うこ
とで、訂正を行うことができる。このとき、操作ボタン
の簡略化のため、1文字だけの訂正はせず、全部の数字
の修正を行う。つまり、前述した入力ボタンの操作がな
された時には、入力される音声をバッファ5の1番地か
ら順に記憶していき、その際に、すでにバッファ5に記
憶された認識結果はクリアされることになる。また、数
字列の入力が増加してきた場合、全てクリアすると操作
性が低下するために、そのようなときは、入力ボタンの
操作を解除して、入力された最も新しい音声のみをクリ
ア(入力された最後の番地をクリア)し、そのクリアし
た番地に戻るようにして、操作性を上げる。
【0029】ここで、この音声入力は入力ボタン5が操
作されている間のみに有効である。つまり、入力ボタン
1が操作されている間は入力待ち受け状態である。
【0030】そして、音声入力”3”、”1”、”
2”、”4”が終了し、入力ボタンの操作を解除する。
全て、正しい認識が行われた場合、使用者はそのまま、
所定時間T以上の間、何も操作を行わないようにする。
【0031】その時間を制御部2で認識し、制御部2は
バッファ5に蓄えられた”3124”のデータをデコー
ダ6に出力させる。つまり、バッファ5に記憶している
認識結果をバッファ5の1番地から順に読み出し、デコ
ーダ6でリモコンコードや電話番号コードにデコードす
る。
【0032】そして、デコード結果は被制御機器に送信
され、被制御機器が制御される。また、この認識結果は
報知部7で使用者に再確認のため、再度まとめて報知し
てもよい。
【0033】図3は制御部2及びその周辺部の流れを示
すフローチャートである。
【0034】まず、制御部2で入力ボタンの操作有無の
判別がステップS1において処理される。操作有りのと
き、ステップS2で音声入力部を動作可能とし、入力が
あると、ステップS3で音声認識及び、その認識結果の
報知が行われる。入力がなければ、ステップS1に復帰
し、入力ボタンが操作されている間、このループを繰り
返す。そして、ステップS4でその認識された結果をバ
ッファ5に記憶(保持)する。
【0035】その後、ステップS5で転送可能を示すフ
ラグFを1に設定して、ステップS1に復帰する。
【0036】もし、報知部7に報知された結果が誤認で
ある場合、使用者は入力ボタンの操作を解除し、所定時
間を置く間もなく、入力ボタンを再操作することにな
る。
【0037】ステップS1で入力ボタンの解除を判別
し、ステップS6で前述した転送フラグFが1であるか
を判別する。このステップS6は一度転送した情報が再
度転送されるのを防止するための処理部である。そし
て、ステップS6ではステップS5よりフラグF=1と
なっており、ステップS7に移行する。
【0038】そして、使用者は入力ボタンの操作を解除
し、所定時間を置く間もなく、入力ボタンを再操作する
ことになる。そのため、ステップS7では入力ボタンの
解除時間が所定時間を越えるかを判別し、ステップS1
1に移行する。ステップS11では認識した音声を記憶
するバッファ5の番地をリセット処理する。つまり、誤
認である場合、その次に入力される音声の数字列は最初
から行われるためである。その後、再度ステップS2か
らの動作を繰り返す。
【0039】また、報知部7に報知された結果が正しい
場合、使用者は入力ボタンを操作し続け、最後の音声入
力が終了するまでステップS1、S2、S3、S4、S
5を繰り返し、認識された音声結果はバッファ5の番地
に順に記憶される。
【0040】その後、音声入力が正しく認識され、入力
が終了すると、使用者は入力ボタンを解除し、ステップ
S1でステップS6にブランチされる。そして、ステッ
プS6ではステップS5よりフラグF=1となってお
り、ステップS7に移行する。
【0041】ステップS7では使用者が操作を行わない
ために、所定時間以上、解除されていると見做され、ス
テップS8に移行する。ステップS8では、音声データ
のデコードの前段階であり、バッファ5にデータがある
かを確認する。音声入力が行われていれば、データは存
在するが、入力無しの状態や何らかの影響でバッファ5
に保存されなかった場合等、このステップS8でステッ
プS1に復帰することになる。ステップS8ではバッフ
ァ5にデータが存在する場合、ステップS9に移行す
る。
【0042】ステップS9では制御部2によりバッファ
5に蓄えられたデータを先頭番地から読み出し、デコー
ド部6でデコードし、順に転送処理する。
