JPH08108806A - 磁力固定式スキーキャリア - Google Patents
磁力固定式スキーキャリアInfo
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- JPH08108806A JPH08108806A JP24584994A JP24584994A JPH08108806A JP H08108806 A JPH08108806 A JP H08108806A JP 24584994 A JP24584994 A JP 24584994A JP 24584994 A JP24584994 A JP 24584994A JP H08108806 A JPH08108806 A JP H08108806A
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- Japan
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- magnetic material
- ski
- sheet
- material sheet
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁力固定型のスキーキャリアの磁性材シート
をカバー部材で覆って盗難を防止し、しかもカバー部材
を付けたままで、スキーキャリアの取り付け取りはずし
ができるスキーキャリアを提供することを目的とする。 【構成】 磁力固定式のスキーキャリアの磁性材シート
(1)の少なくとも縁部をカバー部材(2)で覆い、ま
た、磁性材シート(1)の縁部の一部に連結して当該部
分を剥離できるように構成したシート剥離部材(6)を
設け、該シート剥離部材(6)を覆う位置にある前記カ
バー部材(2)の一部分を開閉自在として開閉部分(2
a)を形成したものである。
をカバー部材で覆って盗難を防止し、しかもカバー部材
を付けたままで、スキーキャリアの取り付け取りはずし
ができるスキーキャリアを提供することを目的とする。 【構成】 磁力固定式のスキーキャリアの磁性材シート
(1)の少なくとも縁部をカバー部材(2)で覆い、ま
た、磁性材シート(1)の縁部の一部に連結して当該部
分を剥離できるように構成したシート剥離部材(6)を
設け、該シート剥離部材(6)を覆う位置にある前記カ
バー部材(2)の一部分を開閉自在として開閉部分(2
a)を形成したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁性材によって自動
用の屋根に取り付けるスキーキャリアに関する。
用の屋根に取り付けるスキーキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用のスキーキャリアとし
て、磁性材シートを利用して自動車の屋根に吸着固定す
る磁力固定式のものがあった。該スキーキャリアは一般
的に図8に示すように磁性材シートAの上面にスキー板
等を支持固定するスキー固定部材Bを設けたものであ
り、磁力によって該磁性材シートAを自動車の屋根に吸
着させることによって前記スキー支持部Bを自動車の屋
根に固定するものである。かかるスキーキャリアに用い
る磁性材シートAの磁力は極めて強力であり、人の力で
上方に持ち上げたり横にずらしたりすることは不可能で
ある。しかし、この磁性材シートAは軟質の材料ででき
ているため、磁性材シートAの一端をめくり上げること
ができたなら、磁性材シートAのめくれ上がった部分と
自動車の屋根に吸着している部分とが接する部分に過大
な応力をかけることができるので、容易に磁性材シート
Aをめくり、剥がすことができる。
て、磁性材シートを利用して自動車の屋根に吸着固定す
る磁力固定式のものがあった。該スキーキャリアは一般
的に図8に示すように磁性材シートAの上面にスキー板
等を支持固定するスキー固定部材Bを設けたものであ
り、磁力によって該磁性材シートAを自動車の屋根に吸
着させることによって前記スキー支持部Bを自動車の屋
根に固定するものである。かかるスキーキャリアに用い
る磁性材シートAの磁力は極めて強力であり、人の力で
上方に持ち上げたり横にずらしたりすることは不可能で
ある。しかし、この磁性材シートAは軟質の材料ででき
ているため、磁性材シートAの一端をめくり上げること
ができたなら、磁性材シートAのめくれ上がった部分と
自動車の屋根に吸着している部分とが接する部分に過大
な応力をかけることができるので、容易に磁性材シート
Aをめくり、剥がすことができる。
【0003】このような磁性材シートを利用したスキー
キャリアの最大の利点は自動車の屋根への着脱が極めて
容易であることであり、スキーキャリアは容易に取り外
すことができなければならない。かかる要請から従来は
磁性材シートを自動車の屋根から取り外せるように、図
8に示すように磁性材シートAの一縁に磁性材シートA
をめくり上げるための把手Cを設けていた。しかし、こ
のような構造では誰でもが磁性材シートAをめくり上げ
て自動車の屋根に固定してあるスキーキャリアを取り外
すことができるため、たやすくスキーキャリアやスキー
キャリアに固定したスキー板が盗難に会うという危険が
あった。さらに、把手Cによらなくても磁性材シートの
縁部を刃物等でめくり上げることによっても、スキーキ
ャリアは取り外すことができる。
キャリアの最大の利点は自動車の屋根への着脱が極めて
容易であることであり、スキーキャリアは容易に取り外
すことができなければならない。かかる要請から従来は
磁性材シートを自動車の屋根から取り外せるように、図
8に示すように磁性材シートAの一縁に磁性材シートA
をめくり上げるための把手Cを設けていた。しかし、こ
のような構造では誰でもが磁性材シートAをめくり上げ
て自動車の屋根に固定してあるスキーキャリアを取り外
すことができるため、たやすくスキーキャリアやスキー
キャリアに固定したスキー板が盗難に会うという危険が
あった。さらに、把手Cによらなくても磁性材シートの
縁部を刃物等でめくり上げることによっても、スキーキ
ャリアは取り外すことができる。
【0004】かかる問題に対応して、特開平6−402
94号公報に磁性材シートをカバー部材で覆い、このカ
バー部材を施錠固定手段によって施錠固定するスキーキ
ャリアが提示されている。このスキーキャリアはカバー
部材で磁性材シートを覆うことで、磁性材シートに外部
から触れることが出来ないので、磁性材シートを縁部か
らめくり上げて剥がすことはできず、カバー部材がある
限りスキーキャリアは盗難に会うことはない。
94号公報に磁性材シートをカバー部材で覆い、このカ
バー部材を施錠固定手段によって施錠固定するスキーキ
ャリアが提示されている。このスキーキャリアはカバー
部材で磁性材シートを覆うことで、磁性材シートに外部
