JPH0811364B2 - 回転研磨機の研磨部材 - Google Patents

回転研磨機の研磨部材

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JPH0811364B2
JPH0811364B2 JP61284053A JP28405386A JPH0811364B2 JP H0811364 B2 JPH0811364 B2 JP H0811364B2 JP 61284053 A JP61284053 A JP 61284053A JP 28405386 A JP28405386 A JP 28405386A JP H0811364 B2 JPH0811364 B2 JP H0811364B2
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polishing
dust
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rotary
polished
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宏明 安田
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宏明 安田
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、自動車や飛行機の塗装面等の研磨に使用す
る回転研磨機の研磨部材に関するものである。
「従来の技術」 これまでは、シングル回転運動や偏心回転運動、或い
は楕円回転運動等の回転研磨機を使用し、塗装面の剥離
やパテの成形、または、塗装後の塗り肌の調整や艶出し
等の研磨作業が行なわれていた。
「発明が解決しようとする問題点」 シングル回転運動の研磨機を用いた塗装面の剥離作業
において、研磨部材を被研磨面に対して平らにあてがっ
た場合、発生した研磨かすが研磨面に付着して目詰まり
をするため被研磨面が帯熱しやすかった。このため、能
率を上げるため研磨部材は被研磨面に対して15度ないし
35度の角度にあてがって行なうのが普通であった。とこ
ろが、粉塵となった研磨かすが周囲に飛散するので作業
環境は極めて悪かった。また作業者の健康をも害するも
のであった。そこで、シングル回転の研磨機よりも研削
力は劣るものの、偏心回転運動か楕円回転運動の吸塵式
研磨機を使用するのが普通であった。しかしながら、研
削時に粉塵となった研磨かすを吸引する吸塵式の場合、
粉塵は研磨面に複数個形成した吸引孔から吸引するのみ
であったため、被研磨面が丸みを帯びた部位において、
研磨部材と被研磨面との隙間が大きく開いたときは研磨
かすを吸引することができなかった。これは、飛行機の
胴体の側面部分や下面部分の剥離作業をするときに顕著
に現れてきた。
本発明が解決しようとする問題点は、研磨かすの飛散
を抑えて集塵効率を良くするとともに帯熱を抑え、研削
力を増すことができる回転研磨機の研磨部材を提供する
ことにある。
「問題点を解決するための手段」 本発明に係る回転研磨機の研削部材は、モーター回転
の駆動軸に装着され、平面状に形成された研磨面に、中
央部に研磨かすを溜めるため凹部(19)を設けると共
に、前記回転により被研磨面から研磨かすを掻き集める
幾つもの溝(22)を、凹部(19)に端を発し回転方向に
傾斜させて他端が周縁部に開口するように形成した。ま
た、モーター回転の駆動軸に装着され、平面状に形成さ
れた研磨面に、中央部に研磨かすを溜めるため凹部(1
9)を設けると共に、前記回転により被研磨面から研磨
かすを掻き集める幾つもの溝(22)を、凹部(19)に端
を発し回転方向に傾斜させて他端が周縁部に開口するよ
うに形成し、前記研磨面の裏面側より研磨かすを吸引す
るため凹部(19)に連結させた吸引孔(12)を穿設する
ようにもしたものである。前記研磨部材は、スポンジ、
ゴム、樹脂等の単体、或いは、これらに砥粒を混合した
もので製作してもよいし、研磨布紙、砥石、金属、セラ
ミック、羊毛バフ、フエルト等が考えられるが、その他
のものでもよい。形状は円形または角形などその他の形
状にしてもよい。前記溝は前記研磨面に直線的または曲
線的に設けるようにしてもよいし、一つの研磨面に正逆
両回転方向のものを交差させて設けるようにしてもよ
い。前記溝と溝の間隔は特に限定するものではないが細
かい間隔ほど良好である。
「作用」 本発明に係る回転研磨機の研磨部材は、吸塵式、非吸
塵式の回転研磨機に使用できる。電動または空気動のシ
ングル回転運動、偏心回転運動、楕円回転運動等の回転
研磨機の駆動軸にネジまたは面ファスナーを介しパッド
等に取付けて使用する。先ず、研磨部材を被研磨面に対
して平らにあてがって回転させると、発生した研磨かす
は研磨面に放射状に設けられた溝を通って内方へ内方へ
と掻き集められ、中央の凹部に次々と溜まるようになっ
ている。低速回転でこれを見るとちょうど手で研磨かす
を掻き集めるかのように行なわれているのが分かる。こ
れは非吸塵式の研磨機で行なった場合であっても研磨か
すの飛散が抑えられることが理解できる。そして、回転
により溝を通ってきた研磨かすは凹部内で渦巻状に回転
しており、そこで、この凹部より裏面に貫通させて吸引
孔を穿設すれば、研磨かすは浮上して吸引孔から裏面側
に抜けて行く。研磨部材自らが吸塵式研磨機の吸塵力を
助成することとなる。このとき、例え研磨面が被研磨面
より少し浮いた状態となっても、研磨かすは周囲に飛散
せずに渦巻状の回転の中にある。したがって、前述した
丸みを帯びた被研磨面において、被研磨面のアールの角
度と前記した研磨部材の径を考え合わせれば、側面部分
や下面部分であっても吸塵することが可能となり問題を
解決することができる。そして、研磨面に設けられた溝
が被研磨面に対して抗するので研削力を増大させること
となる。加えて、回転させたときに溝が風を取り込むた
め研削面の冷却作用を促し発熱を抑えられる。
