JPH08113204A - 包装機におけるリフト装置 - Google Patents

包装機におけるリフト装置

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JPH08113204A
JPH08113204A JP8177095A JP8177095A JPH08113204A JP H08113204 A JPH08113204 A JP H08113204A JP 8177095 A JP8177095 A JP 8177095A JP 8177095 A JP8177095 A JP 8177095A JP H08113204 A JPH08113204 A JP H08113204A
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JP
Japan
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base
film
lift
post
rods
Prior art date
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JP8177095A
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English (en)
Inventor
Minoru Oshita
実 大下
Shinya Hashizume
慎哉 橋爪
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被包装品を包装部に押し上げるリフト装置及
びその周辺の清掃作業を支障なく行なうことのできる包
装機におけるリフト装置の提供を目的とする。 【構成】 両端部に上部フランジ151aを有する昇降
フレーム151を上下駆動する昇降ロッド102に取り
付ける一方、断面六角形状のベースロッド109が上面
に取り付けられたベース取付台149を上記上部フラン
ジ151aによって挟持されるように昇降フレーム15
1上に挿入して連結する。底部に上記ベースロッド10
9の断面形状と同じ六角形状の係合溝を有するリフトポ
スト111を、該ベースロッド109に摺動自在に外嵌
することにより上記ベース取付台149に立設するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は包装機におけるリフト
装置、特に包装部に緊張保持されたフィルムの下方から
生鮮食料品等の被包装品を押し上げる包装機におけるリ
フト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トレーに収納された生鮮食料品等の被包
装品を上記トレーごとフィルムにより包装する包装機が
広く使用されている。この包装機においては、所定寸法
に切断されたフィルムの両側縁を搬送ベルトにより挟持
して包装部へ搬送して、その状態で該フィルムを緊張状
態に保持すると共に、このフィルムの下方からリフト装
置により被包装品をトレーに収納した状態で押し上げ、
その状態で上記フィルムの前後左右の側縁部を複数の折
込板によりトレーの底面側に折り込んで包装するように
構成される。その場合に、この種の包装機に用いられる
リフト装置においては、例えば特開平3−162214
号公報に開示されているように、被包装品を受支する複
数本のリフトポストがベースに離間した状態で立設され
て、これらのリフトポストの上に被包装品が載荷される
ようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の包
装機は生鮮食料品等を取り扱うため、衛生管理上、当該
包装機、特に被包装品を押し上げる上記リフト装置及び
その周辺を頻繁に清掃する必要があるが、上記公報に開
示されているリフト装置においては、リフトポストはベ
ースに固設されたブラケットに取り付けられているの
で、リフトポストとベースとは常時一体に連結されてい
て、清掃作業等を効率よく行なうことが困難となる。特
に、被包装品を直接載荷して受支するリフトポストを一
つ毎清掃する場合や、該リフトポストから被包装品が誤
って落下したとき等に汚れ易いベースを清掃する場合
に、連結された他の部材が清掃作業の支障となるのであ
る。
【0004】この発明は、被包装品を複数本のリフトポ
ストに載荷した状態で押し上げるようにした包装機のリ
フト装置における上記の問題に対処するもので、清掃作
業を効率よく行なうことのできるリフト装置を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の請求項
1に係る発明(以下「第1発明」という。)は、包装部
に緊張保持されたフィルムの下方から被包装品を押し上
げると共に、その状態でフィルムの側縁部を被包装品の
底面側に折り込んで包装する包装機における上記被包装
品を押し上げるリフト装置であって、被包装品を受支す
る複数のポスト部材と、これらのポスト部材が立設され
たベース部材と、このベース部材が取り付けられて、該
ベース部材及び上記ポスト部材を昇降させる昇降手段と
が備えられていると共に、上記ポスト部材が上記昇降手
段に対して脱着可能に備えられていることを特徴とす
る。
【0006】また、請求項2に係る発明(以下「第2発
明」という。)は、上記第1発明の構成において、ポス
ト部材がベース部材に脱着可能に立設されていることを
特徴とする。
【0007】さらに、請求項3に係る発明(以下「第3
発明」という。)は、上記第1発明又は第2発明の構成
において、ベース部材が昇降手段に脱着可能に取り付け
られていることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば次のような作用が得られ
る。
【0009】すなわち、第1発明によれば、被包装品を
直接載荷して受支する複数のポスト部材が、該ポスト部
材及びベース部材を昇降させる昇降手段に対して脱着可
