JP3484590B2 - 虹彩熱変色性積層体及びそれを用いた織布 - Google Patents
虹彩熱変色性積層体及びそれを用いた織布Info
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- JP3484590B2 JP3484590B2 JP25679995A JP25679995A JP3484590B2 JP 3484590 B2 JP3484590 B2 JP 3484590B2 JP 25679995 A JP25679995 A JP 25679995A JP 25679995 A JP25679995 A JP 25679995A JP 3484590 B2 JP3484590 B2 JP 3484590B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、虹彩熱変色性積層
体及びそれを用いた織布に関する。更に詳細には、温度
変化により多彩な虹彩性及び色変化を呈する積層体及び
前記積層構造の平糸又は細片等の積層体及び前記平糸を
用いた織布に関する。
体及びそれを用いた織布に関する。更に詳細には、温度
変化により多彩な虹彩性及び色変化を呈する積層体及び
前記積層構造の平糸又は細片等の積層体及び前記平糸を
用いた織布に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶のコーティング層、或いは電
子の授受反応により発消色する熱変色層を設けた熱変色
性糸に関する提案が開示されている(特公昭51−25
32号公報、実開昭59−83985号公報等)。前記
液晶の系は、液晶自体の性質に依存して黒又は濃紺等の
シート状濃色基材を必須とし、色及び変色温度等の制約
を余儀なくされる。一方、後者の非液晶の熱変色層によ
る系では、前記の制約がなく、有色から無色、或いは無
色から有色、或いは有色から他の異なる有色への多彩な
可逆的色変化を視覚させることができる。
子の授受反応により発消色する熱変色層を設けた熱変色
性糸に関する提案が開示されている(特公昭51−25
32号公報、実開昭59−83985号公報等)。前記
液晶の系は、液晶自体の性質に依存して黒又は濃紺等の
シート状濃色基材を必須とし、色及び変色温度等の制約
を余儀なくされる。一方、後者の非液晶の熱変色層によ
る系では、前記の制約がなく、有色から無色、或いは無
色から有色、或いは有色から他の異なる有色への多彩な
可逆的色変化を視覚させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、温度変
化により色変化を示すのみでなく、色変化の更なる多彩
化と光沢感を付与して特異な様相を呈し、しかも顕著
性、装飾性を満たす積層体を提供しようとするものであ
る。具体的態様としてシート状のものは勿論、平糸、細
片や、前記平糸を用いた織布を提供し、玩具、人形、装
飾等多様な分野に適用しようとするものである。
化により色変化を示すのみでなく、色変化の更なる多彩
化と光沢感を付与して特異な様相を呈し、しかも顕著
性、装飾性を満たす積層体を提供しようとするものであ
る。具体的態様としてシート状のものは勿論、平糸、細
片や、前記平糸を用いた織布を提供し、玩具、人形、装
飾等多様な分野に適用しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以下に本発明を図面につ
いて説明する(図1、2参照)。本発明は、二種又はそ
れ以上の種類の樹脂の薄膜が交互に積層された透明虹彩
性多層フィルム層2、熱変色性材料が透明性樹脂バイン
ダー中に分散状態に固着された熱変色層3、二種又はそ
れ以上の種類の樹脂の薄膜が交互に積層された透明虹彩
性多層フィルム層を積層してなる虹彩熱変色性積層体1
を要件とする。更には、前記積層体1は細幅の平糸であ
り、前記平糸を用いた織布を要件とする。
いて説明する(図1、2参照)。本発明は、二種又はそ
れ以上の種類の樹脂の薄膜が交互に積層された透明虹彩
性多層フィルム層2、熱変色性材料が透明性樹脂バイン
ダー中に分散状態に固着された熱変色層3、二種又はそ
れ以上の種類の樹脂の薄膜が交互に積層された透明虹彩
性多層フィルム層を積層してなる虹彩熱変色性積層体1
を要件とする。更には、前記積層体1は細幅の平糸であ
り、前記平糸を用いた織布を要件とする。
【0005】前記において、透明虹彩性多層フィルム層
と熱変色層の間に透明樹脂バインダー5を介して接合し
てもよい。前記積層体に透明樹脂バインダーを介在させ
ると、複雑な製造工程を経ることなく積層体が構成され
る。
と熱変色層の間に透明樹脂バインダー5を介して接合し
てもよい。前記積層体に透明樹脂バインダーを介在させ
ると、複雑な製造工程を経ることなく積層体が構成され
る。
【0006】前記平糸は、二種又はそれ以上の種類の樹
脂の薄膜が交互に積層された透明虹彩性多層フィルム層
2、熱変色性材料が透明性樹脂バインダー中に分散状態
に固着された熱変色層3、二種又はそれ以上の種類の樹
脂の薄膜が交互に積層された透明虹彩性多層フィルム層
を積層したシート状の虹彩熱変色性積層体1を細幅に裁
断して得られるものであり、前記平糸を用いて虹彩熱変
色性織布が得られる。この際、非虹彩熱変色性平糸(通
常、織布用に適用される非変色性糸或いは可逆熱変色性
糸)を混在させて織布を構成することもできる。又、前
記平糸においても、透明虹彩性多層フィルム層2と熱変
色層3の間に透明樹脂バインダー5を介して接合しても
よい。
脂の薄膜が交互に積層された透明虹彩性多層フィルム層
2、熱変色性材料が透明性樹脂バインダー中に分散状態
に固着された熱変色層3、二種又はそれ以上の種類の樹
脂の薄膜が交互に積層された透明虹彩性多層フィルム層
を積層したシート状の虹彩熱変色性積層体1を細幅に裁
断して得られるものであり、前記平糸を用いて虹彩熱変
色性織布が得られる。この際、非虹彩熱変色性平糸(通
常、織布用に適用される非変色性糸或いは可逆熱変色性
糸)を混在させて織布を構成することもできる。又、前
記平糸においても、透明虹彩性多層フィルム層2と熱変
色層3の間に透明樹脂バインダー5を介して接合しても
よい。
【0007】本発明の虹彩熱変色性積層体1において、
平糸或いは前記平糸を用いた織布は、玩具或いは人形の
構成要素の一部、即ち人形衣裳、髪、リボンその他の飾
り等の付属的装飾要素として有効であり、顕著性、意匠
的効果を与える。
平糸或いは前記平糸を用いた織布は、玩具或いは人形の
構成要素の一部、即ち人形衣裳、髪、リボンその他の飾
り等の付属的装飾要素として有効であり、顕著性、意匠
的効果を与える。
【0008】前記虹彩透明性多層フィルム層2は、具体
的には、表裏両表面層はポリプロピレン層で内部にエチ
レン−酢酸ビニル共重合体の薄層とポリスチレンの薄層
と交互に113層形成された、反射光の色が青及び緑色
の干渉光をもつ厚みが15μmの透明性多層フィルム、
表裏両表面層はポリプロピレン層で内部にエチレン−酢
酸ビニル共重合体の薄層とポリスチレンの薄層とが交互
に113層形成された、反射光の色が緑色及び赤色の干
渉光をもつ厚みが17μmの透明性多層フィルム、表裏
