JP2020203715A - 梱包体選定システム、梱包体選定方法およびプログラム - Google Patents

梱包体選定システム、梱包体選定方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】寸法と形状が規定されていない物品を梱包する場合に、適切な梱包体を効率良く選定することができる。【解決手段】梱包体選定システム1は、寸法測定装置10と梱包体選定装置20とを備える。寸法測定装置10は、物品50との接触を検知する接触センサと、寸法測定装置10の移動量を測定するジャイロセンサおよび加速度センサと、を備える。梱包体選定装置20は、寸法測定装置10の移動量に基づいて、接触の位置を表す座標値を算出する接触位置算出部と、接触位置算出部が算出した位置を表す座標値に基づいて、物品50の寸法を算出する寸法算出部と、梱包体の寸法を表す梱包体情報を記憶する梱包体情報記憶部と、寸法算出部が算出した物品50の寸法と、梱包体情報記憶部が記憶する梱包体情報と、に基づいて、物品50を梱包する梱包体を選定する梱包体選定部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、梱包体選定システム、梱包体選定方法およびプログラムに関する。
物品を梱包するための梱包体を選定する技術が研究されている。例えば、特許文献1には、規定された寸法の直方体形状の物品を積み重ねて梱包する場合の梱包形態を選定するためのシステムが開示されている。
特開2003−175918号公報
特定の顧客向けに製品を様々な形状にカスタマイズすることがある。このようにカスタマイズされた製品の出荷作業においては、寸法と形状が規定されていない製品の梱包体を選定する必要がある。しかし、特許文献1に開示されている技術では、寸法と形状が規定された物品を梱包する場合に限られる。したがって、寸法と形状が規定されていない物品を梱包する場合、作業者の勘と経験に基づいて梱包体を選定するか、手作業で物品の寸法を計測して梱包体を選定する必要があり、作業者の負担が大きく、適切な梱包体を選定できないという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、寸法と形状が規定されていない物品を梱包する場合に、適切な梱包体を効率良く選定することができる梱包体選定システム、梱包体選定方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の梱包体選定システムは、寸法測定装置と梱包体選定装置とを備える。寸法測定装置は、物品との接触を検知する接触検知手段と、寸法測定装置の移動量を測定する移動量測定手段と、を備える。梱包体選定装置は、移動量測定手段が測定した寸法測定装置の移動量に基づいて、接触検知手段が検知した接触の位置を表す座標値を算出する接触位置算出手段と、接触位置算出手段が算出した位置を表す座標値に基づいて、物品の寸法を算出する寸法算出手段と、梱包体の寸法を表す梱包体情報を記憶する梱包体情報記憶手段と、寸法算出手段が算出した物品の寸法と、梱包体情報記憶手段が記憶する梱包体情報と、に基づいて、物品を梱包する梱包体を選定する梱包体選定手段と、を備える。
本発明によれば、寸法測定装置の移動量に基づいて寸法測定装置と物品との接触の位置を表す座標値を算出して、算出した位置を表す座標値に基づいて物品の寸法を算出することによって、寸法と形状が規定されていない物品を梱包する場合に、適切な梱包体を効率良く選定することができる。
本発明の実施の形態に係る梱包体選定システムの概念図 本発明の実施の形態に係る寸法測定装置のハードウェア構成図 本発明の実施の形態に係る梱包体選定装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態に係る梱包体選定装置のハードウェア構成図 (a)本発明の実施の形態に係る物品の寸法の測定方法の一例を表す図、(b)本発明の実施の形態に係る物品の寸法の測定方法の別の一例を表す図 本発明の実施の形態に係る梱包体選定処理のフローチャート 本発明の実施の形態に係る梱包体情報の一例を表す図
(実施の形態)
以下、本発明に係る梱包体選定システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施の形態に係る梱包体選定システム1は、図1に示すように、寸法を測定するための寸法測定装置10と、梱包体を選定するための梱包体選定装置20と、を備える。
