JP3290904B2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP3290904B2
JP3290904B2 JP34549296A JP34549296A JP3290904B2 JP 3290904 B2 JP3290904 B2 JP 3290904B2 JP 34549296 A JP34549296 A JP 34549296A JP 34549296 A JP34549296 A JP 34549296A JP 3290904 B2 JP3290904 B2 JP 3290904B2
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光行 剣持
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビン、缶、ペットボ
トルなどの容器に詰められた商品の自動販売機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】上下に移動するエレベータと、エレベー
タの側方で上下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エ
レベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚と、各
商品棚に取り付けられた商品搬出装置と、エレベータに
取り付けられた商品搬出装置の駆動装置とを備える自動
販売機が、実開平1−147483号に開示されてい
る。実開平1−147483号に開示された自動販売機
においては、エレベータに取り付けられた駆動装置によ
って商品搬出装置が駆動され、傾斜した商品棚上に載置
された商品が自重でエレベータ上に落下し、エレベータ
によって商品取出口へ搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開平1−14748
3号に開示された自動販売機には、商品棚がエレベータ
の片側にのみ配設されており、また商品棚に一列の商品
のみが載置されているので、格納される商品数が少ない
という問題があった。本発明は上記の問題に鑑みてなさ
れたものであり、上下に移動するエレベータと、エレベ
ータの側方で上下方向に互いに間隔を隔てて積層され、
エレベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚と、
各商品棚に取り付けられた商品搬出装置と、エレベータ
に取り付けられた商品搬出装置の駆動装置とを備える自
動販売機であって、多数の商品を格納できる自動販売機
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、上下に移動するエレベータと、
エレベータの両側で上下方向に互いに間隔を隔てて積層
され、エレベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品
棚と、各商品棚に取り付けられた商品搬出装置と、エレ
ベータに取り付けられた商品搬出装置の駆動装置と、エ
レベータに取り付けられ商品棚間の下縁に平行に延在す
る商品搬送コンベヤとを備えることを特徴とする自動販
売機を提供する。本発明に係る自動販売機においては、
エレベータに取り付けられた駆動装置によって商品搬出
装置が駆動され、傾斜した商品棚上に載置された商品が
自重でエレベータ上に落下する。エレベータ上に落下し
た商品は、エレベータの上下移動と商品搬送コンベヤ
作動とによって、商品取出口へ送られ、商品取出口を介
して自動販売機から取り出される。本発明に係る自動販
売機においては、エレベータの両側に商品棚が配設され
ているので、多数の商品を格納することができる。上下
に移動するエレベータには商品棚の下縁に平行に延在す
る商品搬送コンベヤが取り付けられているので、エレベ
ータ上に落下した商品は、エレベータの上下移動と商品
搬送コンベヤの作動とにより支障なく商品取出口へ送ら
れ、商品取出口から取り出される。
【0005】本発明の好ましい態様においては、各商品
棚には商品棚の下縁に平行の方向へ互いに間隔を隔てて
複数の商品搬出装置が取り付けられ、エレベータには前
記複数の商品搬出装置に対峙して複数の駆動装置が取り
付けられている。各商品棚に、商品棚の下縁に平行の方
向へ互いに間隔を隔てて複数の商品搬出装置を取り付け
ることにより、各商品棚上に複数列の商品を載置でき、
格納商品の数が更に増大する。エレベータに前記複数の
