JPH08114320A - バーナの圧力安定弁制御装置 - Google Patents

バーナの圧力安定弁制御装置

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JPH08114320A
JPH08114320A JP24937694A JP24937694A JPH08114320A JP H08114320 A JPH08114320 A JP H08114320A JP 24937694 A JP24937694 A JP 24937694A JP 24937694 A JP24937694 A JP 24937694A JP H08114320 A JPH08114320 A JP H08114320A
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JP
Japan
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pressure
burner
fuel
valve
opening
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JP24937694A
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Inventor
Tomohiko Fujioka
智彦 藤岡
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーナ点火時における燃料圧力の降下及びバ
ーナを消火時における燃料圧力の上昇を緩和できるバー
ナの圧力安定弁制御装置を提供する。 【構成】 バーナ点火時は、フィードバック制御部16
により燃料圧力が目標圧力となるように圧力安定弁35
を制御する。バーナ消火時は、消火指令Bbにより積分
器18を動作させて減算器15からの信号を遮断すると
共に、矩形波信号発生器26を動作させアナログ信号切
替器20を低開度設定器23側に切替え、開度30%の
信号を圧力安定弁35へ出力する。その後、遮断弁閉信
号COFF により矩形波信号発生器27が矩形波信号を1
0秒間発生しアナログ信号切替器21を高開度設定器2
4側に切替え、開度100%の信号を圧力安定弁35へ
出力する。また遮断弁閉信号COFF によりアナログ信号
切替器19が通常開度設定器22に切替え、開度60%
の信号を選択し10秒後に圧力安定弁35へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばCWM(Coal a
nd Water Mixture)を主燃料とする燃焼装置におけるバ
ーナの圧力安定弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CWMを主燃料とする燃焼装置では、C
WMバーナが複数段例えば3段設けられ、各段のバーナ
は、それぞれ別個の燃料系統に接続される。これらの各
燃料系統には、サービスタンク、燃料遮断弁、圧力安定
弁、流量計等が設けられている。上記燃料系統は、その
段の全てのバーナ弁が閉になると、保安のために燃料遮
断弁を閉じるようになっている。この燃料遮断弁の開閉
は瞬間的に行なわれるので、弁開閉に伴う燃料の圧力変
動は急激である。このため圧力安定弁を設けて圧力変動
を緩和している。従来、この圧力安定弁の制御は、燃料
圧力をセンサにより検出し、その検出信号をフィードバ
ック回路によりフィードバックして弁開度を制御してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記燃焼装置は、1つ
の段で3本以上のバーナを点火するとき、バーナ弁開に
よる燃料圧力は2本以下の時に比較して急激に降下す
る。また、各段における全てのバーナ弁が閉になったと
き、及びそれに伴って燃料遮断弁が閉じたときに燃料圧
力が急激に上昇する。このような燃料圧力の変動を少な
くするために、従来ではフィードバック制御を行なって
いる。
【0004】しかし、上記従来のように燃料圧力の検出
