JPH10160433A - ロ−ル平行度測定方法およびその装置 - Google Patents

ロ−ル平行度測定方法およびその装置

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JPH10160433A
JPH10160433A JP8319306A JP31930696A JPH10160433A JP H10160433 A JPH10160433 A JP H10160433A JP 8319306 A JP8319306 A JP 8319306A JP 31930696 A JP31930696 A JP 31930696A JP H10160433 A JPH10160433 A JP H10160433A
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井 彰 藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロ−ル間の平行度を、迅速かつ高精度に求め
る測定方法及び装置の提供。 【解決手段】 水準器9を備えジャイロを支持した筐体
を基準ロ−ル1sに対して所定の姿勢で当接し、基準ロ
−ル長手方向の垂直偏角φRef及び軸方位θRefを求め
る。測定するに際し、前記4本の接触子(4a〜7a又は4b
〜7b)先端全てをロ−ルの略中央部の上面又は下面ある
いは側面に当接することにより所定の姿勢とする。次い
で該筐体を被測定ロ−ル1mに対して所定の姿勢で当接
し、長手方向の垂直偏角φ及び軸方位θを求める。両者
間の差からロ−ル平行度を求める。垂直偏角は水準器に
より、軸方位はジャイロ式方位測定器(8)により測定す
る。ジャイロ式方位測定器(8)は、縦及び横方向傾きに
自在に対応するジンバルを備え、又ジャイロは鉛直方向
に姿勢保持する。更に地球自転率によるジャイロ歳差を
自動測定し修正する補正機能を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平行に配列された
複数のロ−ル間の平行度のずれ測定に関し、特に複数の
ロ−ルの1つの中心軸線に対する他のロ−ルの中心軸線
のなす角(平行からの偏角)の測定に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板などの帯状物を連続搬送する設備に
は、複数の搬送ロ−ルが装備され該帯状物を支持もしく
は誘導したり、あるいは送り駆動する目的で使用されて
いる。これらの搬送ロ−ルの各軸が相互に平行でないと
帯状物を所望の方向に搬送することが出来ず、帯状物が
蛇行したり、あるいは帯状物にしわや疵を生じたり、場
合によっては帯状物が破断したりすることもあり、帯状
物の生産上、品質上に問題を生じ易い。
【0003】例えば図10の(a)に示すように、帯状
鋼板をある場所で4本のロ−ル1s,1m1〜1m3で
搬送又は支持もしくは案内する場合、ここでは鋼板がま
ず最初に到達するロ−ル1sの姿勢が、鋼板移動方向で
上流側の搬送ロ−ル(図示せず)と実質上平行となるよ
うに設定され、ロ−ル1m1〜1m3は、ロ−ル1sに
対して平行に設定される。4本のロ−ル1s,1m1〜
1m3において、ロ−ル1Sが基準ロ−ルである。搬送
対象物(鋼板)の種類,サイズ,搬送対象物に加わる張
力ならびに搬送対象物に対する加工の内容等によって、
ロ−ルの形状が定められる。
【0004】ロ−ル形状には、例えば、図10の(b)
において(1)として示すストレ−ト、(2)として示
すサインクラウン、(3)として示すテ−パクラウン、
あるいは(4)として示すナロ−ボディなどがある。ロ
−ル形状によって蛇行を生じ易い、生じにくいなどの程
度差はあるが、基準ロ−ル1Sに対してロ−ル1m1〜
1m3の平行度がずれている(傾斜している)と、蛇行
を生じ易く、しかも鋼板の幅方向の張力差を生じ、しわ
や疵を生じたり、場合によっては破断したりすることも
ある。
【0005】帯状物の蛇行防止のために、「ロ−ルステ
アリングによる蛇行制御」や、「ロ−ルクラウンによる
蛇行制御」などの対処方法もあるが、搬送ロ−ルの軸方
向のミスアライメントに起因する蛇行に関しては、ロ−