能に備えられているので、該ポスト部材を一つ毎分離し
て取り外すことが可能となる。その結果、清掃時に、こ
れらのポスト部材を分離して取り外すことにより、一つ
毎、支障なく清掃することができて、清掃作業が効率よ
く行なわれることとなる。
【0010】また、第2発明によれば、ポスト部材がベ
ース部材に脱着可能に立設されているので、該ポスト部
材を一つ毎分離してベース部材から取り外すことが可能
となる。その結果、ポスト部材とベース部材との連結を
解除することができ、ポスト部材を一つ毎清掃すること
ができるばかりでなく、汚れ易いベース部材の清掃が容
易となる。
【0011】さらに、第3発明によれば、ベース部材が
昇降手段に脱着可能に取り付けられているので、該ベー
ス部材を昇降手段から分離して取り外すことが可能とな
る。その結果、ベース部材と昇降手段との連結を解除す
ることができ、ベース部材の清掃がより容易となるばか
りでなく、該ベース部材が取り外された包装機の清掃も
容易となって、清掃作業が効率よく行なわれることとな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面に基づい
て説明する。
【0013】図1〜図3に示すように、この実施例に係
る包装機1は、その本体2の正面中央部に設けられた計
量搬入装置10と、同じく本体2の両側部にそれぞれ設
けられたフィルム収容部20a,20bと、これらのフ
ィルム収容部20a,20bにそれぞれ収容されたフィ
ルムロールA,A’のいずれか一方から繰り出されたフ
ィルムFを捕捉して本体内の包装部3に搬送するフィル
ム供給装置30と、上記計量搬入装置10から搬入され
た生鮮食料品等の被包装品Bを上記包装部3に保持され
たフィルムFの下方から押し上げるリフト装置50と、
該リフト装置50で押し上げられた被包装品Bを上記フ
ィルムFにより包装する折込装置60と、上記包装部3
の前方における計量搬入装置10の上部に配設されて被
包装品Bの底面側に折り込まれたフィルムを熱シールす
るシール装置70とを有する。
【0014】また、上記本体2の上方には、表示部80
aと操作部80bとを有するコンソール80が設置され
ており、内蔵されたメイン制御ユニット(図示せず)に
より上記各装置10,30,50,60の作動を制御す
ると共に、上記計量搬入装置10により計量された被包
装品Bの重量を示す信号に基づいて該被包装品Bの価格
等の算出を行うようになされている。さらに、上記折込
装置60の上方にはオートラベラー81が設置されてお
り、上記コンソール80からの出力信号に基づいて被包
装品Bの重量や価格等をラベルに印字して発行すると共
に、発行したラベルを折込装置60上に位置する包装済
の被包装品Bに自動的に貼付するようになされている。
【0015】ここで、上記フィルム供給装置30の構成
を説明すると、この供給装置30は、上記フィルム収容
部20a,20bに収容されたフィルムロールA,A’
からフィルムF,Fを捕捉しながら繰り出す左右一対の
フィルム繰出機構31,32と、フィルムFを中央部に
位置する包装部3へ搬送するフィルム搬送機構33と、
上記各繰出機構31,32から繰り出されたフィルムF
をフィルム搬送機構33に選択的に導入する一対のフィ
ルム導入機構34,35とを備えている。
【0016】上記フィルム搬送機構33は、図2に示す
ように、フィルム繰出機構31,32から繰り出された
フィルムFの一方の側縁(図2において向かって右側の
側縁)を挟持しながら搬送する可動側搬送ユニット36
と、同じく上記フィルムFの他方の側縁(図2において
向かって左側の側縁)を挟持しながら搬送する固定側搬
送ユニット37とを有する。
【0017】そして、これらの搬送ユニット36,37
の下方には、図3にも示すように、両端が本体2に支持
された2本のガイドロッド38,38が配設されている
と共に、このうち可動側搬送ユニット36のフレーム3
6aの下面に固設された支持ブロック39,39が上記
ガイドロッド38,38に摺動自在に外嵌されている。
また、上記可動側搬送ユニット36の下方には、上記ガ
イドロッド38,38に沿って一対のタイミングプーリ
40a,40b間に張設されたタイミングベルト40c
がそれぞれ配設されていると共に、一方のタイミングプ
ーリ40aと一体回転するスプロケット41aと、本体
2に固定された駆動モータ42の回転軸に固設されたス
プロケット41bとがチェーン41cを介して連動連結
されている。そして、上記タイミングベルト40cの上
面に可動側搬送ユニット36のフレーム36aの下面に
固設された上記支持ブロック39,39が固設されてい
る。したがって、上記駆動モータ42を所定方向に回転
させることにより、上記一対の支持ブロック39,39
が各ガイドロッド38,38に沿ってスライドし、これ
により、可動側搬送ユニット36の全体がガイドロッド
38,38の軸心方向に移動されることとなって、該可
動側搬送ユニット36と上記固定側搬送ユニット37と
の間の間隔を適宜に調整し得るようになされている。一
方、固定側搬送ユニット37は、上記各ガイドロッド3
8,38の端部に支持された状態で本体2側に固定され
ている。
【0018】ここで、上記可動側搬送ユニット36と固
定側搬送ユニット37とはそれぞれ同様の構成とされて
おり、したがって、可動側搬送ユニット36の構成につ
いて説明し、固定側搬送ユニット37の構成については
その説明を省略する。
【0019】すなわち、図3に示すように、上記可動側
搬送ユニット36には、そのフレーム36aの上部の両
端部に回転自在に支持された一対のプーリ43a,43
b間にフィルムFの搬送方向に沿って平ベルトでなる上
部搬送ベルト43cが張設されていると共に、同じくフ
レーム36aの両端部に回転自在に支持された一対のタ
イミングプーリ44a,44b間に上記上部搬送ベルト
43cの下方に位置して該ベルト43cに平行してタイ
ミングベルトでなる下部搬送ベルト44cが張設されて
いる。図3において向かって左側に位置するタイミング
