JP2962983B2 - Cwドプラ計測レーダ装置 - Google Patents

Cwドプラ計測レーダ装置

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JP2962983B2
JP2962983B2 JP5309283A JP30928393A JP2962983B2 JP 2962983 B2 JP2962983 B2 JP 2962983B2 JP 5309283 A JP5309283 A JP 5309283A JP 30928393 A JP30928393 A JP 30928393A JP 2962983 B2 JP2962983 B2 JP 2962983B2
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貴光 國方
礼 伊藤
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BOEICHO GIJUTSU KENKYU HONBUCHO
Mitsubishi Electric Corp
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BOEICHO GIJUTSU KENKYU HONBUCHO
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーダ送信波として
連続波(Continuous Wave以下CWと呼
ぶ)を用い、移動目標のドプラ周波数を計測するレーダ
のドプラ周波数検出方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のCWドプラ計測レーダの概略ブロ
ック図を図8に示す。図において、1はレーダ電波を空
間に放射する送信空中線、2は高安定局部発振回路12
aの発振する信号に同期したレーダ送信信号を生成、電
力増幅する送信機、3は目標からの反射波を受信する受
信空中線、4は受信空中線3で受信した信号を弁別、増
幅する受信機、13は高安定局部発振回路12bを位相
参照信号として受信信号の位相検波をおこなう位相検波
回路、6は位相検波された受信信号の各ドプラ周波数成
分を求める周波数弁別回路、7は弁別された各ドプラ周
波数成分から目標を検出し、その目標のドプラ周波数を
測定する目標検出回路である。
【0003】従来のCWドプラ計測レーダは上記のよう
に構成され、高安定局部発振回路12aは、目標のドプ
ラ周波数を測定するのに必要な安定度で発振し、その出
力に同期した送信種信号が送信機2で生成される。生成
された送信種信号は、必要な電力レベルまで送信機2で
電力増幅され送信空中線1を介してレーダ送信波として
空間へ放射される。放射されたレーダ送信波は、空間を
伝搬して目標を照射し、1部の電力が反射され反射波と
なり、再度空間を伝搬し受信空中線3を介し受信機4で
受信される。この時、反射信号は電波の視線方向に対す
る目標の移動に伴うドプラ効果を受け、移動速度に比例
するドプラ周波数変移を生じる。受信された反射信号
は、受信機4で弁別、増幅され、位相検波回路13へ出
力される。位相検波回路13では、送信時に用いたのと
同等の高安定局部発振回路12bの発振出力を位相参照
信号として受信信号の位相検波を行う。位相検波出力
は、例えば多数の狭帯域フィルタを用いた周波数弁別回
路6において、各周波数成分に弁別される。目標検出回
路7では、弁別された各周波数成分から強度の大きい成
分を目標として検出し、該当する周波数をドプラ周波数
として測定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のCWドプラ計測
レーダ装置は、以上のように構成されているので、高安
定局部発振回路を送信側と受信側に合計2回路設ける必
要があり、両者は、非常に高い精度で、周波数を一致さ
せる必要がある。また受信においては、回路が複雑で高
価な位相検波回路が必要であるなどの問題点があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、高安定発振回路が1個です
み、高価で複雑な位相検波回路の必要がないCWドプラ
計測レーダ装置を得る方式を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるCWド
プラ計測レーダ装置は、レーダ送信信号を生成、増幅す
る送信機と、前記レーダ送信信号をレーダ電波として空
間へ放射する送信空中線と、目標からの反射波と前記送
信空中線からの直接波とを受信する受信空中線と、受信
信号を弁別、増幅する受信機と、受信信号を検波する包
絡線検波回路と、検波出力のドプラ周波数成分を求める
周波数弁別回路と、求めた周波数成分から目標を検出、
ドプラ測定を行う目標検出回路とを備え、前記包絡線検
波回路は、検波特性として自乗特性をもって検波するよ
うにしたものである。
【0007】
【作用】包絡線検波方式では、その非線形性から同時に
受信した直接波と反射波の間で相互作用を生じ、反射波
のドプラ成分が、非線形項として検出される。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例を示すブロック図であ
り、1〜4,6,7,12は従来装置と全く同一のもの
である。5は受信機の出力信号を自乗特性をもって検波
する包絡線検波回路である。
【0009】上記のように構成されたCWドプラ計測レ
ーダ装置において、送信空中線1、送信機2及び高安定
局部発振回路12は従来装置と全く同等に動作する。簡
単のため、送信空中線1から放射される電波の角周波数
をω0 とする。送信空中線1から放射された送信波は、
空間を伝搬し目標に反射され反射波となり受信空中線3
に受信される。ここで、従来装置の説明で述べた通り、
反射波は目標の移動に伴うドプラ周波数変移を受けてい
る。このドプラ周波数変移量をωd とする。一方、受信
空中線3は、反射波と同時に送信空中線1からの直接波
も受信している。従って、受信機4へ入力される受信信
号S(t)は、直接波の振幅をA、反射波の振幅をRと
して、(1)式のように表される。 S(t)=ACOS (ω0 t)+RCOS {(ω0 +ωd )t} (1) この信号S(t)を自乗特性をもつ包絡線検波回路5で
検波をするとその出力には、S2 (t)の成分が含ま
れ、 S2 (t)=[ACOS (ω0 t)+RCOS {(ω0 +ωd )t}]2 =A2 COS2(ω0 t) +2ARCOS (ω0 t)COS {(ω0 +ωd )t} +R2 COS2{(ω0 +ωd )t} =A2 {1+COS (2ω0 t)}/2 +AR[COS {(2ω0 +ωd )t}+COS (ωd t)] +R2 [1+COS {2(ω0 +ωd )t}]/2 (2) で表される。通常、送受間の距離は短く、直接波は反射
