JPH0810637Y2 - 回動爪式ロック機構 - Google Patents

回動爪式ロック機構

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JPH0810637Y2
JPH0810637Y2 JP745190U JP745190U JPH0810637Y2 JP H0810637 Y2 JPH0810637 Y2 JP H0810637Y2 JP 745190 U JP745190 U JP 745190U JP 745190 U JP745190 U JP 745190U JP H0810637 Y2 JPH0810637 Y2 JP H0810637Y2
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locking
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JP745190U
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正巳 上原
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、回動爪式ロック機構に関する。
[従来の技術] 第7図に従来の回動爪式ロック機構を示す。ロック部
材1は、ロック方向(矢印A方向)と平行に配置される
アーム部2、このアーム部2の一端部に設けたロック方
向に対して直角に突出する爪3、アーム部2の他端部の
取り付け部4、アーム部2の爪3側の下部に設けたロッ
ク用ツマミ5からなり、前記取り付け部4にあけた真円
の軸穴4aに嵌合する円形断面の支持軸6により回動可能
に支持された構造である。
[考案が解決しようとする課題] 上記回動爪式ロック機構において、図示略の被ロック
物はロック部材1の爪3により矢印A方向の移動を拘束
される。すなわち、ロックされる。しかし、実際には、
支持軸6の中心が爪3に働く力の作用線上にないので、
被ロック物から矢印A方向の力が爪3に加わった時、そ
の力はロック部材1にモーメントとして働き、ロック部
材1が支持軸6を中心として回転して爪3が矢印B方向
に逃げてしまい、ロック機能が損なわれるという問題が
あった。
本考案は上記従来の欠点を解消するためになされたも
ので、確実なロックを行う回動爪式ロック機構を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決する本考案は、一端部を中心として回
動可能に支持されたロック部材の他端部にロック方向に
対して直角方向に突出する爪を備えた回動爪式ロック機
構において、 前記ロック部材の前記一端部を、回動可能であると同
時にロック方向に若干距離だけ移動可能にあそびをもっ
て支持し、前記ロック部材の爪側端部に近接した位置
に、ロック部材が前記あそび分だけロック方向に移動し
た時に爪側端部を受ける突部を設けたことを特徴とする
回動爪式ロック機構である。
[作用] 上記構成において、ロック部材の爪にロック方向の力
が働いた時、ロック部材はあそび分だけロック方向に移
動し、ロック部材の爪側端部を突部が受ける状態とな
る。したがって、ロック部材はこの突部で回転を拘束さ
れ、爪が逃げることは防止され、確実なロックが行われ
る。
[実施例] 以下、本考案の回動爪式ロック機構の一実施例を第1
図〜第6図を参照して説明する。
この実施例は、フロッピディスクドライブ等の外部装
置を内蔵させた外部装置接続用ケース上にパソコン本体
を着脱可能に載置したドッキング方式のラップトップ型
パソコンにおける前記パソコン本体と外部装置接続用ケ
ースとの結合部のロック機構として適用したものであ
る。
第4図は上記ドッキング方式のラップトップ型パソコ
ン10の全体側面図で、パソコン本体11は外部装置接続用
ケース(以下、接続用ケースと略す)12上に着脱可能に
載置されている。この接続用ケース12には、詳細は省略
するがフロッピディスクドライブ、印刷制御用プリント
配線基板、電源等が内蔵されている。
前記パソコン本体11の底面には、裏返して示した第6
図のように、四隅に足13を持ち、前方中央部に、底面よ
り若干突出するカギ形の係止片14を取り付けている。ま
た、液晶による表示部はヒンジ式の蓋部15の内面に設け
られている。符号16は出没可能な取っ手である。
前記接続用ケース12の上面の前方中央部には、第5図
に示すように凹部17が形成され、この凹部17に詳細は後
述する結合用金具18が設けられている。また、接続用ケ
ース12の上面の四隅には、前記パソコン本体11の足13が
入る若干長い凹部19が設けられ、後部中央には接続用ケ
