JPH08114668A - レーダ装置 - Google Patents
レーダ装置Info
- Publication number
- JPH08114668A JPH08114668A JP6274467A JP27446794A JPH08114668A JP H08114668 A JPH08114668 A JP H08114668A JP 6274467 A JP6274467 A JP 6274467A JP 27446794 A JP27446794 A JP 27446794A JP H08114668 A JPH08114668 A JP H08114668A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- circuit
- tuning
- main bang
- magnetron
- Prior art date
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- Pending
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- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 調整不要でかつ簡素な構成で同調指示信号を
生成できる同調指示回路を備えたレーダ装置を提供す
る。 【構成】 メインバング信号検出回路9は、検波回路8
が検波出力するビデオ信号からメインバング信号成分を
検出する。変換回路10は、検出したメインバング信号
を電圧信号へ変換し、それを中間周波数を受信周波数
(マグネトロン1の発振周波数)に同調させるための同
調指示信号として出力する。
生成できる同調指示回路を備えたレーダ装置を提供す
る。 【構成】 メインバング信号検出回路9は、検波回路8
が検波出力するビデオ信号からメインバング信号成分を
検出する。変換回路10は、検出したメインバング信号
を電圧信号へ変換し、それを中間周波数を受信周波数
(マグネトロン1の発振周波数)に同調させるための同
調指示信号として出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マグネトロンを用いる
レーダ装置に係り、特に受信系において受信周波数(マ
グネトロンの発振周波数)への同調動作を行わせる同調
指示信号の生成方式に関する。
レーダ装置に係り、特に受信系において受信周波数(マ
グネトロンの発振周波数)への同調動作を行わせる同調
指示信号の生成方式に関する。
【0002】
【従来の技術】マグネトロンを用いるレーダ装置では、
受信系の中間周波帯は狭帯域であるのに対し使用するマ
グネトロンは個々に発振周波数が少しずつ異なることに
鑑み、受信周波数(マグネトロンの発振周波数)への同
調動作を行わせる同調指示信号を生成し、それによりレ
ーダビデオを最大感度で取得できるようにしているが、
従来では、例えば図5に示すような同調指示回路50を
設け、同調指示信号を生成するようにしている。
受信系の中間周波帯は狭帯域であるのに対し使用するマ
グネトロンは個々に発振周波数が少しずつ異なることに
鑑み、受信周波数(マグネトロンの発振周波数)への同
調動作を行わせる同調指示信号を生成し、それによりレ
ーダビデオを最大感度で取得できるようにしているが、
従来では、例えば図5に示すような同調指示回路50を
設け、同調指示信号を生成するようにしている。
【0003】図5において、マグネトロン1が一定周期
の送信トリガに応答して発生するパルス状無線周波信号
は、送受切換器2を介してアンテナ3に供給され、アン
テナ3からレーダ覆域の空間へパルス状電波として放射
される。アンテナ3で受信された物標等での反射波(レ
ーダ映像信号)は、送受切換器2、高周波増幅回路4を
介して周波数混合回路5に入り、ここで局部発振回路6
の局部発振周波数によって中間周波数帯の信号(IF信
号)へ周波数変換される。
の送信トリガに応答して発生するパルス状無線周波信号
は、送受切換器2を介してアンテナ3に供給され、アン
テナ3からレーダ覆域の空間へパルス状電波として放射
される。アンテナ3で受信された物標等での反射波(レ
ーダ映像信号)は、送受切換器2、高周波増幅回路4を
介して周波数混合回路5に入り、ここで局部発振回路6
の局部発振周波数によって中間周波数帯の信号(IF信
号)へ周波数変換される。
【0004】このIF信号は2分岐され、一方は、中間
周波増幅回路7で増幅処理・不要信号成分除去処理を受
けた後、検波回路8で検波され、ビデオ信号として出力
されるが、他方は、同調指示回路50に入り、同調指示
信号となる。
周波増幅回路7で増幅処理・不要信号成分除去処理を受
けた後、検波回路8で検波され、ビデオ信号として出力
されるが、他方は、同調指示回路50に入り、同調指示
信号となる。
【0005】即ち、同調指示回路50では、同調回路5
1において中間周波増幅回路7とほぼ同等の帯域を用い
てIF信号の周波数レベルを検出し、それを増幅回路5
2にて増幅した後、検波回路53で検波し、その検波電
圧を電圧増幅回路54で増幅して所定電圧レベルの同調
指示信号を生成する。
1において中間周波増幅回路7とほぼ同等の帯域を用い
てIF信号の周波数レベルを検出し、それを増幅回路5
2にて増幅した後、検波回路53で検波し、その検波電
圧を電圧増幅回路54で増幅して所定電圧レベルの同調
指示信号を生成する。
【0006】この同調指示信号を例えば指示機に設けて
ある同調指示計に送り、その指針が最大に振れるように
局部発振回路6の局部発振周波数を調整すれば、周波数
混合回路5が出力するIF信号の中心周波数を中間周波
増幅回路7の帯域のほぼ中心位置に持っていくことがで
きるので、検波回路8の出力にビデオ信号を最大感度で
取得できることになる。
ある同調指示計に送り、その指針が最大に振れるように
局部発振回路6の局部発振周波数を調整すれば、周波数
混合回路5が出力するIF信号の中心周波数を中間周波
増幅回路7の帯域のほぼ中心位置に持っていくことがで
