JP2019167240A - 積付情報提供システム及び積付情報提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷物を積荷領域に積み付けるための積付情報を容易に提供できる積付情報提供システムを提供する。【解決手段】積付情報提供システムは、センサを有するウェアラブル端末と、サーバと、情報提示装置と、を備える。ウェアラブル端末は、センサにより検出された検出データを取得し、検出データを送信する。サーバは、検出データを受信し、複数の荷物を積み付けるための積付領域の情報を取得し、複数の荷物に関する複数の荷物情報を取得し、複数の荷物情報と積付領域と基づいて、積付領域に複数の荷物を積み付けるための積付情報を生成し、積付情報を送信する。情報提示装置は、積付情報を受信し、積付情報を提示する。サーバは、検出データに基づいて、積付領域の情報の取得及び荷物情報の取得のうち少なくとも一方を行う。【選択図】図1

Description

本開示は、ウェアラブル端末を用いて複数の荷物を積み付けるための積付情報を提供する積付情報提供システム及び積付情報提供方法に関する。
従来、物流センターを含む物流網で集荷先から配送先へ荷物を搬送する車両の輸送スケジュールを効率良く作成するシステムが知られている(特許文献1参照)。
特開2009−196760号公報
特許文献1の技術では、複数の荷物が積み付けられるエリアである積付領域(例えばトラック車両等の荷台)において、複数の荷物を積み付けるための積付仕様(積み付け方)が考慮されておらず、効率的な積付仕様を決定することは困難である。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、荷物を積付領域に積み付けるための積付情報を容易に提供できる積付情報提供システム及び積付情報提供方法を提供する。
本開示は、センサを有するウェアラブル端末と、サーバと、情報提示装置と、を備える積付情報提供システムであって、前記ウェアラブル端末は、前記センサにより検出された検出データを取得し、前記検出データを送信し、前記サーバは、前記検出データを受信し、複数の荷物を積み付けるための積付領域の情報を取得し、前記複数の荷物に関する複数の荷物情報を取得し、前記複数の荷物情報と前記積付領域と基づいて、前記積付領域に前記複数の荷物を積み付けるための積付情報を生成し、前記積付情報を送信し、前記情報提示装置は、前記積付情報を受信し、前記積付情報を提示し、前記サーバは、前記検出データに基づいて、前記積付領域の情報を取得及び前記荷物情報の取得のうち少なくとも一方を行う、積付情報提供システムである。
本開示は、ウェアラブル端末を用いて複数の荷物を積み付けるための積付情報を提供する積付情報提供システムにおける積付情報提供方法であって、前記ウェアラブル端末が備えるセンサにより検出データを取得し、前記複数の荷物を積み付けるための積付領域の情報を取得し、前記複数の荷物に関する複数の荷物情報を取得し、前記複数の荷物情報と前記積付領域と基づいて、前記積付領域に前記複数の荷物を積み付けるための前記積付情報を生成し、前記積付情報を提示し、前記検出データに基づいて、前記積付領域の情報を取得及び前記荷物情報の取得のうち少なくとも一方を行う、積付情報提供方法である。
本開示によれば、荷物を積付領域に積み付けるための積付情報を容易に提供できる。
実施形態における積付情報提供システムの概要を示す図 積付情報提供システムのハードウェア構成を示す図 積み付け用グローブの外観を示す図 右手に装着されるグローブに設けられた接触スイッチ及び曲げセンサの配置を示す図 グローブを用いて行われるジェスチャAを説明する図 グローブを用いて行われるジェスチャBを説明する図 グローブを用いて行われるジェスチャCを説明する図 グローブを用いて行われるジェスチャDを説明する図 トラックに設置された情報提示装置を示す図 積付情報提供システムの動作の概要の一部を示し、積付仕様を分析するまでの流れを示す図 積付情報提供システムの動作の概要の一部を示し、積付作業の流れを示す図 積付情報提供システムによる第1動作例を示すシーケンス図 積付情報提供システムによる第1動作例を示すシーケンス図(図9Aの続き) 情報提示装置に表示された全体積付画面を示す図 積付情報提供システムによる第2動作例を示すシーケンス図 情報提示装置に表示された個別積付画面を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。尚、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(第1の実施形態)
図1は実施形態における積付情報提供システム5の概要の一例を示す図である。積付情報提供システム5は、物流センター等の倉庫に積まれた複数(例えば多数)の荷物Bgを運搬車両であるトラック70の荷台70z(図6参照)に積み込む際、荷物Bgの積み付けを円滑に行えるように、作業者hmに対し、積付(積み付け)情報を提示する。積付情報提供システム5は、荷物Bgに貼り付けられたRFID(radio frequency identifier)タグ8と、ウェアラブル端末10と、センターサーバ30と、情報提示装置50と、を含む構成を有する。
図2は積付情報提供システム5のハードウェア構成例を示すブロック図である。RFIDタグ8は、個々の荷物Bgに取り付けられる。RFIDタグ8は、荷物IDを保持し、RFIDリーダと無線通信を行い、荷物IDを通知する。荷物IDは、荷物Bgの識別情報の一例である。
RFIDタグ8は、電源を持たないパッシブ型のタグであり、RFIDリーダ12が送信する微弱電波を受信し、電磁誘導によって発生した電力で起動する。RFIDタグ8は、電磁誘導方式により近接した例えば約30cmの範囲内に存在するRFIDリーダ12とHF帯(例えば13.56MHz)で通信し、荷物IDの個別読み取りに利用されてよい。また、RFIDタグ8は、電波方式により少し離れた距離(例えば5m)の範囲内に存在するRFIDリーダ12とUHF帯(例えば860MHz〜960MHz)で通信し、複数の荷物IDの一括読み取りに利用されてよい。
ウェアラブル端末10は、作業者hmの手に装着されるグローブ型の端末である。ウェアラブル端末10の外装は、荷物Bgを把持して積み付けし易いゴム製のグローブ10zでよい。なお、ウェアラブル端末10は、グローブ型の端末以外の端末(例えば、手首に装着される腕時計型の端末、頭に装着されるヘッドマウント型の端末、めがね型の端末)であってもよい。
図3は積み付け用のグローブ10zの外観例を示す図である。グローブ10zにおける各センサの配置位置の周辺(例えば指側、手のひら側及び手首側)の材質は、絶縁性のゴム部材でよい。これにより、グローブ10zは、外部から受け得る静電気による帯電及び感電を抑制でき、各センサによる誤検知も抑制できる。
図3では、右手用のグローブ10zが手に装着される場合を示すが、左手用のグローブが手に装着されてもよい。また、左右両方の手にグローブが装着されてもよい。グローブ10zの手首に近い甲側の表面には、各種センサ(例えば、接触スイッチ14、曲げセンサ15、加速度センサ16、その他のセンサ)が内蔵される。グローブ10zのセンサの形状は、例えばグローブ10zの形状に沿って湾曲した形状を有してよい。
ウェアラブル端末10は、例えば、制御部11、RFIDリーダ12、通信部13、接触スイッチ14、曲げセンサ15、及び加速度センサ16を含む構成を有する。
制御部11は、例えば、プロセッサがメモリ(記憶部)に保持されたプログラムを実行することで、各種機能を実現する。プロセッサは、MPU(Micro processing Unit)、CPU(Central Processing Unit)等を含んでよい。
制御部11は、ウェアラブル端末10の各部の動作を制御する。制御部11は、RFIDリーダ12に荷物IDの読み取りを指示してよい。制御部11は、接触スイッチ14、曲げセンサ15及び加速度センサ16等が検出した検出データを基に、ジェスチャの操作を検知してよい。制御部11は、ジェスチャの操作に対応する処理を行い、例えば、RFIDリーダ12に対しRFIDタグ8の読み取り指示を行ってよい。
RFIDリーダ12は、荷物Bgに貼り付けられたRFIDタグ8と通信可能である。RFIDリーダ12は、制御部11からの読み取り指示に従い、RFIDタグ8との間で、HF帯又はUHF帯(例えば860MHz〜960MHz)の電波を用いて無線通信(例えば近距離無線通信)を行う。つまり、RFIDは、複数種類の電波を発信してよい。RFIDリーダ12は、検知されたジェスチャの種類に応じて、発信電波の種類を変更してよい。
通信部13は、RFIDリーダ12から荷物IDを取得する。通信部13は、接触スイッチ14、曲げセンサ15及び加速度センサ16等から計測データを取得する。通信部13は、センターサーバ30と通信を行い、荷物IDや計測データをセンターサーバ30に送信する。通信部13は、センターサーバ30との間で、有線又は無線を用いて、WAN(Wide Area Network)通信、LAN(Local Area Network)通信、電力線通信、近距離無線通信(例えばBluetooth(登録商標)通信)、モバイル通信網を介した通信、等を行ってよい。
接触スイッチ14は、接点14a及び接点14bを有し、接点14aと接点14bとが接触することで導通(オン)し、接点14aと接点14bとが離間することで非導通(オフ)となる。接触スイッチ14として、静電容量の変化で接触を検知する静電容量式のスイッチ、押圧による抵抗値の変化で接触を検知する感圧式のスイッチ等が挙げられる。また、接触スイッチ14の代わりに、接点14aと接点14bとの距離が閾値th1未満となった場合に導通し、接点14aと接点14bとの距離が閾値th1以上となった場合に非導通となる非接触スイッチが用いられてもよい。
