JPH0792407A - 光走査装置 - Google Patents
光走査装置Info
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- JPH0792407A JPH0792407A JP23993493A JP23993493A JPH0792407A JP H0792407 A JPH0792407 A JP H0792407A JP 23993493 A JP23993493 A JP 23993493A JP 23993493 A JP23993493 A JP 23993493A JP H0792407 A JPH0792407 A JP H0792407A
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- Japan
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- pulse width
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- laser diode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電気的にfθ誤差補正及び各ドットの露光量補
正を行うものにおいて、回路構成の簡単化を図る 【構成】メモリからラッチ回路に読み出されたfθ誤差
補正用パルス幅データをプログラマブルカウンタに入力
すると共にレーザダイオードドライバーに電流補正用デ
ータd1 として入力する。カウンタはパルス幅データと
基準クロックのカウント値を比較するとともに画像デー
タを取り込み、カウント値がパルス幅データに達するタ
イミングで画像データd2 をドライバーに出力する。ド
ライバーは、電流スイッチ回路46aと電流値制御回路
46bからなり、電流スイッチ回路は画像データd2 に
基づいて所定のタイミングでレーザダイオード21aを
オン、オフ制御し、電流値制御回路は電流補正用データ
d1 に基づいてレーザダイオードに通電する電流値を制
御する。
正を行うものにおいて、回路構成の簡単化を図る 【構成】メモリからラッチ回路に読み出されたfθ誤差
補正用パルス幅データをプログラマブルカウンタに入力
すると共にレーザダイオードドライバーに電流補正用デ
ータd1 として入力する。カウンタはパルス幅データと
基準クロックのカウント値を比較するとともに画像デー
タを取り込み、カウント値がパルス幅データに達するタ
イミングで画像データd2 をドライバーに出力する。ド
ライバーは、電流スイッチ回路46aと電流値制御回路
46bからなり、電流スイッチ回路は画像データd2 に
基づいて所定のタイミングでレーザダイオード21aを
オン、オフ制御し、電流値制御回路は電流補正用データ
d1 に基づいてレーザダイオードに通電する電流値を制
御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、レー
ザファクス、デジタル複写機等に使用する光走査装置に
関する。
ザファクス、デジタル複写機等に使用する光走査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えばレーザプリンタに使用する光走査
装置はレーザ光を偏向走査して結像面である感光体ドラ
ム面に照射するようになっているが、このような光走査
装置では主走査・副走査像面湾曲、走査線湾曲、fθ誤
差、面倒れの各光学収差の補正を純光学的に行うことが
一般的で、複数枚のfθレンズと面倒れ補正シリンダー
状レンズを組合わせる構造が知られている。また光学系
を簡単にするため、fθレンズを使用せずに楕円筒ポリ
ゴンミラーと両面非球面補正レンズの組合わせで光学収
差補正を行うものも知られている。
装置はレーザ光を偏向走査して結像面である感光体ドラ
ム面に照射するようになっているが、このような光走査
装置では主走査・副走査像面湾曲、走査線湾曲、fθ誤
差、面倒れの各光学収差の補正を純光学的に行うことが
一般的で、複数枚のfθレンズと面倒れ補正シリンダー
状レンズを組合わせる構造が知られている。また光学系
を簡単にするため、fθレンズを使用せずに楕円筒ポリ
ゴンミラーと両面非球面補正レンズの組合わせで光学収
差補正を行うものも知られている。
【0003】また光学収差のうち、fθ誤差(レーザ光
を一定角速度で走査した場合に走査面上でのレーザ光の
走査速度が走査位置によって変化するため、画素の間隔
が一定にならないという誤差)については電気的補正に
より行い、その他の収差を光学的に補正するものも知ら
れている。
を一定角速度で走査した場合に走査面上でのレーザ光の
走査速度が走査位置によって変化するため、画素の間隔
が一定にならないという誤差)については電気的補正に
より行い、その他の収差を光学的に補正するものも知ら
れている。
【0004】例えば特開平2−131212号公報のも
のは、図11に示すように、半導体レーザ1からの発散
レーザ光をコリメータレンズ2で収束又は平行光束に修
正し、その修正したレーザ光をシリンドリカルレンズ3
を介してポリゴンミラー4に照射して偏向走査し、その
偏向光をトロイダルレンズ5を介して折り返しミラー
6,7で反射させて感光体ドラム8上に結像させる構成
になっている。
のは、図11に示すように、半導体レーザ1からの発散
レーザ光をコリメータレンズ2で収束又は平行光束に修
正し、その修正したレーザ光をシリンドリカルレンズ3
を介してポリゴンミラー4に照射して偏向走査し、その
偏向光をトロイダルレンズ5を介して折り返しミラー
6,7で反射させて感光体ドラム8上に結像させる構成
になっている。
【0005】この装置では感光体ドラム面の主走査ライ
ン9上を走査させる場合に、主走査ライン9において、
中心部から端部にわたって走査速度に差が生じるため、
すなわち中央部に比べて端部の走査速度が大きくなるた
め、等時的なタイミングで露光したのではドットピッチ
にばらつきが生じるという問題がある。
ン9上を走査させる場合に、主走査ライン9において、
中心部から端部にわたって走査速度に差が生じるため、
すなわち中央部に比べて端部の走査速度が大きくなるた
め、等時的なタイミングで露光したのではドットピッチ
にばらつきが生じるという問題がある。
【0006】そこで主走査ライン9の全領域を中央で二
分し、それぞれの半分の領域を図12に示すようにa〜
gの7ブロックに分割し、各ブロックa〜gにおいて印
