JPH08114759A - 光走査装置のfθ誤差補正方法 - Google Patents

光走査装置のfθ誤差補正方法

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JPH08114759A
JPH08114759A JP6250826A JP25082694A JPH08114759A JP H08114759 A JPH08114759 A JP H08114759A JP 6250826 A JP6250826 A JP 6250826A JP 25082694 A JP25082694 A JP 25082694A JP H08114759 A JPH08114759 A JP H08114759A
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JP
Japan
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error correction
pulse width
width data
dot
dots
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JP6250826A
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English (en)
Inventor
Kazunori Murakami
和則 村上
Atsushi Kubota
敦 久保田
Tomonori Ikumi
智則 伊久美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気的にfθ誤差の補正を行うものにおいて、
モアレ発生を防止すると共にドットズレにより印字にギ
ザギザのゆれが生じるのを極力防止する。 【構成】メモリに1244ドット分のfθ誤差補正用パ
ルス幅データを記憶し、先頭部の4ドットと後尾部の4
ドットをダミードットとし、このダミードットとして1
走査に使用するfθ誤差補正用パルス幅データの平均値
である「14」を書き込む。そして1走査目は1ドット
目から1240ドット目までのデータを折返して使用
し、2走査目は2ドット目から1241ドット目までの
データを折返して使用し、3走査目は3ドット目から1
242ドット目までのデータを折返して使用し、4走査
目は4ドット目から1243ドット目までのデータを折
返して使用する。そして5走査目以降はこれを繰返して
全体の印字を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、レー
ザファクス、デジタル複写機等に使用する光走査装置の
fθ誤差補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、レーザプリンタに使用する光走
査装置はレーザ光を偏向走査して感光面に照射するよう
になっているが、このような光走査装置では主走査・副
走査像面湾曲、走査線湾曲、fθ補正、面倒れ等の各光
学収差の補正を純光学的に行うことが一般的で、複数枚
のfθレンズと面倒れ補正シリンダー状レンズを組合わ
せる構造が知られている。また光学系を簡単にするた
め、fθレンズの1面をトーリック面にして面倒れ補正
までfθレンズで行ってしまう方法なども知られてい
る。
【0003】しかしこのようにfθレンズを使用するも
のは、fθレンズが大きくしかも高価であるため、装置
が大形化し、かつコストアップとなる。
【0004】このようなことから、fθレンズを使用し
ないものとして、光学収差のうち、fθ誤差(レーザ光
を一定角速度で走査した場合に走査面上でのレーザ光の
走査速度が走査位置によって変化するため、画素の間隔
が一定にならないという誤差)については電気的補正に
より行い、その他の収差を光学的に補正するものが知ら
れている。
【0005】例えば特開平2−131212号公報のも
のは、図11に示すように、半導体レーザ1からの発散
レーザ光をコリメータレンズ2で収束又は平行光束に修
正し、その修正したレーザ光をシリンドリカルレンズ3
を介してポリゴンミラー4に照射して偏向走査し、その
偏向光をトロイダルレンズ5を介して折り返しミラー
6,7で反射させて感光体ドラム8上に結像させ、主走
査ライン9上を走査するようになっている。
【0006】この場合に主走査ライン9において、中心
部から端部にわたって走査速度に差が生じるため、すな
わち中央部に比べて端部の走査速度が大きくなるため、
等時的なタイミングで露光したのではドットピッチにば
らつきが生じる。すなわち、fθ誤差が生じる。
【0007】そこでこの公報では、主走査ライン9の全
領域を中央で二分し、それぞれの半分の領域を図12に
示すようにa〜gの7ブロックに分割し、各ブロックa
〜gにおいて印字クロックの10倍の基準クロックの1
0パルス分で1ドットを構成する部分と9パルス分で1
ドットを構成する部分との比率を変化させて、端部にな
るに従ってドット印字タイミングを早め、それにより巨
視的に中央部から端部にわたって印字間隔が均一になる
ようにし電気的にfθ誤差の補正を行うようにしてい
る。
【0008】しかし、このように単に印字クロックの1
0倍の基準クロックの10パルス分で1ドットを構成す
る部分と9パルス分で1ドットを構成する部分との比率
を変化させるのみでは、各走査ライン毎に常に同一の位
置でドット幅が一致するため縦線のモアレが生じ画質が
低下する。
【0009】このような問題を解決するため、本発明者
らは、印字クロックの数倍の基準クロックを利用し、3
つ以上の複数のパルス幅を用いて各領域毎に2つずつ選
択してその割合を決め、この割合から決まる各ドット毎