曲げセンサ15は、可撓性を有する長尺のセンサであり、曲げ角度に応じて変化する抵抗値を有する。曲げセンサ15として、曲げることで抵抗値が例えば10KΩ〜30KΩに変化する抵抗式のセンサが挙げられる。
加速度センサ16は、積付領域Sqを測定するために、ウェアラブル端末10の移動方向及び移動距離を計測するために使用される。加速度センサ16として、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術で製造される、半導体式、静電容量式、光学式の加速度センサが挙げられる。なお、ウェアラブル端末10は、上記センサの代わりに、位置情報を取得可能なGPS(global positioning system)受信機やビーコンを搭載してもよい。
積付領域Sqは、例えばトラック70の荷台70zにおける荷物Bgが積み付けられるエリア(積付エリア)を示してよい。積付領域Sqは、二次元平面における平面的エリアでもよいし、3次元空間における空間的エリアでもよい。
ウェアラブル端末10は、記憶部を有してよい。記憶部は、一次記憶装置(例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory))を含む。記憶部は、その他のメモリ(例えばSDカード)を含んでもよい。
センターサーバ30は、ウェアラブル端末10と通信を行い、ウェアラブル端末10から送信された荷物ID及び計測データを基に、各種の分析処理を行う。センターサーバ30は、分析結果を基に、情報提示装置50に対し、荷物Bgに関する荷物情報や積付仕様の情報を含む積付情報を送信する。
荷物情報は、例えば、荷物Bgの識別情報(荷物ID)、荷物Bgの種類(例えば割れ物か否か)、荷物Bgの荷主(配送元)、荷物Bgの届け先(配送先)、荷物Bgの配送地域、荷物Bgの大きさ、荷物Bgの重さ、荷物Bgの外形、等の情報を含んでよい。
積付仕様は、例えば、荷物Bgが積み付けられる位置(積付位置)や複数の荷物Bgが積み付けられる順序(積付順序)の情報を含んでよい。つまり、積付仕様の情報は、どの荷物をどの位置にどの順番に積む、などの情報を含んでよい。
センターサーバ30は、処理部31、通信部32、及び記憶部35を含む構成を有する。
処理部31は、例えば、プロセッサが記憶部35に保持されたプログラムを実行することで、各種機能を実現する。プロセッサは、MPU、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphical Processing Unit)、等を含んでよい。
処理部31は、センターサーバ30の各部の動作を制御する。処理部31は、ウェアラブル端末10からの計測データを基に、積付領域Sqの床面積(積付床面積)を算出してよい。処理部31は、ウェアラブル端末10からの荷物Bgの荷物IDを基に、荷物Bgに関する荷物情報を取得してよい。処理部31は、積付領域(例えば積付床面積)及び荷物情報(例えば荷物Bgのサイズ、形状、特性(割れ物か否か、等))に基づいて、荷物Bgを積付領域Sqに積み付けるための積付仕様を決定し、積付仕様を含む積付情報を生成してよい。積付仕様は、例えば、荷物Bgの積付順序及び荷物Bgの積付位置を含んでよい。積付仕様を決定するためのアルゴリズムは、任意のアルゴリズムでよく、積付仕様を決定するために機械学習された学習済みモデルのアルゴリズムでもよい。
処理部31は、積付領域及び荷物情報とともに、過去の積付実績、配送ルート、機械学習された学習済みデータ、等のうち少なくとも1つを基に、積付仕様を分析し、積付仕様の情報を含む積付情報を生成してよい。過去の積付実績は、例えば、過去に実施された少なくとも1つの積付仕様の情報を含んでよい。また、過去の積付実績は、例えば、特定の人(例えば熟練者)による荷物の積付仕様の情報に限って含んでもよい。学習済みデータは、過去の積付実績や過去の配送ルートに関するデータを基に機械学習された学習済みモデルでよい。
処理部31は、過去の積付実績(積付仕様の実績)をディープラーニング等の機械学習用の学習データとして、記憶部35に蓄積してよい。処理部31は、蓄積された学習データを基に、学習済みモデルを生成し、この学習済みモデルに荷物情報や積付床面積等の情報を入力し、その出力として今回の積付仕様(例えば最適積付仕様)を導出(例えば算出)してよい。
処理部31は、過去の配送ルートの実績を、ディープラーニング等の機械学習用の学習データとして記憶部35に蓄積してよい。処理部31は、蓄積された学習データを基に、学習済みモデルを生成してよい。この学習済みモデルに荷物情報、配送先、配送地域、天気情報、交通情報等を入力し、その出力として今回の配送ルート(例えば最適配送ルート)を導出(例えば算出)してよい。天気情報や交通情報は、配送ルートに影響を及ぼす。
処理部31は、配送ルートの情報を、通信部32を介してネットワーク等に接続された他のサーバ(例えば配送に関する情報を集約した配送サーバ)から取得してよい。配送ルートは、今回の積付地(出発地)から、今回の積付対象の荷物Bgが配送される配送先までのルートでよい。
処理部31は、天気情報を、通信部32を介してネットワーク等に接続された他のサーバ(例えば天気情報を扱う天気情報サーバ)から取得してよい。天気情報は、例えば、今回の配送ルートを含む配送地域の天気の情報でよい。
処理部31は、交通情報を、通信部32を介してネットワーク等に接続された他のサーバ(例えば交通情報を扱う交通情報サーバ)から取得してよい。交通情報は、例えば、今回の配送ルートにおける混雑状況や通行可否情報などを含む情報でよい。
処理部31は、積付仕様に関する学習済みモデルや配送ルートに関する学習済みモデルを、通信部32を介してネットワークに接続された他のサーバから取得してよい。つまり、外部装置で機械学習されたデータが取得されてよい。
記憶部35は、一次記憶装置(例えばRAMやROM)を含む。記憶部35は、二次記憶装置(例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive))や三次記憶装置(例えば光ディスク、SDカード)を含んでよい。記憶部35は、その他の記憶装置を含んでよい。
記憶部35は、各種データ、情報、プログラムを記憶する。例えば、過去の積付実績(例えば、過去にどのような積付床面積の積付領域Sqに、どのような荷物を、どの位置に配置したか)の情報を記憶してよい。記憶部35は、配送ルートの情報、天気情報、交通情報、等を記憶してよい。記憶部35は、過去の積付実績を基に機械学習された学習済みモデルを記憶してよい。記憶部35は、過去の配送ルートを基に機械学習された学習済みモデルを記憶してよい。
記憶部35は、荷物Bgに関する荷物情報を保持記憶してよい。荷物情報は、荷物IDに対応する荷物情報を含む。荷物情報には、荷物ID、荷主(荷物Bgの配送元)、荷物Bgの種類(例えばわれ物であるか否か)や大きさや形状や重量、配送先、配送予定の時刻、等の情報が含まれてよい。荷物情報は、物流会社等のサーバに保持されており、通信部32を介して取得されてもよい。
記憶部35は、荷物Bgの配送に用いる車両に関する情報(配車情報)を記憶してよい。また、センターサーバ30は、配車情報を記憶している。配車情報は、荷物Bgを運搬するトラック70の荷台70zの積付エリア(積付領域Sqにおける荷台70zに平行な平面的なエリア、x方向及びy方向を有する)や高さ(荷台70zに垂直な方向の積荷可能な高さ、z方向の長さ)等の情報を含んでよい。これにより、センターサーバ30は、トラック70の荷台70zを積付エリアとする場合、高さを考慮した積付仕様を作成できる。
通信部32は、有線又は無線を介して外部装置と通信する。通信部32は、外部装置との間で、有線又は無線を用いて、WAN(Wide Area Network)通信、LAN(Local Area Network)通信、電力線通信、近距離無線通信(例えばBluetooth(登録商標)通信)、モバイル通信網を介した通信、等を行ってよい。外部装置は、例えばウェアラブル端末10や情報提示装置50を含んでよい。通信部32は、処理部31による分析結果を、荷物Bgを積み付けるための積付情報に含めて、情報提示装置50に送信してよい。積付情報は、積付仕様の情報を含む。
情報提示装置50は、通信部51及び表示デバイス52を含む。情報提示装置50は、他の構成部を備えてもよく、例えば処理部や記憶部を備えてよい。
通信部51は、有線又は無線を用いて外部装置と通信する。通信部51は、外部装置との間で、有線又は無線を用いて、WAN通信、LAN通信、電力線通信、近距離無線通信、モバイル通信網を介した通信、等を行ってよい。外部装置は、例えばウェアラブル端末10やセンターサーバ30を含んでよい。通信部51は、センターサーバ30からの荷物情報及び積付情報を受信してよい。
表示デバイス52は、表示デバイス52には、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ等が採用される。表示デバイス52は、各種データや情報を表示する。表示デバイス52は、荷物情報を表示してよい。表示デバイス52は、積付情報を表示してよい。表示デバイス52は、荷物情報及び積付仕様を基に、荷物Bgの積付仕様(例えば積付順序、積付位置)を作業者hmに教示するための積付用の画面(積付画面GM)を、表示してよい。積付画面GMは、例えば、全体積付画面GM1(例えば図10参照)、個別積付画面GM2(例えば図12参照)、等を含んでよい。
情報提示装置50は、トラック70の荷台70zを開閉する扉70yに設置されてよい。荷物Bgが積み付けられるトラック70の荷台70zに情報提示装置50が設置されたことで、作業者hmは、表示デバイス52に表示された積付画面GMを見易くなる。作業者hmは、情報提示装置50に表示された積付画面GMを確認しながら、荷物Bgの積付作業を行うことで、積付作業を効率的に実施できる。
