JPH08114439A - 携帯形寸法測定装置 - Google Patents

携帯形寸法測定装置

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Publication number
JPH08114439A
JPH08114439A JP6249441A JP24944194A JPH08114439A JP H08114439 A JPH08114439 A JP H08114439A JP 6249441 A JP6249441 A JP 6249441A JP 24944194 A JP24944194 A JP 24944194A JP H08114439 A JPH08114439 A JP H08114439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
body case
acceleration
main body
acceleration sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6249441A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Suzuki
径夫 鈴木
Yoshimitsu Shibata
義光 柴田
Yoshimi Kitakado
善美 北角
Takeshi Watanabe
武 渡辺
Tadao Nojiri
忠雄 野尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Publication of JPH08114439A publication Critical patent/JPH08114439A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定物体の任意位置間の寸法をきわめて簡
便な操作により測定可能にすると共に、当該測定データ
の取扱いを簡単化すること。 【構成】 加速度センサ13〜15は、本体ケース内に
ジャイロ機構16を介して支持され、本体ケースが移動
されるのに応じて三次元方向の加速度信号α1 〜α3 を
出力する。加速度信号α1 〜α3 は積分手段17におい
て2回ずつ積分されて、単位時間当たりの移動量を示す
積分信号Lx、Ly、Lzに変換される。測定開始終了
スイッチ6は、本体ケースが任意の測定開始位置から測
定終了位置まで移動される期間中オンされる。CPU1
8は、測定開始終了スイッチ6のオン期間中において積
分信号Lx、Ly、Lzを所定周期でサンプリングした
データに基づいて本体ケースの直線移動量を逐次算出す
るものであり、最終的な算出値が測定開始位置及び測定
終了位置間の直線距離に相当するようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物体の任意位置
間の寸法を測定するための携帯形寸法測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、宅配便の配送管理システムにお
いては、バーコードスキャナを内蔵したハンディターミ
ナルを利用することによって、配送業務の効率化を図る
ことが行われている。具体的には、ターミナルにおい
て、伝票に施された伝票ナンバーなどのバーコードデー
タをハンディターミナルにより読み込み、斯様な読み込
みデータを集荷中継センタなどに設置されたローカルコ
ンピュータを通じてホストコンピュータに転送するとい
うシステムを構築することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的な宅
配便の料金体系では、配送荷物の重量の他に、その大き
さ(例えば矩形状箱体の場合には、縦、横、高さの各寸
法の合計)も加味される構成となっている。このため、
従来の配送管理システムでは、集荷先において荷物の大
きさをメジャーなどにより測定して、その測定結果をハ
ンディターミナルに対しキー入力するという手間のかか
る作業が必要となり、これが配送業務の効率向上を図る
上での大きな障害となっていた。このような障害を除去
するためには、荷物の寸法を簡便に測定してハンディタ
ーミナルに自動的に入力できるような装置を実現するこ
とが望ましいが、従来では、このような装置はまだ出現
していない。
【0004】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、被測定物体の任意位置間の
寸法をきわめて簡便な操作により測定できるようになる
