JP2506558B2 - 軟質成型物の塗装方法 - Google Patents

軟質成型物の塗装方法

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JP2506558B2
JP2506558B2 JP30043393A JP30043393A JP2506558B2 JP 2506558 B2 JP2506558 B2 JP 2506558B2 JP 30043393 A JP30043393 A JP 30043393A JP 30043393 A JP30043393 A JP 30043393A JP 2506558 B2 JP2506558 B2 JP 2506558B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟質成型物の所要箇所
を部分的に塗装する塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば合成樹脂あるいはゴム等か
らなる長靴や、塩化ビニル手袋等の軟質成型物の外表面
所要箇所を部分的に塗装する場合には、所要形状の塗装
窓を切欠したマスキング用板を、成型された製品(軟質
成型物)の外表面所要箇所に当てがい、そしてその上か
らスプレー等の所望塗装手段により塗装窓形状の部分塗
装を施していたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では製品とマスキング用板の塗装窓回りとの隙間を埋め
て密着させる手段としてシール材を別途に設ける方法を
採っていたが、塗装対象がゴム長靴や塩化ビニル手袋等
の軟質な物で、また曲線状の複雑な形状であったためシ
ール材の密着が不充分なこともあり、塗装不良品の発生
を招く虞れがあり、また上記せるシール作業が面倒かつ
煩わしく、その結果作業に手間が掛り製造作業全体の作
業能率が低下するという不具合をも生じていた。
【0004】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、確実かつ簡単に軟質成型物の所要箇所を部分塗装で
きる塗装方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明がなした技術的手段は、塗装窓を任意箇所に切
欠してなるマスキング型内に、所望な軟質成型物を挿入
し、次にその軟質成型物内に所定圧をかけて軟質成型物
の外表面を上記型内面に押圧し、その後上記押圧状態を
保持したまま上記型の塗装窓から覗く軟質成型物の任意
箇所を塗装することである。
【0006】
【作用】上記技術的手段により、マスキング型内に挿入
した塗装対象たる軟質成型物の外表面が上記型内面に押
圧され、軟質成型物の外表面とマスキング型の塗装窓回
りとの隙間を埋めて密着させる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施の一例を、合成樹脂から
なる長靴(軟質成型物)Aの外表面aの一部に、部分的
に塗装部分を設ける方法にて説明する。尚、この実施例
は本発明の一例を示すにすぎず、これに何等限定される
ものではなく適宜変更可能であり、例えば本発明の塗装
対象たる軟質成型物Aは、上記せるように合成樹脂から
なる長靴に限らず、ゴム製の靴(長靴,短靴等)、ある
いはゴム,合成樹脂等からなる手袋,帽子等であっても
よく任意である。
【0008】まず、合成樹脂を主成分として形成された
周知形状の長靴Aを、マスキング型B内に挿入する(図
1(a) )。
【0009】上記マスキング型Bは、長靴Aと略同形状
の内面形状とした内部空間bを設け、そしてその外表面
任意箇所に内部空間bと連通する塗装窓1を切欠形成し
てなるものである。また、上記塗装窓1の形状(単なる
丸や角型等のありふれた形状、あるいは文字、絵柄等の
簡単なものから複雑なものまで任意)は限定されず任意
であり、またその切欠場所,切欠数も限定されず適宜変
更可能なものである。さらに、マスキング型Bは長靴
(軟質成型物)Aと略同形状の内面形状とした内部空間
bを設けていれば、その全体外形は長靴形状(軟質成型
物形状)に限らず任意な形状でよく、また材質は、例え
ば金属,硬質ゴム,硬質樹脂等で所定圧のエアーを掛け
た時に変形しない程度に硬質なものや、あるいは軟質樹
脂,軟質ゴム等の軟質なもののいずれであってもよく何
等限定されるものではない。
【0010】そして次に、上記長靴Aと略同形状に形成
された膨脹,収縮可能な膨脹体Cを、所望なエアー供給
側(図示省略するがエアーコンプレッサー等)と連絡す
ると共に、非膨脹状態(収縮状態)のまま上記マスキン
グ型B内に挿入されている長靴A内に挿入する(差入れ
開口部2から挿入,図1(a) )。また、最初にこの膨脹