から触れることが出来ないので、磁性材シートを縁部か
らめくり上げて剥がすことはできず、カバー部材がある
限りスキーキャリアは盗難に会うことはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁性材シート
をカバー部材で覆ってしまうと、第三者のみならずスキ
ーキャリアの所有者等もスキーキャリアを取りはずすこ
とはできなくなる。上述した特開平6−40294号公
報に開示してあるスキーキャリアでは、所有者等がスキ
ーキャリアを取りはずす際には、施錠固定したカバー部
材を取り外して磁性材シートを表出させて、それから、
磁性材シートを取りはずすような方法をとっていた。
をカバー部材で覆ってしまうと、第三者のみならずスキ
ーキャリアの所有者等もスキーキャリアを取りはずすこ
とはできなくなる。上述した特開平6−40294号公
報に開示してあるスキーキャリアでは、所有者等がスキ
ーキャリアを取りはずす際には、施錠固定したカバー部
材を取り外して磁性材シートを表出させて、それから、
磁性材シートを取りはずすような方法をとっていた。
【0006】このような方法をとると、例えば一旦スキ
ーキャリアをセットしたが、その位置が不適切であった
場合、スキーキャリアを動かすためにカバー部材をはず
さなければならないが、そのためにはカバー部材の上に
固定してあるスキーをはずさなければならず、結局、施
錠を解いてスキーをはずしてからカバー部材を取り、磁
性材シートを表出させて適当な位置につけなおし、それ
から、カバー部材を取り付けて、そして、スキーをセッ
トし施錠するという手順を踏まなければならず、非常に
手間がかかる。このような手間がスキーキャリアのセッ
ト時、取りはずし時に多かれ少なかれ生じることは構造
上免れず、上述したように自動車の屋根への着脱が極め
て容易であるという磁石固定式のスキーキャリアの利点
を減殺する結果となっている。また、該スキーキャリア
は構造上カバー部材を取り外す機構を設けなければ成ら
ず、構成が複雑になる欠点もある。
ーキャリアをセットしたが、その位置が不適切であった
場合、スキーキャリアを動かすためにカバー部材をはず
さなければならないが、そのためにはカバー部材の上に
固定してあるスキーをはずさなければならず、結局、施
錠を解いてスキーをはずしてからカバー部材を取り、磁
性材シートを表出させて適当な位置につけなおし、それ
から、カバー部材を取り付けて、そして、スキーをセッ
トし施錠するという手順を踏まなければならず、非常に
手間がかかる。このような手間がスキーキャリアのセッ
ト時、取りはずし時に多かれ少なかれ生じることは構造
上免れず、上述したように自動車の屋根への着脱が極め
て容易であるという磁石固定式のスキーキャリアの利点
を減殺する結果となっている。また、該スキーキャリア
は構造上カバー部材を取り外す機構を設けなければ成ら
ず、構成が複雑になる欠点もある。
【0007】また、カバー部材を設けることは、部品数
が増えることになるわけであるが、カバー部材はスキー
支持部材の一部に利用することが可能であり、そうする
ことによって部品点数は増えず、さらに構造を簡単にす
ることができ、また、形状も単純化できて自動車の走行
時におけるスキーキャリアの空気抵抗を減らすことがで
きると考えられる。
が増えることになるわけであるが、カバー部材はスキー
支持部材の一部に利用することが可能であり、そうする
ことによって部品点数は増えず、さらに構造を簡単にす
ることができ、また、形状も単純化できて自動車の走行
時におけるスキーキャリアの空気抵抗を減らすことがで
きると考えられる。
【0008】本願発明はかかる課題を解決するためにな
されたものであり、磁力固定型のスキーキャリアの磁性
材シートをカバー部材で覆って盗難を防止し、しかもカ
バー部材を付けたままで、スキーキャリアの取り付け取
りはずしができるスキーキャリアを提供することを目的
とし、さらに、カバー部材をスキー支持部材の一部とし
て使用することによりスキーキャリアの構造を簡単に
し、空気抵抗を少なくすることをも目的とする。
されたものであり、磁力固定型のスキーキャリアの磁性
材シートをカバー部材で覆って盗難を防止し、しかもカ
バー部材を付けたままで、スキーキャリアの取り付け取
りはずしができるスキーキャリアを提供することを目的
とし、さらに、カバー部材をスキー支持部材の一部とし
て使用することによりスキーキャリアの構造を簡単に
し、空気抵抗を少なくすることをも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明に係る磁力固定式のスキーキャリアは磁性材
シートの少なくとも縁部をカバー部材で覆い、また、磁
性材シートの縁部の一部に連結して当該部分を剥離でき
るように構成したシート剥離部材を設け、該シート剥離
部材を覆う位置にある前記カバー部材の一部分を開閉自
在として開閉部分を形成したことを特徴とする。
に、本発明に係る磁力固定式のスキーキャリアは磁性材
シートの少なくとも縁部をカバー部材で覆い、また、磁
性材シートの縁部の一部に連結して当該部分を剥離でき
るように構成したシート剥離部材を設け、該シート剥離
部材を覆う位置にある前記カバー部材の一部分を開閉自
在として開閉部分を形成したことを特徴とする。
【0010】この開閉部分には施錠手段を設けることが
望ましい。
望ましい。
【0011】また、本願のスキーキャリアは上記カバー
部材の一部をスキー固定部の下部支持部材として形成
し、この下部支持部材に支持されたスキー等を上方から
押さえる上部押さえ部材を設けることによってスキー固
定部を構成するようにしたものである。
部材の一部をスキー固定部の下部支持部材として形成
し、この下部支持部材に支持されたスキー等を上方から
押さえる上部押さえ部材を設けることによってスキー固
定部を構成するようにしたものである。
【0012】さらに、上記スキー固定部材の下部支持部
材として形成したカバー部材の一部分に開口部を設け、
この開口部から前記磁性材シートの縁部の一部に設けた
シート剥離部材が表出するように構成し、前記上部押さ
え部材によってこの開口部を覆い隠すようにしてもよ
い。即ち、シート剥離部材を覆う部分に位置する下部支
持部材として形成したカバー部材の一部分を、上記押さ
え部材を蓋として開閉自在とすることにより上記開閉部
分を形成してもよい。
材として形成したカバー部材の一部分に開口部を設け、
この開口部から前記磁性材シートの縁部の一部に設けた
シート剥離部材が表出するように構成し、前記上部押さ
え部材によってこの開口部を覆い隠すようにしてもよ
い。即ち、シート剥離部材を覆う部分に位置する下部支
持部材として形成したカバー部材の一部分を、上記押さ
え部材を蓋として開閉自在とすることにより上記開閉部
分を形成してもよい。
【0013】この開閉部分にも施錠手段を設けることが
