JP2006171654A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、正確に流し撮り判定を行い、流し撮りを行うことができる撮影装置を提供することである。
【解決手段】ヨー方向及びピッチ方向のブレが角速度センサ101a及び101bで検出される。ブレ補正制御部108では、上記角速度センサ101a、101bの出力に基づいて、ブレ補正駆動機構93a、93bを駆動すべくブレ補正動作が行われる。そして、流し撮りモード設定部104によって流し撮り撮影モードが設定されると、角速度センサ101a、101bの出力が比較され、比較結果に基づいてブレ補正駆動機構93a、93bの何れか一方によるブレ補正動作が禁止または抑制される。
【選択図】 図3

Description

本発明は撮影装置に関し、特に手ブレ補正機構を搭載した撮影装置に於ける流し撮りに関するものである。
従来より、カメラのピッチ方向のブレ振動とヨー方向のブレ振動を、角速度センサ等を用いて検出し、その出力信号に基づいて、撮影光学系の一部若しくは撮像素子を、ブレを打ち消す方向に光軸に垂直な平面で水平、垂直方向にそれぞれ独立にシフトさせ、撮影面上のブレを抑圧する手ブレ補正機能が知られている。
また、カメラの撮影手法として、移動する被写体をカメラの撮影面上にとらえながら撮影する、流し撮りという手法がある。
ところで、手ブレ補正機能を搭載したカメラに於いて、ブレ検出センサは、流し撮りのための意図的な振れも検出して信号を出力するため、その信号に基づいてブレ補正を動作させてしまうと、流し撮りの効果が得られない。したがって、流し撮りのための意図的なセンサ信号は補正せず、手ブレに起因するセンサ信号のみ補正を行うことが望ましく、流し撮り時は通常の手ブレ補正制御とは制御を変更しなければならない。
また、ブレ検出信号の高周波成分を除去した信号が閾値を超えたときに流し撮り状態であると判定し、静止した被写体の撮影と流し撮りを自動的に判断して、補正方法を切り替える方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−216104号公報
操作者が流し撮りの動作を行ったとき、角速度センサの出力は、手ブレ成分と流し撮り成分が重畳された波形になるが、上記特許文献1の方法に於いては、カメラを振る速度が遅い場合、すなわち、上記流し撮り成分が小さく、設定された閾値を超えない場合は、流し撮りと判定されないという課題を有している。
また、逆に、遅い流し撮りに対応するため上記閾値が低く設定されると、通常の手ブレ信号を不用意に流し撮りであると判定してしまい、2軸両方向とも通常の手ブレ補正制御から流し撮り補正制御に移行してしまう、といった危険性を有していた。
したがって本発明は、正確に流し撮り判定を行い、流し撮りを行うことができる撮影装置を提供することを目的とする。
すなわち請求項1に記載の発明は、撮影光学系の光軸に垂直な第1の方向の軸回りに発生するブレを検出する第1のブレ検出手段と、上記第1の方向に垂直な第2の方向の軸回りに発生するブレを検出する第2のブレ検出手段と、上記第1のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第1のブレ補正手段と、上記第2のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第2のブレ補正手段と、上記第1、第2のブレ検出手段の出力を比較する比較手段と、上記第1、第2のブレ補正手段の少なくとも一方を動作させて撮影動作を行う流し撮り撮影モードを設定する設定手段と、上記設定手段によって流し撮り撮影モードが設定されると上記第1、第2のブレ検出手段の出力を比較し、比較結果に基づいて上記第1、第2のブレ補正手段の何れか一方によるブレ補正動作を禁止または抑制する制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、撮影光学系の光軸に垂直な第1の方向の軸回りに発生するブレを検出する第1のブレ検出手段と、上記第1の方向に垂直な第2の方向の軸回りに発生するブレを検出する第2のブレ検出手段と、上記第1のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第1のブレ補正手段と、上記第2のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第2のブレ補正手段と、上記第1、第2のブレ補正手段の少なくとも一方を動作させて撮影動作を行う流し撮り撮影モードを設定する設定手段と、撮影動作を開始させるためのレリーズスイッチと、上記設定手段によって流し撮り撮影モードが設定されると、上記レリーズスイッチの操作開始から露光動作の開始までは上記第1、第2のブレ検出手段の出力を比較し、露光動作中は、比較結果に基づいて上記第1、第2のブレ補正手段の何れか一方によるブレ補正動作を禁止または抑制する制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1若しくは2に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記第1、第2のブレ検出手段のブレ検出信号の各々