と共に、その測定データを電気的な変量信号として得る
ことが可能となって、当該測定データの取扱いを簡単化
できるなどの効果を奏する携帯形寸法測定装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、測定開始位置と測定停止位置との間を手持
ち操作によって移動される本体ケースと、この本体ケー
スに設けられ、当該本体ケースの移動方向に沿った第1
の方向及びこの第1の方向と平行しない第2の方向への
加速度を検出する第1の加速度センサ及び第2の加速度
センサと、これら第1及び第2の加速度センサによる各
検出出力を2回ずつ積分する積分手段と、この積分手段
の積分出力を所定周期でサンプリングすると共に、その
サンプリング値に基づいた演算により前記測定開始位置
及び測定停止位置間の直線距離を算出する演算手段とを
備えた構成としたものである(請求項1)。
【0006】この場合、前記本体ケースに、前記第1の
方向及び第2の方向のそれぞれに対し平行しない第3の
方向への加速度を検出する第3の加速度センサと、これ
ら第1乃至第3の加速度センサの姿勢を一定に保つため
のジャイロ機構とを設けた上で、前記積分手段を前記第
3の加速度センサによる検出出力も2回積分するように
構成することもできる(請求項2)。
【0007】また、前記本体ケースに、バーコードを光
学的に読み取るバーコード読み取り手段を内蔵した上
で、前記演算手段に対して、上記バーコード読み取り手
段による読み取りデータをデコードする機能を設ける構
成としても良い(請求項3)。
【0008】
【作用及び発明の効果】請求項1記載の携帯形寸法測定
装置では、本体ケースを、被測定物体上に設定された任
意の測定開始位置及び測定停止位置間において、その被
測定物体と沿った方向へ手持ち操作により移動させる
と、本体ケースに設けられた第1の加速度センサ及び第
2の加速度センサが、当該本体ケースの移動方向に沿っ
た第1の方向及びこの第1の方向と平行しない第2の方
向への加速度を検出するようになると共に、このように
検出される第1の方向への加速度及び第2の方向への加
速度が積分手段により2回ずつ積分されるようになる。
【0009】このような各積分出力は、それぞれ本体ケ
ースの第1の方向及び第2の方向への単位時間(加速度
検出時間)当たりの移動量を示すデータとなるものであ
る。また、上記第1の方向及び第2の方向は、本体ケー
スの移動方向つまり前記測定開始位置及び測定停止位置
を含む平面に沿った方向であるから、上記のような各方
向への移動量に基づいて、本体ケースの上記平面上での
直線移動距離を演算により求めることが可能となるもの
であり、演算手段は、前記積分手段の積分出力を所定周
期でサンプリングすると共に、そのサンプリング値に基
づいた演算により測定開始位置及び測定停止位置間の直
線距離を算出するようになる。
【0010】従って、本体ケースを、任意の測定開始位
置及び測定停止位置間において手持ち操作によって移動
させるだけのきわめて簡便な操作によって、被測定物体
の任意位置間の寸法を測定できるようになる。また、前
記演算手段は、ディスクリート回路或いはマイクロコン
ピュータなどを利用して容易に実現できるから、上記の
ような寸法測定データを電気的な変量信号として得るこ
とが可能となって、当該測定データの取扱いを簡単化で
きるようになる。
【0011】請求項2記載の携帯形寸法測定装置では、
本体ケースには、前記第1及び第2の加速度センサの他
に、前記第1の方向及び第2の方向のそれぞれに対し平
行ではない第3の方向への加速度を検出する第3の加速
度センサが設けられていると共に、これら第1乃至第3
の加速度センサの姿勢を一定に保つためのジャイロ機構
が設けられているから、本体ケースを、被測定物体上に
設定された任意の測定開始位置及び測定停止位置間で手
持ち操作により移動させた場合には、当該本体ケースが
どのような移動経路を辿った場合でも、上記第1乃至第
3の加速度センサが、互いに直交した第1乃至第3の方
向への加速度を検出するようになる。そして、このよう
に検出される第1乃至第3の各方向への加速度は、積分
手段により2回ずつ積分されるようになる。
【0012】このような各積分出力は、それぞれ本体ケ
ースの第1乃至第3の各方向への単位時間(加速度検出
時間)当たりの移動量を示すデータとなるものであり、
上記のような各方向への移動量に基づいて、本体ケース
の前記測定開始位置及び測定停止位置間での直線移動距
離を演算により求めることが可能となるものであり、演
算手段は、前記積分手段の積分出力を所定周期でサンプ
リングすると共に、そのサンプリング値に基づいた演算