ル相互の平行度(水平、又は垂直面上でロ−ルが「ハ」
の字状配列になっていないか)を測定し、測定に基づい
てロ−ル間を相互に平行に調整することが基本である。
この方法として、先ずロ−ル軸の水平度(上下方向の傾
き)を測定し、ロ−ル軸が水平になる様にロ−ル軸のア
ライメントを取る。すなわち、ロ−ル軸の両端を支持し
ているベアリングの取付位置を調整することにより軸位
置を変更し、複数ロ−ルの平行度を調整する。次にロ−
ル軸の水平面上での方向のずれ(左右方向の傾き)を測
定し、ロ−ル軸の向きが帯状物長手方向と直角方向にな
る様にロ−ル軸のアライメントを取る。
【0006】ロ−ルアライメント測定(平行度測定)に
関する従来技術として、例えば特開平6−307845
号公報による方法は、レ−ザ又は超音波検出器をロ−ル
列の中間位置に設置し、該検出器を回転しつつビ−ムを
複数のロ−ルに向けて発信(及び受信)する。そして各
ロ−ル表面までの距離を測定し、該検出器の回転角及び
測定距離に基づいて検出器から各ロ−ルまでの最短距離
を演算し、ロ−ル位置を得ている。
【0007】また、特開平7−103705号公報によ
る方法及び装置は、L型断面の細長な帯状接触部と、こ
の帯状接触部の上部に回転自在に取る付けたロ−ル接触
部から成る角度計を使用する。すなわち帯状接触部を帯
状物の長手方向エッジに当接し、ロ−ル接触部をロ−ル
長手方向表面に当接し、両者の角度差を目盛板より読み
取るものである。
【0008】また一組/2個のロ−ル間の平行度を求め
る方法として、両ロ−ル間に糸をル−プ状に一巡させる
方法がある。先ずロ−ル中央部付近において両ロ−ル間
に糸をル−プ状に一巡させ糸長を測定しロ−ル間距離を
求める。次にロ−ル端部付近において両ロ−ル間に糸を
ル−プ状に一巡させ糸長を測定する。更にロ−ルの他端
部においても同様にして糸長を測定し、糸長の差からロ
−ル平行度を求めロ−ルアライメントを取る方法であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開平6
−307845号公報による方法は、装置の構成が複雑
であり、測定時の装置の設置に時間を要し、また測定原
理上、使用出来る場が制約される可能性がある。また、
特開平7−103705号公報による方法及び装置を使
用した場合には、要求精度を満足する測定は困難が予想
される。例えば、幅が2mのロ−ルを使用した帯状鋼板
の搬送装置において、その端部における許容偏位量は
0.5mm程度であり、角度に直すと約(1.5/100)°で
あるので、該装置の測定精度では十分とは言えない。ま
た糸を使用してロ−ルアライメントを取る方法は、糸の
延び等による誤差が含まれ、ロ−ルアライメントを取る
際のアクセスも容易でない(ロ−ル上部に足場を組む必
要がある)。
【0010】この様に、現状においてはロ−ルミスアラ
イメントを測定することは実際上困難がある。一方、帯
状鋼板製造の、特に冷薄ラインでは薄手化及び幅広化に
対応し、安定した通板(連続搬送)を達成することが重
要な課題となっている。
【0011】本発明は、ロ−ル間の平行度を、迅速かつ
高精度に測定することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明のロ−ル平行度の測定方法では、水準器
(9)を備え方位測定用ジャイロ(8)を支持した筐体(3)を
第1ロ−ル(1s)に対して所定の姿勢で当接し、次いで該
筐体(3)を第2ロ−ル(1m)に対して所定の姿勢で当接
し、水準器(9)の読み、及び方位測定用ジャイロ(8)の信
号に基づいて第1ロ−ル(1s)に当接した時の前記筐体
(3)の角度に対する第2ロ−ル(1m)の当接した時の前記
筐体(3)の角度の差を得る。
【0013】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号を、参
照までに付記した。
【0014】これによれば、前記筐体(3)を第1ロ−ル
(1s)に所定の姿勢で当接しロ−ル長手方向の傾斜角(φR
ef)、及び軸方位(θRef)を測定する。次に該筐体(3)を
第2ロ−ル(1m)に移動して所定の姿勢で当接しロ−ル長
