JPH08112832A - 樹脂成形品およびその製造方法 - Google Patents
樹脂成形品およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH08112832A JPH08112832A JP6249808A JP24980894A JPH08112832A JP H08112832 A JPH08112832 A JP H08112832A JP 6249808 A JP6249808 A JP 6249808A JP 24980894 A JP24980894 A JP 24980894A JP H08112832 A JPH08112832 A JP H08112832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded product
- resin molded
- mounting member
- head
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
え、かつ、型成形を容易に行うことができる取り付け部
材付きの樹脂成形品の提供を図る。 【構成】 フランジ3へ取り付けるためのねじ部5aと
円筒状の頭部5bを有するボルト5を、該頭部5aの円
筒の半周を越える範囲をガスケット1の内部に埋め込ん
だ状態で回動可能に一体的に設け、ボルト5をガスケッ
ト1の取り付け面1aに対して角度調整自在としてあ
る。
Description
品を取り付けるための取り付け部材を備えた樹脂成形品
に関する。
ウィンドウガスケットを示すもので、ガスケット21は
曲面に成形したウィンドウパネル22の周縁に、その
内,外面に亘って一体に成形してある。
設けた取り付け部材としてのスタッドボルト25を、被
取り付け体である車体の窓開口部周縁のフランジ23に
設けた挿入孔24へ挿入してナット27締めして取付け
られる。
ように頭部25bをガスケット21に埋め込んだ状態
で、該ガスケット21およびウィンドウパネル22と一
体に設けることが考えられる。
とキャビティ型31との間にウィンドウパネル22をイ
ンサートとして配置すると共に、コア型30のボルト受
け穴30aにスタッドボルト25を挿入配置しキャビテ
ィ空間32に溶融樹脂を射出充填して、ウィンドウパネ
ル22の周縁部にガスケット21とスタッドボルト25
とを一体成形することになる。
形成してあるため、スタッドボルト25をこのウィンド
ウパネル22の周縁部にパネル面と直交方向に配設しよ
うとすると、該スタッドボルト25は同図に示すように
コア型30とキャビティ型31との型開き方向線bに対
して角度θで傾けた配置となる関係で、スタッドボルト
25がコア型30に引掛かってコア型30からの成形品
の取り出しが困難となってしまう。
ガスケット21の車室側の取り付け面21aに凹部21
bを形成し、スタッドボルト25の頭部25bをこの凹
部21bに接着剤26によって嵌合接着して固定したも
のが用いられている。
1510号公報、実開平1−70648号公報等に示さ
れている。
では前述のように成形型からの成形品の取り出しが困難
となってしまい、また、図11に示す構造のものではガ
スケット21の射出成形後にスタッドボルト25を嵌合
接着するため、加工工数が嵩んでコスト的に不利となっ
てしまう。
にあっても、ウィンドウパネル22のフランジ23への
取り付け方向線aに対してスタッドボルト25が角度θ
1 で傾いているため、フランジ23の挿入孔24とスタ
ッドボルト25のねじ部25aの先端との間に位置ずれ
Lが生じ、該ねじ部25aの先端が挿入孔24縁に干渉
して、挿入孔24を大きくしない限りスムーズな取り付
け作業ができなくなってしまう不具合がある。
け作業を容易に行えることは勿論、型成形を容易に行う
ことができる取り付け部材付きの樹脂成形品を提供する
ものである。
取り付け体へ取り付けるための本体部と本体部の一端に
円形状の頭部を有する取り付け部材を、該頭部の円形の
半周を越える範囲を樹脂成形品の内部に埋め込んだ状態
で回動可能に一体に設け、該取り付け部材を樹脂成形品
の取り付け面に対して角度調整自在としてある。
形成した板状部材の周縁に沿って一体成形し、この板状
部材の一側面側で取り付け部材を、その頭部の円形の半
周を越える範囲を樹脂成形品の内部に埋め込んだ状態で
回動可能に一体に設け、該取り付け部材を樹脂成形品の
取り付け面に対して角度調整自在としてある。
能に一体に設けた取り付け部材の頭部を円筒状としてい
る。
