JPH08111131A - 真空遮断器用接触子の製造方法 - Google Patents
真空遮断器用接触子の製造方法Info
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- JPH08111131A JPH08111131A JP6242823A JP24282394A JPH08111131A JP H08111131 A JPH08111131 A JP H08111131A JP 6242823 A JP6242823 A JP 6242823A JP 24282394 A JP24282394 A JP 24282394A JP H08111131 A JPH08111131 A JP H08111131A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】接点のろう付部分から流出したろう材などによ
る真空バルブの絶縁特性や遮断性能の低下を防ぐ。 【構成】電極6の表面に接点11を載せ、レーザビーム13
を片側から他側に走査させて、接点11と電極6を加熱
し、接点11の表面側に結晶が微細な改質層11aを形成さ
せるとともに、電極6の表面側に電極溶融部15を形成し
て、接点11の裏面側を可動電極6に溶接する。周期的に
レーザビーム13の出力を上げて電極溶融部15を形成させ
てもよく、走査速度を下げて電極溶融部15を形成させて
もよい。
る真空バルブの絶縁特性や遮断性能の低下を防ぐ。 【構成】電極6の表面に接点11を載せ、レーザビーム13
を片側から他側に走査させて、接点11と電極6を加熱
し、接点11の表面側に結晶が微細な改質層11aを形成さ
せるとともに、電極6の表面側に電極溶融部15を形成し
て、接点11の裏面側を可動電極6に溶接する。周期的に
レーザビーム13の出力を上げて電極溶融部15を形成させ
てもよく、走査速度を下げて電極溶融部15を形成させて
もよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空遮断器用接触子の
製造方法に関する。
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】真空遮断器に組み込まれる真空バルブ
は、10-2Pa以下の高真空中で一対の接点を開離すること
により、真空の優れた消弧性と絶縁性を利用し、一対の
接点間を通電していた電流を遮断して、回路を開く。図
5は、その代表的な縦断面図を示し、セラミックスまた
はガラスで製造された絶縁円筒1の両端の開口部の片側
に、固定側端板2をろう付けし、開口部の他側に可動側
端板3をろう付で密封して、気密容器を構成している。
は、10-2Pa以下の高真空中で一対の接点を開離すること
により、真空の優れた消弧性と絶縁性を利用し、一対の
接点間を通電していた電流を遮断して、回路を開く。図
5は、その代表的な縦断面図を示し、セラミックスまた
はガラスで製造された絶縁円筒1の両端の開口部の片側
に、固定側端板2をろう付けし、開口部の他側に可動側
端板3をろう付で密封して、気密容器を構成している。
【0003】このうち、固定側端板2の中心には、下端
に固定電極4が接合された固定通電軸5が貫通して上端
が固定され、この固定電極4と対向して可動電極6Aが
図示しない操作機構に連結された可動通電軸7の上端に
ろう付されている。
に固定電極4が接合された固定通電軸5が貫通して上端
が固定され、この固定電極4と対向して可動電極6Aが
図示しない操作機構に連結された可動通電軸7の上端に
ろう付されている。
【0004】また、固定電極4と可動電極6Aが接触す
る対向面には、真空遮断器の用途に応じて、複数の種々
の材料の合金でなる略円板状の接点8がそれぞれの電極
にろう付されている。そして、可動通電軸7が貫通する
可動側端板3の開口部をベローズ9により気密に封止す
ることで、真空バルブ内の真空を保ちながら可動電極6
を固定電極7に接離させている。
る対向面には、真空遮断器の用途に応じて、複数の種々
の材料の合金でなる略円板状の接点8がそれぞれの電極
にろう付されている。そして、可動通電軸7が貫通する
可動側端板3の開口部をベローズ9により気密に封止す
ることで、真空バルブ内の真空を保ちながら可動電極6
を固定電極7に接離させている。
【0005】さらに、電流遮断時に接点8と電極4,6
Aから飛散する金属蒸気や金属溶融粉が絶縁円筒1の内
面に付着して、この絶縁円筒1の内面の絶縁特性が低下
する現象を防ぐために、略円筒状のシールド10が電極
4,6Aの外側に挿入され、絶縁円筒1の内面に固定さ
れている。
Aから飛散する金属蒸気や金属溶融粉が絶縁円筒1の内
面に付着して、この絶縁円筒1の内面の絶縁特性が低下
する現象を防ぐために、略円筒状のシールド10が電極
4,6Aの外側に挿入され、絶縁円筒1の内面に固定さ
れている。
