JPH10247273A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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Publication number
JPH10247273A
JPH10247273A JP5128397A JP5128397A JPH10247273A JP H10247273 A JPH10247273 A JP H10247273A JP 5128397 A JP5128397 A JP 5128397A JP 5128397 A JP5128397 A JP 5128397A JP H10247273 A JPH10247273 A JP H10247273A
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JP
Japan
Prior art keywords
product
elevator
dispensing mechanism
vending machine
rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP5128397A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Negishi
弘行 根岸
Naohito Matsumoto
尚人 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電源投入時の駆動杆の位置初期化処理におい
て、不具合が生ずるおそれのない自動販売機を提供す
る。 【解決手段】 商品払出機構駆動装置は円弧運動をして
エレベータの何れの側へも突出し、商品払出機構と係合
して商品払出機構を作動させる円弧状の駆動杆を有し、
更に不揮発性メモリを有する制御装置を備え、該制御装
置は商品払出機構駆動装置を制御して商品払出機構を作
動させる度毎に商品払出機構駆動装置の駆動杆をエレベ
ータの何れの側ヘ突出させたかを記憶し、自動販売機の
電源投入時に、前回駆動杆が突出した方向と逆の方向ヘ
駆動杆が移動するように商品払出機構駆動装置を制御し
て駆動杆を原点に復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビン、缶、ペットボ
トルなどの容器に詰められた商品の自動販売機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特願平8−234418号
において、上下に移動するエレベータと、エレベータの
両側で上下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エレベ
ータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚と、各商品
棚に取り付けられた商品払出機構と、エレベータに取り
付けられた商品払出機構駆動装置と、エレベータと商品
払出機構駆動装置とを制御する制御装置とを備え、商品
払出機構駆動装置は円弧運動をしてエレベータの何れの
側へも突出し、商品払出機構と係合して商品払出機構を
作動させる円弧状の駆動杆を有することを特徴とする自
動販売機を提案した。上記自動販売機においては、ユー
ザーが商品選択釦を押すと、エレベータが、最上位置で
ある原点位置から、ユーザーが選択した商品が載置され
た商品棚の位置まで移動し、次いで、商品払出機構駆動
装置の駆動杆が、両端が同一高さ位置にある原点位置か
ら、ユーザーが選択した商品が載置された商品棚ヘ向か
ってエレベータの何れか一方の側へ突出し、商品払出機
構と係合して商品払出機構を作動させる。商品払出機構
を作動させた後、駆動杆は原点位置へ復帰する。駆動杆
が原点位置へ復帰した後、エレベータが商品取出口の高
さ位置へ移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記自動販売機におい
ては、エレベータや商品払出機構駆動装置の作動中に停
電や何らかの事故等により自動販売機の作動が停止した
場合を勘案して、自動販売機の電源投入時に、エレベー
タと駆動杆とを原点位置ヘ復帰させる位置初期化処理が
行われる。本発明は、上下に移動するエレベータと、エ
レベータの両側で上下方向に互いに間隔を隔てて積層さ
れ、エレベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚
と、各商品棚に取り付けられた商品払出機構と、エレベ
ータに取り付けられた商品払出機構駆動装置と、エレベ