手方向の傾斜角(φ)、及び軸方位(θ)を測定する。測定
した各々のロ−ル角度から両ロ−ルの角度差、すなわち
ロ−ル長手方向の傾斜角差(φRef-φ)、及びロ−ル長手
方向の軸方位差(θRef-θ)を得ることが出来、第1ロ−
ル(1s)に対する第2ロ−ル(1m)の姿勢ずれを容易にかつ
迅速に測定することが出来る。
【0015】ジャイロの方位分解能は例えばファイバ・
オプティック・ジャイロで0.01°以下と高精度であり、
高精度の軸方位ずれ測定値を得ることが出来る。ロ−ル
軸の方位,すなわち水平偏角(θ)の測定には高精度が
要求される。例えば2000mm長のロ−ルの一端が偏
位した場合、その許容偏位量は、0.5mm程度であ
り、偏位角では(1.5/100)°に相当する。0.01°以下の
分解能は、この要求精度を満す。
【0016】(2)また、本発明のロ−ル平行度の測定
装置(2,10)は、ロ−ル長手方向の水平面傾斜角(φ)を測
定する水準器(9);前記ロ−ル長手方向の方位測定用ジ
ャイロ(8);ロ−ルの曲面に当てるための先端が同一平
面上に位置する、4個の接触子(4a〜7a又は4b〜7b);前
記水準器(9)、方位測定用ジャイロ(8)、及び接触子(4a
〜7a,及び/又は4b〜7b)を支持するロ−ル長手方向幅の
略半分の幅を有する筐体(3);表示入力手段(10);前記
方位測定用ジャイロ(8)に接続され、該ジャイロの信号
に基づいて前記筐体(3)の方位情報を生成する演算制御
手段(21);を備えることを特徴とする。
【0017】これによれば、ロ−ル平行度の測定装置
(2,10)はロ−ル軸角度を測定するのに水準器(9)及びジ
ャイロ式方位測定器(8)を使用する。測定部筐体(3)の垂
直面には4個1組で成る接触子(脚)(4a〜7a又は4b〜7
b)が取り付けられており、これは測定装置の筐体(3)を
曲面を成すロ−ル表面に正しく当接するためのものであ
る。
【0018】連続搬送設備に使用されるロ−ルは、蛇行
制御のために図10の(b)に示すような表面形状を持
っている。しかし何れのタイプのロ−ルでも、中心線
(中間点)に対し対称な形状を持つので、上述のロ−ル
平行度測定を実施する場合には、4個1組で成る接触子
(脚)(4a〜7a又は4b〜7b)を、それら(4点)の中心が
ロ−ルの中心線(中間点)に合致するように当接すれ
ば、誤差なく測定することが出来る。接触子(脚)の間
隔を大として当接した方がロ−ルとの平行度が良くなる
ので、接触子(脚)(4a〜7a又は4b〜7b)が取り付く筐体
(3)の長手方向の大きさをロ−ル軸方向幅の略半分と
し、その四隅近傍に各々の接触子(脚)(4a〜7a又は4b
〜7b)を取付けてある。
【0019】ロ−ル軸の水平角度(φ)を測定するための
水準器(9)は、検出軸がロ−ル軸と平行な方向(x方
向)になる様に筐体(3)上面に配置する。
【0020】(3)装置は更に、筐体(3)の縦及び横方
向傾きに自在に対応するジンバルを備え、鉛直方向に姿
勢保持された方位検出用ジャイロ(8);地球自転率(EAR
TH RATE)によるジャイロ歳差(PRECESSION)を自動測定
し修正する校正機能;を備えることを特徴とする。
【0021】これによれば、ロ−ル軸の方位(θ)の測
定には、ジャイロ式方位測定器を使用する。ジャイロに
は、ファイバ・オプティック・ジャイロ、リングレ−ザ
ジャイロ、あるいはその他の形式のジャイロを使用出来
る。方位検出用ジャイロ(8)は、筐体(3)が縦又は横方向
に傾いても、方位検出の防げにならない様に自在に対応
するジンバルを備え、常に鉛直方向に姿勢保持されてい
る。ところで、誤差の無い理想的なジャイロを使用して
ロ−ル軸の方位を測定する場合でも、測定中に時間が経
過すると地球自転によるジャイロ歳差(α)を生じる。
すなわち、α=360/24×sinL[度/時間]
(但し、L;緯度) であるので、赤道以外の緯度にお
いては、時間と共に歳差を生ずる。そこで本発明のジャ
イロ式方位測定器においては、地球自転によるジャイロ
歳差を自動測定し修正する補正機能を備えた。図3に、
筐体(3)が静止しているときの、ファイバ・オプティッ
ク・ジャイロが発生する角度信号ドリフトの一例を示