【0006】このように構成された真空バルブの絶縁特
性と遮断性能は、接点8に採用されている材料と、その
表面状態に強く影響される。特に後者に関しては、接点
の表面にミクロンオーダ以下の微細な突起が形成されて
いたり微粒子が付着していた場合や、接点の表面に酸素
等のガスが吸着していたり、塵埃などの不純物が付着
(汚損)している場合には、それらがないときに比べて
絶縁破壊電圧や遮断性能が大きく低下することがある。
また、同一組成の接点でも、その組織の粗さによってこ
れらの特性や性能が異なることがあり、一般に組織が微
細になると特性と性能が向上する。
性と遮断性能は、接点8に採用されている材料と、その
表面状態に強く影響される。特に後者に関しては、接点
の表面にミクロンオーダ以下の微細な突起が形成されて
いたり微粒子が付着していた場合や、接点の表面に酸素
等のガスが吸着していたり、塵埃などの不純物が付着
(汚損)している場合には、それらがないときに比べて
絶縁破壊電圧や遮断性能が大きく低下することがある。
また、同一組成の接点でも、その組織の粗さによってこ
れらの特性や性能が異なることがあり、一般に組織が微
細になると特性と性能が向上する。
【0007】したがって、真空バルブの遮断性能を向上
させる一方法としては、例えば特開昭 63-141226号公報
に示されるように、接点の表面に電子ビームやレーザビ
ームを照射する方法がある。これは、電子ビームやレー
ザビームの照射により、接点の表面に存在した微小な突
起や微粒子が溶融され、吸着ガスや不純物が離脱すると
ともに、材料の急熱急冷により組織が微細化されるため
である。
させる一方法としては、例えば特開昭 63-141226号公報
に示されるように、接点の表面に電子ビームやレーザビ
ームを照射する方法がある。これは、電子ビームやレー
ザビームの照射により、接点の表面に存在した微小な突
起や微粒子が溶融され、吸着ガスや不純物が離脱すると
ともに、材料の急熱急冷により組織が微細化されるため
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、接点8と固
定電極4及び可動電極6A(以下、電極と呼ぶ)をろう
付するときには、図6の断面図に示すように、電極6A
の接合面に深さdの座ぐり部6aを設け、この座ぐり部
6aに接点8を挿入して銀ろう等を用いて接合してい
る。
定電極4及び可動電極6A(以下、電極と呼ぶ)をろう
付するときには、図6の断面図に示すように、電極6A
の接合面に深さdの座ぐり部6aを設け、この座ぐり部
6aに接点8を挿入して銀ろう等を用いて接合してい
る。
【0009】このように接点の接合部を座ぐり構造にす
る理由は、特別な組み立て治具等を用いなくとも、相互
の接合位置を確実に決めることができることと、銀ろう
の流出を防ぐためである。
る理由は、特別な組み立て治具等を用いなくとも、相互
の接合位置を確実に決めることができることと、銀ろう
の流出を防ぐためである。
【0010】特に、後者については、電極6Aの表面に
対して座ぐり部6aを加工しなかった場合には、接合時
の加圧によって接合面の銀ろうが流出して、遮断性能及
び絶縁特性が低下するからである。さらに、このような
座ぐり構造を採用した場合でも、電極6Aと接点8との
嵌合公差、ろう付け時の炉内温度分布や接点材料の濡れ
性等の微妙な相違によって、電極6Aと接点8の間の隙
間6bから外部に銀ろうが流出するときがある。
対して座ぐり部6aを加工しなかった場合には、接合時
の加圧によって接合面の銀ろうが流出して、遮断性能及
び絶縁特性が低下するからである。さらに、このような
座ぐり構造を採用した場合でも、電極6Aと接点8との
嵌合公差、ろう付け時の炉内温度分布や接点材料の濡れ
性等の微妙な相違によって、電極6Aと接点8の間の隙
間6bから外部に銀ろうが流出するときがある。
【0011】なお、真空遮断器が保証した条件の電流遮
断による接点の消耗量の平均値をwとすれば、電極面か
らの接点の突出高さhは、接点の寿命を維持するために
少なくともh≧wであることが必要である。また、本質
的な接点の機能としての必要厚さは突出高さhである
が、電極6Aとの接合のために座ぐり部6aの深さdが
更に必要となるので、接点8の厚みはd+hが必要とな
る。
断による接点の消耗量の平均値をwとすれば、電極面か
らの接点の突出高さhは、接点の寿命を維持するために
少なくともh≧wであることが必要である。また、本質
的な接点の機能としての必要厚さは突出高さhである
が、電極6Aとの接合のために座ぐり部6aの深さdが
更に必要となるので、接点8の厚みはd+hが必要とな
る。
【0012】上述した電子ビームやレーザビームによる
照射処理は、電極6Aと接点8との接合工程終了後(で
きるだけ次工程の絶縁円筒との接合直前)に行うのが望
ましい。なぜならば、もし、先に接点単独で照射処理を
行った場合には、その後の電極6Aとのろう付け工程に