ータと商品払出機構駆動装置とを制御する制御装置とを
備え、商品払出機構駆動装置は円弧運動をしてエレベー
タの何れの側へも突出し、商品払出機構と係合して商品
払出機構を作動させる円弧状の駆動杆を有する自動販売
機であって、電源投入時の駆動杆の位置初期化処理にお
いて、不具合が生ずるおそれのない自動販売機を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、上下に移動するエレベータと、
エレベータの両側で上下方向に互いに間隔を隔てて積層
され、エレベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品
棚と、各商品棚に取り付けられた商品払出機構と、エレ
ベータに取り付けられた商品払出機構駆動装置とを備
え、商品払出機構駆動装置は円弧運動をしてエレベータ
の何れの側へも突出し、商品払出機構と係合して商品払
出機構を作動させる円弧状の駆動杆を有し、更に不揮発
性メモリを有する制御装置を備え、該制御装置は商品払
出機構駆動装置を制御して商品払出機構を作動させる度
毎に商品払出機構駆動装置の駆動杆をエレベータの何れ
の側ヘ突出させたかを記憶し、自動販売機の電源投入時
に、前回駆動杆が突出した方向と逆の方向ヘ駆動杆が移
動するように商品払出機構駆動装置を制御して駆動杆を
原点に復帰させることを特徴とする自動販売機を提供す
る。本発明に係る自動販売機においては、電源投入時の
駆動杆の位置初期化処理において、駆動杆は、前回駆動
杆が突出した方向と逆の方向ヘ移動して原点に復帰する
ので、原点復帰動作中に商品払出機構と係合して商品が
払い出され、或いは商品と接触して商品を損傷させる等
の不具合が発生する恐れはない。
【0005】
【発明の実施の形態】以降の説明において、図1〜9の
矢印I、II、III、IV、V、VIの方向をそれぞ
れ前方、後方、左方、右方、上方、下方と呼ぶ。なお、
図1、2、3、8において、紙面の裏面から表面へ向か
う方向が前方であり、表目から裏面へ向かう方向が後方
である。また、図9において、紙面の裏面から表面へ向
かう方向が左方であり、表面から裏面へ向かう方向が右
方である。
【0006】本発明の実施例に係る自動販売機を図1〜
10に基づいて説明する。図1に示すように、自動販売
機の100の左右方向中央部に上下移動可能なエレベー
タ1が配設されている。エレベータ1の左右両側に、上
下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エレベータ1へ
向かって下方へ傾斜した複数の商品棚2が配設されてい
る。商品棚2の下縁は前後に延在している。各商品棚2
上には、ビン、缶、ペットボトルなどの容器に詰められ
た商品200が、中心軸を前後方向へ延在させた状態で
左右方向に整列して載置されている。各商品棚2上に
は、前後方向に互いに間隔を隔てて複数列の商品200
の列が載置されている。
【0007】図2、3に示すように、各商品棚2の下縁
部の下面側に且つ商品200の各列の直下に、シーソー
方式の商品払出機構3が配設されている。エレベータ1
の左側の商品払出機構3に着目して商品払出機構3の構
成を説明する。商品払出機構3は、上端が前後方向に延
在する軸線回りに回動自在に商品棚2に支持された支持
端で下端が自由端の蝶番状の第1ストッパー31と、下
端が前後方向に延在する軸線回りに回動自在に商品棚2
に支持された支持端で上端が自由端の蝶番状の第2スト
ッパー32と、上端が第1ストッパー31の自由端に前
後方向に延在する軸線回りに回動自在に連結され下端が
第2ストッパー32の自由端に前後方向に延在する軸線
回りに回動自在に連結された中間アーム33とを有して
いる。第1ストッパー31、第2ストッパー32、中間
アーム33は第1ストッパー31の支持端である上端を
左斜め上方ヘ差し向け第2ストッパー32の支持端であ
る下端を右斜め下方へ差し向けて商品棚2と平行に左右
に延在するように配設されている。商品棚2には第1ス
トッパー31の関節部と第2ストッパー32の関節部と
が商品棚2上へ突出するのを許容する開口21が形成さ
れている。中間アーム33は、右斜め下方の第1位置と
左斜め上方の第2位置との間で商品棚2に平行に移動可
能に商品棚2によって支持されている。中間アーム33
は、バネ34により商品棚2に平行に右斜め下方へ付勢
されている。この結果、図3で実線で示すように、通
常、中間アーム33は右斜め下方の第1位置にあり、第
2ストッパー32の関節部が商品棚2の上方へ突出し、
第1ストッパー31の関節部は商品棚2の下方へ後退し
ている。商品棚2の上方へ突出した第2ストッパー32