により測定開始位置及び測定停止位置間の直線距離を算
出するようになる。
【0013】従って、任意位置間の寸法を測定するに際
して本体ケースの移動経路がどのような状態になった場
合でも、同様の測定結果が得られるようになるから、そ
の測定精度が個人差などによってばらつく虞がなくなっ
て、測定に対する信頼性が向上するようになる。
【0014】請求項3記載の携帯形寸法測定装置では、
本体ケースに設けられたバーコード読み取り手段により
バーコードを光学的に読み取った場合には、その読み取
りバーコードデータが前記演算手段によりデコードされ
ることになる。従って、装置自体が多機能化するように
なって、その付加価値の向上を実現できるものであり、
しかも、演算手段を寸法測定用及びバーコードデータの
デコード用に兼用することができて、コストパフォーマ
ンスの向上も図り得るようになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明をバーコードスキャナを内蔵し
たハンディターミナルに適用した一実施例について図面
を参照しながら説明する。図2おいて、ハンディターミ
ナル1(本発明の携帯形寸法測定装置に相当)の本体ケ
ース2は、手持ち操作可能な大きさに構成されており、
その上面には、ファンクションキー3a群及びテンキー
3bなどを備えたキー入力部3と、例えばLCDパネル
より成る表示器4とが設けられている。この場合、ハン
ディターミナル1は、電源投入後には、例えば後述する
バーコード読み取りモードに自動的に切り換えられる構
成となっており、ファンクションキー3aは、ハンディ
ターミナル1をバーコード読み取りモードから後述する
寸法測定モード及びサイン入力モードの何れかに切り換
える機能及びバーコード読み取りモードに戻す機能を備
えている。
【0016】また、例えば、本体ケース2の左側面に
は、バーコード読み取り時に操作されるトリガスイッチ
5、寸法測定時に操作される測定開始終了スイッチ6が
設けられ、右側面には任意の筆跡を入力するときに操作
されるサイン入力スイッチ7が設けられている。尚、上
記各スイッチ5〜7の設置位置は、一例を示したに過ぎ
ないものであり、実際の製品では、それらの操作性を考
慮した適宜な位置に変更することができる。
【0017】本体ケース2のヘッド部2aには、読み取
り確認LED8が設けられていると共に、その先端部中
央に、寸法測定時において測定の目印となる指標9が設
けられている。また、図示しないが、上記ヘッド部2a
の先端面には、バーコード用の読み取り窓が形成されて
おり、この読み取り窓に対応するようにして、バーコー
ド照明用の光源(図1に符号10を付して示す)、反射
ミラー、レンズ(図1に符号11aを付して示す)、電
子走査タイプのイメージセンサ(図1に符号11bを付
して示す)などにより構成された周知のバーコードスキ
ャナ(図1に符号12を付して示す)が設けられてい
る。
【0018】図1には電気的構成の概略が示されてお
り、以下これについて説明する。第1、第2及び第3の
加速度センサ13、14及び15は、前記本体ケース2
内に姿勢を一定に保つためのジャイロ機構16を介して
支持されたもので、互いに直交したX方向(第1の方
向)、Y方向(第2の方向)及びZ方向(第3の方向)
の三次元方向への加速度を検出できる状態で設けられて
いる。尚、これらの加速度センサ13、14、15とし
ては、圧電型加速度センサやサーボ型加速度センサなど
のように、検出加速度のレベルに応じた電気信号を出力
する素子が利用されるもので、各加速度センサ13〜1
5は、検出加速度に応じた電圧レベルの加速度信号α1
〜α3 をそれぞれ出力する構成となっている。
【0019】積分手段17は、合計6個の積分器17a
〜17fを組み合わせて構成されている。この場合、第
1の加速度センサ13からの加速度信号α1 は、積分器
17a、17bにより2回積分されてCPU18に与え
られ、第2の加速度センサ14からの加速度信号α2
は、積分器17c、17dにより2回積分されてCPU
18に与えられ、第3の加速度センサ15からの加速度
信号α3 は、積分器17e、17fにより2回積分され
てCPU18に与えられる。つまり、CPU18には、
次式で得られる積分信号Lx、Ly及びLzが与えられ
ることになる。
【0020】
【数1】
【0021】上記CPU18は、本発明でいう演算手段
の機能を果たすもので、上記のような積分信号Lx、L
y及びLzの他に、バーコードスキャナ12を構成する
二値化回路19の出力、第1及び第2の加速度センサ1
3及び14からの加速度信号α1 及びα2 、前記トリガ