能に一体に設けた取り付け部材の頭部を円柱状としてい
る。
能に一体に設けた取り付け部材の頭部を球状としてい
る。
能に一体に設けた取り付け部材の頭部が樹脂に対する離
型性を有している。
能に一体に設けた取り付け部材の本体部の一部に非円形
の突起部を設けている。
に接する樹脂に、該頭部を締めつけるように圧縮力を作
用させている。
付けるための本体部と本体部の一端に円形状の頭部を有
する取り付け部材を、開閉可能で内部にキャビティを有
する樹脂成形型の分割面に前記頭部がキャビティ内に突
出しかつ前記本体部の軸線が開閉方向と一致するように
配置して、加熱され軟化した液状の樹脂をキャビティに
射出して樹脂成形品を形成すると共に、この樹脂で前記
頭部の円形の半周を越える範囲を非固着状態に埋め込む
ように覆って樹脂成形品に取り付け部材を一体的に設け
るようにしている。
を越える範囲を非固着状態に埋め込むように覆う樹脂の
冷却に伴う成形収縮で、該頭部を締めつけるようにして
いる。
付け部材は、その頭部の円形の半周を越える範囲を樹脂
成形品の内部に埋め込んだ状態で回動可能に設けてある
から、該取り付け部材が樹脂成形品から離脱することが
なく、該取り付け部材を角度調整することによって、取
り付け部材を樹脂成形品の取り付け方向線に一致させる
ことができて、樹脂成形品を被取り付け体へ容易に取り
付けることができる。
時における樹脂の成形収縮によって、該樹脂成形品の内
部に固嵌め状態に埋め込まれるため、取り付け部材の遊
動がなくその調整角度位置を保持できるから、被取り付
け体への取り付け作業性をより一層向上することができ
る。
形品の成形型の型開き方向と異なる場合でも、該樹脂成
形品の型成形時に取り付け部材を成形型内に型開き方向
と一致させて配置して一体成形することが可能となるこ
とから、樹脂成形品の成形性が向上しコスト的に有利に
得ることができる。
の周縁の樹脂成形品に設けた取り付け部材は角度調整し
て樹脂成形品の取り付け方向に一致させることができる
から、取り付け部材の取り付け軸線方向が板状部材をイ
ンサートとして成形する樹脂成形品の成形型の型開き方
向と異なる場合でも、該樹脂成形品の型成形時に取り付
け部材を成形型内に型開き方向と一致させて配置して一
体成形することが可能となり、樹脂成形品の成形性が向
上しコスト的に有利に得ることができる。
円筒状に形成してあるから、該頭部を樹脂成形品に埋め
込んだ状態で一体成形した場合に、樹脂が頭部の円筒内
に入り込んだ状態で一体成形され、取り付け部材の抜け
止め効果を一段と向上することができる。
円柱状に形成してあるから、該頭部を樹脂成形品に埋め
込んだ状態で一体成形した場合に、取り付け部材の支持
剛性を高めることができる。
球状としてあるため、取り付け部材の角度調整の方向性
に制約がなく、樹脂成形品の取り付け作業性を更に向上
することができる。
樹脂に対する離型性を有しているため、樹脂成形品に対
して該頭部の滑動性が良好となり、取り付け部材の角度
調整を容易に行うことができる。
の先端に非円形の突起部を設けてあるため、樹脂成形品
を被取り付け体へ装着する際に、該突起部を被取り付け
体に設けられた取り付け孔へ挿入することによって、取
り付け部材の挿入ガイド作用が得られ、取り付け作業性
をより一層向上することができる。
を成形型に係合して取り付け部材を型内に配置すること
により、溶融樹脂の射出充填時の流動圧によって取り付
け部材が回転するのを防止できて、取り付け部材を樹脂
成形品に対して正確な位置を保って一体的に成形するこ
とができる。
接する樹脂に、該頭部を締めつけるように圧縮力を作用
させてあるから、取り付け部材の遊動がより確実に防止
される。
の軸線が樹脂成形型の開閉方向と一致するように配置し
て、該取り付け部材の頭部を覆って樹脂成形品を射出成
形するので、成形品の取り出しに際して前記本体部が樹
脂成形型に引掛かることがなく、成形性を向上できてコ
スト的に有利に得ることができる。
周を越える範囲を樹脂で非固着状態に埋め込むように覆
って成形してあるから、該取り付け部材を樹脂成型品に
回動自在に一体的に設けることができ、従って、樹脂成
型品の成形性の向上と、取り付け作業性の向上との両立
を図ることができる取り付け部材を備えた樹脂成形品を
得ることができる。
形時に取り付け部材の頭部を覆う樹脂の冷却に伴う成形
収縮で、該頭部を締めつけるようにするため、ボルトの
遊動防止を確実かつ容易に行わせることができる。
動車のウィンドウパネルの外周縁に取り付けられるガス
ケットを例に採って図面と共に詳述する。
