JPH08114825A - 手振れ補正カメラ - Google Patents

手振れ補正カメラ

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JPH08114825A
JPH08114825A JP24918494A JP24918494A JPH08114825A JP H08114825 A JPH08114825 A JP H08114825A JP 24918494 A JP24918494 A JP 24918494A JP 24918494 A JP24918494 A JP 24918494A JP H08114825 A JPH08114825 A JP H08114825A
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JP
Japan
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camera
correction
moving member
camera shake
movement
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JP24918494A
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Inventor
Tsuneo Watanabe
常雄 渡邉
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性を損なうことなく、防振機構及びそれ
を制御する制御回路などを含むシステムの簡略化を図る
ことを可能にする。 【構成】 光軸方向に移動して合焦動作をする焦点調節
光学系L3と、焦点調節光学系L3を光軸方向に移動さ
せるMF環6と、手振れによる像振れを補正する像振れ
補正装置202とを有し、MF環6の移動を検出する移
動検出装置203と、移動検出装置203の出力によ
り、MF環6が移動を開始したときに、像振れ補正装置
202を作動させ、手振れの補正を開始する制御回路2
01を含むように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手振れによる像の劣化
を防止する、いわゆる防振機能を有する手振れ補正カメ
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の手振れ補正カメラは、手
振れを補正するか否かの選択スイッチを有し、手振れ補
正を働かせる場合には、カメラボディのレリーズスイッ
チの半押し又は全押し等の操作に連動させて、防振機能
のスタートをさせるシステムになっていた。
【0003】この手振れ補正カメラがレンズ交換式のカ
メラである場合には、防振機構及びそれを制御する制御
回路は、レンズ鏡筒に内蔵されるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の手振れ補正カメラでは、カメラボディ側のスイッチに
よって、防振機能をスタートさせるシステムとなってい
たので、カメラボディ内のCPUとレンズ鏡筒内のCP
Uとを用いて、カメラボディとレンズ鏡筒のデータ通信
を行なうことが不可欠であり、システムの構築が複雑で
あるばかりでなく、将来のシステムの拡張の足枷とな
る、という問題があった。
【0005】そこで、本発明は、操作性を損なうことな
く、防振機構及びそれを制御する制御回路などを含むシ
ステムの簡略化を図ることを可能にする手振れ補正カメ
ラを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による手振れ補正
カメラ第1の解決手段は、光軸方向に移動して焦点調節
を行う焦点調節光学系と、前記光軸を略中心として回転
し、該回転に応じて前記焦点調節光学系を前記光軸方向
に移動させる移動部材と、手振れによる像振れを補正す
る像振れ補正装置と、を有する手振れ補正カメラにおい
て、前記移動部材の移動を検出する移動検出装置と、前
記移動検出装置の出力により、前記移動部材が移動を開
始したときに、前記像振れ補正装置を作動させ、前記手
振れの補正を開始する制御回路とを含むことを特徴とし
ている。
【0007】第2の解決手段は、光軸方向に移動して焦