信号をフィードバックして圧力安定弁の開度を制御する
方法では、応答性が悪く、バーナ点火時における燃料圧
力の変動、バーナ消火時及び燃料遮断弁閉における燃料
圧力の変動を許容値内に抑えることができないという問
題があった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、バーナを複数本点火する時、あるいはバーナを消火
及び燃料遮断弁を閉とする場合のように燃料圧力が急激
に変動するような場合においても、圧力変動を和らげて
安定した燃料圧力制御を行なうことができ、信頼性を向
上し得るバーナの圧力安定弁制御装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るバーナ
の圧力安定弁制御装置は、少なくとも3本以上のバーナ
を備えた燃焼装置において、上記バーナに供給される燃
料の圧力を検知する燃料圧力検知手段と、上記バーナに
供給される燃料の圧力を調整する圧力安定弁と、第1の
燃料圧力設定手段と、この手段により設定される燃料圧
力より高い圧力を設定する第2の燃料圧力設定手段と、
バーナの初期点火時に上記第1の燃料圧力設定手段の設
定値を選択し、バーナ3本以上の点火時には上記第2の
燃料圧力設定手段の設定値を選択する目標圧力選択手段
と、この手段により選択された目標圧力と上記燃料圧力
検知手段により検知された燃料圧力との偏差を求める手
段と、この手段により求めた偏差に基づいて上記圧力安
定弁の開度を制御して燃料圧力を安定に保持するフィー
ドバック制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】第2の発明に係るバーナの圧力安定弁制御
装置は、複数本のバーナを備えた燃焼装置において、上
記バーナに供給される燃料の圧力を検知する燃料圧力検
知手段と、上記バーナに供給される燃料の圧力を調整す
る圧力安定弁と、上記バーナに供給される燃料を遮断す
る燃料遮断弁と、目標となる燃焼圧力を設定する燃料圧
力設定手段と、この手段により設定された燃料圧力と上
記燃料圧力検知手段により検知された燃料圧力との偏差
を求め、この偏差に基づいて上記圧力安定弁の開度を制
御して燃料圧力を目標圧力に保持するフィードバック制
御手段と、上記バーナの消火動作直後における圧力安定
弁の開度を設定する第1の開度設定手段と、遮断弁閉動
作直後における圧力安定弁の開度を設定する第2の開度
設定手段と、上記圧力安定弁の最終的な開度を設定する
第3の開度設定手段と、上記バーナに対する消火指令、
遮断弁閉の信号に基づいて上記第1の開度設定手段及び
第2の開度設定手段の設定値を順次選択し、予め設定し
た時間を経過した後、上記第3の開度設定手段の設定値
を選択して上記圧力安定弁の開度を制御する手段とを具
備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
(第1の発明)バーナの点火動作時における圧力変動に
関しては、フィードバック制御のみによっても可能であ
るが、圧力変動の幅はバーナの点火本数によって変わ
り、段当り3本目以上のバーナが点火する時は2本目以
下の場合に比して圧力の降下は急激である。このためバ
ーナの点火本数により、フィードバック制御における燃
料圧力の目標値を切替え、バーナを3本以上点火する時
は高い目標値を用いることで燃料圧力の降下を緩やかに
している。
【0009】(第2の発明)バーナ消火動作及び遮断弁
閉動作に関しては、これらの動作による圧力変動が発生
する前に、圧力安定弁の開度を予め設定された複数の開
度にシーケンシャルに開き、燃料の圧力変動を安全な範
囲に緩和している。即ち、バーナの消火動作直後におけ
る圧力安定弁の開度、遮断弁閉動作直後における圧力安
定弁の開度、圧力安定弁の最終的な開度を予め設定し、
バーナ消火指令、遮断弁閉信号に基づいて上記開度設定
信号をシーケンシャルに選択して圧力安定弁の開度を制
御している。
【0010】なお、上記第1及び第2の発明において、
燃料圧力の変動原因であるバーナの点・消火動作及び遮
断閉動作を検知する目的で、メイン制御部より出力され