体Cを長靴A内に挿入し、そしてその後、長靴Aをマス
キング型B内に挿入するものとしてもよく任意であり必
要に応じて変更適用可能である。
【0011】上記膨脹体は、気密性を有する、例えばゴ
ムシート,ビニルシート等により軟質成型物(長靴)A
と略同形状に膨脹,収縮可能に形成される。尚、膨脹体
Cは伸縮性のあるものが望ましいが、軟質成型物Aを充
分、かつ強固にマスキング型Bの内面b′に押圧可能な
ものであれば非伸縮性のものであってもよい。
【0012】そして、上記挿入されている膨脹体C内に
所定圧のエアー(長靴Aを型内面b′に充分、かつ強固
に押圧可能な圧、例えば0.5〜2.0kg/cm2
度のエアー圧)を注入して充分に膨脹させると、該膨脹
体Cは長靴Aを内側から押圧し、その外表面a全域を満
遍なくマスキング型Bの内面b′に押圧して長靴Aとマ
スキング型Bとを密着させれば、塗装窓1回りが充分に
シールされている状態となる(図1(b) )。尚、上記マ
スキング型Bが堅固な構造であればエアー圧は上記範囲
より高くても良いことは勿論である。
【0013】そして、その後上記押圧状態を保持したま
ま上記マスキング型Bの塗装窓1から覗く長靴Aの外表
面任意箇所a′を、スプレー等の塗装手段Dにて塗装し
て部分塗装部Eを形成する(図1(c) ,(d) )。尚、塗
装手段Dは刷毛塗り等であってもよく任意であり上記手
段に限定されない。
【0014】また上記実施例は、軟質成型物Aと略同形
状に膨脹する膨脹体Cを軟質成型物A内に挿入し、該膨
脹体Cの膨脹により軟質成型物Aの外表面aをマスキン
グ型B内面に押圧するものであるが、本発明はこれに何
等限定されるものでなく、軟質成型物Aの外表面aをマ
スキング型B内面に押圧できる構成であればよく、例え
ば膨脹体Cを介することなく軟質成型物A内に直接所定
圧のエアーを注入するものであってもよく、この場合差
入れ開口部2(長靴等の足差入れ開口部,手袋等の手差
入れ開口部等)を有するものは、その開口部2を何等か
の手段Fにより密閉する必要がある(図2参照)。
【0015】また、このように軟質成型物A内に直接エ
アーを注入するタイプによれば、上記差入れ開口部2を
有しないもの、例えばエアークッション,浮輪等の軟質
成型物(エアー注入部3は有している)であっても本発
明の使用は可能である(図3参照)。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記構成を有するため、確実か
つ簡単に軟質成型物の所要箇所を部分塗装できる塗装方
法の提供が図れる。即ち、従来軟質成型物において行っ
ていた部分塗装におけるシール材による方法では、塗装
対象がゴム長靴や塩化ビニル手袋等の軟質成型物であっ
たため、密着(シール)が不充分となることがあった
が、本発明によれば上記構成により確実なシール効果が
得られるため塗装不良品の発生がなく、また簡単工程で
済むため作業性がよく製造作業全体の作業能率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す工程概略図
【図2】他の実施例を示す縦断側面図
【図3】さらに他の実施例を示す縦断側面図
【符号の説明】
A:軟質成型物 a:外表面 B:マスキング型 b:内部空間 b′:内面 C:膨脹体 D:塗装手段 E:部分塗装部 1:塗装窓

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗装窓を任意箇所に切欠してなるマスキン
    グ型内に、所望な軟質成型物を挿入し、次にその軟質成
    型物内に所定圧をかけて軟質成型物の外表面を上記型内
    面に押圧し、その後上記押圧状態を保持したまま上記型
    の塗装窓から覗く軟質成型物の任意箇所を塗装すること
    を特徴とする軟質成型物の塗装方法。
  2. 【請求項2】軟質成型物と略同形状に膨脹する膨脹体を
    成型物内に挿入し、該膨脹体の膨脹により成型物の外表
    面をマスキング型内面に押圧することを特徴とする請求
    項1記載の軟質成型物の塗装方法。
  3. 【請求項3】軟質成型物が長靴あるいは手袋であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の軟質成型物の塗装方
    法。
JP30043393A 1993-11-30 1993-11-30 軟質成型物の塗装方法 Expired - Lifetime JP2506558B2 (ja)

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JPH07155682A JPH07155682A (ja) 1995-06-20
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