の基準クロック数を各ドットに対応する駆動パルス幅を
決めるfθ誤差補正用パルス幅データをメモリに記憶
し、各走査毎にこのメモリからの読出し位置を変化させ
て電気的にfθ誤差の補正を行う方法を提案し出願し
た。(特願平5−251357号)このようにすること
で隣接する走査ライン間の同一位置でのドット幅を異な
らせることができ、縦線のモアレ発生を防止することが
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのように、各
走査毎にメモリからのfθ誤差補正用パルス幅データの
読出し位置を変化させてfθ誤差補正を行う場合、fθ
誤差補正用パルス幅データの並び方により、走査開始位
置、中央部、走査終了位置などに読出し位置を変化させ
る周期で蛇行が発生する。
【0011】例えば、A4サイズの主走査方向の幅は2
10mmで、300dpiでは2480ドットとなる。こ
れに対して、印字クロックの16倍の基準クロックを使
用し、メモリに、図13の(a) に示すように、1/2走
査幅である105mmのドット数、すなわち、1240ド
ットよりも4ドット多い、1244ドット分のfθ誤差
補正用パルス幅データを記憶する。
【0012】記憶するfθ誤差補正用パルス幅データ
は、走査開始側から中央部へb5 〜b1 の5つの領域に
分割し、走査開始部に当たる領域b5 では基準クロック
13個で1ドットを構成するものを1/3の割合とし、
基準クロック12個で1ドットを構成するものを2/3
の割合とし、領域b4 では基準クロック14個で1ドッ
トを構成するものを1/3の割合とし、基準クロック1
3個で1ドットを構成するものを2/3の割合としてい
る。また、領域b3 では基準クロック14個で1ドット
を構成している。また、領域b2 では基準クロック15
個で1ドットを構成するものを1/2の割合とし、基準
クロック14個で1ドットを構成するものを1/2の割
合とし、中央部に当たる領域b1 では基準クロック16
個で1ドットを構成するものを1/18の割合とし、基
準クロック15個で1ドットを構成するものを17/1
8の割合としている。
【0013】こようなfθ誤差補正用パルス幅データ
を、1走査目は図13の(b) に示すように、1ドット目
から1240ドット目まで読出した後、折り返して12
40ドット目から1ドット目まで読出し、これにより1
走査に相当する2480ドットの駆動パルス幅を決め、
2走査目は図13の(c) に示すように、2ドット目から
1241ドット目まで読出した後、折り返して1241
ドット目から2ドット目まで読出し、これにより1走査
に相当する2480ドットの駆動パルス幅を決め、3走
査目は図13の(d) に示すように、3ドット目から12
42ドット目まで読出した後、折り返して1242ドッ
ト目から3ドット目まで読出し、これにより1走査に相
当する2480ドットの駆動パルス幅を決め、4走査目
は図13の(e) に示すように、4ドット目から1243
ドット目まで読出した後、折り返して1243ドット目
から4ドット目まで読出し、これにより1走査に相当す
る2480ドットの駆動パルス幅を決める。
【0014】このようにメモリから読み出すfθ誤差補
正用パルス幅データの位置を変化させつつ4走査毎にこ
れを繰り返すと、隣接する走査ライン間の同一位置での
ドット幅を異ならせることができて縦線のモアレ発生を
防止できる。しかし、図13の(f) に示すように、1走
査目と4走査目を比べると、書出し位置ではズレは発生
しないが、書出し位置から5ドット目には1/12.3
3ドットのズレが生じる。なお、12.33はb5 ブロ
ックのfθ誤差補正用パルス幅データの平均値である。
【0015】このズレ量は走査が中央部に向かうに従っ
て徐々に大きくなり、中央付近ではで8/15.06ド
ットのズレが生じる。なお、15.06はb1 ブロック
のfθ誤差補正用パルス幅データの平均値である。
【0016】さらにズレ量は中央部から走査終了部に向
かうに従って大きくなり、終了位置では16/12.3
3ドットのズレ、すなわち1ドット以上のズレが生じ
る。
【0017】このようなズレが4走査毎に繰り返される
ので、全体として印字にギザギザのゆれが発生すること
になる。
【0018】そこで本発明は、電気的にfθ誤差の補正
を行うものにおいて、モアレ発生を防止でき、しかもド
ットズレにより印字にギザギザのゆれが生じるのを極力
防止できる光走査装置のfθ誤差補正方法を提供する。
【0019】
【課題を解決するための手段と作用】請求項1対応の発
明は、記録情報に基づいてオン、オフするレーザ光を偏
向し、このレーザ光を主走査方向に走査してドット単位
で情報を記録する光走査装置において、レーザ光の1走
査中における走査速度の変化により発生するfθ誤差を
補正するために、1走査における各ドットに対応する駆
動パルス幅を決めるfθ誤差補正用パルス幅データを記
録領域幅の半分のドット数よりも所定ドット長いドット
数分メモリに記憶し、このメモリに記憶したfθ誤差補
正用パルス幅データは、記録領域の一端側に対応する先
頭部の数ドットを1走査に使用するfθ誤差補正用パル
ス幅データの平均値か平均値近傍の値とし、記録領域の
中央部に対応する後尾部の記録領域幅の半分を越える所
定ドットを1走査に使用するfθ誤差補正用パルス幅デ
ータの平均値の値とし、レーザ光の1走査においてメモ
リからfθ誤差補正用パルス幅データを読出し、これを
使用して記録領域の一端から中央部までの主走査のfθ
誤差補正を行い、残りの記録領域中央部から他端までの
fθ誤差補正は読出したfθ誤差補正用パルス幅データ
を逆に折り返して使用し、隣接する走査ライン間でメモ
リから読み出すfθ誤差補正用パルス幅データの読出し
位置を変化させる。
