JP2003175978A - 緩衝材送入装置 - Google Patents

緩衝材送入装置

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JP2003175978A JP2001378934A JP2001378934A JP2003175978A JP 2003175978 A JP2003175978 A JP 2003175978A JP 2001378934 A JP2001378934 A JP 2001378934A JP 2001378934 A JP2001378934 A JP 2001378934A JP 2003175978 A JP2003175978 A JP 2003175978A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易且つ省スペースで梱包部材への緩衝材の
送入を自動化する手段を提供する。 【解決手段】 本緩衝材送入装置100は、上下方向に
整列された緩衝材を保持し、最上端の緩衝材を掛止位置
に位置せしめる供給機構101と、緩衝材を吸引して掛
止位置に吸着保持する吸着機構102と、該緩衝材を掛
止して梱包部材の上方へ移動させる搬送機構103と、
梱包部材の上方において緩衝材の掛止を解除する掛止解
除機構104とを具備してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向に整列さ
れた緩衝材を梱包部材に順次送入する緩衝材送入装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】野菜や果物、魚介類等の生鮮食料品、家
電製品、又は電子部品等を梱包する際には、運搬時の衝
撃による損傷等を防止するために、ダンボール箱等の梱
包部材内に、合成樹脂発泡体等からなる緩衝材が詰めら
れる。例えば果物であれば、適当な大きさの窪みが複数
形成されたパレットに果物が配置され、その上に緩衝材
を載せて、さらに果物が配置されたパレットを積み重ね
るようにしてダンボール箱に梱包される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な梱包作業は手作業によるところが多い。例えば、緩衝
材のように、軽量で容易に変形するものは機械で取り扱
い難いので、人手によりダンボール箱に入れられること
が多いため、作業者の負担が大きかった。
【0004】また、前記作業を自動化する装置を用いる
としても、例えば生鮮食料品では、大量に梱包して保存
することは鮮度との関係から困難であるため、一度に梱
包する数量が少ない場合も多い。そのような少量の梱包
には、簡易でコンパクトな装置が要望される。本発明
は、これらの点に鑑みてなされたものであり、簡易且つ
省スペースで梱包部材への緩衝材の送入を自動化する手
段を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
になされた本発明の請求項1に係る緩衝材送入装置は、
上下方向に整列された緩衝材を梱包部材内に順次送入す
る装置であって、上下方向に整列された緩衝材を保持す
るとともに、その最上端の緩衝材を掛止位置に位置せし
める供給機構と、前記最上端の緩衝材を吸引して掛止位
置に吸着保持する吸着機構と、吸着保持された緩衝材を
掛止して、梱包部材の上方へ移動させる搬送機構と、梱
包部材の上方において緩衝材の掛止を解除して、該緩衝
材を梱包部材内に送入する掛止解除機構と、を具備して
なるものである。なお、本発明において緩衝材とは、梱
包される物品の損傷防止、位置固定、又は保温等を目的
として、該物品とともに梱包部材内に梱包されるものを
いう。
【0006】また、本発明(請求項2)は、請求項1に
記載の緩衝材送入装置において、前記供給機構は、現在
送入される緩衝材群を上下動可能に担持して、その最上
端の緩衝材を掛止位置に位置せしめる第1の担持部材
と、次に送入すべき緩衝材群を収蔵位置に保持する保持
部材と、前記第1の担持部材と連動し、第1の担持部材
が、担持している緩衝部材がすべて移動された後に、前
記保持部材が保持する緩衝材群を上下動可能に担持し
て、その最上端の緩衝材を掛止位置に位置せしめる第2