【0043】転送処理後、ステップS10で転送フラグ
Fは送信済みであることを示すために0にリセットさ
れ、ステップS1に復帰する。したがって、このまま、
ステップS6に分岐されても、再度ステップS6に復帰
することになる。
【0044】したがって、入力ボタンの操作の方法によ
り、認識結果を有効/無効にするために、操作性が向上
し、リモコンの構造も簡単になる。
【0045】また、本発明の実施例において、誤って入
力ボタンを操作してしまい、音声が認識された場合をも
含める場合、解除ボタン8を別途設けて、リセットを行
うことで、リセット信号を転送し、動作を解除すること
ができる。
【0046】図5は本発明の第2の実施例の回路ブロッ
ク図である。従来例及び第1の実施例と同一部分には同
一符号を付け説明は省略する。
【0047】9はマイク3aに入力された音声の入力レ
ベル(音声の大きさ)を検出する入力検出部であり、所
定レベルより大きい音声が入力されると制御部2に信号
を送信し、メイン部の各部に電圧を供給するよう制御
し、これらを動作させるものである。
【0048】また、この入力検出部9はマイク3aに入
力された音声のうち、「入力」、「開始」、「予約」
等、あらかじめ決められた若しくは使用者が自ら登録し
た音声の入力を認識し、その認識結果によりメイン部の
各部に電圧を供給するよう制御してもよい。
【0049】マイク部3aで入力検出部9とでサブ部を
構成している。一方、それに対してメイン部は制御部
2、音声入力部3、認識部4、バッファ5、デコーダ6
及び報知部で構成されている。また、サブ部及びメイン
部の電源は独立した電源回路のものを使用している。
【0050】次に、同図を用いて、図6のタイムチャー
トを元に動作の説明をする。まず、入力音声がある閾値
レベルを越えることを入力検出部9で検出する。それに
より、入力検出部9は制御部2に信号を送り、メイン部
の各部に電圧が供給されるように制御する。そして、音
声入力部3で音声待ち受け状態となる。
【0051】入力検出部9で入力判別すると(図6
b)、それにより、メイン部がオンとなり(図6a)、
その後、音声がメイン部の各部で認識処理されることに
なる。
【0052】具体的に入力音声を示し説明する。入力す
る音声が”3”、”1”であるのに”3”、”7”と認
識し、使用者に報知すると、使用者は誤認しているもの
と認識し、所定期間TTの間入力を止めるようにする。
【0053】すると、制御部2で入力が所定時間TTの
間にないことを認識し、初期状態に戻る。ここで、操作
性の向上には、報知部で音声入力が可能である旨を表示
したり、音声で知らせたりすることで実施できる。
【0054】入力した音声が”3124”と正しく認識
されたことを使用者が確認する。確認すると、使用者は
デコード及び転送処理するために、あらかじめ決定した
若しくは設定されていた特定の単語を音声で入力する。
例えば、「転送」、「終了」といった単語が通常使用さ
れる。
【0055】そして、この「転送」、「終了」といった
認識終了単語を認識すると、現在バッファ5に蓄えられ
ている音声データをデコードし、被制御装置(TV、V
TR、電話機等)に送信し、入力された音声データに伴
う処理をさせる。
【0056】被制御措置への送信が終了すると再びメイ
ン部の各部は不動作状態となり、初期状態に戻り、音声
待ち受けとなる。
【0057】次に、図7のフローチャートを用いて動作
の流れを説明する。
【0058】ステップS21は入力された音声の大きさ
が閾値レベルを越えるか否かを判別するブランチであ
る。越えなければ、このステップS21を繰り返し実行
する。そして、入力音声が閾値レベルを越えると、ステ
ップS22に移行する。
【0059】ステップS22は入力検出部9で検出され
た情報より音声入力があったものと見做し、音声処理を
施すために、メイン部の電源をオンするステップであ
る。このとき、認識された音声を保持するバッファへの
書き込み位置は先頭番地に設定する。
【0060】ステップS23は前記音声入力があった後
に所定時間TT内に音声入力があるかどうかを判別する
ブランチである。音声入力がなければステップS29に
移行し、再び音声入力待ち状態となる。一方、所定時間
TT内に入力があるとステップS24に移行する。
【0061】ステップS24はこの入力音声を予め記憶
された音声パターンと比較して、認識し得た結果を報知
するとともに、バッファに記憶する。