【0020】これにより、隣接する走査ライン間でメモ
リから読み出すfθ誤差補正用パルス幅データの読出し
位置を変化させることでモアレ発生を防止し、先頭部の
数ドットを1走査に使用するfθ誤差補正用パルス幅デ
ータの平均値か平均値近傍の値とし、後尾部の記録領域
幅の半分を越える所定ドットを1走査に使用するfθ誤
差補正用パルス幅データの平均値の値とすることで印字
のゆれを極力小さくする。
【0021】請求項2対応の発明は、請求項1記載の発
明において、メモリに記憶するfθ誤差補正用パルス幅
データを記録領域幅の半分のドット数よりも数ドット長
いドット数分とし、このfθ誤差補正用パルス幅データ
は、先頭部及び後尾部の数ドットを1走査に使用するf
θ誤差補正用パルス幅データの平均値の値とし、レーザ
光の1走査においてメモリからfθ誤差補正用パルス幅
データを読出し、これを使用して記録領域の一端から中
央までの主走査の半分のfθ誤差補正を行い、残りの半
分のfθ誤差補正は読出したfθ誤差補正用パルス幅デ
ータを逆に折り返して使用し、隣接する走査ライン間で
メモリから読み出すfθ誤差補正用パルス幅データの読
出し開始位置を先頭部の数ドットのうちの少なくとも1
ドットが含むように変化させ、使用する1走査のfθ誤
差補正用パルス幅データの値の総和及び1走査の半分の
fθ誤差補正用パルス幅データの値の総和がメモリから
読み出すfθ誤差補正用パルス幅データの読出し開始位
置を変化しても同一となるようにする。これにより同様
に、モアレ発生を防止し、印字のゆれを極力小さくす
る。
【0022】請求項3対応の発明は、請求項1記載の発
明において、メモリに記憶するfθ誤差補正用パルス幅
データを記録領域幅の半分のドット数よりも数ドット長
いドット数分とし、このfθ誤差補正用パルス幅データ
は、先頭部の数ドットを1走査に使用するfθ誤差補正
用パルス幅データの平均値よりも小さい値とし、後尾部
の数ドットを1走査に使用するfθ誤差補正用パルス幅
データの平均値の値とし、レーザ光の1走査においてメ
モリからfθ誤差補正用パルス幅データを読出し、これ
を使用して記録領域の一端から中央までの主走査の半分
のfθ誤差補正を行い、残りの半分のfθ誤差補正は読
出したfθ誤差補正用パルス幅データを逆に折り返して
使用し、隣接する走査ライン間でメモリから読み出すf
θ誤差補正用パルス幅データの読出し開始位置を先頭部
の数ドットのうちの少なくとも1ドットを含むように変
化させる。これにより同様に、モアレ発生を防止し、印
字のゆれを極力小さくする。
【0023】請求項4対応の発明は、請求項1記載の発
明において、メモリに記憶するfθ誤差補正用パルス幅
データを記録領域幅の半分のドット数よりも数ドット長
いドット数分とし、このfθ誤差補正用パルス幅データ
は、先頭部及び後尾部の数ドットを1走査に使用するf
θ誤差補正用パルス幅データの平均値の値とし、レーザ
光の1走査においてメモリからfθ誤差補正用パルス幅
データを読出し、これを使用して記録領域の一端から中
央部までの主走査のfθ誤差補正を行い、記録領域の残
りのfθ誤差補正は読出したfθ誤差補正用パルス幅デ
ータを逆に折り返して使用し、隣接する走査ライン間で
メモリから読み出すfθ誤差補正用パルス幅データの読
出し開始位置を先頭部の数ドットのうちの少なくとも1
ドットが含まれるように変化させ、かつfθ誤差補正用
パルス幅データの折り返し位置を常にfθ誤差補正用パ
ルス幅データの最後尾ドットとする。これにより同様
に、モアレ発生を防止し、印字のゆれを極力小さくす
る。
【0024】
【実施例】
(第1の実施例)この実施例は請求項1及び請求項2に
対応した実施例である。
【0025】図1及び図2に示すように、レーザダイオ
ードを備えた半導体レーザ発振器11からのレーザ光を
収束レンズ12で発散気味の光束に変換した後スリット
13で円形のビームに成形し、そのビームを反射ミラー
14に反射して直角に光路を変更した後、スキャナモー
タ15のロータ15aの回転軸15b上に配置した直角
プリズム16の2つの45°反射面に照射している。す
なわち、前記直角プリズム16は、互いに直交する2つ
の面を反射面としている。
【0026】そして、この2つの反射面に挟まれた長方
形の面の中心をスキャナモータ15の回転軸15bに合
わせて配置し、前記反射ミラー14からの反射光をスキ
ャナモータ15の回転軸15bから数mm程度離れた位置
に、その回転軸15bに平行に入射している。
【0027】前記スキャナモータ15は、ロータ15a
にマグネット15cを一体に取付けている。前記回転軸
15bはベース部を構成するステータ部材15dにボー
ルベアリング15eを介して回転自在に取付けている。
【0028】前記ステータ部材15dにはスペーサ15
fを介して回路基板15gを固定し、この回路基板15
gの前記マグネット15cと対向した部位の裏面側には
コイル15hを取付けている。
【0029】前記反射ミラー14からの反射光は、前記
スキャナモータ15により回転駆動する直角プリズム1
6の反射面で反射してスキャナモータ15の回転軸15
bに垂直な平面方向に偏向走査する偏向光に変換した
後、入射面よりも出射面の曲率半径が小さく、外側に向
かって凸のメニスカスレンズ17に入射し、図3に示す
ように偏向点、すなわち直角プリズム16の反射点から
距離L隔てた位置にある結像面21に結像するようにな
っている。この偏向光の中心からの最大振れ角はθとな
っている。なお、結像面21は、レーザプリンタに適用
する場合には感光体ドラムの感光面となる。
【0030】前記半導体レーザ発振器11、収束レンズ
12及びスリット13は光出射ユニット18として一体
化している。前記メニスカスレンズ17はケース19内
に組み込んである。