プーリ44aは、パルスモータ等のベルト駆動モータ4
5aによって駆動されるようになされており、このベル
ト駆動モータ45aを例えば反時計回りに作動させるこ
とにより、下部搬送ベルト44cと上部搬送ベルト43
cとの間に挟在するフィルムFが包装部3へ向けて搬送
される。その場合に、下部搬送ベルト44cと上部搬送
ベルト43cとが互いに密着した状態で配置されてお
り、これにより両搬送ベルト44c,43c間で上記フ
ィルムFの一方の側縁が確実に挟持されることとなる。
【0020】なお、この可動側搬送ユニット36と同様
な構成とされた上記固定側搬送ユニット37における下
部搬送ベルト44cも、もう一つのベルト駆動モータ4
5bによって駆動されると共に、該搬送ベルト44cと
上部搬送ベルト43cとにより上記フィルムFの他方の
側縁が挾持されるようになっている。
【0021】そして、このフィルム搬送機構33の両端
側に、前述のフィルム繰出機構31,32とフィルム導
入機構34,35とがそれぞれ配置されている。なお、
これらのフィルム繰出機構31,32とフィルム導入機
構34,35とはそれぞれ同様な構成となっているの
で、一方のみ説明して他方の説明は省略する。
【0022】つまり、例えば図3においてフィルム搬送
機構33の右側に位置する一方のフィルム繰出機構31
は、駆動モータ46により駆動されてフィルムFを捕捉
しながら上記フィルムロールAより繰り出す繰出ローラ
47と、該繰出ローラ47との間でフィルムFを挟持す
る押圧ローラ48とを有すると共に、この繰出機構31
の上方位置に、上記フィルム導入機構34が上下揺動可
能に配設されている。その場合に、該フィルム導入機構
34には、上記フィルム搬送機構33における各搬送ユ
ニット36,37を構成する下部搬送ベルト44c,4
4cとの間でフィルムFの両側縁を挟持する一対の導入
ベルト49,49が備えられる。
【0023】そして、上記フィルム導入機構34を、図
3に示すように、上記導入ベルト49,49を下部搬送
ベルト44c,44cに対接させた導入位置にセット
し、この状態で繰出ローラ47を作動させれば、該繰出
ローラ47から繰り出されたフィルムFの端部が、上記
両搬送ユニット36,37に受け渡されて、幅方向の両
側縁が挟持された状態で包装部3へと搬送される。
【0024】なお、これらのフィルム繰出機構31及び
フィルム導入機構34の近傍には、フィルムFの幅方向
のミシン目を形成するミシン目形成装置90が備えられ
ている。このミシン目形成装置90には、上記繰出ロー
ラ47と上記フィルム導入機構34における導入ベルト
49との間に配備されて、該繰出ローラ47によるフィ
ルムFの繰出動作に連係して昇降することにより該フィ
ルムFの幅方向にミシン目を形成するカッター91が備
えられている。
【0025】上記可動側搬送ユニット36と固定側搬送
ユニット37とによってフィルムが搬送供給される包装
部3の下方には、図2に示すように、トレーCに収納さ
れた生鮮食料品等の被包装品Bを計量搬入装置10より
受け取って包装部3に押し上げる前述のリフト装置50
が配設されていると共に、上記フィルムFの直上部に
は、該フィルムFの前後左右の側縁部をトレーCの底面
側に折り込んで上記被包装品BをトレーCごと包装する
上記折込装置60が配設されている。
【0026】上記計量搬入装置10は、トレーCに収納
された被包装品Bの重量を計量する計量器11と、該計
量器11の両側部に配置された一対の搬入ベルト12,
12とを有し、上記計量器11上にトレーCに収納され
た被包装品Bを載荷することにより、該被包装品Bの重
量が計量器によりトレーCごと計量されると共に、該ト
レーCが搬入ベルト12,12の駆動に伴って被包装品
Bを収納した状態で上記リフト装置50に搬入されるよ
うになされている。
【0027】リフト装置50に搬入されたトレーCは、
図2の鎖線で示すように、フィルムFの下方より押し上
げられるようになっており、これによって上記フィルム
Fが被包装品Bの上面に密着すると共に、該フィルムF
の幅方向の両側縁が可動側搬送ユニット36及び固定側
搬送ユニット37における各搬送ベルト43c,44c
間で保持されて該フィルムFが幅方向に張設状態で保持
される。
【0028】そして、このように張設状態とされたフィ
ルムFにより被包装品BがトレーCごと折込装置60に
より包装されるようになされている。つまり、折込装置
60は、図2に示すように、フィルムFの横断方向に対
向配置された一対の折込板61,62と、これら折込板
61,62の上方において上記フィルムFの配向方向に
配置された後折込板63と、この後折込板63の上方に
配置された排出用プッシャ64とを有する。そして、上
記一対の折込板61,62が、駆動モータ65で駆動さ
れることにより、フィルムFの長手方向に沿って互いに
離接する方向に移動すると共に、後折込板63は、駆動
モータ67で駆動されることにより、上記フィルムFの
横断方向に進退するようになされている。また、排出用
プッシャ64も駆動モータ66で駆動されることによ
り、上記フィルムFの横断方向に進退する。そして、上
記各折込板61〜63により、図2の鎖線のように張設
状態とされたフィルムFの前後左右の側縁部がトレーC
の底面側に折り込まれた後、上記後折込板63より遅れ
たタイミングで前進する排出用プッシャ64により、ト
レーCごと包装された被包装品Bが、包装部3の前方に
配置されたシール装置70に向けて押し出され、次いで
シール装置70上に押し出されたトレーCの底面側に折
り込まれたフィルムFが熱シールされる。
【0029】前述したように、計量搬入装置10からリ
フト装置50に移載されたトレーCは、上方の包装部3
へ押し上げられることとなるのであるが、この実施例に
おいては、上記リフト装置50が次のような構成とされ
ている。
【0030】すなわち、図4、図5に示すように、包装
機1の本体2のフレーム2a,2aに水平状態で固定さ
れた支持フレーム100の前部上面には、左右適宜間隔