スケットで、板状部材として曲面Rに成形したウィンド
ウパネル2の周縁に沿い、後述するように合成樹脂の射
出成形(反応射出成形を含む)によって、その内、外面
に亘って一体成形してある。
較的安価で耐スクラッチ性の良いポリ塩化ビニル樹脂や
軽量なポリオレフィン樹脂、ポリオールとイソシアネー
トの混合物で作られるポリウレタン樹脂等が適する。
ット1を被取り付け体である車体の窓開口部周縁のフラ
ンジ3へ取り付けるための本体部5aと円形状の頭部5
bを有する複数個の取り付け部材5を一体的に設けてあ
る。
本体部であるねじ部5aと、該ねじ部5aと直交して両
側に張り出す円筒状の頭部5bに形成したボルトを用い
ている。
円筒の半周を越える範囲をガスケット1の内部に埋め込
んだ状態で頭部5bの軸線Xを中心として回動可能に一
体に設けてあって、該ボルト5をガスケット1の取り付
け面1aに対して角度調整自在としてある。
円形、例えば側面三角形状の突起部6を一体に形成して
ある。
するPOM(ポリアセタール),PA(ポリアミド)等
の樹脂材で形成されるが、頭部5bはガスケット1の樹
脂と相溶性があって、両者が互いにくっつき合ってしま
うようなおそれがあるときにはその円筒状の内外周面に
離型剤層を形成するか、あるいは頭部5b自体をガスケ
ット1の樹脂と溶着しない離型性材料で形成して、ガス
ケット1に対する滑動性を保たせておくのが好ましい。
周縁部に施した不透明な着色層を示す。
ウィンドウパネル2とは接触部分で接着剤層を介してし
っかりと固着されている。
縁部のフランジ3は曲面に形成したウィンドウパネル2
の周縁部をガスケット1を介して適正に面方向で受けて
支持できるように、該ウィンドウパネル2の周縁部の面
と略平行に成形してあり、また、ボルト5はこのフラン
ジ3に対して最終的には2点鎖線で示すように取り付け
方向線aと角度θ1 だけ傾いて、フランジ3と直交状態
でナット7により締結固定されるが、ガスケット1の成
形時には実線で示すようにウィンドウパネル2の取り付
け方向線aとほぼ平行状態である。
形したままの状態にして該ボルト5をフランジ3の挿入
孔4へ挿入しようとした場合、ボルト5の先端と挿入孔
4とは一致しているためウィンドウパネル2をフランジ
3に押しつけるだけでフランジ3の挿入孔4へスムーズ
に挿入することができる。
パネル2の取り付け方向線aに完全に一致していなくて
も、多少調節することにより挿入孔4へのねじ部5aの
挿入をスムーズに行え、特に本実施例ではねじ部5aの
先端に側面三角形状の突起部6を一体に形成してあるか
ら、この突起部6がガイドとなって挿入孔4に挿入され
ることで、該突起部6が挿入孔4へのねじ部5aの挿入
リーダーとなって挿入ガイド作用が得られるから、ボル
ト5の挿入孔4への挿入作業がより一層向上する。
衝用の樹脂ワッシャー等を介してナット7を螺合してガ
スケット1をフランジ3上に緊締すれば、ナット7の面
がフランジ3の裏面側に面接触することによって、ボル
ト5は自動的にフランジ3と直交するように角度θ1 だ
けに回動し、従って、ウィンドウパネル2をフランジ3
に適正に取り付けることができる。この時、ボルト5の
先端はLだけ自動的に移動する。
半周を越える範囲を合成樹脂製のガスケット1の内部に
埋め込んだ状態でガスケット1と一体的に成形してある
から、ボルト5をガスケット1から、およびウィンドウ
パネル2からしっかりと抜け止めすることができ、特
に、該頭部5bは円筒状であるため、ガスケット1の射
出成形時に円筒内に溶融樹脂が入り込んだ状態で一体成
形されるから、該ボルト5の抜け止め効果を一段と向上
することができる。
の射出成形時における樹脂の冷却硬化過程における成形
収縮によって、頭部5bを外側から内側に向けて締めつ
けるように圧縮力を作用させるから該ガスケット1の内
部に固嵌め状態に埋め込まれるため、樹脂成形品の通常
の運搬、取扱いではボルト5が不用意に遊動することが
なく調整角度位置を保持できてフランジ3への取り付け
作業性をより一層向上することができる。
bをガスケット1に対し離型性のよい材料とするか、又
は離型剤を塗布して離型性を付与しておくことによっ
て、固嵌め状態であってもガスケット1に対する頭部5
bの溶着固定が防止されて滑動性が良好となり、ボルト
5の角度調整を容易に行うことができる。
る鉱物油を主体とするものが適する。また、離型性の良
い材料としては溶解度パラメータが互いに離れているも
のを適宜選択して組み合わせればよい。
ア型10とキャビティ型11との間にウィンドウパネル