【0031】前記光出射ユニット18を例えば合成樹脂
等からなる装置全体を包囲するハウジング20の上部後
方に嵌め込み、前記反射ミラー14を前記ハウジング2
0の上部前方の傾斜部に埋設し、前記ケース19を前記
ハウジング20の前部開口部に嵌め込み、このハウジン
グ20を前記スキャナモータ15のステータ部材15d
の周縁部にネジにより固定している。
【0032】前記直角プリズム16の反射面からの偏向
光は、結像面21に結像するが、この結像面21での走
査スピードは図4に示すように中央部から端部へ行くに
従って速くなる。
【0033】そこで、1走査の有効走査域を220mmと
し、中央から110mm離れた端の位置で最大画角となる
ようにクロックを決めると、走査位置65mm付近での速
度が平均走査速度なり、これを基準に印字クロックを決
めると中央部では正規ドット位置より中央部に縮まり、
端部では徐々に正規位置に近付き110mmの端位置で正
規位置と重なるようになる。走査位置と最大位置誤差の
関係を示すと、図4のグラフ(イ)に示すようになる。
【0034】走査位置65mm付近では理想走査位置から
の実走査位置のずれは3.2mm程度中心よりになる。ま
た、中央の走査スピードに対する110mmの位置での走
査スピードの比は約1.24倍になる。
【0035】そこで、各走査位置に対する走査スピード
の違いによって生じるfθ誤差をデジタル的なパルス幅
変調方式で補正するため図5に示すように、中央から端
部までの主走査領域110mmを累積位置誤差が直線近似
できるb1 〜b5 の5ブロックの領域に分割する。そし
てb1 ブロックを40mm、b2 ブロックを18mm、b3
ブロックを16mm、b4 ブロックを18mm、b5 ブロッ
クを18mmに設定する。
【0036】この場合、1走査の有効走査領域は220
mmなので、解像度が300dpi では2,598ドットと
なる。従って、b1 ブロックは473ドット、b2 ブロ
ックは212ドット、b3 ブロックは189ドット、b
4 ブロックは213ドット、b5 ブロックは212ドッ
トとなる。
【0037】基準クロックとして印字クロックの16倍
のクロックを使用するとすると、b1 ブロックは基準ク
ロック16個で1ドットを構成するものを1/18の割
合とし、基準クロック15個で1ドットを構成するもの
を17/18の割合とする。また、b2 ブロックは基準
クロック15個で1ドットを構成するものを1/2の割
合とし、基準クロック14個で1ドットを構成するもの
を1/2の割合とする。また、b3 ブロックは基準クロ
ック14個で1ドットを構成する。
【0038】また、b4 ブロックは基準クロック14個
で1ドットを構成するものを1/3の割合とし、基準ク
ロック13個で1ドットを構成するものを2/3の割合
とする。さらに、b5 ブロックは基準クロック13個で
1ドットを構成するものを1/3の割合とし、基準クロ
ック12個で1ドットを構成するものを2/3の割合と
する。
【0039】このように、走査スピードの速い周辺部
(b4 ブロック、b5 ブロック)では少ない基準クロッ
ク数で1ドットの印字パルス幅を規定し、走査スピード
の遅い中央部(b1 ブロック、b2 ブロック)では比較
的多い基準クロック数で1ドットの印字パルス幅を規定
する。このように印字パルス幅を規定することにより、
解像度300dpi の場合のfθ誤差をデジタル的に補正
することが可能となる。
【0040】図6は回路構成を示すブロック図で、31
は書出し位置検出信号Sによりカウントを開始するライ
ンカウンタである。このラインカウンタ31のカウント
出力をアドレスカウンタ32に入力している。
【0041】33はメモリで、このメモリ33には前述
したfθ誤差をデジタル的に補正するための印字パルス
幅を規定するfθ誤差補正用パルス幅データを格納して
いる。
【0042】前記アドレスカウンタ32のカウントデー
タにより前記メモリ33からfθ誤差補正用パルス幅デ
ータを読出してラッチ回路34にラッチし、このラッチ
回路34の出力をプログラマブルカウンタ35に入力す
る。
【0043】36は印字クロックの16倍の基準クロッ
クを発生する基準クロック発振器で、この発振器36か
らの基準クロックを前記プログラマブルカウンタ35で
カウントしている。
【0044】前記プログラマブルカウンタ35はラッチ
回路34からのfθ誤差補正用パルス幅データと発振器
36からの基準クロックのカウント値を比較し、カウン
ト値がデータ値に達するタイミングでレーザダイオード
ドライバ37に出力する画像データのドット切替えを行
う。
【0045】前記レーザダイオードドライバ37は、入
力する画像データに基づいて半導体レーザ発振器11の
レーザダイオード38を駆動するようになっている。
【0046】書出し位置検出信号Sは、結像面21を走
査するレーザ光が有効走査域である220mmから一方の
側に若干外れた位置に来たとき、そのレーザ光を検出す
るセンサにより出力するもので、図7の(a) に示すタイ
ミングで出力し、ラインカウンタ31に入力する。
【0047】その後レーザ光はオフし、図7の(b) に示
す有効走査域内の前後5mm内側に設定された図7の(c)
に示す印字領域に走査位置が到達すると、レーザ光が画
像データに基づいてオン、オフ駆動され印字が行われ
る。従って、印字領域は210mmで2,480ドットと
なる。この印字領域の各端は図7の(b) に示すようにb
5 ブロック内に位置することになる。
【0048】前記メモリ33は、図8の(a) に示すよう
に、1走査の記録領域である印字領域の半分である12
40ドットよりも4ドット多い1244ドット分のfθ
誤差補正用パルス幅データを記憶している。そしてこの
fθ誤差補正用パルス幅データのうちの先頭部の4ドッ
