JP2002347114A - フィルム被覆装置とフィルム被覆方法 - Google Patents

フィルム被覆装置とフィルム被覆方法

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JP2002347114A
JP2002347114A JP2001154027A JP2001154027A JP2002347114A JP 2002347114 A JP2002347114 A JP 2002347114A JP 2001154027 A JP2001154027 A JP 2001154027A JP 2001154027 A JP2001154027 A JP 2001154027A JP 2002347114 A JP2002347114 A JP 2002347114A
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JP
Japan
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receiving jig
molded product
molding machine
bag
jig
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JP2001154027A
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English (en)
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Hiroki Fuse
博樹 布瀬
Tatsuya Yamamoto
達也 山本
Motoaki Ito
元彰 伊藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裏面に折り返しがある成形品にプラスチック
フィルムを被覆するフィルム被覆装置において、成形品
の変形防止用の受け治具は、成形機内に組み込んだまま
とし、成形品のみを成形機に組み込んだり、取り出した
りすることのできるフィルム被覆装置を提供することを
目的とするものである。 【解決手段】 成形品7の裏面に挿入された伸縮性ある
いは変形可能な材料で構成された伸縮性受け治具12の
開口部13を、圧縮空気の接続口11に接続し、伸縮性
受け治具12への圧縮空気の排気、充填により、伸縮性
受け治具12を収縮、膨張させ、成形品7の組み込み、
取り外しを容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等の家庭用
電気機器の外装筐体に加飾等の目的からプラスチックフ
ィルムを被覆するフィルム被覆装置とフィルム被覆方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵庫等の家庭用電気機器の外装
筐体は加飾等の目的から塩化ビニール、アクリル等のプ
ラスチックフィルムを被覆することがあり、そのため
に、真空圧空成形機を用いて5kg/cm2 程度の圧縮
空気によりプラスチックフィルムを板厚0.5〜1.0m
m程度の外装筐体等の成形品に押し付ける場合、空気圧
により成形品が変形することがあり、それを防止するた
め、成形品内面に沿った受け治具を用いている。
【0003】上記プラスチックフィルムを被覆する成形
品の形状に、裏面に折り返しがある場合、従来は、図4
のフィルム被覆装置の構成図に示すように、裏面折り返
し1がある成形品2の裏面全体に密接する受け治具は、
抜きを考えて、裏面折り返し1に対応する折り返し部分
用受け治具3、4と、中央平面5に対応する中央平面部
分用受け治具6の複数個の受け治具に分割する必要があ
る。
【0004】上記分割受け治具を成形機内に予め組み込
んだ上で、裏面折り返し1がある成形品2を分割受け治
具にセットすることは、成形品2の裏面折り返し1が邪
魔をしてセットできない。このことから、先ず、成形機
に組み込む前に、裏面折り返し1がある成形品2に、複
数個に分割した折り返し部分用受け治具3、4と、中央
平面部分用受け治具6とをそれぞれ別々にセットし、そ
の後に、裏面折り返し1がある成形品2を成形機に組み
込むことが必要であり、また、成形品2の上に圧縮空気
を吹き付けてプラスチックフィルムを被覆した後、分割
受け治具が組み込まれた状態で成形品2を成形機から取
り出し、成形品2から折り返し部分用受け治具3、4と
中央平面部分用受け治具6を外すことが必要であり、成
形機の外部で成形品2毎に分割受け治具の組み込み、取
り外し作業を要し、時間を要するという問題を有してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、家庭用
電気機器の外装筐体等の成形品に加飾等の目的からプラ
スチックフィルムを被覆する場合、作業効率の点から、
成形品の変形防止用の受け治具は、成形機内に組み込ん
だままとし、成形品のみを成形機に組み込んだり、取り
出したりできることが要求される。
