JPH0811078Y2 - 成形用金型 - Google Patents

成形用金型

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JPH0811078Y2
JPH0811078Y2 JP40421190U JP40421190U JPH0811078Y2 JP H0811078 Y2 JPH0811078 Y2 JP H0811078Y2 JP 40421190 U JP40421190 U JP 40421190U JP 40421190 U JP40421190 U JP 40421190U JP H0811078 Y2 JPH0811078 Y2 JP H0811078Y2
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JP
Japan
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molding
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molding space
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JP40421190U
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JPH0490522U (ja
Inventor
良晴 福山
Original Assignee
株式会社積水工機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、本体の一側に凸部があ
り、しかもその凸部側に本体から折返片がある合成樹脂
成形品を、その凸部並びに折返片からそれに対応する成
形用金型部分を離型させて射出成形できるようにした成
形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂成形品を射出成形する場
合には、一対の成形用金型間に形成される成形空間を利
用して行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、合成樹脂成
形品1として、第1図に示すような本体2の一側に凸部
3があり、しかもその凸部3側に本体2から折返片4が
ある成形品1を射出成形するには、この凸部3の突出方
向と折返片3の開口方向がほぼ直交状態になっているた
め、一対の成形用金型のパーティング面をどこにもって
いったとしても、成形後の離型に際して、成形品1の凸
部3又は折返片4からこれらに対応する成形用金型部分
のいずれか一方が離型できず、こうした一対の金型だけ
では成形が実質上、不可能である。
【0004】こうした問題点に鑑みて考案されたのが、
本考案に係る成形用金型で、合成樹脂成形品として、本
体の一側に凸部があり、しかもその凸部側に本体から折
返片がある成形品を、簡単な構造で射出成形可能にする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本考案では、本体の一側に凸部があり、しかも
その凸部側に本体から折返片がある合成樹脂成形品を、
その成形品の折返片と反対側の端縁側と折返片側の端縁
側をパーティング面としてその間に形成される成形空間
で射出成形する一対の成形用金型の成形品の凸部側を成
形する金型には、その本体に成形空間の折返片成形部に
対面し、しかも成形空間と反対側がその折返片成形部か
ら離れた案内面を形成し、成形空間に対面させて凸部成
形部を形成した主動スライドコアをこの案内面にその係
合面を面係合させ、且つ駆動手段に連係させて成形空間
から側方に退避可能に設けるとともに、成形空間に対面
させて折返片成形部の一方を形成した従動スライドコア
をその主動スライドコアが成形空間から所要長さ退避し
た後両者の間に設けた係合手段が係合可能で、且つ主動
スライドコアとの反面面側を前記本体側に形成した案内
部材に係合させて主動スライドコアの退避に連動させて
該本体の案内面側に退避可能に設けた成形用金型を構成
した。
【0006】
【作用】而して、こうした成形用金型では、一対の金型
を型閉めして、両者の間に形成される成形空間内に原料
樹脂を充填し、合成樹脂成形品を射出成形した後、一対
の金型のいずれか一方を主動スライドコアと従動スライ
ドコアを備えた金型側に成形品を残して他方の金型から
退避させて金型を型開きし、次いで主動スライドコアを
駆動手段を駆動させてそれを設けた金型本体の案内面に
その係合面を面係合させた状態で成形空間から側方に退
避させることで成形品の凸部からそれの凸部成形部を離
型させ、更にはこの主動スライドコアが成形空間から所
要長さ退避したときにこれの係合面と反対側の従動スラ
イドコアをこの従動スライドコアを前記本体側に設けた
案内部材に係合させたまま両者の間に設けた係合手段を