なお、表示デバイス52は、荷台70zに設置された比較的大型のディスプレイであることを例示したが、これ以外であってもよい。例えば、表示デバイス52は、作業者hmの手に装着されるグローブ10zに装着される小型のディスプレイであってもよい。表示デバイス52は、作業者hmの作業服等に装着される小型のディスプレイであってもよい。この場合、表示デバイス52は、可撓性を有してよい。可撓性を有する表示デバイスとして、例えば、フレキシブル液晶ディスプレイやフレキシブル有機ELディスプレイが挙げられる。また、ウェアラブル端末10が腕時計型の場合、表示デバイス52は、時計の文字板を表示する表示器であってもよい。また、ヘッドマウント型のウェアラブル端末10の場合、表示デバイス52は、ウェアラブル端末10の装着時に眼の前に配置される表示器であってもよい。また、情報提示装置50は、支柱等を有する自立型のものであってもよいし、倉庫等の壁面に取り付け可能な壁掛け型のものであってもよい。
表示デバイス52は、作業者hmが行った積付作業に積付順序や積付位置などの誤りがあった場合、積付作業の誤りに関する情報(警告情報)を表示してもよい。表示デバイス52は、積付作業の誤りに関する情報として、誤りであることを表すマーク(例えばバツ印)、正しい積付位置、正しい積付順序、正しい積付向き、等の詳細表示、過去の誤り回数、等を表示してもよい。
積付作業に誤りがあるか否かは、センターサーバ30の処理部31により判定される。例えば、荷物を把持して積付位置に配置する場合、荷物Bgから荷物IDgがウェアラブル端末10によって個別に読み取られ、センターサーバ30へ送られる。よって、荷物Bgが積み付けられる順序で、荷物IDが取得される。また、処理部31が決定した積付仕様には、積付順序も含まれる。よって、例えばN番目(Nは自然数)に積み付けするべき荷物BgをN番目において手に把持しなかった場合、積付仕様の積付順序に従った荷物IDとウェアラブル端末10から取得された荷物IDとが異なることになる。この場合、処理部31は、警告情報を情報提示装置50へ送信し、情報提示装置50は、警告情報を受信し、警告情報(例えば把持した荷物Bgが誤っている旨の表示、積付順序を加味した正しい荷物Bgの案内表示)を表示してよい。
また、例えばN番目(Nは自然数)に荷物Bgを本来積み付けすべき位置に積付しなかった場合を想定する。本来積み付けすべき位置は、積付仕様に含まれる積付順序に従ったN番目の荷物の積付位置を基に、認識されてよい。実際に積み付けされた位置(誤った積付位置)は、荷物Bgを把持した手に装着されたウェアラブル端末10の位置情報を基に、検知されてよい。この場合、処理部31は、警告情報を情報提示装置50へ送信し、情報提示装置50は、警告情報を受信し、警告情報(例えば積付位置を誤っている旨の表示、正しい積付位置の案内表示)を表示してよい。
また、情報提示装置50は、表示デバイス52により各種表示を行うとともに、又は各種表示を行う代わりに、他の提示方法により各種情報(例えば積付仕様等の積付情報、警告情報、その他の情報)を提示してよい。
例えば、情報提示装置50は、各種情報(例えば荷物の積付仕様の情報)を、プロジェクションマッピングで壁面に投影可能なプロジェクタであってもよい。また、情報提示装置50は、スピーカやブザー等の音響機器やバイブレータであってもよい。この場合、例えば積付作業の誤りが発生した場合、音響機器が警報音を発音してもよいし、バイブレータが振動してもよい。これにより、作業者hmは、いち早く積み付けの誤りに気付くことができる。また、音響機器は、警報音に限らず、積付仕様の情報や、ウェアラブル端末10を用いたジェスチャに関する情報や、ウェアラブル端末10を用いた作業指示等を、音声で案内してもよい。
図4は右手9に装着されるグローブ10zに設けられた接触スイッチ14及び曲げセンサ15の配置例を示す図である。
接触スイッチ14は、接点14a及び接点14bを有し、接点14aと接点14bとが接触することでオンし、接点14aと接点14bとが離間することでオフする。接触スイッチ14の一方の接点14aは、グローブ10zの親指の腹の位置に配置されてよい。他方の接点14bは、グローブ10zの人差し指の腹の位置や中指の腹の位置や手の平の中央の位置に配置されてよい。例えば、作業者hmがグローブ10zを装着した状態で、右手9の人差し指と親指とをタッチさせると、接触スイッチ14はオンになる。また、作業者hmがグローブ10zを装着した状態で、右手9の人差し指と親指を離すと、接触スイッチ14はオフになる。制御部11は、接触スイッチ14のオン又はオフの情報を、計測データとして取得してよい。
曲げセンサ15は、可撓性を有する長尺のセンサでよい。曲げセンサ15は、グローブ10zの親指、人差し指及び中指のそれぞれの甲側に、各指にそって3つ配置されてよい。制御部11は、曲げセンサ15が検出した値を計測データとして取得してよい。制御部11は、曲げセンサ15により閾値th2以上の値を検出した場合にオンを示す計測データを取得し、曲げセンサ15により閾値th2未満の値を検出した場合にオフを示す計測データを取得してよい。ウェアラブル端末10の制御部11は、3つの曲げセンサ15の全部又は一部の曲げを検出した場合に、曲げセンサ15による計測データを取得してもよい。制御部11は、複数の曲げセンサ15の曲げ(オン)を検出した場合、複数の曲げセンサ15により単一の計測データを取得してもよいし、複数の曲げセンサ15によりそれぞれ異なる計測データ(例えば各曲げセンサ15による具体的な検出値)を取得してもよい。
加速度センサ16は、グローブ10zにおける手首側に配置されてよく、又はグローブ10zのどこに配置されてもよい。グローブ10zにおける手首側に配置されることで、作業者hmの指の動きにより加速度センサ16が加速度を検出することを抑制できる。制御部11は、加速度センサ16による検出データを取得し、加速度センサ16の値を積分することで、ウェアラブル端末10の速度や位置のデータを計測データとして取得してよい。また、ウェアラブル端末10は、加速度センサの代わりに、ウェアラブル端末10の位置情報を直接取得可能なセンサを備えてもよい。
図5Aはグローブ10zを用いて行われるジェスチャAの一例を説明するための図である。
ジェスチャAは、計測機能を起動させる操作である。この計測機能は、例えば、加速度センサ16を用いてウェアラブル端末10の位置を検出する機能を含んでよい。ジェスチャAは、ジェスチャBの起動の前段階の操作でもある。作業者hmがグローブ10zを装着した状態で、人差し指を伸ばし、かつ、親指の腹と中指の腹とを触れさせる動作がジェスチャAである。ジェスチャAにより、人差し指に配置された曲げセンサ15は、伸びた状態となり、親指及び人差し指に配置された接触スイッチ14がオンとなる。制御部11は、曲げセンサ15及び接触スイッチ14の検知データを基に、ジェスチャAを検出し、計測機能を起動する。なお、人差し指を伸ばすことなく、親指の腹と中指の腹を触れさせても、ジェスチャAとはならない。例えば単に手をグーの状態に握っても、ジェスチャAは実現されない。なお、曲げセンサ15の検出値を考慮せずに、接触スイッチ14の検知データを基にジェスチャAを検知してもよいし、その他の方法でジェスチャAを検知してもよい。
図5Bはグローブ10zを用いて行われるジェスチャBの一例を説明するための図である。
ジェスチャBは、荷物Bgの積付領域Sqを指定する操作である。作業者hmは、ジェスチャBとして、ジェスチャAの状態に手を維持したまま、例えばトラック70の荷台70zの上に想定される積付エリアとして、積付領域Sqを囲むように手を移動させる操作を行う。図5Bでは、ジェスチャAが検知された際のウェアラブル端末10の位置を起点ptとして、作業者hmが所望の積付領域Sqに沿ってウェアラブル端末10の位置を移動させる。ウェアラブル端末10の移動は、例えば、作業者hmが荷台70z上で同じ位置に留まったままウェアラブル端末10を移動させる(物理的に手を動かす)ことで行われてもよいし、作業者hmが荷台70z上を歩いてウェアラブル端末10を移動させることで行われてもよい。積付領域Sqの指定は、ジェスチャAの状態が解除されるまで行われてよい。ジェスチャAが解除されると、制御部11がジェスチャAの検知を終了する。この場合、ジェスチャAの検知が終了した際のウェアラブル端末10の位置が終点となる。終点は、例えば起点ptと一致する。起点ptから終点に至るまでのウェアラブル端末10の移動の軌跡を描くと、例えば四角形の軌跡となる(図5B参照)。なお、軌跡は、四角形に限らず、面積を確定可能な任意の定形であればよい。また、既に積付された荷物が存在する場合、積付された荷物を避けた形状で、積付領域Sqが規定されてよい。
制御部11は、ジェスチャAが操作された時点で、ジェスチャBの操作が開始されたと判断する。この場合、制御部11は、グローブ10zに内蔵された加速度センサ16を用いて、ジェスチャBの操作による計測データを取得する。この計測データは、例えばウェアラブル端末10の起点ptから現在位置までの移動距離及び移動方向を含んでよい。制御部11は、加速度センサ16によって得られる計測データをセンターサーバ30に送信する。センターサーバ30は、受信した加速度センサ16による計測データを基に、積付床面積(積付領域Sqの床面積)を算出してよい。なお、制御部11が、加速度センサ16によって得られる計測データを基に、積付床面積を算出し、センターサーバ30に送信してもよい。
ジェスチャBは、積付領域Sqとして、2次元形状だけでなく、3次元空間を指定することも可能である。作業者hmが、手をジェスチャAの状態を維持したまま、ウェアラブル端末10によりx方向、y方向、z方向に軌跡を描くことで、加速度センサ16が、ウェアラブル端末10のx方向、y方向、z方向の位置を検出してよい。制御部11は、加速度センサ16により検出されたウェアラブル端末10の3次元空間における位置の軌跡を基に、3次元空間の積付領域Sqを設定してよい。この場合、作業者hmは、例えば、ジェスチャAの状態で手を移動させてxy面における2次元形状を確定させた後、手をz方向に移動させて3次元空間の体積を決定する操作を行ってよい。積付領域Sqとして3次元空間が指定されることで、例えば直方体等の3次元空間が設定され、積付情報提供システム5は、高さ方向を加味した積付領域Sqを加味できる。また、制御部11は、位置検出の結果、始点と終点の位置がずれた場合、この始点と終点を結んで積付領域Sqを設定するといった補完を行ってもよい。