の平均値を求め、その絶対値を比較した結果その値が大きいブレ検出手段によるブレ補正動作を禁止または抑制することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1若しくは2に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記第1、第2のブレ検出手段のブレ検出信号から各々の高周波成分を除去し、その絶対値を比較した結果その値が大きいブレ検出手段によるブレ補正動作を禁止若しくは抑制することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1若しくは2に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記第1、第2のブレ補正手段の何れか一方のブレ補正動作を抑制する際には、その動作が抑制されるブレ補正手段のためのブレ検出手段が出力するブレ検出信号から低周波成分を除去することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、撮影光学系の光軸に垂直な第1の方向の軸回りに発生するブレを検出する第1のブレ検出手段と、上記第1の方向に垂直な第2の方向の軸回りに発生するブレを検出する第2のブレ検出手段と、上記第1のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第1のブレ補正手段と、上記第2のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第2のブレ補正手段と、上記第1、第2のブレ検出手段の出力を比較する比較手段と、上記第1、第2のブレ補正手段の少なくとも一方を動作させて撮影動作を行う流し撮り撮影時に、上記比較手段の比較結果に基づいて上記第1、第2のブレ補正手段の何れか一方によるブレ補正動作を禁止または抑制する制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、撮影光学系の光軸に垂直な第1の方向の軸回りに発生するブレを検出する第1のブレ検出手段と、上記第1の方向に垂直な第2の方向の軸回りに発生するブレを検出する第2のブレ検出手段と、上記第1のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第1のブレ補正手段と、上記第2のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第2のブレ補正手段と、上記第1、第2のブレ補正手段の少なくとも一方を動作させて撮影動作を行う流し撮り撮影時に、撮影動作開始から露光動作の開始前までは上記第1、第2のブレ検出手段の出力を比較し、露光動作中は比較結果に基づいて上記第1、第2のブレ補正手段の何れか一方によるブレ補正動作を禁止または抑制する制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6若しくは7に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記第1、第2のブレ検出手段のブレ検出信号の各々の平均値を求め、その絶対値を比較した結果、その値が大きい方のブレ検出手段によるブレ補正動作を禁止または抑制することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項6若しくは7に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記第1、第2のブレ検出手段のブレ検出信号から各々の高周波成分を除去し、その絶対値を比較した結果その値が大きい方のブレ検出手段によるブレ補正動作を禁止若しくは抑制することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項6若しくは7に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記第1、第2のブレ補正手段の何れか一方のブレ補正動作を抑制する際には、その動作が抑制される方のブレ補正手段のためのブレ検出手段が出力するブレ検出信号から低周波成分を除去することを特徴とする。
本発明によれば、正確に流し撮り判定を行い、流し撮りを行うことができる撮影装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る撮影装置の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の撮影装置が適用されたカメラシステムの構成を示すブロック図である。
図1に於いて、このカメラシステム10は、ボディユニット11と、アクセサリ装置として、例えば交換可能なレンズユニット(すなわちレンズ鏡筒)12とを有して構成されている。
上記レンズユニット12は、上記ボディユニット11の前面に設けられた、図示されないレンズマウントを介して着脱自在に装着可能である。そして、上記レンズユニット12は、撮影レンズ21と、絞り22と、レンズ枠23と、レンズ駆動機構24と、レンズ駆動回路25と、絞り駆動機構27と、レンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、Lμcomと略記する)30とから構成されている。