の担持部材と、を具備してなり、前記第1の担持部材
は、第2の担持部材が担持している緩衝材がすべて移動
された後に、再び、前記保持部材が保持する新たな緩衝
材群を上下動可能に担持し、第1の担持部材及び第2の
担持部材が一連の動作を繰り返すことにより、緩衝材の
連続供給を可能とするものである。なお、本発明におい
て緩衝材群とは、所定量の緩衝材が積重等により整列さ
れた全体をいう。
【0007】また、本発明(請求項3)は、請求項1又
は2に記載の緩衝材送入装置において、前記搬送機構
は、吸着保持された緩衝材を掛止し、緩衝材群からスラ
イド移動させて受継位置で該掛止を解除する第1の搬送
手段と、スライド移動された緩衝材を掛止し、送入すべ
き梱包部材上方の解除位置に移動させる第2の搬送手段
と、を具備してなるものである。
【0008】また、本発明(請求項4)は、請求項1又
は3に記載の緩衝材送入装置において、前記搬送機構
は、緩衝材の移動方向に対して斜め前方となるように突
設された針状の掛止部材を有するものである。該針状の
掛止部材が貫入されることにより、容易に解除可能に緩
衝材を掛止する。
【0009】また、本発明(請求項5)は、請求項4に
記載の緩衝材送入装置において、前記搬送機構は、前記
掛止部材に掛止された緩衝材の掛止側と反対側を移動方
向に沿って支持する案内部材を有するものである。ここ
で掛止側及び反対側とは、例えば、針状の掛止部材がシ
ート状の緩衝材の上面に貫入されて該緩衝材を掛止する
場合には、緩衝材の上面が掛止側であり、下面側が反対
側、即ち、前記案内部材に支持される側である。
【0010】また、本発明(請求項6)は、請求項5に
記載の緩衝材送入装置において、前記第1の搬送手段及
び第2の搬送手段は、前記掛止部材及び前記案内部材を
夫々具備するものであり、第2の搬送手段の掛止部材
が、第1の搬送手段の掛止部材が緩衝材を掛止した側と
反対側を掛止して、第1の搬送手段の掛止部材に掛止さ
れた緩衝部材を、第2の搬送手段の案内部材と相俟って
第1の搬送主段の掛止部材の掛止が解除される方向へ移
動させるものである。
【0011】また、本発明(請求項7)は、請求項4か
ら6のいずれかに記載の緩衝材送入装置において、前記
掛止解除機構は、解除位置から下方へ進退可能に設けら
れた押下部材を具備するものであり、前記搬送機構が、
緩衝材の上側を掛止した状態で緩衝材を解除位置に位置
せしめ、前記押下部材が、該緩衝材を下方へ押し下げる
ことにより、搬送機構の掛止を解除させるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。図1は、本実施の形態に係
る緩衝材送入装置100の概略構成を示す正面図であ
る。図に示すように、本緩衝材送入装置100は、上下
方向に整列された緩衝材を保持し、最上端の緩衝材を掛
止位置に位置せしめる供給機構101と、緩衝材を吸引
して掛止位置に吸着保持する吸着機構102と、該緩衝
材を掛止して梱包部材の上方へ移動させる搬送機構10
3と、梱包部材の上方において緩衝材の掛止を解除する
掛止解除機構104とを具備してなるものである。
【0013】なお、図には詳細に示していないが、前記
供給機構101、吸着機構102、搬送機構103、及
び掛止解除機構104は、本体フレーム1の適所に固定
されており、前記緩衝材送入装置100は、各機構の動
作に要するモータ等の駆動源や、吸引ポンプ、エアポン
プ等をも備えている。また、前記掛止解除機構104の
下方には、ダンボール等の梱包部材を搬送するコンベヤ
等の搬送装置が設置されている。
【0014】図2は、本緩衝材送入装置100により梱
包部材に送入される緩衝材の一例を示したものであり、
図に示すように、緩衝材2は、ウレタンフォーム等の合
成樹脂発泡体の棒状体が格子状に組み合わされ、矩形に
裁断されたシート状のものである。該緩衝材2が、図2
に1点鎖線で示したように複数積重されたものが、緩衝
材群として緩衝材送入装置100の供給機構101に装
填される。
【0015】図3は、緩衝材送入装置100の右側面の
概略構成を示すものであり、主に供給機構101を表し
ている。供給機構101は、現在送入される緩衝材群3
を上下動可能に担持するリフタ10(第1の担持部材)
と、次に送入すべき緩衝材群4を収蔵位置Aに保持する