スイッチ5、測定開始終了スイッチ6、サイン入力スイ
ッチ7からのオン・オフ信号が入力される構成となって
いる。尚、上記二値化回路19は、バーコードBD読み
取り用の前記イメージセンサ11bの出力を波形整形し
て二値化する構成のものである。
【0022】しかして、CPU18は、上述のような各
入力信号及び予め記憶したプログラムに基づいて、前記
表示器4、読み取り確認LED8、光源10などの負荷
の制御を行うと共に、バーコードデータのデコード、寸
法測定及びサイン入力のための以下のような演算制御を
行う構成となっている。
【0023】即ち、図3には、CPU18による演算制
御内容が示されており、以下これについて関連した部分
の作用と共に説明する。図3において、電源投入後に
は、ハンディターミナル1が、バーコード読み取りモー
ド、サイン入力モード及び寸法測定モードの何れの状態
にあるかを判断する(ステップS1〜S3)。但し、前
述したように、電源投入直後にはバーコード読み取りモ
ードが自動的に選択されている。
【0024】バーコード読み取りモードが選択されてい
る状態では、トリガスイッチ5がオンされたときに二値
化回路19の出力を取り込むと共に、その取り込みデー
タに基づいてバーコードデータをデコードするというバ
ーコード読み取りルーチンS4を実行する。
【0025】寸法測定モードが選択されている場合(ス
テップS3で「YES」)には、測定開始終了スイッチ
6がオンされたか否かを判断し(ステップS5)、オン
されていない場合にはステップS1へ戻るが、オンされ
た場合には、X方向積分出力(積分信号Lx)、Y方向
積分出力(積分信号Ly)、Z方向積分出力(積分信号
Lz)を順次取り込むステップS6、S7、S8、直線
距離演算ルーチンS9を、上記測定開始終了スイッチ6
がオフされるまで反復して実行する(ステップS1
0)。CPU18は、このようなステップS6〜S8及
び直線距離演算ルーチンS9を繰り返し実行することに
より、上記各方向の積分出力をクロックスピードに応じ
た所定周期でサンプリングすることになる。
【0026】ここで、寸法測定モードにて被測定物体上
の任意位置間の寸法を測定する場合には、ハンディター
ミナル1の本体ケース2を手に持った状態で図4に示す
ような操作を行う。即ち、図4は矩形状の箱体Qの辺A
Bの寸法を測定する例を示しており、その測定に当たっ
ては、まず、本体ケース2上の指標9を測定開始位置で
ある頂点Aに合致させ、この状態で測定開始終了スイッ
チ6をオンさせる(このオン時には前記ステップS5で
「YES」と判断される)。次いで、測定開始終了スイ
ッチ6をオンさせたままの状態で、本体ケース2を測定
停止位置である頂点B方向へ移動させて指標9を当該頂
点Bに合致させ、この状態で測定開始終了スイッチ6を
オフさせる(このオフ時には前記ステップS10で「Y
ES」と判断されて積分出力のサンプリングが終了す
る)。尚、上記のように本体ケース2を頂点AからBへ
移動させる際には、どのような経路を辿っても良い。
【0027】このように本体ケース2が移動される期間
には、第1〜第3の加速度センサ13〜15の姿勢がジ
ャイロ機構16よって一定に保たれるようになり、それ
らの加速度センサ13〜15からは、本体ケース2がど
のような経路を辿って移動された場合でも、互いに直交
したX、Y、Zの各方向への加速度を示す加速度信号α
1 、α2 、α3 が出力されることになる。このように出
力された加速度信号α1 、α2 、α3 は積分手段17に
より2回ずつ積分されて積分信号Lx、Ly、Lzに変
換される。
【0028】上記各積分信号Lx、Ly、Lzは、それ
ぞれ本体ケース2のX、Y、Zの各方向への単位時間
(加速度検出時間)当たりの移動量を示すデータとなる
ものであり、また、上記X、Y、Zの各方向は、図5に
示すように互いに直交しているから、上記のような各方
向への移動量を示す積分信号Lx、Ly、Lzに基づい
て、前記頂点A及びB間の直線距離L(図4参照)を演
算により求めることが可能となる。具体的には、上記直
線距離Lは、図5に示すように積分信号Lx、Ly、L
zにより示される各移動量(ベクトル量)を合成した値
であり、次式の演算により得られる。
【0029】
【数2】
【0030】しかして、前記直線距離演算ルーチンS9
では上式に基づいた演算を実行することにより、本体ケ
ース2の頂点AB間での直線移動量を逐次算出して図示
しないバッファメモリに順次記憶するものであり、その
最終的な算出値が頂点A及びB間の直線距離Lに対応す
るようになる。このようにして、寸法測定モードでは、