2をインサートとして配置し、キャビティ空間12に加
熱されて溶解した溶融樹脂を射出充填することによっ
て、キャビティ空間12に突出したウィンドウパネル2
の周縁部に一体成形されるが、このガスケット1の射出
成形時に前もってボルト5をコア型10のボルト受け穴
10aに、型開き方向線bに一致させて配置しておい
て、該ボルト5をガスケット1と一体成形しても、ウィ
ンドウパネル2の取り付け時には該ボルト5の角度調整
により取り付けに何等支障を来すことがないから、この
ボルト5の型開き方向線bと一致した型内配置によっ
て、成形品の取り出しに際して成形型に引掛かることな
くガスケット1を有するウィンドウパネル2を取り出す
ことができ、従って、ガスケット1の成形性が向上しコ
スト的に有利に得ることができる。
部6は側面三角形状に形成してあるから、この突起部6
をコア型10のボルト受け孔10aの底部にある略同形
状の凹部10bに挿入係合することによってボルト5の
回り止めを行え、従って、キャビティ空間12に射出充
填される溶融樹脂の流動圧によってボルト5が回動する
のを回避でき、ボルト5をガスケット1に正確な位置を
保って一体的に成形することができる。
に替えて円柱状に形成した例を示している。
め込んだ状態で該ガスケット1と一体的に成形してあ
る。
避するための凹部1bを設けてあり、ボルト5の前記頭
部5bの軸線を中心とした凹部1bの範囲内における回
動による角度調整を行えるようにしてある。即ち、凹部
1bの形成範囲を適度に設定することによって角度調整
範囲αを決定できる。
成形することにより、ボルト5の角度調整範囲αを拡大
することができる。
効果が得られることは勿論、ボルト5の頭部5bを円柱
状に形成してあるから、ボルト5の支持剛性を高められ
る利点がある。
球状に形成したもので、このうよにボルト5の頭部5b
を球状に形成することによって、ボルト5の角度調整の
方向性に制約がなく、ウィンドウパネル2が例えば3次
元に曲っているような場合に特に取り付け作業性を更に
向上することができる。
してボルトを用いたものを示したが、この他、図7に示
すように本体部5aを弾性を有するPOM,PA樹脂等
のクリップ部とし、頭部5bを円筒状,円柱状又は球状
等の円形状にしたクリップを用いることもでき、このク
リップ5をその頭部5bの円形の半周を越える範囲をガ
スケット1に埋め込んだ状態で、該ガスケット1に回動
可能に一体成形するようにしてもよい。この場合には、
本体部5aがガスケット成形時の回り止めの役目を果
す。
のである。
脂材をもってその本体部5aを円筒状に、および頭部5
bを球状に形成して該頭部5bを、その球状の半周を越
える範囲をガスケット1に埋め込んだ状態で該ガスケッ
ト1に回動可能に一体成形してあって、ウィンドウパネ
ル2のフランジ3への取り付けに際しては、本体部5a
の端末をフランジ3の挿入孔4へ挿入した後、本体部5
aの円筒内へタッピングスクリュー8をねじ込むことに
よって該本体部5aを拡径させ、挿入孔4縁に圧着して
固定するようにしてある。
5の角度調整が自在で前記各実施例と等価の効果を奏せ
られる。
自動車のウィンドウガスケットを例に採って説明した
が、これに限定されるものでないことは勿論である。
トを構成する樹脂によって一体に形成されている、例え
ば、自動車のリア・クォーター・ウィンドウ、リア・フ
ィニッシャー、ロッカーモール等にも適用できる。
きる。
が円形状のものとして説明したが、頭部は真の円形状に
限られるものではなく、例えば五角形以上の多角形でも
よく、これらの多角形は本願の円形状に含まれる。
を奏せられる。
取り付け部材は、その頭部の円形の半周を越える範囲を
樹脂成形品の内部に埋め込んだ状態で回動可能に設けて
あるから、該取り付け部材が樹脂成形品から離脱するこ
とがなく、該取り付け部材を角度調整することによっ
て、取り付け部材を樹脂成形品の取り付け方向線に一致
させることができて、樹脂成形品を被取り付け体へ容易
に取り付けることができる。
型成形時における樹脂の成形収縮によって、該樹脂成形
品の内部に固嵌め状態に埋め込まれるため、取り付け部
材の遊動がなくその調整角度位置を保持できるから、被
取り付け体への取り付け作業性をより一層向上すること
ができる。
樹脂成形品の成形型の型開き方向と異なる場合でも、該
樹脂成形品の型成形時に取り付け部材を成形型内に型開
き方向と一致させて配置して一体成形することが可能と
なることから、樹脂成形品の成形性が向上しコスト的に
有利に得ることができる。
材の周縁の樹脂成形品に設けた取り付け部材は角度調整