上記撮影レンズ21は、レンズ枠23によって支持されているもので、このレンズ枠23がレンズ駆動機構24内に存在する図示されないDCモータによって、光軸方向に駆動される。また、レンズ駆動機構24は、レンズ駆動回路25を介してLμcom30からの制御信号に従って、撮影レンズを移動させるべくレンズ枠23を移動させる。絞り22は、絞り駆動機構27内に存在する図示されないステッピングモータによって駆動される。
また、Lμcom30は、上記レンズ駆動機構24や絞り駆動機構27等、レンズユニット12内の各部を駆動制御する。このLμcom30は、通信コネクタ35を介して、後述するボディ制御用マイクロコンピュータ60と電気的に接続がなされ、該ボディ制御用マイクロコンピュータ60の指令に従って制御される。
一方、ボディユニット11は、以下のように構成されている。
レンズユニット12内の撮影レンズ21、絞り22を介して入射される図示されない被写体からの光束は、クイックリターンミラー41で反射されて、フォーカシングスクリーン42、ペンタプリズム43を介してアイピース44に至る。
上記クイックリターンミラー41の中央部はハーフミラーになっており、該クイックリターンミラー41がダウン(図示の位置)した際に一部の光束が透過する。そして、この透過した光束は、クイックリターンミラー41に設置されたサブミラー47で反射され、自動測距を行うためのAF(オートフォーカス)センサユニット48に導かれる。尚、上記クイックリターンミラー41のアップ時には、サブミラー47は折り畳まれるようになっている。
上記クイックリターンミラー41の後方には、光軸上のフォーカルプレーン式のシャッタ52と、光学ローパスフィルタ53と、光学系を通過した被写体像を光電変換するための撮像素子(CCD)ユニット54が設けられている。図示されないが、クイックリターンミラー41が光路より退避した場合、撮影レンズ21を通った光束は、シャッタ52、光学ローパスフィルタ53を介してCCDユニット54の撮像面上に結像される。
上記CCDユニット54は、該CCDユニット54とシャッタ52との間に配された光学ローパスフィルタ53によって保護されている。また、この光学ローパスフィルタ53の前面に配置されたシャッタ52は、撮影時以外は撮影レンズ21からCCDユニット54へ導かれる光束を遮断するためのものである。
このボディユニット11内には、AFセンサユニット48を駆動制御するAFセンサ駆動回路49と、上記クイックリターンミラー41を駆動制御するミラー駆動機構50と、上記シャッタ52の図示されない先幕と後幕の動きを制御するシャッタ制御回路56と、上記先幕と後幕を駆動するばねをチャージするシャッタチャージ機構57とが設けられている。
このボディユニット65は、また、上記CCDユニット54内の図示されないCCDに接続されたCCDインターフェース回路61と、記憶領域として設けられたSDRAM63及びフラッシュ(Flash)ROM64と、記録メディア65と、液晶モニタ66とが、画像処理を行うための画像処理コントローラ62に接続されている。これらは、電子撮像機能と共に電子記録表示機能を提供できるように構成されている。
上記記録メディア65は、各種のメモリカードや外付けのハードディスクドライブ(HDD)等の外部記録媒体であり、カメラのボディユニット11と通信可能、且つ交換可能に装着される。
上記画像処理コントローラ62は、上記通信コネクタ35と、測光回路69と、AFセンサ駆動回路49と、ミラー駆動機構50と、シャッタ制御回路56と、シャッタチャージ機構57と、ストロボ制御回路71と、手ブレ補正ユニット75と、不揮発性メモリ(EEPROM)76等と共に、このボディユニット11内の各部を制御するためのボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、Bμcomと略記する)60に接続されている。
画像処理コントローラ62は、Bμcom60の指令に従ってCCDインターフェース回路61を制御して、CCDユニット54から画像データを取り込む。この画像データは、画像処理コントローラ62にてビデオ信号に変換され、液晶モニタ66に出力表示される。撮影者は、この液晶モニタ66の表示画像から、撮影した画像イメージを確認することができる。
SDRAM63は画像データの一時的保管用メモリであり、画像データが変換される際のワークエリア等に使用される。また、この画像データは、JPEGデータに変換された後には、記録メディア65に保管されるように設定されている。
上記Bμcom60には、更に、当該カメラの動作状態を表示出力によって撮影者へ告知するための動作表示用LCD77と、カメラ操作スイッチ(SW)78と、電源回路80を介して電池81とが接続されている。
尚、上記Bμcom60とLμcom30とは、レンズユニット12の装着時に於いて、通信コネクタ35を介して通信可能に電気的接続がなされる。そして、カメラシステムとしてLμcom30がBμcom60に従属的に協働しながら稼動するようになっている。
上記測光回路69は、上記ペンタプリズム43の近傍に設けられた測光センサ70からの光束に基づいて測光処理する回路である。
