JPH10247274A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH10247274A
JPH10247274A JP5128497A JP5128497A JPH10247274A JP H10247274 A JPH10247274 A JP H10247274A JP 5128497 A JP5128497 A JP 5128497A JP 5128497 A JP5128497 A JP 5128497A JP H10247274 A JPH10247274 A JP H10247274A
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Hiroyuki Negishi
弘行 根岸
Mitsuyuki Kenmochi
光行 剣持
Yoshiaki Iguma
美章 猪熊
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ユーザーが商品を選択してから商品を受け取
るまでの時間が短く、且つ商品棚からエレベータ上へ払
い出された商品が商品取出口へ搬送される際に損傷する
恐れのない自動販売機を提供する。 【解決手段】 上下に移動するエレベータと、エレベー
タの側方で上下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エ
レベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚2と、
商品棚2からエレベータへ商品を払い出す商品払出装置
と、エレベータに取り付けられ商品棚2の下縁に平行に
延在する商品搬送用コンベアとを備え、各商品棚には商
品棚2の下縁の延在方向に互いに間隔を隔てて複数の商
品列を成して商品が載置され、更に、商品棚2から払い
出された商品を載せたエレベータが、商品200が属し
ていた商品列毎に設定された所定の高さ領域に到達した
時に商品搬送用コンベアを始動させる制御装置とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビン、缶、ペットボ
トルなどの容器に詰められた商品の自動販売機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特願平8−234418号
において、上下に移動するエレベータと、エレベータの
側方で上下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エレベ
ータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚と、商品棚
からエレベータへ商品を払い出す商品払出装置と、エレ
ベータに取り付けられ商品棚の下縁に平行に延在する商
品搬送用コンベアとを備え、各商品棚には商品棚の下縁
の延在方向に互いに間隔を隔てて複数の商品列を成して
商品が載置される自動販売機を提案した。上記自動販売
機においては、ユーザーが商品選択釦を押すと、エレベ
ータが原点位置からユーザーが選択した商品が載置され
た商品棚の位置まで移動し、商品払出装置が作動して商
品棚から所望の商品がエレベータ上へ払い出され、エレ
ベータが商品取出口の高さ位置まで移動し、商品搬送用
コンベアが作動して商品を商品取出口へ搬送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記自動販売機におい
ては、エレベータが商品取出口の高さ位置ヘ到達した後
に、商品搬送用コンベアを作動させたので、ユーザーが
商品を選択してから商品を受け取るまでに時間が掛かる
という問題があった。他方、エレベータが商品取出口の
高さ位置へ向けて移動を開始すると同時に商品搬送用コ
ンベアを作動させると、商品取出口から遠い商品棚の商
品取出口に近い商品列から商品を払い出した場合に、エ
レベータが商品取出口の高さ位置に到達する前に、商品
が商品搬送用コンベアの商品取出口側の端部へ到達し、
商品が自動販売機の構成部材と干渉して商品が損傷する
という問題を生ずる。本発明は上記問題に鑑みてなされ