望ましい。
望ましい。
【0014】または、磁性材シートの少なくとも縁部を
カバー部材で覆い、磁性材シートの縁部の一部に連結し
これを剥離させることのできるシート剥離部材を前記カ
バー部材から表出させ、該シート剥離部材を施錠できる
ようにしてもよい。
カバー部材で覆い、磁性材シートの縁部の一部に連結し
これを剥離させることのできるシート剥離部材を前記カ
バー部材から表出させ、該シート剥離部材を施錠できる
ようにしてもよい。
【0015】
【作用】本願発明に係るスキーキャリアは、磁性材シー
トの縁部がカバー部材で覆われているので、磁性材シー
トの縁部は表出しない。
トの縁部がカバー部材で覆われているので、磁性材シー
トの縁部は表出しない。
【0016】そして、カバー部材の開閉自在となってい
る開閉部分を開けることによって磁性材シートの縁部に
設けたシート剥離部材が表出することとなる。
る開閉部分を開けることによって磁性材シートの縁部に
設けたシート剥離部材が表出することとなる。
【0017】また、開閉部分に施錠手段を設けることに
より、該部分を閉じて施錠すれば、磁性材シートの縁部
に設けたシート剥離部材は鍵なしに表出することはな
い。
より、該部分を閉じて施錠すれば、磁性材シートの縁部
に設けたシート剥離部材は鍵なしに表出することはな
い。
【0018】一方、本願のスキーキャリアの上記カバー
部材の一部をスキー固定部の下部支持部材として形成
し、この下部支持部材に支持されたスキー等を上方から
押さえる上部押さえ部材を設けることによってスキー固
定部を構成するようすれば、部品点数が減って構造が簡
単になり、また、形状も単純なものとなる。
部材の一部をスキー固定部の下部支持部材として形成
し、この下部支持部材に支持されたスキー等を上方から
押さえる上部押さえ部材を設けることによってスキー固
定部を構成するようすれば、部品点数が減って構造が簡
単になり、また、形状も単純なものとなる。
【0019】そして、上記スキー固定部の下部支持部材
として形成したカバー部材の一部分に開口部を設け、こ
の開口部から前記磁性材シートの縁部の一部に設けたシ
ート剥離部材が表出するように構成し、前記上部押さえ
部材によってこの開口部を覆い隠すようにすれば、スキ
ー等をスキー固定部に固定している間は、上部押さえ部
材が下部支持部材の開口部を覆い隠して前記シート剥離
部材が表出することがない。
として形成したカバー部材の一部分に開口部を設け、こ
の開口部から前記磁性材シートの縁部の一部に設けたシ
ート剥離部材が表出するように構成し、前記上部押さえ
部材によってこの開口部を覆い隠すようにすれば、スキ
ー等をスキー固定部に固定している間は、上部押さえ部
材が下部支持部材の開口部を覆い隠して前記シート剥離
部材が表出することがない。
【0020】また、上記上部押さえ部材に施錠手段を設
ければ、該施錠手段は一つでスキー等を固定した状態で
施錠し、同時に、磁性材シートの縁部の一部に設けたシ
ート剥離部材が表出しないように前記開口部を施錠す
る。
ければ、該施錠手段は一つでスキー等を固定した状態で
施錠し、同時に、磁性材シートの縁部の一部に設けたシ
ート剥離部材が表出しないように前記開口部を施錠す
る。
【0021】そして、磁性材シートの少なくとも縁部を
カバー部材で覆い、磁性材シートの縁部の一部に連結し
これを剥離させることのできるシート剥離部材を前記カ
バー部材から表出させ、該シート剥離部材を施錠できる
ようにすれば、該シート剥離部材を施錠している限り磁
性材シートの縁部は動かせず、施錠を解けばシート剥離
部材を動かすことによって、これに連動する磁性材シー
トの縁部が剥離する。
カバー部材で覆い、磁性材シートの縁部の一部に連結し
これを剥離させることのできるシート剥離部材を前記カ
バー部材から表出させ、該シート剥離部材を施錠できる
ようにすれば、該シート剥離部材を施錠している限り磁
性材シートの縁部は動かせず、施錠を解けばシート剥離
部材を動かすことによって、これに連動する磁性材シー
トの縁部が剥離する。
【0022】
【実施例】以下、図に基づいて本発明の実施例について
説明する。 (実施例1)図1は実施例1に係る本願発明の磁力固定
式のスキーキャリアを示す斜視図である。該スキーキャ
リアは磁性材を軟質の合成樹脂等で固めてシート状に形
成した磁性シート1と、該磁性材シート1に固定してあ
る、磁性材シート1を覆うカバー部材2と、該カバー部
材2と一体に形成してあるスキー固定部3とより構成し
てあり、さらに、スキー固定部3は前記カバー部材2の
一部分によって形成してある下部支持部材4と、該下部
支持部材4の一端に回動自在に固定してある、下部支持
部材4とほぼ同じ長さを有する上部押さえ部材5とより
構成してある。前記下部支持部材4の先端には、開口部
4aが設けてありこの開口部4aから後述するシート剥
離部材6が突出し表出している。また、前記上部押さえ
部材5の先端には弾性力のある金属もしくは合成樹脂で
形成してある係合片5aが設けてあり、この係合片5a
の突部5a’は、下部支持部材5の開口部4aの一部で
ある係合縁4a’に係合するように構成してある。
説明する。 (実施例1)図1は実施例1に係る本願発明の磁力固定
式のスキーキャリアを示す斜視図である。該スキーキャ
リアは磁性材を軟質の合成樹脂等で固めてシート状に形
成した磁性シート1と、該磁性材シート1に固定してあ
る、磁性材シート1を覆うカバー部材2と、該カバー部
材2と一体に形成してあるスキー固定部3とより構成し
てあり、さらに、スキー固定部3は前記カバー部材2の
一部分によって形成してある下部支持部材4と、該下部
支持部材4の一端に回動自在に固定してある、下部支持
部材4とほぼ同じ長さを有する上部押さえ部材5とより
構成してある。前記下部支持部材4の先端には、開口部
4aが設けてありこの開口部4aから後述するシート剥
離部材6が突出し表出している。また、前記上部押さえ
部材5の先端には弾性力のある金属もしくは合成樹脂で
形成してある係合片5aが設けてあり、この係合片5a
の突部5a’は、下部支持部材5の開口部4aの一部で
ある係合縁4a’に係合するように構成してある。
【0023】図2を用いて本実施例のスキーキャリアの
構造を更に詳述する。図2は図1における上部支持部材
5を閉じた状態を示すA−A断面図である。図2に示す
ように磁性材シート1の縁部の一部1aにはシート剥離
部材6が固定してあり、該シート剥離部材6の先端6a
は前述したようにカバー部材2の一部である下部支持部
材4の開口部4aから突出するようにしてある。このシ
ート剥離部材6は一端が磁性材シート1の縁部の一部1
aに連結してあるため、シート剥離部材6の先端部6a
を上方に引き上げると、磁性材シート1の縁部の一部1
aも上方に引き上げられ剥離することとなる。即ち、シ
ート剥離部材6は磁性材シート1の縁部の一部1aを剥