なお、ウェアラブル端末10が位置情報を取得可能なGPS受信器やビーコンを内蔵している場合、ウェアラブル端末10の位置が検出可能である。この場合、制御部11は、加速度センサ16を用いることなく、ウェアラブル端末10の位置座標を時系列に取得することで、2次元平面の積付床面積や3次元空間の積付体積を取得可能である。また、制御部11は、3次元空間を設定する際に、z方向についてはジェスチャAと異なるジェスチャを用いて設定してもよい。
図5Cはグローブ10zを用いて行われるジェスチャCの一例を説明するための図である。
ジェスチャCは、荷物Bgの荷物IDの一括読み取りを行う操作である。親指の腹と薬指の中節側面が触れた状態で、人差し指と中指を2回曲げ伸ばしする操作がジェスチャCである。つまり、図5Cにおける人差し指と中指を内側に折り曲げる操作が行われる。2回を行うことで、ジェスチャCの操作の誤りが抑制され得る。なお、2回に限らず、所定回数(1回又は3回以上)、折り曲げる操作が行われてもよい。制御部11は、接触スイッチ14及び曲げセンサ15の検知データを基に、ジェスチャCを検知する。制御部11は、ジェスチャCを検知すると、RFIDリーダ12から送信される電波を、UHF帯の電波に切り替えてよい。
図5Dはグローブ10zを用いて行われるジェスチャDの一例を説明するための図である。
ジェスチャDは、荷物Bgの荷物IDの個別読取を行う操作である。親指の腹と薬指の中節側面が触れた状態で、人差し指と中指を伸ばす操作がジェスチャDである。制御部11は、接触スイッチ14及び曲げセンサ15の検知データを基に、ジェスチャDを検知する。制御部11は、ジェスチャDを検知すると、RFIDリーダ12からHF帯の電波を発信し、この電波に応じてRFIDリーダ12に近接する1つの荷物Bgから荷物IDを受信する。
ジェスチャDの操作は、ジェスチャCの操作の前段階で行われる。例えば、作業者hmが、一括読み取りを行おうとして、ジェスチャCの操作の前段階である、ジェスチャDの操作を行っても、RFIDリーダ12から荷物Bgから離れている場合、ウェアラブル端末10とRFIDタグ8との間では、荷物IDが通信されない。この状態で、作業者hmが、人差し指と中指を2回曲げ伸ばしする、ジェスチャCの操作を行うと、使用電波がHF帯からUHF帯に切り替えられ、荷物IDの一括読み取りが行われる。したがって、ジェスチャCを意図的に行おうとしないと一括読取りされないので、誤って一括読み取りされることが抑制され得る。
また、ジェスチャの種類をジェスチャA〜Dの4種類程度とすることで、ジェスチャの姿勢が増え過ぎてジェスチャの習得に混乱が生じることを抑制できる。なお、ジェスチャの種類が多数であってもよい。これにより、ウェアラブル端末10を用いて荷物Bgの積付に関する様々なバリエーションの指示を行うことができる。なお、本実施形態では、ジェスチャDはジェスチャCの前段階としているが、ジェスチャCとジェスチャDとを独立な動作としてもよい。
ウェアラブル端末10としてのグローブ10zにより、ジェスチャを読み取ることができ、作業者hmが両手を塞がずに積付作業を実施できる。例えばウェアラブル端末10は、ジェスチャを用いてRFIDタグ8に対する電波の発信し、積付作業を簡易化できる。
図6はトラック70に設置された情報提示装置50の一例を示す図である。
情報提示装置50は、作業者hmが荷物Bgを積み付けしやすいように、作業者hmから見えやすい位置に配置されてよい。図6では、トラック70の荷台70zの扉70yの内側に表示デバイス52が位置するように、情報提示装置50が配置されている。情報提示装置50の取付位置は、この例に限らず、トラック70の荷台70zの外側の壁面、荷台70zの奥や側方の内面等、任意の場所でよい。
(積付情報提供システムの動作)
次に、積付情報提供システム5の動作例について説明する。
(積付情報提供システムの動作の概要)
図7は、積付情報提供システム5の動作の概要の一部を示し、荷物Bgの積付仕様を分析するまでの流れの一例を示す図である。
作業者hmは、例えばトラック70の荷台70zに乗って、ジェスチャAの操作を行う。ウェアラブル端末10の制御部11は、ジェスチャAの操作を検知し、荷物Bgを積み付けるためのスペース計測機能(積付領域Sqの計測機能)を起動させる(C1)。
作業者hmは、ジェスチャBの操作を行う。制御部11は、ジェスチャBの操作を検知し、積付領域Sq(例えば積付床面積、積付領域Sqの位置)の計測を開始する(C2)。
ウェアラブル端末10の通信部13は、ジェスチャBの操作により計測した計測データ(例えば加速度センサ16の検知に基づくウェアラブル端末10の位置情報)をセンターサーバ30に送信する(C3)。センターサーバ30の通信部32は、ウェアラブル端末10からの計測データを受信する。処理部31は、ウェアラブル端末10からの計測データを基に、積付床面積を算出する(C3)。
作業者hmは、ジェスチャCの操作を行う。制御部11は、ジェスチャCの操作を検知し、荷物Bgの荷物IDの一括読み取り機能を起動する(C4)。
ウェアラブル端末10のRFIDリーダ12は、複数(例えば多数)の荷物Bgに貼り付けられた複数のRFIDタグ8と無線通信を行い、複数のRFIDタグ8からそれぞれ荷物IDを読み取る(C5)。ウェアラブル端末10の通信部13は、読み取った複数の荷物Bgの荷物IDをセンターサーバ30に送信する(C5)。
センターサーバ30の通信部32は、ウェアラブル端末10からの複数の荷物IDを受信する(C6)。センターサーバ30の処理部31は、受信された荷物IDを記憶部35に記憶されている荷物情報と照合し、荷物IDで識別される荷物情報を取得する(C6)。
処理部31は、算出された積付床面積及び取得された荷物情報を基に、積付仕様を分析し、分析結果(積付仕様の情報)を含む積付情報を情報提示装置50に送信する(C7)。この場合、処理部31は、例えば、過去の積付実績や配送ルートの情報を加味して、今回の積付仕様を決定してよい。
図8は、積付情報提供システム5の動作の概要の一部を示し、積付作業の流れを示す図である。
作業者hmは、ジェスチャDの操作を行う。制御部11は、荷物Bgの荷物IDの個別読み取り機能を起動する(C8)。
作業者hmが手を荷物Bgに近づけると、ウェアラブル端末10のRFIDリーダ12は、荷物Bgに貼り付けられたRFIDタグ8と近距離無線通信を行い、荷物IDを読み取る(C9)。読み取られる荷物IDは、例えば把持直前の荷物Bgや把持されている荷物Bgの荷物IDでよい。通信部13は、読み取られた荷物IDをセンターサーバ30に送信する(C9)。
センターサーバ30の通信部32は、ウェアラブル端末10からの荷物IDを受信する。処理部31は、受信された荷物IDを基に、荷物IDで識別される荷物Bgの詳細情報を情報提示装置50に送信する(C10)。荷物Bgの詳細情報は、荷物情報に含まれる少なくとも1つの情報を含んでよい。
情報提示装置50の通信部51は、センターサーバ30から荷物Bgの詳細情報を受信する。情報提示装置50の表示デバイス52は、荷物Bgの詳細情報を基に、表示デバイス52に個別積付画面GM2を表示する(C11)。個別積付画面GM2には、例えば、ウェアラブル端末10が取得した荷物IDで識別される荷物Bgの積付順序や積付位置の情報が表示されてよい。
作業者hmは、個別積付画面GM2を見ながら、積付順序や積付位置に従い、荷物Bgを積み付ける(C12)。
積付作業が完了すると、作業者hmは、ジェスチャCの操作を行う。制御部11は、ジェスチャCの操作を検知し、トラック70の荷台70zに積み付けられた複数(例えば多数)の荷物Bgに対し、一括読み取り機能を起動する(C13)。
RFIDリーダ12は、荷台70zに積み付けられた複数の荷物Bgに貼り付けられた複数のRFIDタグ8と無線通信を行い、複数のRFIDタグ8からそれぞれ荷物IDを読み取る。通信部13は、読み取った複数の荷物Bgの荷物IDをセンターサーバ30に送信する。センターサーバ30の通信部32は、ウェアラブル端末10からの複数の荷物IDを受信する。
処理部31は、受信された複数の荷物IDを基に、トラック70に積み込まれた荷物に抜け(積付漏れ)がないか否かを判定する(C14)。積付漏れの有無は、例えば、(C13)の一括読取りで取得された複数の荷物IDと、(C4)の一括読取りで取得された複数の荷物IDとに、差分がないか否かに基づいて判別されてよい。積付漏れがない場合、処理部31は、出荷承認を取得する(C14)。通信部32は、出荷承認された旨を示す出荷承認情報を、情報提示装置50へ送信する。
情報提示装置50の通信部51は、センターサーバ30からの出荷承認情報を受信する。表示デバイス52は、出荷承認情報に基づいて、出荷承認が取得された旨(図8では、「OK」)を表示する。
このように、積付情報提供システム5は、トラック70への積付対象の荷物Bgの積付後に、荷物Bgの一括読み取りを実施することで、積付漏れの有無を判定できる。よって、積付情報提供システム5は、荷物Bgの積付効率を向上させるとともに、荷物Bgの積付精度も向上できる。
(積付情報提供システムの動作の詳細)
図9A及び図9Bは、積付情報提供システム5による第1動作例を示すシーケンス図である。第1動作例は、積付領域Sqの情報の取得手順と、荷物Bgの荷物IDの一括読取手順と、を含む。
作業者hmが、例えばトラック70の荷台に対し、ジェスチャAの操作を行うと、ウェアラブル端末10の制御部11は、ジェスチャAの操作を検知し、スペース計測機能を起動する(T1)。引き続き、作業者hmが荷台に対し、ジェスチャBの操作を行うと、制御部11は、積付領域Sq(積み付けスペース)を計測する(T2)。通信部13は、積付領域Sqの計測データをセンターサーバ30に送信する(T3)。