係合させて、更に主動スライドコアが成形空間から側方
に退避することに連動させて成形品の折返片からその折
返片成形部の一方を成形品の凸部側に退避させて離型さ
せるものである。
【0007】
【実施例】本考案に係る成形用金型の詳細を添付の図面
に基づき更に説明する。まず、この成形用金型で射出成
形される合成樹脂成形品の断面形状を図1に示してい
る。この成形品1は、板状の本体2の一側に凸部3があ
り、しかもその凸部3側に本体2から折返片4があるも
のである。そして、この凸部3はその反対側から屈曲さ
せて形成されたもので、この背後には凹部5があるとと
もに、その全体を折返片4と反対側に傾斜し、更にはこ
の凸部3頂面と凹部5底面を貫通させた開孔6が形成さ
れたものである。そして、こうした成形品1の折返片4
と反対側の端縁側と折返片4側の端縁側をパーティング
面Pとする一対の成形用金型を形成する。
【0008】図2には、こうした一対の成形用金型の型
閉め時の縦断面図を示している。図中10は一対の金型を
型閉めしたときに、両者の間に形成される合成樹脂成形
品1の成形空間である。又、一対の金型の内、11は成形
品1の凸部3側と反対側を成形する固定金型で、この固
定金型11にはその先端を成形空間10内にのぞませて、こ
の先端で成形品1の凸部3背後の凹部5並びに開孔6を
成形する進退可能なシリンダーロッド12が配設されてい
る。
【0009】次に、13は同じく一対の金型の他方の成形
品1の凸部3側を形成する可動金型である。14はこの可
動金型13内に設けられた成形空間10に対面させて凸部成
形部15を形成した主動スライドコア、16は同じく可動金
型13内に設けられた同じく成形空間10に対面させて折返
片成形部17の一方を形成した従動スライドコアである。
この折返片成形部17の他方は固定金型11側に設けられて
いる。この可動金型13の本体18には図中19として示す成
形空間10の折返片成形部17に対面し、しかも成形空間10
と反対側がその折返片成形部17から離れた案内面が成形
空間10の凸部成形部15に対応させて本体18を構成する部
材をこの案内面19に対面する側から切欠させて設けられ
ている。そして、前記した主動スライドコア14はこの可
動金型13の本体18に設けた案内面19にその係合面20を面
係合させて成形空間10から側方に、図中21として示すシ
リンダーに連係させて退避可能に設けられている。この
主動スライドコア14はシリンダー21を駆動させて案内面
19上に沿って進退可能に設けられたものであるが、その
案内面19は主動スライドコア14が離型時に成形品1の凸
部3に損傷を与えないようにその凸部3の軸心方向とほ
ぼ平行に形成されている。シリンダー21は、そのシリン
ダーロッド22先端に大径の係止部23を設け、この係止部
23を主動スライドコア14の成形空間10に対面した側と反
対側に設けた奥側が溝底が深くなった係止溝24に係止さ
せるとともに、このシリンダー21本体を可動金型13の本
体18に設けた取付部材25に取付けている。こうした主動
スライドコア14は可動金型13の本体18に複数、設けられ
る場合には、シリンダー21を一つだけその本体18に設
け、それぞれの主動スライドコア14が連動するように連
結部材を取付け、この連結部材にシリンダーロッド22を
取付けるようにしたり、又は個々の主動スライドコア14
にそれぞれシリンダー21を設けることも可能である。
又、26は主動スライドコア14の係合面20と反対面に設け
た成形空間10の反対側に開放した段状の係合手段の一方
である。次に、前記した従動スライドコア16は主動スラ
イドコア14の係合面20と反対面側に設けられ、その成形
空間10と反対側は図3に示すように部材を間隔をあけて
突出させるとともに、この部分の主動スライドコア14と
の反対面側は可動金型13の本体18側から主動スライドコ
ア14とこれを間にはさんで設けられた案内部材27に係合
させ、且つ主動スライドコア14との対面側に成形空間10
側に開放した段状の係合手段の他方28が設けられてい
る。この主動スライドコア14側に設けられる係合手段の
一方26と従動スライドコア16側に設けられる係合手段の
他方28とは、型閉め時には成形品1の凸部3の高さとほ
ぼ同一又はそれ以上の間隔をおいて対面するようになっ
ている。この従動スライドコア16は主動スライドコア14
が成形空間10から側方に退避するのに時間差をおいて連
動して、わずかに成形空間10から反対側に寄って案内面
19側に退避できるようになっているが、こうした退避動
作を制御するため案内部材27の成形空間10と対面した面
はその案内面19側が成形空間10から離れた傾斜案内面29
に形成されている。又、この退避動作によって成形品1
の折返片4に損傷を与えないように、傾斜案内面29の形
成角度αは成形品1の折返片4の端縁の折返し中心から
の形成角度βよりも小さくしている。
【0010】而して、こうした成形用金型では、一対の
固定金型11と可動金型13を型閉めして両者の間に形成さ
れる成形空間10内に図示しないスプール、ゲートを通じ
て原料樹脂を充填し、合成樹脂成形品1を射出成形した
後、固定金型11に設けたシリンダーロッド22の先端を成
形空間10から退避させ、次いで可動金型13側に成形品1
を残してこれを図2中下方に移動させて金型を型開き
し、その後図4に示すように主動スライドコア14をシリ
ンダー21を駆動させてそれを設けた可動金型の本体18の
案内面19にその係合面20を面係合させた状態で成形空間
10から側方に退避させることで成形品1の凸部3からそ
れの凸部成形部15を離型させ、更にはこの主動スライド
コア14が成形空間10から所要長さ、図示した実施例で成
形品1の凸部3の高さとほぼ同一又はそれ以上退避した
ときにこれの係合面20と反対側の従動スライドコア16を
この従動スライドコア16を前記本体18側に設けた案内部
材27に係合させたまま両者の間に設けた係合手段の一方
26と他方28を係合させて、更に図5に示すように主動ス
ライドコア14が成形空間10から側方に退避することに連
動させて成形品1の折返片4からその折返片成形部17の
一方を成形品1の凸部3側に退避させて離型させるもの
である。そして、この可動金型13の本体18に残る成形品
1をこの本体18に設けた図示しない離型ピンで押出して
取出すものである。
【0011】
【考案の効果】こうした成形用金型では、合成樹脂成形
品として、本体の一側に凸部があり、しかもその凸部側
に本体から折返片がある成形品を、その折返片と反対側
の端縁側と折返片側の端縁側をパーティング面とした一
対の金型の間に形成される成形空間で射出成形した後、
成形品の凸部側を成形する金型に成形品を残して型開き
し、次いで主動スライドコアを成形品の凸部から側方に
退避させ、更にこの主動スライドコアの退避に時間差を
持って連動させてわずかに成形空間から反対側に寄って
成形品の凸部側を成形する金型の本体に設けた案内面側
に退避させるものであるから、この互いにほぼ直交状態
にある成形品の凸部と折返片からこれを成形する金型部
分を離型させることができ、こうした成形品の射出成形
を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形品の断面形状を示す説明図
【図2】本考案の成形用金型の縦断正面図
【図3】その縦断側面図
【図4】その作動状態を示す縦断正面図
【図5】その作動状態を示す縦断正面図
【符号の説明】
1 成形品 2 本体 3 凸部 4 折返片 5 凹部 6 開孔 10 成形空間 11 固定金型 12 シリンダーロッド 13 可動金型 14 主動スライドコア 15 凸部成形部 16 従動スライドコア 17 折返片成形部 18 可動金型の本体 19 案内面 20 係合面 21 シリンダー 22 シリンダーロッド 23 係止部 24 係止溝 25 取付部材 26 係合手段の一方 27 案内部材 28 係合手段の他方 29 傾斜案内面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の一側に凸部があり、しかもその凸
    部側に本体から折返片がある合成樹脂成形品を、その成
    形品の折返片と反対側の端縁側と折返片側の端縁側をパ
    ーティング面としてその間に形成される成形空間で射出
    成形する一対の成形用金型の成形品の凸部側を成形する
    金型には、その本体に成形空間の折返片成形部に対面
    し、しかも成形空間と反対側がその折返片成形部から離
    れた案内面を形成し、成形空間に対面させて凸部成形部
    を形成した主動スライドコアをこの案内面にその係合面
    を面係合させ、且つ駆動手段に連係させて成形空間から
    側方に退避可能に設けるとともに、成形空間に対面させ
    て折返片成形部の一方を形成した従動スライドコアをそ
    の主動スライドコアが成形空間から所要長さ退避した後
    両者の間に設けた係合手段が係合可能で、且つ主動スラ
    イドコアとの反面面側を前記本体側に形成した案内部材
    に係合させて主動スライドコアの退避に連動させて該本
    体の案内面側に退避可能に設けた成形用金型。
JP40421190U 1990-12-22 1990-12-22 成形用金型 Expired - Lifetime JPH0811078Y2 (ja)

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JPH0490522U JPH0490522U (ja) 1992-08-06
JPH0811078Y2 true JPH0811078Y2 (ja) 1996-03-29

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