によって、商品列の下端の商品200が支持され、商品
列に属する全ての商品200の落下防止がなされてい
る。中間アーム33に押片35が固定されている。
【0008】図4に示すように、エレベータ1は上端が
開放された箱型部材11によって構成されている。箱型
部材11の左右側壁には、前後に互いに間隔を隔てて配
設された複数の商品払出機構3に対峙して、前後方向に
互いに間隔を隔てて、複数の開口11aが形成されてい
る。図5に示すように、エレベータ1は、エレベータ駆
動装置4のスライダ41に固定されている。上下に延在
する2本の案内棒42がスライダ41に挿通され、上下
に延在するネジ棒43がスライダ41に挿通されてスラ
イダ41に螺合している。ネジ棒43の頂部に傘歯車4
4が固定されている。傘歯車44はギヤボックス45内
に配設された減速ギヤに噛合し、減速ギヤはエンコーダ
付きのサーボモータ46に接続されている。図6に示す
ように、エレベータ1とエレベータ駆動装置4とは、矩
形の枠組5内に組付けられている。枠組5のコ字断面の
前部縦桁51の上端部に開口51aが形成されている。
図1に示すように、枠組5は、自動販売機の100の左
右方向中央部に組付けられている。図9に示すように、
自動販売機100の中扉101に枠組5の開口51aに
対峙して開口101aが形成されている。自動販売機1
00の外扉102に枠組5の開口51aに対峙して商品
取出口102aが形成されている。開口101aの前方
下方に商品取出棚103が配設されている。商品取出棚
103は中扉101の前面に取り付けられている。
【0009】図4に示すように、エレベータ1には、商
品棚2の下縁に平行に前後に延在するベルト式の商品搬
出コンベヤ6が取り付けられている。図4に示すよう
に、エレベータ1には、商品搬送コンベヤ6の左右両側
に配設され、起立位置と商品搬送コンベヤ6側へ倒れた
位置との間でのみ倒起可能な側板7が取り付けられてい
る。側板7は、図示しないバネにより、起立する方向へ
付勢されている。図4に示すように、エレベータ1に
は、商品搬送コンベヤ6の両側に、側板7が商品搬送コ
ンベヤ6側ヘ倒れた時に側板7によって押され、側板7
が商品搬送コンベヤ6側ヘ倒れたことを検出するスイッ
チ8が取り付けられている。
【0010】エレベータ1には、商品搬送コンベヤ6の
下方に、且つ側壁に形成された複数の開口11aに対峙
して、図7、8に示す、商品払出機構3を駆動するため
の商品払出機構駆動装置9が、商品棚2の下縁に平行の
方向、すなわち前後方向に互いに間隔を隔てて複数個取
り付けられている。商品払出機構駆動装置9は、エンコ
ーダ付きのサーボモータ91と、ギヤボックス92内に
配設された減速ギヤ93と、減速ギヤ93に噛合する円
弧状の駆動杆94と、駆動杆94の原点位置を検出する
光学センサ95とを有している。駆動杆94が原点位置
にある時、図8で実線で示すように、駆動杆94の左右
両端は同一の高さ位置にあり、駆動杆94はエレベータ
1内に格納されている。駆動杆94が原点位置にある
時、駆動杆94に形成されたスリット94aが光学セン
サ95と対峙し、駆動杆94が原点位置にあることが光
学センサ95によって検知される。駆動杆94は、図8
で矢印で示すように、回転する減速ギヤ93により、左
右に円弧運動をする。駆動杆94が左方へ円弧運動をす
ると、駆動杆94の左端はエレベータ1の左側壁の開口
11aを通って、エレベータ1の左方へ突出し、駆動杆
94が右方へ円弧運動をすると、駆動杆94の右端はエ
レベータ1の右側壁の開口11aを通って、エレベータ
1の右方へ突出する。自動販売機100は、不揮発性メ
モリを有する図示しない制御装置を備えている。
【0011】本実施例に係る自動販売機100の作動を
以下に説明する。1つの商品列は同一の商品200によ
って構成されている。複数の商品棚2上に、構成商品2
00の異なる複数の商品列が載置されている。ユーザー
は、所望の商品200を選択し、図示しない商品選択ス
イッチを押す。自動販売機100が備える図示しない制
御装置が作動し、エレベータ駆動装置4のサーボモータ
46が回転し、ギヤボックス45内に配設された減速ギ
ヤを介してネジ棒43が回転し、ネジ棒43に螺合する
スライダ41が、案内棒42に案内されて、原点位置で
ある最上位置から下方ヘ移動し、スライダ41に固定さ
れたエレベータ1が、原点位置である開口51aに対峙
する高さ位置から所望の商品200の列が載置された商
品棚2へ接近する。サーボモータ46が停止し、エレベ
ータ1が所望の商品200の列が載置された商品棚の下
縁に対峙して停止する。サーボモータ46に取り付けら
れたエンコーダによるパルス数と予め設定された商品棚