をおいて2本の案内筒101,101が立設されている
と共に、各案内筒に本実施例における昇降手段を構成す
る2本の昇降ロッド102,102がそれぞれ上下動自
在に挿通されている。また、上記支持フレーム100の
後部上面には、サーボモータからなる駆動モータ103
が据え付けられており、その回転がギヤボックス104
を介して左右の出力軸105,105に伝達されるよう
になされている。そして、これらの出力軸105,10
5にそれぞれ固設されたピニオン106,106が、上
記各昇降ロッド102,102の側面に形成されたラッ
ク部102a,102aに噛合されている。
【0031】また、上記昇降ロッド102,102は案
内筒101,101を貫通して上方に突出していると共
に、その上端には水平状態に配置された断面コ字形の昇
降フレーム107が、六角穴ボルト108,108を介
して連結されている。この昇降フレーム107に、この
実施例におけるベース部材としての複数本(図例では5
本)のベースロッド109…109が固設されている。
その場合に、それぞれのベースロッド109…109は
断面形状が六角形とされていると共に、互いに平行に配
置されたベースロッド109…109の一方の端部が、
それぞれボルト110…110を介して上記昇降フレー
ム107の上面に固定されている。そして、図6にも示
すように、上記ベースロッド109…109に複数本の
リフトポスト111…111が適宜間隔をおいて立設さ
れている。
【0032】次に、図5における右側2本のベースロッ
ド109,109に装着されているリフトポスト111
を例にとり、上記リフトポスト111…111の構成を
説明する。
【0033】すなわち、リフトポスト111は、図7、
図8に示すように、正面視で凸形台状の基部ブロック1
12と、該基部ブロック112の上部に連結された中間
ブロック113とを有すると共に、この中間ブロック1
13における上方へ突出する直方体状の突出部113a
に、断面コ字形状に形成された連結部材114がビス1
14a,114aを介して連結されている。そして、こ
の連結部材114の上端部に、支持軸115を介して被
包装品を受支するリフトヘッド116が回動自在に装着
されている。その場合に、上記リフトヘッド116は、
支持軸115に外嵌された弦巻状のリターンスプリング
117により、その頂面116aが常時上方を向くよう
に付勢されていると共に、図7に示すようにW方向に外
力が作用したときに、上記支持軸115を支点としてX
方向に傾動するようになされている。
【0034】一方、上記基部ブロック112と中間ブロ
ック113とには、それぞれ前後一対の連結ピン11
8,118;119,119が左右の側面壁を貫通して
設けられていると共に、基部ブロック112から突出す
る連結ピン118,118の突出端と、中間ブロック1
13から突出する連結ピン119,119の突出端との
間に、互いに平行に配置された一対の連結片120…1
20がそれぞれ連結されている。また、上記基部ブロッ
ク112には、その上面から一方の端面にかけて突出台
部112aが設けられており、図8に示すように上記連
結片120…120が垂直方向からわずかに時計回りに
偏位した状態のときに、上記突出台部112aの上面が
上方に位置する中間ブロック113の下面に当接するよ
うになされている。さらに、この突出台部112aに植
設した係止ピン121と中間ブロック113の長手方向
の中央部に植設した係止ピン121’との間にリターン
スプリング121aが介設されている。したがって、中
間ブロック113ないしリフトヘッド116は、リター
ンスプリング121aの付勢力を受けて垂直方向に起立
すると共に、図8に示すようにリフトヘッド116に対
してY方向に外力が作用したときに、連結ピン118,
118を支点として鎖線で示すようにZ方向に平行移動
することとなる。
【0035】そして、上記基部ブロック112の底面に
は、図7に示すように、ベースロッド109の断面形状
に対応して断面六角形状の係合溝112bが長手方向に
形成されており、この係合溝112bがベースロッド1
09に摺動自在に係合されている。したがって、リフト
ポスト111はベースロッド109の長手方向に沿って
自由にスライドし得ることとなる。また、基部ブロック
112には上記係合溝112bの上面に臨んで開口する
孔122が形成され、この孔122にデテントボール1
23と該ボール123を外方に付勢するスプリング12
4とが収納されている。その場合に、孔122の開口部
には止めリング125が嵌入されて、上記スプリング1
24により付勢されたデテントボール123が該止めリ
ング125から外方に所定量だけ突出するようになされ
ている。一方、ベースロッド109の上面には、上記突
出したデテントボール123と係合し得るデテント穴1
26が所定の間隔で複数形成されており、この穴126
に上記デテントボール123が入り込んだ状態のとき
に、その位置でリフトポスト111が保持される。な
お、ベースロッド109…109には、図4、図6に示
すように、それぞれ複数個のデテント穴126…126
が所定の間隔をおいて設けられている。
【0036】このようなリフト装置50の構成におい
て、駆動モータ103を正逆転させれば、その回転がピ
ニオン106,106を介して上下運動に変換されて昇
降ロッド102,102に伝達されることとなり、この
上下運動によって上記昇降ロッド102,102と一体
の昇降フレーム107が上下に昇降し、それに伴って該
昇降フレーム107で支持されたベースロッド109…
109ないしリフトポスト111…111も上下に昇降
することとなる。その場合に、昇降フレーム107ない
しリフトポスト111…111は、通常時においては、
図4に示す状態をホームポジションとして上下に往復運
動されることになる。
【0037】なお、このリフト装置50には、図4、図
5に示すように、リフトポスト111…111の間隔を
調整するための間隔調整機構130が備えられている。
以下、この機構130の構成を概説すると、まず、上記