ース12内のフロッピディスクドライブ等をパソコン本体
11に電気的に接続するためのコネクタ20が取り付けられ
ている。
前記パソコン本体11側の係止片14と接続用ケース12側
の結合用金具11とによる結合部の詳細を第2図、第3図
により説明する。
前記結合用金具18は、鉄板を打ち抜き互いに逆方向に
直角に折り曲げて段状に形成した前方部18aと後方部18b
とを持ち、後方部18bには側方に直角に折り曲げて形成
した軸支持部18cを持つ形状であり、前記前方部18aが接
続用ケース12の前記凹部17に前方向きに水平に突出し、
後方部18bは接続用ケース12の内部にねじ30で固定され
ている。
前記結合用金具18の軸支持部18cに支持軸22が固定さ
れ、この支持軸22に本考案一実施例の回動爪式ロック機
構のロック部材21が、回動可能に、かつ、ロック方向
(矢印A方向)に若干距離だけ移動可能にあそびをもっ
て取り付けられている。すなわち、このロック部材21
は、ロック方向と平行に配置されるアーム部21c、この
アーム部21cの前方端(第2図で右方端)にロック方向
に対して直角に突出して設けられ接続用ケース12の凹部
17にあけた開口17aから突出する爪21a、アーム部21cの
後方端に設けた取り付け部21d、接続用ケース12にあけ
た開口12aから下方に突出するロック解除操作のための
ロック用ツマミ21bを持ち、前記取り付け部21dにはロッ
ク方向に若干長い長円穴21eがあけられ、この長円穴21e
に前記支持軸22が嵌入されている。そして、接続用ケー
ス12の前面部内面に、ロック部材21が前記長円穴21eの
支持軸22に対するあそび分だけロック方向(矢印A方
向)に移動した時に爪側端部を受ける突部12bが形成さ
れている。また、支持軸22にはロック部材21を第2図に
おいて反時計方向に付勢するねじりコイルばね23が取り
付けられている。
次に上記のパソコン本体11を接続用ケース12上に結合
しロックする操作について説明する。
パソコン本体11を接続用ケース11上の所定位置より若
干前方寄りの位置において、パソコン本体11の底面の足
13を接続用ケース12上面の凹部19に入れ、次いで後方に
移動させると、パソコン本体11の係止片14が接続用ケー
ス12の凹部17面と係合用金具18との間にはまり込んで、
パソコン本体11が上方に外れるのが防止され、同時にロ
ック部材21の爪21aが接続用ケース12の開口17aから突出
して、前記係止片14をロックし、パソコン本体11が前方
に外れることは防止される。さらに、パソコン本体11の
足13が接続用ケース12側の凹部19に嵌合することで、パ
ソコン本体11の左右の振れは防止される。
上記のように接続用ケース12に結合されたパソコン本
体11を接続用ケース12から取り外す場合は、指24でロッ
ク用ツマミ21bを押し下げると、ロック部材21がねじり
コイルばね23の反力に抗して支持軸22を中心として時計
方向に回転し、爪21aが係止片14から外れ、パソコン本
体11を前方に引き出すことが可能となる。パソコン本体
11を前方に引き出すと、係止片14が結合用金具18から外
れ、同時にパソコン本体11の後部のコネクタが接続用ケ
ース12側のコネクタ20から外れる。
上記操作において、パソコン本体11を接続ケース12と
結合しロックする際には、ロック部材21にロック方向
(矢印A方向)と逆方向の力がかかるので、ロック部材
21は第1図(イ)に示すように突部12bから離れた状態
となり、爪21aが下方に下がることができるので、上記
の結合およびロック操作の支障とならない。
そして、ロック部材21の爪21aがパソコン本体11の係
止片14を一旦ロックした後、パソコン本体11の係止片14
から爪21aにロック方向(矢印A方向)の力が加わる
と、ロック部材21が長円穴21eとのあそび分だけ前方に
移動して、第1図(ロ)に示すように、ロック部材21の
爪側端部が突部12b上に位置し、ロック部材21が下方
(矢印B方向)に回転するのを防止する。すなわち、爪
21aが下方に逃げてロックが解除されてしまうことを防
止する。
また、第1図(ロ)のロック状態において、指24でロ
ック部材21のロック用ツマミ21bを押し下げてロック解
除する際には、指から受ける力を示す矢印C(力CはC1
とC2とに分解される)のごとく、下向きの力(C1)とと
もにロック方向と反対方向の力(C2)も加わるので、ロ
ック部材21がやはり第1図(イ)のように突部12bから
離れた状態となり、ロック解除動作を妨げない。
なお、ロック部材21を回動可能にかつロック方向に若
干距離だけ移動可能にあそびをもって支持する手段とし
ては、実施例のようにロック部材21の取り付け部21cに