両表面層はポリプロピレン層で内部にエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の薄層とポリスチレンの薄層とが交互に2
26層形成された、反射光の色が青色及び緑色の干渉光
をもつ厚みが28μmの透明性多層フィルム、表裏両表
面層はポリプロピレン層で内部にエチレン−酢酸ビニル
共重合体の薄層とポリスチレンの薄層とが交互に226
層形成された、反射光の色が赤色及び緑色の干渉光をも
つ厚みが31μmの透明性多層フィルム、表裏両表面層
はポリエステル層で内部にポリエステルの薄層とポリオ
レフィンの薄層とが交互に113層形成された、反射光
の色が青色及び緑色の干渉光をもつ厚みが15μmの透
明性多層フィルム、表裏両表面層はポリエステル層で内
部にポリエステルの薄層とポリオレフィンの薄層とが交
互に113層形成された、反射光の色が赤色及び緑色の
干渉光をもつ厚みが17μmの透明性多層フィルム、表
裏両表面層はポリプロピレン層で内部にポリオレフィン
の薄層とポリエステルの薄層とが交互に113層形成さ
れた、反射光の色が青色及び緑色の干渉光をもつ厚みが
15μmの透明性多層フィルム、表裏両表面層はポリプ
ロピレン層で内部にポリオレフィンの薄層とポリエステ
ルの薄層とが交互に113層形成された、反射光の色が
赤色及び緑色の干渉光をもつ厚みが17μmの透明性多
層フィルム、表裏両表面層はアクリル樹脂層で内部にポ
リエステルの薄層とアクリル樹脂の薄層とが交互に11
3層形成された、反射光の色が青色及び緑色の干渉光を
もつ厚みが15μmの透明性多層フィルム、表裏両表面
層はアクリル樹脂層で内部にポリエステルの薄層とアク
リル樹脂の薄層とが交互に113層形成された、反射光
の色が赤色及び緑色の干渉光をもつ厚みが17μmの透
明性多層フィルム、表裏両表面層はアクリル樹脂層で内
部にポリエステルの薄層とアクリル樹脂の薄層とが交互
に113層形成された、反射光の色が青色及び緑色の干
渉光をもつ厚みが30μmの透明性多層フィルム、表裏
両表面層はアクリル樹脂層で内部にポリエステルの薄層
とアクリル樹脂の薄層とが交互に113層形成された、
反射光の色が赤色及び緑色の干渉光を持つ34μmの透
明性多層フィルム、表裏両表面層はアクリル樹脂層で内
部にポリエステルの薄層とアクリル樹脂の薄層とが交互
に226層形成された、反射光の色が青色及び緑色の干
渉光をもつ厚みが28μmの透明性多層フィルム、表裏
両表面層はアクリル樹脂層で内部にポリエステルの薄層
とアクリル樹脂の薄層とが交互に226層形成された、
反射光の色が赤色及び緑色の干渉光をもつ厚みが31μ
mの透明性多層フィルム、表裏両表面層はポリエステル
層で内部にポリエステルの薄層とアクリル樹脂の薄層と
が交互に113層形成された、反射光の色が青色及び緑
色の干渉光をもつ厚みが15μmの透明性多層フィル
ム、表裏両表面層はポリエステル層で内部にポリエステ
ルの薄層とアクリル樹脂の薄層とが交互に113層形成
された、厚みが17μmの反射光の色が赤色及び緑色の
干渉光をもつ透明性多層フィルム等が挙げられる。
的には、表裏両表面層はポリプロピレン層で内部にエチ
レン−酢酸ビニル共重合体の薄層とポリスチレンの薄層
と交互に113層形成された、反射光の色が青及び緑色
の干渉光をもつ厚みが15μmの透明性多層フィルム、
表裏両表面層はポリプロピレン層で内部にエチレン−酢
酸ビニル共重合体の薄層とポリスチレンの薄層とが交互
に113層形成された、反射光の色が緑色及び赤色の干
渉光をもつ厚みが17μmの透明性多層フィルム、表裏
両表面層はポリプロピレン層で内部にエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の薄層とポリスチレンの薄層とが交互に2
26層形成された、反射光の色が青色及び緑色の干渉光
をもつ厚みが28μmの透明性多層フィルム、表裏両表
面層はポリプロピレン層で内部にエチレン−酢酸ビニル
共重合体の薄層とポリスチレンの薄層とが交互に226
層形成された、反射光の色が赤色及び緑色の干渉光をも
つ厚みが31μmの透明性多層フィルム、表裏両表面層
はポリエステル層で内部にポリエステルの薄層とポリオ
レフィンの薄層とが交互に113層形成された、反射光
の色が青色及び緑色の干渉光をもつ厚みが15μmの透
明性多層フィルム、表裏両表面層はポリエステル層で内
部にポリエステルの薄層とポリオレフィンの薄層とが交
互に113層形成された、反射光の色が赤色及び緑色の
干渉光をもつ厚みが17μmの透明性多層フィルム、表
裏両表面層はポリプロピレン層で内部にポリオレフィン
の薄層とポリエステルの薄層とが交互に113層形成さ
れた、反射光の色が青色及び緑色の干渉光をもつ厚みが
15μmの透明性多層フィルム、表裏両表面層はポリプ
ロピレン層で内部にポリオレフィンの薄層とポリエステ
ルの薄層とが交互に113層形成された、反射光の色が
赤色及び緑色の干渉光をもつ厚みが17μmの透明性多
層フィルム、表裏両表面層はアクリル樹脂層で内部にポ
リエステルの薄層とアクリル樹脂の薄層とが交互に11
3層形成された、反射光の色が青色及び緑色の干渉光を
もつ厚みが15μmの透明性多層フィルム、表裏両表面
層はアクリル樹脂層で内部にポリエステルの薄層とアク
リル樹脂の薄層とが交互に113層形成された、反射光
の色が赤色及び緑色の干渉光をもつ厚みが17μmの透
明性多層フィルム、表裏両表面層はアクリル樹脂層で内
部にポリエステルの薄層とアクリル樹脂の薄層とが交互
に113層形成された、反射光の色が青色及び緑色の干
渉光をもつ厚みが30μmの透明性多層フィルム、表裏
両表面層はアクリル樹脂層で内部にポリエステルの薄層
とアクリル樹脂の薄層とが交互に113層形成された、
反射光の色が赤色及び緑色の干渉光を持つ34μmの透
明性多層フィルム、表裏両表面層はアクリル樹脂層で内
部にポリエステルの薄層とアクリル樹脂の薄層とが交互
に226層形成された、反射光の色が青色及び緑色の干
渉光をもつ厚みが28μmの透明性多層フィルム、表裏
両表面層はアクリル樹脂層で内部にポリエステルの薄層
とアクリル樹脂の薄層とが交互に226層形成された、
反射光の色が赤色及び緑色の干渉光をもつ厚みが31μ
mの透明性多層フィルム、表裏両表面層はポリエステル
層で内部にポリエステルの薄層とアクリル樹脂の薄層と
が交互に113層形成された、反射光の色が青色及び緑
色の干渉光をもつ厚みが15μmの透明性多層フィル
ム、表裏両表面層はポリエステル層で内部にポリエステ
ルの薄層とアクリル樹脂の薄層とが交互に113層形成
された、厚みが17μmの反射光の色が赤色及び緑色の
干渉光をもつ透明性多層フィルム等が挙げられる。
【0009】
【0010】前記可逆熱変色性材料は、電子供与性呈色
性有機化合物と電子受容性化合物と呈色反応を可逆的に
生起させる有機化合物媒体の三成分を含む熱変色材料が
用いられる。具体的には、例えば前述の特公昭51−3
5414号公報、特公昭51−44706号公報、特公
平1−17154号公報等に記載されている可逆熱変色
性材料、即ち、 (1)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない鎖式脂肪族1価アルコールの三成分を必須成分