商品搬出装置に対峙して複数の駆動装置を取り付けるこ
とにより、各商品棚上の複数列の商品を支障なく搬出で
きる。本発明の好ましい態様においては、同一の前記駆
動装置が、エレベータの両側の商品搬出装置を駆動す
る。同一の駆動装置がエレベータの両側の商品搬出装置
を駆動することにより、駆動装置の数を低減でき、自動
販売機の製造コストを低減できる。本発明の好ましい態
様においては、前記駆動装置は、円弧運動をする円弧状
の駆動杆を有する。円弧状の駆動杆が円弧運動をする場
合には、駆動杆は上下に隣接する商品棚間の傾斜した隙
間内を該傾斜に略沿って移動することになるので、上下
に隣接する商品棚間の隙間を狭くすることが可能とな
る。この結果、商品棚の数を増大させることができ、格
納商品の数を更に増大させることができる。
【0006】本発明の好ましい態様においては、エレベ
ータには、商品搬送コンベヤの両側に配設され起立位置
と商品搬送コンベヤ側へ倒れた位置との間でのみ倒起可
能であり、且つ起立する方向へ付勢された側板が取り付
けられている。起立位置と商品搬送コンベヤ側へ倒れた
位置との間でのみ倒起可能であり、且つ起立する方向へ
付勢された側板を、商品搬送コンベヤの両側に配設する
ことにより、商品棚からエレベータへの商品の搬出を妨
げることなく、商品棚からエレベータへの商品搬出中及
びエレベータの上下移動中のエレベータからの商品の落
下を防止できる。本発明の好ましい態様においては、エ
レベータには、側板が商品搬送コンベヤ側ヘ倒れたこと
を検出する検出装置が取り付けられている。側板が商品
搬送コンベヤ側ヘ倒れたことを検出する検出装置を取り
付けることにより、エレベータへの商品の搬出を確認し
つつ、確実に商品棚からエレベータへ商品を搬出でき
る。本発明の好ましい態様においては、エレベータは、
枠組み内に組付けられている。エレベータを枠組み内に
組付けることにより、エレベータの剛性を増すことがで
き、エレベータの停止位置を正確に制御することが可能
になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以降の説明において、図1〜11
の矢印I、II、III、IV、V、VIの方向をそれ
ぞれ前方、後方、左方、右方、上方、下方と呼ぶ。な
お、図1、2、3、9、11において、紙面の裏面から
表面へ向かう方向が前方であり、表目から裏面へ向かう
方向が後方である。また、図10において、紙面の裏面
から表面へ向かう方向が左方であり、表面から裏面へ向
かう方向が右方である。
【0008】本発明の実施例に係る自動販売機を図1〜
10に基づいて説明する。図1に示すように、自動販売
機の100の左右方向中央部に上下移動可能なエレベー
タ1が配設されている。エレベータ1の左右両側に、上
下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エレベータ1へ
向かって下方へ傾斜した複数の商品棚2が配設されてい
る。商品棚2の下縁は前後に延在している。各商品棚2
上には、ビン、缶、ペットボトルなどの容器に詰められ
た商品200が、中心軸を前後方向へ延在させた状態で
左右方向に整列して載置されている。各商品棚2上に
は、前後方向に互いに間隔を隔てて複数列の商品200
の列が載置されている。
【0009】図2、3に示すように、各商品棚2の下縁
部の下面側に且つ商品200の各列の直下に、シーソー
方式の商品搬出装置3が配設されている。エレベータ1
の左側の商品搬出装置3に着目して商品搬出装置3の構
成を説明する。商品搬出装置3は、上端が前後方向に延
在する軸線回りに回動自在に商品棚2に支持された支持
端で下端が自由端の蝶番状の第1ストッパー31と、下
端が前後方向に延在する軸線回りに回動自在に商品棚2
に支持された支持端で上端が自由端の蝶番状の第2スト
ッパー32と、上端が第1ストッパー31の自由端に前
後方向に延在する軸線回りに回動自在に連結され下端が
第2ストッパー32の自由端に前後方向に延在する軸線
回りに回動自在に連結された中間アーム33とを有して
いる。第1ストッパー31、第2ストッパー32、中間
アーム33は第1ストッパー31の支持端である上端を
左斜め上方ヘ差し向け第2ストッパー32の支持端であ
る下端を右斜め下方へ差し向けて商品棚2と平行に左右
に延在するように配設されている。商品棚2には第1ス
トッパー31の関節部と第2ストッパー32の関節部と
が商品棚2上へ突出するのを許容する開口21が形成さ
れている。開口21は商品棚2を打ち抜いて形成しても
良く、或いはプレス加工等により商品棚2に凹部を形成