波よりはるかに大きくA》Rが成立するので(2)式右
辺の第3項は無視できる。また、ω0 》ωd であり、検
波回路内の低域濾波器により、高周波成分を遮断する
と、(2)式の右辺の成分は、 A2 /2+ARCOS (ωd t) (3) が残ることになる。(3)式第1項は、高周波成分を表
し、第2項は移動目標からの反射波成分を示す。(3)
式の成分を周波数弁別回路6で各周波数成分に分解する
と、図2に示すような周波数スペクトルを得る。直接波
成分は、必ず直流(DC)となるので、目標検出回路7
にて、適当なしきい値を用いて直流以外の成分から目標
を検出すれば良い。また、ドプラ周波数は、該当する成
分の周波数として測定できる。
【0010】実施例2.上記実施例1は、周波数弁別回
路6として、例えば多数の狭帯域フィルタを用いたアナ
ログ的な周波数弁別回路の場合を示したが、これは、図
3に示すようにA/D変換回路8及びFFT(Fast
Fourier Transform)やDFT(D
iscrete Fourier Transfor
m)のようなディジタル信号処理回路の組み合わせによ
るものであっても同等の効果が得られる。
【0011】実施例3.図4は、空中線10を送受兼用
とし、例えばサーキュレータのような送受切り替え器1
1により、送信信号と受信信号を分離するようにしたも
のである。この場合、反射波成分と相互作用する直接波
成分は、送受切り替え器11の送信信号の漏洩成分を用
いる。
【0012】実施例4.図5は、実施例2と実施例3を
組み合わせたものである。
【0013】実施例5.図6は、実施例4において、直
接波成分を送受切り替え器11の漏洩成分に期待せず、
送信機2から直接受信機へ入力、合成を行うものであ
る。
【0014】実施例6.図7は、実施例4と実施例5を
組み合わせたものである。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によればレーダ
送信信号を生成、増幅する送信機と、前記レーダ送信信
号をレーダ電波として空間へ放射する送信空中線と、目
標からの反射波と前記送信空中線からの直接波とを受信
する受信空中線と、受信信号を弁別、増幅する受信機
と、受信信号を検波する包絡線検波回路と、検波出力の
ドプラ周波数成分を求める周波数弁別回路と、求めた周
波数成分から目標を検出、ドプラ測定を行う目標検出回
路とを備え、前記包絡線検波回路は、検波特性として自
乗特性をもって検波するようにしたので、高安定局部発
信回路が1個になり、単独動作でよいことから、精度よ
く周波数を一致させる必要がなくなるという効果を奏す
る。また、複雑で高価な位相検波回路が、安価で単純な
包絡線検波回路ですむという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例による周波数弁別結果のスペ
クトル例である。
【図3】この発明の実施例2を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例3を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例4を示すブロック図である。
【図6】この発明の実施例5を示すブロック図である。
【図7】この発明の実施例6を示すブロック図である。
【図8】従来のCWドプラ計測レーダ装置を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 送信空中線 2 送信機 3 受信空中線 4 受信機 5 包絡線検波回路 6 周波数弁別回路 7 目標検出回路 8 A/D変換回路 9 ディジタル信号処理回路 10 送受兼用空中線 11 送受切り替え器 12 高安定局部発振回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−130288(JP,A) 特開 平3−180791(JP,A) 特開 昭60−100777(JP,A) 「レーダ技術[その2]電子通信シリ ーズ」電子通信学会編、昭和43年4月30 日初版発行、P.108〜P.111、「12. 1 CWレーダ」 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダ送信信号を生成、増幅する送信機
    と、前記レーダ送信信号をレーダ電波として空間へ放射
    する送信空中線と、目標からの反射波と前記送信空中線
    からの直接波とを受信する受信空中線と、受信信号を弁
    別、増幅する受信機と受信信号を検波する包絡線検波
    回路、検波出力のドプラ周波数成分を求める周波数弁
    別回路、求めた周波数成分から目標を検出、ドプラ測
    定を行う目標検出回路とを備え、前記包絡線検波回路
    は、検波特性として自乗特性をもって検波することを特
    徴とするCWドプラ計測レーダ装置。
  2. 【請求項2】 周波数弁別回路としてA/D変換回路
    と、ディジタル信号処理によりドプラ周波数成分を得る
    ことを特徴とした請求項第1項記載のCWドプラ計測レ
    ーダ装置。
  3. 【請求項3】 送信空中線及び受信空中線の代わりに1
    本の送受兼用空中線及び送受切り替え器を備え、送受切
    り替え器の漏洩効果により直接波成分を受信機へ入力す
    ることを特徴とした請求項第1項記載のCWドプラ計測
    レーダ装置。
  4. 【請求項4】 送信空中線及び受信空中線の代わりに1
    本の送受兼用空中線及び送受切り替え器を備え、送受切
    り替え器の漏洩効果により直接波成分を受信機へ入力す
    ることを特徴とした請求項第2項記載のCWドプラ計測
    レーダ装置。
  5. 【請求項5】 送信空中線及び受信空中線の代わりに1
    本の送受兼用空中線及び送受切り替え器を備え、送信機
    と受信機を接続して直接波成分を受信機へ入力すること
    を特徴とした請求項第1項記載のCWドプラ計測レーダ
    装置。
  6. 【請求項6】 送信空中線及び受信空中線の代わりに1
    本の送受兼用空中線及び送受切り替え器を備え、送信機
    と受信機を接続して直接波成分を受信機へ入力すること
    を特徴とした請求項第2項記載のCWドプラ計測レーダ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「レーダ技術[その2]電子通信シリーズ」電子通信学会編、昭和43年4月30日初版発行、P.108〜P.111、「12.1 CWレーダ」

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