おいて微粒子や不純物が接点8の表面に付着したり、ガ
スが吸着する可能性があり、照射処理が逆効果となるか
らである。
照射処理は、電極6Aと接点8との接合工程終了後(で
きるだけ次工程の絶縁円筒との接合直前)に行うのが望
ましい。なぜならば、もし、先に接点単独で照射処理を
行った場合には、その後の電極6Aとのろう付け工程に
おいて微粒子や不純物が接点8の表面に付着したり、ガ
スが吸着する可能性があり、照射処理が逆効果となるか
らである。
【0013】ただし、電極と接点を接合した後に照射処
理を行う場合でも、上述したように接点と電極との隙間
から流出した銀ろうの有無を確認する必要がある。なぜ
ならば、照射によって溶融した銀ろうが接点8や電極6
Aの表面の広い範囲に蒸着されるため、遮断性能と絶縁
特性が低下するからである。
理を行う場合でも、上述したように接点と電極との隙間
から流出した銀ろうの有無を確認する必要がある。なぜ
ならば、照射によって溶融した銀ろうが接点8や電極6
Aの表面の広い範囲に蒸着されるため、遮断性能と絶縁
特性が低下するからである。
【0014】ところが、このように構成された電極にお
いては、座ぐり部を形成するために製造工程が増えるだ
けでなく、この座ぐり部のために、接点8の下半分は、
接点の機能と関係のない単なる埋め代としての無駄な部
分となる。
いては、座ぐり部を形成するために製造工程が増えるだ
けでなく、この座ぐり部のために、接点8の下半分は、
接点の機能と関係のない単なる埋め代としての無駄な部
分となる。
【0015】そこで、請求項1,2,3及び請求項4に
記載の発明の目的は、真空バルブの絶縁特性の低下を防
ぎ、遮断性能の向上を図ることのできる真空遮断器用接
触子の製造方法を得ることであり、請求項5及び請求項
6に記載の発明の目的は、真空バルブの絶縁特性の低下
を防ぎ、遮断性能の向上と製造工程の短縮化を図ること
のできる真空遮断器用接触子の製造方法を得ることであ
る。
記載の発明の目的は、真空バルブの絶縁特性の低下を防
ぎ、遮断性能の向上を図ることのできる真空遮断器用接
触子の製造方法を得ることであり、請求項5及び請求項
6に記載の発明の目的は、真空バルブの絶縁特性の低下
を防ぎ、遮断性能の向上と製造工程の短縮化を図ること
のできる真空遮断器用接触子の製造方法を得ることであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1,2及び請求項
3に記載の発明の真空遮断器用接触子の製造方法は、母
材に添設された接点の表面にビームを照射し、接点と母
材を加熱して、接点に改質層を形成し、接点を母材に接
合させたことを特徴とする。なお、ビームを走査しなが
ら出力を周期的に高めるか、又は、走査速度を周期的に
低下させて母材の接合面に溶接部を形成させることが好
ましい。
3に記載の発明の真空遮断器用接触子の製造方法は、母
材に添設された接点の表面にビームを照射し、接点と母
材を加熱して、接点に改質層を形成し、接点を母材に接
合させたことを特徴とする。なお、ビームを走査しなが
ら出力を周期的に高めるか、又は、走査速度を周期的に
低下させて母材の接合面に溶接部を形成させることが好
ましい。
【0017】また、請求項4に記載の発明の真空遮断器
用接触子の製造方法は、母材に添設された接点の表面に
高エネルギー密度のビームを照射し接点と母材を加熱し
て接点を母材に接合する工程と、この接合された接点の
表面に低エネルギー密度のビームを照射し接点を加熱し
てこの接点を改質する工程を備えたことを特徴とする。
用接触子の製造方法は、母材に添設された接点の表面に
高エネルギー密度のビームを照射し接点と母材を加熱し
て接点を母材に接合する工程と、この接合された接点の
表面に低エネルギー密度のビームを照射し接点を加熱し
てこの接点を改質する工程を備えたことを特徴とする。
【0018】また、請求項5に記載の発明の真空遮断器
用接触子の製造方法は、母材に添設された接点材のペレ
ットの表面にビームを照射しペレットと母材を加熱し
て、ペレットに改質層を形成し接点を母材に接合させる
工程と、接点と母材を仕上げ加工する工程を備えたこと
を特徴とする。
用接触子の製造方法は、母材に添設された接点材のペレ
ットの表面にビームを照射しペレットと母材を加熱し
て、ペレットに改質層を形成し接点を母材に接合させる
工程と、接点と母材を仕上げ加工する工程を備えたこと
を特徴とする。
【0019】さらに、請求項6に記載の発明の真空遮断
器用接触子の製造方法は、母材に添設された粉末合金の
表面にビームを照射し、粉末合金と母材を加熱し、粉末
合金を溶融させこの粉末合金を母材に接合させる工程
と、母材に接合され冷却された粉末合金を仕上げ加工す
る工程を備えたことを特徴とする。
器用接触子の製造方法は、母材に添設された粉末合金の
表面にビームを照射し、粉末合金と母材を加熱し、粉末
合金を溶融させこの粉末合金を母材に接合させる工程
と、母材に接合され冷却された粉末合金を仕上げ加工す
る工程を備えたことを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1,2及び請求項3に記載の発明におい
ては、接点に照射されるビームによって、接点は母材へ
の接合と改質が同時に行われる。
ては、接点に照射されるビームによって、接点は母材へ
の接合と改質が同時に行われる。
【0021】また、請求項4に記載の発明においては、
ビームのエネルギーを変えることによって、接点の母材
への接合と改質が連続して行われる。
ビームのエネルギーを変えることによって、接点の母材
への接合と改質が連続して行われる。
【0022】また、請求項5に記載の発明においては、
接点材と母材の仕上加工は、母材に接点材が接合された
後の同時加工が可能となる。
接点材と母材の仕上加工は、母材に接点材が接合された
後の同時加工が可能となる。
【0023】さらに、請求項6に記載の発明において
は、接点は粉末合金に照射されるビームによる溶融結合
後に固化されるとともに、母材と接点の仕上は、同時加
工が可能となる。
は、接点は粉末合金に照射されるビームによる溶融結合
後に固化されるとともに、母材と接点の仕上は、同時加
工が可能となる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の真空遮断器用接触子の一実施
例について説明する。図1(a)は、請求項1,2,3
及び請求項4に記載の発明の真空遮断器用接触子の製造
方法の一例を示す図で、図6に対応する真空バルブの可
動側電極部分の断面を示した図である。
例について説明する。図1(a)は、請求項1,2,3
及び請求項4に記載の発明の真空遮断器用接触子の製造
方法の一例を示す図で、図6に対応する真空バルブの可
動側電極部分の断面を示した図である。
【0025】図1において、接点11の厚さhは、真空遮
断器が保証した条件の電流遮断による消耗量の平均値w
に若干の裕度を持たせたものとするとともに、電極6の
表面は平坦で、図6で示した従来例のように、接点を挿
入して位置決めする座ぐり部分は形成されていない。こ
の接点11の表面に電子ビームまたはレーザビーム13を照
射する。
断器が保証した条件の電流遮断による消耗量の平均値w
に若干の裕度を持たせたものとするとともに、電極6の
表面は平坦で、図6で示した従来例のように、接点を挿
入して位置決めする座ぐり部分は形成されていない。こ
の接点11の表面に電子ビームまたはレーザビーム13を照
射する。
【0026】これらの照射ビームは、接点11の表面のほ
とんどの部分に対し、改質層11aを形成するために必要
な強度で照射するが、部分的に溶け込みを深くして電極
6の一部も溶融させ、局部的な電極溶融部15が形成され
る強度とする。
とんどの部分に対し、改質層11aを形成するために必要
な強度で照射するが、部分的に溶け込みを深くして電極
6の一部も溶融させ、局部的な電極溶融部15が形成され
る強度とする。
【0027】この改質層11aと電極溶融部15を形成する
方法には、まず、はじめに数箇所を比較的高いエネルギ
ー密度のビームで照射して接点11と電極6とを接合した
後に、接点11の全面を比較的低いエネルギー密度のビー
ムで均一に照射する方法と、比較的低いエネルギー密度
のビームを走査しながら、電極6と接合させる部分でパ
ルス的にビームの出力を高めるか、あるいは、走査速度
を周期的に低下させて溶け込みを深くする方法との二つ
がある。
方法には、まず、はじめに数箇所を比較的高いエネルギ
ー密度のビームで照射して接点11と電極6とを接合した
後に、接点11の全面を比較的低いエネルギー密度のビー
ムで均一に照射する方法と、比較的低いエネルギー密度
のビームを走査しながら、電極6と接合させる部分でパ
ルス的にビームの出力を高めるか、あるいは、走査速度
を周期的に低下させて溶け込みを深くする方法との二つ
がある。
【0028】照射時の熱応力による接点11の変形(反
り)と作業性とを考慮すると、接点11の厚さに対し、接
点の外径が比較的大きい場合には前者の方法が好まし
く、接点の外径が比較的小さい場合には、後者の方法を
採用することが望ましい。
り)と作業性とを考慮すると、接点11の厚さに対し、接
点の外径が比較的大きい場合には前者の方法が好まし
く、接点の外径が比較的小さい場合には、後者の方法を
採用することが望ましい。
【0029】このような方法で接点11の表面にビームを
照射することで、接点11の表面近傍に改質層11aを形成
するとともに、電極溶融部15では接点11と電極6が接合
される。
照射することで、接点11の表面近傍に改質層11aを形成
するとともに、電極溶融部15では接点11と電極6が接合
される。
【0030】このようにして製作された接点11及び電極
6を組み込んだ真空バルブにおいては、接点11を接合す
るための銀ろうを使用しないので、従来のような銀ろう
の流出はなく、真空バルブの遮断性能と絶縁特性を低下
させる要因となる電子ビームやレーザビーム照射による
銀ろうの接点表面への蒸着現象も発生しない。また、電
極を製造する工程においても、座ぐりを必要としないの
で、製作が容易となる。さらに、接点の厚さも、図6で
示した嵌合深さdの加工が不要となるので、接点材料を
有効に利用することができる真空遮断器用接触子とな
る。
6を組み込んだ真空バルブにおいては、接点11を接合す
るための銀ろうを使用しないので、従来のような銀ろう
の流出はなく、真空バルブの遮断性能と絶縁特性を低下
させる要因となる電子ビームやレーザビーム照射による
銀ろうの接点表面への蒸着現象も発生しない。また、電
極を製造する工程においても、座ぐりを必要としないの
で、製作が容易となる。さらに、接点の厚さも、図6で
示した嵌合深さdの加工が不要となるので、接点材料を
有効に利用することができる真空遮断器用接触子とな
る。
【0031】図2(a)は、請求項5に記載の発明の真
空遮断器用接触子の製造方法の一例を示す図で、仕上げ
加工前の状態を示す。図2(a)においては、粗加工し
た電極6Bに粗加工した接点11Aを載せ、この接点11A
の上から電子ビームまたはレーザビームを照射したもの
を、後述する図2(b)に示すように電極及び接点の形
状に加工した場合を示す。
空遮断器用接触子の製造方法の一例を示す図で、仕上げ
加工前の状態を示す。図2(a)においては、粗加工し
た電極6Bに粗加工した接点11Aを載せ、この接点11A
の上から電子ビームまたはレーザビームを照射したもの
を、後述する図2(b)に示すように電極及び接点の形
状に加工した場合を示す。
【0032】図2(a)に示すように、ビームの照射方
法は、図1で上述した実施例と同様に部分的に溶け込み
が接点11Aの厚さ以上となるようにし、電極の一部を同
時に溶融させて接合する。然る後に、図2(b)に示す
ように切削加工等又は研摩加工により角部を曲面に加工
して、接点及び電極の最終形状に仕上げる。
法は、図1で上述した実施例と同様に部分的に溶け込み
が接点11Aの厚さ以上となるようにし、電極の一部を同
時に溶融させて接合する。然る後に、図2(b)に示す
ように切削加工等又は研摩加工により角部を曲面に加工
して、接点及び電極の最終形状に仕上げる。
【0033】この方法によれば、接点と電極の丸棒状の
素材をそれぞれ円板状に切断したものを積み重ねて表面
改質と接合を同時に行った後、これらを同時に加工する
ので、接触子の加工工程を省くことができ、仕上加工に
要する時間も短縮することができる。
素材をそれぞれ円板状に切断したものを積み重ねて表面
改質と接合を同時に行った後、これらを同時に加工する
ので、接触子の加工工程を省くことができ、仕上加工に
要する時間も短縮することができる。
【0034】図3(a)は、請求項6に記載の発明の真
空遮断器用接触子の製造方法の一例を示す図で、仕上げ
加工前を示し、接点材料として2元以上の合金を用いる
場合を示す。すなわち、組成材料の粉末を混合して加圧
成形したペレット11Bを電極6Bの上面に載置し、この
ペレット11Bの上方から電子ビームまたはレーザビーム
13を照射して合金とした後、切削加工又は研摩加工で角
部が面取りされた図3(b)に示す電極6と接点11とす
る工程を示したものである。
空遮断器用接触子の製造方法の一例を示す図で、仕上げ
加工前を示し、接点材料として2元以上の合金を用いる
場合を示す。すなわち、組成材料の粉末を混合して加圧
成形したペレット11Bを電極6Bの上面に載置し、この
ペレット11Bの上方から電子ビームまたはレーザビーム
13を照射して合金とした後、切削加工又は研摩加工で角
部が面取りされた図3(b)に示す電極6と接点11とす
る工程を示したものである。
【0035】まず、図3(a)に示すように、接点合金
とする組成材料の混合粉末がプレスされたペレット11B
を電極6Bの上面に載置し、その上方から電子ビームま
たはレーザビーム13を照射する。この場合には、ペレッ
ト11Bの全体を溶融させるとともに、電極6Bのペレッ
ト対向部6cも溶融するようにして、凝固後にペレット
11Bを電極6Bに固着させる。その後、図3(b)に示
すように、切削加工又は研摩加工で角部が面取りされた
接点11と電極6の形状とする。
とする組成材料の混合粉末がプレスされたペレット11B
を電極6Bの上面に載置し、その上方から電子ビームま
たはレーザビーム13を照射する。この場合には、ペレッ
ト11Bの全体を溶融させるとともに、電極6Bのペレッ
ト対向部6cも溶融するようにして、凝固後にペレット
11Bを電極6Bに固着させる。その後、図3(b)に示
すように、切削加工又は研摩加工で角部が面取りされた
接点11と電極6の形状とする。
【0036】この実施例によれば、前述したような接点
を電極に挿入するための座ぐり部の加工や銀ろう付け工
程が不要となり、銀ろうの流出による真空バルブの遮断
及び絶縁性能の低下の問題が解消されるだけでなく、接
点材料を高温高圧で焼結したり溶融したりする工程も省
くことができ、粉末の材料から直接製造することができ
るので、製作に要する期間を更に短縮することができ
る。
を電極に挿入するための座ぐり部の加工や銀ろう付け工
程が不要となり、銀ろうの流出による真空バルブの遮断
及び絶縁性能の低下の問題が解消されるだけでなく、接
点材料を高温高圧で焼結したり溶融したりする工程も省
くことができ、粉末の材料から直接製造することができ
るので、製作に要する期間を更に短縮することができ
る。
【0037】図4は、接点11と電極6の間に円板状の銀
ろう12を挿入して、接点11の表面に電子ビームまたはレ
ーザビームを照射することにより、その表面改質を行う
と同時に、銀ろう12を溶融させ、接点11と電極6を接合
したものである。
ろう12を挿入して、接点11の表面に電子ビームまたはレ
ーザビームを照射することにより、その表面改質を行う
と同時に、銀ろう12を溶融させ、接点11と電極6を接合
したものである。
【0038】この場合も、図1の実施例と同様に接点11
の厚さhは、接点消耗量wを僅かに上回る程度でよい。
接点11の表面を電子ビームまたはレーザビームで照射す
ると接点11が薄いので、熱伝導により銀ろう12が加熱さ
れ溶融される。
の厚さhは、接点消耗量wを僅かに上回る程度でよい。
接点11の表面を電子ビームまたはレーザビームで照射す
ると接点11が薄いので、熱伝導により銀ろう12が加熱さ
れ溶融される。
【0039】しかし、加熱炉を用いた場合のように接点
11及び電極6の全体が同時に加熱されないので、銀ろう
12はビームが照射された部分の直下だけが溶融し、ビー
ム移動後は即座に凝固する。したがって、溶融銀ろうの
流出は殆どない。ただし、万一の場合を考慮して、銀ろ
う12の外径は接点11の外径よりもある程度小さくしてお
いたほうがよい。
11及び電極6の全体が同時に加熱されないので、銀ろう
12はビームが照射された部分の直下だけが溶融し、ビー
ム移動後は即座に凝固する。したがって、溶融銀ろうの
流出は殆どない。ただし、万一の場合を考慮して、銀ろ
う12の外径は接点11の外径よりもある程度小さくしてお
いたほうがよい。
【0040】この実施例においても、前述したような接
点と電極の嵌め合い加工が不要であり、また加熱炉を用
いた銀ろう付け工程も不要となる。そのため、銀ろうの
流出による遮断性能と絶縁特性の低下のおそれもなく、
且つ、生産性が極めて優れた真空バルブとすることがで
きる。
点と電極の嵌め合い加工が不要であり、また加熱炉を用
いた銀ろう付け工程も不要となる。そのため、銀ろうの
流出による遮断性能と絶縁特性の低下のおそれもなく、
且つ、生産性が極めて優れた真空バルブとすることがで
きる。
【0041】なお、上記実施例では、真空遮断器の真空
バルブに組み込まれる電極の場合で説明したが、真空バ
ルブが組み込まれる機器の如何に係わらず、例えば、真
空開閉器でも、真空スイッチでも、また真空コンタクタ
の真空バルブに組み込まれる電極に対しても、同様に適
用することができる。
バルブに組み込まれる電極の場合で説明したが、真空バ
ルブが組み込まれる機器の如何に係わらず、例えば、真
空開閉器でも、真空スイッチでも、また真空コンタクタ
の真空バルブに組み込まれる電極に対しても、同様に適
用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上、請求項1,2及び請求項3に記載
の発明によれば、母材に添設された接点の表面にビーム
を照射し、接点と母材を加熱して、接点に改質層を形成
し、接点を母材に接合させることで、接点に照射される
ビームによって、母材への接合と改質を同時に行ったの
で、品質が一定で絶縁特性の低下を防ぎ、優れた遮断性
能を得ることのできる真空遮断器用接触子の製造方法を
得ることができる。
の発明によれば、母材に添設された接点の表面にビーム
を照射し、接点と母材を加熱して、接点に改質層を形成
し、接点を母材に接合させることで、接点に照射される
ビームによって、母材への接合と改質を同時に行ったの
で、品質が一定で絶縁特性の低下を防ぎ、優れた遮断性
能を得ることのできる真空遮断器用接触子の製造方法を
得ることができる。
【0043】また、請求項4に記載の発明によれば、母
材に添設された接点の表面に高エネルギー密度のビーム
を照射し接点と母材を加熱して接点を母材に接合する工
程と、この接合された接点の表面に低エネルギー密度の
ビームを照射し接点を加熱してこの接点を改質する工程
を備えることで、ビームのエネルギーを変えることによ
って、接点の母材への接合と改質を連続して行えるよう
にしたので、絶縁特性の低下を防ぎ、優れた遮断性能を
得ることのできる真空遮断器用接触子の製造方法を得る
ことができる。
材に添設された接点の表面に高エネルギー密度のビーム
を照射し接点と母材を加熱して接点を母材に接合する工
程と、この接合された接点の表面に低エネルギー密度の
ビームを照射し接点を加熱してこの接点を改質する工程
を備えることで、ビームのエネルギーを変えることによ
って、接点の母材への接合と改質を連続して行えるよう
にしたので、絶縁特性の低下を防ぎ、優れた遮断性能を
得ることのできる真空遮断器用接触子の製造方法を得る
ことができる。
【0044】また、請求項5に記載の発明によれば、母
材に添設された接点材のペレットの表面にビームを照射
しペレットと母材を加熱して、ペレットに改質層を形成
し接点を母材に接合させる工程と、接点と母材を仕上げ
加工する工程を備えることで、接点材と母材の仕上を、
母材に接点材が接合された後に同時加工を可能としたの
で、絶縁特性の低下を防ぎ、優れた遮断性能を得ること
ができ、加工工程を短縮することのできる真空遮断器用
接触子の製造方法を得ることができる。。
材に添設された接点材のペレットの表面にビームを照射
しペレットと母材を加熱して、ペレットに改質層を形成
し接点を母材に接合させる工程と、接点と母材を仕上げ
加工する工程を備えることで、接点材と母材の仕上を、
母材に接点材が接合された後に同時加工を可能としたの
で、絶縁特性の低下を防ぎ、優れた遮断性能を得ること
ができ、加工工程を短縮することのできる真空遮断器用
接触子の製造方法を得ることができる。。
【0045】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
母材に添設された粉末合金の表面にビームを照射し、粉
末合金と母材を加熱し、粉末合金を溶融させこの粉末合
金を母材に接合させる工程と、母材に接合され冷却され
た粉末合金を仕上げ加工する工程を備えることで、粉末
合金に照射されるビームによる溶融によって固化すると
ともに、母材と接点の仕上を同時加工可能としたので、
絶縁特性の低下を防ぎ、優れた遮断性能を得ることがで
き、加工工程を短縮することのできる真空遮断器用接触
子の製造方法を得ることができる。
母材に添設された粉末合金の表面にビームを照射し、粉
末合金と母材を加熱し、粉末合金を溶融させこの粉末合
金を母材に接合させる工程と、母材に接合され冷却され
た粉末合金を仕上げ加工する工程を備えることで、粉末
合金に照射されるビームによる溶融によって固化すると
ともに、母材と接点の仕上を同時加工可能としたので、
絶縁特性の低下を防ぎ、優れた遮断性能を得ることがで
き、加工工程を短縮することのできる真空遮断器用接触
子の製造方法を得ることができる。
【図1】請求項1,2,3及び請求項4に記載の発明の
真空遮断器用接触子の製造方法の一実施例を示す断面
図。
真空遮断器用接触子の製造方法の一実施例を示す断面
図。
【図2】請求項5に記載の発明の真空遮断器用接触子の
製造方法の一実施例を示す図で、(a)は仕上げ加工前
を示し、(b)は仕上げ加工後を示す。
製造方法の一実施例を示す図で、(a)は仕上げ加工前
を示し、(b)は仕上げ加工後を示す。
【図3】請求項6に記載の発明の真空遮断器用接触子の
製造方法の一実施例を示す図で、(a)は仕上げ加工前
を示し、(b)は仕上げ加工後を示す
製造方法の一実施例を示す図で、(a)は仕上げ加工前
を示し、(b)は仕上げ加工後を示す
【図4】本発明の真空遮断器用接触子の製造方法の他の
実施例を示す図。
実施例を示す図。
【図5】従来の真空遮断器用接触子の製造方法で製作さ
れた固定電極及び可動電極が組み込まれた真空バルブの
縦断面図。
れた固定電極及び可動電極が組み込まれた真空バルブの
縦断面図。
【図6】従来の真空遮断器用接触子の製造方法で製作さ
れる真空遮断器の真空バルブに組み込まれた電極を示す
縦断面図。
れる真空遮断器の真空バルブに組み込まれた電極を示す
縦断面図。
6,6B…可動電極、6c…ペレット対向部、7…可動
通電軸、11,11A,11B…接点、11a…改質層、12…銀
ろう、13…レーザビーム、15…電極溶融部。
通電軸、11,11A,11B…接点、11a…改質層、12…銀
ろう、13…レーザビーム、15…電極溶融部。
Claims (6)
- 【請求項1】 母材に添設された接点の表面にビームを
照射し、前記接点と前記母材を加熱して、前記接点に改
質層を形成し、前記接点を前記母材に接合させる真空遮
断器用接触子の製造方法。 - 【請求項2】 接点の表面に照射するビームを走査しな
がら前記ビームの出力を周期的に高めて、前記母材の接
合面に複数の溶融部を形成させたことを特徴とする請求
項1に記載の真空遮断器用接触子の製造方法。 - 【請求項3】 接点の表面に照射するビームを走査させ
ながらこの走査速度を周期的に低下させて、前記母材の
接合面に複数の溶融部を形成させたことを特徴とする請