し、該凹部内に第1ストッパー31、第2ストッパー3
2、中間アーム33を格納し、該凹部の開放端を開口2
1としても良い。中間アーム33は、右斜め下方の第1
位置と左斜め上方の第2位置との間で商品棚2に平行に
移動可能に商品棚2によって支持されている。中間アー
ム33は、バネ34により商品棚2に平行に右斜め下方
へ付勢されている。この結果、図3で実線で示すよう
に、通常、中間アーム33は右斜め下方の第1位置にあ
り、第2ストッパー32の関節部が商品棚2の上方へ突
出し、第1ストッパー31の関節部は商品棚2の下方へ
後退している。商品棚2の上方へ突出した第2ストッパ
ー32によって、商品列の下端の商品200が支持さ
れ、商品列に属する全ての商品200の落下防止がなさ
れている。中間アーム33に押片35が固定されてい
る。
【0010】図4に示すように、エレベータ1は上端が
開放された箱型部材11によって構成されている。箱型
部材11の左右側壁には、前後に互いに間隔を隔てて配
設された複数の商品搬出装置3に対峙して、前後方向に
互いに間隔を隔てて、複数の開口11aが形成されてい
る。図6に示すように、エレベータ1は、エレベータ駆
動装置4のスライダ41に固定されている。上下に延在
する2本の案内棒42がスライダ41に挿通され、上下
に延在するネジ棒43がスライダ41に挿通されてスラ
イダ41に螺合している。ネジ棒43の頂部に傘歯車4
4が固定されている。傘歯車44はギヤボックス45内
に配設された減速ギヤに噛合し、減速ギヤはエンコーダ
付きのサーボモータ46に接続されれている。図7に示
すように、エレベータ1とエレベータ駆動装置4とは、
矩形の枠組5内に組付けられている。枠組5のコ字型断
面の前部縦桁51の上端部に開口51aが形成されてい
る。図1に示すように、枠組5は、自動販売機の100
の左右方向中央部に組付けられている。図10に示すよ
うに、自動販売機100の中扉101には枠組5の開口
51aに対峙して開口101aが形成されている。自動
販売機100の外扉102には枠組5の開口51aに対
峙して商品取出口102aが形成されている。
【0011】図4に示すように、エレベータ1には、商
品棚2の下縁に平行に前後に延在するベルト式の商品搬
出コンベヤ6が取り付けられている。商品搬出コンベヤ
6は、ベルトの上側走行部の直下に配設されて水平に延
在するベルトプレート11bに取り付けられており、ベ
ルトプレート11bは箱型部材11に取り付けられてい
る。ベルトプレート11bの左右側縁に、前後方向に互
いに間隔を隔てて、左右側縁から水平に突出する複数の
ストッパー受け部11b1 が形成されている。図4、5
に示すように、商品搬送コンベヤ6の左右両側に側板7
が取り付けられている。側板7は、前後に延在する帯状
の側板本体7aと、側板本体7aの下縁が巻き込まれて
形成されたシャフト受け部7a1 を回動可能に貫通して
前後に延在するシャフト7bと、シャフト7bに外嵌す
るバネ7cとを有している。側板本体7aの下縁に、前
後方向に互いに間隔を隔てて、前記下縁から水平に突出
する複数のストッパー部7a2 が形成されている。図4
に示すように、シャフト7bの後端は、箱部材11の後
端壁の上部左右隅部に形成された孔11dに嵌合し、箱
部材11の後端壁によって回動可能に支持されている。
シャフト7bの前端は、箱部材11の前端壁の上部左右
隅部に形成された図示しない孔に嵌合し、箱部材11の
前端壁によって回動可能に支持されている。図4、5に
示すように、バネ7cの一端7c1 は、側板本体7aの
前後方向中央部の上縁外側に形成され上下に延在する係
止孔7a3 に係合している。ブラケットプレート11c
が、箱型部材11に取り付けられてベルトプレート11
bの直下で水平に延在している。バネ7cの他端7c2
は、ブラケットプレート11cの側縁下側に形成され左
右に延在する、係止孔7a3 と同様の図示しない係止孔
に係合している。側板本体7aのストッパー部7a2
上面が、ベルトプレート11bのストッパー受け部11
1 の下面に当接している。バネ7cの一端7c1 が側
板本体7aの係止孔7a3 に係合し、他端7c2 がブラ
ケットプレート11cの係止孔に係合し、側板本体7a
のストッパー部7a2 の上面がベルトプレート11bの
ストッパー受け部11b1 の下面に当接した状態で、バ
ネ7cは側板本体7aを、箱型部材11の外側へ倒れる
方向へ揺動付勢している。側板本体7aの箱型部材11
の外側へ倒れ込みは、側板本体7aのストッパー部7a
2 の上面が、ベルトプレート11bのストッパー受け部