たものであり、上下に移動するエレベータと、エレベー
タの側方で上下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エ
レベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚と、商
品棚からエレベータへ商品を払い出す商品払出装置と、
エレベータに取り付けられ商品棚の下縁に平行に延在す
る商品搬送用コンベアとを備え、各商品棚には商品棚の
下縁の延在方向に互いに間隔を隔てて複数の商品列を成
して商品が載置される自動販売機であって、ユーザーが
商品を選択してから商品を受け取るまでの時間が短く、
且つ商品棚からエレベータ上へ払い出された商品が商品
取出口へ搬送される際に損傷する恐れのない自動販売機
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、上下に移動するエレベータと、
エレベータの側方で上下方向に互いに間隔を隔てて積層
され、エレベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品
棚と、商品棚からエレベータへ商品を払い出す商品払出
装置と、エレベータに取り付けられ商品棚の下縁に平行
に延在する商品搬送用コンベアとを備え、各商品棚には
商品棚の下縁の延在方向に互いに間隔を隔てて複数の商
品列を成して商品が載置され、更に、商品棚から払い出
された商品を載せたエレベータが、商品が属していた商
品列毎に設定された所定の高さ領域に到達した時に商品
搬送用コンベアを始動させる制御装置とを備えることを
特徴とする自動販売機を提供する。本発明に係る自動販
売機においては、商品棚から払い出された商品を載せた
エレベータが、商品が属していた商品列毎に設定された
所定の高さ領域に到達した時に商品搬送用コンベアを始
動させることにより、ユーザーが商品を選択してから商
品を受け取るまでの時間が短く、且つ商品棚からエレベ
ータ上へ払い出された商品が商品取出口へ搬送される際
に損傷する恐れのない自動販売機を実現した。
【0005】
【発明の実施の形態】以降の説明において、図1〜10
の矢印I、II、III、IV、V、VIの方向をそれ
ぞれ前方、後方、左方、右方、上方、下方と呼ぶ。な
お、図1、2、3、8において、紙面の裏面から表面へ
向かう方向が前方であり、表目から裏面へ向かう方向が
後方である。また、図9、10において、紙面の裏面か
ら表面へ向かう方向が左方であり、表面から裏面へ向か
う方向が右方である。
【0006】本発明の実施例に係る自動販売機を図1〜
10に基づいて説明する。図1に示すように、自動販売
機の100の左右方向中央部に上下移動可能なエレベー
タ1が配設されている。エレベータ1の左右両側に、上
下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エレベータ1へ
向かって下方へ傾斜した複数の商品棚2が配設されてい
る。商品棚2の下縁は前後に延在している。各商品棚2
上には、ビン、缶、ペットボトルなどの容器に詰められ
た商品200が、中心軸を前後方向へ延在させた状態で
左右方向に整列して載置されている。各商品棚2上に
は、前後方向に互いに間隔を隔てて4列の商品200の
列が載置されている。
【0007】図2、3に示すように、各商品棚2の下縁
部の下面側に且つ商品200の各列の直下に、シーソー
方式の商品払出機構3が配設されている。エレベータ1
の左側の商品払出機構3に着目して商品払出機構3の構
成を説明する。商品払出機構3は、上端が前後方向に延
在する軸線回りに回動自在に商品棚2に支持された支持
端で下端が自由端の蝶番状の第1ストッパー31と、下
端が前後方向に延在する軸線回りに回動自在に商品棚2
に支持された支持端で上端が自由端の蝶番状の第2スト
ッパー32と、上端が第1ストッパー31の自由端に前
後方向に延在する軸線回りに回動自在に連結され下端が
第2ストッパー32の自由端に前後方向に延在する軸線
回りに回動自在に連結された中間アーム33とを有して
いる。第1ストッパー31、第2ストッパー32、中間
アーム33は第1ストッパー31の支持端である上端を