寸法測定装置10は、被梱包物である物品50の寸法を測定するための装置である。寸法測定装置10は、無線LAN(Local Area Network)を介して、梱包体選定装置20と接続されている。
梱包体選定装置20は、梱包体を選定するための装置である。梱包体選定装置20は、物品50の生産、出荷等の業務を管理するための管理システム30と通信可能に接続されている。また、梱包体選定装置20は、倉庫において物品50の納入、検品、出荷等の作業を支援するための倉庫システム40とも通信可能に接続されている。梱包体選定装置20は、管理システム30から物品50の出荷指示を受信すると、寸法測定装置10から測定結果を受信して、受信した測定結果に基づいて物品50の寸法を算出する。そして、梱包体選定装置20は、算出した寸法に基づいて梱包体を選定し、選定した梱包体を特定する情報を含む梱包指示を倉庫システム40に送信する。
寸法測定装置10は、図2に示すように、電源を供給するための電池11と、測定結果を送信するための通信IF(Interface)12と、測定結果を格納するためのメモリ13と、角速度を測定するためのジャイロセンサ14と、加速度を測定するための加速度センサ15と、測定の開始と終了を指示するための測定指示ボタン16と、物品50との接触を通知するための発光部17と、物品50との接触を検知するための接触センサ18と、を備える。
電池11は、通信IF12、メモリ13、ジャイロセンサ14、加速度センサ15、測定指示ボタン16、発光部17および接触センサ18に電源を供給する。
通信IF12は、梱包体選定装置20との間で無線通信を行うためのインターフェースである。
メモリ13は、揮発性の記憶装置である。メモリ13には、ジャイロセンサ14および加速度センサ15の測定結果と、接触センサ18の検知結果と、が格納される。
ジャイロセンサ14は、寸法測定装置10の角速度を測定するセンサである。ジャイロセンサ14は、定期的に、例えば1秒ごとに、測定した角速度の情報をメモリ13に格納する。
加速度センサ15は、寸法測定装置10の加速度を測定するセンサである。加速度センサ15は、定期的に、例えばジャイロセンサ14と同じタイミングで、測定した加速度の情報をメモリ13に格納する。
寸法測定装置10の3次元の動きを捉えるため、ジャイロセンサ14は3軸のジャイロを測定し、加速度センサ15は3軸の加速度を測定する。
定期的に測定された角速度と加速度は、寸法測定装置10の移動量を表す。したがって、ジャイロセンサ14および加速度センサ15は、協働して、特許請求の範囲に記載された移動量測定手段の一例として機能する。
測定指示ボタン16は、測定の開始と終了を指示するためのボタンである。測定指示ボタン16が押されている間は、ジャイロセンサ14、加速度センサ15および接触センサ18によってそれぞれの測定が実行され、測定指示ボタン16が離されると、測定が終了する。
発光部17は、接触センサ18から接触を表す信号を受信すると、一定時間、例えば1秒間、発光する。これによって、作業者は、接触センサ18が接触を検知したか否かを把握することができる。
接触センサ18は、先端部分への物品50の接触を検知するセンサである。接触センサ18は、測定実行中に接触を検知すると、接触を表す情報をメモリ13に格納するとともに、接触を表す信号を発光部17に送信する。接触センサ18は、特許請求の範囲に記載された接触検知手段の一例である。
梱包体選定装置20は、図3に示すように、測定情報を取得する測定情報取得部21と、接触位置の座標値を算出する接触位置算出部22と、物品50の寸法を算出する寸法算出部23と、梱包体の情報を記憶する梱包体情報記憶部24と、梱包体を選定する梱包体選定部25と、を備える。
測定情報取得部21は、寸法測定装置10から測定情報を取得する。測定情報は、物品50の寸法の算出に必要な測定結果を表す情報である。具体的には、測定情報は、一定時間おきに測定された寸法測定装置10の加速度および角速度を表す情報と、接触センサ18が物品50に接触したことを表す情報と、を含む。
接触位置算出部22は、寸法測定装置10の接触センサ18が物品50に接触した位置の座標値を算出する。具体的には、接触位置算出部22は、測定情報に含まれる寸法測定装置10の加速度および角速度を表す情報と、接触センサ18が物品50に接触したことを表す情報と、に基づいて、接触センサ18が物品50に接触した位置を表す座標値を算出する。接触位置算出部22は、特許請求の範囲に記載された接触位置算出手段の一例である。