ストロボ制御回路71は、Bμcom60からの指示に基づいて閃光発光装置としてのストロボ72を発光処理するための回路である。
上記手ブレ補正ユニット75は、Bμcom60の指示に基づいて、CCDユニット54を所定方向に移動させてカメラのブレを補正するためのものである。この手ブレ補正ユニット75の詳細については後述する。
不揮発性メモリ76は、その他の記憶領域として、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶する記憶手段であり、Bμcom60からアクセス可能に設けられている。
動作表示用LCD77は、当該カメラの動作状態を表示出力によって撮影者へ告知するためのものである。上記カメラ操作スイッチ78は、例えば撮影動作の実行を指示するレリーズスイッチ、撮影モードと画像表示モードを切り替えるモード変更スイッチ及びパワースイッチ等、当該カメラを操作するために必要な操作釦を含むスイッチ群で構成される。
また、上記電源回路80は、電源の電圧を、当該カメラシステムを構成する各回路ユニットが必要とする電圧に変換して供給するために設けられている。
このように構成されたカメラシステム10の各部は、次のように稼動する。
先ず、画像処理コントローラ62により、Bμcom60の指令に従ってCCDインターフェース回路61が制御されて、CCDユニット54から画像データが取り込まれる。この画像データは、一時保管用メモリであるSDRAM63に取り込まれる。このSDRAM63に取り込まれた画像データは、JPEGデータに変換された後、記録メディア65に保管される。
ミラー駆動機構50は、上述したように、クイックリターンミラー41をアップ(UP)位置とダウン(DOWN)位置へ駆動するための機構である。ミラー駆動機構50によってクイックリターンミラー41がダウン位置にある時、撮影レンズ21からの光束は、AFセンサユニット48側とペンタプリズム43側へと分割されて導かれる。
AFセンサユニット48内のAFセンサからの出力は、AFセンサ駆動回路49を介してBμcom60へ送信されて、周知の測距処理が行われる。
一方、ペンタプリズム43に隣接するアイピース44からは、撮影者が被写体を目視できる。また、上記ペンタプリズム43を通過した光束の一部は、測光センサ44から測光回路69へ導かれ、ここで検知された光量に基づいて周知の測光処理が行われる。
シャッタ制御回路56では、Bμcom60からシャッタを駆動制御するための信号が受取られると、その信号に基づいてシャッタ52が制御される。それと共に、シャッタ制御回路56から、所定のタイミングでBμcom60にストロボ72を発光させるためのストロボ同調信号が出力される。Bμcom60からは、このストロボ同調信号に基づいて、ストロボ72に発光指令信号が出力される。
また、撮影者によって上述したカメラ操作スイッチ78の中のモード変更スイッチが操作されて、撮影モードから画像表示モードへ切り換えられると、記録メディア65に保管された画像データが読み出されて、液晶モニタ66に表示可能である。記録メディア65から読み出された画像データは、画像処理コントローラ62に於いてビデオ信号に変換され、液晶モニタ66にて出力表示される。
図2は、図1の手ブレ補正ユニット75の構成を示したブロック図である。
手ブレ補正機構75は、CCDユニット54に接続されている。手ブレ補正制御用マイクロコンピュータ(以下、Tμcomと略記する)は、Bμcom60からの指示に従ってこの手ブレ補正機構75の制御を行うもので、Bμcom60と電気的接続がなされている。Tμcom90には、ブレ検出部91と、ブレ補正駆動回路92と、位置検出センサ95とが接続されている。そして、ブレ補正駆動回路92には、CCDユニット54の位置を移動させるべく、図示されない超音波モータを内蔵したブレ補正駆動機構93が接続されている。
位置検出センサ95は、上記ブレ補正駆動機構93で移動されたCCDユニット54の駆動位置を検出するためのものである。そして、カメラシステムのブレは、図示されない角速度センサを有するブレ検出部91によって検出される。
このような構成に於いて、Bμcom60からの指示に従ってTμcom90の動作が行われる。そして、カメラシステムのブレがブレ検出部91にて検出されて、Tμcom90に入力される。Tμcom90では、その信号に基づいてブレ補正量の演算が行われ、ブレ補正駆動回路92ヘブレ補正量に応じた信号が送られる。
CCDユニット54は、ブレ補正駆動回路92によって生成される電気信号により、ブレ補正駆動機構93内の図示されない超音波モータによって駆動される。このCCDユニット54の駆動位置は、位置検出センサ95によって検出され、更にTμcomに送られてフィードバック制御が行われる。
次に、上述した手ブレ補正ユニットの詳細な構成について説明する。
図3は、図2のブレ補正ユニット75の詳細な構成の一例を示したブロック図である。
図3に於いて、ブレ検出部91は、カメラがヨー(YAW)方向、ピッチ(PITCH)方向にブレたときの角速度を検出する角速度センサ101a及び101bと、これらの角速度センサ101a及び101bから出力された信号を増幅する処理回路102a及び102bとを有して構成される。上記ヨー方向は、撮影レンズ21の光軸に垂直な第1の方向の軸回りの回転方向であり、ピッチ方向は第1の方向に垂直な第2の方向の軸回りの回転方向である。また、上記角速度センサ101a及び101bは、何れか一方が第1のブレ検出手段、他方が第2のブレ検出手段である。