【0062】ステップS25はステップS24で認識し
た結果が「転送」、「終了」といった認識終了単語であ
るかどうかを判別するブランチである。数字音声の入力
途中であると、数字が引き続き入力されているので、ス
テップS26に移行し、バッファに蓄え、再度入力待ち
となる。また、「転送」、「終了」等の終了単語であれ
ば、ステップS27に移行する。
【0063】ステップS26は認識した音声をバッファ
に保持するステップであり、ステップS23に移行す
る。
【0064】ステップS27はバッファへ保持されてい
る情報の有無を検出するとともに、一旦送信された情報
でないことを確認するブランチである。バッファで保持
されていなかった場合、再度ステップS23に復帰し
て、入力待ち状態となる。また、一旦送信された情報で
あった場合、バッファの内容をクリアにするか、バッフ
ァの書き込み位置を初期番地にしてステップS23に復
帰する。一方、バッファの内容がこれら以外であり、正
常である場合、ステップS28に移行する。
【0065】ステップS28はバッファの情報を初期番
地からデコードし、デコードした情報を転送するステッ
プである。この時、転送済みの情報をバッファに記憶さ
せることにより、より操作性が向上する。
【0066】ステップS29はステップS28で転送が
終了したことにより、メイン部の電圧供給を停止し、ス
タンバイ状態に戻る。つまり、ステップS21に復帰す
ることになる。
【0067】したがって、入力された音声の状態及び音
声の認識結果により処理を移行させるために、ボタン等
の使用者操作部を大幅に減少させることができる。
【0068】また、入力検出部9は音声認識を備えるも
ので実施できるのであれば、入力音声の大きさを検出条
件にするのではなく、入力される音声が「開始」、「予
約」等、あらかじめ決められた音声、若しくは使用者が
自ら設定登録した音声で入力検出部9が認識してもよ
く、この場合であると、非常に大きな雑音等で処理開始
とならないのでさらに操作性が向上する。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、音声による不特定多桁
の数字入力が入力ボタン一つで行うことができるため、
ボタンの操作回数が減少し、ボタン数を減少できるの
で、ハードウェアの簡素化も図れる。また、入力ボタン
の操作時のみ音声入力を受け付けるため、回路の消費電
力も低減できる。
【0070】さらに、入力ボタンを減少させ、入力音声
の大きさや、入力音声の単語により、操作を制御するこ
とで、ボタンの操作回数が減少し、ボタン数を減少でき
る。また、入力音声があったときのみ、主回路(メイン
部)を動作させるため、消費電力を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路ブロック図である。
【図2】本発明のタイムチャート図である。
【図3】本発明のフローチャート図である。
【図4】従来例の回路ブロック図である。
【図5】本発明の第2実施例の回路ブロック図である。
【図6】本発明の第2実施例のタイムチャート図であ
る。
【図7】本発明の第2実施例のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 入力ボタン 2 制御部 3 音声入力部 3a マイクロホン 4 認識部 4a メモリ 5 バッファ 6 デコーダ 7 報知部 8 解除ボタン 9 入力検出部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力する音声信号を受信できるようにす
    る受信可能設定手段と、 入力する音声信号を受信する音声受信手段と、 入力された音声信号を予め記憶した音声データと比較
    し、入力された音声を認識する音声認識手段と、 前記音声認識手段の認識結果を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶する音声を使用者に知らせる報知手
    段と、 前記報知手段の報知情報が入力した音声信号とは異なる
    とき、前記認識結果を無効にする認識無効手段と、 前記認識無効手段の動作により、音声入力が可能となる
    ことを特徴とする音声処理装置。
  2. 【請求項2】 動作している間のみ入力音声を受信する
    音声入力手段と、 入力された音声信号を予め記憶した音声データと比較