求項1に記載の真空遮断器用接触子の製造方法。 - 【請求項4】 母材に添設された接点の表面に高エネル
ギー密度のビームを照射し前記接点と前記母材を加熱し
て前記接点を前記母材に接合する工程と、この接合され
た前記接点の表面に低エネルギー密度のビームを照射し
前記接点を加熱してこの接点を改質する工程とよりなる
真空遮断器用接触子の製造方法。 - 【請求項5】 母材に添設された接点材のペレットの表
面にビームを照射し前記ペレットと前記母材を加熱し
て、前記ペレットに改質層を形成し前記接点を前記母材
に接合させる工程と、前記接点と前記母材を仕上げ加工
する工程とよりなる真空遮断器用接触子の製造方法。 - 【請求項6】 母材に添設された粉末合金の表面にビー
ムを照射し、前記粉末合金と前記母材を加熱し、前記粉
末合金を溶融させこの粉末合金を前記母材に接合させる
工程と、前記母材に接合され冷却された前記粉末合金を
仕上げ加工する工程とよりなる真空遮断器用接触子の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6242823A JPH08111131A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 真空遮断器用接触子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6242823A JPH08111131A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 真空遮断器用接触子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08111131A true JPH08111131A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17094829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6242823A Pending JPH08111131A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 真空遮断器用接触子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08111131A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008200740A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Nissan Motor Co Ltd | レーザ溶接装置、レーザ溶接方法 |
JP2013008579A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Toshiba Corp | 真空バルブおよびその製造方法 |
CN106783372A (zh) * | 2017-01-16 | 2017-05-31 | 北京中车赛德铁道电气科技有限公司 | 一种用于真空断路器的减小触头弹跳的装置和方法 |
CN113210829A (zh) * | 2021-04-28 | 2021-08-06 | 陕西斯瑞新材料股份有限公司 | 一种CuW合金-Q345D钢整体触头电子束焊接工艺 |
-
1994
- 1994-10-06 JP JP6242823A patent/JPH08111131A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008200740A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Nissan Motor Co Ltd | レーザ溶接装置、レーザ溶接方法 |
JP2013008579A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Toshiba Corp | 真空バルブおよびその製造方法 |
CN106783372A (zh) * | 2017-01-16 | 2017-05-31 | 北京中车赛德铁道电气科技有限公司 | 一种用于真空断路器的减小触头弹跳的装置和方法 |
CN113210829A (zh) * | 2021-04-28 | 2021-08-06 | 陕西斯瑞新材料股份有限公司 | 一种CuW合金-Q345D钢整体触头电子束焊接工艺 |
CN113210829B (zh) * | 2021-04-28 | 2022-06-07 | 陕西斯瑞新材料股份有限公司 | 一种CuW合金-Q345D钢整体触头电子束焊接工艺 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040601 |