上記処理回路102a及び102bで増幅された信号は、Tμcom90内蔵のA/D変換ポートでA/D変換され、Tμcom90内に入力される。流し撮りモード設定部は、カメラ操作スイッチ78の一部を構成するもので、そのオン、オフに応じてスイッチ105a及び105bが切り替えられる。撮影者によって、流し撮りモード設定部104がオンに設定されている場合は、スイッチ105a、105bがオンになる。これにより、流し撮り検出用信号処理部106a及び106bにて、上記Tμcom90に入力された信号から流し撮り方向を判定するための信号が生成される。更に、比較手段である流し撮り方向判定部107によって、流し撮り方向の判定が行われる。
一方、流し撮りモード設定部104が撮影者によってオフに設定されている場合は、スイッチ105a、105bがオフになり、流し撮り方向判定部107による判定は行われない。
また、制御手段であるブレ補正制御部108では、上記Tμcom90に入力された信号を積分し、Bμcom60により指示された焦点距離等のデータから、ブレ補正駆動機構93a及び93bを駆動する駆動量の演算が行われる。ブレ補正制御部108は、演算した補正量に対応する信号を、補正部を駆動するためのブレ補正駆動回路92a及び92bに入力する。これにより、第1または第2のブレ補正手段であるブレ補正駆動機構93a及び93bが駆動される。ここで、上記流し撮り方向判定部107により、流し撮り方向の判定が行われたときは、その判定結果に従ってブレ補正制御部108は、ブレ補正制御を変更する。
駆動されたCCDユニット54の位置は、位置検出センサ95a及び95bによって検出される。そして、この位置がブレ補正制御部108へフィードバックされて、位置制御が行われる。
次に、図4のフローチャートを参照して、本実施形態のカメラシステムによる流し撮りモードの動作について説明する。尚、この流し撮りモードの動作制御は、Tμcom90により行われる。また、このカメラシステムに於けるその他の基本的な撮影動作については周知であるのでここでは説明を省略する。
カメラ操作スイッチ78内の図示されない流し撮りモード設定部104によって流し撮りモードが設定された状態に於いて、先ず、ステップS1にて撮影者によってレリーズ釦の半押し動作、すなわちファーストレリーズスイッチ(1RSW)がオンされたか否かが判定される。ここで、レリーズ釦の半押し動作が行われると、続くステップS2にて、角速度センサ101a、101bによって、ヨー方向とピッチ方向のブレ検出が開始される。
次いで、ステップS3にて、図5(a)に示されるようなブレ信号が、流し撮り検出用信号処理部106a、106bに入力されて、ここで流し撮り成分の演算が行われる。すなわち、図5(c)に示されるように、流し撮り成分と手ブレ成分が重畳された信号から、図5(b)に示されるような流し撮り成分の信号が抽出される。
その方法としては、所定時間の間の平均値演算を順次行う方法や、高周波成分除去フィルタを通して信号の低周波成分だけを抽出する方法等があり、何れかの方法が用いられる。
続いて、ステップS4に於いて、ヨー方向とピッチ方向で求められたそれぞれの信号が用いられて流し撮り判定が行われる。ここでは、流し撮り方向判定部107にて、上記ヨー方向とピッチ方向で求められた信号が比較されて、その絶対値の大きい方向が流し撮り方向とみなされる。
その結果、流し撮り方向がヨー方向であった場合は、ステップS5へ移行して、流し撮り方向設定フラグがリセット(“0”)される。一方、流し撮り方向がピッチ方向であった場合は、ステップS6へ移行して、流し撮り方向設定フラグ(F_Dir)がセット(“1”)される。
そして、ステップS7にて、再度レリーズ釦の半押し動作が判定される。ここで、撮影者がレリーズ釦の全押し動作を行うことなく半押し動作を終了した場合は、上記ステップS1へ移行してファーストレリーズスイッチの待ち状態になる。
一方、ステップS7にて、レリーズ釦が半押し動作を継続していると判定された場合は、続いてステップS8にてレリーズ釦の全押し動作であるセカンドレリーズスイッチ(2RSW)の動作が判定される。ここで、レリーズ釦が全押しされない場合は上記ステップS3へ移行し、全押しされている場合はステップS9へ移行する。
ステップS9に於いては、上記ステップS5またはステップS6で設定された流し撮り設定フラグ(F_Dir)の状態が判定される。ここで、上記流し撮り設定フラグがセットされている場合は、ピッチ方向への流し撮りであるので、ステップS10へ移行してヨー方向の補正駆動が開始される。一方、流し撮り設定フラグがリセットされている場合は、ヨー方向への流し撮りであるため、ステップS11へ移行してピッチ方向の補正駆動が開始される。
次いで、ステップS12にて露光動作が行われ、補正動作は露光動作中、継続される。
上記ステップS12にて露光が終了すると、ステップS13へ移行して駆動された方向の補正部が初期位置駆動されて停止される。そして、ステップS14にてブレ検出が終了されると、上記ステップS1へ移行してファーストレリーズスイッチの待ち状態になる。