    し、入力された音声を認識する音声認識手段と、 前記音声認識手段の認識結果を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶した音声を使用者に知らせる報知手
    段と、 前記報知手段の報知情報が入力した音声信号とは異なる
    とき、前記認識結果を無効にする認識無効手段と、 前記認識無効手段の動作により、音声入力が可能となる
    ことを特徴とする音声処理装置。
  3. 【請求項3】 入力される音声信号を検出し、その検出
    された際の音声信号を抜き取る音声検出手段と、 入力された音声信号を予め記憶した音声データと比較
    し、入力された音声を認識する音声認識手段と、 前記音声認識手段の認識結果を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶した音声を使用者に知らせる報知手
    段と、 前記報知手段の報知情報が入力した音声信号とは異なる
    とき、前記認識結果を無効にする認識無効手段と、 前記認識無効手段の動作により、音声入力が可能となる
    ことを特徴とする音声処理装置。
  4. 【請求項4】 入力される音声の大きさをあらかじめ決
    められた閾値と比較する入力検出手段を備えるサブ部
    と、 入力された音声信号を予め記憶した音声データと比較
    し、入力された音声を認識する音声認識手段と、前記音
    声認識手段の認識結果を記憶する記憶手段と、前記記憶
    手段に記憶した音声を使用者に知らせる報知手段と、を
    備えるメイン部とからなり、 前記入力検出手段で入力音声を検出したとき、前記メイ
    ン部を動作可能にすることを特徴とする音声処理装置。
  5. 【請求項5】 入力される音声の大きさをあらかじめ決
    められた閾値と比較する入力検出手段を備えるサブ部
    と、 入力された音声信号を予め記憶した音声データと比較
    し、入力された音声を認識する音声認識手段と、前記音
    声認識手段の認識結果を記憶する記憶手段と、前記音声
    認識手段の認識結果の内、所定の音声であることを判別
    する音声判別手段と、前記記憶手段に記憶した音声を使
    用者に知らせる報知手段と、を備えるメイン部とからな
    り、 前記入力検出手段で入力音声を検出したときに、前記メ
    イン部を動作可能にするとともに、前記音声判別手段で
    所定の音声を判別したときに、前記メイン部を動作不能
    にすることを特徴とする音声処理装置。
  6. 【請求項6】 入力される音声から開始を示す音声を認
    識する開始検出手段を備えるサブ部と、 入力された音声信号を予め記憶した音声データと比較
    し、入力された音声を認識する音声認識手段と、前記音
    声認識手段の認識結果を記憶する記憶手段と、前記記憶
    手段に記憶した音声を使用者に知らせる報知手段と、を
    備えるメイン部とからなり、 前記開始検出手段で開始を示す音声を検出したときに、
    前記メイン部を動作可能にすることを特徴とする音声処
    理装置。
  7. 【請求項7】 入力される音声から開始を示す音声を認
    識する開始検出手段を備えるサブ部と、 入力された音声信号を予め記憶した音声データと比較
    し、入力された音声を認識する音声認識手段と、前記音
    声認識手段の認識結果を記憶する記憶手段と、前記音声
    認識手段の認識結果の内、所定の音声であることを判別
    する音声判別手段と、前記記憶手段に記憶した音声を使
    用者に知らせる報知手段と、を備えるメイン部とからな
    り、 前記開始検出手段で開始を示す音声を検出したときに、
    前記メイン部を動作可能にするとともに、前記音声判別
    手段で所定の音声を判別したときに、前記メイン部を動
    作不能にすることを特徴とする音声処理装置。
  8. 【請求項8】 前記報知情報を被制御装置の制御する信
    号に変換する信号変換手段と、 この信号変換手段の制御信号出力を被制御装置に伝送す
    る伝送手段とからなり、 前記報知情報が入力された音声信号と等しいとき被制御
    装置に前記制御信号を伝送することを特徴とする請求項
    1乃至請求項7記載の音声処理装置。
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