字クロックの10倍の基準クロックの10パルス分で1
ドットを構成する部分と9パルス分で1ドットを構成す
る部分との比率を変化させて、端部になるに従ってドッ
ト印字タイミングを早め、それにより巨視的に中央部か
ら端部にわたって画素間隔が均一になるようにし電気的
にfθ誤差の補正を行うようにしている。すなわち、f
θ誤差の補正を図13に示すように走査速度補正回路1
0とパルス幅補正回路11を使用して行っている。この
各補正回路10,11はそれぞれ基準クロック発振器、
アドレスカウンタ、ROM、ラッチ回路を設け、走査速
度補正回路10はさらにクロック発振器、プログラマブ
ルカウンタを設け、パルス幅補正回路11はさらに変調
器を設けている。
分し、それぞれの半分の領域を図12に示すようにa〜
gの7ブロックに分割し、各ブロックa〜gにおいて印
字クロックの10倍の基準クロックの10パルス分で1
ドットを構成する部分と9パルス分で1ドットを構成す
る部分との比率を変化させて、端部になるに従ってドッ
ト印字タイミングを早め、それにより巨視的に中央部か
ら端部にわたって画素間隔が均一になるようにし電気的
にfθ誤差の補正を行うようにしている。すなわち、f
θ誤差の補正を図13に示すように走査速度補正回路1
0とパルス幅補正回路11を使用して行っている。この
各補正回路10,11はそれぞれ基準クロック発振器、
アドレスカウンタ、ROM、ラッチ回路を設け、走査速
度補正回路10はさらにクロック発振器、プログラマブ
ルカウンタを設け、パルス幅補正回路11はさらに変調
器を設けている。
【0007】一方、基準クロック発振器12、アドレス
カウンタ13、ROM14、ラッチ回路15及びパワー
コントローラ16で構成した露光量補正回路17を別途
設け、走査速度が中央部と端部とで異なることによって
発生する各ドットの露光量の変化、すなわち、露光むら
を半導体レーザの入力電流を制御することによって補正
している。
カウンタ13、ROM14、ラッチ回路15及びパワー
コントローラ16で構成した露光量補正回路17を別途
設け、走査速度が中央部と端部とで異なることによって
発生する各ドットの露光量の変化、すなわち、露光むら
を半導体レーザの入力電流を制御することによって補正
している。
【0008】このように公報のものは、fθ誤差を補正
する回路系と露光量の補正を行う回路系をそれぞれ独立
して設け、fθ誤差補正と各ドットの露光量補正を個々
に行って半導体レーザドライブ回路18を駆動するよう
になっている。
する回路系と露光量の補正を行う回路系をそれぞれ独立
して設け、fθ誤差補正と各ドットの露光量補正を個々
に行って半導体レーザドライブ回路18を駆動するよう
になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの公報のよう
に、fθ誤差を補正する回路系と露光量の補正を行う回
路系をそれぞれ独立して設けたのでは、基準クロック発
振器、アドレスカウンタ、ROM、ラッチ回路を各補正
回路において個々に設けなければならず、全体として回
路構成が複雑化し、かつコスト的にも高価となる問題が
あった。
に、fθ誤差を補正する回路系と露光量の補正を行う回
路系をそれぞれ独立して設けたのでは、基準クロック発
振器、アドレスカウンタ、ROM、ラッチ回路を各補正
回路において個々に設けなければならず、全体として回
路構成が複雑化し、かつコスト的にも高価となる問題が
あった。
【0010】そこで本発明は、電気的にfθ誤差補正及
び各ドットの露光量補正を行うものにおいて、全体の回
路構成を簡単にできるとともにコスト低下を図ることが
できる光走査装置を提供する。
び各ドットの露光量補正を行うものにおいて、全体の回
路構成を簡単にできるとともにコスト低下を図ることが
できる光走査装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
記録情報に基づいてレーザダイオードをオン、オフ制御
し、そのレーザダイオードから出射するレーザ光を偏向
走査し、結像面にレーザ光を集光してドット単位で情報
を記録する光走査装置において、レーザ光の1走査中に
おける走査速度の変化により発生するfθ誤差を補正す
るために、1走査における各ドットに対応する駆動パル
ス幅を決めるデータを記憶した記憶手段と、1走査毎に
記憶手段からデータを読出し、そのデータに対応する駆
動パルス幅に基づいてレーザ光をオン、オフ制御するオ
ン、オフ制御手段と、1走査毎に記憶手段から読出され
るデータが決める駆動パルス幅の大きさに対して反比例
するようにレーザダイオードに通電する電流値を制御す
る電流値制御手段を設けたものである。
記録情報に基づいてレーザダイオードをオン、オフ制御
し、そのレーザダイオードから出射するレーザ光を偏向
走査し、結像面にレーザ光を集光してドット単位で情報
を記録する光走査装置において、レーザ光の1走査中に
おける走査速度の変化により発生するfθ誤差を補正す
るために、1走査における各ドットに対応する駆動パル
ス幅を決めるデータを記憶した記憶手段と、1走査毎に
記憶手段からデータを読出し、そのデータに対応する駆
動パルス幅に基づいてレーザ光をオン、オフ制御するオ
ン、オフ制御手段と、1走査毎に記憶手段から読出され
るデータが決める駆動パルス幅の大きさに対して反比例
するようにレーザダイオードに通電する電流値を制御す
る電流値制御手段を設けたものである。
【0012】請求項2対応の発明は、電流値制御手段と
して、予め設定した基準電流値をIs 、基準電流値にお
ける駆動パルス幅をTs 、n画素目の駆動パルス幅をT
n としたとき、n画素目の電流値In を、In =Is +
Is ・k・(Ts −Tn )/Ts の関係に制御する構成
としたものである。
して、予め設定した基準電流値をIs 、基準電流値にお
ける駆動パルス幅をTs 、n画素目の駆動パルス幅をT
n としたとき、n画素目の電流値In を、In =Is +
Is ・k・(Ts −Tn )/Ts の関係に制御する構成
としたものである。
【0013】
【作用】このような構成の本発明においては、1走査毎
に記憶手段からデータを読出し、そのデータに対応する
駆動パルス幅に基づいてレーザ光をオン、オフ制御する
とともにそのデータが決める駆動パルス幅の大きさに対
して反比例するようにレーザダイオードに通電する電流
値を制御する。これによりfθ誤差補正と露光量補正を
記憶手段に記憶しているデータを共通に使用して行うこ
とができる。