尚、撮影者によるレリーズ操作、露光終了のタイミングは、Bμcom60よりTμcom90へ通信データが送信されることによって伝達される。
以上の動作例によれば、図5(c)に於ける角速度|Δω|が非常に小さい流し撮りを行った場合でも、図5(d)に示される式の角速度|Δωyaw |−|Δωpitch |の符号判定を行うことにより、確実に流し撮り方向を判定することができる。これにより、誤判定することなく、流し撮り撮影を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
尚、この第2の実施形態に於けるカメラシステムの構成は、図1乃至図3に示される第1の実施形態のカメラシステムの構成と同じであり、基本的な撮影動作についても周知のものである。したがって、これらの構成及び動作については、同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明は省略する。
図6乃至図8のフローチャートを参照して、本発明の第2の実施形態のカメラシステムによる流し撮りモードの動作について説明する。尚、この流し撮りモードの動作制御は、Tμcom90により行われる。
カメラ操作スイッチ78内の図示されない流し撮りモード設定部104によって流し撮りモードが設定された状態に於いて、先ず、ステップS21にてクイックリターンミラー41がアップされて、図示されない退避位置へ移動される。次いで、ステップS22にて、撮影レンズ21を通過した光束がCCDユニット54の撮像面上に結像され、更にCCDインターフェース回路61、画像処理コントローラ62を介して液晶モニタ66に上記光束に対応した画像が表示される。
そして、ステップS23にて撮影者によってレリーズ釦の半押し動作、すなわちファーストレリーズスイッチ(1RSW)がオンされたか否かが判定される。ここで、レリーズ釦の半押し動作が行われると、続くステップS24にて、角速度センサ101a、101bによって、ヨー方向とピッチ方向のブレ検出が開始される。
ステップS25では、サブルーチン“流し撮り判定”が実行される。次いで、ステップS26へ移行してサブルーチン“YAW方向補正”が実行され、ステップS27へ移行してサブルーチン“PITCH方向補正”が実行される。尚、これらステップS25、S26及びS27の各サブルーチンについては後述する。
ステップS28に於いては、ファーストレリーズスイッチの状態が判定される。ここで、撮影者がレリーズ釦の全押し動作を行うことなく半押し動作を終了した場合は、後述するステップS31へ移行する。ステップS28にて、レリーズ釦が半押し動作を継続していると判定された場合は、続いてステップS29にて全押し動作が行われたか否かが判定される。その結果、全押しされていなければ、上記ステップS25の流し撮り判定のサブルーチンへ移行する。一方、レリーズ釦が全押しされたならば、ステップS30へ移行する。
次いで、ステップS30にて露光動作が行われ、ステップS26、ステップS27のサブルーチンで行われた動作状態が露光動作中継続される。上記ステップS30にて露光が終了すると、ステップS31へ移行して補正部が初期位置駆動される。その後、ステップS32にてブレ検出が終了すると、上記ステップS23のファーストレリーズスイッチの待ち状態に移行する。
図7は、図6のフローチャートのステップS25に於けるサブルーチン“流し撮り判定”の動作を説明するフローチャートである。
本サブルーチンに入ると、先ずステップS41にて、ピッチ方向及びヨー方向の各々の流し撮り判定用フラグ(F_Pit、F_Yaw)がリセットされて初期化が行われる。次いで、ステップS42にて、ブレ信号が流し撮り検出用信号処理部106a及び106bに入力されて、流し撮り成分の演算が行われる。すなわち、図5(c)に示される流し撮り成分と手ブレ成分の重畳した信号から、図5(b)に示される流し撮り成分の信号が抽出される。その抽出方法としては、所定時間の平均値演算を順次行う方法や、高周波成分除去フィルタを通して信号の低周波成分だけを抽出する方法等があり、何れかの方法が用いられる。
続いて、ステップS43に於いて、ヨー方向とピッチ方向で求められたそれぞれの信号が用いられて、流し撮り判定が行われる。流し撮り方向判定部107では、上記ヨー方向とピッチ方向で求められた信号が比較されて、値の大きい方向が流し撮り方向とみなされる。ここで、流し撮り方向がヨー方向の場合には、ステップS44に移行して、上記フラグF_Pitがリセット、F_Yawがセットされる。一方、流し撮り方向がピッチ方向の場合には、ステップS45へ移行して、上記フラグF_Pitがセットされ、F_Yawがリセットされ、メインルーチンに戻る。
図8(a)は、図6のフローチャートのステップS26に於けるサブルーチン“YAW方向補正”の動作を説明するフローチャートである。
本サブルーチンに入ると、先ず、ステップS51に於いて、上述したヨー方向の流し撮り判定用フラグ(F_Yaw)によって、ヨー方向が流し撮り方向であるか否かの判定が行われる。すなわち、フラグF_Yawがセットされている場合は、ステップS52へ移行してヨー方向の補正駆動が停止され、同フラグがリセットされている場合には、ステップS53へ移行してヨー方向の補正駆動が行われる。その後、メインルーチンに戻る。