左斜め上方ヘ差し向け第2ストッパー32の支持端であ
る下端を右斜め下方へ差し向けて商品棚2と平行に左右
に延在するように配設されている。商品棚2には第1ス
トッパー31の関節部と第2ストッパー32の関節部と
が商品棚2上へ突出するのを許容する開口21が形成さ
れている。中間アーム33は、右斜め下方の第1位置と
左斜め上方の第2位置との間で商品棚2に平行に移動可
能に商品棚2によって支持されている。中間アーム33
は、バネ34により商品棚2に平行に右斜め下方へ付勢
されている。この結果、図3で実線で示すように、通
常、中間アーム33は右斜め下方の第1位置にあり、第
2ストッパー32の関節部が商品棚2の上方へ突出し、
第1ストッパー31の関節部は商品棚2の下方へ後退し
ている。商品棚2の上方へ突出した第2ストッパー32
によって、商品列の下端の商品200が支持され、商品
列に属する全ての商品200の落下防止がなされてい
る。中間アーム33に押片35が固定されている。
【0008】図4に示すように、エレベータ1は上端が
開放された箱型部材11によって構成されている。箱型
部材11の左右側壁には、前後に互いに間隔を隔てて配
設された複数の商品払出機構3に対峙して、前後方向に
互いに間隔を隔てて、複数の開口11aが形成されてい
る。図5に示すように、エレベータ1は、エレベータ駆
動装置4のスライダ41に固定されている。上下に延在
する2本の案内棒42がスライダ41に挿通され、上下
に延在するネジ棒43がスライダ41に挿通されてスラ
イダ41に螺合している。ネジ棒43の頂部に傘歯車4
4が固定されている。傘歯車44はギヤボックス45内
に配設された減速ギヤに噛合し、減速ギヤはエンコーダ
付きのサーボモータ46に接続されている。図6に示す
ように、エレベータ1とエレベータ駆動装置4とは、矩
形の枠組5内に組付けられている。枠組5の前部縦桁5
1の高さ方向中央部に開口51aが形成されている。図
1に示すように、枠組5は、自動販売機の100の左右
方向中央部に組付けられている。図9に示すように、自
動販売機100の中扉101の高さ方向中央部に枠組5
の開口51aに対峙して開口101aが形成されてい
る。自動販売機100の外扉102の高さ方向中央部に
枠組5の開口51aに対峙して商品取出口102aが形
成されている。開口101aの前方下方に商品取出棚1
03が配設されている。商品取出棚103は中扉101
の前面に取り付けられている。
【0009】図4に示すように、エレベータ1には、商
品棚2の下縁に平行に前後に延在するベルト式の商品搬
出コンベヤ6が取り付けられている。図4に示すよう
に、エレベータ1には、商品搬送コンベヤ6の左右両側
に配設され、起立位置と商品搬送コンベヤ6側へ倒れた
位置との間でのみ倒起可能な側板7が取り付けられてい
る。側板7は、図示しないバネにより、起立する方向へ
付勢されている。図4に示すように、エレベータ1に
は、商品搬送コンベヤ6の両側に、側板7が商品搬送コ
ンベヤ6側ヘ倒れた時に側板7によって押され、側板7
が商品搬送コンベヤ6側ヘ倒れたことを検出するスイッ
チ8が取り付けられている。
【0010】エレベータ1には、商品搬送コンベヤ6の
下方に、且つ側壁に形成された複数の開口11aに対峙
して、図7、8に示す、商品払出機構3を駆動するため
の商品払出機構駆動装置9が、商品棚2の下縁に平行の
方向、すなわち前後方向に互いに間隔を隔てて複数個取
り付けられている。商品払出機構駆動装置9は、エンコ
ーダ付きのサーボモータ91と、ギヤボックス92内に
配設された減速ギヤ93と、減速ギヤ93に噛合する円
弧状の駆動杆94と、駆動杆94の原点位置を検出する
光学センサ95とを有している。駆動杆94が原点位置
にある時、図8で実線で示すように、駆動杆94の左右
両端は同一の高さ位置にあり、駆動杆94はエレベータ
1内に格納されている。駆動杆94が原点位置にある
時、駆動杆94に形成されたスリット94aが光学セン
サ95と対峙し、駆動杆94が原点位置にあることが光
学センサ95によって検知される。駆動杆94は、図8
で矢印で示すように、回転する減速ギヤ93により、左
右に円弧運動をする。駆動杆94が左方へ円弧運動をす