トと後尾部の4ドットをダミードットとし、先頭部のダ
ミードットには1走査に使用するfθ誤差補正用パルス
幅データの平均値である「14」をそれぞれ書き込み、
後尾部のダミードットにも1走査に使用するfθ誤差補
正用パルス幅データの平均値である「14」をそれぞれ
書き込む。
【0049】ダミードット以外のfθ誤差補正用パルス
幅データは各領域b1 〜b5 に対して前述した基準クロ
ックの配分の規則に従ったデータを書き込んである。
【0050】このようにメモリ33に記憶したfθ誤差
補正用パルス幅データを用いて1走査における各ドット
を印字するための印字クロックを以下のように制御す
る。
【0051】1走査目は図8の(b) に示すように、メモ
リ33に記憶したfθ誤差補正用パルス幅データを1ド
ット目から順次読出して領域b5 〜b1 、すなわち、一
端から中央までの各ドットを印字する。そして1240
ドット目になると折り返し、今度は逆にfθ誤差補正用
パルス幅データを1240ドット目から順次読出して領
域b1 〜b5 、すなわち、中央から他端までの各ドット
を印字する。
【0052】1走査目が終了すると2走査目を開始する
が、2走査目は図8の(c) に示すように、メモリ33に
記憶したfθ誤差補正用パルス幅データを2ドット目か
ら順次読出して領域b5 〜b1 、すなわち、一端から中
央までの各ドットを印字する。そして1241ドット目
になると折り返し、今度は逆にfθ誤差補正用パルス幅
データを1241ドット目から順次読出して領域b1 〜
b5 、すなわち、中央から他端までの各ドットを印字す
る。
【0053】2走査目が終了すると3走査目を開始する
が、3走査目は図8の(d) に示すように、メモリ33に
記憶したfθ誤差補正用パルス幅データを3ドット目か
ら順次読出して領域b5 〜b1 、すなわち、一端から中
央までの各ドットを印字する。そして1242ドット目
になると折り返し、今度は逆にfθ誤差補正用パルス幅
データを1242ドット目から順次読出して領域b1 〜
b5 、すなわち、中央から他端までの各ドットを印字す
る。
【0054】3走査目が終了すると4走査目を開始する
が、4走査目は図8の(e) に示すように、メモリ33に
記憶したfθ誤差補正用パルス幅データを4ドット目か
ら順次読出して領域b5 〜b1 、すなわち、一端から中
央までの各ドットを印字する。そして1243ドット目
になると折り返し、今度は逆にfθ誤差補正用パルス幅
データを1243ドット目から順次読出して領域b1 〜
b5 、すなわち、中央から他端までの各ドットを印字す
る。
【0055】4走査目が終了すると5走査目を開始する
が、5走査目は1走査目と同様fθ誤差補正用パルス幅
データを1ドット目から順次読出して印字を行う。
【0056】このように、4走査の周期でスタートドッ
トを1つずつずらして印字を行うことにより、隣接する
走査ライン間の同一位置でのドット幅を異ならせること
ができ、縦線のモアレ発生を防止できることになる。
【0057】また、このようなドット印字の制御を行う
と、図8の(f) に示すように、1ドット目では4走査間
でのドットのズレは発生しない。5ドット目では1走査
目と4走査目との間で{(14−12)+(14−12)+(14
−13)}/12.33=5/12.33だけドットズレ
が生じる。なお、12.33はb5 ブロックのfθ誤差
補正用パルス幅データの平均値である。
【0058】しかし、その後1走査目と4走査目との間
のドットズレは徐々に小さくなり、中央の4ドット手前
では5/15.06のズレとなる。すなわち、領域のf
θ誤差補正用パルス幅データの平均値が15.06と大
きくなる中央付近ではドットのゆれが小さくなる。
【0059】また、中央では各走査のfθ誤差補正用パ
ルス幅データの総和が等しくなるので、ゆれはなくなり
0となる。そして、中央から走査終了側に4ドット進ん
だ位置では(15−14)×(n−1)/15.06、
但し、nは走査間隔で、この場合は4となる。すなわ
ち、3/15.06のゆれとなり、徐々にゆれは大きく
なるが1/4以下のゆれに収まる。さらに、走査終了時
には再び各走査のfθ誤差補正用パルス幅データの総和
が等しくなるので、ゆれはなくなり0となる。
【0060】このように、前述した先願のものでは走査
終了時には1.3ドットものドットズレが生じたのに対
し、この実施例では書出し側のズレは若干あるものの走
査終了側でのゆれは0.25ドット以下に押さえること
ができる。
【0061】従って、例えば1頁の印字を終了した時点
で全体を見た場合のドットズレによる印字のゆれを小さ
くできる。
【0062】(第2の実施例)この実施例は請求項1及
び請求項3に対応した実施例である。
【0063】この実施例では前記メモリ33は、図9の
(a) に示すように、1走査の記録領域である印字領域の
半分である1240ドットよりも4ドット多い1244
ドット分のfθ誤差補正用パルス幅データを記憶してい
る。そしてこのfθ誤差補正用パルス幅データのうちの
先頭部の4ドットと後尾部の4ドットをダミードットと
し、先頭部のダミードットには1走査に使用するfθ誤
差補正用パルス幅データの平均値である「14」よりも
「1」小さい「13」をそれぞれ書き込み、後尾部のダ
ミードットには1走査に使用するfθ誤差補正用パルス
幅データの平均値である「14」をそれぞれ書き込む。
【0064】ダミードット以外のfθ誤差補正用パルス
幅データは各領域b1 〜b5 に対して前述した基準クロ
ックの配分の規則に従ったデータを書き込んである。
【0065】なお、その他の構成は第1の実施例と同様
である。
【0066】このようにメモリ33に記憶したfθ誤差
補正用パルス幅データを用いて1走査における各ドット