とした可逆熱変色性材料。または、 (2)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない脂肪族1価アルコールと極性の置換基を有さな
い脂肪族モノカルボン酸から得た極性の置換基を有さな
いエステルより選んだ化合物の三成分を必須成分とした
可逆熱変色性材料。または、 (3)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない高級脂肪族1価アルコールと、極性の置換基を
有さない脂肪族モノカルボン酸と極性の置換基を有さな
い鎖式脂肪族1価アルコールから得た極性の置換基を有
さないエステルのいずれかより選んだ化合物の三成分を
必須成分とし、これを微小カプセルに内包した可逆熱変
色性材料。あるいは、 (4)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない高級脂肪族1価アルコールと、極性の置換基を
有さない脂肪族モノカルボン酸と極性の置換基を有さな
い鎖式脂肪族1価アルコールとから得た極性の置換基を
有さないエステルより選んだ化合物の三成分を必須成分
とし、これをビヒクル中に溶解又は分散してなる可逆熱
変色性材料等である。
性有機化合物と電子受容性化合物と呈色反応を可逆的に
生起させる有機化合物媒体の三成分を含む熱変色材料が
用いられる。具体的には、例えば前述の特公昭51−3
5414号公報、特公昭51−44706号公報、特公
平1−17154号公報等に記載されている可逆熱変色
性材料、即ち、 (1)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない鎖式脂肪族1価アルコールの三成分を必須成分
とした可逆熱変色性材料。または、 (2)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない脂肪族1価アルコールと極性の置換基を有さな
い脂肪族モノカルボン酸から得た極性の置換基を有さな
いエステルより選んだ化合物の三成分を必須成分とした
可逆熱変色性材料。または、 (3)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない高級脂肪族1価アルコールと、極性の置換基を
有さない脂肪族モノカルボン酸と極性の置換基を有さな
い鎖式脂肪族1価アルコールから得た極性の置換基を有
さないエステルのいずれかより選んだ化合物の三成分を
必須成分とし、これを微小カプセルに内包した可逆熱変
色性材料。あるいは、 (4)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない高級脂肪族1価アルコールと、極性の置換基を
有さない脂肪族モノカルボン酸と極性の置換基を有さな
い鎖式脂肪族1価アルコールとから得た極性の置換基を
有さないエステルより選んだ化合物の三成分を必須成分
とし、これをビヒクル中に溶解又は分散してなる可逆熱
変色性材料等である。
【0011】この他、本出願人が提案した特公平4−1
7154号公報に記載されている、大きなヒステリシス
特性を示して変色する色彩記憶性熱変色性材料、即ち、
温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形
状が、温度を変色温度域より低温側から温度を上昇させ
ていく場合と逆に変色温度より高温側から下降させてい
く場合とで大きく異なる経路を辿って変色するタイプの
変色材であり、低温側変色点(着色温度)と高温側変色
点(消色温度)の間の常温域において、前記低温側変色
点以下又は高温側変色点以上の温度で変化させた状態を
記憶保持出来る特徴を有する可逆熱変色性材料も使用さ
れる。
7154号公報に記載されている、大きなヒステリシス
特性を示して変色する色彩記憶性熱変色性材料、即ち、
温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形
状が、温度を変色温度域より低温側から温度を上昇させ
ていく場合と逆に変色温度より高温側から下降させてい
く場合とで大きく異なる経路を辿って変色するタイプの
変色材であり、低温側変色点(着色温度)と高温側変色
点(消色温度)の間の常温域において、前記低温側変色
点以下又は高温側変色点以上の温度で変化させた状態を
記憶保持出来る特徴を有する可逆熱変色性材料も使用さ
れる。
【0012】又、本出願人が提案した特公平1−293
98号公報に記載した如き、温度変化による色濃度−温
度曲線に関し、3℃以下のヒステリシス幅をもつ、高感
度の可逆熱変色性材料も有効である。
98号公報に記載した如き、温度変化による色濃度−温
度曲線に関し、3℃以下のヒステリシス幅をもつ、高感
度の可逆熱変色性材料も有効である。
【0013】前記した可逆熱変色性材料は、通常、微小
カプセルに内包させて適用できるが、微小カプセルに内
包させず、そのままの適用でも有効である。又、電子供
与性呈色性有機化合物、フェノール性水酸基を有する化
合物及び前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒
体の三者の均質相溶体を塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
樹脂等に微粒子状に分散させて得られる、特開平6−1
35144号公報等に記載の可逆熱変色性材料も有効で
ある。
カプセルに内包させて適用できるが、微小カプセルに内
包させず、そのままの適用でも有効である。又、電子供
与性呈色性有機化合物、フェノール性水酸基を有する化
合物及び前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒
体の三者の均質相溶体を塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
樹脂等に微粒子状に分散させて得られる、特開平6−1
35144号公報等に記載の可逆熱変色性材料も有効で
ある。
【0014】前記熱変色性材料は、透明性樹脂バインダ
ーを含む媒体中に分散されて、インキ、塗料などの色材
として適用され、コーティング層、塗膜形態として熱変
色層3を形成できる。
ーを含む媒体中に分散されて、インキ、塗料などの色材
として適用され、コーティング層、塗膜形態として熱変
色層3を形成できる。
【0015】前記における熱変色性材料は、透明樹脂バ
インダー中に0.5〜70重量%、好ましくは1〜50
重量%含有させることができる。0.5重量%未満の配
合量では鮮明な熱変色効果を視覚させ難いし、70重量
%を越えるとフィルムとの接着性が損なわれる。
インダー中に0.5〜70重量%、好ましくは1〜50
重量%含有させることができる。0.5重量%未満の配
合量では鮮明な熱変色効果を視覚させ難いし、70重量
%を越えるとフィルムとの接着性が損なわれる。
【0016】熱変色層3は従来より公知の方法、例え
ば、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、
コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、
スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラ
ー塗り、浸漬塗装等の手段により設けることができる。
ば、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、
コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、
スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラ
ー塗り、浸漬塗装等の手段により設けることができる。
【0017】前記した熱変色層3には、非熱変色性有色
染顔料の適宜量を混在させて熱変色層の色変化を多彩に
構成することができる。又、熱変色層3の下層には、文
字、図柄等の像を配し、これらの像を隠顕させる構成と
なしてもよい。
染顔料の適宜量を混在させて熱変色層の色変化を多彩に
構成することができる。又、熱変色層3の下層には、文
字、図柄等の像を配し、これらの像を隠顕させる構成と
なしてもよい。
【0018】本発明に適用の透明樹脂バインダー5は、
透明状の膜形成樹脂であればよく、従来より汎用の各種
バインダーが適用でき、以下に例示する。アイオノマー
樹脂、イソブチレン−無水マレイン酸樹脂共重合樹脂、
アクリロニトリル−アクリリックスチレン共重合樹脂、
アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、アクリロニト
リル塩素化ポリエチレン−スチレン共重合樹脂、エチレ
ン−塩化ビニル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共
重合樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素
化塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、塩素化ポリプロピレン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリスチレン樹脂、ハイインパクトポリスチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルスチレン樹
脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリメチルメタクリ
レート樹脂、エポキシアクリレート樹脂、アルキルフェ
ノール樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性ア
ルキド樹脂、フェノール樹脂変性アルキド樹脂、エポキ
シ樹脂変性アルキド樹脂、スチレン変性アルキド樹脂、
アクリル変性アルキド樹脂、アミノアルキド樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、
エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエス
テル樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキッド樹脂、天然ゴ
ム、ポリイソブチレン、ブチルゴム、ポリビニルアルキ
ルエーテル、ロジン、ロジンエステル、ロジン誘導体、
ポリテルペン樹脂、油溶性フェノール樹脂、石油系炭化
水素樹脂、シェラック、環化ゴム、酢酸ビニル系エマル
ジョン樹脂、スチレン−ブタジエン系エマルジョン樹
脂、アクリル酸エステル系エマルジョン樹脂、水溶性ア
ルキド樹脂、水溶性メラミン樹脂、水溶性尿素樹脂、水
溶性フェノール樹脂、水溶性エポキシ樹脂、水溶性ポリ
ブタジエン樹脂、酢酸セルローズ、硝酸セルローズ、エ
チルセルローズ等を挙げることができ、水や有機溶剤等
の適宜の溶剤に溶解または分散させて適用できる。
透明状の膜形成樹脂であればよく、従来より汎用の各種
バインダーが適用でき、以下に例示する。アイオノマー
樹脂、イソブチレン−無水マレイン酸樹脂共重合樹脂、
アクリロニトリル−アクリリックスチレン共重合樹脂、
アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、アクリロニト
リル塩素化ポリエチレン−スチレン共重合樹脂、エチレ
ン−塩化ビニル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共
重合樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素
化塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、塩素化ポリプロピレン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリスチレン樹脂、ハイインパクトポリスチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルスチレン樹
脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリメチルメタクリ
レート樹脂、エポキシアクリレート樹脂、アルキルフェ
ノール樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性ア
ルキド樹脂、フェノール樹脂変性アルキド樹脂、エポキ
シ樹脂変性アルキド樹脂、スチレン変性アルキド樹脂、
アクリル変性アルキド樹脂、アミノアルキド樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、
エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエス
テル樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキッド樹脂、天然ゴ
ム、ポリイソブチレン、ブチルゴム、ポリビニルアルキ
ルエーテル、ロジン、ロジンエステル、ロジン誘導体、
ポリテルペン樹脂、油溶性フェノール樹脂、石油系炭化
水素樹脂、シェラック、環化ゴム、酢酸ビニル系エマル
ジョン樹脂、スチレン−ブタジエン系エマルジョン樹
脂、アクリル酸エステル系エマルジョン樹脂、水溶性ア
ルキド樹脂、水溶性メラミン樹脂、水溶性尿素樹脂、水
溶性フェノール樹脂、水溶性エポキシ樹脂、水溶性ポリ
ブタジエン樹脂、酢酸セルローズ、硝酸セルローズ、エ
チルセルローズ等を挙げることができ、水や有機溶剤等
の適宜の溶剤に溶解または分散させて適用できる。
【0019】前記した積層体の構成において、各層間、
或いは外層には、光安定剤層を適宜設けることができ
る。具体的には、前記光安定剤層は紫外線吸収剤、酸化
防止剤、老化防止剤、一重項酸素消光剤、スーパーオキ
シドアニオン消光剤、オゾン消色剤、可視光線吸収剤、
赤外線吸収剤から選ばれる光安定剤を分散状態に固着し
た層である。
或いは外層には、光安定剤層を適宜設けることができ
る。具体的には、前記光安定剤層は紫外線吸収剤、酸化
防止剤、老化防止剤、一重項酸素消光剤、スーパーオキ
シドアニオン消光剤、オゾン消色剤、可視光線吸収剤、