ると、駆動杆94の左端はエレベータ1の左側壁の開口
11aを通って、エレベータ1の左方へ突出し、駆動杆
94が右方へ円弧運動をすると、駆動杆94の右端はエ
レベータ1の右側壁の開口11aを通って、エレベータ
1の右方へ突出する。商品払出機構3と商品払出機構駆
動装置9とにより、商品払出装置が構成される。エレベ
ータ1、商品払出機構駆動装置9、商品搬送コンベヤ6
の作動は、図示しない制御装置によって制御される。
【0011】制御装置が有するメモリ内に、図10に示
す、商品搬送コンベヤ6の始動領域が記憶されている。
図10から分かるように、商品搬送コンベヤ6の始動領
域として、枠組5の開口51aひいては商品取出口10
2aに最も近い商品列1に対しては、枠組5の開口51
aの高さ位置ひいては商品取出口102aの高さ位置近
傍の領域Aが設定され、商品列1に隣接する商品列2に
対しては、領域Aよりも上下に広い領域Bが設定され、
商品列2に隣接する商品列3に対しては、領域Bよりも
上下に広い領域Cが設定され、商品列3に隣接する枠組
5の開口51aひいては商品取出口102aから最も遠
い最奥の商品列3に対しては、領域Cよりも上下に広い
領域Dが設定されている。
【0012】本実施例に係る自動販売機100の作動を
以下に説明する。1つの商品列は同一の商品200によ
って構成されている。複数の商品棚2上に、構成商品2
00の異なる4列の商品列が載置されている。ユーザー
は、所望の商品200を選択し、図示しない商品選択ス
イッチを押す。自動販売機100が備える図示しない制
御装置が作動し、エレベータ駆動装置4のサーボモータ
46が回転し、ギヤボックス45内に配設された減速ギ
ヤを介してネジ棒43が回転し、ネジ棒43に螺合する
スライダ41が、案内棒42に案内されて、原点位置で
ある最上位置から下方ヘ移動し、スライダ41に固定さ
れたエレベータ1が、原点位置である最上位置から所望
の商品200の列が載置された商品棚2へ接近する。サ
ーボモータ46が停止し、エレベータ1が所望の商品2
00の列が載置された商品棚の下縁に対峙して停止す
る。サーボモータ46に取り付けられたエンコーダによ
るパルス数と予め設定された商品棚位置を示すパルス数
とを比較することにより、エレベータ1の停止位置制御
が精度良く行われる。
【0013】所望の商品200によって構成される商品
列に対峙する商品払出機構駆動装置9のサーボモータ9
1が回転し、減速ギヤ93が回転する。減速ギヤ93に
噛合する駆動杆94が、左右両端が同一の高さ位置にあ
る原点位置から、所望の商品200によって構成された
商品列が載置された商品棚2へ向かって、左右何れかの
方向ヘ円弧運動し、駆動杆94の左右何れかの端部が、
エレベータ1の側壁に形成された開口11aを通って、
所望の商品200によって構成される商品列が載置され
た商品棚2へ向かって突出する。所望の商品200によ
って構成される商品列が左側の商品棚2上に載置されて
いる場合には、駆動杆94の左端がエレベータ1の左側
壁に形成された開口11aを通って左方へ突出し、所望
の商品200によって構成される商品列が右側の商品棚
2上に載置されている場合には、駆動杆94の右端がエ
レベータ1の右側壁に形成された開口11aを通って右
方へ突出する。駆動杆94の円弧運動のストロークは、
サーボモータ91に取り付けられたエンコーダによるパ
ルス数と予め設定されたストロークを示すパルス数とを
比較することにより、精度良く制御される。
【0014】駆動杆94の突出した端部は、上下に隣接
する商品棚2間の隙間へ侵入し、所望の商品列の直下に
配設された商品払出機構3の押片35に当接し、バネ3
4の弾性力に抗して押片35を斜め上方へ押し上げる。
円弧状の駆動杆94が円弧運動をするので、駆動杆94
の突出した端部は、上下に隣接する商品棚2間の傾斜し
た隙間内を該傾斜に略沿って移動する。この結果、上下
に隣接する商品棚2間の隙間が狭く、所望の商品列が載
置された商品棚2の下面と該商品棚の直下の商品棚2上
に載置された商品200の頂部との間の隙間が狭い場合
でも、駆動杆94の突出端部は、該狭い傾斜した隙間内
を下方の商品200と干渉することなく移動できる。駆