に記憶手段からデータを読出し、そのデータに対応する
駆動パルス幅に基づいてレーザ光をオン、オフ制御する
とともにそのデータが決める駆動パルス幅の大きさに対
して反比例するようにレーザダイオードに通電する電流
値を制御する。これによりfθ誤差補正と露光量補正を
記憶手段に記憶しているデータを共通に使用して行うこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0015】図1及び図2に示すように、半導体レーザ
発振器21からのレーザ光を収束レンズ22で発散気味
の光束に変換した後スリット23で円形のビームに成形
し、そのビームを反射ミラー24に反射し直角に光路を
変更した後、スキャナモータ25のロータ25aの回転
軸25b上に配置している直角プリズム26の2つの4
5°反射面に照射している。すなわち前記直角プリズム
26は、互いに直交する2つの面を反射面にしている。
そしてこの2つの反射面に挟まれた長方形の面の中心を
スキャナモータ25の回転軸25bに合わせて配置し、
反射ミラー24からの反射光をスキャナモータ25の回
転軸25bから数mm程度離れた位置にその回転軸25b
に平行に入射している。
発振器21からのレーザ光を収束レンズ22で発散気味
の光束に変換した後スリット23で円形のビームに成形
し、そのビームを反射ミラー24に反射し直角に光路を
変更した後、スキャナモータ25のロータ25aの回転
軸25b上に配置している直角プリズム26の2つの4
5°反射面に照射している。すなわち前記直角プリズム
26は、互いに直交する2つの面を反射面にしている。
そしてこの2つの反射面に挟まれた長方形の面の中心を
スキャナモータ25の回転軸25bに合わせて配置し、
反射ミラー24からの反射光をスキャナモータ25の回
転軸25bから数mm程度離れた位置にその回転軸25b
に平行に入射している。
【0016】前記スキャナモータ25はロータ25aに
マグネット25cを一体に取付けている。前記回転軸2
5bはステータ部材25dにボールベアリング25eを
介して回転自在に取付けている。前記ステータ部材25
dにはスペーサ25fを介して回路基板25gを固定
し、この回路基板25gの前記マグネット25cと対向
した部位の裏面側にはコイル25hを取付けている。
マグネット25cを一体に取付けている。前記回転軸2
5bはステータ部材25dにボールベアリング25eを
介して回転自在に取付けている。前記ステータ部材25
dにはスペーサ25fを介して回路基板25gを固定
し、この回路基板25gの前記マグネット25cと対向
した部位の裏面側にはコイル25hを取付けている。
【0017】前記反射ミラー24からの反射光は前記ス
キャナモータ25で回転駆動する直角プリズム26の反
射面で反射してスキャナモータ25の回転軸25bに垂
直な平面方向に偏向走査する偏向光に変換した後、入射
面よりも出射面の曲率半径が小さく、外側に向かって凸
のメニスカスレンズ27に入射し、図3に示すように偏
向点、すなわち直角プリズム26の反射点から距離L隔
てた位置にある結像面、例えば感光体ドラムの感光面3
0に結像するようになっている。この偏向光の中心から
の最大振れ角はθとなっている。
キャナモータ25で回転駆動する直角プリズム26の反
射面で反射してスキャナモータ25の回転軸25bに垂
直な平面方向に偏向走査する偏向光に変換した後、入射
面よりも出射面の曲率半径が小さく、外側に向かって凸
のメニスカスレンズ27に入射し、図3に示すように偏
向点、すなわち直角プリズム26の反射点から距離L隔
てた位置にある結像面、例えば感光体ドラムの感光面3
0に結像するようになっている。この偏向光の中心から
の最大振れ角はθとなっている。
【0018】前記半導体レーザ発振器21、収束レンズ
22及びスリット23は光出射ユニット28として一体
化している。前記メニスカスレンズ27はケース29内
に組み込まれている。
22及びスリット23は光出射ユニット28として一体
化している。前記メニスカスレンズ27はケース29内
に組み込まれている。
【0019】そして前記光出射ユニット28を例えば合
成樹脂等からなる装置全体を包囲する筐体31の上部後
方に嵌め込み、前記反射ミラー24を前記筐体31の上
部前方の傾斜部に埋設し、前記ケース29を前記筐体3
1の前部開口部に嵌め込んでいる。前記筐体31はその
フランジ部を前記スキャナモータ25のステータ部材2
5dの周縁部にネジ止めしている。
成樹脂等からなる装置全体を包囲する筐体31の上部後
方に嵌め込み、前記反射ミラー24を前記筐体31の上
部前方の傾斜部に埋設し、前記ケース29を前記筐体3
1の前部開口部に嵌め込んでいる。前記筐体31はその
フランジ部を前記スキャナモータ25のステータ部材2
5dの周縁部にネジ止めしている。
【0020】前記直角プリズム26の反射面からの偏向
光は、感光体ドラムの感光面30に結像するが、その感
光面30での走査スピードは図4に示すように中央部か
ら端部へ行くに従って速くなる。
光は、感光体ドラムの感光面30に結像するが、その感
光面30での走査スピードは図4に示すように中央部か
ら端部へ行くに従って速くなる。
【0021】そこで中央から110mm離れた位置で最大
画角となるようにクロックを決めると、走査位置65mm
付近での速度が平均走査速度なり、これを基準走査速度
としてその速度を基準に印字クロックを決め、かつ中央
と端で正規位置に画素が重なるように光学系を設定する
と、中央部近傍では正規ドット位置より中央に縮まり、
走査位置65mm付近で最大位置ずれが生じ、端部近傍で
徐々に正規位置に近付き110mmの位置で正規位置と重
なるようになる。すなわち走査位置と最大位置誤差の関
係は図4のグラフ(イ)に示すようになる。
画角となるようにクロックを決めると、走査位置65mm
付近での速度が平均走査速度なり、これを基準走査速度
としてその速度を基準に印字クロックを決め、かつ中央
と端で正規位置に画素が重なるように光学系を設定する
と、中央部近傍では正規ドット位置より中央に縮まり、
走査位置65mm付近で最大位置ずれが生じ、端部近傍で
徐々に正規位置に近付き110mmの位置で正規位置と重
なるようになる。すなわち走査位置と最大位置誤差の関
係は図4のグラフ(イ)に示すようになる。
【0022】そこでこのようなfθ誤差をデジタル的に
補正するため、中央から端部までの走査距離110mmを
図5に示すようにb1 〜b5 の5ブロックの領域に分割
する。そしてb1 ブロックを40mm、b2 ブロックを1
