JPH05338071A - 光輝性装飾シート - Google Patents

光輝性装飾シート

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Publication number
JPH05338071A
JPH05338071A JP4145428A JP14542892A JPH05338071A JP H05338071 A JPH05338071 A JP H05338071A JP 4145428 A JP4145428 A JP 4145428A JP 14542892 A JP14542892 A JP 14542892A JP H05338071 A JPH05338071 A JP H05338071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
reflection layer
pearlescent pigment
transparent resin
resin layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP4145428A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kishida
広史 岸田
Masashi Takahashi
正史 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP4145428A priority Critical patent/JPH05338071A/ja
Publication of JPH05338071A publication Critical patent/JPH05338071A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 意匠的効果の良好な光輝性装飾シートを得
る。 【構成】 基材1の片面にパール顔料を混入した光干渉
性反射層2を形成し、この光干渉性反射層2の上面に所
望の凹凸模様4を備えた透明樹脂層3をグラビア印刷方
式によって形成した。 【効果】 光干渉性反射層による反射光の色調と、透明
樹脂層の凹凸による反射光自体の模様の発現、の相乗効
果によって高い意匠的効果が発揮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装紙、包装袋、包装
箱、壁紙等の種々の分野に利用できる光輝性装飾シー
ト、特に外光が反射されて種々の反射光模様がシート表
面に形成される光輝性装飾シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表面反射光により意匠的効果を発
揮する光輝性装飾シートとして、樹脂コート紙などの基
材の表面にアルミニウム等の金属を蒸着してなるシート
が知られている。
【0003】しかし、この蒸着シートは均一な金属光沢
を呈するに過ぎず、反射光自体によって模様が形成され
ることはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの点に着目
してなされたものであり、外光が反射された場合に反射
光が着色されると共に反射光自体で模様が形成されて高
い意匠的効果を発揮する光輝性装飾シートを得ることを
課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明では、紙などの隠蔽性を有する基材の片面
にパール顔料を混入した光干渉性反射層を形成し、この
光干渉性反射層の上面に一定の規則性を有する所望の凹
凸模様を備えた透明樹脂層をグラビア印刷方式によって
形成している。
【0006】
【作用】パール顔料は光の干渉により反射光に虹彩色が
発現されるものであり、これを混入した光干渉性反射層
によって反射光の色調が変化して一定の装飾性が発揮さ
れ、更に透明樹脂層の凹凸による乱反射によって表面に
エンボス加工を施したのと同様に反射光自体に凹凸に応
じた模様が発現される。このため、両者の作用の相乗効
果によって高い意匠的効果が発揮される。
【0007】
【実施例】以下、図示の一実施例について説明する。
【0008】図において、1は不透明で隠蔽性であり、
光を反射しないシート状の基材、2は基材1の片面に形
成された光干渉性反射層、3はこの光干渉性反射層2の
上面に形成された透明樹脂層である。基材1は紙、布、
不織布、合成樹脂フィルムのようなシート状のものが使
用されており、光干渉性反射層2は透明なビヒクル2a
にパール顔料2bを混入した特殊なインキを基材1に塗
布あるいは印刷して形成されている。また、透明樹脂層
3は透明樹脂液をインキとして用いたグラビア印刷によ
って形成されたもので、その表面に一定の規則性を有す
る所望の凹凸模様4を備えたものとなっている。
【0009】光干渉性反射層2中に含まれるパール顔料
2bは、粉粒状の心材を特殊な物質で被覆することによ
って真珠光沢を発現するように構成された顔料であっ
て、特に雲母粉の表面をチタン化合物で被覆したものが
適している。この実施例では雲母粉を二酸化チタンで被
覆したもの(例えば特開昭60−60163号公報参照)
が使用されており、光干渉性反射層2は図2に示すよう
に各パール顔料2bがビヒクル2a中に均一に分散し、且