位置を示すパルス数とを比較することにより、エレベー
タ1の停止位置制御が精度良く行われる。
【0012】所望の商品200によって構成される商品
列に対峙する商品払出機構駆動装置9のサーボモータ9
1が回転し、減速ギヤ93が回転する。減速ギヤ93に
噛合する駆動杆94が、左右両端が同一の高さ位置にあ
る原点位置から、所望の商品200によって構成された
商品列が載置された商品棚2へ向かって、左右何れかの
方向ヘ円弧運動し、駆動杆94の左右何れかの端部が、
エレベータ1の側壁に形成された開口11aを通って、
所望の商品200によって構成される商品列が載置され
た商品棚2へ向かって突出する。所望の商品200によ
って構成される商品列が左側の商品棚2上に載置されて
いる場合には、駆動杆94の左端がエレベータ1の左側
壁に形成された開口11aを通って左方へ突出し、所望
の商品200によって構成される商品列が右側の商品棚
2上に載置されている場合には、駆動杆94の右端がエ
レベータ1の右側壁に形成された開口11aを通って右
方へ突出する。駆動杆94の円弧運動のストロークは、
サーボモータ91に取り付けられたエンコーダによるパ
ルス数と予め設定されたストロークを示すパルス数とを
比較することにより、精度良く制御される。サーボモー
タ91は自動販売機100の図示しない制御装置によっ
てデューティー制御される。制御装置によってデューテ
ィー比(所定時間内の通電時間の割合)が制御されるこ
とにより、駆動杆94が原点から移動開始する際には、
駆動杆最小動作電力がサーボモータ91へ供給される。
【0013】駆動杆94の突出した端部は、上下に隣接
する商品棚2間の隙間へ侵入し、所望の商品列の直下に
配設された商品払出機構3の押片35に当接し、バネ3
4の弾性力に抗して押片35を斜め上方へ押し上げる。
制御装置によってデューティー比が制御されることによ
り、駆動杆94が押片35を押し上げる際には、駆動杆
最大動作電力がサーボモータ91へ供給される。円弧状
の駆動杆94が円弧運動をするので、駆動杆94の突出
した端部は、上下に隣接する商品棚2間の傾斜した隙間
内を該傾斜に略沿って移動する。この結果、上下に隣接
する商品棚2間の隙間が狭く、所望の商品列が載置され
た商品棚2の下面と該商品棚の直下の商品棚2上に載置
された商品200の頂部との間の隙間が狭い場合でも、
駆動杆94の突出端部は、該狭い傾斜した隙間内を下方
の商品200と干渉することなく移動できる。駆動杆9
4の端部が押片35を斜め上方へ押し上げた結果、商品
払出機構3の中間アーム33が斜め下方の第1位置から
斜め上方の第2位置ヘ移動し、第2ストッパー32の関
節部が商品棚2の下方へ後退し、第1ストッパー31が
商品棚2の上方へ突出する。所望の商品列の最下端の商
品200が第2ストッパー32の支持を失って、商品棚
2の下端からエレベータ1内へ落下する。所望の商品列
の最下端から2番目の商品200は、第1ストッパー3
1によって支持される。この結果、所望の商品列に属す
る他の全ての商品200の商品棚2からの落下が阻止さ
れる。
【0014】所望の商品列の最下端の商品200が商品
棚2の下端からエレベータ1内へ落下する際に、エレベ
ータ1の側板7を商品搬送コンベヤ6側ヘ押し倒す。押
し倒された側板7によってスイッチ8が押され、側板7
が倒れたこと、ひいては所望の商品200が商品棚2か
らエレベータ1へ搬出されたことが検出される。倒れた
側板7は商品200がエレベータ1内へ移動した後、図
示しないバネの付勢力により起立する。押し倒された側
板7に対峙する起立した側板7により、商品200がエ
レベータ1を乗り越えて反対側ヘ落下する事態の発生が
防止される。所望の商品200が商品棚2からエレベー
タ1へ搬出されたことが検出された後、サーボモータ9
1が逆回転して、駆動杆94が原点位置へ戻る。駆動杆
94が原点位置ヘ戻ったことは、原点位置検出用の光学
センサー95によって検出される。所望の商品200が
商品棚2からエレベータ1へ搬出されたことが検出され
ない場合には、再度駆動杆94が駆動されて、所望の商
品200の商品棚2からの搬出が試みられる。
【0015】商品200の払出し動作において、駆動杆
94が原点位置から移動を開始する度毎に、駆動杆94
が左右何れの側へ突出したかが、自動販売機の図示しな
い制御装置が有する不揮発性メモリに記憶される。
【0016】所望の商品200が商品棚2からエレベー
タ1へ搬出された後、エレベータ1が上方ヘ移動して、
原点位置である枠組5の開口51aの高さ位置へ到達す
る。エレベータ1は枠組5内に組付けられているので、
十分な強度を有しており、安定して作動する。エレベー