8mm、b3 ブロックを16mm、b4 ブロックを18mm、
b5 ブロックを18mmに設定する。
補正するため、中央から端部までの走査距離110mmを
図5に示すようにb1 〜b5 の5ブロックの領域に分割
する。そしてb1 ブロックを40mm、b2 ブロックを1
8mm、b3 ブロックを16mm、b4 ブロックを18mm、
b5 ブロックを18mmに設定する。
【0023】例えば1走査幅を220mmとすると、解像
度が300dpi では2598ドットとなる。従って、b
1 ブロックは473ドット、b2 ブロックは212ドッ
ト、b3 ブロックは189ドット、b4 ブロックは21
3ドット、b5 ブロックは212ドットとなる。
度が300dpi では2598ドットとなる。従って、b
1 ブロックは473ドット、b2 ブロックは212ドッ
ト、b3 ブロックは189ドット、b4 ブロックは21
3ドット、b5 ブロックは212ドットとなる。
【0024】そこで基準クロックとして画素クロックの
16倍のクロックを使用した場合には、b1 ブロックは
基準クロック16個で1ドットを構成するものを1/1
8の割合にし、基準クロック15個で1ドットを構成す
るものを17/18の割合にする。またb2 ブロックは
基準クロック15個で1ドットを構成するものを1/2
の割合にし、基準クロック14個で1ドットを構成する
ものを1/2の割合にする。またb3 ブロックは基準ク
ロック14個で1ドットを構成する。またb4ブロック
は基準クロック14個で1ドットを構成するものを1/
3の割合にし、基準クロック13個で1ドットを構成す
るものを2/3の割合にする。さらにb5 ブロックは基
準クロック13個で1ドットを構成するものを1/3の
割合にし、基準クロック12個で1ドットを構成するも
のを2/3の割合にする。
16倍のクロックを使用した場合には、b1 ブロックは
基準クロック16個で1ドットを構成するものを1/1
8の割合にし、基準クロック15個で1ドットを構成す
るものを17/18の割合にする。またb2 ブロックは
基準クロック15個で1ドットを構成するものを1/2
の割合にし、基準クロック14個で1ドットを構成する
ものを1/2の割合にする。またb3 ブロックは基準ク
ロック14個で1ドットを構成する。またb4ブロック
は基準クロック14個で1ドットを構成するものを1/
3の割合にし、基準クロック13個で1ドットを構成す
るものを2/3の割合にする。さらにb5 ブロックは基
準クロック13個で1ドットを構成するものを1/3の
割合にし、基準クロック12個で1ドットを構成するも
のを2/3の割合にする。
【0025】以上のような規則に従って画素クロック
幅、すなわち印字ドット幅を規定することにより解像度
300dpi の場合のfθ誤差をデジタル的に補正するこ
とが可能となる。
幅、すなわち印字ドット幅を規定することにより解像度
300dpi の場合のfθ誤差をデジタル的に補正するこ
とが可能となる。
【0026】また、露光量変化、すなわち露光むらの補
正は半導体レーザ発振器21を構成するレーザダイオー
ドを発光させる電流を制御することで補正することが可
能となる。
正は半導体レーザ発振器21を構成するレーザダイオー
ドを発光させる電流を制御することで補正することが可
能となる。
【0027】本実施例の光学系では前述したように走査
速度は中央に比べ端部に行くに従い速くなる。そのとき
のレーザダイオードによる1画素当たりの露光強度は中
央に比べ端部に行くに従い弱くなる。すなわち露光量が
端部に行くに従い低下する。そこでfθ誤差を補正する
ための基準走査速度を設定したときと同様に考えれば、
中央より65mm離れた走査位置付近の露光強度が平均露
光強度、すなわち基準露光強度となる。これを図で示せ
ば図6に示すようになる。
速度は中央に比べ端部に行くに従い速くなる。そのとき
のレーザダイオードによる1画素当たりの露光強度は中
央に比べ端部に行くに従い弱くなる。すなわち露光量が
端部に行くに従い低下する。そこでfθ誤差を補正する
ための基準走査速度を設定したときと同様に考えれば、
中央より65mm離れた走査位置付近の露光強度が平均露
光強度、すなわち基準露光強度となる。これを図で示せ
ば図6に示すようになる。
【0028】ここで中央における露光強度、レーザダイ
オードの発光量、1画素当たりの露光時間(駆動パルス
幅)をそれぞれE0 、P0 、T0 、走査位置65mm、す
なわち基準位置における露光強度、レーザダイオードの
発光量、1画素当たりの露光時間(駆動パルス幅)をそ
れぞれE65、P65、T65、中央から110mm離れた端に
おける露光強度、レーザダイオードの発光量、1画素当
たりの露光時間(駆動パルス幅)をそれぞれE110 、P
110 、T110 とすると、E0 、E65、E110 はそれぞれ
次式で表わせる。
オードの発光量、1画素当たりの露光時間(駆動パルス
幅)をそれぞれE0 、P0 、T0 、走査位置65mm、す
なわち基準位置における露光強度、レーザダイオードの
発光量、1画素当たりの露光時間(駆動パルス幅)をそ
れぞれE65、P65、T65、中央から110mm離れた端に
おける露光強度、レーザダイオードの発光量、1画素当
たりの露光時間(駆動パルス幅)をそれぞれE110 、P
110 、T110 とすると、E0 、E65、E110 はそれぞれ
次式で表わせる。
【0029】 E0 =P0 ・T0 …(1) E65=P65・T65 …(2) E110 =P110 ・T110 …(3) 露光強度の補正を行い、露光むらがないようにするため
には、 E0 =E65=E110 …(4) とすればよいことが判る。ここで、1画素当たりの露光
時間(駆動パルス幅)T0 、T65、T110 は前述したf
θ誤差補正に使用する基準クロックの各位置での数に等
しいので、それぞれT0 =16、T65=14、T110 =
12と置き換えられる。
には、 E0 =E65=E110 …(4) とすればよいことが判る。ここで、1画素当たりの露光
時間(駆動パルス幅)T0 、T65、T110 は前述したf
θ誤差補正に使用する基準クロックの各位置での数に等
しいので、それぞれT0 =16、T65=14、T110 =
12と置き換えられる。
【0030】この結果、P0 、P65、P110 の関係は、 P0 =P65・16/14 …(5) P110 =P65・12/14 …(6) となり、このようにレーザの発光量の関係を満足すれば
露光むらがなくなる。