長円穴21dを設ける方式に限らず、例えば支持軸22自体
を若干距離だけ移動可能に設ける等、種々の方式が考え
られる。
また、ロック部材21の爪側端部を受ける突部として
は、実施例のようにケース本体と一体に形成したものに
限らない。
また、実施例はドッキング方式のラップトップ型パソ
コンの結合構造部のロック機構に本考案を適用したもの
であるが、これに限らず、一端部に爪を持ち他端部で回
動可能に支持された種々の回動爪式のロック機構に適用
することができる。
[考案の効果] 本考案は上記の通り構成されているので、次のような
効果を奏する。
ロック部材の爪にロック方向の力が加わった時に爪が
ロック解除方向に逃げることが防止され、確実なロック
を行うことが可能となった。
また、確実なロックを行うために特別の操作をする必
要がなく、操作性が極めて良好である。
また、極めて簡単な構造で上記の効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の回動式ロック機構をドッキン
グ方式のラップトップ型パソコンの結合部のロック機構
に適用した一実施例を示すもので、第1図(イ)および
(ロ)はロック部材の2つの状態をそれぞれ示す説明
図、第2図は上記結合部の断面図、第3図は第2図にお
ける要部のI矢視図、第4図は上記ラップトップ型パソ
コンの全体側面図、第5図は外部装置接続用ケースの斜
視図、第6図はパソコン本体の裏返しに置いた状態の斜
視図、第7図は従来の回動爪式ロック機構の説明図であ
る。 12b……突部、18……結合用金具、21……ロック部材、2
1a……爪、21b……ロック用ツマミ、21c……アーム部、
21d……取り付け部、21e……長円穴、22……支持軸、矢
印A……ロック方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部を中心として回動可能に支持された
    ロック部材の他端部にロック方向に対して直角方向に突
    出する爪を備えた回動爪式ロック機構において、 前記ロック部材の前記一端部を、回動可能であると同時
    にロック方向に若干距離だけ移動可能にあそびをもって
    支持し、前記ロック部材の爪側端部に近接した位置に、
    ロック部材が前記あそび分だけロック方向に移動した時
    に爪側端部を受ける突部を設けたことを特徴とする回動
    爪式ロック機構。
JP745190U 1990-01-29 1990-01-29 回動爪式ロック機構 Expired - Lifetime JPH0810637Y2 (ja)

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JP745190U JPH0810637Y2 (ja) 1990-01-29 1990-01-29 回動爪式ロック機構

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JP745190U JPH0810637Y2 (ja) 1990-01-29 1990-01-29 回動爪式ロック機構

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Publication Number Publication Date
JPH0399163U JPH0399163U (ja) 1991-10-16
JPH0810637Y2 true JPH0810637Y2 (ja) 1996-03-29

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ID=31511109

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JP745190U Expired - Lifetime JPH0810637Y2 (ja) 1990-01-29 1990-01-29 回動爪式ロック機構

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JP6268392B2 (ja) * 2014-06-05 2018-01-31 株式会社タニタ ロック構造、および、電子機器
JP6413984B2 (ja) * 2015-09-01 2018-10-31 株式会社デンソーウェーブ セキュリティ用通信装置

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JPH0399163U (ja) 1991-10-16

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