きるので、検波回路8の出力にビデオ信号を最大感度で
取得できることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の同調指
示回路50では、同調回路51の調整が面倒であるだけ
でなく、4つの回路で構成されるので部品点数が増大
し、コストアップの要因となっているという問題があ
る。
示回路50では、同調回路51の調整が面倒であるだけ
でなく、4つの回路で構成されるので部品点数が増大
し、コストアップの要因となっているという問題があ
る。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みなされた
もので、その目的は、調整不要でかつ簡素な構成で同調
指示信号を生成できる新規構成の同調指示回路を備えた
レーダ装置を提供することにある。
もので、その目的は、調整不要でかつ簡素な構成で同調
指示信号を生成できる新規構成の同調指示回路を備えた
レーダ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のレーダ装置は次の如き構成を有する。即
ち、本発明のレーダ装置は、マグネトロンを用いるレー
ダ装置において;検波出力されるビデオ信号からメイン
バング信号成分を検出する回路と; 検出したメインバ
ング信号を電圧信号へ変換し、それを中間周波数を受信
周波数(マグネトロンの発振周波数)に同調させるため
の同調指示信号として出力する回路と; を備えたこと
を特徴とするものである。
に、本発明のレーダ装置は次の如き構成を有する。即
ち、本発明のレーダ装置は、マグネトロンを用いるレー
ダ装置において;検波出力されるビデオ信号からメイン
バング信号成分を検出する回路と; 検出したメインバ
ング信号を電圧信号へ変換し、それを中間周波数を受信
周波数(マグネトロンの発振周波数)に同調させるため
の同調指示信号として出力する回路と; を備えたこと
を特徴とするものである。
【0010】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明のレーダ装
置の作用を説明する。本発明では、マグネトロンの出力
の一部が送受切換器から直接受信系へ漏れ込む信号(メ
インバング信号)がある点に着目し、ビデオ信号からそ
のメインバング信号成分を検出し、それを電圧信号へ変
換して同調指示信号とする。
置の作用を説明する。本発明では、マグネトロンの出力
の一部が送受切換器から直接受信系へ漏れ込む信号(メ
インバング信号)がある点に着目し、ビデオ信号からそ
のメインバング信号成分を検出し、それを電圧信号へ変
換して同調指示信号とする。
【0011】この2つの回路は調整不要であり、しかも
簡素な構成で同調指示信号を生成できるので、当該レー
ダ装置の原価の低減に寄与できる。
簡素な構成で同調指示信号を生成できるので、当該レー
ダ装置の原価の低減に寄与できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。なお、従来例(図5)と同一構成部分には同
一符号を付してその説明を省略する。図1は、本発明の
一実施例に係るレーダ装置を示す。図1において、この
レーダ装置は、検波回路8の出力段に、メインバング信
号検出回路9と変換回路10とからなる同調指示回路を
設けてある。
説明する。なお、従来例(図5)と同一構成部分には同
一符号を付してその説明を省略する。図1は、本発明の
一実施例に係るレーダ装置を示す。図1において、この
レーダ装置は、検波回路8の出力段に、メインバング信
号検出回路9と変換回路10とからなる同調指示回路を
設けてある。
【0013】周知のように、送受切換器2は、サーキュ
レータとダイオードリミッタとで構成されるが、マグネ
トロン1の出力の一部がサーキュレータのアイソレーシ
ョンポートへ漏れてダイオードリミッタを介して高周波
増幅回路4に入り込み、検波回路8からビデオ信号の一
部として出力される。
レータとダイオードリミッタとで構成されるが、マグネ
トロン1の出力の一部がサーキュレータのアイソレーシ
ョンポートへ漏れてダイオードリミッタを介して高周波
増幅回路4に入り込み、検波回路8からビデオ信号の一
部として出力される。
【0014】メインバング信号は、送受切換器2から受
信系へ漏れ込む信号を言うが、本発明では、検波回路8
の出力の一部をメインバング信号検出回路9に導入し、
ビデオ信号からメインバング信号のみを検出するように
してある。
信系へ漏れ込む信号を言うが、本発明では、検波回路8
の出力の一部をメインバング信号検出回路9に導入し、
ビデオ信号からメインバング信号のみを検出するように
してある。
【0015】メインバング信号検出回路9は、図2に示
すようにゲートパルス発生回路21とAND回路22と
で構成される。ゲートパルス発生回路21は、マグネト
ロン1を起動する送信トリガ(図4(1))に同期して
所定パルス幅(マグネトロン1の発振パルス幅とほぼ等
しい幅)のゲートパルス(図4(2))を発生し、それ
をAND回路22の一方の入力に与える。
すようにゲートパルス発生回路21とAND回路22と
で構成される。ゲートパルス発生回路21は、マグネト
ロン1を起動する送信トリガ(図4(1))に同期して
所定パルス幅(マグネトロン1の発振パルス幅とほぼ等
しい幅)のゲートパルス(図4(2))を発生し、それ
をAND回路22の一方の入力に与える。
【0016】AND回路22の他方の入力は、検波回路
8の出力たるビデオ信号であるが、このビデオ信号は、
図4(3)に示すように、ゲートパルスの発生タイミン
グにおいて生ずる所定パルス幅のメインバング信号
(イ)を含み、本来のビデオ信号(ロ)がこれに後続す
る。従って、AND回路22の出力には、送信トリガの
周期で繰り返す所定パルス幅のメインバング信号が得ら
れる(図4(4))。
8の出力たるビデオ信号であるが、このビデオ信号は、
図4(3)に示すように、ゲートパルスの発生タイミン
グにおいて生ずる所定パルス幅のメインバング信号
(イ)を含み、本来のビデオ信号(ロ)がこれに後続す