点調節を行う焦点調節光学系と、前記光軸を略中心とし
て回転し、該回転に応じて前記焦点調節光学系を前記光
軸方向に移動させる移動部材と、手振れによる像振れを
補正する像振れ補正装置と、を有する手振れ補正カメラ
において、前記移動部材の移動を検出する移動検出装置
と、前記移動検出装置の出力により、前記移動部材が移
動を停止したときに、前記像振れ補正装置を作動させ、
前記手振れの補正を開始する制御回路とを含むことを特
徴としている。
【0008】第3の解決手段は、光軸方向に移動して焦
点調節を行う焦点調節光学系と、前記光軸を略中心とし
て回転し、該回転に応じて前記焦点調節光学系を前記光
軸方向に移動させる移動部材と、手振れによる像振れを
補正する像振れ補正装置と、を有する手振れ補正カメラ
において、前記移動部材の移動を検出する移動検出装置
と、前記移動検出装置の出力により、前記移動部材が一
定時間運動をした後に停止したときに、前記像振れ補正
装置を作動させ、前記手振れの補正を開始する制御回路
とを含むことを特徴としている。
【0009】第4の解決手段は、第1〜第3のいずれか
1つの解決手段の手振れ補正カメラにおいて、前記焦点
調節光学系と前記像振れ補正装置と前記移動部材と前記
移動検出装置と前記制御回路とは、交換レンズ鏡筒内に
設けられていることを特徴としている。
【0010】第5の解決手段は、第1〜第4のいずれか
1つの解決手段の手振れ補正カメラにおいて、前記移動
部材は、フォーカシング部材であることを特徴とする。
第6の解決手段は、第1〜第4のいずれか1つの解決手
段の手振れ補正カメラにおいて、前記移動部材は、手動
操作に伴なって前記焦点調節光学系を駆動可能なマニュ
アルフォーカス環であることを特徴としている。
【0011】第7の解決手段は、第1〜第4のいずれか
1つの解決手段の手振れ補正カメラにおいて、前記移動
部材は、フォーカシングカムリングであることを特徴と
している。
【0012】
【作用】第1〜第3の解決手段においては、焦点調節光
学系の移動部材が移動を開始したとき、焦点調節光学系
の移動部材が移動を停止したとき、または、焦点調節光
学系の移動部材が一定時間運動をした後に停止したとき
に、手振れ補正の開始をするようにしたので、撮影者
が、新たな操作として手振れ補正開始スイッチをオンす
る等の特別な操作を行なうことなく、このような簡単な
構成により、手振れ補正を開始させることができる。
【0013】第4の解決手段においては、焦点調節光学
系と像振れ補正装置と移動部材と移動検出装置と制御回
路とは、交換レンズ鏡筒内に設けられているので、レン
ズ鏡筒内の制御回路に直接信号を入力することができ
る。従って、レンズ−ボディ間の複雑な通信回路が全く
必要とせず、手振れ補正カメラのシステムの簡略化が可
能となる。また、手振れ補正の開始信号を得る部材がレ
ンズ鏡筒に含まれるために、将来の機能の拡張などが容
易である。
【0014】第5の解決手段又は第6の解決手段又は第
7の解決手段においては、移動部材として、フォーカシ
ング部材又はマニュアルフォーカス環(MF環)又はフ
ォーカシングカムリングを用いて、その移動信号を検出
し、これを手振れ補正の開始信号としているので、通常
の撮影動作と連動させ、撮影者が新たに手振れ補正を開
始させる操作を必要としないために、撮影者にとって操
作性がよい。
【0015】
【実施例】
(第1の実施例)以下、図面などを参照しながら、実施
例をあげて、さらに詳しく説明する。図1〜図3は、本
発明による手振れ補正カメラの第1の実施例を示す図で
あって、図1は断面図、図2はブロック図、図3は防振
制御回路の動作を説明する流れ図である。レンズ鏡筒2
00は、第1のレンズ群L1と、光軸方向に移動させて
合焦操作に用いる合焦レンズ群L2と、光軸と略直角な
方向に移動させて手振れ補正に用いる補正レンズ群L3
とを有している。
【0016】図1に示すように、固定鏡筒1の内周側に
は、合焦レンズ群L2を保持するレンズバレル3が嵌合
し、外周側には、フォーカシングカムリング2が嵌合し
ている。フォーカシングカムリング2は、円周溝2bを
有し、この円周溝2bに固定鏡筒1に植設されたピン4
が嵌入することにより、光軸方向の移動が規制され、光
軸まわりの回転のみ許容されている。レンズバレル3
は、ピン5を有し、このピン5は、固定鏡筒1の直進溝