離できるように構成してある。このシート剥離部材6は
後述するように種々のものが使用できる。
構造を更に詳述する。図2は図1における上部支持部材
5を閉じた状態を示すA−A断面図である。図2に示す
ように磁性材シート1の縁部の一部1aにはシート剥離
部材6が固定してあり、該シート剥離部材6の先端6a
は前述したようにカバー部材2の一部である下部支持部
材4の開口部4aから突出するようにしてある。このシ
ート剥離部材6は一端が磁性材シート1の縁部の一部1
aに連結してあるため、シート剥離部材6の先端部6a
を上方に引き上げると、磁性材シート1の縁部の一部1
aも上方に引き上げられ剥離することとなる。即ち、シ
ート剥離部材6は磁性材シート1の縁部の一部1aを剥
離できるように構成してある。このシート剥離部材6は
後述するように種々のものが使用できる。
【0024】また、上述したように上部押さえ部材5を
閉じると上部押さえ部材5の弾性力のある係合片5aが
下部支持部材4の係合縁4a’に係合し、上部押さえ部
材5は図に示すように下部支持部材4に固定される。即
ち、上部押さえ部材5は閉じた状態に自動的に施錠され
ることとなる。この上部押さえ部材5の係合片5aと下
部支持部材4の係合縁4a’の係合を解くために、下部
支持部材4には鍵穴4bが設けてあり、この鍵穴4bか
ら鍵4b’を差し込むことによって上部押さえ部材5の
係合片5aを係合を解く方向へ押すことができ、これに
よって、係合片5aの下部支持部材4の係合縁4a’へ
の係合を解き、上部押さえ部材5を開くことが可能とな
る。つまり、上部押さえ部材5の開閉部分は自動的に施
錠され、鍵4bによって開錠できる施錠手段を有する。
さらに、下部支持部材4のシート剥離部材6の表出する
開口部4aは上部押さえ部材5の一部5bによって覆い
隠されることとなる。即ち、カバー部材1の一部である
下部支持部材4の開口部4aは上部押さえ部材5の一部
5bとともにシート剥離部材6を隠す開閉部分2aを形
成する。
閉じると上部押さえ部材5の弾性力のある係合片5aが
下部支持部材4の係合縁4a’に係合し、上部押さえ部
材5は図に示すように下部支持部材4に固定される。即
ち、上部押さえ部材5は閉じた状態に自動的に施錠され
ることとなる。この上部押さえ部材5の係合片5aと下
部支持部材4の係合縁4a’の係合を解くために、下部
支持部材4には鍵穴4bが設けてあり、この鍵穴4bか
ら鍵4b’を差し込むことによって上部押さえ部材5の
係合片5aを係合を解く方向へ押すことができ、これに
よって、係合片5aの下部支持部材4の係合縁4a’へ
の係合を解き、上部押さえ部材5を開くことが可能とな
る。つまり、上部押さえ部材5の開閉部分は自動的に施
錠され、鍵4bによって開錠できる施錠手段を有する。
さらに、下部支持部材4のシート剥離部材6の表出する
開口部4aは上部押さえ部材5の一部5bによって覆い
隠されることとなる。即ち、カバー部材1の一部である
下部支持部材4の開口部4aは上部押さえ部材5の一部
5bとともにシート剥離部材6を隠す開閉部分2aを形
成する。
【0025】そして、図2ではカバー部材2の一部であ
る下部支持部材4が磁性材シート1に杆体1b、1bに
よって固定してあるが、実際には他の数カ所の部分でも
カバー部材2は磁性材シート1に固定してある。この固
定位置は磁性材シート1の縁部のシート剥離部材6が設
けてある部分1aから所定の距離を空けておくことを条
件として任意の位置に設定することができる。該固定部
分をシート剥離部材6が設けてある部分1aから所定の
距離を空けておくのは、もし、シート剥離部材6を設け
てある部分1aからほとんど距離のない部分でカバー部
材2を固定してしまうと、この固定部分によってシート
剥離部材6を設けてある縁部の一部1aが押さえつけら
れ、この部分を剥がすことができなくなるからである。
る下部支持部材4が磁性材シート1に杆体1b、1bに
よって固定してあるが、実際には他の数カ所の部分でも
カバー部材2は磁性材シート1に固定してある。この固
定位置は磁性材シート1の縁部のシート剥離部材6が設
けてある部分1aから所定の距離を空けておくことを条
件として任意の位置に設定することができる。該固定部
分をシート剥離部材6が設けてある部分1aから所定の
距離を空けておくのは、もし、シート剥離部材6を設け
てある部分1aからほとんど距離のない部分でカバー部
材2を固定してしまうと、この固定部分によってシート
剥離部材6を設けてある縁部の一部1aが押さえつけら
れ、この部分を剥がすことができなくなるからである。
【0026】上記構成を有するスキーキャリアの使用様
態を以下に説明すると、まず、使用に際しては、上部押
さえ部材5を開いた状態で、自動車の屋根に磁性材シー
ト1を吸着させスキーキャリアを固定する。この時、ス
キーキャリアの位置が不適切であった場合は、シート剥
離部材6の先端6aを上方に引き上げ、シート剥離部材
6の連結している磁性材シート1の縁部1aを剥離し、
この磁性材シート1の縁部1aの剥離した部分をさらに
引き離すようにスキーキャリア全体を持ち上げると、磁
性材シート1は序々に剥離していき、やがてスキーキャ
リアを自動車の屋根から取りはずすことができる。そし
て、再びスキーキャリアを自動車の屋根の適切な位置に
付けなおせばよい。本実施例に係るスキーキャリアは通
常二個を直列に並べて使用するので、二つのスキーキャ
リアについて同様のことを行う。
態を以下に説明すると、まず、使用に際しては、上部押
さえ部材5を開いた状態で、自動車の屋根に磁性材シー
ト1を吸着させスキーキャリアを固定する。この時、ス
キーキャリアの位置が不適切であった場合は、シート剥
離部材6の先端6aを上方に引き上げ、シート剥離部材
6の連結している磁性材シート1の縁部1aを剥離し、
この磁性材シート1の縁部1aの剥離した部分をさらに
引き離すようにスキーキャリア全体を持ち上げると、磁
性材シート1は序々に剥離していき、やがてスキーキャ
リアを自動車の屋根から取りはずすことができる。そし
て、再びスキーキャリアを自動車の屋根の適切な位置に
付けなおせばよい。本実施例に係るスキーキャリアは通
常二個を直列に並べて使用するので、二つのスキーキャ
リアについて同様のことを行う。
【0027】スキーキャリアが自動車の屋根の適切な位
置に固定できたなら、スキー等を下部支持部材4の上に
乗せ、上部押さえ部材5を閉じてスキー等を押さえて固
定する。これによって前述したように上部押さえ部材5
の係合片5aは、下部支持部材4の係合縁4a’に係合
し、上部押さえ部材5は下部支持部材4に施錠されるこ
ととなる。そして、上部押さえ部材5の一部が下部支持
部材4の開口部4aを覆い、該開口部4aから表出する
シート剥離部材6が隠される。この状態になると外部か
らシート剥離部材6に触れることができず、従って磁性
材シート1を剥離することは不可能となり、スキーキャ
リアが自動車の屋根から盗まれることはない。そして、
スキー等を運搬し終われば、鍵4b’を鍵穴4bに差し
込むことによって上部押さえ部材5の施錠を解き、上部
押さえ部材5を開いてスキー等を降ろし、さらに、シー
ト剥離部材6の先端6aを引き上げて上述した操作によ
ってスキーキャリアを取りはずす。
置に固定できたなら、スキー等を下部支持部材4の上に
乗せ、上部押さえ部材5を閉じてスキー等を押さえて固
定する。これによって前述したように上部押さえ部材5
の係合片5aは、下部支持部材4の係合縁4a’に係合
し、上部押さえ部材5は下部支持部材4に施錠されるこ
ととなる。そして、上部押さえ部材5の一部が下部支持
部材4の開口部4aを覆い、該開口部4aから表出する
シート剥離部材6が隠される。この状態になると外部か
らシート剥離部材6に触れることができず、従って磁性
材シート1を剥離することは不可能となり、スキーキャ
リアが自動車の屋根から盗まれることはない。そして、
スキー等を運搬し終われば、鍵4b’を鍵穴4bに差し
込むことによって上部押さえ部材5の施錠を解き、上部
押さえ部材5を開いてスキー等を降ろし、さらに、シー
ト剥離部材6の先端6aを引き上げて上述した操作によ
ってスキーキャリアを取りはずす。
【0028】本実施例にかかるスキーキャリアはカバー
部材2の一部をスキー固定部3の下部支持部材4として
形成しているので、部品点数が少なくなり構造が簡単で
あるばかりでなく、カバー部材2からスキー固定部3が
一体に滑らかに繋がるように形成してあるので走行中の
自動車に設置した状態での空気抵抗を少なくすることに
成功している。
部材2の一部をスキー固定部3の下部支持部材4として
形成しているので、部品点数が少なくなり構造が簡単で
あるばかりでなく、カバー部材2からスキー固定部3が
一体に滑らかに繋がるように形成してあるので走行中の
自動車に設置した状態での空気抵抗を少なくすることに
成功している。
【0029】なお、本実施例では、カバー部材2は磁性
材シート1を全て覆うものを使用したが、磁性材シート
1の縁部を外部から外的作用を施して剥離できなくする
ことができれば十分であるので、カバー部材2は磁性材
シート1の縁部のみを覆うものであってもよい。また、
磁性材シート1の縁部が外部から剥離することができな
ければカバー部材2には隙間を設けることも可能であ
り、また、網状のものも使用できる。
材シート1を全て覆うものを使用したが、磁性材シート
1の縁部を外部から外的作用を施して剥離できなくする
ことができれば十分であるので、カバー部材2は磁性材
シート1の縁部のみを覆うものであってもよい。また、
磁性材シート1の縁部が外部から剥離することができな
ければカバー部材2には隙間を設けることも可能であ
り、また、網状のものも使用できる。
【0030】また、本実施例ではシート剥離部材6を覆
い隠す、カバー部材2の開閉部分2aは、下部支持部材
4と上部押さえ部材5の一部に形成してあるが、これは
例えば、図3に示すようにカバー部材2の端部等に設け
てもよい。つまり、開閉部分2aの位置はシート剥離部
材6の位置と構造によって決まるものであり、さらに、
シート剥離部材6を表出することができるなら、蓋体が
上下に開いたり、左右にスライドしたり、開閉部分が着
脱できたり等、開閉の形式は問わない。
い隠す、カバー部材2の開閉部分2aは、下部支持部材
4と上部押さえ部材5の一部に形成してあるが、これは
例えば、図3に示すようにカバー部材2の端部等に設け
てもよい。つまり、開閉部分2aの位置はシート剥離部
材6の位置と構造によって決まるものであり、さらに、
シート剥離部材6を表出することができるなら、蓋体が
上下に開いたり、左右にスライドしたり、開閉部分が着
脱できたり等、開閉の形式は問わない。
【0031】そして、開閉部分2aの施錠手段である
が、本願実施例のようにスキー固定部3の施錠手段と共
用せずに開閉部分2a専用のものを設けてもよく、ま
た、施錠機構もシリンダー錠を用いたものや、暗証番号
を入力することによって開錠できる電気式の施錠機構等
その形式は任意に選択できる。また、開閉部分2aに施
錠手段を設けなくても、開閉部分2aが閉じた状態でカ
バー部材2に完全に一体に溶け込んで一瞥しただけでは
その位置がわからないように形成することは十分可能で
あり、このように開閉部分2aを目立たないようにすれ
ば、盗難防止効果は十分期待できる。
が、本願実施例のようにスキー固定部3の施錠手段と共
用せずに開閉部分2a専用のものを設けてもよく、ま
た、施錠機構もシリンダー錠を用いたものや、暗証番号
を入力することによって開錠できる電気式の施錠機構等
その形式は任意に選択できる。また、開閉部分2aに施
錠手段を設けなくても、開閉部分2aが閉じた状態でカ
バー部材2に完全に一体に溶け込んで一瞥しただけでは
その位置がわからないように形成することは十分可能で
あり、このように開閉部分2aを目立たないようにすれ
ば、盗難防止効果は十分期待できる。
【0032】さらに、本実施例で使用したシート剥離部
材6は磁性材シート1の縁部の一部1aに細長い板状体
の一端を連結したものであるが、これは、シート剥離部
材6が磁性材シート1の縁部の一部に連結し、該縁部の
一部を剥離できるものであれば、例えば、紐体の一端を
磁性材シート1の縁部の一部に連結したものでもよく、
従来例で示したように磁性材シート1の縁部の一部を変
形させてシート剥離部材6としてもよい。また、図4に
示すようにリンクを使用して機構的に磁性材シート1の
縁部を剥離できるようにしてもよい。このようにする
と、シート剥離部材6を表出させるためのカバー部材2
の開閉部分2aをカバー部材2の中央周辺に設けること
ができる。
材6は磁性材シート1の縁部の一部1aに細長い板状体
の一端を連結したものであるが、これは、シート剥離部
材6が磁性材シート1の縁部の一部に連結し、該縁部の
一部を剥離できるものであれば、例えば、紐体の一端を
磁性材シート1の縁部の一部に連結したものでもよく、
従来例で示したように磁性材シート1の縁部の一部を変
形させてシート剥離部材6としてもよい。また、図4に
示すようにリンクを使用して機構的に磁性材シート1の
縁部を剥離できるようにしてもよい。このようにする
と、シート剥離部材6を表出させるためのカバー部材2
の開閉部分2aをカバー部材2の中央周辺に設けること
ができる。
【0033】本実施例ではスキーを横に置いて固定する
スキー固定部3を示したが、これは図3に示すようにス
キーを縦に置いて固定するように形式でもよい、また、
カバー部材2の開閉部分2aは、下部支持部材4と上部
押さえ部材5との一部に形成するのでなければ、上部押
さえ部材5は剛体の杆体でなく、ゴム等でできたベルト
体等でもよい。また、スキー固定部3をカバー部材2と
一体に形成せずに独立させても盗難防止上という面では
効果に影響はない。
スキー固定部3を示したが、これは図3に示すようにス
キーを縦に置いて固定するように形式でもよい、また、
カバー部材2の開閉部分2aは、下部支持部材4と上部
押さえ部材5との一部に形成するのでなければ、上部押
さえ部材5は剛体の杆体でなく、ゴム等でできたベルト
体等でもよい。また、スキー固定部3をカバー部材2と
一体に形成せずに独立させても盗難防止上という面では
効果に影響はない。
【0034】(実施例2)次に、本願発明の別の実施例
について説明する。図5は本実施例に係るスキーキャリ
アの斜視図である。該スキーキャリアも実施例1のもの
と基本的な構成と構造は同じで、磁性シート1と、該磁
性材シート1に固定してある、磁性材シート1を覆うカ
バー部材2と、該カバー部材2と一体に形成してあるス
キー固定部3とより成るものである。
について説明する。図5は本実施例に係るスキーキャリ
アの斜視図である。該スキーキャリアも実施例1のもの
と基本的な構成と構造は同じで、磁性シート1と、該磁
性材シート1に固定してある、磁性材シート1を覆うカ
バー部材2と、該カバー部材2と一体に形成してあるス
キー固定部3とより成るものである。
【0035】本実施例の特徴はシート剥離部材6がカバ
ー部材2の一部として表出している点にある。当該部分
を図5のB−B断面図である図6を用いて説明する。図
6においてシート剥離部材6は下端を磁性材シート1の
縁部の一部1aに固定してあり、シート剥離部材6の上
部材6aはカバー部材2の一部を形成しており、ヒンジ
6bによって回動可能に固定してある。。このシート剥
離部材6の上部材6aには、シリンダー錠よりなる施錠
手段6cが設けてあり、カバー部材2の係止部2cに係
合してシート剥離部材6を施錠し固定できるように構成
してある。
ー部材2の一部として表出している点にある。当該部分
を図5のB−B断面図である図6を用いて説明する。図
6においてシート剥離部材6は下端を磁性材シート1の
縁部の一部1aに固定してあり、シート剥離部材6の上
部材6aはカバー部材2の一部を形成しており、ヒンジ
6bによって回動可能に固定してある。。このシート剥
離部材6の上部材6aには、シリンダー錠よりなる施錠
手段6cが設けてあり、カバー部材2の係止部2cに係
合してシート剥離部材6を施錠し固定できるように構成
してある。
【0036】シート剥離部材6の作動様態を説明する
と、図6に示すような状態ではシート剥離部材6は施錠
手段6cによって固定されているので動くことはできな
い。また、カバー部材2によって覆われている磁性材シ
ート1の縁部も外部からめくり上げることはできない。
即ち、この状態ではスキーキャリアを動かすことはでき
ない。しかし、施錠手段6cを開錠すればシート剥離部
材6の上部材6aは回動可能となるので、該シート剥離
部材6の上部材6aを回転させて想像線のような状態に
すると、シート剥離部材6の下端に連結する磁性材シー
ト1の縁部の一部1aを図の想像線のようにめくり上げ
ることができるので、磁性材シート1をこの部分から序
々に剥離していくことができる。
と、図6に示すような状態ではシート剥離部材6は施錠
手段6cによって固定されているので動くことはできな
い。また、カバー部材2によって覆われている磁性材シ
ート1の縁部も外部からめくり上げることはできない。
即ち、この状態ではスキーキャリアを動かすことはでき
ない。しかし、施錠手段6cを開錠すればシート剥離部
材6の上部材6aは回動可能となるので、該シート剥離
部材6の上部材6aを回転させて想像線のような状態に
すると、シート剥離部材6の下端に連結する磁性材シー
ト1の縁部の一部1aを図の想像線のようにめくり上げ
ることができるので、磁性材シート1をこの部分から序
々に剥離していくことができる。
【0037】つまり、本実施例に係るスキーキャリアも
盗難防止の効果としては実施例1と同様に、施錠手段6
cによってシート剥離部材6が施錠している状態では動
かすことができないので盗まれるおそれはなく、施錠手
段6cを開錠すればカバー部材2を取りはずす必要なく
簡単にスキーキャリアを取りはずすことができる。
盗難防止の効果としては実施例1と同様に、施錠手段6
cによってシート剥離部材6が施錠している状態では動
かすことができないので盗まれるおそれはなく、施錠手
段6cを開錠すればカバー部材2を取りはずす必要なく
簡単にスキーキャリアを取りはずすことができる。
【0038】実施例1ではシート剥離部材6を隠すこと
によって盗難防止を図ったが、本実施例ではシート剥離
部材6は表出しているがこれを動かせないようにするこ
とによって盗難防止を図っている。本実施例の考え方に
よれば、例えば以下のようなものも考えられる。
によって盗難防止を図ったが、本実施例ではシート剥離
部材6は表出しているがこれを動かせないようにするこ
とによって盗難防止を図っている。本実施例の考え方に
よれば、例えば以下のようなものも考えられる。
【0039】図7(a)に示すのは、シート剥離部材6
の下端を磁性材パネル1の縁部の一部1aに固定し、他
端をカバー部材2に設けた穴2bから突出させて表出す
るようにしている。そして、カバー部材2に穴2bに隣
接してシリンダー錠よりなる施錠手段6cを設けてあ
り、施錠手段6cの係合片がシート剥離部材6の下端に
設けた係止金具6dに係合しすると、シート剥離部材6
は施錠固定されように構成してある。このような構成に
よっても施錠手段6cによってシート剥離部材6を固定
でき、施錠手段6cを開錠すればシート剥離部材6が自
由に動き、磁性材パネル1を剥離することができる。
の下端を磁性材パネル1の縁部の一部1aに固定し、他
端をカバー部材2に設けた穴2bから突出させて表出す
るようにしている。そして、カバー部材2に穴2bに隣
接してシリンダー錠よりなる施錠手段6cを設けてあ
り、施錠手段6cの係合片がシート剥離部材6の下端に
設けた係止金具6dに係合しすると、シート剥離部材6
は施錠固定されように構成してある。このような構成に
よっても施錠手段6cによってシート剥離部材6を固定
でき、施錠手段6cを開錠すればシート剥離部材6が自
由に動き、磁性材パネル1を剥離することができる。
【0040】また、図7(b)に示すように、シリンダ
ー錠の鍵穴部分をカバー部材2に設けた穴2bから表出
させて上動可能にし、下端を磁性材パネル1の縁部の一
部1aに固定したものをシート剥離部材6としてもよ
い。この場合はシリンダー錠が施錠手段6cにもなり、
該施錠手段6cの係合片がカバー部材2に設けた係止部
2cに係合して施錠固定されるように構成してある。こ
のように構成しても施錠手段6cによってシート剥離部
材6は固定され、施錠手段6cを開錠すればシート剥離
部材6であるシリンダー錠を上動させて、これに連結す
る磁性材パネル1の縁部を剥離してスキーキャリアを動
かすことができる。
ー錠の鍵穴部分をカバー部材2に設けた穴2bから表出
させて上動可能にし、下端を磁性材パネル1の縁部の一
部1aに固定したものをシート剥離部材6としてもよ
い。この場合はシリンダー錠が施錠手段6cにもなり、
該施錠手段6cの係合片がカバー部材2に設けた係止部
2cに係合して施錠固定されるように構成してある。こ
のように構成しても施錠手段6cによってシート剥離部
材6は固定され、施錠手段6cを開錠すればシート剥離
部材6であるシリンダー錠を上動させて、これに連結す
る磁性材パネル1の縁部を剥離してスキーキャリアを動
かすことができる。
【0041】さらに、図7(c)に示すように実施例1
に応用することもできる。これは、実施例1における上
部押さえ部材5をシート剥離部材6の上部材6aとして
利用するものであり、シート剥離部材6の下端を磁性材
パネル1の縁部の一部1aに固定し、上部を上部押さえ
部材5の回転軸付近に固定したものである。これによ
り、上部押さえ部材5を開けるとシート剥離部材6が上
動することとなり、これに連結する磁性材パネル1の縁
部の一部1aがめくり上がり、磁性材パネル1を剥離す
ることができる。なお、上部押さえ部材5は実施例1に
示すように施錠手段をそなえているので上部押さえ部材
5を閉じた状態ではスキーキャリアが盗難に会うことは
ない。
に応用することもできる。これは、実施例1における上
部押さえ部材5をシート剥離部材6の上部材6aとして
利用するものであり、シート剥離部材6の下端を磁性材
パネル1の縁部の一部1aに固定し、上部を上部押さえ
部材5の回転軸付近に固定したものである。これによ
り、上部押さえ部材5を開けるとシート剥離部材6が上
動することとなり、これに連結する磁性材パネル1の縁
部の一部1aがめくり上がり、磁性材パネル1を剥離す
ることができる。なお、上部押さえ部材5は実施例1に
示すように施錠手段をそなえているので上部押さえ部材
5を閉じた状態ではスキーキャリアが盗難に会うことは
ない。
【0042】本実施例では表出したシート剥離部材6を
施錠手段6cにより施錠できるように構成したが、施錠
手段6cがなくても表出したシート剥離部材6を目立た
ないように形成するならば、かなりの盗難防止効果が期
待できる。
施錠手段6cにより施錠できるように構成したが、施錠
手段6cがなくても表出したシート剥離部材6を目立た
ないように形成するならば、かなりの盗難防止効果が期
待できる。
【0043】
【発明の効果】上述した構成により本願に係る発明は以
下のような効果を有する。まず、通常は磁性材シートの
縁部が表出していないので、何人も磁性シートの縁部を
めくり上げて磁性材シートを剥離し、スキーキャリアを
取りはずすことはできず、スキーキャリアの盗難を防止
することができる。
下のような効果を有する。まず、通常は磁性材シートの
縁部が表出していないので、何人も磁性シートの縁部を
めくり上げて磁性材シートを剥離し、スキーキャリアを
取りはずすことはできず、スキーキャリアの盗難を防止
することができる。
【0044】そして、カバー部材の開閉自在となってい
る開閉部分を開けてシート剥離部材を表出させれば、該
シート剥離部材を動かして磁性材シートの縁部を剥離さ
せて、スキーキャリアを容易に取り外すことができる。
る開閉部分を開けてシート剥離部材を表出させれば、該
シート剥離部材を動かして磁性材シートの縁部を剥離さ
せて、スキーキャリアを容易に取り外すことができる。
【0045】さらに、カバー部材の開閉部分に施錠手段
を設けることによって、施錠手段を開錠できない限りス
キーキャリアを取りはずすことはできず、より盗難防止
に効果が上がり、施錠手段を解くことのできる所有者等
はカバー部材の開閉部分を開けて容易にスキーキャリア
を外すことができる。
を設けることによって、施錠手段を開錠できない限りス
キーキャリアを取りはずすことはできず、より盗難防止
に効果が上がり、施錠手段を解くことのできる所有者等
はカバー部材の開閉部分を開けて容易にスキーキャリア
を外すことができる。
【0046】一方、本願のスキーキャリアの上記カバー
部材の一部をスキー固定部の下部支持部材として形成
し、この下部支持部材に支持されたスキー等を上方から
押さえる上部押さえ部材を設けることによってスキー固
定部を構成するようすれば、部品点数が減って構造が簡
単になるので製作コストを下げることができ、また、形
状も単純なものとできるので、自動車に装着したスキー
キャリアの走行時における空気抵抗を減らすことができ
る。
部材の一部をスキー固定部の下部支持部材として形成
し、この下部支持部材に支持されたスキー等を上方から
押さえる上部押さえ部材を設けることによってスキー固
定部を構成するようすれば、部品点数が減って構造が簡
単になるので製作コストを下げることができ、また、形
状も単純なものとできるので、自動車に装着したスキー
キャリアの走行時における空気抵抗を減らすことができ
る。
【0047】そして、上記スキー固定部の下部支持部材
として形成したカバー部材の一部分に開口部を設け、こ
の開口部から前記磁性材シートの縁部の一部に設けたシ
ート剥離部材が表出するように構成し、前記上部押さえ
部材によってこの開口部を覆い隠すようにすれば、スキ
ー等をスキー固定部に固定している間はシート剥離部材
が表出することがないので、この状態でスキーキャリア
をはずすことはできずまた、カバー部材の開閉部は目立
たなくなるので盗難防止に役立ち、さらに、カバー部材
の開閉部をスキー固定部に組み入れることによって、構
造が簡単になりコストダウンに資することができる。ま
た、上部押さえ部材を開ければスキー等を取りはずすこ
とができると同時に、シート剥離部材が表出してスキー
キャリアを取りはずすことができる状態とすることがで
きる。
として形成したカバー部材の一部分に開口部を設け、こ
の開口部から前記磁性材シートの縁部の一部に設けたシ
ート剥離部材が表出するように構成し、前記上部押さえ
部材によってこの開口部を覆い隠すようにすれば、スキ
ー等をスキー固定部に固定している間はシート剥離部材
が表出することがないので、この状態でスキーキャリア
をはずすことはできずまた、カバー部材の開閉部は目立
たなくなるので盗難防止に役立ち、さらに、カバー部材
の開閉部をスキー固定部に組み入れることによって、構
造が簡単になりコストダウンに資することができる。ま
た、上部押さえ部材を開ければスキー等を取りはずすこ
とができると同時に、シート剥離部材が表出してスキー
キャリアを取りはずすことができる状態とすることがで
きる。
【0048】また、上記上部押さえ部材に施錠手段を設
ければ、該施錠手段でスキー等を固定した状態で施錠す
れば、同時に、シート剥離部材は表出しない状態となっ
てスキーキャリアを取りはずすことは出来なくなるの
で、一つの鍵でスキー等の盗難を防止するとともにスキ
ーキャリアの盗難も防止することができる。
ければ、該施錠手段でスキー等を固定した状態で施錠す
れば、同時に、シート剥離部材は表出しない状態となっ
てスキーキャリアを取りはずすことは出来なくなるの
で、一つの鍵でスキー等の盗難を防止するとともにスキ
ーキャリアの盗難も防止することができる。
【0049】そして、磁性材シートの少なくとも縁部を
カバー部材で覆い、磁性材シートの縁部の一部に連結し
これを剥離させることのできるシート剥離部材を前記カ
バー部材から表出させ、該シート剥離部材を施錠できる
ようにすれば、該シート剥離部材を施錠している限り磁
性材シートの縁部をめくり上げることはできず、従って
スキーキャリアが盗難に会うことを防止でき、施錠を解
けばシート剥離部材をめくり上げて容易にスキーキャリ
アを取りはずすことができる。
カバー部材で覆い、磁性材シートの縁部の一部に連結し
これを剥離させることのできるシート剥離部材を前記カ
バー部材から表出させ、該シート剥離部材を施錠できる
ようにすれば、該シート剥離部材を施錠している限り磁
性材シートの縁部をめくり上げることはできず、従って
スキーキャリアが盗難に会うことを防止でき、施錠を解
けばシート剥離部材をめくり上げて容易にスキーキャリ
アを取りはずすことができる。
【図1】本願発明の実施例1に係るスキーキャリアを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】本願発明の実施例1に係るスキーキャリアのA
−A断面図を示す図である。
−A断面図を示す図である。
【図3】本願発明のスキーキャリアの他の例を示す斜視
図である。
図である。
【図4】シート剥離部材の一例を示す断面図である。
【図5】本願発明の実施例2に係るスキーキャリアを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】本願発明の実施例2に係るスキーキャリアのB
−B断面図を示す図である。
−B断面図を示す図である。
【図7】(a)(b)(c)は実施例2に係るシート剥
離部材の他の例を示す図である。
離部材の他の例を示す図である。
【図8】従来のスキーキャリアを示す斜視図である。
1 磁性材シート 2 カバー部材 2a 開閉部分 3 スキー固定部 4 下部指示部材 4a 開口部 4a’施錠手段の係合縁 4b 鍵穴 4b’鍵 5 上部押さえ部材 5a 施錠手段の係合片 6 シート剥離部材 6c シート剥離部材の施錠手段
Claims (5)
- 【請求項1】 磁性材シート上面にスキー固定部を設け
たスキーキャリアの磁性材シートの少なくとも縁部を覆
うカバー部材と、前記磁性材シートの縁部の一部に連結
して該縁部を剥離できるように設けたシート剥離部材
と、該シート剥離部材を覆う位置にある前記カバー部材
の一部であって、開閉自在に形成した開閉部分とよりな
るスキーキャリア。 - 【請求項2】 前記開閉部分に施錠手段を設けた請求項
1記載のスキーキャリア。 - 【請求項3】 前記スキー固定部が前記カバー部材の一
部分によって形成した下部支持部材と、該下部支持部材
に係合する上部押さえ部材とよりなる請求項1または2
記載のスキーキャリア。 - 【請求項4】 前記下部支持部材の一部分に設けた開口
部と、該開口部を覆う前記上部押さえ部材の一部分とに
より前記開閉部分を構成する請求項3記載のスキーキャ
リア。 - 【請求項5】 磁性材シート上面にスキー固定部を設け
たスキーキャリアの磁性材シートの少なくとも縁部を覆
うカバー部材と、該カバー部材から表出し、前記磁性材
シートの縁部の一部に連結して該縁部を剥離できるよう
にように構成したシート剥離部材と、該シート剥離部材
を施錠する施錠手段よりなるスキーキャリア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24584994A JPH08108806A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 磁力固定式スキーキャリア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24584994A JPH08108806A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 磁力固定式スキーキャリア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08108806A true JPH08108806A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17139762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24584994A Pending JPH08108806A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 磁力固定式スキーキャリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08108806A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT201800005157A1 (it) * | 2018-05-08 | 2019-11-08 | Dispositivo applicabile esternamente ad autoveicoli per il trasporto di attrezzi per scivolare sulla neve, come ad esempio sci, snowboard, o attrezzature similari |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP24584994A patent/JPH08108806A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT201800005157A1 (it) * | 2018-05-08 | 2019-11-08 | Dispositivo applicabile esternamente ad autoveicoli per il trasporto di attrezzi per scivolare sulla neve, come ad esempio sci, snowboard, o attrezzature similari |
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