保持部材12と、該緩衝材群4を上下動可能に担持する
リフタ13とを備えてなるものである。なお、図3にお
いては説明の便宜上、緩衝材群3、4を2点鎖線で示し
ている。
【0016】前記リフタ10、13は、緩衝材群3、4
の底部を両側から支持する一対の翼状体からなるもので
ある。リフタ10、13はチェーン駆動で上下動するよ
うになっており、リフタ10、13を構成する一対の翼
状体夫々を同期させて上下動するために、左右対称にチ
ェーン14L、14R及びスプロケットホイル15L、
15Rが設けられている。なお、図1及び図3において
はチェーン14L、14Rを1点鎖線で示している。
【0017】図3左側のチェーン14L及びスプロケッ
トホイル15Lを例に詳細を説明するに、スプロケット
ホイル15Lは、図1に示すように、シャフト16Lの
両端に夫々固定されており、該シャフト16Lに駆動力
が伝達されてスプロケットホイル15Lが回転するよう
になっている。このように構成された一対のスプロケッ
トホイル15Lが上下方向に配置され、該スプロケット
ホイル15L間にチェーン14Lが夫々設けられてい
る。該チェーン14Lには、外方に突出するようにリフ
タ10、13の翼状体が固定されている。各リフタ1
0、13の翼状体は、図3に示すように、チェーン14
Lの半周分だけ離れた位置、即ちチェーン14Lの回転
対称位置となっている。右側のチェーン14R及びスプ
ロケットホイル15Rも同様に構成されており、これら
が同期して動作することにより、リフタ10、13が緩
衝材群を上下動可能に担持するようになっている。
【0018】また、前記保持部材12は、平板状の部材
であり、下側のスプロケットホイル15L、15Rと同
程度の高さ位置に固定されている。該保持部材12上に
は収蔵すべき緩衝材群4が載置されるところ、スプロケ
ットホイル15L、15Rの軸間距離により、収蔵可能
な緩衝材群4の高さが決まる。即ち、リフタ10が担持
している現在送入すべき緩衝材群3の残りが所定量とな
った際に、次に送入すべき緩衝材群4を収蔵位置Aに装
填、即ち保持部材12上に載置するとすれば、保持部材
12上に載置可能な緩衝材群4の高さは、保持部材12
からリフタ10までとなる。該保持部材12は、前述し
たように、下側のスプロケットホイル15L、15Rと
同程度の高さ位置に固定されているので、スプロケット
ホイル15L、15Rの軸間距離が長くなれば、収蔵可
能な緩衝材の量も多くなる。
【0019】また、図1及び図3に示すように、各スプ
ロケットホイル15L、15R間には、平板状のガイド
板17が夫々設けられている。該ガイド板17は、現在
挿入されている緩衝材群3及び収蔵位置Aに装填された
緩衝材群4を間に挟むような対向位置で本体フレーム1
に固定されており、該緩衝材群3、4の横崩れ等を防止
している。
【0020】前記吸着機構102は、図1及び図3に示
すように、その先端が掛止位置Bに位置するように設け
られた一対のバキューム管20を備えたものであり、図
には示していないが該バキューム管20は吸引ポンプに
連通されて、その先端から吸引することにより緩衝材2
を吸着するものとなっている。また、一端吸着された緩
衝材2は、バキューム管20が吸引を停止することによ
り、容易に吸着解除される。
【0021】前記搬送機構103は、図1に示すよう
に、吸着機構102により掛止位置Bに吸着保持された
緩衝材2を掛止し、略水平方向へスライド移動させ、受
継位置Cで該掛止を解除するスライド搬送機構(第1の
搬送機構)30と、スライド移動した緩衝材2を掛止
し、下方へ移動させて解除位置Dに位置せしめる下方搬
送機構(第2の搬送機構)31とを具備してなるもので
ある。
【0022】前記スライド搬送機構30は、図1に示す
ように、掛止位置Bから受継位置Cの上方に渡って設け
られており、緩衝材2の移動方向に対して斜め前方とな
るように突設された針状の掛止部材32を有するもので
あり、該掛止部材32が水平方向にチェーン駆動される
ものとなっている。詳細には、図1及び図3に示すよう
に、前記掛止部材32が掛止位置B及び受継位置Cを通
過するように、掛止位置B近傍及び受継位置C近傍にス
プロケットホイル33が夫々設けられ、該スプロケット
ホイール33間にチェーン34が巻架されている。ま