【0006】しかるに、裏面折り返しがある成形品にプ
ラスチックフィルムを被覆する場合は、上記のように、
従来のフィルム被覆装置によると、成形品を成形機に組
み込む前に、分割受け治具を予め成形品にセットし、ま
た、プラスチックフィルムが被覆された成形品を成形機
から取り出した後に、成形品から分割受け治具を取り外
すことが必要であり、成形品への分割受け治具の組み込
み、取り外しに時間を要し、生産性の点から問題があっ
た。
【0007】本発明は上記の課題を解決するもので、裏
面折り返しがある成形品にプラスチックフィルムを被覆
する場合、成形品の変形防止用の受け治具は、成形機内
に組み込んだままとし、成形品のみを成形機に組み込ん
だり、取り出したりすることのできるフィルム被覆装置
とフィルム被覆方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、裏面折り返しがある成形品にプラスチ
ックフィルムを被覆するフィルム被覆装置であって、成
形機内に挿入した成形品の裏面折り返しを成形機内の固
体治具で支持し、前記固体治具の間を通って成形品の裏
面に挿入された伸縮性あるいは変形可能な材料で構成さ
れたバッグ状の受け治具の開口部を圧縮空気の接続口に
接続したフィルム被覆装置であり、成形品の変形防止用
の受け治具を、成形機内に組み込んだままとし、成形品
のみを成形機に組み込んだり、取り出したりできるもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、裏面折り返しがある成形品にプラスチックフィルム
を被覆するフィルム被覆装置であって、成形機内に挿入
した成形品の裏面折り返しを成形機内の固体治具で支持
し、前記固体治具の間を通って成形品の裏面に挿入され
た伸縮性あるいは変形可能な材料で構成されたバッグ状
の受け治具の開口部を圧縮空気の接続口に接続したフィ
ルム被覆装置であり、伸縮性あるいは変形可能な材料で
構成されたバッグ状の受け治具に圧縮空気を充填、排気
することにより、バッグ状の受け治具を膨張、収縮さ
せ、裏面折り返しがある成形品のバッグ状の受け治具へ
の組み込み、取り外しを容易にするという作用を有す
る。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、バッグ
状の受け治具を成形品の裏面にセットする時は、バッグ
状の受け治具から圧縮空気を排気してバッグ状の受け治
具を収縮させ、バッグ状の受け治具を成形品の裏面に押
圧する時は、成形品表面にプラスチックフィルムを被覆
するために吹き付ける圧縮空気と同気圧の圧縮空気をバ
ッグ状の受け治具に充填してバッグ状の受け治具を膨張
させ、成形品の裏面と表面を押圧する圧力を相殺させ、
成形品の変形を防止する請求項1に記載のフィルム被覆
装置による被覆方法であり、バッグ状の受け治具を成形
品の裏面にセットする時は収縮させ、バッグ状の受け治
具を成形品の裏面に押圧する時は成形品表面にプラスチ
ックフィルムを被覆するために吹き付ける圧縮空気と同
気圧の圧縮空気で膨張させることにより、成形品のバッ
グ状の受け治具への組み込み、取り外しを容易にすると
ともに、圧縮空気により成形品が変形するのを防止する
という作用を有する。
【0011】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0012】(実施の形態)図1は本発明の実施の形態
におけるフィルム被覆装置の、成形品を成形機にセット
した初期の状態の構成図、図2は同フィルム被覆装置
の、受け治具を成形品に押し当てた状態の部分構成図、
図3は同フィルム被覆装置の、成形品を成形機から取り
出す状態の部分構成図であり、板厚0.5〜1.0mm程
度の成形品7を成形機内に挿入し、成形品7の裏面折り
返し8を成形機内の固体治具9で支持することにより、
成形品7を成形機内の一定の位置に固定し、成形機内に
おいて、前記固体治具9を固定する固定治具10の接続
口11に、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなるゴム
バッグで構成された伸縮性受け治具12の開口部13が
接続され、圧縮空気を供給または排気するパイプ14が
成形機内の成形品7の表面および固定治具10の接続口
11に接続されている。
【0013】上記構成のフィルム被覆装置は、まず、図
1の成形品を成形機にセットした初期の状態の構成図に
示すように、成形品7を成形機内に挿入し、成形品7の
裏面折り返し8を成形機内の固体治具9で支持すること
により、成形品7を成形機内の一定の位置に固定する。
その状態において、成形機内の固定治具10の接続口1
1に開口部13が接続された伸縮性受け治具12が収縮
した状態で、固体治具9の間を通って成形品7の裏面内
部にセットされる。
【0014】次に、図2の受け治具を成形品に押し当て
た状態の部分構成図に示すように、固定治具10の接続
口11から伸縮性受け治具12の開口部13を通って伸
縮性受け治具12内に、5kg/cm2 程度の圧縮空気
を充填することにより、伸縮性受け治具12が膨張して