11b1 の下面に当接することにより規制されている。
この結果、側板本体7aはバネ7cの付勢力の下で起立
している。側板本体7aの外側面に商品搬送コンベヤ6
へ向かう力が印加されると、側板本体7aひいては側板
7は、バネ7cの付勢力に逆らって、商品搬送コンベヤ
6側へ倒れ、側板本体7aの内側面がベルトプレート1
1bのストッパー受け部11b1 の上面に当接する。こ
の時、側板本体7aの外側面が商品搬送コンベヤ6のベ
ルトの上側走行部の上面と面一になる。側板本体7aに
印加されていた力が解除されると、バネ7cの付勢力に
より、側板本体7aひいては側板7は、起立する方向へ
揺動し、ストッパー部7a2 の上面がストッパー受け部
11b1 の下面に当接する。この結果、側板本体7aひ
いては側板7は起立する。図4、5に示すように、側板
本体7aの中央部内側下部に水平に突出するドッグ7a
4 が形成されている。ドッグ7a4 の下方に、発光素子
と受光素子とから成る光センサー8が配設されている。
光センサー8は箱型部材11に取り付けられている。側
板本体7aひいては側板7が商品搬送コンベヤ6側ヘ倒
れると、ドッグ7a4 が光センサー8の発光素子から発
した光を遮る。この結果、側板本体7aひいては側板7
が搬送コンベヤ6側へ倒れたことが光センサー8によっ
て検出される。
【0012】エレベータ1には、商品搬送コンベヤ6の
下方に、且つ側壁に形成された複数の開口11aに対峙
して、図8、9に示す、商品搬出装置3を駆動するため
の駆動装置9が、商品棚2の下縁に平行の方向、すなわ
ち前後方向に互いに間隔を隔てて複数個取り付けられて
いる。駆動装置9は、エンコーダ付きのサーボモータ9
1と、ギヤボックス92内に配設された減速ギヤ93
と、減速ギヤ93に噛合する駆動杆94と、駆動杆94
の初期位置を検出する光センサ95とを有している。駆
動杆94は、図9から分かるように、円弧状に湾曲して
おり、図9で矢印で示すように、回転する減速ギヤ93
により、左右に円弧運動をする。駆動杆94が左方へ円
弧運動をすると、駆動杆94の左端はエレベータ1の左
側壁の開口11aを通って、エレベータ1の左方へ突出
し、駆動杆94が右方へ円弧運動をすると、駆動杆94
の右端はエレベータ1の右側壁の開口11aを通って、
エレベータ1の右方へ突出する。
【0013】本実施例に係る自動販売機100の作動を
以下に説明する。1つの商品列は同一の商品200によ
って構成されている。複数の商品棚2上に、構成商品2
00の異なる複数の商品列が載置されている。ユーザー
は、所望の商品200を選択し、図示しない商品選択ス
イッチを押す。自動販売機100が内蔵する図示しない
制御装置が作動し、エレベータ駆動装置4のサーボモー
タ46が回転し、ギヤボックス45内に配設された減速
ギヤを介してネジ棒43が回転し、ネジ棒43に螺合す
るスライダ41が、案内棒42に案内されて、初期位置
である最上位置から下方ヘ移動し、スライダ41に固定
されたエレベータ1が、所望の商品200の列が載置さ
れた商品棚2へ接近する。サーボモータ46が停止し、
エレベータ1が所望の商品200の列が載置された商品
棚の下縁に対峙して停止する。エンコーダによるパルス
数と予め設定された商品棚位置を示すパルス数とを比較
することにより、エレベータ1の停止位置制御が精度良
く行われる。
【0014】所望の商品200によって構成される商品
列に対峙する駆動装置9のサーボモータ91が回転し、
減速ギヤ93が回転する。減速ギヤ93に噛合する駆動
杆94が、左右両端が同一の高さ位置にある初期位置か
ら、所望の商品200によって構成された商品列が載置
された商品棚2へ向かって、左右何れかの方向ヘ円弧運
動し、駆動杆94の左右何れかの端部が、エレベータ1
の側壁に形成された開口11aを通って、所望の商品2
00によって構成される商品列が載置された商品棚2へ
向かって突出する。所望の商品200によって構成され
る商品列が左側の商品棚2上に載置されている場合に
は、駆動杆94の左端がエレベータ1の左側壁に形成さ
れた開口11aを通って左方へ突出し、所望の商品20
0によって構成される商品列が右側の商品棚2上に載置
されている場合には、駆動杆94の右端がエレベータ1
の右側壁に形成された開口11aを通って右方へ突出す
る。駆動杆94の円弧運動のストロークは、エンコーダ
によるパルス数と予め設定されたストロークを示すパル
ス数とを比較することにより、精度良く制御される。
【0015】駆動杆94の突出した端部は、上下に隣接
する商品棚2間の隙間へ侵入し、所望の商品列の直下に