露光むらがなくなる。
【0031】一方、レーザダイオードの発光特性は図7
に示すようになっており、途中に電流量と発光量が比例
する安定部分、すなわちA領域があり、このA領域を使
用すれば電流制御によって簡単に発光量を制御できる。
に示すようになっており、途中に電流量と発光量が比例
する安定部分、すなわちA領域があり、このA領域を使
用すれば電流制御によって簡単に発光量を制御できる。
【0032】そこで、A範囲の中心点Cを仮にP65のレ
ーザ発光量を得る電流値I65とすれば、B点がP0 のレ
ーザ発光量を得る電流値I0 、D点がP110 のレーザ発
光量を得る電流値I110 となる。
ーザ発光量を得る電流値I65とすれば、B点がP0 のレ
ーザ発光量を得る電流値I0 、D点がP110 のレーザ発
光量を得る電流値I110 となる。
【0033】従って、レーザの発光量P0 は、 I0 =I65+I65・k・(14−16)/14 …(7) の電流により補正され、また、レーザの発光量P110
は、 I110 =I65+I65・k・(14−12)/14 …(8) の電流により補正されることになる。なお、kは、レー
ザダイオードの発光特性の比例係数である。
は、 I110 =I65+I65・k・(14−12)/14 …(8) の電流により補正されることになる。なお、kは、レー
ザダイオードの発光特性の比例係数である。
【0034】従って、中央からnmm離れた位置でのレー
ザの電流値In は、 In =I65+I65・k・(14−Tn )/14 …(9) となる。
ザの電流値In は、 In =I65+I65・k・(14−Tn )/14 …(9) となる。
【0035】以上の結果により電流値は露光時間から簡
単に求めることができる。
単に求めることができる。
【0036】図7は回路構成を示すブロック図で、41
は書出し位置検出信号によりカウントを開始するライン
カウンタである。このラインカウンタ41のカウント出
力をアドレスカウンタ42に入力している。
は書出し位置検出信号によりカウントを開始するライン
カウンタである。このラインカウンタ41のカウント出
力をアドレスカウンタ42に入力している。
【0037】43はメモリで、このメモリ43には前述
したfθ誤差をデジタル的に補正するfθ誤差補正用パ
ルス幅データを格納している。このパルス幅データは、
解像度300dpi の場合は、2598画素+n(n≧1
の整数)画素のデータからなる。例えばn=1とし、1
〜2599番目のアドレスにfθ誤差補正用パルス幅デ
ータを格納している。
したfθ誤差をデジタル的に補正するfθ誤差補正用パ
ルス幅データを格納している。このパルス幅データは、
解像度300dpi の場合は、2598画素+n(n≧1
の整数)画素のデータからなる。例えばn=1とし、1
〜2599番目のアドレスにfθ誤差補正用パルス幅デ
ータを格納している。
【0038】fθ誤差補正用パルス幅データを1ライン
分よりもn画素分多く格納するのは、隣接する主走査間
で使用する画素のfθ誤差補正用パルス幅データの範囲
をずらせることにより各主走査間で対応する画素が常に
同一位置となるのを防止し、これにより縦線のモアレ発
生を防止している。
分よりもn画素分多く格納するのは、隣接する主走査間
で使用する画素のfθ誤差補正用パルス幅データの範囲
をずらせることにより各主走査間で対応する画素が常に
同一位置となるのを防止し、これにより縦線のモアレ発
生を防止している。
【0039】この切換えは、ラインカウンタ41の出力
をアドレスカウンタ42に入力することで容易に達成で
きる。
をアドレスカウンタ42に入力することで容易に達成で
きる。
【0040】前記アドレスカウンタ42からのカウント
データにより前記メモリ43から読み出されたfθ誤差
補正用パルス幅データはラッチ回路44でラッチし、こ
のラッチ回路44の出力をプログラマブルカウンタ45
及びレーザダイオードドライバー46にそれぞれ入力し
ている。すなわち前記ラッチ回路44からのパルス幅デ
ータはレーザダイオードの電流補正用データd1 として
レーザダイオードドライバー46に入力している。
データにより前記メモリ43から読み出されたfθ誤差
補正用パルス幅データはラッチ回路44でラッチし、こ
のラッチ回路44の出力をプログラマブルカウンタ45
及びレーザダイオードドライバー46にそれぞれ入力し
ている。すなわち前記ラッチ回路44からのパルス幅デ
ータはレーザダイオードの電流補正用データd1 として
レーザダイオードドライバー46に入力している。
【0041】47は印字クロックの16倍の基準クロッ
クを発生する基準クロック発振器で、この発振器47か
らの基準クロックを前記プログラマブルカウンタ45で
カウントしている。
クを発生する基準クロック発振器で、この発振器47か
らの基準クロックを前記プログラマブルカウンタ45で
カウントしている。
【0042】前記プログラマブルカウンタ45はラッチ
回路44からのfθ誤差補正用パルス幅データと基準ク
ロックのカウント値を比較するとともに画像データを取
り込み、カウント値がパルス幅データに達するタイミン
グで画像データd2 を前記レーザダイオードドライバ4
6に出力している。
回路44からのfθ誤差補正用パルス幅データと基準ク
ロックのカウント値を比較するとともに画像データを取
り込み、カウント値がパルス幅データに達するタイミン
グで画像データd2 を前記レーザダイオードドライバ4
6に出力している。
【0043】前記レーザダイオードドライバ46は、図
9に示すように、電流スイッチ回路46aと電流値制御
回路46bからなり、前記電流スイッチ回路46aは画
像データd2 に基づいて所定のタイミングでレーザダイ
オード21aをオン、オフ制御し、また、前記電流値制
御回路46bは電流補正用データd1 に基づいて前述し
た(9) 式の関係を保つようにレーザダイオード21aに
通電する電流値を制御する。
9に示すように、電流スイッチ回路46aと電流値制御
回路46bからなり、前記電流スイッチ回路46aは画
像データd2 に基づいて所定のタイミングでレーザダイ
オード21aをオン、オフ制御し、また、前記電流値制
御回路46bは電流補正用データd1 に基づいて前述し
た(9) 式の関係を保つようにレーザダイオード21aに
通電する電流値を制御する。
【0044】このような構成の実施例においては、半導
体レーザ発振器21からのレーザ光は収束レンズ22で
発散気味の光束に変換した後スリット23で円形のビー