支持フレーム100の後部上面の左右の両側部に立設さ
れた一対のサイドフレーム131,131の上部に、断
面コ字形の支持プレート132が上記ベースロッド10
9…109の直交方向に架設されていると共に、この支
持プレート132の前後のフランジ部132a,132
bには、左右の両側部に位置して一対のガイドロッド1
33,133が上記ベースロッド109…109と平行
に架設されている。そして、これらのガイドロッド13
3,133に摺動自在に外嵌された断面方形状の支持ブ
ロック134の上面に、図5において向かって左側から
1番目、3番目及び5番目のベースロッド109…10
9の下方に対応位置して、上記基部ブロック112に係
合可能な3個の係合部材135…135が固設されてい
る。この係合部材135には、上記支持ブロック134
の上面に固設された板状本体135aの両端部分にそれ
ぞれ左右一対の立上部135b…135bが対向状に設
けられている。その場合に、左右の立上部135b,1
35bの間隔は、ベースロッド109の最大幅よりも大
きく、かつリフトポスト111の基部ブロック112の
幅よりも小さく設定されていると共に、前後の立上部1
35b,135bの間隔は上記基部ブロック112の全
長よりもやや大きな間隔に設定されている。一方、上記
支持ブロック134は、上記支持プレート132の前後
のフランジ部132a,132bに回転自在に軸支され
た螺子軸136に螺合されていると共に、該螺子軸13
6の突出端に従動プーリ137が固設されて、駆動モー
タ139の駆動軸に固設された駆動プーリ140との間
に動力伝達用のベルト141が巻き掛けられている。し
たがって、駆動モータ139を作動させたときに、支持
ブロック134がガイドロッド133,133に沿って
スライドし、それに伴って該支持ブロック134と一体
の各係合部材135…135もガイドロッド133,1
33ないしベースロッド109…109に沿って移動す
ることとなる。その場合に、昇降ロッド102,102
を下降させて、基部ブロック112を係合部材135の
立上部135b,135bの間に入り込ませることによ
り、リフトポスト111をベースロッド109の長手方
向に沿ってスライド移動させることができる。
【0038】なお、リフトポスト111…111のホー
ムポジションにおけるリフトヘッド116の頂面116
aと略同じ高さ位置に櫛状のトレーストッパ142が、
ベースロッド109…109の間に突設されて、計量搬
入装置10からリフト装置50に移載されたトレーない
し被包装品の脱落を防止するようになされている。
【0039】次に、この第1の実施例の作用を説明す
る。
【0040】前述したように、リフトポスト111の基
部ブロック112の底面には、ベース部材としてのベー
スロッド109と同じ六角形の断面形状を有する係合溝
112bが形成されているので、例えば図9に示すよう
に、昇降ロッド102,102により計量搬入装置10
又はトレーストッパ142より高い位置に上昇させたベ
ースロッド109に、上記係合溝112bを係合もしく
は分離させることにより、リフトポスト111…111
を図中鎖線で示したように一つ毎該ベースロッド109
に立設し、もしくは該ベースロッド109から取り外す
ことができる。その結果、清掃時に、これらのリフトポ
スト111…111とベースロッド109…109との
連結を解除することが可能となり、リフトポスト111
…111を一つ毎清掃することができると共に、汚れ易
いベースロッド109…109の清掃が容易となって、
効率のよい清掃作業が行なわれることとなる。
【0041】そして、立設時には、複数個のデテント穴
126…126のうちの一つにデテントボール123を
係止させることにより、リフトポスト111…111を
ベースロッド109の任意の位置に立設させることがで
きる。また、ベースロッド109は昇降フレーム107
の上面に載置されているので、その両端部には障害物が
なく、いずれの方向からもリフトポスト111…111
の係合、分離を行なうことができる。
【0042】以下、本発明の第2の実施例及び第3の実
施例について説明する。なお、同じ構成要素には同じ符
号を用いる。図10、図11に示すように、第2の実施
例におけるリフトポスト111の基部ブロック112の
底面には、断面四角形の係合軸143が設けられ、その
一側面にデテント穴144が形成されている。一方、昇
降フレーム107の上面には、複数本の断面方形状のベ
ースロッド145…145が互いに平行に配置された状
態でそれぞれ一方の端部において固定されている。
【0043】このベースロッド145には、図12にも
示すように、上記係合軸143の断面形状に対応して断
面四角形の係合孔146が該ベースロッド145を上下
に貫通して所定の間隔で複数形成されており、この係合
孔146に上記係合軸143が挿入されることにより、
リフトポスト111がベースロッド145に立設されて
いる。これにより、リフトポスト111を係合孔146
に対して挿入もしくは抜取るだけで、該リフトポスト1
11とベースロッド145との連結もしくはその解除を
行なうことができる。
【0044】なお、ベースロッド145には、上記デテ
ント穴144に臨んで開口する側孔147が形成され、
この孔147にデテントボール123と該ボール123
を係合孔146側に付勢するスプリング124とが止め
部材148によって収納されている。これにより、上記
スプリング124により付勢されて係合孔146側に所
定量だけ突出したデテントボール123が、上記デテン
ト穴144に入り込んで、リフトポスト111のベース
ロッド145への立設が確実なものとなる。
【0045】また、例えば図13に示すように、リフト
ポスト111の係合軸143及びそれに対応する係合孔
146の断面形をD字状とすると、リフトポスト111
の取付け方向を誤る虞が解消される。
【0046】次に、図14から図16に示すように、第
3の実施例におけるベースロッド109…109は、水