た、スプロケットホイール33の下方には、棒状のガイ
ド(案内部材)35が設けられている。なお、図1及び
図3においてはチェーン33を1点鎖線で示している。
【0023】スプロケットホイル33は、図3に示すよ
うに、シャフト33aの両端にギアが夫々固定されたも
のであり、該シャフト33aに、図示しない駆動源から
駆動力が伝達されてスプロケットホイル33が回転する
ようになっている。このように構成されたスプロケット
ホイル33が、図1に示すように、水平方向に1対配置
され、該スプロケットホイル33間に2本のチェーン3
4が夫々巻架されている。該チェーン34には、適当な
アタッチメントを介して掛止部材32が夫々固定されて
いる。
【0024】一方、ガイド35は、図1に示すように、
掛止位置B近傍から受継位置Cに渡ってチェーン34と
略並行して設けられており、受継位置C近傍において若
干下方に曲折されている。ガイド35は、図1に示すよ
うに各チェーン34に固定された掛止部材32夫々に対
応して一対設けられており、各掛止部材32の若干外側
に固定されている。また、ガイド35と掛止部材32と
の上下方向の距離は、緩衝部材2の厚みよりやや広いも
のとなっている。これにより、掛止部材32が緩衝材2
の上側を掛止し、ガイド35が該緩衝材2の下側を支え
るようにして、緩衝部材2を掛止位置Bから受継位置C
へスライド移動可能となっている。
【0025】前記下方搬送機構31は、受継位置Cと解
除位置Dとの間の空間に設けられており、前記掛止部材
32と同様の掛止部材36を有するものであり、図1に
示すように、該掛止部材36が水平及び上下方向にチェ
ーン駆動されるものとなっている。詳細には、図1に示
すように、前記掛止部材36が受継位置C及び開放位置
Dを通過するように、受継位置C近傍に前記スライド搬
送機構30と並行して一対のスプロケットホイル37が
設けられ、さらに、解除位置D近傍にも一対のスプロケ
ットホイル37が設けられ、これら4個のスプロケット
ホイル37にチェーン38が巻架されている。また、ス
プロケットホイール37の外側には、略コの字状に曲成
された棒状のガイド(案内部材)39が設けられてい
る。なお、図においてはチェーン38は1点鎖線で示し
ている。
【0026】図には示していないが、スプロケットホイ
ル37も、前記スプロケットホイル33と同様に、シャ
フトの両端に夫々固定されたものであり、該シャフトに
駆動源から駆動力が伝達されてスプロケットホイル37
が回転するようになっている。このように構成されたス
プロケットホイル37が、図1に示すように、上下左右
に4個配置され、該スプロケットホイル37間に2本の
チェーン38が夫々巻架されている。該チェーン38に
は、適当なアタッチメントを介して掛止部材36が夫々
固定されている。
【0027】一方、ガイド39は、図1に示すように、
受継位置Cから解除位置Dに渡ってチェーン38と略並
行して設けられており、受継位置C近傍において若干上
方に曲折されている。ガイド39も、前記ガイド35と
同様に、各チェーン39に固定された掛止部材36夫々
に対応して一対設けられており、各掛止部材36の若干
外側に固定されている。また、ガイド39と掛止部材3
6との距離も、前述と同様に、緩衝部材2の厚みよりや
や広いものとなっている。これにより、掛止部材36
が、緩衝部材2の、掛止部材32と反対側を掛止し、ガ
イド39が該緩衝材2の外側を支えるようにして、緩衝
部材2を受継位置Cから解除位置Dへ移動可能となって
いる。
【0028】前記掛止解除機構104は、図1に示すよ
うに、解除位置Dから下方へ進退可能に設けられた押下
部材40と、該押下部材40を進退させるエアシリンダ
41とを具備してなるものである。押下部材40は、パ
イプ状の部材を、緩衝材2の平面よりやや小さい程度に
曲成してなるものであり、本体フレームに摺動自在に設
けられたロッド40aに下端に固定されて上下方向に進
退可能となっている。該押下部材40は、前記下方搬送
機構31の2本のチェーン38間に納まるものであり、
進退時にチェーン38やガイド39と接触することはな
い。
【0029】以下、本緩衝材送入装置100の動作につ
いて説明する。まず、供給機構101の保持部材12に
送入すべき緩衝材群3を載置し、リフタ10を駆動させ
る。これにより、図3に示すように、収蔵位置Aにあっ
た緩衝材群3がリフタ10に担持される。該リフタ10
は緩衝材群3を担時した状態で上昇し、担持している緩
衝材群3の最上端の緩衝材2を掛止位置Bに位置せしめ
る。図には示していないが、掛止位置Bにはリミッタや
センサ等の検知手段が設けられており、該検知手段が最
上端の緩衝材2を検知する。該検知手段の検知信号に基
づいてリフタ10は上昇を停止し、その後、掛止位置B
から若干降下する。
【0030】最上端の緩衝材2が掛止位置Bに位置せし
められた際に、該緩衝材2を吸着機構102がバキュー
ム管20で吸引することにより、図4に示すように、緩
衝材2の掛止される側が、バキューム管20の先端に吸
着されて、スライド搬送機構30近傍に持ち上げられた
状態となる。このようにして、緩衝材2が掛止位置Bに
吸着保持される。
【0031】つぎに、スライド搬送機構30の掛止部材
32が、掛止位置Bに吸着保持された緩衝材2の前方上
側付近に貫入して緩衝材2を掛止する。その後、吸着機
構102は吸引を停止し、掛止部材32がチェーン駆動
により移動するとともに、緩衝材2はガイド35上をス
ライド移動する。下方搬送機構31は、前記スライド搬
送機構30と同期して駆動されており、緩衝材2がスラ
イド移動している際に、下方搬送機構31の掛止部材3
6が、緩衝材2の下側から掛止部材32が掛止している
位置の後方に貫入する。緩衝材2は掛止部材32及び掛
止部材36に掛止止された状態のまま更に受継位置Cま
でスライド移動する。
【0032】受継位置Cにおいて、図4に点線で示すよ
うに、緩衝材2は、前述したように掛止部材32及び掛
止部材36に掛止され、且つ、ガイド35及びガイド3
9に挟まれた状態となる。さらに、掛止部材32及び掛
止部材36がチェーン駆動されることにより、緩衝材2
は掛止部材36とともにガイド39に沿って移動する。
一方、掛止部材32は、スプロケットホイール33に沿
って上方へ移動するが、緩衝材2はガイド39により掛
止部材36の移動方向に案内されているので、掛止部材
32は緩衝材2から抜脱され、掛止部材32による掛止
が解除される。その後、緩衝材2は、掛止部材36とと
もにガイド39に沿って解除位置Dまで移動する。
【0033】図5に示すように、解除位置Dに位置せし
められた緩衝材2は、解除機構104の押下部材40に
より梱包部材側、即ち下側へ押圧される。該緩衝材2
は、上側から掛止部材36に掛止され、下側からガイド
39により支持されているが、中央付近を押下部材40
に押圧されることにより弾性変形して、ガイド39の下
方へ抜き落とされるとともに掛止部材36の掛止が解除
され、梱包部材内に落下する。このようにして、緩衝材
群3から最上端にある緩衝材2が梱包部材に送入され
る。
【0034】一方、図3に示すように、リフタ10が現
在送入する緩衝材群3を担持し、順次緩衝材が送入され
ることにより、リフタ10の位置は次第に掛止位置B付
近へと上昇し、その下方、即ち供給位置Aに、次に送入
すべき緩衝材群4を装填可能な空間が形成される。従っ
て、リフタ10が担持している緩衝材群3の残りが、供
給位置Aに次に送入すべき緩衝材群4を装填可能な程度
の空間を形成する程の量となれば、該緩衝材群4を供給
位置Aに装填、即ち、保持部材12上に載置する。該緩
衝材群4は、手動により装填することも、機械により自
動的に装填させることも可能である。
【0035】図6に示すように、リフタ10が担持して
いる緩衝材群3がすべて移動された後、リフタ10はチ
ェーン駆動により上昇して、上側のスプロケットホイル
15L、15Rに沿って反転する。これとともに、リフ
タ13が下側のスプロケットホイル15L、15Rに沿
って反転し、保持部材12に載置された緩衝材群4を担
持して上昇し、その最上端にある緩衝材2を掛止位置B
に位置せしめる。これにより、該緩衝材群4から最上端
の緩衝材2が梱包部材に送入されるものとなる。供給機
構101が、前述した一連の動作を繰り返すことによ
り、緩衝材2の連続供給が可能となる。
【0036】なお、本実施の形態に係る緩衝材送入装置
100においては、リフタ10、13、及び掛止部材3
2、36をチェーン駆動により移動させるものとした
が、例えばベルト駆動等、他の駆動方法により移動させ
ることも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る緩衝
材送入装置によれば、上下方向に整列された緩衝材を保
持するとともに、その最上端の緩衝材を掛止位置に位置
せしめる供給機構と、前記最上端の緩衝材を吸引して掛
止位置に吸着保持する吸着機構と、吸着保持された緩衝
材を掛止して、梱包部材の上方へ移動させる搬送機構
と、梱包部材の上方において緩衝材の掛止を解除して、
該緩衝材を梱包部材内に送入する掛止解除機構と、を具
備してなるので、梱包部材へ緩衝材を自動的に送入する
装置を簡易且つ省スペースで実現することができる。
【0038】また、本発明によれば、前記供給機構は、
現在送入される緩衝材群を上下動可能に担持して、その
最上端の緩衝材を掛止位置に位置せしめる第1の担持部
材と、次に送入すべき緩衝材群を収蔵位置に保持する保
持部材と、前記第1の担持部材と連動し、第1の担持部
材が、担持している緩衝部材がすべて移動された後に、
前記保持部材が保持する緩衝材群を上下動可能に担持し
て、その最上端の緩衝材を掛止位置に位置せしめる第2
の担持部材とを具備し、第1の担持部材及び第2の担持
部材が順次送入すべき緩衝材群を上下動可能に担持する
ようにしたので、整列された一群の緩衝材を順次装填し
て、連続的に緩衝材を梱包部材へ送入させることが可能
となる。
【0039】また、本発明によれば、前記搬送機構は、
吸着保持された緩衝材を掛止し、緩衝材群からスライド
移動させて受継位置で該掛止を解除する第1の搬送手段
と、スライド移動された緩衝材を掛止し、送入すべき梱
包部材上方の解除位置に移動させる第2の搬送手段とを
具備してなるので、梱包部材を高い位置まで搬送するこ
となく、整列された緩衝材群の最上端の緩衝材を送入す
べき梱包部材の直上にまで容易に移動させることができ
る。
【0040】また、本発明によれば、前記搬送機構は、
緩衝材の移動方向に対して斜め前方となるように突設さ
れた針状の掛止部材を有するので、簡易な構造で緩衝材
の掛止及び解除を行うことができる。
【0041】また、本発明によれば、前記搬送機構は、
前記掛止部材に掛止された緩衝材の掛止側と反対側を移
動方向に沿って支持する案内部材を有するので、掛止部
材の移動に伴って緩衝材を確実に移動させることができ
る。
【0042】また、本発明によれば、第2の搬送手段の
掛止部材が、第1の搬送手段の掛止部材が緩衝材を掛止
した側と反対側を掛止して、第1の搬送手段の掛止部材
に掛止された緩衝部材を、第2の搬送手段の案内部材と
相俟って第1の搬送主段の掛止部材の掛止が解除される
方向へ移動させるので、簡易な構造で受継位置で第1の
搬送手段の掛止部材の掛止を解除することができ、且
つ、緩衝材を確実に受継させることが可能となる。
【0043】また、本発明によれば、前記掛止解除機構
は、解除位置から下方へ進退可能に設けられた押下部材
を具備し、前記搬送機構が、緩衝材の上側を掛止した状
態で緩衝材を解除位置に位置せしめ、前記押下部材が、
該緩衝材を下方へ押し下げるものとしたので、簡易な構
造で搬送機構の掛止を確実に解除させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る緩衝材送入装置10
0の主要な構成を示す正面図である。
【図2】緩衝材2の外観を示す概略斜視図である。
【図3】緩衝材送入装置100の主要な構成を示す側面
図である。
【図4】掛止位置B及び受継位置C付近における緩衝材
送入装置100の主要な構成を示す拡大図である。
【図5】解除位置D付近における緩衝材送入装置100
の主要な構成を示す拡大図である。
【図6】供給機構101が次に送入すべき緩衝材群を担
持した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
100 緩衝材送入装置 101 供給機構 102 吸着機構 103 搬送機構 104 解除機構 10 リフタ(第1の担持部材) 12 保持部材 13 リフタ(第2の担持部材) 2 緩衝材 30 スライド搬送機構(第1の搬送機構) 31 下方搬送機構(第2の搬送機構) 32、36 掛止部材 35、39 ガイド(案内部材) 3 緩衝材群 40 押下部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に整列された緩衝材を梱包部材