を印字するための印字クロックを以下のように制御す
る。
【0067】1走査目は図9の(b) に示すように、メモ
リ33に記憶したfθ誤差補正用パルス幅データを1ド
ット目から順次読出して領域b5 〜b1 、すなわち、一
端から中央までの各ドットを印字する。そして1240
ドット目になると折り返し、今度は逆にfθ誤差補正用
パルス幅データを1240ドット目から順次読出して領
域b1 〜b5 、すなわち、中央から他端までの各ドット
を印字する。
【0068】1走査目が終了すると2走査目を開始する
が、2走査目は図9の(c) に示すように、メモリ33に
記憶したfθ誤差補正用パルス幅データを2ドット目か
ら順次読出して領域b5 〜b1 、すなわち、一端から中
央までの各ドットを印字する。そして1241ドット目
になると折り返し、今度は逆にfθ誤差補正用パルス幅
データを1241ドット目から順次読出して領域b1 〜
b5 、すなわち、中央から他端までの各ドットを印字す
る。
【0069】2走査目が終了すると3走査目を開始する
が、3走査目は図9の(d) に示すように、メモリ33に
記憶したfθ誤差補正用パルス幅データを3ドット目か
ら順次読出して領域b5 〜b1 、すなわち、一端から中
央までの各ドットを印字する。そして1242ドット目
になると折り返し、今度は逆にfθ誤差補正用パルス幅
データを1242ドット目から順次読出して領域b1 〜
b5 、すなわち、中央から他端までの各ドットを印字す
る。
【0070】3走査目が終了すると4走査目を開始する
が、4走査目は図9の(e) に示すように、メモリ33に
記憶したfθ誤差補正用パルス幅データを4ドット目か
ら順次読出して領域b5 〜b1 、すなわち、一端から中
央までの各ドットを印字する。そして1243ドット目
になると折り返し、今度は逆にfθ誤差補正用パルス幅
データを1243ドット目から順次読出して領域b1 〜
b5 、すなわち、中央から他端までの各ドットを印字す
る。
【0071】4走査目が終了すると5走査目を開始する
が、5走査目は1走査目と同様fθ誤差補正用パルス幅
データを1ドット目から順次読出して印字を行う。
【0072】このように、4走査の周期でスタートドッ
トを1つずつずらして印字を行うことにより、隣接する
走査ライン間の同一位置でのドット幅を異ならせること
ができ、縦線のモアレ発生を防止できることになる。
【0073】また、このようなドット印字の制御を行う
と、図9の(f) に示すように、1ドット目では4走査間
でのドットのズレは発生しない。また、書出し位置から
4ドット目までの累積fθ誤差補正用パルス幅データの
差は僅かに2でゆれは{(13−12)+(13−12)}/1
2.33=2/12.33と小さい。なお、12.33
はb5 ブロックのfθ誤差補正用パルス幅データの平均
値である。
【0074】その後1走査目と4走査目との間のドット
ズレはさらに小さくなり、中央の4ドット手前では2/
15.06のズレとなる。すなわち、領域のfθ誤差補
正用パルス幅データの平均値が15.06と大きくなる
中央付近ではドットのゆれが小さくなる。
【0075】また、中央では{(14−13)×3}/1
5.06=2/15.06のゆれになるものの、中央か
ら走査終了側に4ドット進んだ位置ではゆれは0とな
る。
【0076】その後、徐々にゆれは大きくなるが走査終
了の4ドット手前でもゆれは4/12.33程度であ
り、また、走査終了位置でのゆれも6/12.33程度
で済む。
【0077】このように、この実施例では走査終了部で
若干ズレが大きくなるものの印字範囲の大部分ではゆれ
を小さく押さえることができる。
【0078】従って、この実施例でも1頁の印字を終了
した時点で全体を見た場合のドットズレによる印字のゆ
れを小さくできる。
【0079】なお、fθ誤差補正用パルス幅データを印
字範囲よりも多めに設定しておけば、前後の数ドット分
のゆれを印字させずに済むので見掛上のゆれをさらに小
さくできる。
【0080】(第3の実施例)この実施例は請求項1及
び請求項4に対応した実施例である。
【0081】この実施例では前記メモリ33は、図10
の(a) に示すように、1走査の記録領域である印字領域
の半分である1240ドットよりも4ドット多い124
4ドット分のfθ誤差補正用パルス幅データを記憶して
いる。そしてこのfθ誤差補正用パルス幅データのうち
の先頭部の4ドットと後尾部の4ドットをダミードット
とし、先頭部のダミードットには1走査に使用するfθ
誤差補正用パルス幅データの平均値である「14」をそ
れぞれ書き込み、後尾部のダミードットにも1走査に使
用するfθ誤差補正用パルス幅データの平均値である
「14」をそれぞれ書き込む。
【0082】ダミードット以外のfθ誤差補正用パルス
幅データは各領域b1 〜b5 に対して前述した基準クロ
ックの配分の規則に従ったデータを書き込んである。
【0083】なお、その他の構成は第1の実施例と同様
である。
【0084】このようにメモリ33に記憶したfθ誤差
補正用パルス幅データを用いて1走査における各ドット
を印字するための印字クロックを以下のように制御す
る。
【0085】1走査目は図10の(b) に示すように、メ
モリ33に記憶したfθ誤差補正用パルス幅データを1
ドット目から順次読出して領域b5 〜b1 、すなわち、
一端から中央部までの各ドットを印字する。そしてメモ
リ33に記憶したfθ誤差補正用パルス幅データの最後
尾のドットである1244ドット目になると折り返し、
今度は逆にfθ誤差補正用パルス幅データを1244ド
ット目から順次読出して領域b1 〜b5 、すなわち、中
央部から他端までの各ドットを印字する。従って1走査
目はメモリ33に記憶したfθ誤差補正用パルス幅デー
タの5ドット目を印字して終了することになる。