測定開始終了スイッチ6をオン操作した状態で本体ケー
ス2を任意の測定開始位置及び測定停止位置間で移動さ
せるだけで、その位置間の直線距離を測定できるように
なる。
【0031】一方、サイン入力モードが選択されている
場合(ステップS2で「YES」)には、サイン入力ス
イッチ7がオンされたか否かを判断し(ステップS1
1)、オンされていない場合はステップS3へ移行する
が、オンされた場合には、第1及び第2の加速度センサ
13及び14からの加速度信号α1 及びα2 、つまりX
方向加速度及びY方向加速度を順次取り込むステップS
12及びS13、サイン軌跡計算処理ステップS14
を、上記サイン入力スイッチ7がオフされるまで反復し
て実行する(ステップS15)。
【0032】ここで、サイン入力モードにて任意の筆跡
(サイン)を入力する場合には、図6に示すように、ハ
ンディターミナル1の本体ケース2を手に持った状態で
サイン入力スイッチ7をオンさせ(このオン時にはステ
ップS11で「YES」と判断される)、このようなオ
ン状態を保持したまま、例えば指標9部分にて任意の文
字Pを描く動作を平面上で行い、その動作が終了したと
きにはサイン入力スイッチ7をオフさせる(このオフ時
にはステップS15で「YES」と判断される)。尚、
この場合には、第1の加速度センサ13による加速度検
出方向(X方向)及び第2の加速度センサ14による加
速度検出方向(Y方向)が、上記平面と平行した方向と
なるように構成されていることが前提となる。
【0033】上記のようなサイン入力操作が行われ期間
には、第1及び第2の加速度センサ13及び14から互
いに直交したX、Yの各方向への加速度を示す加速度信
号α1 、α2 が出力されることになる。
【0034】そして、前記サイン軌跡計算ルーチンS1
4では、ステップS12、S13で取り込んだ加速度信
号α1 、α2 に基づいて本体ケース2の移動軌跡を逐次
計算して図示しないバッファメモリに順次記憶するもの
であり、その最終的な計算軌跡がサインとして入力され
ることになる。このようにして、サイン入力モードで
は、サイン入力スイッチ7をオン操作した状態にて、本
体ケース2により任意の文字Pを描く動作を行うだけ
で、その移動軌跡をサインとして入力できるようにな
る。
【0035】尚、このようなサイン入力モードにおい
て、サイン軌跡の計算に第3の加速度センサ5からの加
速度信号α3 を利用する構成としても良いものであり、
この場合には本体ケース2を手持ち操作して任意の文字
を描く動作を平面上で行う必要がなくなる。
【0036】要するに、上記した本実施例の構成によれ
ば、本体ケース2ひいてはハンディターミナル1を、任
意の測定開始位置及び測定停止位置間において手持ち操
作によって移動させるだけのきわめて簡便な操作によっ
て、被測定物体の任意位置間の寸法を測定できるという
効果が得られる。しかも、上記寸法測定データは、CP
U18での演算により得られる構成であって、電気的な
変量信号として得られるものであるから、当該測定デー
タの取扱いを簡単化できるようになる。この結果、ハン
ディターミナル1を、例えば宅配便の配送管理システム
に利用する場合には、配送荷物の大きさ測定を簡便に行
い得ると共に、その測定結果の入力を自動化できるもの
であり、実用上においてきわめて有益となる。
【0037】また、本実施例では、3個の加速度センサ
13〜15及びジャイロ機構16を設けることによっ
て、任意位置間の寸法を測定するに際して本体ケース2
の移動経路がどのような状態になった場合でも、同様の
測定結果が得られる構成となっているから、その測定精
度が個人差などによってばらつく虞がなくなり、その測
定に対する信頼性の向上を実現できるようになる。
【0038】さらに、ハンディターミナル1には、上記
のような寸法測定機能の他に、バーコード読み取り機
能、及び任意のサインを簡単に入力できるサイン入力機
能が設けられていて、多機能化が図られているから、そ
の付加価値の向上を実現できるようになる。しかも、こ
の場合には、上記各機能を同一のCPU18による演算
機能によって得ているから、コストパフォーマンスの向
上も図り得る。
【0039】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、次のような変形または拡張が可能であ
る。上記実施例では、寸法測定機能のために3個の加速
度センサ13〜15を設ける構成としたが、寸法測定時
において本体ケース2を平面上で移動させることを前提
とする場合には、互いに直交し且つ本体ケース2の移動
方向に沿った第1の方向及び第2の方向への各加速度を