す。これ例では、ジャイロに電源を投入してから3分間
はジャイロが発生する測定信号(図示例では角度信号)
は不安定である。3分経過後は所定の上昇速度で(実質
上リニアで)角度信号レベルが上昇し、そして15分経
過後に角度信号レベルが飽和傾向となり、非線形とな
る。そこで本発明の好まして実施例では、ジャイロに電
源を投入してから3分経過後から8分経過までの間を校
正時間として、この校正時間中に発生する角度変化を測
定し、該角度変化量を経過時間で除して、測定する場所
での地球自転率を求めておく。その後ロ−ル軸の測定を
行なう際、ロ−ル軸方位測定値から測定開始時よりロ−
ル軸の測定実施時までの地球自転によるドリフト分を補
正して真の軸方位を得る。この際にジャイロ自体に定常
的な温度ドリフトが有っても同時に校正される。
【0022】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0023】
【実施例】
−ロ−ル平行度測定装置− 図2の(a)に本発明のロ−ル平行度測定装置2,10
の構成を示す。ロ−ル幅2000mm、ロ−ル径200
mmのロ−ル平行度測定に適するように、測定部2の筐
体3の大きさは280(高さ)×280(奥行)×10
00(幅)mmとした。筐体3の幅は、前述の如く接触
子間の間隔を十分に広く取るために測定するロ−ル幅の
略半分に定めてある。
【0024】筐体3には筐体をロ−ル表面に当接する為
の、1組4個の接触子(脚)4a〜7b又は4b〜7b
を筐体垂直面、すなわちロ−ル1と対峙する面に取り付
けてある。4個の接触子(脚)4a〜7b又は4b〜7
bは筐体垂直面の四端部から等距離至近位置に取り付
け、ロ−ル1に当接した状態での誤差を最少化する様に
配置した。4個の接触子(脚)4a〜7b又は4b〜7
bは筐体面から先端までの長さが同一であり、かつロ−
ル1に当接した状態でロ−ル曲表面と筐体表面が接触し
ない様な長さに調整してある。
【0025】ロ−ル軸の傾斜角度φを測定する水準器9
は、通常使用されるバブル型式のもので良く、検出軸が
ロ−ル軸と平行な方向(x)になる様な向きにして筐体
上面に配置する。
【0026】図1の(a)及び(b)に本発明のロ−ル
平行度測定装置をロ−ルに当接した状態を示す。図1の
(a)は、ロ−ルの側面に測定器2背面(ロ−ルの側面
と対向する面)の1組4本でなる接触子(脚)当接する
様に設置した状態を正面から示し、図1の(b)は
(a)の側面を示す。接触子4a〜7bの各先端をそれ
ぞれロ−ル1sの周面(曲面)に当接させた状態では、
筐体3の背面がロ−ル1sの中心線L1sと平行とな
る。筐体3の基準線L2は背面と平行であるので、筐体
3の基準線L2がロ−ル1sの中心線L1sと平行とな
る。なお、図10の(b)に、(2)〜(4)として示
すように、ロ−ル端部にカ−ブ又はテ−パがある場合に
は、接触子4a〜7b又は4b〜7bのいずれも該端部
に対向しないように、筐体3の長手方向(L2)の中心
点を、ロ−ルの中間線(図10の(b)上の一点鎖線)
に合わせて、接触子(脚)4a〜7b又は4b〜7bの
それぞれを同時にロ−ル周面に当接することにより、ロ
−ル形状によらず、筐体3の基準線L2がロ−ル1sの
中心線L1sと平行となる。この状態をロ−ル1sに対
して筐体3が所定の姿勢にある、と表現する。
【0027】この実施例では、接触子4a〜7bを基準
ロ−ル1sの周面に当接した時の筐体3の姿勢に対す
る、接触子4a〜7b又は4b〜7bを比較ロ−ル1m
1〜1m3(以下において、それぞれ単に1mと表記す
る)の周面に当接した時の筐体3の姿勢との偏差(平行
度のズレ:基準ロ−ル1sの中心軸線に対する比較ロ−
ル1mの中心軸線となす角)を、x,z垂直面に対する
基準線L2の角度の相対差(水平偏角θ)と、x,y水
平面に対する基準線L2の角度の相対差(垂直偏角φ)
で表わす。
【0028】図1の(c)及び(d)に示すように、比
較ロ−ル1mを平行移動して基準ロ−ル1sの位置に移
動させたと仮定すると、水平偏角θは図1の(d)に示
すように、基準及び比較ロ−ル1s,1mの中心軸線を
x,y水平面に投影したときの、投影線のなす角度θで