ムとなる。円形のビームとなったレーザ光は反射ミラー
24で反射し直角に光路を変更してスキャナモータ25
の回転軸25b上に配置している直角プリズム26の反
射面に照射する。そしてレーザ光は回転する直角プリズ
ム26により回転軸に垂直な平面方向を走査する偏向走
査光となる。この走査光はメニスカスレンズ27を介し
て感光面30に結像する。
体レーザ発振器21からのレーザ光は収束レンズ22で
発散気味の光束に変換した後スリット23で円形のビー
ムとなる。円形のビームとなったレーザ光は反射ミラー
24で反射し直角に光路を変更してスキャナモータ25
の回転軸25b上に配置している直角プリズム26の反
射面に照射する。そしてレーザ光は回転する直角プリズ
ム26により回転軸に垂直な平面方向を走査する偏向走
査光となる。この走査光はメニスカスレンズ27を介し
て感光面30に結像する。
【0045】ラインカウンタ41は図10の(a) に示す
書出し位置検出信号Sによりカウント動作を開始する。
そしてラインカウンタ41が所定値になるとアドレスカ
ウンタ42はメモリ43のアドレス指定を行う。
書出し位置検出信号Sによりカウント動作を開始する。
そしてラインカウンタ41が所定値になるとアドレスカ
ウンタ42はメモリ43のアドレス指定を行う。
【0046】このアドレス指定により、メモリ43から
は対応する画素のfθ誤差補正用パルス幅データが読み
出されてラッチ回路44に入力する。そしてラッチ回路
44はラッチしたパルス幅データを、プログラマブルカ
ウンタ45に出力すると共に、レーザダイオードドライ
バー46に電流補正用データd1 として出力する。
は対応する画素のfθ誤差補正用パルス幅データが読み
出されてラッチ回路44に入力する。そしてラッチ回路
44はラッチしたパルス幅データを、プログラマブルカ
ウンタ45に出力すると共に、レーザダイオードドライ
バー46に電流補正用データd1 として出力する。
【0047】プログラマブルカウンタ45は、ラッチ回
路44からのパルス幅データと基準クロック発振器47
からの基準クロックをカウントした結果に応じた長さで
画像データd2 をレーザダイオードドライバー46に出
力する。
路44からのパルス幅データと基準クロック発振器47
からの基準クロックをカウントした結果に応じた長さで
画像データd2 をレーザダイオードドライバー46に出
力する。
【0048】レーザダイオードドライバー46は電流補
正用データd1 に基づいて電流値制御回路46bを駆動
し前述した(9) 式の関係を保つようにレーザダイオード
21aに通電する電流値を制御する。また、レーザダイ
オードドライバー46は画像データd2 に基づいて電流
スイッチ回路46aを駆動し、レーザダイオード21a
への通電をオン、オフ制御する。
正用データd1 に基づいて電流値制御回路46bを駆動
し前述した(9) 式の関係を保つようにレーザダイオード
21aに通電する電流値を制御する。また、レーザダイ
オードドライバー46は画像データd2 に基づいて電流
スイッチ回路46aを駆動し、レーザダイオード21a
への通電をオン、オフ制御する。
【0049】こうしてレーザダイオード21aの通電制
御が行われ、半導体レーザ発振器21は発振動作する。
御が行われ、半導体レーザ発振器21は発振動作する。
【0050】そしてこの装置では図10の(b) に示すよ
うに1走査をb5 、b4 、b3 、b2 、b1 、b1 、b
2 、b3 、b4 、b5 ブロックという順にたどり、各ブ
ロック毎に決められた画素クロック幅でドット印字を行
い、1走査で2598ドットを印字する。こうしてfθ
誤差の補正が電気的に行われることになる。
うに1走査をb5 、b4 、b3 、b2 、b1 、b1 、b
2 、b3 、b4 、b5 ブロックという順にたどり、各ブ
ロック毎に決められた画素クロック幅でドット印字を行
い、1走査で2598ドットを印字する。こうしてfθ
誤差の補正が電気的に行われることになる。
【0051】そして奇数ラインの走査では図10の(c)
に示すように1〜2598番目のアドレスに格納してい
るデータをメモリ43から読出してラッチ回路44にラ
ッチし、また偶数ラインの走査では図10の(d) に示す
ように2〜2599番目のアドレスに格納しているデー
タをメモリ43から読出してラッチ回路44にラッチす
る。
に示すように1〜2598番目のアドレスに格納してい
るデータをメモリ43から読出してラッチ回路44にラ
ッチし、また偶数ラインの走査では図10の(d) に示す
ように2〜2599番目のアドレスに格納しているデー
タをメモリ43から読出してラッチ回路44にラッチす
る。
【0052】すなわち奇数ラインの走査ではb5 ブロッ
クにおいては先ず基準クロック13個で1ドットを構成
する出力を1回行い、次に基準クロック12個で1ドッ
トを構成する出力を2回行い、以降この出力制御を繰り
返す。
クにおいては先ず基準クロック13個で1ドットを構成
する出力を1回行い、次に基準クロック12個で1ドッ
トを構成する出力を2回行い、以降この出力制御を繰り
返す。
【0053】またb4 ブロックにおいては基準クロック
14個で1ドットを構成する出力を1回行い、次に基準
クロック13個で1ドットを構成する出力を2回行い、
以降この出力制御を繰り返す。
14個で1ドットを構成する出力を1回行い、次に基準
クロック13個で1ドットを構成する出力を2回行い、
以降この出力制御を繰り返す。
【0054】またb3 ブロックにおいては基準クロック
14個で1ドットを構成する出力制御のみを行う。
14個で1ドットを構成する出力制御のみを行う。
【0055】またb2 ブロックにおいては基準クロック
15個で1ドットを構成する出力と基準クロック14個
で1ドットを構成する出力を交互に繰り返す出力制御を
行う。
15個で1ドットを構成する出力と基準クロック14個
で1ドットを構成する出力を交互に繰り返す出力制御を
行う。
【0056】さらにb1 ブロックにおいては基準クロッ
ク16個で1ドットを構成する出力を1回行い、次に基
準クロック15個で1ドットを構成する出力を17回行
い、以降この出力制御を繰り返す。
ク16個で1ドットを構成する出力を1回行い、次に基
準クロック15個で1ドットを構成する出力を17回行
い、以降この出力制御を繰り返す。
【0057】以上により1走査の半分の出力制御が終了
し、残りの半分は逆にb1 、b2 、b3 、b4 、b5 ブ
ロックの順に出力制御を行う。