赤外線吸収剤から選ばれる光安定剤を分散状態に固着し
た層である。
【0020】
【作用】熱変色層が中間層に位置し、両面には透明虹彩
性多層フィルム層が積層されており、前記熱変色層の変
色及び虹彩性は積層体の表裏両面から視覚される。前記
透明虹彩性多層フィルムは、可視光線の波長の干渉作用
により生じる虹彩効果を有し、その効果は背面が黒等の
明度値が低い時は干渉光を発し、一方、明度値が高い組
み合わせの系では干渉光の視認性が弱められるといっ
た、色変化の視覚に干渉光の強弱が付加され、熱変色層
を含む着色層により多彩に様相が変化する。更に、両面
から色変化が視覚されるため、見る角度によって多様な
干渉光の変化と色変化を加えて見ることができる。又、
両面に透明虹彩性多層フィルム層を用いると、表裏両面
から視覚される熱変色層の変色及び虹彩効果がより向上
する。前記虹彩熱変色性積層体が平糸等の糸状物及びそ
れを用いた織布、或いは細片の場合、それ自体の方向性
に自由度が増すため、看者が観る角度を変えなくても、
一方向から見て多様な干渉光が視覚される。
性多層フィルム層が積層されており、前記熱変色層の変
色及び虹彩性は積層体の表裏両面から視覚される。前記
透明虹彩性多層フィルムは、可視光線の波長の干渉作用
により生じる虹彩効果を有し、その効果は背面が黒等の
明度値が低い時は干渉光を発し、一方、明度値が高い組
み合わせの系では干渉光の視認性が弱められるといっ
た、色変化の視覚に干渉光の強弱が付加され、熱変色層
を含む着色層により多彩に様相が変化する。更に、両面
から色変化が視覚されるため、見る角度によって多様な
干渉光の変化と色変化を加えて見ることができる。又、
両面に透明虹彩性多層フィルム層を用いると、表裏両面
から視覚される熱変色層の変色及び虹彩効果がより向上
する。前記虹彩熱変色性積層体が平糸等の糸状物及びそ
れを用いた織布、或いは細片の場合、それ自体の方向性
に自由度が増すため、看者が観る角度を変えなくても、
一方向から見て多様な干渉光が視覚される。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、具体的に実施例を示す。実
施例中の部は総て重量部である。
施例中の部は総て重量部である。
【0022】
【0023】
【0024】実施例1(図1参照)
3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−4−アザフタリド1部、ビスフェノールA4部、ミリ
スチルアルコール25部、ミリスチン酸デシル25部か
らなる可逆熱変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料(10℃以下で青
色、15℃以上で無色)5部、1,2−ベンツ−6−ジ
エチルアミノフルオラン3部、ビスフェノールA5部、
セチルアルコール25部、カプリン酸ステアリル25部
からなる可逆熱変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包し
た可逆熱変色性マイクロカプセル顔料(約30℃以下で
ピンク色、約30℃以上で無色)5部、ポリオール系樹
脂酢酸エチル・メチルエチルケトン溶液(固形分67
%)30部、イソシアネート系硬化剤3部、酢酸エチル
10部を分散・混合したインキをグラビアコートによ
り、透明虹彩性多層フィルム層2としてIRIDESC
ENT FILM IF−4781 R/G(Mear
l社製)上に塗布して熱変色層3を形成し、溶剤を蒸発
させた後、さらにIRIDESCENT FILM I
F−8181 B/V〔透明虹彩性多層フィルム層2
(Mearl社製)〕をロールで圧着して、ラミネート
し、虹彩熱変色性積層体1を得た。
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−4−アザフタリド1部、ビスフェノールA4部、ミリ
スチルアルコール25部、ミリスチン酸デシル25部か
らなる可逆熱変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料(10℃以下で青
色、15℃以上で無色)5部、1,2−ベンツ−6−ジ
エチルアミノフルオラン3部、ビスフェノールA5部、
セチルアルコール25部、カプリン酸ステアリル25部
からなる可逆熱変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包し
た可逆熱変色性マイクロカプセル顔料(約30℃以下で
ピンク色、約30℃以上で無色)5部、ポリオール系樹
脂酢酸エチル・メチルエチルケトン溶液(固形分67
%)30部、イソシアネート系硬化剤3部、酢酸エチル
10部を分散・混合したインキをグラビアコートによ
り、透明虹彩性多層フィルム層2としてIRIDESC
ENT FILM IF−4781 R/G(Mear
l社製)上に塗布して熱変色層3を形成し、溶剤を蒸発
させた後、さらにIRIDESCENT FILM I
F−8181 B/V〔透明虹彩性多層フィルム層2
(Mearl社製)〕をロールで圧着して、ラミネート
し、虹彩熱変色性積層体1を得た。
【0025】前記積層体1は、どちらの面からみても、
10℃以下では虹彩光沢を有した紫色を呈しており、1
5℃以上30℃以下では虹彩光沢を有したピンク色を呈
しており、30℃以上では無色半透明の状態を呈する。
10℃以下では虹彩光沢を有した紫色を呈しており、1
5℃以上30℃以下では虹彩光沢を有したピンク色を呈
しており、30℃以上では無色半透明の状態を呈する。
【0026】実施例2(図2参照)
2−アニリノ−3−メチル−6−ジブチルアミノフルオ
ラン3部、ビスフェノールA5部、ステアリン酸ネオペ
ンチル50部からなる均質相溶体をエポキシ樹脂皮膜で
内包した色彩記憶性熱変色性マイクロカプセル顔料(消
色温度30℃、着色温度15℃)5部、蛍光ピンク顔料
0.5部、アクリル樹脂キシレン溶液(固形分50%)
30部、酢酸ブチル10部、消泡剤1部を分散・混合し
たインキをグラビアコートにより、透明虹彩性多層フィ
ルム層2としてIRIDESCENT FILM IF
−8181 R/G(Mearl社製)上に塗布して熱
変色層3を形成した。
ラン3部、ビスフェノールA5部、ステアリン酸ネオペ
ンチル50部からなる均質相溶体をエポキシ樹脂皮膜で
内包した色彩記憶性熱変色性マイクロカプセル顔料(消
色温度30℃、着色温度15℃)5部、蛍光ピンク顔料
0.5部、アクリル樹脂キシレン溶液(固形分50%)
30部、酢酸ブチル10部、消泡剤1部を分散・混合し
たインキをグラビアコートにより、透明虹彩性多層フィ
ルム層2としてIRIDESCENT FILM IF
−8181 R/G(Mearl社製)上に塗布して熱
変色層3を形成した。
【0027】更に前記熱変色層3の上面に、透明樹脂バ
インダー5としてウレタン樹脂酢酸エチル溶液(固形分
80%)を塗布し、溶剤を蒸発させた後、さらにIRI
DESCENT FILM IF−8181 R/G
(透明虹彩性多層フィルム層2)をロールで圧着してラ
ミネートし、虹彩熱変色性積層体1を得た。
インダー5としてウレタン樹脂酢酸エチル溶液(固形分
80%)を塗布し、溶剤を蒸発させた後、さらにIRI