配設された商品搬出装置3の押片35に当接して押片3
5を斜め上方へ押し上げる。円弧状の駆動杆94が円弧
運動をするので、駆動杆94の突出した端部は、上下に
隣接する商品棚2間の傾斜した隙間内を該傾斜に略沿っ
て移動する。この結果、上下に隣接する商品棚2間の隙
間が狭く、所望の商品列が載置された商品棚2の下面と
該商品棚の直下の商品棚2上に載置された商品200の
頂部との間の隙間が狭い場合でも、駆動杆94の突出端
部は、該狭い傾斜した隙間内を下方の商品200と干渉
することなく移動できる。駆動杆94の端部が押片35
を斜め上方へ押し上げた結果、商品搬出装置3の中間ア
ーム33が斜め下方の第1位置から斜め上方の第2位置
ヘ移動し、第2ストッパー32の関節部が商品棚2の下
方へ後退し、第1ストッパー31が商品棚2の上方へ突
出する。所望の商品列の最下端の商品200が第2スト
ッパー32の支持を失って、商品棚2の下端からエレベ
ータ1内へ落下する。所望の商品列の最下端から2番目
の商品200は、第1ストッパー31によって支持され
る。この結果、所望の商品列に属する他の全ての商品2
00の商品棚2からの落下が阻止される。
【0016】所望の商品列の最下端の商品200が商品
棚2の下端からエレベータ1内へ落下する際に、エレベ
ータ1の側板7を商品搬送コンベヤ6側ヘ押し倒す。側
板7が押し倒される際に、側板7のドッグ7a4 が光セ
ンサー8の発光素子が発する光を遮断し、側板7が倒れ
たこと、ひいては所望の商品200が商品棚2からエレ
ベータ1へ搬出されたことが、光センサー8によって検
出される。倒れた側板7は、商品200がエレベータ1
内へ移動した後、バネ7cの付勢力により起立する。押
し倒された側板7の側板本体7aの外側面は商品搬送コ
ンベヤ6のベルトの上側走行部の上面と面一なので、商
品200はスムーズに商品搬送コンベヤ6ヘ移動する。
押し倒された側板7に対峙する起立した側板7により、
商品200がエレベータ1を乗り越えて反対側ヘ落下す
る事態の発生が防止される。所望の商品200が商品棚
2からエレベータ1へ搬出されたことが検出された後、
サーボモータ91が逆回転して、駆動杆94が初期位置
へ戻る。駆動杆94が初期位置ヘ戻ったことは、初期位
置検出用の光センサーによって検出される。所望の商品
200が商品棚2からエレベータ1へ搬出されたことが
検出されない場合には、再度駆動杆94が駆動されて、
所望の商品200の商品棚2からの搬出が試みられる。
【0017】所望の商品200が商品棚2からエレベー
タ1へ搬出された後、エレベータ1が上方ヘ移動して、
枠組5の開口51aの高さ位置へ到達する。エレベータ
1は枠組5内に組付けられているので、十分な強度を有
しており、安定して作動する。エレベータ1の移動中、
起立した側板7により商品200のエレベータ1からの
落下が防止される。商品搬送コンベヤ6が作動を開始
し、商品200が開口51aヘ向かって搬送される。図
10に示すように、商品200は開口51aと開口10
1aとを通り、開口101aの前方下方に配設された商
品取出棚103上ヘ落下し、商品取出口102aを介し
て自動販売機100から取り出される。
【0018】上記説明から分かるごとく、本実施例に係
る自動販売機においては、エレベータ1の左右両側に商
品棚2が配設されているので、多数の商品200を格納
することができる。上下に移動するエレベータ1には商
品棚2の下縁に平行に前後に延在する商品搬送コンベヤ
6が取り付けられているので、エレベータ1上に落下し
た商品は、エレベータ1の上下移動と商品搬送コンベヤ
6の走行とにより支障なく商品取出棚103へ送られ、
商品取出口102aから取り出される。
【0019】各商品棚2に、商品棚2の下縁に平行の方
向、すなわち前後方向へ互いに間隔を隔てて複数の商品
搬出装置3が取り付けられているので、各商品棚2上に
複数列の商品200を載置でき、格納できる商品200
の数が更に増加する。エレベータ1に前記複数の商品搬
出装置3に対峙して複数の駆動装置9が取り付けられて
いるので、商品棚2上の複数列の商品200を支障なく
搬出できる。
【0020】同一の駆動装置9がエレベータ2の両側の
商品搬出装置3を駆動するので、駆動装置9の数を低減
でき、自動販売機100の製造コストを低減できる。
【0021】駆動装置9が有する円弧状の駆動杆94が
円弧運動をするので、駆動杆94は上下に隣接する商品
棚2間の傾斜した隙間内を該傾斜に略沿って移動するこ
とになる。この結果、上下に隣接する商品棚2間の隙間