図8(b)は、図6のフローチャートのステップS27に於けるサブルーチン“PITCH方向補正”の動作を説明するフローチャートである。
本サブルーチンに入ると、先ず、ステップS61に於いて、上述したピッチ方向の流し撮り判定用フラグ(F_Pit)によって、ピッチ方向が流し撮り方向であるか否かの判定が行われる。すなわち、フラグF_Pitがセットされている場合は、ステップS62へ移行してピッチ方向の補正駆動が停止され、同フラグがリセットされている場合には、ステップS63へ移行してピッチ方向の補正駆動が行われる。その後、メインルーチンに戻る。
このように、第2の実施形態の動作例によれば、静止画撮影前のフレーミング中から流し撮り判定を行い、流し撮り撮影に適した補正を行うことができる。また、このとき、図5(c)に於ける|△ω|が非常に小さい流し撮りを行った場合でも、図5(d)に示される式の|Δωyaw |−|Δωpitch |の符号判定を行うことにより、確実に流し撮り方向を判定することができる。これにより、誤判定することなく、流し撮り撮影を行うことができる。
以上のように、第1及び第2の実施形態に於いては、流し撮り方向のブレ補正を停止する制御を行う例を説明したが、これに限られるものではない。例えば、ブレ補正制御部108にハイパスフィルタを備え、流し撮り方向のブレ信号をカットオフ周波数の高いハイパスフィルタを通過させることにより、高周波の手ブレ成分のみ補正を行うように切り替える方法等を用いて、ブレ補正を停止せずに抑制するようにしてもよい。
また、上述した第1及び第2の実施形態に於いては、CCDユニット54を移動させてブレ補正を行うようにしていたが、これに限られるものではない。例えば、レンズ駆動機構等により、撮影光学系を構成する撮影レンズの一部を移動させてブレ補正を行うようにしてもよいものである。
尚、上述した実施形態では一眼レフレックスカメラを例にして説明したが、これに限られるものではない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であるのは勿論である。
本発明の撮影装置が適用されたカメラシステムの構成を示すブロック図である。 図1の手ブレ補正ユニット75の構成を示したブロック図である。 図2の手ブレ補正ユニット75の詳細な構成の一例を示したブロック図である。 第1の実施形態のカメラシステムによる流し撮りモードの動作について説明するフローチャートである。 (a)はブレ信号の例を示した波形図、(b)は流し撮り成分の信号を示した波形図、(c)は流し撮り成分と手ブレ成分が重畳された信号を示した波形図、(d)はヨー方向に(c)に於ける角速度|Δω|が非常に小さい流し撮りを行った場合の例を示した波形図である。 本発明の第2の実施形態のカメラシステムによる流し撮りモードの動作について説明するフローチャートである。 図6のフローチャートのステップS25に於けるサブルーチン“流し撮り判定”の動作を説明するフローチャートである。 (a)は図6のフローチャートのステップS26に於けるサブルーチン“YAW方向補正”の動作を説明するフローチャート、(b)は図6のフローチャートのステップS27に於けるサブルーチン“PITCH方向補正”の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10…カメラシステム、11…ボディユニット、12…レンズユニット、21…撮影レンズ、22…絞り、24…レンズ駆動機構、27…絞り駆動機構、30…レンズ制御用マイクロコンピュータ(Lμcom)、35…通信コネクタ、41…クイックリターンミラー、42…フォーカシングスクリーン、43…ペンタプリズム、44…アイピース、47…サブミラー、48…AF(オートフォーカス)センサユニット、52…シャッタ、54…CCDユニット、60…ボディ制御用マイクロコンピュータ(Bμcom)、61…CCDインターフェース回路、62…画像処理コントローラ、63…SDRAM、65…記録メディア、66…液晶モニタ、70…測光センサ、72…ストロボ、75…手ブレ補正ユニット、78…カメラ操作スイッチ、90…手ブレ補正制御用マイクロコンピュータ(Tμcom)、91…ブレ検出部、92、92a、92b…ブレ補正駆動回路、9393a、93b…ブレ補正駆動機構、95、95a、95b…位置検出センサ、101a、101b…角速度センサ、102a、102b…処理回路、104…流し撮りモード設定部、105a、105b…流し撮りモード設定スイッチ、106a、106b…流し撮り検出用信号処理部、107…流し撮り方向判定部、108…ブレ補正制御部。

Claims (10)

  1. 撮影光学系の光軸に垂直な第1の方向の軸回りに発生するブレを検出する第1のブレ検出手段と、
    上記第1の方向に垂直な第2の方向の軸回りに発生するブレを検出する第2のブレ検出手段と、
    上記第1のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第1のブレ補正手段と、
    上記第2のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第2のブレ補正手段と、