T2,T3では、制御部11は、ジェスチャBの操作の検知において、ジェスチャAの操作が検知されている間、加速度センサ16による加速度の検出を行い、この加速度を基にウェアラブル端末10の位置(x座標、y座標、z座標)の計測を行う。この計測は、ジェスチャBの操作が検知された際(つまりジェスチャAの操作が検知された際)に開始され、所定の時間間隔で逐次実施される。通信部13は、計測データとして、計測されたウェアラブル端末10の位置情報を、例えば計測される度に、センターサーバ30へ送信してよい。したがって、計測される度に、ウェアラブル端末10の位置情報が少しずつ更新されて、センターサーバ30へ1つずつ逐次通知されてよい。ジェスチャAの操作の検知が終了すると、ジェスチャBの操作の検知も終了し、スペース計測機能の実行が終了し、積付領域Sqの計測が終了する。したがって、ウェアラブル端末10の位置情報のセンターサーバ30への送信も終了する。
また、通信部13は、計測されたウェアラブル端末10の位置情報を計測される度にセンターサーバ30へ送信するのではなく、スペース計測機能実行が終了した後に、ウェアラブル端末10の逐次計測された複数の位置情報を一度に送信してもよい。つまり、積付領域Sqの計測の終了後に、ウェアラブル端末10の位置情報によって積付領域Sqの外周を示す位置情報が形成され、通信部13は、この位置情報を計測データとしてセンターサーバ30へ送信してもよい。
センターサーバ30では、通信部32は、積付領域Sqの計測データを受信する(T4)。T4では、例えばスペース計測機能の実行中に逐次計測データが受信され、スペース計測機能の終了によって積付領域Sqの全体を示す計測データが揃ってよい。また、スペース計測機能の終了後に、積付領域Sqの全体を示す計測データが一度に受信されてよい。処理部31は、受信された積付領域Sqの計測データを基に、積付床面積を算出する(T5)。積付床面積を含む積付情報の情報は、記憶部35に保持されてよい。
このように、積付情報提供システム5は、T1〜T5の処理により、積付領域Sqの情報(積付床面積の情報含む)を取得してよい。なお、T3〜T5では、ウェアラブル端末10が積付領域Sqに係る計測データを取得して送信し、センターサーバ30が計測データを基に積付床面積を算出することを例示した。この代わりに、ウェアラブル端末10が積付領域Sqに係る計測データを取得し、計測データを基に積付床面積を算出し、積付床面積の情報をセンターサーバ30へ送信してもよい。
続いて、作業者hmが、積付予定の複数(例えば全部)の荷物Bgに対し、ジェスチャCの操作を行うと、ウェアラブル端末10の制御部11は、ジェスチャCの操作を検知し、RFIDリーダ12の一括読み取り機能を起動する。通信部13は、ジェスチャCの操作の検知に基づき、RFIDリーダ12の通信を、UHF帯での近距離無線通信に切り替える。
RFIDリーダ12は、RFIDタグ8から情報を読み取るための読取信号を荷物Bgに向けて発信する(T6)。荷物Bgに貼り付けられたRFIDタグ8は、RFIDリーダ12からの読取信号を受信して起動し(T7)、RFIDタグ8のメモリに保持している荷物IDを送信する(T8)。RFIDリーダ12は、複数(例えば全部)の荷物Bgに貼り付けられた複数のRFIDタグ8からの荷物IDを一度に受信する(T9)。RFIDリーダ12は、受信された荷物IDを一括でセンターサーバ30に送信する(T10)。センターサーバ30では、通信部32は、積付予定の複数(例えば全て)の荷物Bgの荷物IDを受信する(T11)。
このように、積付情報提供システム5は、T6〜T11の処理により、積付対象の荷物Bgの荷物IDを一括取得してよい。
処理部31は、受信された荷物IDと記憶部35に蓄積されている荷物情報とを照合し、荷物IDで識別される荷物Bgに係る荷物情報を取得する(T12)。処理部31は、複数(例えば全て)の荷物Bgの荷物情報、及び積付床面積の情報を基に、複数(例えば全て)の荷物Bgを積付領域Sqに積み付けるための積付仕様を分析し、積付仕様を導出(例えば算出)する(T13)。通信部32は、分析の結果得られた積付仕様を含む積付情報を、情報提示装置50に送信する(T14)。この場合、通信部32は、送信先として、荷物情報と紐付けられている情報提示装置50に送信してよい。
情報提示装置50では、通信部51は、積付仕様を含む積付情報を受信する(T15)。表示デバイス52は、一括読み取りで積付仕様が表現された、全体積付画面GM1を表示デバイス52に表示する(T16)。全体積付画面GM1では、導出された積付領域Sqに荷物IDが取得された各荷物Bgを積み付けるための積付仕様が表示されてよい。
このように、積付情報提供システム5は、ウェアラブル端末10によるジェスチャの検知を基に積付領域Sqの情報を取得することで、作業者hmの手間を軽減して、積付領域Sqの情報を取得できる。また、積付情報提供システム5は、ウェアラブル端末10によるジェスチャの検知を基に積付対象の複数の荷物IDを一括して取得することで、作業者hmの手間を軽減して、積付対象の荷物の荷物情報を容易に取得できる。積付情報提供システム5は、積付領域Sq及び荷物情報を基に、積付仕様を決定することで、積付仕様を最適化し易くなる。したがって、積付情報提供システム5は、荷物Bgを荷台70zに積み付けるための積付情報を、作業者hm等に容易に提供できる。
なお、図9A及び図9Bでは、T1〜T5における積付領域Sqの情報の取得が行われた後、T6〜T11における荷物IDの一括取得が行われることを例示したが、この順序は逆でもよい。つまり、荷物IDの一括取得が行われた後、積付領域Sqの情報の取得が行われてもよい。
また、T1〜T5における積付領域Sqの情報の取得と、T6〜T11における荷物IDの一括取得とは、異なるタイミングで実施されてもよい。
また、積付領域Sqの情報の取得は、T1〜T5の処理以外の方法で取得されてもよい。例えば、配車情報に含まれる車両の荷台の面積が、積付床面積として、記憶部35から取得されてもよいし、通信部32を介して外部装置から取得されてもよい。また、センターサーバ30を操作する操作装置を介して、ユーザ操作により積付床面積等の積付領域の情報が直接入力されてもよい。
また、荷物IDの一括取得は、T6〜T11の処理以外の方法で取得されてもよい。例えば、カメラにより積付対象の複数(例えば全体)の荷物Bgが撮像され、撮像画像がセンターサーバ30に送られ、処理部31が、撮像画像に対して画像認識することで、各荷物Bgを識別し、荷物の識別情報(例えば荷物ID)を取得してよい。また、センターサーバ30を操作する操作装置を介して、ユーザ操作により各荷物Bgの荷物IDが直接入力されてもよい。
図10は情報提示装置50に表示された全体積付画面GM1の一例を示す図である。
全体積付画面GM1には、例えば、トラック70の荷台70z等の積付作業を行う積付領域Sq、積付予定の各荷物Bgの位置、積付順序、積付け済みの別の荷物Bgfの配置状況、等の情報が表示される。積付順序の情報は、例えば、荷物IDの表示順序で各荷物Bgの積付順序を示してよい。
このように、作業者hmは、全体積付画面GM1の表示を確認することで、積付対象の各荷物Bgの積付位置を一覧で確認でき、各荷物Bgの積付順序も確認できる。よって、作業者hmは、積付順序に従って、各荷物Bgの積付位置に各荷物Bgを容易に積み付けできる。図10は、上部から見た場合の荷物Bgの2次元的な配置を示しているが、3次元的な配置を示してもよい。
図11は、積付情報提供システム5による第2動作例を示すシーケンス図である。第2動作例は、荷物Bgの荷物IDの個別読取手順を含む。
作業者hmが個々の荷物Bgを積み付けるために、ジェスチャDの操作を行うと、ウェアラブル端末10の制御部11は、ジェスチャDの操作を検知し、RFIDリーダ12の個別読み取り機能を起動する(T21)。
制御部11は、ジェスチャDの操作を検知すると、RFIDリーダ12の通信を、HF帯での近距離無線通信に切り替える。RFIDリーダ12は、近接するRFIDタグ8に対しRFIDタグ8が保持する情報を読み取るための読取信号を発信する(T22)。
荷物Bgに貼り付けられたRFIDタグ8は、読取信号を受信すると(T23)、RFIDタグ8のメモリが保持している荷物IDを送信する(T24)。RFIDリーダ12は、RFIDタグ8から個別の荷物Bgの荷物IDを受信する(T25)。通信部13は、センターサーバ30に、個別の荷物Bgの荷物IDを送信する(T26)。
センターサーバ30では、通信部32は、個別の荷物Bgの荷物IDを受信する(T27)。処理部31は、受信された荷物IDと記憶部35に記憶されている荷物情報とを照合し(T28)、荷物IDで識別される荷物Bgに係る荷物情報を取得する。通信部32は、取得された個別の荷物Bgの荷物情報を含む積付情報を、情報提示装置50に送信する(T29)。この場合、センターサーバ30は、送信先として、荷物情報と紐付けられている情報提示装置50に送信してよい。なお、積付情報は、荷物情報とともに、個別の荷物Bgを積み付けるための積付仕様(例えば積付領域における個別の荷物Bgの積付位置)の情報を含んでよい。また、処理部31は、積み付けが3次元の配置になる場合に、手に取った荷物Bgが積み付け可能かどうか(手に取った荷物Bgの下に積み付けられるべき荷物Bgがあるが、それがまだ積みつけられていない場合)を判断し、その情報を表示(例えば情報提示装置50により表示)してもよいし、積付仕様を、手に取った荷物Bgが積み付け可能なように更新してもよい。
情報提示装置50では、通信部51は、荷物IDで識別される荷物情報を含む積付情報を受信する(T30)。表示デバイス52は、荷物IDで識別される個別の荷物Bgの荷物情報を含む個別積付画面GM2を、表示デバイス52に表示する(T31)。個別積付画面GM2では、積付領域Sqに荷物IDが取得された個別の荷物Bgを積み付けるための積付仕様や、荷物Bgに関する荷物情報が表示されてよい。