ある。垂直偏角φは図1の(c)に示すように、基準及
び比較ロ−ル1s,1mの中心軸線をx,z垂直面に投
影したときの、投影線のなす角度φである。垂直偏角
(傾斜角)φは水準器9で測定し、水平偏角θはジャイ
ロユニット8で測定する。
【0029】図4にジャイロユニット内のファイバ・オ
プティック・ジャイロFG及びジンバルの配置を示す。
該ジャイロは、図4に示す様な、縦及び横二軸に対して
自動度を有するジンバルにより支持されており、ジャイ
ロ自体は自重により鉛直方向に垂下する。このため筐体
が縦方向にφ傾いてもジャイロの自立はベアリングBP
により確保され、横方向に傾いてもジャイロの自立はベ
アリングBRにより確保されるのでジャイロには姿勢の
変化は伝わらないが、筐体の方向θが変化した時にはそ
の変化がジャイロ伝わるので、ジャイロは垂直軸z廻り
の角速度を検出し、該角速度を積分することによりその
分の角度変化(角速度変化)が検出される。
【0030】ファイバ・オプティック・ジャイロを使用
した角度検出器は、円筒上に巻いた光ファイバ(ファイ
バコイル)の一端にレ−ザ光を導き入れ右回り光と成
し、他端にも同様にレ−ザ光を導き入れ同左回りの光と
した場合、この光学系全体を回転すると光ル−プを伝搬
した左右両回りの2光波間に位相差が生じるという「サ
ニャック効果」を利用している。この位相差は角速度と
比例するため、この検出器では、この位相差を入力角速
度として出力し、また該角速度を積分して角度を得てお
り、1/100度の精度を有している。
【0031】本発明のロ−ル平行度測定装置において
は、使用時の利便性を考慮して測定部2と表度部10を
分離する構造とし、両者間を接離可能なワイヤ・ハ−ネ
ス20で接続してある。表度部10の操作パネルには表
示器13、電源スイッチ11、リセットスイッチ12等
が配置されており、表度部10の内部には、ファイバ・
オプティック・ジャイロFG及び表度部10に使用する
ためのバッテリ14、地球自転によるジャイロ歳差の自
動測定、ロ−ル測定及び表示制御のためにCPU15、
RAM16,プログラム、計算式及び文字デ−タをメモ
リしたROM17等から成る制御回路を備えている。測
定部筐体内には、ファイバ・オプティック・ジャイロ及
びジンバルしか内蔵していないので軽量であり、ロ−ル
への当接あるいは保持を容易に行なうことが出来る。
【0032】ファイバ・オプティック・ジャイロの特性
上、ジャイロの電源を投入してから、測定を終了するま
でに時間的制分がある。図3は計測角度と時間の関係を
示す一例である。図3においてジャイロの電源を投入し
てからの3分/180秒間は、ジャイロが安定するまで
のウォ−ムアップ時間である。3分後から8分後までの
5分/300秒間は、ジャイロを使用する位置(緯度)
における地球自動率(Earth Rate)を自動計測する期間
(校正時間)である。8分後から15分後までの7分間
は、ジャイロを使用してロ−ルの軸方向を計測すること
が出来る期間である。これ以上時間が経過すると、レ−
ザ光によりジャイロのファイバ・オプティック部が発熱
するためジャイロの測定精度が低下する。すなわちジャ
イロのリニアドリフト領域は、電源投入後3分から15
分迄である。若しロ−ルの軸方向を計測するのに7分以
上要する場合には、一旦ジャイロ電源をオフとしてファ
イバ冷却後測定を再開する方法を取る。
【0033】−ロ−ル平行度測定方法− 図5〜図9に本発明のロ−ル平行度測定装置を使用して
ロ−ルの軸方向を測定する場合の処理の流れを示す。測
定者はロ−ル平行度測定装置2,10を基準ロ−ルの中
央部側面付近に運び、表度部10の操作盤にある電源ス
イッチ11を「オン」にする(ステップ1)。以下、カ
ッコ内には、「ステップ」という語を略してステップ番
号のみを表記する。
【0034】CPU15は「オフ」、「スタンバイ」、
「オン」の三位置を持つ電源スイッチ11のスイッチ位
置識別(2)を行なう。すなわち直前のスイッチ位置
と、新たに選択されたスイッチ位置の比較を行ない、測
定モ−ドを判定する。ここでは電源スイッチがオフから
オンに切換わった時のみ起動する様にスイッチ位置を識
別し(3,4)、初期化の処理に入る(5)。すなわち