を狭くすることが可能となり、商品棚の積層数を増大さ
せることが可能となり、格納できる商品200数が更に
増加する。円弧状の駆動杆94が円弧運動をするので、
駆動杆94の端部はエレベータ2の左右いずれの側に存
在する商品棚2間の傾斜した隙間内においても該傾斜に
略沿って移動できる。駆動杆94が直線運動をする場合
には、エレベータ2の左側に存在する商品棚2間の傾斜
した隙間内を該傾斜に沿って移動する駆動杆94と、エ
レベータ2の右側に存在する商品棚2間の傾斜した隙間
内を該傾斜に沿って移動する駆動杆94とを配設する必
要が生ずる。従って、円弧状の駆動杆94が円弧運動を
することにより、駆動杆94の数、ひいては駆動装置9
の数が低減し、自動販売機の製造コストが低減する。
【0022】起立位置と商品搬送コンベヤ6側へ倒れた
位置との間でのみ倒起可能であり、且つ起立する方向へ
付勢された側板7が、商品搬送コンベヤ6の左右両側に
配設されているので、商品棚2からエレベータ1への商
品200の搬出を妨げることなく、商品棚2からエレベ
ータ1への商品搬出中及びエレベータ1の上下移動中の
エレベータ2からの商品200の落下を防止できる。
【0023】側板7が商品搬送コンベヤ6側ヘ倒れたこ
とを検出する光センサー8がエレベータ1に取付けられ
ているので、エレベータ1への商品200の搬出を確認
しつつ、確実に商品棚2からエレベータ1へ商品200
を搬出できる。
【0024】エレベータ1は枠組5内に組付けられてい
るので、エレベータの剛性は大きい。従って、エレベー
タ1の停止位置の制御が正確に行われる。
【0025】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。ネジ棒43に螺合するス
ライダ41に代えて、図11に示すように、上下に延在
する無端ベルト143に固定されたスライダ141を用
いても良い。シーソー方式の商品搬出装置3に代えて、
実開平1−147483に開示されている揺動可能な扇
型の商品搬出装置や、腰折れリンク式の商品搬出装置等
の公知の商品搬出装置を用いても良い。ベルト式の商品
搬送コンベヤ6に代えて商品搬送用のローラーコンベヤ
を使用して商品200を商品取出棚103へ搬送しても
良く、エレベータ1内に配設した前後に延在する商品受
棚、商品受皿を、該棚、皿の前端を通り左右に延在する
軸線回りに揺動させて商品200を商品取出棚103へ
搬送しても良く、或いは他の公知の搬送装置を用いても
良い。光センサー8に代えて、倒れた側板7によって押
されるスイッチをエレベータ1に取り付けて、側板7が
倒れたこと、ひいては商品200が商品棚2からエレベ
ータ1ヘ搬出されたことを検出しても良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る自動
販売機においては、エレベータの両側に商品棚が配設さ
れているので、多数の商品を格納することができる。上
下に移動するエレベータには商品棚の下縁に平行に延在
する商品搬送コンベヤが取り付けられているので、エレ
ベータ上に落下した商品は、エレベータの上下移動と商
品搬送コンベヤの作動とにより支障なく商品取出口へ送
られ、商品取出口から取り出される。
【0027】各商品棚に、商品棚の下縁に平行の方向へ
互いに間隔を隔てて複数の商品搬出装置を取り付けるこ
とにより、各商品棚上に複数列の商品を載置でき、格納
商品の数が更に増大する。エレベータに前記複数の商品
搬出装置に対峙して複数の駆動装置を取り付けることに
より、各商品棚上の複数列の商品を支障なく搬出でき
る。
【0028】同一の駆動装置がエレベータの両側の商品
搬出装置を駆動することにより、駆動装置の数を低減で
き、自動販売機の製造コストを低減できる。駆動装置が
有する円弧状の駆動杆が円弧運動をする場合には、駆動
杆は上下に隣接する商品棚間の傾斜した隙間内を該傾斜
に略沿って移動することになるので、上下に隣接する商
品棚間の隙間を狭くすることが可能となる。この結果、
商品棚の数を増大させることができ、格納できる商品数
を更に増大させることができる。
【0029】起立位置と商品搬送コンベヤ側へ倒れた位
置との間でのみ倒起可能であり、且つ起立する方向へ付
勢された側板を、商品搬送コンベヤの両側に配設するこ
とにより、商品棚からエレベータへの商品の搬出を妨げ
ることなく、商品棚からエレベータへの商品搬出中及び
エレベータの上下移動中のエレベータからの商品の落下
を防止できる。側板が商品搬送コンベヤ側ヘ倒れたこと
を検出する検出装置を取り付けることにより、エレベー