る。従って、AND回路22の出力には、送信トリガの
周期で繰り返す所定パルス幅のメインバング信号が得ら
れる(図4(4))。
【0017】変換回路10は、図3に示すように積分回
路33で構成され、AND回路22が送信トリガの周期
で出力するメインバング信号を平滑化し、所定電圧レベ
ルの同調指示信号を形成する(図4(4))。
路33で構成され、AND回路22が送信トリガの周期
で出力するメインバング信号を平滑化し、所定電圧レベ
ルの同調指示信号を形成する(図4(4))。
【0018】以上の説明から明らかなように、メインバ
ング信号検出回路9と変換回路10は、共に調整要素は
なく、しかも簡素な構成であるから、安価に構成でき
る。
ング信号検出回路9と変換回路10は、共に調整要素は
なく、しかも簡素な構成であるから、安価に構成でき
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーダ装
置は、マグネトロンの出力の一部が送受切換器から直接
受信系へ漏れ込む信号(メインバング信号)がある点に
着目して、従来の同調指示回路に代えて、ビデオ信号か
らそのメインバング信号成分を検出し、それを電圧信号
へ変換して同調指示信号とする同調指示回路を備える。
当該検出回路と変換回路の2つの回路は、調整不要の回
路であり、しかも簡素な構成で同調指示信号を生成でき
るので、当該レーダ装置の原価の低減に寄与できる効果
がある。
置は、マグネトロンの出力の一部が送受切換器から直接
受信系へ漏れ込む信号(メインバング信号)がある点に
着目して、従来の同調指示回路に代えて、ビデオ信号か
らそのメインバング信号成分を検出し、それを電圧信号
へ変換して同調指示信号とする同調指示回路を備える。
当該検出回路と変換回路の2つの回路は、調整不要の回
路であり、しかも簡素な構成で同調指示信号を生成でき
るので、当該レーダ装置の原価の低減に寄与できる効果
がある。
【図1】本発明の一実施例に係るレーダ装置の構成ブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】メインバング信号検出回路の回路図である。
【図3】変換回路の回路図である。
【図4】同調指示信号生成過程の動作タイムチャートで
ある。
ある。
【図5】従来のレーダ装置の構成ブロック図である。
1 マグネトロン 2 送受切換器 3 アンテナ 4 高周波増幅回路 5 周波数混合回路 6 局部発振回路 7 中間周波増幅回路 8 検波回路 9 メインバング信号検出回路 10 変換回路 21 ゲートパルス発生回路 22 AND回路 33 積分回路
Claims (1)
- 【請求項1】 マグネトロンを用いるレーダ装置におい
て; 検波出力されるビデオ信号からメインバング信号
成分を検出する回路と; 検出したメインバング信号を
電圧信号へ変換し、それを中間周波数を受信周波数(マ
グネトロンの発振周波数)に同調させるための同調指示
信号として出力する回路と; を備えたことを特徴とす
るレーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6274467A JPH08114668A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6274467A JPH08114668A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | レーダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08114668A true JPH08114668A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17542102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6274467A Pending JPH08114668A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | レーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08114668A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007333481A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Furuno Electric Co Ltd | レーダ装置 |
JP2008209154A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Japan Radio Co Ltd | レーダ受信機 |
WO2024018804A1 (ja) * | 2022-07-20 | 2024-01-25 | 古野電気株式会社 | 自動同調装置、マグネトロンレーダ、自動同調方法および自動同調プログラム |
-
1994
- 1994-10-13 JP JP6274467A patent/JPH08114668A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007333481A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Furuno Electric Co Ltd | レーダ装置 |
JP2008209154A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Japan Radio Co Ltd | レーダ受信機 |
WO2024018804A1 (ja) * | 2022-07-20 | 2024-01-25 | 古野電気株式会社 | 自動同調装置、マグネトロンレーダ、自動同調方法および自動同調プログラム |
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