なお、T29〜T31では、個別読み取りにおいて、センターサーバ30が情報提示装置50に送信する荷物情報は、一括読み取りにおいて送信される情報よりも詳細な情報でよい。また、一括読み取りと個別読み取りとで、センターサーバ30が情報提示装置50に送信する荷物情報は同じであってもよい。この場合、表示デバイス52は、個別読み取り時の表示では、一括読み取りにおいて送信された荷物情報の中から、積付対象の荷物全体に関する荷物情報の表示を省略し、荷物IDが取得された個別の荷物に関する荷物情報を抜粋して表示してよい。
また、センターサーバ30の処理部31は、T27で受信した荷物IDが積み付け対象の荷物全体に関する荷物情報に入っていない場合、T9での一括読み取りの際に漏れたものと判断し、T27で受信した荷物IDの荷物情報を加えて積付情報を更新してもよい。その際に、処理部31は、すでに配置済みの積付情報については移動ができるだけ不要であるような新しい積付情報を求めてもよい。
このように、積付情報提供システム5は、ウェアラブル端末10によるジェスチャの検知を基に積付対象の荷物IDを個別に取得することで、作業者hmの手間を軽減して、例えば手に把持予定の又は手に把持した荷物Bgの荷物情報や積付情報を容易に取得できる。これにより、積付情報提供システム5は、作業者hmが積み付けしようとしている荷物Bgの詳細な情報を容易に提供できる。
図12は情報提示装置50に表示された個別積付画面GM2の一例を示す図である。
個別積付画面GM2には、積付領域Sqにおける個別の荷物Bgの積付位置(図12では斜線で囲まれる範囲が識別可能に)表示される。ここでの表示対象の荷物Bgは、積付順序に従って、次に積み付けられる荷物であってよい。また、個別積付画面GM2には、個別の荷物Bgの積付位置の他、個別の荷物Bgの種類、個別の荷物Bgの大きさ、個別の荷物Bgの重量、個別の荷物Bgの届け先(配送先)、等の情報が表示されてよい。
このように、作業者hmは、個別積付画面GM2の表示を確認することで、積み付けようとしている荷物Bgの積付位置を確認でき、この荷物Bgの荷物情報の詳細も確認できる。よって、作業者hmは、積み付け用としている各荷物Bgの情報を具体的に確認しながら、積付作業を行うことができる。積付位置に各荷物Bgを容易に積み付けできる。
以上のように、本実施形態の積付情報提供システム5は、接触スイッチ14、曲げセンサ15及び加速度センサ16を有するウェアラブル端末10と、センターサーバ30と、情報提示装置50と、を備える。ウェアラブル端末10は、接触スイッチ14、曲げセンサ15及び加速度センサ16の少なくとも1つにより検出された計測データを取得する。ウェアラブル端末10は、計測データをセンターサーバ30に送信する。センターサーバ30は、計測データを受信する。センターサーバ30は、複数の荷物Bgを積み付けるための積付領域Sqの情報を取得する。センターサーバ30は、複数の荷物Bgに関する複数の荷物情報を取得する。センターサーバ30は、複数の荷物情報と積付領域Sqと基づいて、積付領域Sqに複数の荷物Bgを積み付けるための積付情報を生成する。センターサーバ30は、積付情報を情報提示装置50に送信する。情報提示装置50は、積付情報を受信し、受信した積付情報を提示する。センターサーバ30は、計測データに基づいて、積付領域Sqの情報の取得及び荷物情報の取得のうち少なくとも一方を行う。
センターサーバ30は、サーバの一例である。接触スイッチ14、曲げセンサ15及び加速度センサ16は、センサの一例である。計測データは、検出データの一例である。提示は、表示、音声出力、振動、等でよい。
これにより、積付情報提供システム5は、複数の荷物Bgを荷台70zに積み付けるための積付仕様(積み付け方)を改善できる。例えば、作業者hm(ユーザの一例)は、積付の熟練者でなくても、提示された積付情報に従って荷物Bgを積付けることで、積付効率を向上できる。また、積付情報提供システム5は、作業者hmの意思によって様々な積付態様となることを抑制でき、積付仕様を容易に統一化できる。また、積付情報提供システム5は、ウェアラブル端末10を用いて、積付領域の情報を取得及び荷物情報の取得のうち少なくとも一方を行うことで、作業者hmの意思を反映して直感的に積付情報の生成を支援できる。作業者hmは、生成された積付情報の提示を確認できる。したがって、積付情報提供システム5は、荷物Bgを荷台70zに積み付けるための積付情報を容易に提供できる。
また、ウェアラブル端末10は、計測データとして、ウェアラブル端末10の位置情報を複数取得し、複数のウェアラブル端末の位置情報をセンターサーバ30に送信してよい。センターサーバ30は、複数のウェアラブル端末10の位置情報を受信してよい。センターサーバ30は、複数のウェアラブル端末10の位置情報に基づいて、積付領域Sqを算出して取得してよい。位置情報は、例えば加速度センサ16による計測データに基づいて導出されてよい。
これにより、作業者hmがウェアラブル端末10を操作する(例えば荷台70z上の任意の領域を手でなぞる)ことで、積付情報提供システム5は、容易に積付領域Sqを指定できる。また、作業者hmが積付直前に意識して手に積付領域Sqを指定するための計測器を持つことが困難である場合でも、作業者hmが既に身に着けているウェアラブル端末を用いることで、積付情報提供システム5は、容易に積付領域Sqを指定できる。センターサーバ30は、例えば、積付領域Sqの情報として、荷物Bgが配置される積付領域Sqのサイズ(積付床面積)や、積付領域の位置(例えばトラック70の荷台70zにおける積付領域Sqの位置)を容易に決定できる。
また、ウェアラブル端末10は、接触スイッチ14及び曲げセンサ15の少なくとも1つが、データとして、ウェアラブル端末10におけるジェスチャAの操作を検出した場合、ウェアラブル端末10の位置情報の取得を開始してよい。ウェアラブル端末10は、接触スイッチ14及び曲げセンサ15の少なくとも1つが、ジェスチャAの操作の検出を終了した場合、ウェアラブル端末10の位置情報の取得を終了してよい。ジェスチャAの操作の検出は、ウェアラブル端末10の第1の状態を示す第1の状態データの検出の一例である。
これにより、例えば、ウェアラブル端末10を用いた簡単なジェスチャ(例えばジェスチャA)により、ウェアラブル端末10の位置情報の計測のON/OFF(実施/不実施)を切替できる。積付情報提供システム5は、ON期間に限り、ウェアラブル端末10の位置情報を取得可能とすることで、作業者hmの位置情報の取得意思を反映して、位置情報を取得でき、余分な位置情報の取得を軽減できる。
また、ウェアラブル端末10は、荷物Bgに付されたRFIDタグ8から荷物IDを受信してよい。ウェアラブル端末10は、荷物IDをセンターサーバ30に送信してよい。センターサーバ30は、荷物IDを受信して取得し、荷物IDに基づいて、荷物情報を取得してよい。RFIDタグ8は、無線タグの一例である。荷物IDは、荷物の識別情報の一例である。
これにより、作業者hmがウェアラブル端末10を荷物Bgに近づけることで、ウェアラブル端末10は、複数の荷物Bgの識別情報のうち少なくとも1つを取得できる。これにより、例えば1つ1つの荷物の識別情報を作業者hmが入力する必要がなく、作業者hmの手間を省ける。また、作業者hmが既に荷物Bgを把持しているなど、意識して手にID読取機(例えばバーコード端末)を持つことが困難である場合でも、積付情報提供システム5は、既に身に着けているウェアラブル端末10を用いることで、容易に荷物の識別情報を容易に取得できる。
また、ウェアラブル端末10は、RFIDタグ8との間で通信する通信周波数を切替可能でよい。ウェアラブル端末10は、通信周波数として、UHF帯の電波を用いた通信により、複数の荷物IDを受信してよい。ウェアラブル端末10は、通信周波数として、HF帯の電波を用いた通信により、複数の荷物IDに含まれる1つの荷物IDを受信してよい。UHF帯は、第1の通信周波数の一例である。UHF帯の電波を用いた通信は、第1の近距離通信の一例である。HF帯は、第1の通信周波数よりも低い第2の通信周波数の一例である。HF帯の電波を用いた通信は、第2の近距離通信の一例である。
これにより、ウェアラブル端末10は、通信周波数を切り替えることで、電波の到達範囲を変更して荷物Bgの識別情報を取得できる。したがって、ウェアラブル端末10は、比較的高い通信周波数を用いることで、電波の到達範囲を広くして、例えばウェアラブル端末10の周囲に存在する複数の荷物Bgの識別情報を一括して取得できる。また、ウェアラブル端末10は、比較的低い通信周波数を用いることで、電波の到達範囲を狭くして、例えば手に持った荷物Bgの識別情報を個別に取得できる。
また、ウェアラブル端末10は、接触スイッチ14及び曲げセンサ15が、ジェスチャCの操作を検出した場合、通信周波数をUHF帯に設定してよい。ウェアラブル端末10は、接触スイッチ14及び曲げセンサ15が、ジェスチャDの操作を検出した場合、通信周波数をHF帯に設定してよい。ジェスチャCの操作の検出は、ウェアラブル端末10における第2の状態を示す第2の状態データの検出の一例である。ジェスチャDの操作の検出は、ウェアラブル端末10における第3の状態を示す第3の状態データの検出の一例である。
これにより、ウェアラブル端末10は、作業者hmによる簡単なジェスチャ(例えばジェスチャC)をトリガとして、荷物の識別情報を取得できる。また、ウェアラブル端末10は、ジェスチャの違い(例えばジェスチャCとジェスチャD)により無線タグの情報読み取りに用いる電波の通信周波数を切り替えるので、荷物の識別情報の取得方法を容易に切り替えできる。