寸法算出部23は、物品50の寸法を算出する。具体的には、寸法算出部23は、接触位置算出部22が算出した接触位置を表す座標値に基づいて、物品50の寸法を算出する。寸法算出部23は、特許請求の範囲に記載された寸法算出手段の一例である。
梱包体情報記憶部24は、梱包体の情報を記憶する。具体的には、梱包体情報記憶部24は、梱包体の寸法が識別子、名称等に関連付けられた梱包体情報を記憶する。梱包体情報記憶部24は、特許請求の範囲に記載された梱包体情報記憶手段の一例である。
梱包体選定部25は、物品50を梱包するための梱包体を選定する。梱包体選定部25は、寸法算出部23が算出した物品50の寸法と、梱包体情報記憶部24に格納された梱包体情報と、に基づいて、物品50の梱包に最適な梱包体を選定する。梱包体選定部25は、特許請求の範囲に記載された梱包体選定手段の一例である。
次に、梱包体選定装置20のハードウェア構成について、図4を参照して説明する。梱包体選定装置20は、各種の処理を実行するCPU(Central Processing Unit)201と、揮発性メモリであるRAM(Random Access Memory)202と、不揮発性メモリであるROM(Read Only Memory)203と、各種情報を記憶するハードディスクドライブ204と、情報を送受信するネットワークカード205と、無線LANを介して情報を送受信する無線LANカード206と、操作を受け付けるキーボード207と、情報を表示するディスプレイ208と、を備える。
CPU201は、ハードディスクドライブ204に記憶されているプログラムをRAM202に読み出して実行することにより、後述する各種処理を実行する。
RAM202は、揮発性メモリであり、CPU201の作業領域として用いられる。
ROM203は、不揮発性メモリであり、梱包体選定装置20の基本動作のためにCPU201が実行する制御プログラム、BIOS(Basic Input Output System)等を記憶する。
CPU201、RAM202およびROM203は、協働して、前述の接触位置算出部22、寸法算出部23および梱包体選定部25として機能する。
ハードディスクドライブ204は、情報を記憶する媒体である。ハードディスクドライブ204には、前述の梱包体情報および各種処理をCPU201に実行させるためのプログラムが格納される。ハードディスクドライブ204は、前述の梱包体情報記憶部24として機能する。
ネットワークカード205は、外部システムと情報を通信する通信機器である。ネットワークカード205は、管理システム30および倉庫システム40と通信可能に接続されている。
無線LANカード206は、無線LANを介して情報を送受信する通信機器である。無線LANカード206は、寸法測定装置10と通信可能に接続されている。無線LANカード206は、前述の測定情報取得部21として機能する。
キーボード207は、情報を入力するための操作を受ける機器である。
ディスプレイ208は、液晶パネル、プロジェクタ等の情報を表示するための機器である。ディスプレイ208は、作業者がキーボード207を操作して情報を入力するために必要な情報を表示する。
次に、梱包体選定システム1の動作について、図面を参照して説明する。梱包体選定システム1は、例えば、倉庫に物品50が納入された際、作業者による検品の際に使用される。管理システム30は、物品50が倉庫に納入される前に、物品50の出荷指示を梱包体選定装置20に送信する。そして、梱包体選定装置20は、物品50を特定する情報をハードディスクドライブ204に格納し、ディスプレイ208に物品50を特定する情報と、梱包体の選定を開始することを表す画面を表示する。物品50が倉庫に納入されると、作業者は、キーボード207を介して、物品50を梱包する梱包体の選定を開始する操作を行う。
そして、作業者は、寸法測定装置10を手に持って測定指示ボタン16を押すことによって、物品50の寸法の測定を開始する。作業者は、物品50の寸法の測定を開始すると、物品50の最初の箇所を寸法測定装置10の接触センサ18に接触させる。ここで、最初の箇所に接触させる際の寸法測定装置10の向きによって、物品50の縦と横をどの向きに規定するかが決まることになる。すなわち、作業者は、物品50の梱包をどの向きに行うかを想定しておき、想定した向きに合わせて、物品50の最初の箇所に寸法測定装置10を接触させる。具体的には、図5(a)および図5(b)に示すように、最初の箇所に接触させる際の寸法測定装置10の長手方向が、梱包体選定装置20の寸法算出部23が算出する際の物品50の縦の向きになる。