平状態に配置された平板状のベース取付台149の上面
に、それぞれ六角穴ボルト150…150を介し、一方
の端部において固定されている。その場合に、該六角穴
ボルト150…150は締付け時に、その頭部がベース
取付台149の下面から突出しないように凹部に埋込ま
れている。
【0047】一方、案内筒101,101を貫通して上
方に突出している昇降ロッド102,102の上端に
は、両端部が上方に向けてコ字状に形成された平板状の
昇降フレーム151が六角穴ボルト152,152を介
して連結されている。その場合に、該六角穴ボルト15
2,152は締付け時に、その頭部が昇降フレーム15
1の上面から突出しないように凹部に埋込まれている。
【0048】そして、上記コ字状端部の上部フランジ1
51aと昇降フレーム151本体との間に形成されたス
リットにベース取付台149の両端部が嵌入されて、該
取付台149ないしベースロッド109…109及びリ
フトポスト111…111が昇降ロッド102,102
に連結されている。
【0049】なお、ベース取付台149の両端部上面に
は、それぞれデテント穴153,153が形成されてい
ると共に、上部フランジ151aには、該デテント穴1
53に臨んで開口する縦孔154が設けられ、この孔1
54にデテントボール123と該ボール123を下方に
付勢するスプリング124とが止め部材148によって
収納されている。これにより、上記スプリング124に
より付勢されてスリット側に所定量だけ突出したデテン
トボール123が上記デテント穴153に入り込んで、
ベース取付台149の昇降フレーム151への連結が確
実なものとなる。
【0050】次に、この第3の実施例の作用を説明する
と、昇降フレーム151は昇降ロッド102,102に
連結されて該ロッド102,102により上下駆動さ
れ、またリフトポスト111…111はベースロッド1
09…109を介してベース取付台149に立設されて
いるので、これら昇降フレーム151とベース取付台1
49とを連結させることにより、リフトポスト111…
111が昇降ロッド102,102により上下駆動され
ることとなるが、かかる連結がベース取付台149を昇
降フレーム151のコ字状端部に形成されたスリットに
水平方向に差し入れることで実現される。また、上記ス
リットは昇降フレーム151の前後において開口してい
るので、ベース取付台149は昇降フレーム151の前
後いずれの方向からも差し入れることができる。
【0051】その結果、清掃時に、ベースロッド109
…109を昇降フレーム151から分離して取り外すこ
とが可能となり、その連結を解除することによって、汚
れ易いベースロッド109…109の清掃がより容易と
なると共に、該ベースロッド109…109が取り外さ
れた包装機1自体の清掃も容易となって、清掃作業が効
率よく行なわれることとなる。
【0052】次に、上記第3実施例と同じく、ベース取
付台を昇降フレームに着脱可能に連結した本発明の第4
の実施例について説明する。なお、この第4実施例で
は、前述の第1実施例ないし第3実施例と異なり、リフ
ト装置50は包装機1内で前後逆向きに設置されてい
る。
【0053】図17から図20に示すように、この第4
の実施例においては、昇降フレーム401上に、カバー
面402aを有するベース取付台連結用のブラケット4
02が配置されていると共に、該ブラケット402内に
は左右一対の連結ブロック403,403が収納され、
各上面と上記カバー面402aとが夫々ボルト404,
404により締結されている。そして、昇降ロッド10
2,102が昇降フレーム401を貫通し、連結ブロッ
ク403,403に形成された孔403a,403aに
夫々内嵌され、各上端に設けられた螺子孔に、ボルト4
05が連結用ブラケット402のカバー面402aを介
して締め付けられて、これら昇降フレーム401、連結
用ブラケット402及び連結ブロック403,403が
昇降ロッド102,102と一体に上下動するようにな
されている。その場合に、図21に示すように、各連結
ブロック403にはピン部材406が組み付けられて夫
々連結面から突出している。
【0054】一方、ベース取付台407には断面四角形
状の5本のベースロッド408…408が締結部409
…409において固設されていると共に、各ベースロッ
ド409には夫々二基のリフトポスト410,410が
立設されている。これらのうち、ベースロッド408…
408の端部に配置された五基のリフトポスト410…
410、及び左右二本目のベースロッド408,408
の取付台407寄りに配置された二基のリフトポスト4
10,410は夫々固定されているのに対し、左右両端
と中央のベースロッド408…408の取付台407寄
りに配置された三基のリフトポスト410…410は夫
々該ロッド408…408に沿って移動可能とされてい
る。
【0055】ここで、これらのリフトポスト410…4
10の構成を可動ポストを例にとり上記第1実施例又は
第3実施例と比較して説明すると、図22及び図23に
示すように、基部ブロック411には、断面六角形状の
係合溝112bに代えて、上記ベースロッド408の断
面形状に対応する四角形状の係合孔412が形成されて
いる。また、基部ブロック411及び中間ブロック41
3には夫々二つの側面壁414,414;415,41
5が形成され、これら二つの側面壁414,414;4
15,415を貫通して連結片416…416の連結ピ
ン417,417,417a,417bが設けられてい
る。そして、基部ブロック411における各側面壁41
4の一端部には、突出台部112aに代えて、上方にの
み突出し、傾斜面418aを有する当接台部418が夫
々形成され、これら当接台部418,418が形成され
た部位に設けられた連結ピン417aと、該ピン417
aに対して対角線上に設けられた連結ピン417bとの
間に、側面壁414,414;415,415に囲まれ
た両ブロック411,413内部においてリターンスプ