検出するための2個の加速度センサを設ければ済むもの
である。
【0040】また、3個の加速度センサ13〜15は、
互いに直交するX、Y、Zの各方向を検出するように構
成されているが、これらは必ずしも直交する方向を検出
するように構成する必要はなく、互いに平行な方向を検
出しないように構成されていれば良い。但し、互いに直
交する方向を検出するように構成されていない場合に
は、後から演算により移動量を求めるときに、検出され
た3方向の積分信号に基づいてX、Y、Zの各成分を算
出する必要があるから、演算処理が複雑化すると共に演
算時間も長くなる。
【0041】上記実施例では、加速度センサ13〜15
の姿勢を一定に保持するためにジャイロ機構16を設け
るようにしたが、ジャイロ機構16に代えて、本体ケー
ス2に三次元方向の角速度を検出するための第1乃至第
3の角速度センサを設け、これら角速度センサの出力に
基づいて加速度センサ13〜15の姿勢変化を補正する
構成としても良いものである。
【0042】寸法測定モードにおいては、寸法測定期間
(本体ケース2が測定開始位置と測定終了位置との間で
移動される期間)を通じて測定開始終了スイッチ6をオ
ンさせる構成としたが、測定開始時に測定開始終了スイ
ッチ6をオンオフさせると共に測定停止時に当該測定開
始終了スイッチ6を再オンさせることにより寸法測定期
間を設定する構成としても良い。
【0043】また、本体ケース2の回転方向、上下方向
及び左右方向の角加速度を検出する第1乃至第3の角加
速度センサを設け、これら角加速度センサの出力を利用
してサイン入力モードにおける軌跡計算を行う構成とし
ても良いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気的構成を示す機能ブロ
ック図
【図2】ハンディターミナルの正面図
【図3】演算制御内容を示すフローチャート
【図4】寸法測定時の操作方法を説明するための斜視図
【図5】寸法測定原理を説明するための概念図
【図6】サイン入力時の操作方法を説明するための斜視
【符号の説明】
1…ハンディターミナル(携帯形寸法測定装置)、2…
本体ケース、3…キー入力部、5…トリガスイッチ、6
…測定開始終了スイッチ、7…サイン入力スイッチ、1
2…バーコードスキャナ、13…第1の加速度センサ、
14…第2の加速度センサ、15…第3の加速度セン
サ、16…ジャイロ機構、17…積分手段、18…CP
U(演算手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 武 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 野尻 忠雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定開始位置と測定停止位置との間を手
    持ち操作によって移動される本体ケースと、 この本体ケースに設けられ、当該本体ケースの移動方向
    に沿った第1の方向及びこの第1の方向と平行しない第
    2の方向への加速度を検出する第1の加速度センサ及び
    第2の加速度センサと、 これら第1及び第2の加速度センサによる各検出出力を
    2回ずつ積分する積分手段と、 この積分手段の積分出力を所定周期でサンプリングする
    と共に、そのサンプリング値に基づいた演算により前記
    測定開始位置及び測定停止位置間の直線距離を算出する
    演算手段とを備えたことを特徴とする携帯形寸法測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記本体ケースには、前記第1の方向及
    び第2の方向のそれぞれに対して平行しない第3の方向
    への加速度を検出する第3の加速度センサと、これら第
    1乃至第3の加速度センサの姿勢を一定に保つためのジ
    ャイロ機構とが設けられ、 前記積分手段は前記第3の加速度センサによる検出出力
    も2回積分するように構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の携帯形寸法測定装置。
  3. 【請求項3】 前記本体ケースにはバーコードを光学的
    に読み取るバーコード読み取り手段が内蔵され、 前記演算手段は、前記バーコード読み取り手段による読
    み取りデータをデコードする機能を備えていることを特
    徴とする請求項1記載の携帯形寸法測定装置。
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