る消火指令、及び外部より入力されるバーナ点火信号、
遮断弁閉信号を常時監視し、それに基づいて圧力安定弁
の開度を制御する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1はボイラを概略的に示す斜視図である。1
0はボイラ本体で、その四隅に複数段例えば3段のCW
M(Coal and Water Mixture)バーナ1,2,3を各々
設けている。1は1段目のバーナ、2は2段目のバー
ナ、3は3段目のバーナである。
【0012】各段のバーナ1,2,3は、それぞれ別個
の燃料系統に接続され、これらの各燃料系統には、燃料
を一時的に蓄えるサービスタンク4,5,6が設けられ
る。上記サービスタンク4は1段目,サービスタンク5
は2段目,サービスタンク6は3段目の燃料系統に対す
るもので、ボイラ本体10の前面側に設けられる。
【0013】上記各段の燃料系統、例えば1段目の燃料
系統は、図2に示すようにサービスタンク4に蓄えられ
た燃料を噴燃ポンプ(噴射燃料ポンプ)31で圧力を高
めた後、燃料遮断弁32及び流量計33を経て4つのコ
ーナの各バーナ弁7よりそれぞれのバーナ1a,1b,
1c,1dに供給する。この4本のバーナ1a〜1d
は、1aと1c及び1bと1dで、それぞれペアを構成
し、各ペアを1つのグループとして点火及び消火の制御
が行なわれる。
【0014】そして、上記噴燃ポンプ31で高めた燃料
圧力を調整する目的で、燃料遮断弁32の手前から燃料
をサービスタンク4に戻す圧力調整用配管34を設けて
いる。この圧力調整用配管34には、燃料遮断弁32に
近い位置に圧力安定弁35を設けており、その弁開度を
図3に示す圧力安定弁制御回路11で制御することによ
り燃料圧力が安定に保たれるようにしている。この場
合、燃料遮断弁32の出力側の圧力を燃料圧力検出器3
6により検出して圧力安定弁制御回路11に出力してい
る。また、上記燃料遮断弁32は、遮断弁制御回路38
により弁開度が制御される。更に、各コーナのバーナ弁
7は、バーナ制御回路37により弁開度が制御される。
【0015】上記図2は1段目の燃料系統を示したもの
であるが、2段目及び3段目の燃料系統も、上記1段目
の燃料系統と同様に構成される。次に図3により、各段
の燃料系統別に設けられる上記圧力安定弁35を制御す
る圧力安定弁制御回路11について説明する。
【0016】図3において、12はアナログ信号切替器
で、一方の入力端子に燃料高圧力設定器(手段)13が
接続され、他方の入力端子に燃料低圧力設定器(手段)
14が接続される。上記一方の燃料高圧力設定器13
は、2本以内でバーナを点火する場合の燃料の目標圧力
を設定するためのもので、例えば6Kg/cm2 の圧力
信号を発生する。また、他方の燃料低圧力設定器14
は、3本以上のバーナを点火する場合の燃料の目標圧力
を設定するためのもので、例えば7Kg/cm2 の圧力
信号を発生する。そして、上記アナログ信号切替器12
の切替制御端子には、バーナ制御回路37からバーナ3
本以上点火信号Baが入力される。上記バーナ制御回路
37は、バーナが自動/手動に拘らず3本以上点火した
とき(バーナ弁が3本以上開になったとき)、バーナ3
本以上点火信号Baを出力する。アナログ信号切替器1
2は、切替制御端子に与えられる切替入力がOFFのと
きに燃料高圧力設定器13からの信号を選択し、切替入
力がONのときに燃料低圧力設定器14からの信号を選
択して減算器15の「−」端子へ出力する。この減算器
15の「+」端子には、上記燃料圧力検出器36により
検知された信号Spが入力される。上記アナログ信号切
替器12、燃料高圧力設定器13、燃料低圧力設定器1
4及び減算器15により、バーナ点火動作時のフィード
バック制御部16を構成している。
【0017】上記フィードバック制御部16により、燃
料圧力と設定値との偏差信号が求められ、バーナ消火及
び遮断弁閉動作制御部17へ送られる。このバーナ消火
及び遮断弁閉動作制御部17は、積分器18、アナログ
信号切替器19,20,21、通常開度設定器(手段)
22、低開度設定器(手段)23、高開度設定器(手
段)24、OR回路25及び矩形波信号発生器26,2
7により構成される。上記通常開度設定器22には、圧
力安定弁35の最終的な開度例えば60%の開度が設定
され、低開度設定器23にはバーナの消火動作直後にお
ける圧力安定弁開度例えば30%の開度が設定され、高
開度設定器24には、燃料遮断弁閉動作直後における圧
力安定弁開度例えば100%の開度が設定される。
【0018】そして、上記フィードバック制御部16の
減算器15から送られてくる偏差信号は、積分器18に
入力され、その出力がアナログ信号切替器19、20,
21を介して取り出される。このアナログ信号切替器2
1の出力Paは、積分器18にフィードバックされると
共に、圧力安定弁開度指令として外部へ出力される。ま
た、上記アナログ信号切替器19には開度60%の信号
を発生する通常開度設定器22、アナログ信号切替器2
0には開度30%の信号を発生する低開度設定器23、
アナログ信号切替器21には開度100%の信号を発生
する高開度設定器24が接続される。
【0019】そして、上記積分器18の制御端子には、
遮断弁制御回路38から送られてくる燃料遮断弁32が
閉となったことを示す遮断弁閉信号COFF 、及びバーナ
制御回路37から送られてくるバーナ2ペア目消火指令
BbがOR回路25を介して入力される。上記バーナ2
ペア目消火指令Bbは、バーナが自動消火にてペア単位
で消火する場合において、2ペア目のバーナを消火する
時に出力される指令である。また、上記遮断弁閉信号C
OFF は、アナログ信号切替器19の切替制御端子に入力
されると共に、矩形波信号発生器27に入力される。こ
の矩形波信号発生器27は、遮断弁閉信号COFF がON
となったときに例えば10秒の時間幅を持つ矩形波信号
を発生してアナログ信号切替器21の切替制御端子に入
力する。また、上記バーナ2ペア目消火指令Bbは、矩
形波信号発生器26に入力される。この矩形波信号発生
器26は、バーナ2ペア目消火指令BbがONとなった
ときに例えば10秒の時間幅を持つ矩形波信号を発生し
てアナログ信号切替器20の切替制御端子に入力する。
【0020】上記積分器18は、切替信号がOFFの場
合には減算器15からの偏差信号を選択して出力し、切
替信号がONになると、次式 出力(アナログ値)=K・[出力−Pa(アナログ
値)] 但し、Kはゲイン で示すアナログ信号を出力する。即ち、積分器18は、
遮断弁閉信号COFF あるいはバーナ2ペア目消火指令B
bがONになったときに、アナログ信号切替器21から
出力される信号Paにより負帰還動作を行なう。
【0021】また、アナログ信号切替器19は、切替信
号がOFFのときは積分器18からの信号を選択し、切
替信号がONになると通常開度設定器22の出力を選択
する。アナログ信号切替器20は、切替信号がOFFの
ときはアナログ信号切替器19からの信号を選択し、切
替信号がONになると低開度設定器23の出力を選択す
る。アナログ信号切替器21は、切替信号がOFFのと
きはアナログ信号切替器20からの信号を選択し、切替
信号がONになると高開度設定器24の出力を選択す
る。
【0022】そして、上記アナログ信号切替器21から
出力される信号Paが圧力安定弁開度指令として圧力安
定弁35へ送られる。次に上記実施例の動作を1段目の
バーナ1a〜1dを制御する場合について説明する。2
段目及び3段目のバーナについても、1段目のバーナ1
a〜1dと同様の制御が行なわれる。
【0023】本実施例では、各段毎に設けた4本のバー
ナ1a〜1dを2ペア、2グループに分けて各グループ
毎に制御するもので、その点火、消火に際しては、燃料
遮断弁32及びバーナ1a〜1d用バーナ弁7を次の順
序で開閉制御する。
【0024】点火時:(1)燃料遮断弁32を開く。 (2)バーナ1a,1c(1ペア目)用のバーナ弁7を
開く。 (3)バーナ1b,1d(2ペア目)用のバーナ弁7を
開く。
【0025】消火時:(1)バーナ1b,1d(1ペア
目)用のバーナ弁7を閉じる。 (2)バーナ1a,1c(2ペア目)用のバーナ弁7を
閉じる。 (3)燃料遮断弁32を閉じる。
【0026】上記の順序で燃料遮断弁32及びバーナ弁
7の開閉制御を行なうが、本発明では、弁の開閉に伴う
燃料圧力の変化を次のようにして緩和している。まず、
バーナ点火時の制御動作について説明する。
【0027】図4は、バーナ3本目点火直後の燃料圧力
の変化を示すグラフである。なお、図4において、実線
は本発明装置における特性、破線は従来装置の特性を示
している。
【0028】1つの段で3本以上のバーナを点火すると
き、バーナ弁開による燃料圧力の降下は2本以下の時に
比較して急激である。このため本発明では、バーナ2本
以下の点火時と、3本以上点火時とで燃料の目標圧力を
変更し、3本以上点火時の目標圧力を高く設定すること
により圧力降下を緩和している。
【0029】即ち、図3の制御回路において、バーナ2
本以下の点火時では、アナログ信号切替器12に与えら
れるバーナ3本以上点火信号BaはOFF状態に保持さ
れている。従って、アナログ信号切替器12は、燃料高
圧力設定器13から出力される6Kg/cm2 の圧力信
号を選択し、減算器15へ出力する。この減算器15
は、燃料圧力検知センサの検知信号Spと6Kg/cm
2 の圧力信号との偏差を求め、その偏差信号をバーナ消
火及び遮断弁閉動作制御部17へ出力する。
【0030】バーナ点火時においては、遮断弁閉信号C
OFF 及びバーナ2ペア目消火信号Bbは何れもOFF状
態にあり、バーナ消火及び遮断弁閉動作制御部17の積
分器18及びアナログ信号切替器19,20,21は外
部入力信号を選択する。従って、減算器15からバーナ
消火及び遮断弁閉動作制御部17に入力された偏差信号
は、積分器18及びアナログ信号切替器19,20,2
1を通過し、アナログ信号切替器21から出力される信
号Paが圧力安定弁開度信号として圧力安定弁35へ送
られる。この結果、減算器15から出力される偏差信号
が零に近付くように、つまり、燃料圧力が燃料高圧力設
定器13で設定された6Kg/cm2 となるようにフィ
ードバック制御される。
【0031】この状態で、バーナが段当たり3本以上点
火され、バーナ制御回路37からバーナ3本以上点火信
号Baが出力されると、アナログ信号切替器12は燃料
高圧力設定器13から燃料低圧力設定器14側に切替え
られる。この結果、燃料低圧力設定器14から出力され
る7Kg/cm2 の信号がアナログ信号切替器12を介
して減算器15へ送られ、目標圧力である7Kg/cm
2 の信号と燃料圧力検知センサにより検知された信号と
の偏差が求められ、その偏差に基づいて圧力安定弁35
の開度が制御される。即ち、燃料の目標圧力が6Kg/
cm2 から7Kg/cm2 に切替えられて圧力安定弁3
5の開度が制御される。従って、図4に実線で示すよう
に、3本目以上のバーナの点火により燃料圧力が低下す
る状態となっても、目標圧力が高められる結果、破線で
示す従来装置の場合に比較して圧力降下を緩やかにする
ことができる。
【0032】次にバーナ消火時の制御動作について説明
する。バーナ消火に際しては、バーナ制御回路37か
ら、まず、1ペア目のバーナ1b,1dに対する消火指
令が出力される。この消火指令により、バーナ1b,1
d用のバーナ弁7が閉じる。この場合には、圧力安定弁
35が開いたままであり、急激な圧力は変化はないの
で、通常のフィードバック制御により圧力調整を行な
う。
【0033】その後、バーナ制御回路37から2ペア目
のバーナ1a,1cに対する消火指令が出力される。図
5は、この2ペア目のバーナ1a,1cに対する消火
時、及び燃料遮断弁32を閉じた直後の圧力特性及び圧
力安定弁開度指令の変化を示したものである。なお、図
5において、実線は本発明装置における特性、破線は従
来装置における特性を示している。
【0034】バーナ制御回路37からバーナ2ペア目消
火指令Bbがバーナ消火及び遮断弁閉動作制御部17に
送られてくると、OR回路25を介して積分器18の制
御端子に入力され、積分器18は減算器15からの信号
を遮断し、アナログ信号切替器21からの信号Paを選
択して積分動作に入る。また、上記バーナ2ペア目消火
指令Bbにより矩形波信号発生器26が動作し、10秒
間の時間幅を持つ矩形波信号を発生する。この矩形波信
号が出力されている間、アナログ信号切替器20が低開
度設定器23側に切替わり、低開度設定器23から出力
される開度30%の信号がアナログ信号切替器20,2
1を介して圧力安定弁開度信号として取り出され、圧力
安定弁35へ送られる。これにより圧力安定弁35の開
度が30%に設定される。
【0035】また、上記バーナ2ペア目消火指令Bbに
よりバーナが消火し、続いて燃料遮断弁32が閉じる
と、遮断弁制御回路38から出力される遮断弁閉信号C
OFF がONとなり、矩形波信号発生器27が動作して1
0秒間の時間幅を持つ矩形波信号を発生する。アナログ
信号切替器21は、矩形波信号発生器27から矩形波信
号が出力されている10秒の間、高開度設定器24から
の開度100%の信号を選択し、圧力安定弁開度指令と
して出力する。この結果、圧力安定弁35は、図5に示
すように開度100%に設定される。燃料遮断弁32が
閉となったとき燃料圧力が急激に上昇するが、圧力安定
弁35の開度が100%となることにより、燃料圧力の
上昇が緩和され、その後、燃料圧力が下降し始める。
【0036】そして、10秒が経過し、矩形波信号発生
器27から出力される矩形波信号が“0”レベルに戻る
と、アナログ信号切替器21はアナログ信号切替器20
側に切替わる。一方、上記遮断弁閉信号COFF により、
アナログ信号切替器19が通常開度設定器22側に切替
わり、開度60%の信号を選択している。従って、この
開度60%の信号がアナログ信号切替器20,21を介
して圧力安定弁開度指令となり、圧力安定弁35へ送ら
れる。従って、圧力安定弁35は、開度60%に設定さ
れる。以下、燃料遮断弁32が閉となっている状態で
は、遮断弁閉信号COFF がON状態に保持されるので、
減算器15からの信号は積分器18で遮断されたままと
なり、上記したように圧力安定弁35の開度が60%に
保たれ、燃料圧力も徐々に初期の状態に戻る。
【0037】上記のように、バーナ2ペア目消火指令B
b→遮断弁閉のときのように燃料圧力が急上昇する場合
においても、圧力安定弁の開度を先行的に、例えば30
%→100%→60%とシーケンシャルに制御すること
によって、図5中の実線に示すように従来装置(破線で
示す)に比較して圧力上昇を大幅に緩和することができ
る。すなわち、バーナ2ペア目消火においては、フィー
ドバック回路は動作せず、強制的に圧力安定弁35の開
度を指定開度として急激な圧力変化を緩和することがで
きる。
【0038】また、CWMバーナは、バーナ弁の開閉に
よる圧力変動が重油バーナに比較して大きいが、本実施
例のように段当たり3本目以上のバーナ点火時は燃料の
目標圧力を高い値に切替えることにより、圧力降下を緩
やかにでき、燃料圧力の変動を許容値内に抑えることが
可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、段
当たり3本目以上のバーナを点火する際に燃料の目標圧
力を高い値に切替えるようにしたので、燃料圧力の降下
を緩やかにすることができる。
【0040】また、本発明は、バーナを消火して燃料遮
断弁を閉とする時のように燃料圧力が急上昇する場合に
は、圧力安定弁の開度をバーナの消火指令に基づいて先
行的にシーケンシャルに制御するようにしたので、圧力
上昇を確実に緩和することができ、この結果、安定した
圧力制御が可能となり、高い信頼性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における燃焼装置部分を概略
的に示す斜視図。
【図2】同実施例における燃料系統の概略を示す図。
【図3】本発明の一実施例に係るバーナの圧力安定弁制
御装置の回路構成図。
【図4】同実施例の動作を説明するためのバーナ点火直
後の圧力特性を示す図。
【図5】同実施例の動作を説明するためのバーナ消火、
燃料遮断弁閉直後の圧力特性及び圧力安定弁開度指令を
示す図。
【符号の説明】
1(1a〜1d),2,3 CWMバーナ 4,5,6 サービスタンク 7 バーナ弁 10 ボイラ本体 11 圧力安定弁制御回路 12 アナログ信号切替器 13 燃料高圧力設定器 14 燃料低圧力設定器 15 減算器 16 フィードバック制御部 17 バーナ消火及び遮断弁閉動作制御部 18 積分器 19,20,21 アナログ信号切替器 22 通常開度設定器 23 低開度設定器 24 高開度設定器 26,27 矩形波信号発生器 31 噴燃ポンプ(噴射燃料ポンプ) 32 燃料遮断弁 33 流量計 34 圧力調整用配管 35 圧力安定弁 36 燃料圧力検出器 37 バーナ制御回路 38 遮断弁制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3本以上のバーナを備えた燃
    焼装置において、上記バーナに供給される燃料の圧力を
    検知する燃料圧力検知手段と、上記バーナに供給される
    燃料の圧力を調整する圧力安定弁と、第1の燃料圧力設
    定手段と、この手段により設定される燃料圧力より高い
    圧力を設定する第2の燃料圧力設定手段と、バーナの初
    期点火時に上記第1の燃料圧力設定手段の設定値を選択
    し、バーナ3本以上の点火時には上記第2の燃料圧力設
    定手段の設定値を選択する目標圧力選択手段と、この手
    段により選択された目標圧力と上記燃料圧力検知手段に
    より検知された燃料圧力との偏差を求める手段と、この
    手段により求めた偏差に基づいて上記圧力安定弁の開度
    を制御して燃料圧力を安定に保持するフィードバック制
    御手段とを具備したことを特徴とするバーナの圧力安定
    弁制御装置。
  2. 【請求項2】 複数本のバーナを備えた燃焼装置におい
    て、上記バーナに供給される燃料の圧力を検知する燃料
    圧力検知手段と、上記バーナに供給される燃料の圧力を
    調整する圧力安定弁と、上記バーナに供給される燃料を
    遮断する燃料遮断弁と、目標となる燃焼圧力を設定する
    燃料圧力設定手段と、この手段により設定された燃料圧
    力と上記燃料圧力検知手段により検知された燃料圧力と
    の偏差を求め、この偏差に基づいて上記圧力安定弁の開
    度を制御して燃料圧力を目標圧力に保持するフィードバ
    ック制御手段と、 上記バーナの消火動作直後における圧力安定弁の開度を
    設定する第1の開度設定手段と、遮断弁閉動作直後にお
    ける圧力安定弁の開度を設定する第2の開度設定手段
    と、上記圧力安定弁の最終的な開度を設定する第3の開
    度設定手段と、上記バーナに対する消火指令、遮断弁閉
    の信号に基づいて上記第1の開度設定手段及び第2の開
    度設定手段の設定値を順次選択し、予め設定した時間を
    経過した後、上記第3の開度設定手段の設定値を選択し
    て上記圧力安定弁の開度を制御する手段とを具備したこ
    とを特徴とするバーナの圧力安定弁制御装置。
JP24937694A 1994-10-14 1994-10-14 バーナの圧力安定弁制御装置 Withdrawn JPH08114320A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104791839A (zh) * 2015-03-30 2015-07-22 广东电网有限责任公司电力科学研究院 1050兆瓦超超临界煤粉锅炉防超温控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104791839A (zh) * 2015-03-30 2015-07-22 广东电网有限责任公司电力科学研究院 1050兆瓦超超临界煤粉锅炉防超温控制方法
CN104791839B (zh) * 2015-03-30 2017-05-31 广东电网有限责任公司电力科学研究院 1050兆瓦超超临界煤粉锅炉防超温控制方法

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