【0086】1走査目が終了すると2走査目を開始する
が、2走査目は図10の(c) に示すように、メモリ33
に記憶したfθ誤差補正用パルス幅データを2ドット目
から順次読出して領域b5 〜b1 、すなわち、一端から
中央部までの各ドットを印字する。そしてこの場合も1
244ドット目になると折り返し、今度は逆にfθ誤差
補正用パルス幅データを1244ドット目から順次読出
して領域b1 〜b5 、すなわち、中央部から他端までの
各ドットを印字する。従って2走査目はメモリ33に記
憶したfθ誤差補正用パルス幅データの4ドット目を印
字して終了することになる。
【0087】2走査目が終了すると3走査目を開始する
が、3走査目は図10の(d) に示すように、メモリ33
に記憶したfθ誤差補正用パルス幅データを3ドット目
から順次読出して領域b5 〜b1 、すなわち、一端から
中央部までの各ドットを印字する。そしてこの場合も1
244ドット目になると折り返し、今度は逆にfθ誤差
補正用パルス幅データを1244ドット目から順次読出
して領域b1 〜b5 、すなわち、中央部から他端までの
各ドットを印字する。従って3走査目はメモリ33に記
憶したfθ誤差補正用パルス幅データの3ドット目を印
字して終了することになる。
【0088】3走査目が終了すると4走査目を開始する
が、4走査目は図10の(e) に示すように、メモリ33
に記憶したfθ誤差補正用パルス幅データを4ドット目
から順次読出して領域b5 〜b1 、すなわち、一端から
中央部までの各ドットを印字する。そしてこの場合も1
244ドット目になると折り返し、今度は逆にfθ誤差
補正用パルス幅データを1244ドット目から順次読出
して領域b1 〜b5 、すなわち、中央から他端までの各
ドットを印字する。従って4走査目はメモリ33に記憶
したfθ誤差補正用パルス幅データの2ドット目を印字
して終了することになる。
【0089】4走査目が終了すると5走査目を開始する
が、5走査目は1走査目と同様fθ誤差補正用パルス幅
データを1ドット目から順次読出して印字を行う。
【0090】このように、4走査の周期でスタートドッ
トを1つずつずらして印字を行うことにより、隣接する
走査ライン間の同一位置でのドット幅を異ならせること
ができ、縦線のモアレ発生を防止できることになる。
【0091】また、このようなドット印字の制御を行う
と、図10の(f) に示すように、1ドット目では4走査
間でのドットのズレは発生しない。4ドット目では1走
査目と4走査目との間で5/12.33だけドットズレ
が生じが、その後、ドットズレは徐々に小さくなり、中
央の4ドット手前では3/15.06のズレとなる。
【0092】そして、中央部で各走査のfθ誤差補正用
パルス幅データの総和が等しくなるので、ゆれはなくな
り0となる。そして、折返し位置から走査終了側に4ド
ット進んだ位置では3/15.06のゆれとなり、その
後、徐々にゆれは大きくなり、走査終了の4ドット手前
では5/12.33のゆれとなるが、走査終了時には再
び各走査のfθ誤差補正用パルス幅データの総和が等し
くなるので、ゆれはなくなり0となる。
【0093】このように、この実施例では書出し側と走
査終了側でズレは若干大きくなるものの全体としてゆれ
を小さく押さえることができる。
【0094】従って、例えば1頁の印字を終了した時点
で全体を見た場合のドットズレによる印字のゆれを小さ
くできる。
【0095】なお、前記各実施例では4走査の周期でス
タートドットを1つずつずらして印字を行う場合につい
て述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、2〜
3走査の周期で行っても、また4走査を越える周期で行
ってもよい。2〜3走査の周期でスタートドットを1つ
ずつずらして印字を行った場合にはゆれをさらに小さく
できる。但し、縦線のモアレは走査周期を大きくした方
が目立たなくなるので、走査周期をどの程度にするかは
印字サンプルを見て決定すればよい。なお、走査周期は
2〜4程度が最適である。
【0096】
【発明の効果】以上、各請求項対応の発明によれば、電
気的にfθ誤差の補正を行うものにおいて、モアレ発生
を防止でき、しかもドットズレにより印字にギザギザの
ゆれが生じるのを極力防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す筐体を省いた状態
の平面図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】同実施例における感光面での走査範囲を示す
図。
【図4】同実施例における走査スピードの変化と最大位
置誤差との関係を示す図。
【図5】同実施例における走査位置と分割ブロック及び
最大位置誤差の関係を示す図。
【図6】同実施例の制御回路構成を示すブロック図。
【図7】同実施例における書出し位置検出信号と走査範
囲、印字領域との関係を示す図。
【図8】同実施例におけるメモリに記憶したfθ誤差補
正用パルス幅データと各走査に使用するfθ誤差補正用
パルス幅データとドットズレとの関係を示す図。
【図9】本発明の第2の実施例におけるメモリに記憶し
たfθ誤差補正用パルス幅データと各走査に使用するf
θ誤差補正用パルス幅データとドットズレとの関係を示
す図。
【図10】本発明の第3の実施例におけるメモリに記憶
したfθ誤差補正用パルス幅データと各走査に使用する
fθ誤差補正用パルス幅データとドットズレとの関係を
示す図。
【図11】従来例を示す斜視図。
【図12】同従来例における走査位置に対するレーザ制
御信号の周期を示す図。
【図13】先願におけるメモリに記憶したfθ誤差補正
用パルス幅データと各走査に使用するfθ誤差補正用パ