1aおよびフォーカシングカムリング2のリード溝2c
に嵌入している。したがって、レンズバレル3は、フォ
ーカシングカムリング2が回転することによって、光軸
方向に移動する。
【0017】フォーカシングカムリング2は、ギア部2
dを有し、このギア部2dは、ギア7を介してモータ8
を連結している。フォーカシングカムリング2のさらに
外周側には、マニュアルフォーカス環(MF環)6が設
けられており、MF環6は、ピン22によってフォーカ
シングカムリング2と連結して、フォーカシングカムリ
ング2は、MF環6と一体的に回転が可能となってい
る。これらフォーカシングカムリング2およびMF環6
とから成る部材をフォーカシング部材と呼ぶ。
【0018】また、MF環6には、ブラシ17が設けら
れており、このブラシ17は、基板16上を摺動してい
る。基板16は、固定鏡筒1に設けられており、櫛歯状
パターンを有している。このブラシ17と基板16とに
よって、MF環6の停止又は移動の状態を常にモニター
する回転検出器203を構成している。
【0019】カメラCPU101内のオートフォーカス
(AF)制御回路により、モータ8を駆動させることに
よって、合焦レンズ群L2を光軸方向に移動させ、AF
操作をすることができる。また、撮影者がMF環6を回
転することによって、合焦レンズ群L2を光軸方向に移
動させMF操作をすることもできる。
【0020】補正レンズ群L3は、保持枠9に保持され
ており、保持枠9は、光軸に対して略垂直方向に移動可
能に設定されている。この保持枠9は、リードネジ部9
aを有しており、このリードネジ部9aには、ギア11
が螺合している。このギア11は、モータ12と連結し
ている。したがって、モータ12を駆動することによっ
て、補正レンズ群L3は、光軸と略直角方向に駆動され
る。これらのモータ12、ギア11、保持枠9などによ
って、補正レンズ駆動装置202が構成されている。さ
らに、図1には示してないが、上述の駆動方向と直角方
向で、かつ光軸と略直角方向に補正レンズ群L3を駆動
するもう1つの補正レンズ駆動装置202’(図2参
照)が設けられている。通常、一方は、フィルム画面の
短手方向、他方は、長手方向に設定されている。
【0021】後部固定鏡筒14には、カメラの手振れを
検出する手振れ量検出センサー13が一体的に設けられ
ている。このセンサー13は、補正レンズ駆動装置20
2,202’と同様に光軸に直角な2方向にもう一つ手
振れ量検出センサー13’(図2参照)が設けられてお
り、その方向は、補正レンズ駆動装置202’の方向と
一致している。
【0022】防振制御回路201は、センサー13,1
3’によって検出されたカメラの手振れ量に基づいて、
手振れによるフィルム面での像振れを補正するのに必要
な補正レンズ群L3の駆動量を算出し、補正レンズ駆動
装置202,202’のモータ12を駆動させて補正レ
ンズ群L3を移動させて、手振れ補正を行う。
【0023】レンズ鏡筒200の外観部には、スライド
スイッチ18が設けられている。このスライドスイッチ
18には、これに電気的に連動する防振モードスイッチ
204(図2参照)が設けられており、この防振モード
スイッチ204によって、手振れ補正を行うか否かの設
定が行えるようになっている。
【0024】後部固定鏡筒14の後端には、バヨネット
マウント15が一体的に設けられており、カメラボディ
100に装着可能になっている。このカメラボディ10
0内には、図2に示すように、露光制御,AF制御など
を行なうカメラCPU101が内蔵されている。
【0025】次に、第1の実施例に係る手振れ補正カメ
ラの動作について説明する。なお、基本的なフォーカシ
ング動作、手振れ補正動作については、前述の通りであ
るので、ここでは、図3を中心にして、第1の実施例に
係る部分のみを詳細に説明する。
【0026】カメラの電源オンによって、制御がスター
トする(S301)。撮影者が、手振れ補正機能を作動
させる場合には、スライドスイッチ18を操作して、防
振モードスイッチ204を手振れ補正を行なう手振れ補
正モード側に設定する。なお、撮影状況などにより手振
れ補正が必要ない場合には、防振モードスイッチ204
を手振れ補正禁止モード側に設定する。
【0027】このときに、防振制御回路201は、防振
モードスイッチ204の出力に基づいて、防振制御を行