して樹脂成形品の取り付け方向に一致させることができ
るから、取り付け部材の取り付け軸線方向が板状部材を
インサートとして成形する樹脂成形品の成形型の型開き
方向と異なる場合でも、該樹脂成形品の型成形時に取り
付け部材を成形型内に型開き方向と一致させて配置して
一体成形することが可能となり、樹脂成形品の成形性が
向上しコスト的に有利に得ることができる。
円筒状に形成してあるから、該頭部を樹脂成形品に埋め
込んだ状態で一体成形した場合に、樹脂が頭部の円筒内
に入り込んだ状態で一体成形され、取り付け部材の抜け
止め効果を一段と向上することができる。
円柱状に形成してあるから、該頭部を樹脂成形品に埋め
込んだ状態で一体成形した場合に、取り付け部材の支持
剛性を高めることができる。
球状としてあるため、取り付け部材の角度調整の方向性
に制約がなく、樹脂成形品の取り付け作業性を更に向上
することができる。
樹脂に対する離型性を有しているため、樹脂成形品に対
して該頭部の滑動性が良好となり、取り付け部材の角度
調整を容易に行うことができる。
の先端に非円形の突起部を設けてあるため、樹脂成形品
を被取り付け体へ装着する際に、該突起部を被取り付け
体に設けられた取り付け孔へ挿入することによって、取
り付け部材の挿入ガイド作用が得られ、取り付け作業性
をより一層向上することができる。
を成形型に係合して取り付け部材を型内に配置すること
により、溶融樹脂の射出充填時の流動圧によって取り付
け部材が回転するのを防止できて、取り付け部材を樹脂
成形品に適正に一体成形することができて、品質感を一
段と向上することができる。
接する樹脂に、該頭部を締めつけるように圧縮力を作用
させてあるから、取り付け部材の遊動がより確実に防止
される。
の軸線が樹脂成形型の開閉方向と一致するように配置し
て、該取り付け部材の頭部を覆って樹脂成形品を射出成
形するので、成形品の取り出しに際して前記本体部が樹
脂成形型に引掛かることがなく、成形性を向上できてコ
スト的に有利に得ることができる。
周を越える範囲を樹脂で非固着状態に埋め込むように覆
って成形してあるから、該取り付け部材を樹脂成型品に
回動自在に一体的に設けることができ、従って、樹脂成
型品の成形性の向上と、取り付け作業性の向上との両立
を図ることができる取り付け部材を備えた樹脂成形品を
得ることができる。
形時に取り付け部材の頭部を覆う樹脂の冷却に伴う成形
収縮で、該頭部を締めつけるようにするため、ボルトの
遊動防止を確実かつ容易に行わせることができる。
明図。
を示す断面説明図。
図。
Claims (10)
- 【請求項1】 被取り付け体へ取り付けるための本体部
と本体部の一端に円形状の頭部を有する取り付け部材
を、該頭部の円形の半周を越える範囲を樹脂成形品の内
部に埋め込んだ状態で回動可能に一体的に設け、該取り
付け部材を樹脂成形品の取り付け面に対して角度調整自
在としたことを特徴とする樹脂成形品。 - 【請求項2】 樹脂成形品を曲面に形成した板状部材の
周縁に沿って一体成形し、取り付け部材をこの板状部材
の一側面側で該樹脂成形品に設けたことを特徴とする請
求項1記載の樹脂成形品。 - 【請求項3】 取り付け部材の頭部を円筒状としたこと
を特徴とする請求項1又は2記載の樹脂成形品。 - 【請求項4】 取り付け部材の頭部を円柱状としたこと
を特徴とする請求項1又は2記載の樹脂成形品。 - 【請求項5】 取り付け部材の頭部を球状としたことを
特徴とする請求項1又は2記載の樹脂成形品。 - 【請求項6】 取り付け部材の頭部が樹脂に対する離型
性を有していることを特徴とする請求項1〜5の何れか
に記載の樹脂成形品。 - 【請求項7】 取り付け部材の本体部の一部に非円形の
突起部を設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れか
に記載の樹脂成形品。 - 【請求項8】 取り付け部材の頭部に接する樹脂に、該
頭部を締めつけるように圧縮力を作用させたことを特徴
とする請求項1〜7の何れかに記載の樹脂成形品。 - 【請求項9】 被取り付け体へ取り付けるための本体部
と本体部の一端に円形状の頭部を有する取り付け部材
を、開閉可能で内部にキャビティを有する樹脂成形型の
分割面に前記頭部がキャビティ内に突出しかつ前記本体
部の軸線が開閉方向と一致するように配置して、加熱さ
れ軟化した液状の樹脂をキャビティに射出して樹脂成形
品を形成すると共に、この樹脂で前記頭部の円形の半周
を越える範囲を非固着状態に埋め込むように覆って樹脂