「実施例」 以下、本発明が実施した一例を図面に基づき説明す
る。
第1図は本実施例の構造及び作用を示す斜視図であ
り、第2図は同じく一部を省略して示す断面図であり、
第3図は同じく研磨部材及びパッドを示す断面図であ
る。
1はエアモーター駆動の研磨機本体であり、2はバキ
ュームを作り出す集塵機で、吸気装置3と粉塵を収納で
きるボックス4を備え、吸引ホース5が研磨機本体1に
接続されている。しかし、集塵機2は使用すれば吸塵力
の安定を得られるが、使用せずとも吸引ホース5をH方
向で集塵バック等に接続するようにしてもよい。そして
圧縮空気がエアホース6によって研磨機本体1に接続さ
れ、始動レバー7の操作で図示せぬがケース8内のモー
ター即ちローターが作動するようになっている。ハウジ
ング9内にはローターの作動に使用された排気圧をバキ
ュームに変えて吸引する吸気装置が内蔵され、外部の吸
気装置3と連結できるようになっている。ローターから
延設された駆動軸10には取付孔11と吸引口12を穿設させ
たパッド13が挿入され、更に、円盤状の研磨部材14の中
央孔20に挿入して一緒に止めネジ15で取付けられてい
る。またパッド13には吸塵効果を良くするためカバー16
が適宜な隙間Cを有し被着されている。(第2図示)そ
して、研磨部材14に被せたパッド13の角度Aは研磨部材
14の角度Bよりも幾分鋭角に折曲して組付けを容易にし
ている。研磨部材14は基材17の表面に砥粒を接着剤で取
付けて研磨面18を形成し、中央には研削時に発生する研
磨かすを溜めるようにした凹部19が形成され、その凹部
19のくぼみには吸引孔21が裏面に貫通させて設けられて
いる。そして、研磨面18には中央部の凹部19に端を発し
回転(矢標R)方向に傾斜させ、他端を周縁部に達する
溝22が放射状に形成されている。
本発明の狙いは、凹部19より周縁部に向け溝22を回転
方向に傾斜させて設けることである。したがって、正回
転のみならず逆回転の場合にも同様に適用できるように
設けられるものである。また、中央部の凹部19は溝22が
掻き集めた研磨かすを貯蔵するためのものであり、吸引
孔21は凹部19に研磨かすが溜まり過ぎないように裏面よ
りバキュームにて吸い取れるように設けるものである
が、この場合、溝22の裏面側より何らかのやり方で吸引
できるようにしても差支えはない。そして、研磨面18を
被研磨面に平らにあてがったときに、溝22は周縁部分に
おいて開口されているように設けられてなるものであ
る。
「発明の効果」 本発明によれば、研磨部材自らが集塵を助成して粉塵
の飛散を防止するので作業環境が改善できる。研磨面の
溝が被研磨面に抗するので研削力が増し、風を取り込ん
で帯熱を抑えるため研磨部材の寿命が延びて研削力を持
続できるといった相乗効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の構造及び作用を示す斜視図、第2図
は同じく一部を省略して示す断面図、第3図は同じく研
磨部材及びパッドの斜視図である。 「符号の説明」 1……研磨機本体 14……研磨部材 19……凹部 21……吸引孔 22……溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モーター回転の駆動軸に装着され、平面状
    に形成された研磨面に、中央部に研磨かすを溜めるため
    凹部(19)を設けると共に、前記回転により被研磨面か
    ら研磨かすを掻き集める幾つもの溝(22)を、凹部(1
    9)に端を発し回転方向に傾斜させて他端が周縁部に開
    口するように形成したことを特徴とする回転研磨機の研
    磨部材。
  2. 【請求項2】モーター回転の駆動軸に装着され、平面状
    に形成された研磨面に、中央部に研磨かすを溜めるため
    凹部(19)を設けると共に、前記回転により被研磨面か
    ら研磨かすを掻き集める幾つもの溝(22)を、凹部(1
    9)に端を発し回転方向に傾斜させて他端が周縁部に開
    口するように形成し、前記研磨面の裏面側より研磨かす
    を吸引するため凹部(19)に連結させた吸引孔(12)を
    穿設したことを特徴とする回転研磨機の研磨部材。
JP61284053A 1986-11-28 1986-11-28 回転研磨機の研磨部材 Expired - Lifetime JPH0811364B2 (ja)

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JP61284053A JPH0811364B2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28 回転研磨機の研磨部材

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JP61284053A JPH0811364B2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28 回転研磨機の研磨部材

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JPS63139667A JPS63139667A (ja) 1988-06-11
JPH0811364B2 true JPH0811364B2 (ja) 1996-02-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022036860A (ja) * 2020-08-24 2022-03-08 株式会社太平洋コンサルタント 塗膜試料採取システム

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JPS63139667A (ja) 1988-06-11

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