し、残りの半分は逆にb1 、b2 、b3 、b4 、b5 ブ
ロックの順に出力制御を行う。
【0058】こうして奇数ラインの走査が終了すると次
に偶数ラインの走査を行うがこのときにはb5 ブロック
の最初は2番目のデータから始まる。すなわち偶数ライ
ンのb5 ブロックにおいては先ず基準クロック12個で
1ドットを構成する出力を2回行い、次に基準クロック
13個で1ドットを構成する出力を1回行い、次に基準
クロック12個で1ドットを構成する出力を2回行い、
以降1回の基準クロック13個で1ドットを構成する出
力と2回の基準クロック12個で1ドットを構成する出
力を繰り返す。
に偶数ラインの走査を行うがこのときにはb5 ブロック
の最初は2番目のデータから始まる。すなわち偶数ライ
ンのb5 ブロックにおいては先ず基準クロック12個で
1ドットを構成する出力を2回行い、次に基準クロック
13個で1ドットを構成する出力を1回行い、次に基準
クロック12個で1ドットを構成する出力を2回行い、
以降1回の基準クロック13個で1ドットを構成する出
力と2回の基準クロック12個で1ドットを構成する出
力を繰り返す。
【0059】こうして奇数ラインと偶数ラインとのfθ
誤差補正用パルス幅データのパターンをずらすことがで
きるので、各ライン間で主走査方向の同じ位置が同じパ
ルス幅になることがなく、縦線のモアレ発生を極力防止
することができる。
誤差補正用パルス幅データのパターンをずらすことがで
きるので、各ライン間で主走査方向の同じ位置が同じパ
ルス幅になることがなく、縦線のモアレ発生を極力防止
することができる。
【0060】また、奇数ラインの走査のとき例えばb5
ブロックにおいては基準クロック13個で1ドットを構
成する出力を1回行い、次に基準クロック12個で1ド
ットを構成する出力を2回行い、以降この出力制御を繰
り返すことになるが、このときレーザダイオード21a
に通電する電流値は中央から65mmの位置での基準電流
値I65に対して、In =I65+I65・k・(14−Tn
)/14の関係で変化する。例えば最初の基準クロッ
ク13個で1ドットを構成する出力のときには、I65+
I65・k・(14−13)/14となり、また次の基準
クロック12個で1ドットを構成する出力のときには、
I65+I65・k・(14−12)/14となり、電流値
は基準値に対して図10の(e) に示すように変化する。
ブロックにおいては基準クロック13個で1ドットを構
成する出力を1回行い、次に基準クロック12個で1ド
ットを構成する出力を2回行い、以降この出力制御を繰
り返すことになるが、このときレーザダイオード21a
に通電する電流値は中央から65mmの位置での基準電流
値I65に対して、In =I65+I65・k・(14−Tn
)/14の関係で変化する。例えば最初の基準クロッ
ク13個で1ドットを構成する出力のときには、I65+
I65・k・(14−13)/14となり、また次の基準
クロック12個で1ドットを構成する出力のときには、
I65+I65・k・(14−12)/14となり、電流値
は基準値に対して図10の(e) に示すように変化する。
【0061】また、偶数ラインの走査のときも同様に電
流値が制御され、図10の(f) に示すように変化する。
流値が制御され、図10の(f) に示すように変化する。
【0062】このように走査位置に応じて各画素毎にレ
ーザダイオード21aに通電する電流値、すなわちレー
ザ発光量が制御され、各画素間で略同一の露光強度にな
るように制御される。従って露光むらのない品質の高い
印字ができる。
ーザダイオード21aに通電する電流値、すなわちレー
ザ発光量が制御され、各画素間で略同一の露光強度にな
るように制御される。従って露光むらのない品質の高い
印字ができる。
【0063】しかもラッチ回路44がラッチしたfθ誤
差補正用パルス幅データを、プログラマブルカウンタ4
5に出力すると共にレーザダイオードドライバー46に
電流補正用データd1 として出力し、レーザダイオード
ドライバー46は、この電流補正用データd1 に基づい
て電流値制御回路46bを制御し、かつプログラマブル
カウンタ45からの画像データd2 に基づいて電流スイ
ッチ回路46aを制御しているので、fθ誤差補正用パ
ルス幅データを画素クロック幅の制御と電流値の制御の
両方に共通に使用でき、画素クロック幅の制御系と電流
値の制御系とを個々に独立して設けるものに比べて回路
構成が簡単でコスト的にも安価となる。
差補正用パルス幅データを、プログラマブルカウンタ4
5に出力すると共にレーザダイオードドライバー46に
電流補正用データd1 として出力し、レーザダイオード
ドライバー46は、この電流補正用データd1 に基づい
て電流値制御回路46bを制御し、かつプログラマブル
カウンタ45からの画像データd2 に基づいて電流スイ
ッチ回路46aを制御しているので、fθ誤差補正用パ
ルス幅データを画素クロック幅の制御と電流値の制御の
両方に共通に使用でき、画素クロック幅の制御系と電流
値の制御系とを個々に独立して設けるものに比べて回路
構成が簡単でコスト的にも安価となる。
【0064】
【発明の効果】以上、本発明によれば、電気的にfθ誤
差補正及び各ドットの露光量補正を行うものにおいて、
全体の回路構成を簡単にできるとともにコスト低下を図
ることができる。
差補正及び各ドットの露光量補正を行うものにおいて、
全体の回路構成を簡単にできるとともにコスト低下を図
ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す筐体を省いた状態の平
面図。
面図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】同実施例における感光面での走査範囲を示す
図。
図。
【図4】同実施例における走査スピードの変化と最大位
置誤差との関係を示す図。
置誤差との関係を示す図。
【図5】同実施例における走査位置と分割ブロック及び
最大位置誤差の関係を示す図。
最大位置誤差の関係を示す図。
【図6】同実施例における走査位置と露光強度の関係を
示す図。
示す図。
【図7】同実施例におけるレーザダイオードの発光特性
を示す図。
を示す図。
【図8】同実施例の制御回路構成を示すブロック図。
【図9】図8のレーザダイオードドライバーの回路構成
を示す図。
を示す図。
【図10】同実施例の1走査における画素クロック幅の
変化及びレーザダイオード電流値変化を部分的に示す
図。
変化及びレーザダイオード電流値変化を部分的に示す
図。
【図11】従来例を示す斜視図。
【図12】同従来例における走査位置に対するレーザ制
御信号の周期を示す図。
御信号の周期を示す図。
【図13】同従来例の回路ブロック図。
21…半導体レーザ発振器 21a…レーザダイオード 26…直角プリズム 41…ラインカウンタ 42…アドレスカウンタ 43…メモリ 45…プログラマブルカウンタ 46…レーザダイオードドライバー 46a…電流スイッチ回路 46b…電流値制御回路
Claims (2)
- 【請求項1】 記録情報に基づいてレーザダイオードを
オン、オフ制御し、そのレーザダイオードから出射する
レーザ光を偏向走査し、結像面にレーザ光を集光してド
ット単位で情報を記録する光走査装置において、レーザ
光の1走査中における走査速度の変化により発生するf
θ誤差を補正するために、1走査における各ドットに対
応する駆動パルス幅を決めるデータを記憶した記憶手段
と、1走査毎に前記記憶手段からデータを読出し、その
データに対応する駆動パルス幅に基づいてレーザ光をオ
ン、オフ制御するオン、オフ制御手段と、1走査毎に前
記記憶手段から読出されるデータが決める駆動パルス幅
の大きさに対して反比例するように前記レーザダイオー
ドに通電する電流値を制御する電流値制御手段を設けた
ことを特徴とする光走査装置。 - 【請求項2】 電流値制御手段は、予め設定した基準電
流値をIs 、基準電流値における駆動パルス幅をTs 、
n画素目の駆動パルス幅をTn としたとき、n画素目の
電流値In を、 In =Is +Is ・k・(Ts −Tn )/Ts (但し、kは比例定数) の関係に制御することを特徴とする請求項1記載の光走
査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23993493A JPH0792407A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 光走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23993493A JPH0792407A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 光走査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0792407A true JPH0792407A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17052007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23993493A Pending JPH0792407A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 光走査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0792407A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002117152A (ja) * | 2000-10-10 | 2002-04-19 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 遠隔医療ネットワークシステムおよび遠隔医療サービス提供方法およびこの方法を実行するためのプログラム記録した記録媒体 |
JP2002277788A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-09-25 | Ricoh Co Ltd | 走査結像光学系 |
WO2007122974A1 (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | 光走査装置及び画像表示装置並びに網膜走査型画像表示装置 |
JP2009192563A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-27 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置及び画像形成装置 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP23993493A patent/JPH0792407A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002117152A (ja) * | 2000-10-10 | 2002-04-19 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 遠隔医療ネットワークシステムおよび遠隔医療サービス提供方法およびこの方法を実行するためのプログラム記録した記録媒体 |
JP2002277788A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-09-25 | Ricoh Co Ltd | 走査結像光学系 |
WO2007122974A1 (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | 光走査装置及び画像表示装置並びに網膜走査型画像表示装置 |
JP2007286423A (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Brother Ind Ltd | 光走査装置及び画像表示装置並びに網膜走査型画像表示装置 |
US7982906B2 (en) | 2006-04-18 | 2011-07-19 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Optical scanning device, image display device and retinal scanning display |
JP2009192563A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-27 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置及び画像形成装置 |
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