また、センターサーバ30は、過去に生成された積付情報である過去積付情報を基に機械学習された、複数の荷物Bgを積み付けるための学習済みデータを取得してよい。センターサーバ30は、学習済みデータに基づいて、積付情報を生成してよい。過去積付情報は、例えば過去の積付実績の情報である。
これにより、積付情報提供システム5は、過去の積付実績や過去の積付実績を基にした積付用の学習済みデータを用いることで、今回荷物Bgを積付けるための積付仕様(複数の荷物Bgの積付順序、各荷物の積付位置、等)を更に改善できる。
また、センターサーバ30は、積み付けられる前複数の荷物Bgが配送される配送ルートの情報を取得し、配送ルートに基づいて、積付情報を生成してよい。
これにより、積付情報提供システム5は、配送ルートを加味するので、例えば後に荷下ろしされる荷物Bgを積付領域Sqの下方に積み付けたり、先に荷下ろしされる荷物Bgを上方に積み付けたりすることで、配送先において作業者hmが荷下ろしし易くなるように、積付仕様を改善できる。
また、センターサーバ30は、積み付けられる複数の荷物Bgが配送される配送地域の天気情報を取得し、天気情報に基づいて、配送ルートを決定してよい。
これにより、積付情報提供システム5は、例えば豪雨、霧、雪による影響を加味して、配送ルートを決定することで、荷物の配送効率を向上できる。また、配送ルートにより、複数の荷物Bgの荷下ろし順序が変化する。積付情報提供システム5は、この荷下ろし順序を加味して、複数の荷物Bgの積付順序や積付位置を決定でき、積付情報を生成できる。したがって、積付情報提供システム5は、配送地域の天気情報を加味して、積付仕様を改善できる。
また、センターサーバ30は、積み付けられる複数の荷物Bgが配送される配送地域の交通情報を取得し、交通情報に基づいて、配送ルートを決定してよい。
これにより、積付情報提供システム5は、交通情報を加味して、例えば渋滞をなるべく避けて配送ルートを決定することで、荷物Bgの配送効率を向上できる。また、配送ルートにより、複数の荷物の荷下ろし順序が変化する。積付情報提供システム5は、この荷下ろし順序を加味して、複数の荷物Bgの積付順序や積付位置を決定でき、積付情報を生成できる。したがって、積付情報提供システム5は、配送地域の交通情報を加味して、積付仕様を改善できる。
また、積付情報は、複数の荷物Bgの積付順序の情報を含んでよい。センターサーバ30は、荷物Bgに付されたRFIDタグ8から複数の荷物Bgの荷物IDを個別に順次受信してよい。センターサーバ30は、N番目(Nは自然数)に受信された荷物IDと、積付情報に含まれる積付順序に従ったN番目の荷物IDと、が不一致である場合、警告情報を送信してよい。情報提示装置50は、警告情報を受信すると、警告情報を提示してよい。この提示は、表示、音声出力、振動、等でよい。
これにより、積付情報提供システム5は、N番目に作業者hmが積み付けるために持った荷物Bgと、積付情報に規定されたN番目の荷物Bgとが異なる場合、警告情報の提示により作業者hmに知らせることができる。よって、作業者hmは、積付対象の荷物Bgが他の荷物と誤っていることを認識し、本来積み付けるべき荷物Bgを改めて積み付けできる。
また、積付情報は、積付順序の情報と、複数の荷物の積付位置の情報とを含む。計測データは、ウェアラブル端末10の位置情報を含んでよい。センターサーバ30は、N番目(Nは自然数)の荷物Bgの積付時におけるウェアラブル端末10の位置情報と、積付情報に含まれる積付順序に従ったN番目の荷物Bgの積付位置の情報と、が異なる場合、警告情報を送信してよい。情報提示装置50は、警告情報を受信すると、警告情報を提示してよい。
これにより、積付情報提供システム5は、N番目に作業者hmが積み付けるために持った荷物Bgの積付位置と、積付情報に規定されたN番目の荷物Bgの積付位置とが異なる場合、警告情報の提示により作業者hmに知らせることができる。よって、作業者hmは、積付対象の荷物Bgの積付位置が誤っていることを認識し、本来積み付けるべき積付位置に荷物Bgを積み付けできる。
また、ウェアラブル端末10は、作業者hmの手に装着されるグローブの形状を有してよい。つまり、ウェアラブル端末10は、グローブ10zでよい。作業者hmは、ユーザの一例である。
これにより、ウェアラブル端末10は、荷物積付のためのグローブと、各種情報の取得や送信を行う端末と、兼用可能である。また、ウェアラブル端末10は、例えばウェアラブル端末10の動かしやすい指の周辺にセンサが取り付けられることで、様々なジェスチャを検出し易くなる。よって、作業者hmは、様々なジェスチャにより異なる指示を行い易くなる。
また、情報提示装置50は、情報を表示する表示デバイス52を含んでよい。この情報は、例えば、積付情報や警告情報を含んでよい。表示デバイス52は、表示装置の一例である。
これにより、作業者hmは、視覚的に各種情報(例えば積付情報、警告情報)を確認できる。積付情報の表示では、例えば、積付領域Sqや複数の荷物Bgがそれぞれ積み付けられる積付位置が可視化されてよいし、手に持った荷物Bgが積み付けられる1つの積付位置が可視化されてもよい。また、警告情報の表示では、正しい荷物Bgが識別可能に可視化されてよいし、正しい荷物Bgの積付位置が識別可能に可視化されてよい。
また、情報提示装置50は、情報を音声出力するスピーカを含んでよい。この情報は、例えば、積付情報や警告情報を含んでよい。
これにより、作業者hmは、聴覚的に各種情報(例えば積付情報、警告情報)を確認できる。例えば、積付領域Sqや複数の荷物Bgがそれぞれ積み付けられる積付位置が音声案内されてよいし、手に持った荷物Bgが積み付けられる1つの積付位置が音声案内されてもよい。また、積付作業に誤りがある場合に、単純にブザー音で通知されてもよいし、正しい荷物Bgの情報が音声案内されてよいし、正しい荷物Bgの積付位置が音声案内されてよい。また、積付作業が正しい場合には、正しい旨を示す通知音(ピンポン(正解を示す)のような音)が出力されてもよい。
また、情報提示装置50は、情報に基づいて振動するバイブレータを含んでよい。この情報は、例えば、積付情報や警告情報を含んでよい。
これにより、作業者hmは、触覚的に各種情報(例えば積付情報、警告情報)を確認できる。例えば、積付作業に誤りがある場合に、単純に振動で通知されてもよいし、積付に関する任意の情報が振動のパターンにより表現されてよい。
以上、図面を参照しながら実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態では、ウェアラブル端末10は、作業者hmによるジェスチャの操作を検知し、荷物IDを取得したが、ウェアラブル端末10の代わりに、オプティカルリーダ(光学読取装置)やPCを用いて荷物IDを取得し、センターサーバに送信して荷物情報を取得してもよい。
上記実施形態では、作業者hmによらず、画一的な積付仕様を提示していたが、作業者hm毎に異なる積付情報が提供されてもよい。この場合、センターサーバ30の処理部31は、作業者hmの識別情報を取得し、作業者hmに基づいて積付仕様を決定し、積付情報を提示してもよい。例えば、処理部31は、作業者hm本人が過去に積み付けした積付実績や、作業者hmと積付仕様が類似する他人が過去に積み付けした積付実績を、記憶部35等から取得し、この積付実績に基づいて今回の積付仕様を決定してよい。作業者hmの識別情報は、例えば、センターサーバ30を操作する操作装置を介して入力されてもよいし、画像認識等により作業者hmが認識されてもよい。これにより、積付情報提供システム5は、作業者hmの積付仕様に個性やこだわりがある場合でも、作業者hmに適した積付仕様を導出できる。
また、処理部31は、荷物Bgを積み付ける作業者hmが交代したことを検出すると、交代後の作業者hmに適した積付仕様を決定し、情報提示装置50に、決定された積付仕様の情報を提示させてよい。作業者hmの交代は、例えば、操作装置を介した入力や画像認識等で検出されてよい。これにより、作業者hmが順番に交代する場合でも、交代後の作業者hmは、交代後の作業者hmに適した積付仕様や荷物情報を確認しながら、積付作業を実施できる。
上記実施形態では、センターサーバ30の処理部31は、積付対象の荷物Bgのうちの最初に作業者hmが把持した荷物を積付領域の最下段に配置することを前提として、積付仕様を再決定してもよい。積付仕様の再決定は、前述の積付仕様の分析と同様に、積付床面積、荷物IDから得られる荷物情報、過去の積付実績、配送ルート、機械学習された学習済みデータ、等のうち少なくとも1つを基に、行われてよい。最初に作業者hmが把持した荷物は、例えば、センターサーバ30の処理部31が通信部32を介して取得された個別の荷物IDのうち、最初に取得された荷物IDで識別される荷物でよい。これにより、センターサーバ30は、作業者hmが手に持った荷物の積付を基準に、他の荷物Bgの積付作業を効率化でき、例えば積付の最適解を導出できる。
上記実施形態では、積み付けされた複数の荷物Bgをトラック70が運搬し、配送先において荷物Bgが配送先に所在する人物に届けられる。なお、配送先の人物が留守等である場合には、配送予定の荷物Bgが届けられず、再配達する必要が生じることも想定される。センターサーバ30の処理部31は、配送先に置いて配送先に届けられるべき荷物Bgが荷下ろしできず、再配達の必要が生じた場合には、再配達される荷物Bgと積付領域Sqに残存する荷物とに関する荷物情報、配送ルート(再配達のための配送ルート含む)、等に基づいて、積付仕様を再決定してよい。
これにより、センターサーバ30は、再配達対象の荷物の積付を考慮して積付仕様を決定できる、積付効率を向上できる。また、情報提示装置50が再決定された積付仕様を含む積付情報を表示することで、作業者hmは、再配達対象の荷物をどの積付位置に再積付するのが適切かを容易に確認できる。なお、再配達を考慮した積付仕様の再決定は、配送中に積付対象の荷物が増加した場合に適用できる。これにより、センターサーバ30は、当初の積付時には存在しなかった新たな荷物を、荷物や配送を考慮して効率的に積付できる。
このように、積付情報提供システム5は、荷物Bgの積付時や配送開始時から積付や荷下ろしの予定が変更された場合、新たな荷物や再配達の荷物等の積付効率や配送効率を向上できる。なお、積付仕様の再決定は、ウェアラブル端末10により所定のジェスチャが検知された際に行われてよい。このジェスチャは、前述のジェスチャA〜Dと同じジェスチャでもよいし、異なるジェスチャでよい。
上記実施形態では、複数の荷物Bgをトラック70の荷台70zに積み付ける場合を示したが、積付領域Sqとしては、車両の荷台に限らず、コンテナやパレット等の容器、倉庫や施設内の置き場であってもよい。また、積み付けは、トラック70への積み付けの他、飛行機や船舶やその他移動体への積み積け、複数のトラック70を交換するトラックヤードでの積み付け、等であってもよい。
上記実施形態では、プロセッサは、物理的にどのように構成してもよい。また、プログラム可能なプロセッサを用いれば、プログラムの変更により処理内容を変更できるので、プロセッサの設計の自由度を高めることができる。プロセッサは、1つの半導体チップで構成してもよいし、物理的に複数の半導体チップで構成してもよい。複数の半導体チップで構成する場合、上記実施形態の各制御をそれぞれ別の半導体チップで実現してもよい。この場合、それらの複数の半導体チップで1つのプロセッサを構成すると考えることができる。また、プロセッサは、半導体チップと別の機能を有する部材(コンデンサ等)で構成してもよい。また、プロセッサが有する機能とそれ以外の機能とを実現するように、1つの半導体チップを構成してもよい。また、複数のプロセッサが1つのプロセッサで構成されてもよい。
また、本開示は、上記実施形態の積付情報提供システム5の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、ネットワークあるいは各種記憶媒体を介して装置に供給し、この装置内のコンピュータが読み出して実行するプログラムも適用範囲である。
本開示は、荷物を積付領域に積み付けるための積付情報を容易に提供できる積付情報提供システム及び積付情報提供方法等に有用である。
5 積付情報提供システム
8 RFIDタグ
9 右手
10 ウェアラブル端末
10z グローブ
11 制御部
12 RFIDリーダ
13 通信部
14 接触スイッチ
14a,14b 接点
15 曲げセンサ
16 加速度センサ
30 センターサーバ
31 処理部
32 通信部
35 記憶部
50 情報提示装置
51 通信部
52 表示デバイス
70 トラック
70z 荷台
70y 扉
Bg 荷物
GM1 全体積付画面
GM2 個別積付画面
hm 作業者
pt 起点
Sq 積付領域

Claims (17)

  1. センサを有するウェアラブル端末と、サーバと、情報提示装置と、を備える積付情報提供システムであって、
    前記ウェアラブル端末は、
    前記センサにより検出された検出データを取得し、
    前記検出データを送信し、
    前記サーバは、
    前記検出データを受信し、
    複数の荷物を積み付けるための積付領域の情報を取得し、
    前記複数の荷物に関する複数の荷物情報を取得し、
    前記複数の荷物情報と前記積付領域と基づいて、前記積付領域に前記複数の荷物を積み付けるための積付情報を生成し、
    前記積付情報を送信し、
    前記情報提示装置は、
    前記積付情報を受信し、
    前記積付情報を提示し、
    前記サーバは、前記検出データに基づいて、前記積付領域の情報の取得及び前記荷物情報の取得のうち少なくとも一方を行う、
    積付情報提供システム。
  2. 前記ウェアラブル端末は、
    前記検出データとして、前記ウェアラブル端末の位置情報を複数取得し、
    複数の前記ウェアラブル端末の位置情報を送信し、
    前記サーバは、
    複数の前記ウェアラブル端末の位置情報を受信し、
    複数の前記ウェアラブル端末の位置情報に基づいて、前記積付領域を算出して取得する、
    請求項1に記載の積付情報提供システム。
  3. 前記ウェアラブル端末は、
    前記センサが、前記検出データとして、前記ウェアラブル端末における第1の状態を示す第1の状態データを検出した場合、前記ウェアラブル端末の位置情報の取得を開始し、
    前記センサが、前記検出データとして、前記第1の状態データの検出を終了した場合、前記ウェアラブル端末の位置情報の取得を終了する、
    請求項2に記載の積付情報提供システム。
  4. 前記ウェアラブル端末は、
    前記荷物に付された無線タグから前記荷物の識別情報を受信し、
    前記荷物の識別情報を送信し、
    前記サーバは、
    前記荷物の識別情報を受信し、
    前記荷物の識別情報に基づいて、前記荷物情報を取得する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の積付情報提供システム。
  5. 前記ウェアラブル端末は、
    前記無線タグとの間で通信する通信周波数を切替可能であり、
    前記通信周波数として第1の通信周波数を用いた第1の近距離通信により、複数の前記荷物の識別情報を受信し、
    前記通信周波数として前記第1の通信周波数よりも低い第2の通信周波数を用いた第2の近距離通信により、複数の前記荷物の識別情報に含まれる1つの前記荷物の識別情報を受信する、
    請求項4に記載の積付情報提供システム。
  6. 前記ウェアラブル端末は、
    前記センサが、前記検出データとして、前記ウェアラブル端末における第2の状態を示す第2の状態データを検出した場合、前記通信周波数を前記第1の通信周波数に設定し、
    前記センサが、前記検出データとして、前記ウェアラブル端末における第3の状態を示す第3の状態データを検出した場合、前記通信周波数を前記第2の通信周波数に設定する、
    請求項5に記載の積付情報提供システム。
  7. 前記サーバは、
    過去に生成された積付情報である過去積付情報を基に機械学習された、前記複数の荷物を積み付けるための学習済みデータを取得し、
    前記学習済みデータに基づいて、前記積付情報を生成する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の積付情報提供システム。
  8. 前記サーバは、
    積み付けられる前記複数の荷物が配送される配送ルートの情報を取得し、
    前記配送ルートに基づいて、前記積付情報を生成する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の積付情報提供システム。
  9. 前記サーバは、
    積み付けられる前記複数の荷物が配送される配送地域の天気情報を取得し、
    前記天気情報に基づいて、前記配送ルートを決定する、
    請求項8に記載の積付情報提供システム。
  10. 前記サーバは、
    積み付けられる前記複数の荷物が配送される配送地域の交通情報を取得し、
    前記交通情報に基づいて、前記配送ルートを決定する、
    請求項8に記載の積付情報提供システム。
  11. 前記積付情報は、前記複数の荷物の積付順序の情報を含み、
    前記サーバは、
    前記荷物に付された無線タグから複数の荷物の識別情報を個別に順次受信し、
    N番目(Nは自然数)に受信された前記荷物の識別情報と、前記積付情報に含まれる前記積付順序に従った前記N番目の荷物の識別情報と、が不一致である場合、警告情報を送信し、
    前記情報提示装置は、
    前記警告情報を受信し、
    前記警告情報を提示する、
    請求項10に記載の積付情報提供システム。
  12. 前記積付情報は、前記積付順序の情報と、前記複数の荷物の積付位置の情報と、を含み、
    前記検出データは、前記ウェアラブル端末の位置情報を含み、
    前記サーバは、
    N番目(Nは自然数)の荷物の積付時における前記ウェアラブル端末の位置情報と、前記積付情報に含まれる前記積付順序に従った前記N番目の荷物の積付位置の情報と、が異なる場合、警告情報を送信し、
    前記情報提示装置は、
    前記警告情報を受信し、
    前記警告情報を提示する、
    請求項11に記載の積付情報提供システム。
  13. 前記ウェアラブル端末は、ユーザの手に装着されるグローブの形状を有する、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の積付情報提供システム。
  14. 前記情報提示装置は、情報を表示する表示装置を含む、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の積付情報提供システム。
  15. 前記情報提示装置は、情報を音声出力するスピーカを含む、
    請求項1〜14のいずれか1項に記載の積付情報提供システム。
  16. 前記情報提示装置は、情報に基づいて振動するバイブレータを含む、
    請求項1〜15のいずれか1項に記載の積付情報提供システム。
  17. ウェアラブル端末を用いて複数の荷物を積み付けるための積付情報を提供する積付情報提供システムにおける積付情報提供方法であって、
    前記ウェアラブル端末が備えるセンサにより検出データを取得し、
    前記複数の荷物を積み付けるための積付領域の情報を取得し、
    前記複数の荷物に関する複数の荷物情報を取得し、
    前記複数の荷物情報と前記積付領域と基づいて、前記積付領域に前記複数の荷物を積み付けるための前記積付情報を生成し、
    前記積付情報を提示し、
    前記検出データに基づいて、前記積付領域の情報を取得及び前記荷物情報の取得のうち少なくとも一方を行う、
    積付情報提供方法。
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