接触センサ18は、接触を検知すると、ジャイロセンサ14、加速度センサ15および発光部17に接触を表す信号を送信するとともに、接触を表す情報をメモリ13に格納する。発光部17は、接触を表す信号を受信して発光する。また、ジャイロセンサ14および加速度センサ15は、測定開始後の最初の接触センサ18による接触の検知をトリガーにして、定期的に角速度および加速度をそれぞれ測定し、測定した角速度および加速度を、それぞれメモリ13に書き込む。ジャイロセンサ14および加速度センサ15は、それぞれの角速度および加速度を表す3軸の座標系を最初の接触の際に確定し、以降はこの確定した座標系であるセンサ座標系(Xi,Yi,Zi)で表される値をメモリ13に順次書き込む。
次に、作業者は、寸法測定装置10を動かして、物品50の2点目の箇所に接触させる。ここで、作業者は、物品50の2点目の箇所として、最初の箇所から最も遠い箇所を選択することが望ましい。接触センサ18は、接触を検知すると、発光部17に接触を表す信号を送信するとともに、接触を表す情報をメモリ13に格納する。
物品50が直方体の形状であれば、この2点で寸法が算出できるため、作業者は、測定指示ボタン16を離して物品50の計測を終了しても良い。また、物品50が複雑な形状であれば、作業者は、3点以上の箇所に接触させることが望ましい。測定指示ボタン16が離されると、ジャイロセンサ14、加速度センサ15および接触センサ18は、測定を終了する。
上述の動作によって、測定指示ボタン16が押されている間は、メモリ13には、測定開始後の最初の接触センサ18による接触以降、定期的にジャイロセンサ14および加速度センサ15によって測定された角速度および加速度の値が書き込まれる。また、接触センサ18によって物品50との接触が検知されると、接触を表す情報が、連続的に書き込まれている角速度および加速度の値の間に挿入されて書き込まれる。書き込まれた角速度および加速度の値の列と、これらの間に挿入された接触を表す情報とは、測定結果を表す測定情報として機能する。なお、上述の動作における接触センサ18による物品50との接触の検知は、特許請求の範囲に記載された接触検知ステップの一例である。また、上述の動作におけるジャイロセンサ14および加速度センサ15による角速度および加速度の測定は、特許請求の範囲に記載された移動量測定ステップの一例である。
測定指示ボタン16が離されて測定が終了すると、寸法測定装置10は、通信IF12を介して、メモリ13に格納された測定情報を梱包体選定装置20に送信する。
一方、梱包体選定装置20は、作業者による物品50を梱包する梱包体の選定を開始する操作に応じて、図6に示される梱包体選定処理を開始する。
梱包体選定装置20の測定情報取得部21は、寸法測定装置10から測定情報を受信する(ステップS11)。このステップS11は、特許請求の範囲に記載された測定情報受信ステップの一例である。次に、接触位置算出部22は、物品50への寸法測定装置10の接触位置を表す座標値を算出する(ステップS12)。具体的には、接触位置算出部22は、測定情報に含まれる接触を表す情報の数に応じて、複数の接触位置を表す座標値を算出する。1点目の接触箇所は原点とする。接触位置算出部22は、N−1点目の接触位置から寸法測定装置10がどれだけ移動したかを、N−1点目の接触を表す情報とN点目の接触を表す情報との間に書き込まれた角速度と加速度の値に基づいて、空間上の移動量を算出することによって、N点目の接触位置の座標値を算出する。
なお、接触位置算出部22は、接触位置を表す座標値を、Zi軸の負の方向を重力方向に補正した重力座標系(Xg,Yg,Zg)で表す。具体的には、接触位置算出部22は、測定情報に含まれる加速度の値に基づいて、重力方向の加速度がどの方向であるかを推定して、重力座標系(Xg,Yg,Zg)を決定する。なお、重力座標系におけるXg軸とYg軸は、物品50を梱包する際の縦または横の方向に平行である。また、Zg軸は、物品50を梱包する際の高さ方向に平行である。このステップS12は、特許請求の範囲に記載された接触位置算出ステップの一例である。
次に、寸法算出部23は、物品50の寸法を算出する(ステップS13)。具体的には、寸法算出部23は、接触位置算出部22が算出した複数の接触位置を表す座標値に基づいて、重力座標系(Xg,Yg,Zg)における縦、横、高さを表す寸法を算出する。また、寸法算出部23は、各軸の最大値と最小値の差を、各軸の寸法とする。例えば、寸法算出部23は、接触位置が2点である場合には、2点間のXg軸、Yg軸、Zg軸のそれぞれの距離を、そのまま縦、横、高さの寸法とする。接触位置が3点であり、1点目の接触位置の座標値が(0,0,0)、2点目の接触位置の座標値が(100,50,80)、3点目の接触位置の座標値が(30,10,120)である場合、物品50の各軸の寸法は、各軸の最大値と最小値の差によって、縦=100、横=50、高さ=120と算出される。このステップS13は、特許請求の範囲に記載された寸法算出ステップの一例である。
続いて、梱包体選定部25は、梱包体を選定する(ステップS14)。具体的には、梱包体選定部25は、寸法算出部23が算出した物品50の寸法のうち、横が縦よりも長い場合には、縦と横の寸法を入れ替える。そして、梱包体選定部25は、物品50の寸法と、梱包体情報記憶部24に格納された梱包体情報とを比較する。梱包体情報は、図7に示すように、梱包体を識別する梱包体コードと、梱包体の名称を表す梱包体名称と、縦、横および高さの寸法と、を含む。なお、梱包体情報における各梱包体の縦の寸法は、横の寸法以上の長さとなっている。そして、梱包体選定部25は、縦、横および高さの3つの寸法がすべて物品50よりも長い梱包体を梱包体情報からすべて抽出する。続いて、梱包体選定部25は、抽出した梱包体の中から、梱包体の容積、すなわち縦、横および高さの積が、最小となる梱包体を選定する。このステップS14は、特許請求の範囲に記載された梱包体選定ステップの一例である。
梱包体選定装置20は、このようにして物品50を梱包する梱包体を選定する。そして、梱包体選定装置20は、選定した梱包体を識別する梱包体コードを含む梱包指示情報を倉庫システム40に送信する。倉庫システム40は、受信した梱包体指示情報に基づいて梱包した実績を表す梱包実績情報を梱包体選定装置20に送信する。そして、梱包体選定装置20は、梱包実績情報を管理システム30に送信する。
上述した実施の形態に係る梱包体選定システム1によれば、寸法と形状が規定されていない物品50を梱包する場合に、物品50の形状に合わせて複数箇所を接触させるという簡単な操作によって寸法を測定し、測定した寸法に基づいて梱包体を選定することができる。これによって、作業者の勘、経験等に頼ること無く、適切な梱包体を選定することができ、梱包材、輸送等のコスト削減が実現される。
上述した実施の形態に係る寸法測定装置10は、必要最小限の機能を持つ簡易な構成であるため、作業者が手に持つことができる大きさで実現され得る。また準備作業と測定作業は、ともに簡単な操作で完了できるものであるため、作業者にかかる負担は軽い。特に、寸法測定装置10は、加速度と角速度を定期的に測定し、梱包体選定装置20が測定した加速度と角速度に基づいて移動量を算出する。これによって、作業者は長さを測るために両手を用いた複雑な作業をすることなく、片手による簡単な操作で寸法を測定することができる。
上述した実施の形態に係る梱包体選定装置20の接触位置算出部22は、物品50に最初に接触させた際の寸法測定装置10の向きに応じて、接触位置の座標値のX軸およびY軸を決定する。これによって、作業者が物品50を梱包するために相応しい向きを判断し、その判断の結果を梱包体の選定に簡易な操作で反映させることができる。
上述した実施の形態に係る梱包体選定装置20の接触位置算出部22は、物品50の寸法の測定中に設置状態における重力方向に沿って、接触位置の座標値のZ軸を決定する。これによって、作業者は、重力方向の向きを意識しながら物品50を設置し、寸法を測定することによって、複雑な操作を介することなく重力方向の向きを指定することができる。
上述した実施の形態に係る梱包体選定装置20の梱包体選定部25は、縦、横および高さの寸法がそれぞれ物品50の縦、横および高さの寸法よりも長い梱包体の中で、容積が最も小さい梱包体を選定する。これによって、適切な大きさの梱包体を選定することができる。
(変形例)
本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他の種々の変更が可能である。
上述した実施の形態において、接触センサ18によって物品50との接触を検知する例を示した。他に、赤外線センサ、光学センサ、磁気センサ、超音波センサ等によって、物品50との接触または近接を検知しても良い。この場合、物品50の寸法の測定が可能な範囲で、物品50との近接は、特許請求の範囲に記載された接触に含めて解釈されうる。