動杆94の端部が押片35を斜め上方へ押し上げた結
果、商品払出機構3の中間アーム33が斜め下方の第1
位置から斜め上方の第2位置ヘ移動し、第2ストッパー
32の関節部が商品棚2の下方へ後退し、第1ストッパ
ー31が商品棚2の上方へ突出する。所望の商品列の最
下端の商品200が第2ストッパー32の支持を失っ
て、商品棚2の下端からエレベータ1内へ落下する。所
望の商品列の最下端から2番目の商品200は、第1ス
トッパー31によって支持される。この結果、所望の商
品列に属する他の全ての商品200の商品棚2からの落
下が阻止される。
【0015】所望の商品列の最下端の商品200が商品
棚2の下端からエレベータ1内へ落下する際に、エレベ
ータ1の側板7を商品搬送コンベヤ6側ヘ押し倒す。押
し倒された側板7によってスイッチ8が押され、側板7
が倒れたこと、ひいては所望の商品200が商品棚2か
らエレベータ1へ払い出されたことが検出される。倒れ
た側板7は商品200がエレベータ1内へ移動した後、
図示しないバネの付勢力により起立する。押し倒された
側板7に対峙する起立した側板7により、商品200が
エレベータ1を乗り越えて反対側ヘ落下する事態の発生
が防止される。所望の商品200が商品棚2からエレベ
ータ1へ払い出されたことが検出された後、サーボモー
タ91が逆回転して、駆動杆94が原点位置へ戻る。駆
動杆94が原点位置ヘ戻ったことは、原点位置検出用の
光学センサー95によって検出される。所望の商品20
0が商品棚2からエレベータ1へ払い出されたことが検
出されない場合には、再度駆動杆94が駆動されて、所
望の商品200の商品棚2からの払い出しが試みられ
る。制御装置のメモリに、払い出された商品200が載
置されていた商品棚の番号、払い出された商品200が
属していた商品列の番号が記憶される。
【0016】所望の商品200が商品棚2からエレベー
タ1へ払い出された後、エレベータ1が上下に移動し
て、枠組5の開口51aの高さ位置、ひいては商品取出
口102aの高さ位置へ接近する。エレベータ1は枠組
5内に組付けられているので、十分な強度を有してお
り、安定して作動する。エレベータ1の移動中、起立し
た側板7により商品200のエレベータ1からの落下が
防止される。
【0017】サーボモータ46に取り付けられたエンコ
ーダによるパルス数と制御装置のメモリに記憶された図
10の領域A〜Dの上限下限に対応するパルス数とを比
較することにより、エレベータ1が領域A〜Dに進入し
たことが検知される。制御装置のメモリに記憶された、
払い出された商品200が載置されていた商品棚の番
号、払い出された商品200が属していた商品列の番号
と、エレベータ1が図10の領域A〜Dに進入したこと
の検知結果とに基づいて、商品搬送コンベア6の始動が
なされる。すなわち、図10に示す、商品取出口102
aに最も近い商品列1から商品200が払い出された場
合には、エレベータ1が領域Aに進入した時に商品搬送
コンベア6が始動し、商品列1に隣接する商品列2から
商品200が払い出された場合には、エレベータ1が領
域Bに進入した時に商品搬送コンベア6が始動し、商品
列2に隣接する商品列3から商品200が払い出された
場合には、エレベータ1が領域Cに進入した時に商品搬
送コンベア6が始動し、商品列3に隣接する商品取出口
102aから最も遠い最奥の商品列4から商品200が
払い出された場合には、エレベータ1が領域Dに進入し
た時に商品搬送コンベア6が始動する。払い出された商
品200が属する商品列が商品取出口102aから遠ざ
かるにつれて、商品搬送コンベア6の始動時期が早まる
ので、何れの商品列から商品200が払い出された場合
でも、エレベータ1が商品取出口102aの高さ位置に
到達するのとほぼ同期して、商品200が商品搬送コン
ベア6の商品取出口102a側端部近傍へ到達するのを
実現できる。従って、ユーザーは商品を選択した後比較
的短時間で商品を受け取ることができ、且つ、エレベー
タ1が商品取出口102aの高さ位置に到達する前に、
商品200が商品搬送用コンベア6の商品取出口102
a側端部へ到達し、商品200が枠組5の前部縦桁51
と干渉して商品が損傷するといった事態の発生が防止さ