成形品に取り付け部材を一体的に設けるようにすること
を特徴とする樹脂成形品の製造方法。 - 【請求項10】 頭部を覆う樹脂の冷却に伴う成形収縮
で頭部を締めつけるようにすることを特徴とする請求項
9記載の樹脂成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24980894A JP3468871B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 樹脂成形品およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24980894A JP3468871B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 樹脂成形品およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08112832A true JPH08112832A (ja) | 1996-05-07 |
JP3468871B2 JP3468871B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=17198519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24980894A Expired - Fee Related JP3468871B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 樹脂成形品およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3468871B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020211715A1 (en) * | 2019-04-15 | 2020-10-22 | Saint-Gobain Glass France | Vehicle-window glass assembly and method for manufacturing the same |
US11577993B2 (en) | 2017-12-29 | 2023-02-14 | Saint-Gobain Glass France | Thermal insulating glass, method for preparing the same and thermal insulating glass product |
US11814314B2 (en) | 2016-08-05 | 2023-11-14 | Saint-Gobain Glass France | Coating for glass and forming method thereof, and automotive window |
US12122306B2 (en) | 2019-04-16 | 2024-10-22 | Saint-Gobain Glass France | Vehicle window structure, vehicle window decoration part and vehicle |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP24980894A patent/JP3468871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11814314B2 (en) | 2016-08-05 | 2023-11-14 | Saint-Gobain Glass France | Coating for glass and forming method thereof, and automotive window |
US11577993B2 (en) | 2017-12-29 | 2023-02-14 | Saint-Gobain Glass France | Thermal insulating glass, method for preparing the same and thermal insulating glass product |
WO2020211715A1 (en) * | 2019-04-15 | 2020-10-22 | Saint-Gobain Glass France | Vehicle-window glass assembly and method for manufacturing the same |