タへの商品の搬出を確認しつつ、確実に商品棚からエレ
ベータへ商品を搬出できる。エレベータを枠組み内に組
付けることにより、エレベータの剛性を増すことがで
き、エレベータの停止位置を正確に制御することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動販売機の内部構造の
正面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の実施例に係る自動販売機が備える商品
搬出装置の正面図である。
【図4】本発明の実施例に係る自動販売機が備えるエレ
ベータの斜視図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【図6】本発明の実施例に係る自動販売機が備えるエレ
ベータ駆動装置の斜視図である。
【図7】図4のエレベータと図6のエレベータ駆動装置
とが枠組内に組付けられた状態を示す図である。(a)
は斜視図であり、(b)は(a)の矢印b−bに沿った
断面図である。
【図8】本発明の実施例に係る自動販売機が備える商品
搬出装置を駆動する駆動装置の斜視図である。
【図9】図8の矢印a−aに沿った断面図である。
【図10】本発明の実施例に係る自動販売機の作動を示
す図である。
【図11】他の構成例に係るエレベータ駆動装置の正面
図である。
【符号の説明】
1 エレベータ 2 商品棚 3 商品搬出装置 4 エレベータ駆動装置 5 枠組 6 商品搬送コンベヤ 7 側板 8 光センサー 9 商品搬出装置を駆動する駆動装置 100 自動販売機 102 商品取出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−89341(JP,A) 実開 平3−66477(JP,U) 実開 平2−32188(JP,U) 実開 昭63−163586(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 11/00 - 11/60

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に移動するエレベータと、エレベー
    タの両側で上下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エ
    レベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚と、各
    商品棚に取り付けられた商品搬出装置と、エレベータに
    取り付けられた商品搬出装置の駆動装置と、エレベータ
    に取り付けられ商品棚の下縁に平行に延在する商品搬送
    コンベヤとを備えることを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 各商品棚には商品棚の下縁に平行の方向
    へ互いに間隔を隔てて複数の商品搬出装置が取り付けら
    れ、エレベータには前記複数の商品搬出装置に対峙して
    複数の駆動装置が取り付けれていることを特徴とする
    請求項1に記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 同一の前記駆動装置が、エレベータの両
    側の商品搬出装置を駆動することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記駆動装置は、円弧運動をする円弧状
    の駆動杆を有することを特とする請求項1乃至3の何れ
    か1項に記載の自動販売機。
  5. 【請求項5】 エレベータには、商品搬送コンベヤの両
    側に配設され起立位置と商品搬送コンベヤ側へ倒れた位
    置との間でのみ倒起可能であり、且つ起立する方向へ付
    勢された側板が取り付けられていることを特徴とする請
    求項1乃至4の何れか1項に記載の自動販売機。
  6. 【請求項6】 エレベータには、側板が商品搬送コンベ
    側ヘ倒れたことを検出する検出装置が取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記
    載の自動販売機。
  7. 【請求項7】 エレベータは、枠組み内に組付けられて
    いることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記
    載の自動販売機。
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