DESCENT FILM IF−8181 R/G
(透明虹彩性多層フィルム層2)をロールで圧着してラ
ミネートし、虹彩熱変色性積層体1を得た。
【0028】前記積層体1は、どちらの面からみても1
5℃以下では虹彩色を有した黒色を呈しており、30℃
以上になると虹彩色を有した黒色は消え、半透明ピンク
色に変化し、室温でこの状態を維持した。次に、再び1
5℃以下にすると半透明ピンク色から虹彩色を有した黒
色へ変化し、室温でこの状態を維持した。
5℃以下では虹彩色を有した黒色を呈しており、30℃
以上になると虹彩色を有した黒色は消え、半透明ピンク
色に変化し、室温でこの状態を維持した。次に、再び1
5℃以下にすると半透明ピンク色から虹彩色を有した黒
色へ変化し、室温でこの状態を維持した。
【0029】
【0030】
【0031】実施例3
2−アニリノ−3−メチル−6−ジブチルアミノフルオ
ラン3部、ビスフェノールA5部、セチルアルコール2
5部、カプリン酸ステアリル25部からなる可逆熱変色
性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性マイ
クロカプセル顔料(30℃以下で黒色、約30℃以上で
無色)5部、ポリオール系樹脂酢酸エチル・メチルエチ
ルケトン溶液(固形分67%)30部、イソシアネート
系硬化剤3部、酢酸エチル10部を分散・混合したイン
キをグラビア印刷によりIRIDESCENT FIL
M IF−8181R/G(Mearl社製)上に縞柄
に印刷し、更にその上面よりポリエステル樹脂トルエン
溶液(固形分50%)90部、硬化剤10部を混合した
接着剤を塗布し、溶剤を蒸発させた後、さらにIRID
ESCENT FILM IF−8181R/G(Me
arl社製)をロールで圧着してラミネートし、虹彩熱
変色性積層フィルムを得た。
ラン3部、ビスフェノールA5部、セチルアルコール2
5部、カプリン酸ステアリル25部からなる可逆熱変色
性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性マイ
クロカプセル顔料(30℃以下で黒色、約30℃以上で
無色)5部、ポリオール系樹脂酢酸エチル・メチルエチ
ルケトン溶液(固形分67%)30部、イソシアネート
系硬化剤3部、酢酸エチル10部を分散・混合したイン
キをグラビア印刷によりIRIDESCENT FIL
M IF−8181R/G(Mearl社製)上に縞柄
に印刷し、更にその上面よりポリエステル樹脂トルエン
溶液(固形分50%)90部、硬化剤10部を混合した
接着剤を塗布し、溶剤を蒸発させた後、さらにIRID
ESCENT FILM IF−8181R/G(Me
arl社製)をロールで圧着してラミネートし、虹彩熱
変色性積層フィルムを得た。
【0032】前記フィルムは、どちらの面からみても3
0℃以下では虹彩色を有した黒色の縞模様が現れ、30
℃以上になると虹彩色を有した黒色の縞模様は消え無色
半透明を呈する。
0℃以下では虹彩色を有した黒色の縞模様が現れ、30
℃以上になると虹彩色を有した黒色の縞模様は消え無色
半透明を呈する。
【0033】
【0034】
【0035】実施例4
青色インキをグラビア印刷によりIRIDESCENT
FILM IF−8181R/G(Mearl社製)
上に水玉模様で印刷し、その上に、3−(2−エトキシ
−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−
2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド
1部、ビスフェノールA4部、ステアリン酸ネオペンチ
ル50部からなる均質相溶体をエポキシ樹脂皮膜で内包
した色彩記憶性熱変色性マイクロカプセル顔料(消色温
度30℃、着色温度15℃)5部、ポリエステル樹脂ト
ルエン溶液(固形分50%)30部、硬化剤3部を分散
・混合したインキをドクターコートにより塗布し、溶剤
を蒸発させた後、更にIRIDESCENT FILM
IF−8181R/G(Mearl社製)とロールで
圧着してラミネートし、虹彩熱変色性積層フィルムを得
た。
FILM IF−8181R/G(Mearl社製)
上に水玉模様で印刷し、その上に、3−(2−エトキシ
−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−
2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド
1部、ビスフェノールA4部、ステアリン酸ネオペンチ
ル50部からなる均質相溶体をエポキシ樹脂皮膜で内包
した色彩記憶性熱変色性マイクロカプセル顔料(消色温
度30℃、着色温度15℃)5部、ポリエステル樹脂ト
ルエン溶液(固形分50%)30部、硬化剤3部を分散
・混合したインキをドクターコートにより塗布し、溶剤
を蒸発させた後、更にIRIDESCENT FILM
IF−8181R/G(Mearl社製)とロールで
圧着してラミネートし、虹彩熱変色性積層フィルムを得
た。
【0036】前記フィルムは、どちらの面からみても1
5℃以下では虹彩色を有した青色を呈しており、30℃
以上になると虹彩色を有した青色は消え、虹彩色を有し
た青色の水玉模様が現れ、室温でこの状態を維持した。
次に、再び15℃以下にすると虹彩色を有した青色の水
玉模様は消え、全面が虹彩色を有した青色へ変化し、室
温でこの状態を維持した。
5℃以下では虹彩色を有した青色を呈しており、30℃
以上になると虹彩色を有した青色は消え、虹彩色を有し
た青色の水玉模様が現れ、室温でこの状態を維持した。
次に、再び15℃以下にすると虹彩色を有した青色の水
玉模様は消え、全面が虹彩色を有した青色へ変化し、室
温でこの状態を維持した。
【0037】
【0038】
【0039】実施例5
実施例1で得られた虹彩熱変色性積層体1を5mm幅の
糸状物になるようスリッターで連続状に細く切り、5m
m幅の虹彩熱変色性平糸を得た。
糸状物になるようスリッターで連続状に細く切り、5m
m幅の虹彩熱変色性平糸を得た。
【0040】前記平糸は、10℃以下では虹彩光沢を有
した紫色を呈する平糸となり、15℃以上30℃以下で
は虹彩光沢を有したピンク色を呈する平糸となり、30
℃以上では無色半透明を呈する平糸となった。また、こ
の平糸は、それ自体が種々の方向を向くため、多様な虹
彩色を色変化と共に見ることができる。
した紫色を呈する平糸となり、15℃以上30℃以下で
は虹彩光沢を有したピンク色を呈する平糸となり、30
℃以上では無色半透明を呈する平糸となった。また、こ
の平糸は、それ自体が種々の方向を向くため、多様な虹
彩色を色変化と共に見ることができる。
【0041】実施例6
実施例2で得られた虹彩熱変色性積層体1を2mm幅の
糸状物になるようスリッターで連続状に細く切り、2m
m幅の虹彩熱変色性平糸を得た。
糸状物になるようスリッターで連続状に細く切り、2m
m幅の虹彩熱変色性平糸を得た。
【0042】前記平糸は、15℃以下では虹彩光沢を有
した黒色を呈する平糸となり、30℃以上になると虹彩
色を呈する黒色は消え、半透明ピンク色を呈する平糸と
なり、室温でこの状態を維持した。次に、再び15℃以
下にすると半透明ピンク色から虹彩色を有した黒色へ変
化し、室温でこの状態を維持した。また、この平糸は、
それ自体が種々の方向を向くため、多様な虹彩色を色変
化と共に見ることができる。
した黒色を呈する平糸となり、30℃以上になると虹彩
色を呈する黒色は消え、半透明ピンク色を呈する平糸と
なり、室温でこの状態を維持した。次に、再び15℃以
下にすると半透明ピンク色から虹彩色を有した黒色へ変
化し、室温でこの状態を維持した。また、この平糸は、
それ自体が種々の方向を向くため、多様な虹彩色を色変
化と共に見ることができる。
【0043】
【0044】
【0045】実施例7
実施例3で得られた虹彩熱変色性積層フィルムを1mm
幅の糸状物になるようスリッターで連続状に細く切り、
1mm幅の虹彩熱変色性平糸を得た。
幅の糸状物になるようスリッターで連続状に細く切り、
1mm幅の虹彩熱変色性平糸を得た。
【0046】前記平糸は、30℃以下では部分的に虹彩
光沢を有した黒色を呈する平糸となり、30℃以上では
無色半透明を呈する平糸となった。又、この平糸は、そ
れ自体が種々の方向を向くため、多様な虹彩色を色変化
とともに見ることができる。
光沢を有した黒色を呈する平糸となり、30℃以上では
無色半透明を呈する平糸となった。又、この平糸は、そ
れ自体が種々の方向を向くため、多様な虹彩色を色変化
とともに見ることができる。
【0047】
【0048】
【0049】実施例8
実施例4で得られた虹彩熱変色性積層フィルムを3cm
幅の糸状物になるようスリッターで連続状に細く切り、
3cm幅の虹彩熱変色性平糸を得た。
幅の糸状物になるようスリッターで連続状に細く切り、
3cm幅の虹彩熱変色性平糸を得た。
【0050】前記平糸は、15℃以下では虹彩光沢を有
した青色を呈する平糸となり、30℃以上になると虹彩
色を呈する青色は消え、部分的に虹彩色を呈する青色を
呈する平糸となり、室温でこの状態を維持した。次に、
再び15℃以下にすると全体が、虹彩光沢を有した青色
を呈した平糸となり、室温でこの状態を維持した。又、
この平糸は、そのもの自体で種々の方向を向くため、多
様な虹彩色を色変化と共に見ることができる。
した青色を呈する平糸となり、30℃以上になると虹彩
色を呈する青色は消え、部分的に虹彩色を呈する青色を
呈する平糸となり、室温でこの状態を維持した。次に、
再び15℃以下にすると全体が、虹彩光沢を有した青色
を呈した平糸となり、室温でこの状態を維持した。又、
この平糸は、そのもの自体で種々の方向を向くため、多
様な虹彩色を色変化と共に見ることができる。
【0051】
【0052】
【0053】実施例9
実施例2で得られた虹彩熱変色性積層フィルムを1mm
幅の糸状物になるようスリッターで裁断し、更に、その
糸状物を細かく切り刻み虹彩熱変色性細片を得た。
幅の糸状物になるようスリッターで裁断し、更に、その
糸状物を細かく切り刻み虹彩熱変色性細片を得た。
【0054】前記細片は、15℃以下では虹彩色を有し
た黒色を呈しており、30℃以上になると虹彩色を有し
た黒色は消え、半透明ピンク色に変化し、室温でこの状
態を維持した。次に、再び15℃以下にすると半透明ピ
ンク色から虹彩色を有した黒色へ変化し、室温でこの状
態を維持した。
た黒色を呈しており、30℃以上になると虹彩色を有し
た黒色は消え、半透明ピンク色に変化し、室温でこの状
態を維持した。次に、再び15℃以下にすると半透明ピ
ンク色から虹彩色を有した黒色へ変化し、室温でこの状
態を維持した。
【0055】実施例10 1,2─ベンツ─6─ジエチルアミノフルオラン3部、
ビスフェノールA5部、ミリスチルアルコール25部、
ミリスチン酸デシル25部からなる可逆熱変色性材料を
エポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性マイクロカプ
セル顔料(10℃以下でピンク色、15℃以上で無色)
5部、塩化ビニル─酢酸ビニル共重合樹脂15部、キシ
レン35部、酢酸エチル39部、消泡剤1部を分散、混
合したインキをドクターコートにより、透明虹彩性多層
フィルム層としてIRIDESCENT FILM I
F−8181R/G(Mearl社製)上に塗布して熱
変色層を形成した。 更に前記熱変色層の上面に、透明樹
脂バインダーとして、アクリル系樹脂トルエン・酢酸エ
チル溶液(固形分40%)を塗布し、溶剤を蒸発させた
後、透明樹脂層として厚みが16μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムをロールで圧着してラミネート
し、虹彩熱変色性積層体を得た。 前記虹彩熱変色性積層
体を0.5mm幅の糸状物になるようスリッターで連続
状に細く切り、0.5mm幅の虹彩熱変色性平糸を得
た。 前記虹彩熱変色性平糸を横糸にして、実施例3で得
られた虹彩熱変色性積層フィルムを0.5mm幅の糸状
物になるよう細く切り、0.5mm幅の熱変色性虹彩糸
としたものを縦糸にして織り込み熱変色性織物を得た。
ビスフェノールA5部、ミリスチルアルコール25部、
ミリスチン酸デシル25部からなる可逆熱変色性材料を
エポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性マイクロカプ
セル顔料(10℃以下でピンク色、15℃以上で無色)
5部、塩化ビニル─酢酸ビニル共重合樹脂15部、キシ
レン35部、酢酸エチル39部、消泡剤1部を分散、混
合したインキをドクターコートにより、透明虹彩性多層
フィルム層としてIRIDESCENT FILM I
F−8181R/G(Mearl社製)上に塗布して熱
変色層を形成した。 更に前記熱変色層の上面に、透明樹
脂バインダーとして、アクリル系樹脂トルエン・酢酸エ
チル溶液(固形分40%)を塗布し、溶剤を蒸発させた
後、透明樹脂層として厚みが16μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムをロールで圧着してラミネート
し、虹彩熱変色性積層体を得た。 前記虹彩熱変色性積層
体を0.5mm幅の糸状物になるようスリッターで連続
状に細く切り、0.5mm幅の虹彩熱変色性平糸を得
た。 前記虹彩熱変色性平糸を横糸にして、実施例3で得
られた虹彩熱変色性積層フィルムを0.5mm幅の糸状
物になるよう細く切り、0.5mm幅の熱変色性虹彩糸
としたものを縦糸にして織り込み熱変色性織物を得た。
【0056】前記織物は、10℃以下では縦糸に黒色斑
点が現れ、横糸はピンク色を呈する織物となり、15℃
以上30℃以下では横糸のピンク色は無色半透明とな
り、縦糸の黒色斑点のみ見える織物となり、30℃以上
では縦糸の黒色斑点が消え無色半透明の織物となった。
点が現れ、横糸はピンク色を呈する織物となり、15℃
以上30℃以下では横糸のピンク色は無色半透明とな
り、縦糸の黒色斑点のみ見える織物となり、30℃以上
では縦糸の黒色斑点が消え無色半透明の織物となった。
【0057】実施例11
白色布帛上に水系アクリルエマルジョンを塗布し、乾燥
前に実施例9で得られた虹彩熱変色性細片をふりかけた
後、乾燥し、虹彩熱変色性細片の付着した布帛を得た。
前に実施例9で得られた虹彩熱変色性細片をふりかけた
