JPH081119Y2 - 装飾被膜 - Google Patents

装飾被膜

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JPH081119Y2
JPH081119Y2 JP1988064142U JP6414288U JPH081119Y2 JP H081119 Y2 JPH081119 Y2 JP H081119Y2 JP 1988064142 U JP1988064142 U JP 1988064142U JP 6414288 U JP6414288 U JP 6414288U JP H081119 Y2 JPH081119 Y2 JP H081119Y2
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JP
Japan
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color
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substrate
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Application number
JP1988064142U
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JPH01166594U (ja
Inventor
秀男 串田
俊明 木内
昭和 小杉
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器等に施される装飾用、説明用の表示
を、紫外線が照射されることによって視認できるように
した装飾被膜に関するものである。
〔従来の技術〕
容器等には、意匠的な美観を目的として、或いは収納
する物の説明用として、種々の表示が施される。
この表示の具体的な実現手段としては、例えば、所定
の紙に印刷を施したラベルを、容器等の外表面に貼着す
るものであったり、或いは、外表面に直接印刷を施した
りするものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
装飾用、説明用の表示機能としては、上記の構成で充
分であるが、更には、商品としての付加的価値を高める
ことに鑑みると、この表示を視覚的に面白味のあるもの
にすることも要求される。
そこで、この視覚的な面白味を満足させる表示形態と
して、一定の状況のもとでは視認できない表示が、この
状況を変化させることにより視認できるようにすること
が考えられるに至った。
次に、この状況の変化によって表示の可視、不可視を
実現させる手段として、フォトクロミック化合物を注目
した。このフォトクロミック化合物は、紫外線が照射さ
れると発色若しくは変色する性質を有しており、従っ
て、この化合物を混入した塗料で表示を施せば、一定の
状況である紫外線の照射によって表示の視認が可能とな
り、視覚的な面白味を満足させるものとなる。
よって、本考案は、容器等の透明な基体の裏面に紫外
線の照射により変色する化合物を含有する変色塗料によ
って印刷層を印刷して、視覚的な面白味を達成できるよ
うにし、この印刷層の剥落を防止することを、その技術
的課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案による手段は、透
明な基体の裏面に、紫外線の照射により変色する変色塗
料で印刷層を印刷成形すること、この印刷層を含む基体
の裏面全域に、変色前の印刷層と同色の塗料で上塗り層
を塗布成形すること、にある。
この上記手段に加えて、印刷層の変色後の色彩を、上
塗り層の色に対して補色に設定すること、または印刷層
の変色後の色彩を、基体の色に対して補色に設定するこ
と、さらには変色前の印刷層の色および上塗り層の色
を、基体と同色に設定することが望ましい。
〔作用〕
上記した構成にあって、基体の裏面に印刷された印刷
層は、その変色塗料の含有する化合物が紫外線の照射を
受けて変色するため、その場合のみ、透明な基体を通し
て外部から視認できることになり、この場合、印刷層が
現出する模様は、基体を通して視覚されるために、基体
が発揮する光学効果により立体感のある状態で観察され
ることになる。
また、紫外線の照射がない場合、この印刷層は、少な
くとも上塗り層と同色であるために、その存在を視認す
ることができない。
更に、上記した上塗り層は上塗り塗布されるものであ
るから、コーティング作用を果すことになり、印刷層の
剥落を防止することになる。
そして、印刷層の変色後の色彩を、基体と上塗り層と
の一方または両方の色に対して補色としているので、紫
外線の照射を受けた印刷層は、コントラストが強くなっ
て際立ったものになる。
〔実施例〕
実施例について、図面を参照して説明する。
本考案は、透明な基体1の裏面に、紫外線の照射で他
の色に変色する化合物を含有する変色塗料によって印刷
層2を印刷し、更にこの印刷層2を含む基体1の裏面全
域に、塗料による上塗り層3を塗布形成した装飾被覆で
ある。
上記した基体1としては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン等の合成樹脂で成形される容器、或い
は、合成樹脂製のシートフィルムで構成する。また、基
体1たる容器は、ボトル、コンパクト、キャップ、ケー
ス、その他の製品が考えられる。
また、印刷層2の変色塗料に含有させる紫外線の照射
によって変色する化合物としては、フォトクロミック化
合物が挙げられる。
フォトクロミック化合物とは、光が照射されると変色
し、熱や他の波長の光によって、可逆的に元の色彩状態
に戻るものである。つまり、スピロオキサジン系のフォ
トクロミック化合物は、300〜400ナノメータ程度の波長
の紫外線を照射すると、無色から発色または他の色の変
化する。
容器等の基体1は、無色若しくは有色の透明体であっ
て、着色する場合には、その色は、印刷層2の図柄や文
字が発色した際に鮮やかになるように選択される。
従って、ここでの印刷層2の変色塗料の変色とは、狭
義の変色と、発色の二種の意味をもち、印刷層2の色彩
が基体1及び上塗り層3の色彩と同一であって、紫外線
の照射によって視認できるような場合には、印刷層2が
変色するものであり、印刷層2の色彩が無色である場合
には、紫外線の照射を受けて発色する形態となる。
印刷層2の印刷厚味は、3μm以上程度が適当であ
る。この値以下であると、フォトクロミック化合物の量
が少なくなるため、発色が淡いものになってしまうから
である。
また、上塗り層3は、基本的には、印刷層2の剥落を
防止するものであるが、基体1が容器であるような場合
には、当然化粧料等を収納することになるのであるか
ら、耐内容物性に優れたものでなければならない。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案は、容器等の
基体の裏面に紫外線の照射により変色する化合物を含有
する変色塗料によって印刷層を印刷したので、紫外線を
照射した一定の条件のもとに於いて、奥行の深い視覚的
な面白味が達成でき、しかも紫外線が照射されない限り
この印刷層が目立たず、更には、この印刷層の剥落を防
止することができる等、多くの優れた効果を発揮するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案による装飾被膜の一実施例の断面図であ
る。 符号の説明 1……基体、2……印刷層、3……上塗り層。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な基体(1)の裏面に、紫外線の照射
    により変色する変色塗料で印刷成形された印刷層(2)
    と、該印刷層(2)を含む前記基体(1)の裏面全域
    に、変色前の前記印刷層(2)と同色の塗料で塗布成形
    された上塗り層(3)と、を積層形成して成る装飾被
    膜。
  2. 【請求項2】印刷層(2)の変色後の色彩を、上記上塗
    り層(3)の色に対して補色として成る請求項1記載の
    装飾被膜。
  3. 【請求項3】印刷層(2)の変色後の色彩を、基体
    (1)の色に対して補色として成る請求項1記載の装飾
    被膜。
  4. 【請求項4】変色前の印刷層(2)の色および上塗り層
    (3)の色を、基体(1)と同色にして成る請求項1記
    載の装飾被膜。
JP1988064142U 1988-05-16 1988-05-16 装飾被膜 Expired - Lifetime JPH081119Y2 (ja)

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JP1988064142U JPH081119Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16 装飾被膜

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JPH01166594U JPH01166594U (ja) 1989-11-22
JPH081119Y2 true JPH081119Y2 (ja) 1996-01-17

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6388550U (ja) * 1986-11-28 1988-06-09
JPS63102240U (ja) * 1986-12-23 1988-07-02

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JPH01166594U (ja) 1989-11-22

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