内部レジスタ、フラグ、タイマ等を待機状態にし、ファ
イバ・オプティック・ジャイロFGを立上げ(6)、そ
して1秒毎にカウントアップするタイマAをスタ−トす
る(7)。レジスタ、タイマはRAMの一領域を使用し
ている。精度の高い方位測定を行なうためには、ファイ
バ・オプティック・ジャイロFGが安定するまでウォ−
ムアップする必要があり、この間、表示器13には「準
備中」が表示されている(8)。表示される文字は、C
PU15がROM17より読出し、I/O & バッファ
を介して表示器13に伝えたものである。
【0035】測定者はこの「準備中」の期間を利用し
て、測定部2の筐体背面にある1組4個の接触子(脚;
4a〜7a)が全てロ−ル側面中央付近に当接する位置
(筐体をロ−ル中央付近に配置し脚がガタつかない位
置)を探して、その位置に測定部2を保持する。そして
筐体上面に有る水準器9を読み、基準ロ−ルの垂直偏角
φRefを測定記録しておく。
【0036】180秒(3分)が経過(9)すると表示
器13に「基準ロ−ルに当接後リセット」が表示される
(10)。この指示に従い、測定者は測定部2に付いて
いる4個の接触子(脚;4a〜7a)が全てロ−ル側面
に当接(脚がガタつかない位置)していることを確認し
て(11)、表示部10にあるリセットボタン12を押
す(13)。ジャイロ方位が一旦リセットされ(14
A)、表示器13には「測定中・移動禁止」が表示(1
5)され、地球自転率の計測が開始される(16〜1
7)。この表示が現われている間にジャイロの方向を変
更すると校正誤差が大となるので測定部2を動かしては
ならない。自転率の計測が終了すると、継続して基準ロ
−ル方位の測定が行なわれる(18)。
【0037】図7にその詳細を示す。CPU15は、ま
ずRAMの一領域であるレジスタC,E〜Gをリセット
(171)し、ファイバ・オプティック・ジャイロFG
の検出する方位を読取り(172)、レジスタJに書込
む(173)。そして地球自転による角度ドリフト率
(偏位量を経過時間で割った値 J/B)を計算し、レ
ジスタEに書込み(174)、その値をレジスタFに加
算する(175)。1秒毎にカウントアップするタイマ
BがB≧300に達するまで上記ステップを繰返し(1
76)、レジスタBの値が300、即ち300秒経過す
ると平均自転率F/Bを計算し、レジスタGに書込む
(177)。平均自転率の計算を実施した時刻Aをレジ
スタCに書込む(178)。ファイバ・オプティック・
ジャイロが最後に検出した方位θRefは基準ロ−ルの軸
方位としてレジスタJに書込まれている。 基準ロ−ル
の軸方位測定が終了すると(図5の19)、表示器13
には「モ−ド選択後、リセット」が表示される(2
0)。これは測定者に測定モ−ドの選択を促すもので、
測定を中止するときは電源スイッチを「オフ」にし、7
分以内に被測定ロ−ルの方位測定が可能と予想されると
きには「オン」のままで作業を継続し、被測定ロ−ルの
方位測定のための測定器移動等準備に7分以上の時間を
要すると予想されるときには「スタンバイ」を選択する
(21)。
【0038】測定を継続する場合は、電源スイッチを
「オン」のままとし表示部のリセットスイッチを押すと
(図6の22〜24)、表示器13には「測定ロ−ルに
当接後リセット」が表示される(25)。そこで測定者
はロ−ル平行度測定装置2,10を被測定ロ−ルまで搬
送し、測定部2をロ−ル側面中央付近に当接する(2
6)。移動する間、ロ−ル平行度測定装置の方向が変化
しても測定に影響しない。当接する時は前述と同様に4
脚4a〜7b又は4b〜7bがガタつかない位置を求め
る。当接後水準器9を読取り、傾斜角φを記録する。電
源スイッチをオフからオンに選択後900秒以内の場合
には(29〜30)、測定部2を当接した状態で表示部
10のリセットボタン12を押すと(33)ロ−ル方位
測定が開始される(35)。
【0039】引続いて基準ロ−ル方位からの角度差を求
めるロ−ル方位計算が行なわれ(36)、表示器13に
計算されたロ−ル方位差が表示される(37)のでその
値を読取り記録する。ロ−ル表示を読取り終ったならば
で示す様に図5のステップ20に戻り、測定終了なら