タ1の移動中、起立した側板7により商品200のエレ
ベータ1からの落下が防止される。商品搬送コンベヤ6
が作動を開始し、商品200が開口51aヘ向かって搬
送される。図9に示すように、商品200は枠組み5の
開口51aと中扉101の開口101aとを通り、開口
101aの前方下方に配設された商品取出棚103上ヘ
落下し、外扉102商品取出口102aを介して自動販
売機100から取り出される。
【0017】電源投入時の駆動杆の位置初期化処理を、
図10に基づいて説明する。自動販売機100の電源が
投入されると、制御装置は、光学センサー95からの信
号に基づいて、駆動杆94が原点位置にあるか否か判断
する(M01)。駆動杆94が原点位置にある場合は、
駆動杆の位置初期化処理は正常に終了する。駆動杆94
が原点位置から左右何れかへ移動している最中に、或い
は原点位置ヘ復帰移動している最中に、停電や何らかの
事故により、自動販売機100の作動が停止する場合が
あり得る。従って、自動販売機の電源投入時に、駆動杆
94が原点にない場合があり得る。駆動杆94が原点位
置にない場合は、制御装置は、不揮発性メモリから、駆
動杆94の前回突出方向のデータを読み出し、サーボモ
ータ91を駆動して、駆動杆94を前回突出方向と逆の
方向へ移動させる(M02、M03)。制御装置は、光
学センサー95からの信号に基づいて、駆動杆94が原
点位置へ復帰したか否か判断する(M04)。駆動杆9
4が原点位置ヘ復帰した場合には、制御装置はサーボモ
ータ91を停止させする(M05)。これにより、駆動
杆の位置初期化処理は正常に終了する。商品払出し動作
の後、原点に復帰した駆動杆94が、自動販売機100
に加えられた衝撃や振動等により、原点位置から前回突
出方向と逆の方向へずれる場合があり得る。かかる場合
には、電源投入時に駆動杆94を前回突出方向と逆の方
向へ移動させても駆動杆94は原点位置ヘ復帰しない。
かかる事態に対処するために、制御装置は、駆動杆94
を前回突出方向と逆の方向へ所定時間(t0 )移動させ
ても駆動杆94が原点位置に復帰しない場合には、サー
ボモータ91を逆転させ、駆動杆94を前回突出方向へ
移動させる(M06、M07)。制御装置は、光学セン
サー95からの信号に基づいて、駆動杆94が原点位置
へ復帰したか否か判断する(M08)。駆動杆94が原
点位置ヘ復帰した場合には、制御装置はサーボモータ9
1を停止させする(M05)。これにより、駆動杆の位
置初期化処理は正常に終了する。制御装置は、駆動杆9
4を前回突出方向と逆の方向へ所定時間(t1 )移動さ
せても駆動杆94が原点位置に復帰しない場合には、光
学センサー95の不調、サーボモータ91の不調等の何
らかの機器トラブルが発生したものと判断し、サーボモ
ータ91を停止させ、且つ何らかの異常発生表示を行う
(M09、M10)。これにより、駆動杆の位置初期化
処理はエラー終了する。
【0018】制御装置は、駆動杆94の原点復帰動作
中、サーボモータ91をデューティー制御する。駆動杆
94の原点復帰動作中、制御装置は、デューティー比を
制御して、駆動杆94の始動時の供給電力である駆動杆
最小動作電力より大きく、駆動杆94が商品払出機構3
の押片35を押して商品払出機構3を作動させる際の供
給電力である駆動杆最大動作電力よりも小さな電力をサ
ーボモータ91に供給する。
【0019】上述の電源投入時の駆動杆位置初期化処理
によれば、駆動杆94は、前回駆動杆94が突出した方
向と逆の方向ヘ移動して原点に復帰するので、原点復帰
動作中に商品払出機構3の押片35と係合して商品20
0がエレベータ1上に払い出され(電源投入時にエレベ
ータ1が商品棚2の下縁に対峙している場合)、或いは
商品200と接触して商品200を損傷させ(電源投入
時にエレベータ1が商品200に対峙している場合)、
或いは、最大ストローク位置まで突出して減速ギヤ93
等の駆動部品が損傷する(電源投入時にエレベータ1が
商品200と直上の商品棚2との間にある場合)等の不
具合が発生するおそれは無い。
【0020】制御装置は、駆動杆94の原点復帰動作
中、サーボモータ91をデューティー制御するので、サ
ーボモータ91をデューティー制御せず、サーボモータ
91に常に駆動杆最大動作電力を供給する場合に比べ
て、電力を節約でき、且つ駆動杆94の急激な運動を規
制して商品払出機構駆動装置9の損傷発生を防止でき
る。
【0021】制御装置は、駆動杆94の原点復帰動作
中、デューティー比を制御して、駆動杆94の始動時の
供給電力である駆動杆最小動作電力より大きく、駆動杆
94が商品払出機構3の押片35を押して商品払出機構