ルス幅データとドットズレとの関係を示す図。
【符号の説明】
11…半導体レーザ発振器 15…スキャナモータ 16…直角プリズム 33…メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録情報に基づいてオン、オフするレー
    ザ光を偏向し、このレーザ光を主走査方向に走査してド
    ット単位で情報を記録する光走査装置において、レーザ
    光の1走査中における走査速度の変化により発生するf
    θ誤差を補正するために、1走査における各ドットに対
    応する駆動パルス幅を決めるfθ誤差補正用パルス幅デ
    ータを記録領域幅の半分のドット数よりも所定ドット長
    いドット数分メモリに記憶し、このメモリに記憶したf
    θ誤差補正用パルス幅データは、記録領域の一端側に対
    応する先頭部の数ドットを1走査に使用するfθ誤差補
    正用パルス幅データの平均値か平均値近傍の値とし、記
    録領域の中央部に対応する後尾部の記録領域幅の半分を
    越える所定ドットを1走査に使用するfθ誤差補正用パ
    ルス幅データの平均値の値とし、レーザ光の1走査にお
    いて前記メモリからfθ誤差補正用パルス幅データを読
    出し、これを使用して記録領域の一端から中央部までの
    fθ誤差補正を行い、残りの記録領域の中央部から他端
    までのfθ誤差補正は読出したfθ誤差補正用パルス幅
    データを逆に折り返して使用し、隣接する走査ライン間
    で前記メモリから読み出すfθ誤差補正用パルス幅デー
    タの読出し位置を変化させることを特徴とする光走査装
    置のfθ誤差補正方法。
  2. 【請求項2】 メモリに記憶するfθ誤差補正用パルス
    幅データを記録領域幅の半分のドット数よりも数ドット
    長いドット数分とし、このfθ誤差補正用パルス幅デー
    タは、先頭部及び後尾部の数ドットを1走査に使用する
    fθ誤差補正用パルス幅データの平均値の値とし、レー
    ザ光の1走査において前記メモリからfθ誤差補正用パ
    ルス幅データを読出し、これを使用して記録領域の一端
    から中央までの半分のfθ誤差補正を行い、残りの半分
    のfθ誤差補正は読出したfθ誤差補正用パルス幅デー
    タを逆に折り返して使用し、隣接する走査ライン間で前
    記メモリから読み出すfθ誤差補正用パルス幅データの
    読出し開始位置を先頭部の数ドットのうちの少なくとも
    1ドットが含むように変化させ、使用する1走査のfθ
    誤差補正用パルス幅データの値の総和及び1走査の半分
    のfθ誤差補正用パルス幅データの値の総和が前記メモ
    リから読み出すfθ誤差補正用パルス幅データの読出し
    開始位置を変化しても同一となるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の光走査装置のfθ誤差補正方法。
  3. 【請求項3】 メモリに記憶するfθ誤差補正用パルス
    幅データを記録領域幅の半分のドット数よりも数ドット
    長いドット数分とし、このfθ誤差補正用パルス幅デー
    タは、先頭部の数ドットを1走査に使用するfθ誤差補
    正用パルス幅データの平均値よりも小さい値とし、後尾
    部の数ドットを1走査に使用するfθ誤差補正用パルス
    幅データの平均値の値とし、レーザ光の1走査において
    前記メモリからfθ誤差補正用パルス幅データを読出
    し、これを使用して記録領域の一端から中央までの半分
    のfθ誤差補正を行い、残りの半分のfθ誤差補正は読
    出したfθ誤差補正用パルス幅データを逆に折り返して
    使用し、隣接する走査ライン間で前記メモリから読み出
    すfθ誤差補正用パルス幅データの読出し開始位置を先
    頭部の数ドットのうちの少なくとも1ドットを含むよう
    に変化させることを特徴とする請求項1記載の光走査装
    置のfθ誤差補正方法。
  4. 【請求項4】 メモリに記憶するfθ誤差補正用パルス
    幅データを記録領域幅の半分のドット数よりも数ドット
    長いドット数分とし、このfθ誤差補正用パルス幅デー
    タは、先頭部及び後尾部の数ドットを1走査に使用する
    fθ誤差補正用パルス幅データの平均値の値とし、レー
    ザ光の1走査において前記メモリからfθ誤差補正用パ
    ルス幅データを読出し、これを使用して記録領域一端か
    ら中央部までのfθ誤差補正を行い、記録領域の残りの
    fθ誤差補正は読出したfθ誤差補正用パルス幅データ
    を逆に折り返して使用し、隣接する走査ライン間で前記
    メモリから読み出すfθ誤差補正用パルス幅データの読
    出し開始位置を先頭部の数ドットのうちの少なくとも1
    ドットが含むように変化させ、かつfθ誤差補正用パル
    ス幅データの折り返し位置を常にfθ誤差補正用パルス
    幅データの最後尾ドットとしたことを特徴とする請求項
    1記載の光走査装置のfθ誤差補正方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002277788A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Ricoh Co Ltd 走査結像光学系
US9319553B2 (en) 2014-06-12 2016-04-19 Canon Kabushiki Kaisha Image-forming apparatus

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