電源スイッチを「オフ」に、更に測定を継続するなら
「オン」、あるいは「スタンバイ」に選択する。
【0040】図8にロ−ル方位測定(35)、及びロ−
ル方位計算(36)の詳細ステップを示す。リセットボ
タン12が押されると、CPU15はレジスタK,D,
H,Mをリセット(351)後、ジャイロ方位(=ロ−
ル軸方位)を読取り(352)、その値をレジスタKに
書込む(353)。この時のタイマAを読取り、又平均
自転率の計算時刻C、平均自転率G、及び基準ロ−ル方
位Jを読取る(354)。 基準ロ−ル方位Jを測定し
てから被測定ロ−ル方位を計測するまでの経過時間D
を、D=A−Cで求め(355)、この間に地球の自転
によるジャイロのドリフト量Hを、H=G×Dで計算す
る(356)。これらの値を使用して基準ロ−ル方位
(J)と測定ロ−ル方位(K)の角度差を、(K−H)
−Jにて算出し結果をレジスタMにセ−ブし(35
7)、その値を表示器13に表示する(図6の37)。
【0041】図9には、電源スイッチを「スタンバイ」
とした場合の処理を示す。「スタンバイ」位置を選択す
るとスイッチ位置識別が行なわれ(42)、オンからス
タンバイの順でスイッチが選択されたことが確認される
と(43)、ジャイロ通電が停止され(50)、及びレ
ジスタN,Pがリセットされ(51)、その後1秒毎に
カウントアップする600秒(10分)タイマNがスタ
−トする(52)。しかしジャイロ以外の部分の電源は
オンのままであるので作動を継続しており、表示器13
には「冷却中」が表示される(53)。すなわち600
秒(10分)間のジャイロ冷却期間に入る。この間に測
定者はロ−ル平行度測定装置2,10を被測定ロ−ルの
中央部付近に運び(54)、ロ−ル側面に当接する(5
7)。タイマNが600に達すると(55)、表示器1
3には「測定ロ−ルに当接後電源スイッチオン」が表示
される(56)ので、測定者は当接を確認して電源スイ
ッチをオンに戻す(58)。ここでジャイロは再び通電
され(61)、その時のタイマAの値をレジスタPに書
込む(62)。そして図6のステップ25に戻り、「測
定ロ−ルに当接後リセット」が表示される(25)。今
回は電源スイッチがスタンバイからオンに切換えられた
(28)ので、A−Pが900より小さい、すなわちジ
ャイロ冷却後の電源オン時刻Pから900秒(15分)
が経過していない事を確認して(31)、ロ−ル方位測
定及びロ−ル方位計算の処理に入る(32〜36)。若
しジャイロ冷却後の通電から900秒(15分)が経過
している場合には、図9のに示す様に表示器13には
「タイムオ−バ・スタンバイ or オフ」が表示され(4
0)、スタンバイを選択すれば(43)、前述のスタン
バイの処理に戻り(50〜61)、オフを選択すれば処
理を終了する(44)。図6において、測定ロ−ルに当
接し方位測定を行なう際に、若しタイマAが900を越
えた場合、すなわちジャイロ通電開始してから15分経
過した場合(30→)にはファイバ・オプティックが
熱を持ちジャイロ精度が低下するので、一旦ジャイロ電
源をオフにして冷却する必要があり、上記と同様に図9
のの処理を行なう。
【0042】以上の測定で得られた結果に基づき、ロ−
ルの垂直偏角φが基準ロ−ルの垂直偏角φRefと同一に
なる様にロ−ル軸ベアリングの支持位置を調整し、又ロ
−ル軸の水平偏角θが0(すなわち被測定ロ−ルの方位
角と基準ロ−ル方位角θRefとが同一方位)となる様に
ロ−ル軸ベアリングの支持位置を調整すれば、基準ロ−
ルと被測定ロ−ルのアライメントを出すことが出来る。
【0043】本実施例ではロ−ルの側面に測定部を当接
する態様としたが、例えばロ−ル上面に測定部を当接す
る態様としてもよいし、あるいはロ−ルの異なる面に測
定部を当接出来る様に、筐体の各面(正面、背面、上
面、下面)に接触子(脚)を取付けておいてもよい。又
異なる直径、幅のロ−ルに対応出来る様に、異なる間
隔、高さを持つ接触子(脚)を取付けておいてもよい。
【0044】尚、ロ−ル平行度を測定する際、ロ−ルに
測定部を当接する位置(4本の接触子をロ−ルに当接す
る位置)が厳密にロ−ルの側面でなく多少z方向にズレ
ていても、生ずる誤差は小さく実質上問題とはならない
が、更に水準器を追加してズレの無い位置に測定部が設
置出来る様にしてもよい。あるいは水平角度を測定する
のに、別に姿勢測定用ジャイロを使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は図2に示すロ−ル平行度測定部2を
基準ロ−ル1sに所定の姿勢で当接した状態を示す正面
図であり、(b)は側面図である。(c)は基準ロ−ル
1sの位置に比較ロ−ル1mを平行移動した時の、基準
ロ−ル1sに対する比較ロ−ル1mの垂直偏角φを示す
正面図であり、(d)は基準ロ−ル1sに対する比較ロ
−ル1mの水平偏角(方位角)θを示す平面図である。
【図2】 (a)は本発明の一実施例の外観を示す傾視
図であり、(b)は該実施例の電気系統の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 図2の(b)に示すファイバ・オプティック
・ジャイロFGの、時間に対するドリフト量を示したグ
ラフである。
【図4】 図2の(b)に示すファイバ・オプティック
・ジャイロFGを鉛直に支持するジンバルを示す傾視図
である。
【図5】 図2の(b)に示すCPU15の測定制御お
よび演算処理の一部を示すフロ−チャ−トである。
【図6】 図2の(b)に示すCPU15の測定制御お
よび演算処理の一部を示すフロ−チャ−トである。
【図7】 図5に示す自転率計算(17)及び基準ロ−
ル方位測定(18)の内容を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図8】 図6に示すロ−ル方位測定(35)及びロ−
ル方位計算(36)の内容を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図9】 図6に示すタイマAが900秒を越えた場合
()、及び図5に示す電源スイッチを「スタンバイ」
とした時の内容を示すフロ−チャ−トである。
【図10】 (a)は帯状鋼板搬送設備の鋼板及びロ−
ルの配置を示す斜視図であり、(b)は使用されるロ−
ルの形状例を示す平面図である。
【符号の説明】
1s:基準ロ−ル 1m,1m1〜1
m3:比較ロ−ル 2:測定部 3:筐体 4a〜7b又は4b〜7b:接触子(脚) 8:方位測定用ジャイロユニット 9:水準器 10:表示部 11:電源/モ−ドスイッチ 12:リセットボ
タン 13:表示器 14:バッテリ 15:CPU 16:RAM 17:ROM 20:ワイヤハ−
ネス 21:演算制御器 FG:ファイバ・オプティック・ジャイロ θ:ロ−ル水平偏角 φ:ロ−ル垂直偏

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水準器を備えジャイロを支持した筐体を第
    1ロ−ルに対して所定の姿勢で当接し、次いで該筐体を
    第2ロ−ルに対して所定の姿勢で当接し、水準器の読
    み、及びジャイロの信号に基づいて第1ロ−ルに当接し
    た時の前記筐体の角度に対する第2ロ−ルの当接した時
    の前記筐体の角度の差を得る、ロ−ル平行度測定方法。
  2. 【請求項2】前記ロ−ル長手方向の水平面傾斜角を測定
    する水準器;前記ロ−ル長手方向の方位測定用ジャイ
    ロ;ロ−ルの曲面に当てるための先端が同一平面上に位
    置する、4個の接触子;前記水準器、方位測定用ジャイ
    ロ、及び接触子を支持するロ−ル長手方向幅の略半分の
    幅を有する筐体;表示入力手段;前記方位測定用ジャイ
    ロに接続され、該ジャイロの信号に基づいて前記筐体の
    方位情報を生成する演算制御手段;を備えることを特徴
    とする、ロ−ル平行度測定装置。
  3. 【請求項3】装置は更に、筐体の縦及び横方向傾きに自
    在に対応するジンバルを備え、鉛直方向に姿勢保持され
    た方位検出用ジャイロ;地球自転率によるジャイロ歳差
    を自動測定し修正する校正機能;を備えることを特徴と
    する、請求項2記載のロ−ル平行度測定装置。
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