リング419が介設されている。その結果、二つの係止
ピン121,121’が省略されていると共に、当接台
部418が基部ブロック411の一方の端面から突出し
ていない。
【0056】さらに、中間ブロック413における各側
面壁415,415の下角部は夫々傾斜面415a,4
15aとされて、上記リターンスプリング419の付勢
力を受けて該ブロック413が起立し、上記連結片41
6…416が直立した状態のときに、上記傾斜面415
aと基部ブロック411における上記当接台部418の
傾斜面418aとが当接するようになされている。
【0057】また、基部ブロック411の下面には、下
方に延びる突出板420がネジ421,421によって
取り付けられていると共に、該突出板420に設けられ
た孔422を介して上記四角形状の係合孔412に開口
する螺子孔423が形成され、この螺子孔423に、デ
テントボール424と、該ボール424を外方に付勢す
るスプリング425とを外周面に螺子部が設けられたケ
ーシング426内部に収納したデテントユニット427
が、上記デテントボール424が係合孔412内に所定
量突出するように螺合嵌入されている。
【0058】そして、上記突出板420が間隔調整機構
130によってベースロッド408の端部方向又は取付
台407方向に押圧されることにより、この可動ポスト
410がベースロッド408に沿って移動し、その場合
に、上記デテントボール424が、ベースロッド408
の下面で途中二箇所に設けられたデテント穴428,4
28に嵌り込むことにより、この可動ポスト410がベ
ースロッド408においてロッド端部方向又は取付台4
07方向のいずれかの位置で保持されることになる。
【0059】なお、図18及び図20に示すように、固
定ポストには上記突出板420が取り付けられておら
ず、基部ブロック411を貫通して上記係合孔412に
開口する螺子孔423にネジ429が螺合されている。
そして、ベースロッド408の下面で端部に設けられた
穴部430に、上記螺合されたネジ429の端部が嵌り
込むことにより、この固定ポスト410がベースロッド
408の端部に固定されている。その場合に、この固定
用穴部430と上記デテント穴428とは同じ形状とさ
れて固定側ポストと可動側ポストとの間に互換性が図ら
れている。
【0060】以上のような構成でリフトポスト410…
410が立設された5本のベースロッド408…408
を有するベース取付台407の各側面には、図21に示
すように、フック部431と、該フック部431に係止
することのできる連結リング432を有し、支軸433
を中心とする揺動操作により該リング432を上記フッ
ク部431に係止させ、又はその係止を解除するレバー
部434とからなる連結錠435の該レバー部434が
取り付けられ、一方、前述の連結用ブラケット402の
各側面402bには上記フック部431が取り付けられ
ている。そして、ベース取付台407を連結用ブロック
403,403に対接させると共に、その場合に該取付
台407に形成した二つの係合孔436,436にブロ
ック403,403のピン部材406,406を夫々係
合させ、この状態で上記連結錠435を係止することに
よりベース取付台407が昇降フレーム401に連結さ
れている。
【0061】従って、この連結錠435のレバー部43
4を操作して連結リング432とフック部431とを係
止させたり、該係止を解除することにより、ベース取付
台407を昇降フレーム401に容易に連結し、あるい
は取り外すことが可能となる。その場合に、ベース取付
台407に形成した係合孔436,436と、昇降フレ
ーム401側に突設したピン部材406,406とが係
合した状態で連結するので、ベース取付台407の連結
が位置決めされることになり、連結時におけるベース取
付台407ないしベースロッド408…408の取付け
位置を常に一定に保つことが可能となる。
【0062】なお、この第4実施例における間隔調整機
構130の構成を説明すると、図17、図18及び図2
0に示すように、支持ブロック437の上面には、前述
の係合部材135…135に代え、一枚の押圧板438
が設けられている。そして、この押圧板438が支持ブ
ロック437と一体に移動することにより、間隔調整時
にホームポジションよりさらに下降した可動ポスト41
0の突出板420を押圧して該ポスト410をベースロ
ッド408に沿って移動させるようになされている。
【0063】例えば取付台407方向の位置Aで保持さ
れている可動ポスト410をロッド端部方向の位置Bに
移動させる、つまりリフトポスト410…410の間隔
を狭くする場合は、下降したポスト410の突出板42
0より所定距離だけ取付台407方向に離れた位置aに
当初移動している押圧板438をロッド端部方向の位置
bに移動させて突出板420を押圧し、これによりポス
ト410をロッド端部方向の位置Bに移動させる。そし
て、ポスト410が上昇している間に、この押圧板43
8をさらにロッド端部方向の位置cにまで移動させてお
き、次にポスト410を取付台407方向の位置Aに戻
す場合に下降してくるポスト410に接触させないよう
にする。そののち、この押圧板438を取付台407方
向の位置dに移動させることによりポスト410を取付
台407方向の位置Aに復帰させる。さらに、ポスト4
10が上昇している間に、この押圧板438を上記当初
位置aに移動させておく。
【0064】この第4実施例におけるサイドフレーム4
39,439は、図18に示すように、上方に延設さ
れ、該延設部に上記押圧板438の位置を検出する三個
の位置センサ440…440が備えられて、これらによ
り検出される位置信号に基づき、押圧板438を上記の
ように四箇所の位置a,b,c,dの間で移動させるよ
うに駆動モータ139が作動する。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被包装品を直接載荷して受支する複数のポスト部材が、
該ポスト部材及びベース部材を昇降させる昇降手段に対