上述した実施の形態において、ジャイロセンサ14と加速度センサ15によって、寸法測定装置10の移動量を測定する例を示した。しかし、移動量を測定することができれば、他のセンサを用いても良い。
上述した実施の形態において、寸法算出部23は、接触位置算出部22が決定したX軸とY軸の最大値と最小値の差によって、物品50の縦と横の寸法を算出する例を示した。しかし、寸法算出部23は、物品50の縦と横の寸法を他の方法によって決定しても良い。例えば、寸法算出部23は、複数の接触位置の座標値に基づいて、物品50の形状を推定して、重力方向から見た形状において最も長い部分が梱包体の対角線になる向きにおける縦と横の寸法を算出しても良い。このようにすれば、作業者の意図に頼らずに、さらに小さい容量の梱包体を選定することができる。
上述した実施の形態において、接触位置算出部22は、物品50の寸法の測定中の設置状態における重力方向に沿って、接触位置の座標値のZ軸を決定する例を示した。しかし、接触位置算出部22は、接触位置の座標値のZ軸を他の方法によって決定しても良い。例えば、接触位置算出部22は、物品に最初に接触させた際の寸法測定装置10の向きに応じて、接触位置の座標値のZ軸を決定しても良い。このようにすれば、作業者は、物品50を梱包状態と同じ状態に設置しなくても、物品に最初に接触させる際の寸法測定装置10の向きを合わせることによって、意図した梱包状態に対応した梱包体の選定を実現できる。
上述した実施の形態において、梱包体選定部25は、縦、横および高さの寸法がそれぞれ物品50の縦、横および高さの寸法よりも長い梱包体の中で、容積が最も小さい梱包体を選定する例を示した。しかし、梱包体選定部25は、他の方法で梱包体を選定しても良い。例えば、梱包体選定部25は、縦、横および高さの寸法がそれぞれ物品50の縦、横および高さの寸法よりも長い梱包体の中で、縦、横および高さの寸法の総和が最小となる梱包体を選定しても良い。このようにすれば、縦、横および高さの寸法の総和に応じて配送料が決定する配送システムに柔軟に対応できる。あるいは、梱包体を選定する優先順位を梱包体情報に規定しておき、梱包体選定部25は、規定された優先順位に基づいて、梱包体を選定しても良い。このようにすれば、標準的な大きさの梱包体を特殊な大きさの梱包体よりも優先したいといった複雑な要望に対応することができる。
上述した実施の形態において、梱包体選定装置20のディスプレイ208に、算出された接触位置の座標値もしくは物品50の寸法、または選定された梱包体についての情報を表示しても良い。これによって、作業者は、梱包体がどのように選定されたかを知ることができ、仮に選定結果に問題があると判断した場合には、再度物品50の寸法を測定し、梱包体の選定をやり直すことができる。
上述した実施の形態に係る寸法測定装置10の測定指示ボタン16および発光部17の機能は一例に過ぎない。例えば、寸法測定装置10は、測定指示ボタン16を一度押すと測定を開始し、再度押すと測定を終了しても良い。あるいは、寸法測定装置10は、測定指示ボタン16の代わりに、測定開始と測定終了を切り替えるスイッチを備えていても良い。また、寸法測定装置10は、発光部17の代わりに、または発光部17に加えて、接触を検知したことを表す音を発するスピーカを備えても良い。
上述した実施の形態に係る梱包体選定装置20は、専用の装置によらず、通常のコンピュータを用いても実現可能である。例えば、コンピュータに上述のいずれかを実行するためのプログラムを格納した記録媒体から該プログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する梱包体選定装置20を構成してもよい。また、複数のサーバ、コンピュータ等が協働して動作するか、または専用の装置とサーバ、コンピュータ等が協働して動作することによって、梱包体選定装置20を構成してもよい。
また、コンピュータにプログラムを供給するための手法は、任意である。例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システム等を介して供給してもよい。
また、上述の機能の一部をOS(Operating System)が提供する場合には、OSが提供する機能以外の部分をプログラムで提供すればよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