後、乾燥し、虹彩熱変色性細片の付着した布帛を得た。
【0058】前記布帛は、15℃以下では虹彩色を有し
た黒色が布上に点在して現れ、30℃以上になると虹彩
色を有した黒色は消え、半透明ピンク色が布帛上に点在
して現れ、室温下でこの状態を維持した。次に、再び1
5℃以下にすると半透明ピンク色から虹彩色を有した黒
色が布帛上に点在して現れ、室温でこの状態を維持し
た。
た黒色が布上に点在して現れ、30℃以上になると虹彩
色を有した黒色は消え、半透明ピンク色が布帛上に点在
して現れ、室温下でこの状態を維持した。次に、再び1
5℃以下にすると半透明ピンク色から虹彩色を有した黒
色が布帛上に点在して現れ、室温でこの状態を維持し
た。
【0059】
【0060】
【0061】
【発明の効果】本発明虹彩熱変色性積層体は、温度変化
による変色と虹彩効果が共に効果的に視覚され、両者の
織りなす融合された、光沢感のある多彩な色変化を視覚
させることができる。この際、表裏両面から前記変化の
様相を視覚でき、見る角度により虹彩色が微妙に変化す
る。更に、前記積層体が平糸等の糸状物及びそれを用い
た織布、或いは細片の場合、それ自体の方向性に自由度
が増すため、看者が観る角度を変えなくても、一方向か
ら見て多様な干渉光と色変化を視覚することができる。
による変色と虹彩効果が共に効果的に視覚され、両者の
織りなす融合された、光沢感のある多彩な色変化を視覚
させることができる。この際、表裏両面から前記変化の
様相を視覚でき、見る角度により虹彩色が微妙に変化す
る。更に、前記積層体が平糸等の糸状物及びそれを用い
た織布、或いは細片の場合、それ自体の方向性に自由度
が増すため、看者が観る角度を変えなくても、一方向か
ら見て多様な干渉光と色変化を視覚することができる。
【0062】
【0063】斯くして、色変化の妙味、特異性、装飾
性、意匠効果等の要求される玩具、例えば人形の頭髪、
ドレス、フリル、その他人形用カバン等の付属品、ぬい
ぐるみ、動物玩具の毛、尾、たてがみ、或いは衣料分
野、繊維分野、リボンや応援用のボンボン等が例示され
る装飾分野、ファッション分野、造花、すだれ、七夕か
ざり等のインテリア等、多様な分野に適用される。
性、意匠効果等の要求される玩具、例えば人形の頭髪、
ドレス、フリル、その他人形用カバン等の付属品、ぬい
ぐるみ、動物玩具の毛、尾、たてがみ、或いは衣料分
野、繊維分野、リボンや応援用のボンボン等が例示され
る装飾分野、ファッション分野、造花、すだれ、七夕か
ざり等のインテリア等、多様な分野に適用される。
【図1】本発明虹彩熱変色性積層体の一実施例の拡大縦
断面説明図である。
断面説明図である。
【図2】本発明虹彩熱変色性積層体の他の実施例の拡大
縦断面説明図である。
縦断面説明図である。
1 虹彩熱変色性積層体
2 透明虹彩性多層フィルム層
3 熱変色層
5 透明樹脂バインダー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B32B 1/00 - 35/00
D06M 11/00 - 23/18
Claims (6)
- 【請求項1】 二種又はそれ以上の種類の樹脂の薄膜が
交互に積層された透明虹彩性多層フィルム層、可逆熱変
色性材料を透明樹脂バインダー中に分散状態に固着して
形成した熱変色層、二種又はそれ以上の種類の樹脂の薄
膜が交互に積層された透明虹彩性多層フィルム層を積層
してなる虹彩熱変色性積層体。 - 【請求項2】 透明虹彩性多層フィルム層と熱変色層の
間に透明樹脂バインダーを介在させてなる請求項1記載
の虹彩熱変色性積層体。 - 【請求項3】 細幅の平糸である請求項1記載の虹彩熱
変色性積層体。 - 【請求項4】 細片である請求項1記載の虹彩熱変色性
積層体。 - 【請求項5】 請求項1又は2記載の虹彩熱変色性積層
体を細幅に裁断して得られる平糸からなる虹彩熱変色性
織布。 - 【請求項6】 非虹彩熱変色性糸を混在させてなる請求
項5記載の虹彩熱変色性織布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25679995A JP3484590B2 (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 虹彩熱変色性積層体及びそれを用いた織布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25679995A JP3484590B2 (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 虹彩熱変色性積層体及びそれを用いた織布 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0976394A JPH0976394A (ja) | 1997-03-25 |
JP3484590B2 true JP3484590B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=17297609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25679995A Expired - Fee Related JP3484590B2 (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 虹彩熱変色性積層体及びそれを用いた織布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3484590B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWM257277U (en) * | 2004-05-05 | 2005-02-21 | Ching Feng Home Fashions Co | Temperature sensitive color variable fabric |
JP5299997B2 (ja) * | 2008-09-09 | 2013-09-25 | 特種東海製紙株式会社 | 細片および偽造防止用紙 |
JP7166890B2 (ja) * | 2017-11-27 | 2022-11-08 | パイロットインキ株式会社 | 変色性平糸及びそれを用いた布製品 |
JP7166891B2 (ja) * | 2017-11-27 | 2022-11-08 | パイロットインキ株式会社 | 変色性撚糸及びそれを用いた布製品 |
CN114633572B (zh) * | 2022-03-02 | 2023-12-01 | 武汉华工图像技术开发有限公司 | 一种光变防伪刮刮墨、刮刮墨产品及其制备方法 |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP25679995A patent/JP3484590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0976394A (ja) | 1997-03-25 |
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