3を作動させる際の供給電力である駆動杆最大動作電力
よりも小さな電力をサーボモータ91に供給するので、
電力を節約でき、且つ駆動杆94が商品払出機構3の押
片35と係合した場合でも(商品払出し動作の後、原点
に復帰した駆動杆94が、自動販売機100に加えられ
た衝撃や振動等により、原点位置から前回突出方向と逆
の方向へずれた場合には、電源投入時に、上記ステップ
M03において、駆動杆94が前回突出方向と逆の方向
ヘエレベータ1から突出し、該逆の方向にある商品棚2
に取り付けられた商品払出機構3の押片35と係合する
場合があり得る)、商品200の払出しを防止すること
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る自動
販売機においては、電源投入時の駆動杆の位置初期化処
理において、駆動杆は、前回駆動杆が突出した方向と逆
の方向ヘ移動して原点に復帰するので、原点復帰動作中
に商品払出機構と係合して商品が払い出され、或いは商
品と接触して商品を損傷させる等の不具合が発生する恐
れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動販売機の内部構造の
正面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の実施例に係る自動販売機が備える商品
払出機構の正面図である。
【図4】本発明の実施例に係る自動販売機が備えるエレ
ベータの斜視図である。
【図5】本発明の実施例に係る自動販売機が備えるエレ
ベータ駆動装置の斜視図である。
【図6】図4のエレベータと図5のエレベータ駆動装置
とが枠組内に組付けられた状態を示す図である。(a)
は斜視図であり、(b)は(a)の矢印b−bに沿った
断面図である。
【図7】本発明の実施例に係る自動販売機が備える商品
払出機構駆動装置の斜視図である。
【図8】図7の矢印a−aに沿った断面図である。
【図9】本発明の実施例に係る自動販売機の作動を示す
図である。
【図10】電源投入時の駆動杆の位置初期化処理のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 エレベータ 2 商品棚 3 商品払出機構 4 エレベータ駆動装置 5 枠組 6 商品搬送コンベヤ 7 側板 8 スイッチ 9 商品払出機構駆動装置 100 自動販売機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に移動するエレベータと、エレベー
    タの両側で上下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エ
    レベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚と、各
    商品棚に取り付けられた商品払出機構と、エレベータに
    取り付けられた商品払出機構駆動装置とを備え、商品払
    出機構駆動装置は円弧運動をしてエレベータの何れの側
    へも突出し、商品払出機構と係合して商品払出機構を作
    動させる円弧状の駆動杆を有し、更に不揮発性メモリを
    有する制御装置を備え、該制御装置は商品払出機構駆動
    装置を制御して商品払出機構を作動させる度毎に商品払
    出機構駆動装置の駆動杆をエレベータの何れの側ヘ突出
    させたかを記憶し、自動販売機の電源投入時に、前回駆
    動杆が突出した方向と逆の方向ヘ駆動杆が移動するよう
    に商品払出機構駆動装置を制御して駆動杆を原点に復帰
    させることを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 制御装置は、駆動杆の原点復帰動作中、
    商品払出機構駆動装置をデューティー制御することを特
    徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 制御装置は、駆動杆の原点復帰動作中、
    商品払出機構駆動装置への供給電力を、駆動杆始動時の
    供給電力である駆動杆最小動作電力より大きく、駆動杆
    が商品払出機構と係合して商品払出機構を作動させる際
    の供給電力である駆動杆最大動作電力よりも小さな値に
    設定することを特徴とする請求項2に記載の自動販売
    機。
JP5128397A 1997-03-06 1997-03-06 自動販売機 Pending JPH10247273A (ja)

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