成形品7の裏面内部隅々および固体治具9に外形を沿い
つつ密着し、成形品7の裏面を押圧することになる。こ
の状態で、成形品7の表面に圧縮空気を吹き付けてプラ
スチックフィルムを被覆するのであるが、この時、伸縮
性受け治具12内に充填された圧縮空気とプラスチック
フィルム被覆用の圧縮空気とが同気圧であるので、互い
の圧力が相殺し合い、成形品7の変形を防止する。
【0015】次に、図3の成形品を成形機から取り出す
状態の部分構成図に示すように、成形品7上にプラスチ
ックフィルムを被覆した後、伸縮性受け治具12内の圧
縮空気を排気することにより、伸縮性受け治具12が収
縮し、成形品7の裏面折り返し8が邪魔にならない程度
に小さくなり、成形品7を伸縮性受け治具12および固
体治具9から容易に取り出すことができる。
【0016】なお、成形品7の裏面折り返し8を支持す
る固体治具9は伸縮性受け治具12が収縮した状態にお
いて、成形品7を支える作用があるとともに、伸縮性受
け治具12が必要以上に広がらないようにする作用があ
る。
【0017】以上のように、本実施の形態におけるフィ
ルム被覆装置によれば、成形品7に裏面折り返し8があ
る場合でも、伸縮性受け治具12は、成形品7の裏面内
部を押圧する場合に膨張し、成形品7から取り外す場合
に収縮するので、伸縮性受け治具12は成形機中に常に
セットしたままとし、成形品7のみを、その都度、成形
機に組み込んだり、取り出したりでき、作業効率が向上
するものである。
【0018】なお、本実施の形態ではゴムバッグからな
る伸縮性受け治具12で説明したが、受け治具を固定し
た成形機への成形品7の出し入れに際して、成形品7の
裏面折り返し8が受け具に引っかからないように、受け
治具を塩化ビニール、アクリル、ウレタン等の変形可能
な樹脂から構成されたフィルムバッグ形状のものでもよ
いことは当然である。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明のフィルム被覆装
置によれば、成形機に伸縮性あるいは変形可能な受け治
具を固定することにより、裏面折り返しがある成形品で
も、容易に受け治具に組み込み、取り出しができ、伸縮
性あるいは変形可能な受け治具の成形品裏面への押圧に
より成形品に変形を生じさせずに、プラスチックフィル
ムを成形品に被覆することができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるフィルム被覆装置
の、成形品を成形機にセットした初期の状態の構成図
【図2】本発明の実施の形態におけるフィルム被覆装置
の、受け治具を成形品に押し当てた状態の部分構成図
【図3】本発明の実施の形態におけるフィルム被覆装置
の、成形品を成形機から取り出す状態の部分構成図
【図4】従来のフィルム被覆装置の構成図
【符号の説明】
1,8 裏面折り返し 2,7 成形品 3,4 折り返し部分用受け治具 5 中央平面 6 中央平面部分用受け治具 9 固体治具 10 固定治具 11 接続口 12 伸縮性受け治具 13 開口部 14 パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 元彰 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3E051 AA03 BA20 EA01 EB08 4F211 AG03 AG23 SA17 SC01 SC06 SD01 SG01 SJ06 SJ21 SP12 SP13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面折り返しがある成形品にプラスチッ
    クフィルムを被覆するフィルム被覆装置であって、成形
    機内に挿入した成形品の裏面折り返しを成形機内の固体
    治具で支持し、前記固体治具の間を通って成形品の裏面
    に挿入された伸縮性あるいは変形可能な材料で構成され
    たバッグ状の受け治具の開口部を圧縮空気の接続口に接
    続したフィルム被覆装置。
  2. 【請求項2】 バッグ状の受け治具を成形品の裏面にセ
    ットする時は、バッグ状の受け治具から圧縮空気を排気
    してバッグ状の受け治具を収縮させ、バッグ状の受け治
    具を成形品の裏面に押圧する時は、成形品表面にプラス
    チックフィルムを被覆するために吹き付ける圧縮空気と
    同気圧の圧縮空気をバッグ状の受け治具に充填してバッ
    グ状の受け治具を膨張させ、成形品の裏面と表面を押圧
    する圧力を相殺させ、成形品の変形を防止する請求項1
    に記載のフィルム被覆装置によるフィルム被覆方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005178368A (ja) * 2003-11-25 2005-07-07 Dainippon Printing Co Ltd ラミネート装置およびラミネート方法
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