1 梱包体選定システム、10 寸法測定装置、11 電池、12 通信IF、13 メモリ、14 ジャイロセンサ、15 加速度センサ、16 測定指示ボタン、17 発光部、18 接触センサ、20 梱包体選定装置、21 測定情報取得部、22 接触位置算出部、23 寸法算出部、24 梱包体情報記憶部、25 梱包体選定部、30 管理システム、40 倉庫システム、50 物品、201 CPU、202 RAM、203 ROM、204 ハードディスクドライブ、205 ネットワークカード、206 無線LANカード、207 キーボード、208 ディスプレイ。

Claims (8)

  1. 寸法測定装置と梱包体選定装置とを備える梱包体選定システムであって、
    前記寸法測定装置は、
    物品との接触を検知する接触検知手段と、
    前記寸法測定装置の移動量を測定する移動量測定手段と、を備え、
    前記梱包体選定装置は、
    前記移動量測定手段が測定した前記寸法測定装置の前記移動量に基づいて、前記接触検知手段が検知した前記接触の位置を表す座標値を算出する接触位置算出手段と、
    前記接触位置算出手段が算出した前記位置を表す前記座標値に基づいて、前記物品の寸法を算出する寸法算出手段と、
    梱包体の寸法を表す梱包体情報を記憶する梱包体情報記憶手段と、
    前記寸法算出手段が算出した前記物品の前記寸法と、前記梱包体情報記憶手段が記憶する前記梱包体情報と、に基づいて、前記物品を梱包する前記梱包体を選定する梱包体選定手段と、を備える、
    梱包体選定システム。
  2. 前記移動量測定手段は、前記寸法測定装置の加速度と角速度を定期的に測定し、
    前記接触位置算出手段は、前記移動量測定手段が測定した前記寸法測定装置の前記加速度と前記角速度に基づいて前記移動量を算出し、算出された前記移動量に基づいて前記接触検知手段が検知した前記接触の位置を表す座標値を算出する、
    請求項1に記載の梱包体選定システム。
  3. 前記寸法算出手段は、前記物品の縦、横および高さの寸法を、前記接触の位置を表す前記座標値のX軸、Y軸およびZ軸の最大値と最小値の差としてそれぞれ算出する、
    請求項1または2に記載の梱包体選定システム。
  4. 前記接触位置算出手段は、前記物品に最初に接触させた際の前記寸法測定装置の向きに応じて、前記接触の位置を表す前記座標値のX軸およびY軸を決定する、
    請求項3に記載の梱包体選定システム。
  5. 前記接触位置算出手段は、前記物品の前記寸法の測定中の設置状態における重力方向に沿って、前記接触の位置を表す前記座標値のZ軸を決定する、
    請求項3または4に記載の梱包体選定システム。
  6. 前記梱包体選定手段は、縦、横および高さの寸法がそれぞれ前記物品の縦、横および高さの寸法よりも長い前記梱包体の中で、容積が最も小さい前記梱包体を選定する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の梱包体選定システム。
  7. 寸法測定装置と物品との接触を検知する接触検知ステップと、
    前記寸法測定装置の移動量を測定する移動量測定ステップと、
    前記移動量測定ステップで測定した前記寸法測定装置の前記移動量に基づいて、前記接触検知ステップで検知した前記接触の位置を表す座標値を算出する接触位置算出ステップと、
    前記接触位置算出ステップで算出した前記位置を表す前記座標値に基づいて、前記物品の寸法を算出する寸法算出ステップと、
    前記寸法算出ステップで算出した前記物品の前記寸法と、梱包体の寸法を表す梱包体情報と、に基づいて、前記物品を梱包する前記梱包体を選定する梱包体選定ステップと、を備える、
    梱包体選定方法。
  8. コンピュータに、
    寸法測定装置と物品との接触を表す情報と、前記寸法測定装置の移動量を表す情報と、を含む測定情報を受信する測定情報受信ステップと、
    前記測定情報に含まれる前記寸法測定装置の前記移動量に基づいて、前記測定情報に含まれる前記接触の位置を表す座標値を算出する接触位置算出ステップと、
    前記接触位置算出ステップで算出した前記位置を表す前記座標値に基づいて、前記物品の寸法を算出する寸法算出ステップと、
    前記寸法算出ステップで算出した前記物品の前記寸法と、梱包体の寸法を表す梱包体情報と、に基づいて、前記物品を梱包する前記梱包体を選定する梱包体選定ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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