なうか否かを判定し(S302)、防振制御を行なう場
合には、S304に進み、手振れセンサー13の検出を
開始させ、防振制御を行なわない場合には、通常撮影ル
ーチンへ移行する(S303)。
【0028】撮影者は、撮影を開始するためにMF環6
を回転させて合焦動作をすると、ブラシ17が基板16
の櫛状パターン上を摺動し、回転検出器203から回転
検出信号が発生する。
【0029】防振制御回路201は、この回転検出信号
に基づいて、MF環6が回転を開始したか否かを判定し
(S305)、MF環6が操作された(回転を開始し
た)ことが検知されると、補正レンズ駆動装置202,
202’を介して、補正レンズ群L3の駆動を開始する
(S306)。これにより、撮影者は、特別な操作をす
ることなく、通常の撮影動作をするだけで、手振れ補正
を開始させることができる。
【0030】AFモードの場合もまったく同様であり、
AF操作が開始すると、すなわち、モータ8によってフ
ォーカシングカムリング2が回転させられ、これと一体
に回転するMF環6が回転を開始すると、上述したのと
同様に、手振れ補正を開始する。
【0031】次いで、防振制御回路201は、カメラC
PU101とのデータ通信を行って、露光が終了したか
否かを判定し(S307)、露光が終了した場合には、
補正レンズ駆動装置202,202’を介して、補正レ
ンズ群L3の駆動を停止して(S308)、防振制御を
終了する(S309)。
【0032】(第2の実施例)図4は、第2の実施例に
係る手振れ補正カメラの防振制御回路の動作を説明する
流れ図である。なお、以下に説明する各実施例では、前
述した第1の実施例と同様な機能を果たす部分は、同一
の符号を付して、重複する説明は適宜省略する。
【0033】第2の実施例では、撮影者が、撮影を開始
するために合焦操作をし、合焦操作が完了した場合に、
手振れ補正を開始するようにしたものである。すなわ
ち、防振制御回路201は、MF環回転検出器203の
回転信号に基づいて、MF環6が回転を開始したことを
検出し(S305)、ある一定の回転をした後に(S3
05−1)停止したことが検知された(S305−2)
場合に、補正レンズ駆動装置202,202’を介し
て、補正レンズ群L3の駆動を開始する(S306)。
これにより、第1の実施例の効果に加えて、手振れ補正
の作動は、露光の直前だけですみ、電池の節約にもな
る。なお、S305−1の所定の回転か否かを判断する
ことなく、回転の停止のみによって、防振制御を開始し
てもよい。
【0034】さらに、上記2つの実施例を同時に実施す
ることも可能である。つまり、スライドスイッチ18に
よって設定できるモードを3ポジションにし、1カ所
は、手振れ補正禁止、もう1カ所は、MF環の回転開始
と同時に手振れ補正開始、さらにもう1カ所は、MF環
の回転停止と同時に手振れ補正開始するようにすればよ
い。
【0035】(第3の実施例)図5,図6は、本発明に
よる手振れ補正カメラの第3の実施例を示す図であっ
て、図5は縦断面図、図6は横断面図である。第3の実
施例は、レンズ鏡筒200にAF−MF切り換えスイッ
チ19が設けられており、AFモード時には、MF環6
とフォーカシングカムリング2が分離されるようにした
ものである。
【0036】AF−MF切り換えスイッチ19は、AF
とMFを切り換えるためのスイッチであって、光軸方向
に移動可能である。AF−MF切り換えスイッチ19に
は、筒21が一体に設けられており、筒21の前方に
は、図6に示すように、溝21aが形成されている。M
F環6には、バネ20が一体的に設けられており、この
バネ20は、フォーカシングカムリング2の溝2aと係
合して、MF環6とフォーカシングカムリング2を連結
する。
【0037】AF−MF切り換えスイッチ19は、前方
に移動させるとAFモードとなる。AF−MF切り換え
スイッチ19を前方に移動させると、このスイッチ19
と連動しているギア7が前方に移動して、フォーカシン
グカムリング2のギア2dとモータ8が連結する。さら
に、筒21も前方に移動し、バネ20をはね上げ、MF
環6とカムリング2の連結を外す。そして、バネ20
は、筒21の前方にある溝21aと係合 し、MF環6
の回転が規制され、フォーカシングカムリング2のみの
回転が許容される。
【0038】また、AF−MF切り換えスイッチ19を
後方に移動させるとMFモードとなる。AF−MF切り
換えスイッチ19を後方に移動させると、このスイッチ
19と連動しているギア7が後方に移動し、フォーカシ
ングカムリング2のギア2dとモータ8の連結が外れ
る。さらに、筒21も後方に移動し、バネ20は下に下
がり、MF環6とフォーカシングカムリング2が連結す
る。これにより、MF環6とフォーカシングカムリング
2が一体となって回転する。
【0039】第3の実施例の動作は、第1の実施例と同
様であるので省略する。ただし、第3の実施例では、M
F環6の回転信号を手振れ補正開始の信号としているの
で、AFモードには、手振れ補正開始の信号が得られな
い。そこで、図7に示すように、筒21の前方の溝21
bをバネ20の幅より若干広くしておき、撮影者は、手
振れ補正を開始したいときは、MF環6を若干回転させ
れば、手振れ補正を開始させられるように設定されてい
る。
【0040】(第4の実施例)図8,図9は、本発明に
よる手振れ補正カメラの第4の実施例を示す図であっ
て、図8は断面図、図9はブロック図である。第4の実
施例は、第3の実施例と同様に、レンズ鏡筒200にA
F−MF切り換えスイッチ19が設けられており、AF
モード時には、MF環6とフォーカシングカムリング2
が分離されるようにしたものであり、基本構造及び動作
は、第3の実施例と同じなので詳細な説明は省略する。
【0041】第4の実施例では、回転検出器203’を
構成するブラシ17’は、フォーカシングカムリング2
に一体的に設けられている。従って、AFモード、MF
モードいずれの場合でも、撮影者の合焦動作に連動し
て、手振れ補正を開始させることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
3によれば、焦点調節光学系の移動部材が移動を開始し
たとき、焦点調節光学系の移動部材が移動を停止したと
き、または、焦点調節光学系の移動部材が一定時間運動
をした後に停止したときに、手振れ補正の開始をするよ
うにしたので、特別な操作を行なうことなく、簡単な構
成により、手振れ補正を開始させることができる。
【0043】請求項4によれば、焦点調節光学系と像振
れ補正装置と駆動部材とは、交換レンズ鏡筒内に設けら
れているので、レンズ鏡筒内の制御回路に直接信号を入
力することができる。従って、レンズ−ボディ間の複雑
な通信回路が全く必要とせず、手振れ補正カメラのシス
テムの簡略化が可能となる。また、手振れ補正の開始信
号を得る部材がレンズ鏡筒に含まれるために、将来の機
能の拡張などが容易である。
【0044】請求項5又は請求項6又は請求項7によれ
ば、移動部材として、フォーカシング部材MF環又はフ
ォーカシングカムリングを用いて、その移動信号を検出
し、これを手振れ補正の開始信号としているので、通常
の撮影動作と連動させ、撮影者が新たに手振れ補正を開
始させる操作を必要としないために、撮影者にとって操
作性がよい、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による手振れ補正カメラの第1の実施例
を示す断面図である。
【図2】本発明による手振れ補正カメラの第1の実施例
を示すブロック図である。
【図3】第1の実施例に係る手振れ補正カメラの防振制
御回路の動作を説明する流れ図である。
【図4】第2の実施例に係る手振れ補正カメラの防振制
御回路の動作を説明する流れ図である。
【図5】本発明による手振れ補正カメラの第3の実施例
を示す縦断面図である。
【図6】本発明による手振れ補正カメラの第3の実施例
を示す横断面図である。
【図7】本発明による手振れ補正カメラの第3の実施例
を示す横断面図である。
【図8】本発明による手振れ補正カメラの第4の実施例
を示す断面図である。
【図9】本発明による手振れ補正カメラの第4の実施例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