US11772462B2 (en) | 2019-04-15 | 2023-10-03 | Saint-Gobain Glass France | Vehicle-window glass assembly and method for manufacturing the same |
US12122306B2 (en) | 2019-04-16 | 2024-10-22 | Saint-Gobain Glass France | Vehicle window structure, vehicle window decoration part and vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3468871B2 (ja) | 2003-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2635116B2 (ja) | パネルの穴の充填・密封埋め材及びその製造方法 | |
US4811984A (en) | Lid for closing an automobile body recess | |
US6296796B1 (en) | Method for molding a two-material part using a rotatable mold insert member | |
US5620261A (en) | Bearing bush and method of manufacturing the bearing bush | |
JPH06280916A (ja) | 調節可能なストップ部材 | |
JP3468871B2 (ja) | 樹脂成形品およびその製造方法 | |
US6443678B2 (en) | Grommet for preventing water penetration | |
US5676898A (en) | Method of producing a plate-shaped material with a resinous member for a window | |
JPS60110415A (ja) | グロメットの製造法 | |
EP1657097B1 (en) | Body of a fuel cap unit fitted to the fuel pipe, and its production processes | |
JP4432855B2 (ja) | 車両サスペンション用スラスト軸受ユニット及びその製造方法 | |
JPH02175419A (ja) | 車両用硬質板状物インサートモジュールアッシーウインドの製造方法 | |
US7090424B2 (en) | Ball-end pin with plastic flange | |
JPH02227319A (ja) | 合成樹脂製ウインドウの製造方法 | |
US20030052491A1 (en) | Resin bracket and opening/shutting mechanism using the same | |
CN215750403U (zh) | 一种预埋件限位模具 | |
JP3247435B2 (ja) | 芯材添設型樹脂製車両用ルーフレールの製造方法及び車両用ルーフレール | |
JPH07290942A (ja) | 車両用レジスタ | |
JPH0540979Y2 (ja) | ||
KR100436734B1 (ko) | 고정부재 인서트형 볼트 | |
CN110939645B (zh) | 螺母紧固件 | |
JPH0754651Y2 (ja) | 発泡成形品の固定具取付部品 | |
JP4313018B2 (ja) | 発泡原料注入口のキャップ弁 | |
JPS6240906Y2 (ja) | ||
JPH02155621A (ja) | 合成樹脂加圧成形部品の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070905 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905 Year of fee payment: 5 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905 Year of fee payment: 5 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |