JPH081081A - 樹脂バンパの塗装方法 - Google Patents

樹脂バンパの塗装方法

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JPH081081A
JPH081081A JP15967994A JP15967994A JPH081081A JP H081081 A JPH081081 A JP H081081A JP 15967994 A JP15967994 A JP 15967994A JP 15967994 A JP15967994 A JP 15967994A JP H081081 A JPH081081 A JP H081081A
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JP
Japan
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primer
part primer
coating
lacquer
resin bumper
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Pending
Application number
JP15967994A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Shoji
一彦 庄司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、樹脂バンパの素地表面の巣穴によっ
て発生するピンホール対策塗装方法を提供する。 【構成】反応射出成形による樹脂バンパ1の素地表面2
に、ラッカー系1液プライマー7を塗布し、このラッカ
ー系1液プライマー7の塗膜上にウエットオンで2液プ
ライマー4を塗布することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂バンパの塗装方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、反応射出成形による樹脂バンパの
塗装方法は、バンパ素地表面を1.1.1.トリクロロエタン
蒸気洗浄し、2液プライマーを塗布して焼付し、上塗塗
装して再び焼付処理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2(A)
で示すように、反応射出成形による樹脂バンパ1は発泡
層1aの上層のスキン層1bが完全でない場合が少なく
なく、スキン層1bの表面2に微小な巣穴3が発生して
いる。
【0004】この巣穴3が発生しているスキン層1bの
表面2に図2(B)で示すように、2液プライマーを塗
布すると、2液プライマー4によって前記巣穴3はエア
を溜めた状態で密閉される。
【0005】この状態で焼付すると、前記密閉された巣
穴3に溜まっているエアが膨脹し、図2(C)で示すよ
うに、膨脹したエアが2液プライマー4を突き破って噴
出してピンホール5が発生する。
【0006】このような不具合の対策として、2液プラ
イマー塗装前にスキン層1bの表面2に図3で示すよう
に、イソシアネート6をすり込んで巣穴3を埋めたうえ
で2液プライマー4を塗布していた。
【0007】しかし、イソシアネートは劇物であり、上
記巣穴3が発生する部位が一定ではないため、広範囲に
渡ってすり込まねばならず、このイソシアネートのすり
込み作業は好ましいものではない。
【0008】本発明の目的は、上記の問題を解決した樹
脂バンパの塗装方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の樹脂バンパの塗装方法は、反応射出成形に
よる樹脂バンパの素地表面に、ラッカー系1液プライマ
ーを塗布し、このラッカー系1液プライマーの塗膜上に
ウエットオンで2液プライマーを塗布することを特徴と
するものである。
【0010】
【作用】上記の方法により、ラッカー系1液プライマー
は塗装後、その塗膜が速やかに硬化し巣穴を目止めす
る。これにより、ラッカー系1液プライマーの上に2液
プライマーを塗布して焼付しても、塗膜強度を有するラ
ッカー系1液プライマーによって巣穴内のエアの膨脹噴
出を抑止し、ピンホールの発生が防止される。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図1に基づいて説明す
る。1は反応射出成形による樹脂バンパであり、1aは
発泡層,1bはスキン層,3はスキン層1bの表面2に
発生している微小な巣穴3である。
【0012】前記樹脂バンパ1は成形後に常法によりポ
ストキュアを行い、その後1.1.1.トリクロロエタン蒸気
洗浄処理をして塗装工程に入る。
【0013】そこで、塗装工程では樹脂バンパ1の素地
表面2に、ラッカー系1液プライマー7を塗布し、この
ラッカー系1液プライマー7の塗膜上にウエットオンで
2液プライマー4を塗布する。
【0014】上記ラッカー系1液プライマー7はエポキ
シウレタン樹脂であり、また、上記2液プライマー4は
主剤がポリエステル・アクリル樹脂で硬化剤がイソシア
ネートである。
【0015】上記樹脂バンパ1の素地表面2に塗布した
ラッカー系1液プライマー7は塗装後、その塗膜が速や
かに硬化し巣穴3を目止めする。このラッカー系1液プ
ライマー7は塗膜強度を有しており、ラッカー系1液プ
ライマー7の上に2液プライマー4を塗布した後の焼付
工程において、巣穴3内のエアの膨脹噴出を抑止し、ピ
ンホールの発生を防止するのである。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明による樹脂バンパの
塗装方法は、反応射出成形による樹脂バンパの素地表面
に、ラッカー系1液プライマーを塗布し、このラッカー
系1液プライマー塗膜上にウエットオンで2液プライマ
ーを塗布することを特徴とするものであるから、樹脂バ
ンパの素地表面に発生している巣穴をラッカー系1液プ
ライマーにより目止めし、焼付工程における巣穴内のエ
アの膨脹噴出によるピンホールの発生を防止することが
でき、従来のように劇物のイソシアネートを使用して広
範囲に渡ってすり込む作業が不要となり、安全作業とコ
スト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施例を示す塗装断面図
【図2】従来の塗装方法による問題点の説明図
【図3】従来のピンホール対策方法を示す断面図
【符号の説明】
1 樹脂バンパ 1a 発泡層 1b スキン層 2 表面 3 巣穴 4 2液プライマー 7 ラッカー系1液プライマー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応射出成形による樹脂バンパの素地表
    面に、ラッカー系1液プライマーを塗布し、このラッカ
    ー系1液プライマーの塗膜上にウエットオンで2液プラ
    イマーを塗布することを特徴とする樹脂バンパの塗装方
    法。
JP15967994A 1994-06-20 1994-06-20 樹脂バンパの塗装方法 Pending JPH081081A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8021595B2 (en) 2004-07-20 2011-09-20 B.I. Group, Plc Composite material

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8021595B2 (en) 2004-07-20 2011-09-20 B.I. Group, Plc Composite material

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