L1 第1のレンズ群 L2 合焦レンズ群 L3 補正レンズ群 1 固定鏡筒 2 フォーカシングカムリング 3 レンズバレル 4,5 ピン 6 マニュアルフォーカス環(MF環) 7 ギア 8 モータ 9 保持枠 11 ギア 12 モータ 13,13’ 手振れ量検出センサー 14 後部固定鏡筒 15 マウント 16 基板 17 ブラシ 18 スライドスイッチ 100 カメラボディ 101 カメラCPU 200 レンズ鏡筒 202,202’ 補正レンズ駆動装置 203 回転検出器 204 防振モードスイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸方向に移動して焦点調節を行う焦点
    調節光学系と、 前記光軸を略中心として回転し、該回転に応じて前記焦
    点調節光学系を前記光軸方向に移動させる移動部材と、 手振れによる像振れを補正する像振れ補正装置と、 を有する手振れ補正カメラにおいて、 前記移動部材の移動を検出する移動検出装置と、 前記移動検出装置の出力により、前記移動部材が移動を
    開始したときに、前記像振れ補正装置を作動させ、前記
    手振れの補正を開始する制御回路とを含むことを特徴と
    する手振れ補正カメラ。
  2. 【請求項2】 光軸方向に移動して焦点調節を行う焦点
    調節光学系と、 前記光軸を略中心として回転し、該回転に応じて前記焦
    点調節光学系を前記光軸方向に移動させる移動部材と、 手振れによる像振れを補正する像振れ補正装置と、 を有する手振れ補正カメラにおいて、 前記移動部材の移動を検出する移動検出装置と、 前記移動検出装置の出力により、前記移動部材が移動を
    停止したときに、前記像振れ補正装置を作動させ、前記
    手振れの補正を開始する制御回路とを含むことを特徴と
    する手振れ補正カメラ。
  3. 【請求項3】 光軸方向に移動して焦点調節を行う焦点
    調節光学系と、 前記光軸を略中心として回転し、該回転に応じて前記焦
    点調節光学系を前記光軸方向に移動させる移動部材と、 手振れによる像振れを補正する像振れ補正装置と、 を有する手振れ補正カメラにおいて、 前記移動部材の移動を検出する移動検出装置と、 前記移動検出装置の出力により、前記移動部材が一定時
    間運動をした後に停止したときに、前記像振れ補正装置
    を作動させ、前記手振れの補正を開始する制御回路とを
    含むことを特徴とする手振れ補正カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
    載の手振れ補正カメラにおいて、 前記焦点調節光学系と前記像振れ補正装置と前記移動部
    材と前記移動検出装置と前記制御回路とは、交換レンズ
    鏡筒内に設けられていることを特徴とする手振れ補正カ
    メラ
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
    載の手振れ補正カメラにおいて、 前記移動部材は、フォーカシング部材であることを特徴
    とする手振れ補正カメラ。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれか1項に記載の手振
    れ補正カメラにおいて、 前記移動部材は、手動操作に伴なって前記焦点調節光学
    系を駆動可能なマニュアルフォーカス環であることを特
    徴とする手振れ補正カメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
    載の手振れ補正カメラにおいて、 前記移動部材は、フォーカシングカムリングであること
    を特徴とする手振れ補正カメラ。
JP24918494A 1994-10-14 1994-10-14 手振れ補正カメラ Pending JPH08114825A (ja)

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JP (1) JPH08114825A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002072274A (ja) * 2000-08-31 2002-03-12 Sigma Corp ブレ補正装置を備えたレンズ鏡筒
JP2009217051A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Sony Corp カメラ装置及びレンズ鏡筒装置

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