    内に順次送入する装置であって、 上下方向に整列された緩衝材を保持するとともに、その
    最上端の緩衝材を掛止位置に位置せしめる供給機構と、 前記最上端の緩衝材を吸引して掛止位置に吸着保持する
    吸着機構と、 吸着保持された緩衝材を掛止して、梱包部材の上方へ移
    動させる搬送機構と、 梱包部材の上方において緩衝材の掛止を解除して、該緩
    衝材を梱包部材内に送入する掛止解除機構と、を具備し
    てなることを特徴とする緩衝材送入装置。
  2. 【請求項2】 前記供給機構は、現在送入される緩衝材
    群を上下動可能に担持して、その最上端の緩衝材を掛止
    位置に位置せしめる第1の担持部材と、 次に送入すべき緩衝材群を収蔵位置に保持する保持部材
    と、 前記第1の担持部材と連動し、第1の担持部材が、担持
    している緩衝部材がすべて移動された後に、前記保持部
    材が保持する緩衝材群を上下動可能に担持して、その最
    上端の緩衝材を掛止位置に位置せしめる第2の担持部材
    と、を具備してなり、 前記第1の担持部材は、第2の担持部材が担持している
    緩衝材がすべて移動された後に、再び、前記保持部材が
    保持する新たな緩衝材群を上下動可能に担持し、第1の
    担持部材及び第2の担持部材が一連の動作を繰り返すこ
    とにより、緩衝材の連続供給を可能とするものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の緩衝材送入装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送機構は、吸着保持された緩衝材
    を掛止し、緩衝材群からスライド移動させて受継位置で
    該掛止を解除する第1の搬送手段と、スライド移動され
    た緩衝材を掛止し、送入すべき梱包部材上方の解除位置
    に移動させる第2の搬送手段と、を具備してなるもので
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の緩衝材送
    入装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送機構は、緩衝材の移動方向に対
    して斜め前方となるように突設された針状の掛止部材を
    有するものであることを特徴とする請求項1又は3に記
    載の緩衝材送入装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送機構は、前記掛止部材に掛止さ
    れた緩衝材の掛止側と反対側を移動方向に沿って支持す
    る案内部材を有するものであることを特徴とする請求項
    4に記載の緩衝材送入装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の搬送手段及び第2の搬送手段
    は、前記掛止部材及び前記案内部材を夫々具備するもの
    であり、第2の搬送手段の掛止部材が、第1の搬送手段
    の掛止部材が緩衝材を掛止した側と反対側を掛止して、
    第1の搬送手段の掛止部材に掛止された緩衝部材を、第
    2の搬送手段の案内部材と相俟って第1の搬送主段の掛
    止部材の掛止が解除される方向へ移動させることを特徴
    とする請求項5に記載の緩衝材送入装置。
  7. 【請求項7】 前記掛止解除機構は、解除位置から下方
    へ進退可能に設けられた押下部材を具備するものであ
    り、前記搬送機構が、緩衝材の上側を掛止した状態で緩
    衝材を解除位置に位置せしめ、前記押下部材が、該緩衝
    材を下方へ押し下げることにより、搬送機構の掛止を解
    除させることを特徴とする請求項4から6のいずれかに
    記載の緩衝材送入装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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