れる。
【0018】商品200は商品搬送コンベヤ6によって
開口51aヘ向かって搬送される。図9に示すように、
商品200は枠組み5の開口51aと中扉101の開口
101aとを通り、開口101aの前方下方に配設され
た商品取出棚103上ヘ落下し、外扉102商品取出口
102aを介して自動販売機100から取り出される。
【0019】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。上記実施例においては、
サーボモータ46に取り付けられたエンコーダによるパ
ルス数と図10の領域A〜Dの上限下限に対応するパル
ス数とを比較することにより、エレベータ1が領域A〜
Dに進入したことを検知したが、制御装置のメモリに記
憶された、払い出された商品200が載置されていた商
品棚2の番号と(すなわち商品棚2の高さ位置と)、エ
レベータ1が商品取出口102aの高さ位置ヘ向かって
移動を開始した時からの経過時間とに基づいて、エレベ
ータ1が領域A〜Dに進入したことを検知しても良い。
上記実施例においては、商品払出機構3をエレベータに
取り付けた商品払出機構駆動装置9を用いて駆動した
が、商品払出機構3の押片35を駆動するソレノイドを
各商品払出機構3に付設し、該ソレノイドを用いて商品
払出機構3を駆動しても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明により、ユ
ーザーが商品を選択してから商品を受け取るまでの時間
が短く、且つ商品棚からエレベータ上へ払い出された商
品が商品取出口へ搬送される際に損傷する恐れのない自
動販売機か提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動販売機の内部構造の
正面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の実施例に係る自動販売機が備える商品
払出機構の正面図である。
【図4】本発明の実施例に係る自動販売機が備えるエレ
ベータの斜視図である。
【図5】本発明の実施例に係る自動販売機が備えるエレ
ベータ駆動装置の斜視図である。
【図6】図4のエレベータと図5のエレベータ駆動装置
とが枠組内に組付けられた状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例に係る自動販売機が備える商品
払出機構を駆動する駆動装置の斜視図である。
【図8】図7の矢印a−aに沿った断面図である。
【図9】本発明の実施例に係る自動販売機の作動を示す
図である。
【図10】商品搬送コンベヤ6の始動領域を例示する図
である。
【符号の説明】
1 エレベータ 2 商品棚 3 商品払出機構 4 エレベータ駆動装置 5 枠組 6 商品搬送コンベヤ 7 側板 8 スイッチ 9 商品払出機構駆動装置 100 自動販売機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に移動するエレベータと、エレベー
    タの側方で上下方向に互いに間隔を隔てて積層され、エ
    レベータへ向かって下方へ傾斜した複数の商品棚と、商
    品棚からエレベータへ商品を払い出す商品払出装置と、
    エレベータに取り付けられ商品棚の下縁に平行に延在す
    る商品搬送用コンベアとを備え、各商品棚には商品棚の
    下縁の延在方向に互いに間隔を隔てて複数の商品列を成
    して商品が載置され、更に、商品棚から払い出された商
    品を載せたエレベータが、商品が属していた商品列毎に
    設定された所定の高さ領域に到達した時に商品搬送用コ
    ンベアを始動させる制御装置とを備えることを特徴とす
    る自動販売機。
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JP2019063256A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 日本たばこ産業株式会社 払出装置

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