つ平行に配向された状態で形成されている。ここで、パ
ール顔料2bは二酸化チタンの膜厚に応じて入射する可
視光線Lの波長のいずれかが干渉して反射光L'は特定
の色調を呈するものとなる。なお、使用するパール顔料
2bの二酸化チタンの膜厚を一定の値に揃えて同色の反
射光が得られるようにしてもよく、あるいは膜厚の異な
るものを混合使用して種々の色調の反射光が得られるよ
うにしてもよい。
【0010】光干渉性反射層2を形成するための特殊な
インキとしては、例えばメジウムインキに粒径10〜4
0μmの上述のパール顔料2bを10〜30重量%、沈
降防止剤として酸化ポリエチレンを3%添加し、粘度を
16〜30sec(岩田式粘度計で測定した試料落下所要時
間)にしたものが使用される。
【0011】透明樹脂層3の凹凸模様4は、例えば図3
のように右上りの突条4aを平行に多数備えた部分と右
下りの突条4bを平行に多数備えた部分とを市松模様状
に組み合わせたものとなっており、反射の状態が突条4
aと突条4bで異なるので反射光は市松模様状に見えるも
のとなる。なお、図3は一例を示したに過ぎず、各突条
の向きや形状、あるいは形成範囲(輪郭)等を任意に選定
することにより、所望の模様を発現させることができ
る。
【0012】この凹凸模様4を有する透明樹脂層3は、
例えばウレタン系の樹脂にセルロース系の樹脂を30%
含んだ2液硬化型樹脂をインキとするグラビア印刷によ
って形成される。セルロースはインキのタックを上げて
版からの転移性を良くし、ウレタンはセルロースによる
膜の硬さを下げて樹脂層3に柔軟性を与える。なお、グ
ラビアインキとしては、例えばアクリル・ウレタン系の
樹脂にイソシアネートを硬化剤として添加した2液硬化
型インキなど、別の種類のインキを使用することも可能
であり、紫外線硬化型インキを用いれば樹脂層3を短時
間で硬化させることができる。
【0013】突条4a,4bの高さはグラビア印刷におけ
る版深寸法やインキの粘度によって変化し、例えば版深
が80μmであれば突条の高さは5〜15μm、版深が
110μmであれば突条の高さは15〜20μmとな
る。突条4a,4bの高さは一般的には3〜20μm程度
が好ましいので、所望の高さとなるように版深寸法やイ
ンキの粘度が適切に選定される。
【0014】図4はグラビア印刷の概略を示したもので
ある。すなわち、光干渉性反射層2が片面に形成された
基材1が圧胴5と版胴6との間に供給され、版胴6の表
面のセルに充填されたグラビアインキ、すなわち透明樹
脂層3を形成するための樹脂が光干渉性反射層2の上面
に印刷されるのである。
【0015】なお、光干渉性反射層2のビヒクル2aと
透明樹脂層3自体は無色であってもよく、あるいは所望
の色に着色されたものであってもよい。また、図示して
いないが透明樹脂層3の表面に耐熱性、耐摩耗性等に優
れた樹脂からなる保護層を適宜設けることができる。
【0016】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
は、基材の片面にパール顔料を混入した光干渉性反射層
を形成し、この光干渉性反射層の上面に一定の規則性を
有する所望の凹凸模様を備えた透明樹脂層をグラビア印
刷方式によって形成するようにしたものである。
【0017】従って、光干渉性反射層によって反射光の
色調が変化して一定の装飾性が発揮され、更に透明樹脂
層の凹凸による乱反射によって反射光自体に凹凸に応じ
た模様がエンボス加工を施したのと同様に発現され、両
者の作用の相乗効果によって高い意匠的効果が発揮され
る。また、透明樹脂層をグラビア印刷方式によって形成
しているので、光干渉性反射層の表面にエンボス加工を
施す場合と比較して安価に製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の断面図である。
【図2】 同実施例の光干渉性反射層の拡大断面図であ
る。
【図3】 同実施例の凹凸模様の態様を例示した平面図
である。
【図4】 同実施例におけるグラビア印刷の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 基材 2 光干渉性反
射層 2a ビヒクル 2b パール顔
料 3 透明樹脂層 4 凹凸模様 4a,4b 突条 5 圧胴 6 版胴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙などの隠蔽性を有する基材(1)の片面
    に、パール顔料(2b)を混入した光干渉性反射層(2)を
    形成し、該光干渉性反射層(2)の上面に一定の規則性を
    有する所望の凹凸模様(4)を備えた透明樹脂層(3)をグ
    ラビア印刷方式によって形成したことを特徴とする光輝
    性装飾シート。
JP4145428A 1992-06-05 1992-06-05 光輝性装飾シート Pending JPH05338071A (ja)

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JP4145428A JPH05338071A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 光輝性装飾シート

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