して脱着可能に備えられているので、該ポスト部材を一
つ毎分離して取り外すことが可能となる。その結果、清
掃時に、これらのポスト部材を分離して取り外すことに
より、一つ毎、支障なく清掃することができて、清掃作
業が効率よく行なわれることとなる。
【0066】また、上記ポスト部材をベース部材に対し
て脱着可能に立設するように構成すると、該ポスト部材
を一つ毎分離してベース部材から取り外すことが可能と
なる。その結果、ポスト部材とベース部材との連結を解
除することができ、ポスト部材を一つ毎清掃することが
できるばかりでなく、汚れ易いベース部材の清掃が容易
となる。
【0067】さらに、上記ベース部材を昇降手段に対し
て脱着可能に取り付けるように構成すると、該ベース部
材を昇降手段から分離して取り外すことが可能となる。
その結果、ベース部材と昇降手段との連結を解除するこ
とができ、ベース部材の清掃がより容易となるばかりで
なく、該ベース部材が取り外された包装機の清掃も容易
となって、清掃作業が効率よく行なわれることとなる。
【0068】そして、ベース部材をベース取付台に固設
し、このベース取付台を、昇降手段に備えられた昇降フ
レームに、フック部と、該フック部に係止し得る連結リ
ングと、該連結リングをフック部に係止させ、又はその
係止を解除するレバー部とからなる連結錠によって連結
するようにすると、この連結錠のレバー部の操作で連結
リングをフック部に係止させたり、その係止を解除した
りすることにより、ベース取付台を昇降フレームに対し
て着脱可能とすることができ、ベース部材を昇降手段に
脱着可能に取り付けることができる。その場合に、ベー
ス取付台又は昇降フレームの一方に係合孔を形成すると
共に、他方にピン部材を突設して、これらを係合させた
状態でベース取付台と昇降フレームとを連結するように
すると、ベース部材を昇降手段に位置決めすることがで
き、装着時においてベース部材の取付け位置を常に一定
に保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る包装機の正面図であ
る。
【図2】 包装部の周辺の構成を示す一部切欠断面図で
ある。
【図3】 フィルム供給装置の一部を示す拡大断面図で
ある。
【図4】 第1の実施例におけるリフト装置及びその周
辺の構成を示す側面図である。
【図5】 同じく第1の実施例におけるリフト装置の背
面図である。
【図6】 同じく第1の実施例におけるリフト装置の駆
動部分を省略した平面図である。
【図7】 同じく第1の実施例におけるリフトポストの
背面図である。
【図8】 同じく第1の実施例におけるリフトポストの
側面図である。
【図9】 上記第1の実施例の作用についての説明図で
ある。
【図10】 本発明の第2の実施例におけるリフトポス
トの背面図である。
【図11】 同じく第2の実施例におけるリフト装置の
構成を示す側面図である。
【図12】 同じく第2の実施例におけるベースロッド
の要部平面図である。
【図13】 同じく第2の実施例におけるベースロッド
の要部平面図である。
【図14】 本発明の第3の実施例におけるリフト装置
の構成を示す側面図である。
【図15】 同じく第3の実施例におけるリフト装置の
構成を示す背面図である。
【図16】 同じく第3の実施例におけるリフト装置の
平面図である。
【図17】 本発明の第4の実施例におけるリフト装置
の構成を示す平面図である。
【図18】 上記図17におけるア−ア線での断面図で
ある。
【図19】 上記図17におけるイ−イ線での拡大断面
図である。
【図20】 上記第4の実施例におけるリフト装置の構
成を示す正面図である。
【図21】 同じく第4の実施例におけるリフト装置の
要部拡大図である。
【図22】 同じく第4の実施例におけるリフトポスト
の正面図である。
【図23】 同じく第4の実施例におけるリフトポスト
の側面図である。
【符号の説明】
1 包装機 50 リフト装置 102 昇降ロッド 107,151,401 昇降フレーム 109,145,408 ベースロッド 111,410 リフトポスト 112b 係合溝 143 係合軸 146,412 係合孔 149,407 ベース取付台 151a 上部フランジ B 被包装品 F フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装部に緊張保持されたフィルムの下方
    から被包装品を押し上げると共に、その状態でフィルム
    の前後左右の側縁部を被包装品の底面側に折り込んで包
    装する包装機における上記被包装品を押し上げるリフト
    装置であって、被包装品を受支する複数のポスト部材
    と、これらのポスト部材が立設されたベース部材と、こ
    のベース部材が取り付けられて、該ベース部材及び上記
    ポスト部材を昇降させる昇降手段とが備えられていると
    共に、上記ポスト部材が上記昇降手段に対して脱着可能
    に備えられていることを特徴とする包装機におけるリフ
    ト装置。
  2. 【請求項2】 ポスト部材がベース部材に脱着可能に立
    設されていることを特徴とする請求項1に記載の包装機
    におけるリフト装置。
  3. 【請求項3】 ベース部材が昇降手段に脱着可能に取り
    付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の包装機におけるリフト装置。
JP8177095A 1994-08-23 1995-03-13 包装機におけるリフト装置 Pending JPH08113204A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3098172B1 (en) 2015-05-29 2018-10-17 Bizerba SE & Co. KG Packaging apparatus

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