    上記第1、第2のブレ検出手段の出力を比較する比較手段と、
    上記第1、第2のブレ補正手段の少なくとも一方を動作させて撮影動作を行う流し撮り撮影モードを設定する設定手段と、
    上記設定手段によって流し撮り撮影モードが設定されると上記第1、第2のブレ検出手段の出力を比較し、比較結果に基づいて上記第1、第2のブレ補正手段の何れか一方によるブレ補正動作を禁止または抑制する制御手段と、
    を具備することを特徴とする撮影装置。
  2. 撮影光学系の光軸に垂直な第1の方向の軸回りに発生するブレを検出する第1のブレ検出手段と、
    上記第1の方向に垂直な第2の方向の軸回りに発生するブレを検出する第2のブレ検出手段と、
    上記第1のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第1のブレ補正手段と、
    上記第2のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第2のブレ補正手段と、
    上記第1、第2のブレ補正手段の少なくとも一方を動作させて撮影動作を行う流し撮り撮影モードを設定する設定手段と、
    撮影動作を開始させるためのレリーズスイッチと、
    上記設定手段によって流し撮り撮影モードが設定されると、上記レリーズスイッチの操作開始から露光動作の開始までは上記第1、第2のブレ検出手段の出力を比較し、露光動作中は、比較結果に基づいて上記第1、第2のブレ補正手段の何れか一方によるブレ補正動作を禁止または抑制する制御手段と、
    を具備することを特徴とする撮影装置。
  3. 上記制御手段は、上記第1、第2のブレ検出手段のブレ検出信号の各々の平均値を求め、その絶対値を比較した結果その値が大きいブレ検出手段によるブレ補正動作を禁止または抑制することを特徴とする請求項1若しくは2に記載の撮影装置。
  4. 上記制御手段は、上記第1、第2のブレ検出手段のブレ検出信号から各々の高周波成分を除去し、その絶対値を比較した結果その値が大きいブレ検出手段によるブレ補正動作を禁止若しくは抑制することを特徴とする請求項1若しくは2に記載の撮影装置。
  5. 上記制御手段は、上記第1、第2のブレ補正手段の何れか一方のブレ補正動作を抑制する際には、その動作が抑制されるブレ補正手段のためのブレ検出手段が出力するブレ検出信号から低周波成分を除去することを特徴とする請求項1若しくは2に記載の撮影装置。
  6. 撮影光学系の光軸に垂直な第1の方向の軸回りに発生するブレを検出する第1のブレ検出手段と、
    上記第1の方向に垂直な第2の方向の軸回りに発生するブレを検出する第2のブレ検出手段と、
    上記第1のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第1のブレ補正手段と、
    上記第2のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第2のブレ補正手段と、
    上記第1、第2のブレ検出手段の出力を比較する比較手段と、
    上記第1、第2のブレ補正手段の少なくとも一方を動作させて撮影動作を行う流し撮り撮影時に、上記比較手段の比較結果に基づいて上記第1、第2のブレ補正手段の何れか一方によるブレ補正動作を禁止または抑制する制御手段と、
    を具備することを特徴とする撮影装置。
  7. 撮影光学系の光軸に垂直な第1の方向の軸回りに発生するブレを検出する第1のブレ検出手段と、
    上記第1の方向に垂直な第2の方向の軸回りに発生するブレを検出する第2のブレ検出手段と、
    上記第1のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第1のブレ補正手段と、
    上記第2のブレ検出手段の出力に基づいてブレ補正動作を行う第2のブレ補正手段と、
    上記第1、第2のブレ補正手段の少なくとも一方を動作させて撮影動作を行う流し撮り撮影時に、撮影動作開始から露光動作の開始前までは上記第1、第2のブレ検出手段の出力を比較し、露光動作中は比較結果に基づいて上記第1、第2のブレ補正手段の何れか一方によるブレ補正動作を禁止または抑制する制御手段と、
    を具備することを特徴とする撮影装置。
  8. 上記制御手段は、上記第1、第2のブレ検出手段のブレ検出信号の各々の平均値を求め、その絶対値を比較した結果、その値が大きい方のブレ検出手段によるブレ補正動作を禁止または抑制することを特徴とする請求項6若しくは7に記載の撮影装置。
  9. 上記制御手段は、上記第1、第2のブレ検出手段のブレ検出信号から各々の高周波成分を除去し、その絶対値を比較した結果その値が大きい方のブレ検出手段によるブレ補正動作を禁止若しくは抑制することを特徴とする請求項6若しくは7に記載の撮影装置。
  10. 上記制御手段は、上記第1、第2のブレ補正手段の何れか一方のブレ補正動作を抑制する際には、その動作が抑制される方のブレ補正手段のためのブレ検出手段が出力するブレ検出信号から低周波成分を除去することを特徴とする請求項6若しくは7に記載の撮影装置。
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